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スタジオ「ブマイエ」掲示板

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[183] ’14.10.22　北関東プロレス　香坂澪vsﾏｰﾘﾝ・ｴﾝｼﾞｪﾙ　第3戦 ブマイエ新聞 - 2015年05月01日 (金) 20時27分 過去2戦、ただぼろぼろにやられた女王ﾏｰﾘﾝと香坂澪の試合 ﾘﾝｸﾞｻｲﾄﾞでこの試合を厳しい表情で見ているｷｬﾃｨ 色々な思惑が交差する試合となった またしても賭けが行われ、マーリンはＴＤＬでの荷物持ちを、澪はキャティとの再戦を要求する 試合は珍しい澪の試合前の張り手から始まる。 先制のﾄﾞﾛｯﾌﾟｷｯｸからﾊﾞｯｸﾄﾞﾛｯﾌﾟを狙うが河津掛けで返したマーリンが素早くキーロックで腕を締め上げる。 強引なパンチで逃げ出す澪だが、すぐさまﾊｰﾌﾎﾞｰﾄﾞｽﾄﾚｯﾁにかえして、ねちっこくグランドで攻め続けるマーリン 地味にだがなかなか脱出を許さないマーリンの技は澪にダメージとスタミナのロスを与えていく。 しかし、澪があと数センチでロープに届くというところ、マーリンは突然技を解き立ち上がる。 余裕と邪悪な冷たい笑みで見下ろすマーリンに、澪は一瞬飲まれながらも怒りを露わに掌底を打ち込む その掌底をあえてまともに受けつつ耐え切ると、同じ掌底を打ち返すマーリン。ガードした澪の身体が吹き飛んでしまう。 このままクロスカウンターも交えて掌底の攻防をする二人だが体格、技術に勝るマーリンが有利になっていってしまう。 そして最後に見事なスエーで澪の掌底をかわしたマーリンが鋭角なフック気味の掌底でこの打撃戦を制した。 意識が半ば飛んだ澪にローキックの連打で動きまで止めてしまう。 棒立ちになった澪に、先制のお返しのドロップキック フォーム、威力と共に澪のそれを上回る そして珍しいヘッドバッド合戦でごつごつとした音が場内に響いていく。 打ち負けたかに見えた澪が逆に至近距離の状態を利用して、反撃の掌底！ さすがに避けきれずに受けたマーリンがついに大の字にマットに倒れる。 ここは攻勢にとブレーンバスターにいく澪だったが… 大ダメージを受けたと演技していたマーリンは、持ち上げられたところでくるりと体制を入れ替えて背後に回ると ローキックで傷めつけた脚に低空ドロップキック！！ 片足の効かなくなった澪を立ち上がらせると、低空の高速投げっぱなしジャーマン！！ 澪も不十分な体制でバックドロップを打ち込むが、マーリンにはまったく効かずに、 逆にサイドスープレックスで投げ返してしまう。 それでも本能で澪は前から組み付いてフロントスープレック、続いてジャーマンスープレックスを狙うが、 ここでもマーリンはわざと投げられ、ノーダメージ振りをアピールする。 澪の顔に屈辱への怒りが浮かぶが・・・ 観客からはあまりの圧倒的なさに罵声すら飛んでくる グランド、関節、投げ、飛び技、すべてマーリンが澪を上回り、 わざと受けて倍返しをしておちょくっているのが観客たちにもわかりだしていた。 澪の怒りの掌底を身をすくめてかわすと、胴を抱きすくめながらくるりと回してツームストンパイルドライバーに・・・ 澪の脳天を垂直にマットに突き刺していく。 しかも、そのまま今度は反対にしてドリアホールパイルドライバーの体制で頭部への連打かた思わせるが・・・ マーリンは澪の腕をまたいでいき、なんとスタイルズクラッシュの体制に！！ 必死に逃れようとする澪をあざ笑うように、飛び上がり水平にして澪の顔面をマットに打ち付ける！！ このままフォールかと思われただのが、マーリンはそのまま立ち上がり澪の腕をフックしていく。 そして片足をとり逆片エビ固めに・・・ 逃れられない体制でのマーリンロック�T！！ 