| [205] ’15.01.11 J・若葉vs大向峰子 撮影スタジオにて |
- ブマイエ新聞 - 2015年05月02日 (土) 00時37分
大向峰子 > (都内の某大型スタジオ。ここでは業界の撮影が頻繁に行われるスタジオだった。 撮影場所も複数あり、かなりの規模だ。撮影が終わり一組の男女が歩いてくる) ふぅー、赤城さん・・・疲れましたよ(一人は長身で少しがっしりとはしているものの、 均整の取れたスタイルでなにか外国のモデルを思わせるような雰囲気、歩き方をしていた。 もうひとりの男はごつく、この業界の人とはとても思えないが、なにか慣れたような雰囲気を出していた)
赤城「おつかれさん。大変だったよな・・・でも、結構立ち姿様になっていたぞ?カメラマンの先生も褒めていたぞ?」 ふだんやってるジョジョ立ちが役にたちましたね(ある女性ファッション雑誌の春物特集でモデルとして来ていた、 大向峰子とマネージャー役の赤城和仁、北関東プロレスの二人だった)
ジャンヌダルク若葉 > (反対側からこれから撮影がある若葉が薄いグリーンの紐ビキニという姿で、 青年誌のカメラマン、編集者といった取り巻きのような連中に取り囲まれてスタジオに入ろうとしている) あら?おはようございます!赤城もこうゆうところ来るんだ・・・そちらは・・・峰子さんね。噂は聞いてるわ。。 強いんですって?私も北関東さんのリングにはよく上がっているから、宜しくね。。いつかは、試合したいわね。。
赤城「・・・あれ?若葉?おまえ、なにしているんだ・・・って愚問か。いつものグラビアか。 お疲れ様。俺は橋本さんの紹介で、うちの峰子と撮影に。ファッション雑誌のほうから仕事いただいてさ・・・」 (赤城はその気は無かったがいきなりの先制パンチ。雑誌名は有名専属モデルもいるファッション雑誌だった)
峰子「あ・・・・よろしくお願いします・・・」(若葉の挨拶にぺこりと頭を下げるが、なにか不思議そうな顔をしていた) 「ええと・・・この方は・・・・あ!R-1グランプリに出ていた方ですか?かわいすぎる女芸人のひとですか?」 (問いかけられて目を丸くする赤城。どうやら峰子は若葉を知らず、さらに芸人と勘違いしていた)
ジャンヌダルク若葉 > 今まで海外に行ってたから、国内事情にはうといようね。。私はプロレスラーよ。。 赤城とかも何回も試合してるし・・・北関東さんの興行にも参戦してるのよ。。 私はテレビのお仕事もたまにやらさせてもらってるから・・・・女芸人じゃないんだけど・・・・ かわいすぎるって言ったから許してあげる。。R-1グランプリには出てないんだけどね。。 (あくまで先輩、元チャンピオンとして上から目線)
赤城「おい!この人は同業者!DWFのジャンヌ・ダルク若葉さんだよ!香坂さんとかと一緒の団体!・・・ 悪いな、若葉。そう、そうなんだよ・・・海外にいたから疎くてさ」(慌てて赤城が峰子に説明して頭を下げさせる)
峰子「えー!?そうだったんですか・・・すいません・・・・確かジャンヌ・ダルク若葉さんて、香坂さん・・・ あれ、井村円寿さんの付き人、でしたっけ?」(ずっこける赤城)
ジャンヌダルク若葉 > う〜ん付き人じゃないんだけど・・・・彼女達のライバルかしら? でもベルト取られてから、ちょっと先越されちゃってるっているから・・・そうみられちゃうのかな? (まだ作り笑顔を見せる余裕があるが、内心はかなりカチンときている)
峰子「あっ、そうだったんですね。すいません・・・失礼にもほどがありますよね。(赤城に向かって) でも、DWFさんなら、どうして香坂さんとかにグラビアの仕事が回らないんですか? 芸人としてなら若葉さんかわいいと思いますけれど、DWFの中ならあんないい素材がいるのに・・・・」
赤城「・・・・おまえ、もうしゃべらないでくれ」
峰子「でも男性用のエロ本ならこういう顔よりもまず、むっちりボディのほうが受けがいんですかね? 羨ましいですね・・・・私はレスラーだけど服着せられちゃいました (若葉に向かってにこっと屈託の無い笑顔を向ける)」
ジャンヌダルク若葉 > あら?そんなことないわよ。。プロレスラーなのに、スタイルもいいし、 服着れるお仕事が来るなんて羨ましいわね。。私なんか、服着たら商品価値無しって言われちゃってるし。。 それに普段最先端なファッションに身を包んでて、パッと水着になったら注目度倍増よね。。 私なんかいつも水着だから・・・服着ても読者は見向きもしてくれないわ。。 (芸能のお仕事でも先輩というところを見せようと、売り方見せ方を語ってみせる)
