玄鳥 定例句会

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17、モノクロが佳し麻服の佐分利信 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時34分)[17930]
 宜子、紫翠、洋子、加津子、義之、孝子、柊子、鈴子、剛、保子、淳子、美保子、主宰   13点


進行 > 今月の最高点です。やはり「佐分利信」に惹かれたのでしょうか。剛さん宜しくお願いします。 (2020年07月13日 (月) 06時41分)[17965]

> 今はテレビやパソコンの映像の世界だが、戦後、モノクロからカラーへと変遷のあった日本映画や、アメリカの映画は素晴らしかった。特に大箱の映画館で見た西部劇の壮大さに魅せられ、あの大画面や音響が忘れられない。西部劇のジョンウェインの衣装が似合うように、戦後の小津映画を支えた一人である、佐分利信には、間違いなく麻服が似合うと私も思う。貫禄と云うか、立ち居振る舞いも、低音の会話と共に今でも記憶に残る。モノクロの遥か彼方の時代、その時代を彩った俳優たちも、とても懐かしい。 (2020年07月16日 (木) 11時16分)[18025]

義之 > 大正〜昭和の時代の懐かしき名優、「笠智衆」、「原節子」らの名前を句材とする「玄鳥」好みの一連の作品のように思うが、「モノクロが佳し麻服の・・」とくれば、此処はやはり「佐分利信」がぴったりと納得できる。 (2020年07月16日 (木) 14時23分)[18028]

月番 > 剛さん、義之さん有難うございます。この雰囲気が解かる世代ですね。 (2020年07月16日 (木) 16時35分)[18038]

孝子 > やはり佐分利信のおてがらでしょうね。もうあの渋い名優はあらわれることはないのでしょうね。としをとっても魅力がありました・ (2020年07月16日 (木) 17時40分)[18043]

月番 > その通りですね。有難うございました。 (2020年07月16日 (木) 22時28分)[18049]

紫翠 > 選をしながら、「佳し」は削りたいなと思いながら採りました。省略することは、読み手の想像力を喚起すると言われています。 (2020年07月17日 (金) 10時51分)[18057]

洋子 > モノクロの映画を見ても、本来の色が感じられる時があります。赤い花や、白い服でもいろいろな色調が感じられます。佐分利信の麻の服も目に見ているように感じられますね。 (2020年07月17日 (金) 14時56分)[18064]

月番 > 読み手が想像力を発揮できるような配慮がいると思います。 (2020年07月17日 (金) 16時57分)[18067]

月番 > 有難うございました。 (2020年07月17日 (金) 16時58分)[18068]

加津子 > モノクロに浮かび上がる白の麻服、しわが素敵です。 (2020年07月18日 (土) 16時04分)[18084]

月番 > いろいろな情景が浮かびますね。有難うございます。 (2020年07月18日 (土) 16時21分)[18088]

柊子 > 仏壇にいかにも麻服を来た祖父の写真があったのを思い出しました。
佐分利信は晩年の上品なお爺ちゃまという記憶ですが、麻服の立ち姿が浮かび上がってきました。 (2020年07月18日 (土) 16時23分)[18089]

宜子 > 麻服の手触りからすれば、俳優なら長谷川一夫でもなく、大川橋蔵でもなく(古いですね)やはり佐分利信ですね。紫翆さんの「佳し」は削りたいを読みながら、「モノクロ」がもしかしたら余分かもと今、思いました。佐分利信のイメージはモノクロです。 (2020年07月18日 (土) 17時14分)[18090]

鈴子 > この句を目にした時、数十年前の映画の中の渋く、そして重厚な演技や、語り口までも目に浮かんできました。麻服の似合っていた唯一のスターだったように思います。 (2020年07月18日 (土) 18時24分)[18091]

鈴子 > すみません、私の不注意で宜子さんの書き込みと字の色が重なってしまいました。申し訳ありません。 (2020年07月18日 (土) 18時51分)[18092]

月番 > 柊子さん、宜子さん、鈴子さん有難うございます。それぞれの映像を引き寄せて楽しめますね。 (2020年07月18日 (土) 21時07分)[18093]