絶体絶命の体制に観戦していたキャティがリングサイドでギブアップしろと叫ぶほどだ 胸を押しつぶされ、膝を抜かれながら必死にギブアップを拒む澪だが… 冷徹に笑ったマーリンは、今度は逆片エビから変形ヒールホールドに移行するマーリンロック�U！！ キャティの叫び、観客のどよめきが怒るなから、声も出せない、動くこともできない澪が最後のギブアップ拒否をする そして容赦なくねじり続けていくマーリンだが・・・ ここで肘をばたつかせた澪の行動をギブアップと勘違いしたレフリーがゴングを要請 誤審だったが…壊されなかったことに安堵するキャティ、及び観客 大の字になる澪に無理やり水をかけて起こすマーリンはギブアップをしたかどうか尋ねる 突っかかってくる澪に事態を悟るマーリン。 冷たい無関心の表情を送り、キャティだけに視線を送って去っていく 実力差と相手にされていないことを悟ると、涙を流しマットを叩いて悔しがる澪だった・・・

[184] 試合後の両選手のインタビュー ブマイエ新聞 - 2015年05月01日 (金) 20時31分 記者> ・・・・遅いなあ・・・・（メインの試合までは少し時間があったので、澪の控室前に集まっていた記者。 圧倒的な試合であったが、人気の高い澪から敗戦のコメントを聞き出そうと待ち構えていた。 だが、思ったより戻ってくるのが遅い、記者は場所を間違えたか既に会場を出たかと不審に思い出していた 香坂澪 > 記者団が待ちかまえているところへようやく訪れる人影。 それは、両肩をセコンドに借りて足を引きずりながら控室へと戻ってきた澪だった。 その途端に詰め寄ってくる記者たちにセコンドが体を張って澪から遠ざけていく。 記者>「香坂さーん！お疲れのところすいません。コメントよろしいですか？ あとでTKOに訂正されましたが、レフリーがギブアップをとり試合を止めたことは不服でしょうか？ 北関東に抗議なさいますか？」（制止するセコンドにめげずに、質問を投げる記者） 香坂澪 > 「・・・・・・いえ、抗議は・・・しません。あれは・・・・・・私の完敗です・・・・・・」 今も残る足の痛み、そして試合後のマーリンの冷たい視線に貫かれた悔しさに歯をかみしめながら絞り出すように言葉を紡ぐ澪。 記者>「さすが、香坂さん。潔いですね・・・」（メモを走らせる記者たち） 「それにしても、試合前に反則や凶器を使わない自分のほうが相手の脅威・・・ といっていたマーリンの言葉の意味が分かりませんでしたが・・・・ グランド、関節、打撃、投げ、フィジカル、スピード・・・・ 全てで香坂さんの技を受けながらなお圧倒的な差を見せつけることで、香坂澪というレスラーの存在すら消しにかかった ・・・・そんな恐ろしさメッセージを感じましたが、マーリンの言葉とともにふりかえられていかがでしたか？」 香坂澪 > 「潔くなんかありません！・・・・・・何一つ、マーリンさんには通じなかった・・・！ 私が繰り出した技を跳ね返して叩き潰されて・・・・・・また、一から出直しです。 必ず・・・マーリンさんに私を刻み込んで見せる・・・！」 涙をこぼした跡が残る顔を上げ、決意を表す澪にカメラのフラッシュが集中する。 セコンドたちがもういいだろう、と記者たちを押しのけ、澪の姿は控室のドアに隠されていった。 記者> 記者「・・・・よほどのショックだったんだろうな・・・・見ている俺たちさえそうだったんだからな ・・・・少しそうってしておいてあげるか・・・・」（澪の状態をおもばかって次の試合に向かう記者たち） 続いてマーリンへのインタビュー 記者：「失礼します、試合後のコメントをよろしいでしょうか？」 ところは変わって勝者のマーリンの控室のドアをノックする記者。 その後ろにも記者たちが控え、カメラを構えて勝者の姿を写そうとしている。 マーリン・エンジェル > あら・・・・記者さん達・・・・珍しいわね。私にコメントを取りに来るなんて。 ・・・・まあ、この後、プロモーターとの食事会もあるから手短にね （タオルで顔を吹きながら涼しい顔で応えるマーリン） 記者：「それでは・・・今日の対戦はＤＷＦの香坂選手が相手でしたが、完璧な試合展開でしたね。 