峰子「・・・へえ~そうなんですね!さすが・・・・脱いで稼いできた人の言葉は違いますね・・・」 (若葉をAV女優みたいに扱う)さっき、モデルさんたちにも親切にして色々アドバイスいただきましたけれど、 若葉さんにもそういう知り合いたくさんいるんですか? (出ているテレビの関係上、ほとんどの知り合いが芸人の若葉に痛い質問をする峰子)
ジャンヌダルク若葉 > あの・・脱いではいなんだけど・・私はモデルさんとはあんまりお付き合いはないんだけど ・・・テレビとかにはよく出ている芸人さんとかお友達は多いし、いろいろよくしてもらってるわ。。 やっぱりテレビの影響力って大きいし。。いろいろ勉強になること教えてもらってるわ。。 それに芸人さんって凄く交友範囲が広くて・・いろんなこと教えてもらってる。。 (交友範囲広い芸人達とお友達だってことを強調して、芸能界での知名度の違いを見せ付けようとする) モデルさんの世界も華やかでいいわね。。
峰子「芸人さんて今人気ですものね!凄いな~若葉さんは、引退に向けて転身の準備が着々と進んでいますね。 人生設計がしっかりしています。さすが亀の甲より年の功ですね!脱いでも凄い女芸人って見出しが出ますね!」 (若葉を勝手に引退ロードに向かわせ、芸人へ転身させようとする峰子)
ジャンヌダルク若葉 > ちょっと、何言ってるのかしら?引退なんかしないわよ。。 これでもまたもう一度ベルトも巻きたいし。。それにまだまだ闘わなきゃいけない相手もいっぱいいるし。。 それにテレビはプロレスの広告塔として出てるし・・・あくまでプロレスが本職よ。。
大向峰子 > 峰子「え?そうだったんですか?てっきり逆だと思っていました・・・・ じゃあ、これからも地方営業頑張ってください!」 赤城「お、おい、いくぞ・・・」 (若葉の鼻息が荒くなってきたのを見て、峰子の袖を引っ張り帰ろうとする赤城)
ジャンヌダルク若葉 > なんで、あんたが、私のスケジュール勝手に決めてるの? これからグラビアの撮影なんですけど・・・(赤城を見て)いったいどうゆう教育しているのかしら?
(険悪な雰囲気になってきているが、結構カメラマン、 編集者はこの状況を驚いた顔をしながらも生喧嘩を楽しんでいるスキャンダラスな連中でもある)
赤城「わ、悪い・・・・だから、こいつ天然なんだよ・・・・俺も困ってるんだよ・・・ま、じゃあ、次回な!」 (そそくさと逃げようとする赤城)
峰子「じゃあ、お疲れ様です!若葉さんの出ているエロ本、今度見てみますね!」(明るく手を振る峰子)
ジャンヌダルク若葉 > ちょっと待てよ!!エロ本とか、ここにいるスタッフさんにも失礼だろ?謝れよ。。 本当に礼儀とか知らないわね。。
峰子「え?・・・エロ本も立派な商品なのに・・・・なんか怖いです・・・この人」 (さっと赤城の後ろに隠れる峰子。周りがざわつく。まるで歳上の先輩が後輩をいびっているような光景に、 周りのスタッフが逆に若葉に非難の視線を向ける)
赤城「お、おい、峰子謝れよ~」
峰子「・・・ごめんなさい・・・」(しゅんとして謝る峰子。益々若葉のいじめのような雰囲気が広がってしまう)
ジャンヌダルク若葉 > 赤城!ちゃんと選手管理しろよ。。まぁいいわ。。。謝ったんだし・・・ 私ももうこのことは言わない。。峰子さんも・・・今持ち上げられているから・・周りが見えないのかもしれないけど ・・・・ここはプロレス会場じゃないんだし・・他の人に迷惑かけちゃいけないわ。。でも峰子さんは将来性もあるし、 今度試合しましよう。。赤城・・・組んでよ。。
(怒鳴る若葉にさらに周囲の白い目とざわざわが向けられる)
赤城「え?・・・・若葉と・・・・」(あからさまに嫌な顔をする赤城。 いま人気絶頂の峰子を、ヨゴレ扱いになっている若葉とはやらせたくなかった) 「悪いだけどさ、峰子はスケジュールがいっぱいでさ・・・そうだ?今度AYUMIと再戦してくれよ。 勝てばAYUMIvs峰子のカードを変更するからどうだ?」 (いっけん悪い条件じゃないが、その実、AYUMI戦が試験マッチとなっている屈辱的な扱いだ)
ジャンヌダルク若葉 > いいわね・・・・フロントに守ってもらえる人は。。(屈辱的な条件に不満をもらす)
赤城「・・・そりゃあ、ものが違うからな・・・・じゃあ、そういうことで!」 (峰子を引っ張りそそくさと帰る赤城)
ジャンヌダルク若葉 > 何でAYUMIなんかと査定マッチ組まれないといけないの? (さっさとスタジオを出て行く峰子と赤城)まぁいいわ。。ちょっと最近AYUMIの態度にも頭に来てるから。。 思い知らせておかないと。。(若葉さん・・時間も押してますので、早くスタジオに入って撮影してください!!) スタッフにせかされる。

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