榮一 > 佐分利信でなくては生かされなかったモノクロと麻服です。 (2020年07月19日 (日) 13時44分)[18118]

世話人 > 作者は循子です。 (2020年07月20日 (月) 11時01分)[18139]
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18、テロップに被災者増える梅雨出水 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時29分)[17929]
   宜子、眞佐子、保子   3点


進行 > 水害の緊迫感が上五中七で伝わるかどうかだと思いますが。宜子さん宜しくお願いします。 (2020年07月13日 (月) 06時44分)[17966]

宜子 > 「テロップに」とあるので、きっとテレビで見ているものと思います。自分は今は安全な場所に居て災害をみているのだけれども、明日は我が身、他人事ではないと、身につまされます。自然災害の予測できない怖さ。 (2020年07月16日 (木) 02時52分)[18016]

月番 > 踏み込んだ鑑賞有難うございます。自然の怖さですね。 (2020年07月16日 (木) 10時44分)[18023]

保子 > 宜子さんの言われるように第三者の目線で選句しましたが、詩はないと思います。俳句って? (2020年07月17日 (金) 01時45分)[18053]

月番 > 有難うございます。俳句は詩だと思います。詩は意味性を越えたところにあると言われています。この作品は表現にない恐怖などが伝わるように思います。 (2020年07月17日 (金) 10時59分)[18058]

眞佐子 > 我が家の三軒向こうに川があり一度溢れたことがあります。テロップを見ていますと、宜子さまと同じで明日は我が身と思ってしまいました。 (2020年07月17日 (金) 20時48分)[18071]

月番 > 経験も作品の理解をより深くさせることを知りました。有難うございます。 (2020年07月17日 (金) 22時48分)[18081]

榮一 > これはニュースそのものですねです。ニュースは報告ですね。 (2020年07月19日 (日) 13時47分)[18119]

世話人 > 作者は美保子さんです。
(2020年07月20日 (月) 11時03分)[18140]
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七月定例句会 投稿者:世話人 MAIL (2020年07月12日 (日) 21時24分)[17928]
準備中

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六月定例句会 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 16時21分)[17764]
定例句会の皆さま

コロナウイルスの終息も見られないまま梅雨に入りました。
なかなか体調管理も難しいのですが、なんとか元気を出して乗り切って行きたいものです。

明13日から六月の句会を始めます。月番は先月最高点を得られました山内宜子さんにお願いいたします。皆さまの熱心な書き込みを月番の宜子さんとともにお待ちしております。よろしくお願いいたします。


             世話人     安田循子
 


宜子 >  今月の月番を務めます宜子です。循子さん 早速に句会をご準備いただき、有難うございます。今月もお世話になります。
 6月に入ってまだまだマスクが手放せない毎日。梅雨時の蒸し暑さも加わり、例年よりシンドい夏になりそうです。それでも、いつものように全員揃っての句会が開けることは有り難いことと思っています。皆さんの書き込み、お待ちしています。 (2020年06月13日 (土) 03時00分)[17765]

世話人 > 六月定例句会も今日19日までです。書き込みをなさっていらっしゃらない方、まだ時間はありますので、どうぞよろしくお願い致します。主宰先生がご選評を入れてくださいました。有難うございました。宜子さん、月番ほんとうにお疲れ様です。 (2020年06月19日 (金) 16時17分)[17905]

世話人 > 20日になりましたので、作者のお名前を発表しておきます。皆さまのご参加、ご協力にお礼申し上げます。主宰先生、ご指導有難うございました。
来月も皆さまと変わりなく句会を開くことが出来ますよう、願っております。宜子さん、月番を務めて頂き、有難うございました。 (2020年06月20日 (土) 06時16分)[17907]

世話人 > 今月の最高点はbP8の主宰先生の作品でした。次点の6点は3人おられます。主宰先生の選が入ったのはbTの紫翠さんとbP4の石田剛さんのお二人です。ジャンケンで…というわけにもいかないので、来月の月番は投句の早かった紫翠さんにお願いいたします。お忙しいと思いますが、よろしくお願いいたします。 (2020年06月20日 (土) 06時58分)[17926]