相手の技を受け止めてそれ以上のパフォーマンスを見せる、まさに横綱相撲と言った感じでした。 決着ははっきりしないものではありましたが、その後香坂選手に失望したような印象を受けましたが、 それほど弱い相手だったのでしょうか？」 記者たちのカメラのフラッシュが焚かれる室内で記者がマイクを向けながらコメントを求めていく。 マーリン・エンジェル > ありがとう・・・・そういうふうに試合を作るつもりで、 澪を含めてコントロールしたつもりだから、そう見てもらって嬉しいわ （ふっふふ、とどこまで本気かわからない魅力的な笑みを記者たちに向ける） うーん・・・・実力差は見ての通りよ。でも、それは最初からわかっていたこと。特にそのことで失望したわけでもないわ ・・・・弱いとは思わないけどな・・・技もガッツも充分だし。貴方達もそう思っているんでしょう？ 記者：「そうですね。マーリンさんと比較するのは失礼になるかもしれませんが、確かに実力はありますし、 ガッツもあります。負けず嫌いからか、ギブアップをなかなかしないというところはありますが、 総合していいレスラーだと思いますよ」　 実力ではないのなら何なのか、マーリンが何を思ったか考えながら返していく記者。 マーリン・エンジェル > 実際にこうやって他団体でもファンの支持を集めているんだからいいレスラーよね。 まあ、あまり多くは言えないけれど・・・・プロレスは相手がいてなりたつものよ。 まだそこら辺がわかっていない・・・・それだけよ （このことに関してはそれ以上言うつもりはないという態度のマーリン） 記者：「裏返していえば、香坂選手は相手を見ていない、と・・・？」 記者がマーリンに訊ねていくが、マーリンはそれに言葉を返そうとしない。 これ以上澪についてコメントを得るのは難しそうだ、と目を合わせながらうなずくと、もうひとつの質問をしていった。 記者：「それでは・・・今日の対戦は次回の興行でのキャティ選手相手の前哨戦といった意味合いがありましたが、 キャティ選手に向けて何か一言ありますか？」 マーリン・エンジェル > 今日の試合は澪への最後のメッセージと・・・・キャティに見せつけるためのもの。 今日の試合を見て、キャティもスイッチが入ったと思うわ。そこを叩き潰したいし・・・・ 本気になったあの女の正体が分かると思う。かなり厳しい試合になるでしょうけれどね。 貴方達はどんな試合を期待しているのかしら？ 記者：「マーリン選手もキャティ選手も方向性は違ってもいいレスラーですからね。 見ごたえのある対戦を期待してますよ」　記者はマーリンの問いかけに当たり障りがないように言葉を選んで返していく。 今回の対戦は明らかに実力差の開いた対戦だったが、同じく澪を打ちのめしたキャティとのシングルでの対戦は 初ということもあり、注目も大きい。 マーリン・エンジェル > ふふっ・・・・そんな・・・・綺麗な試合になるといいけれどね・・・・ 結果、今日以上の凄惨な試合になるかもしれない・・・・期待を裏切っても悪く書かないでね （少し冗談めかして笑うマーリンだが、どこかわずかに狂気も潜ませていた）・・・・あっ、そうそう。 澪に言っておいて。試合の時の賭けは有効だから、来週の平日、スケジュール開けておきなさい、と伝えておいて （しっかりとTDLカバン持ちの件を忘れておらずに伝言を頼み、自分の控室に入ろうとするマーリン） 記者：「香坂選手を相手にしたのに余裕って感じだったな。それだけレベルが違ったってことか・・・。 香坂選手はあきらめてないみたいだけど、追いすがれるようになるまでまだしばらくかかりそうだな・・・」 マーリンの姿がドアで隠され、残った記者たちがそれぞれ次の試合に備えて戻っていく。

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