| [196] ’14.12.05 北関東プロレス 香坂澪vsストロング・ザ・ヴェイン第3戦 |
- ブマイエ新聞 - 2015年05月01日 (金) 22時50分
ひょん成り行きから組まれた一戦は、二人の体格差を考えれば危険なデスマッチ。ノーロープデスマッチ
いつもどおりの威圧感で入ってきたヴェインは、なんといきなり、 この危険なデスマッチを放棄するように澪に提案をする。
プロレスラーとしてこれほどの屈辱はないと言わんばかりに、 あのヴェィンに奇襲の張り手、危険な顎へのソバットを打ち込む! そしてヴェインに吠えると、一気にフライングボディプレスで潰しにかかる
さすがにそれはカウント1で澪を吹き飛ばすヴェインであった。 澪がめげずに打ったドロップキックも正面から受け止めて胸で跳ね返すパワー・・・
澪が倒そうとしてもパワーで跳ね返しヒッププッシュを放っていくが、これは澪が間一髪でかわし、 尾てい骨をしたたかに打ったヴェインの動きが止まる
すかざず澪はロープの張られていないコーナートップに上り、勢いをつけたミサイルキックでヴェインを吹き飛ばす!!
今までにない澪の攻勢で場内はかすかな希望で湧き上がる しかし、続けて狙った顔面へのドロップキックはブロックされ、それと同時に足を掴まれてしまう
ついに捕まった澪に、ヴェインは軽々とジャイアントスイングを決める。 遠心力でめまいを起こす澪を豪快にロープの無いリング上から外に投げるヴェイン。 客席の椅子に勢い良く投げ出され、床にうなだれる澪
そんな澪を乱暴に引き起こし、ボディをリングサイドのエプロンにぶつける。大きなダメージも澪は場外のヴェインにボディプレスを見舞っていくが、それさえも捕まり、今度は背中をエプロンの縁にぶつけられてしまう! 腹と背中の両方を強打して危険信号が灯る
ぐったりとする澪に高笑いするヴェインは、リングサイドからただ落ちるだけのフットスタンプ! 飛び上がらなくても、その体重は細身の澪には地獄の衝撃だ 腹、腰と徹底的に同じ箇所を攻め続ける
澪が残る力でエルボー、ヘッドバッドをやってもヴェインには中途半端な攻撃は通用しない そのままただ、腰をエプロンに押し込まれるだけで澪は苦痛で呻きを漏らす
ギブアップを拒否するもアイアンクローで顔面を押しつぶされ、マットに後頭部を打ちつけられる。 それでも諦めずにパンチを打つ澪に業を煮やしたヴェインが離すと、最後にかけに出る澪
低空タックルからバックに回り、スープレックスを狙うが・・・ これは無謀だった。 ちょっと踏ん張るだけでヴェインの身体はびくともせずに、逆に後頭部でのヘッドバッドを顔面に打ちつけて鼻血を出してしまう澪
そんな澪をがっちりと片手のチョークで捉えて持ち上げる 顔面から流血した澪にとっては、窒息と血の止まりはそれだけでも苦しく、為す術なく引きずられる。 そして・・・
ヴェインはエプロンサイドで澪を持ち上げ直すと、体重をかけての場外マットへのチョークスラム!! ド迫力のフィニッシュで、無意識の澪が立ち上がるが結局はダウンしてTKOとなった。
結局はノーロープの地形を生かしたヴェインがいつもより圧倒的に澪を抹殺してしまった・・・ 恐るべきヴェインと、ノーロープデスマッチを印象づけた一戦であった

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