月番 > 今月の句会も、皆様のおかげで無事、終えることが出来ました。主宰先生、全句へのご講評御礼申し上げます。循子様、大変お世話になりました。皆様、今月も多くのことを学ばせていただきました。有難うございました。それでは、来月の句会も楽しみにしています。宜子 (2020年06月20日 (土) 09時03分)[17927]
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1、白雲のゆるき流れや首夏の空 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 15時19分)[17763]
   進二   1点


月番 > 夏の雲の流れだけを描いています。 (2020年06月13日 (土) 03時04分)[17766]

循子 > きれいな句だと思うのですが、敢えて選をするところまでは行きませんでした。残念。 (2020年06月16日 (火) 16時33分)[17866]

榮一 > 首夏は五月初めごろから月末頃までを指すようだ。爽やかな季節である。気持ちの余裕が白雲のゆるき流れに通じたようである。 (2020年06月19日 (金) 13時50分)[17887]

世話人 > 渡辺淳子さんの作でした。 (2020年06月20日 (土) 06時17分)[17908]
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2、うつし世のカミュのペスト日雷 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 15時17分)[17762]
   美保子   1点


月番 > カミュの「ペスト」が21世紀に現実になっています。「日雷」との取り合わせです。 (2020年06月13日 (土) 03時06分)[17767]

美保子 > 亡くなる方ももちろん、沢山いらっしゃるのですが、それでも、昔のペストとかのように助かる人の方が少ない昔の疫病ほどではないのが攻めての救いなのでしょうか。それでもここまで世界中に広まる疫病とはなんと怖いことでしょう。私たちの知識の中で代表されるようなカミユのペスト,日雷とあわせて、不吉さを合わせられたのかなと思いました。 (2020年06月13日 (土) 22時22分)[17802]

月番 > 疫病の蔓延という、昭和生まれには殆ど初体験の怖さは、晴れた空にいきなり鳴る日雷の驚きに確かに似ていますね。別の鑑賞もあればお聞かせください。 (2020年06月14日 (日) 00時10分)[17805]

循子 > カミュの「ペスト」が品切れになるほど、コロナウイルスの蔓延でこの作品は読まれたようです。文学の世界の話が、21世紀のいま現実になったという衝撃が詠まれていると思います。日雷もわかります。ただ「うつし世の」が何となく情緒的で浮き上がってるかんじを持ったので、残念ながら通過しました。
今井聖さんが『俳句』7月号に(「新型コロナ」に「暗喩」のワクチン」を)という文章を寄せています。ご参考までに。なるほどと思いますけれど、私はお手上げです。 (2020年06月16日 (火) 15時22分)[17865]

宜子 > コロナ禍を詠むのは難しいですね。『現代俳句』6月号にも赤野四羽が「社会詠の詠み方、読み方」と題して一文を寄せています。読後、やはり難しい!でしたが、この機会に学んでみようかと思います。 (2020年06月18日 (木) 03時23分)[17876]

榮一 > 疫病の蔓延によって社会の構造が劇的に変わるのは現代でも変わりがないように思う。時代を越えて疫病を捉えようとしていますがもう一つ捉えきれていないものを感じます。 (2020年06月19日 (金) 13時55分)[17888]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時18分)[17909]
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3、非透過性納体袋ほたるの夜 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 15時14分)[17761]
   義之   1点


月番 > 情緒感満載の「ほたるの夜」に、生物学的な硬い漢字表記です。 (2020年06月13日 (土) 03時10分)[17768]

義之 > 時事句に関しては、どちらかと云えば否定的な考えの私であるが、時に強烈なインパクトを受けることがある。掲句は、遺体を収容する「非透過性納体袋」と「ほたるの夜」の取り合せである。感染症に罹った患者は隔離、親族の面会も遮断され、死に至った後も遺体は引き渡されず、当局の手で火葬にまで至るのである。座五の「ほたるの夜」から、アニメ「火垂るの墓」を想起した。戦災孤児の少年が、夜の地下道で飢餓の為絶命するラストシーンである。まさに不条理な出来事なのである。 (2020年06月13日 (土) 06時15分)[17784]

月番 > 義之さん、早速のコメント有難うございます。「非透過性納体袋」とは遺体を収容するものだったのですね。不勉強にして知りませんでした。その「非透過性納体袋」と「ほたるの夜」義之さんはアニメの「火垂るの墓」に繋がりました。かなり重たい、怒りのぶつけ場所のない不条理が思われます。
「非透過性納体袋」がわかり、義之さんの選評を読んだうえで、皆さんの感想をお聞かせください。
(2020年06月13日 (土) 07時53分)[17785]

循子 > 「非透過性納体袋」は最近のメディア上で目や耳にする言葉です。まさに「いま」を詠まれたのです。ああ、これも句になるのかと感心しました。ほたるの夜が「火垂るの墓」とつながるのは義之さんならではの読み。私には、いまこの言葉は辛かった。 (2020年06月14日 (日) 14時49分)[17819]

月番 > 循子さん、コメントいただき有難うございます。コロナ禍を詠むのは難しいです。 (2020年06月16日 (火) 03時21分)[17839]

千尋 > 「非透過性納体袋」が、今あまりにも生々しい素材なので引いてしまいました。 (2020年06月16日 (火) 14時52分)[17864]

宜子 > 下五、季語の「ほたるの夜」では受けきれないと、思いました。義之さんの「火垂るの墓」の連想なら受け止められるかもしれません。 (2020年06月18日 (木) 03時31分)[17877]

千尋 > 野坂昭如の書いた「火垂るの墓」は戦争の悲しみで「非透過性納体袋」は感染症の悲しみです。
作者の意図とはちょっとずれがあると感じてますが。 (2020年06月19日 (金) 13時42分)[17886]

榮一 > 二物の衝撃です。ただ、ほたるの夜は情緒的に流れているようで迷います。もっと乾燥した季語をと思います。 (2020年06月19日 (金) 14時01分)[17889]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時22分)[17911]
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4、隣からFMラヂオ夏来たる 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時59分)[17760]
   淳子、紫翠、千尋、柊子、眞佐子、鈴子   6点


月番 > 「ラジオ」ではなく「ラヂオ」。夜なら受験勉強でしょうか。 (2020年06月13日 (土) 03時14分)[17769]

循子 > 好きな句です。ラヂオ時代の人間です。戸や窓を開けっぱなしで夜のラヂオ。FMは電波が弱いとなかなか受信できないのが、今も悩みです。「夏来る」が青春の匂い。 (2020年06月13日 (土) 21時00分)[17798]

月番 > ラヂオのチューナーを合わせる時のジージーチューンという音、懐かしいです。受験勉強を思ったのは「夏来る」のためだったようです。今、気が付きました。 (2020年06月14日 (日) 00時16分)[17806]

紫翠 > 少しだけ非日常をのぞかせた表現力に共鳴しました。 (2020年06月14日 (日) 11時01分)[17815]

月番 > ラヂオやテレビは日常でも、FMラヂオは非日常。そうでした! (2020年06月16日 (火) 03時53分)[17846]

柊子 > FMラヂオから初夏の爽やかさを感じ頂きました。AMラヂオでは暑苦しさになってしまいそうです。 (2020年06月18日 (木) 15時44分)[17879]

鈴子 > 手のひらに乗る小さなラジオが深夜の必需品になっております。局アナのきれいな声での案内、リスナーの方のリクエスト曲でそういえば夏なんだ。と納得しながらウトウトしたりのこの頃です。 (2020年06月18日 (木) 20時27分)[17881]

眞佐子 > 隣からFMラヂオが聞こえるのは窓を開け放つ夏なのでしょう。夏来るの感じが良くわかります。 (2020年06月18日 (木) 23時09分)[17884]

榮一 > 夏が来た感じをさらりと詠って悪くないと思います。 (2020年06月19日 (金) 14時03分)[17890]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時20分)[17910]
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5、欠けてゆく鉄道網や麦の秋 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時49分)[17759]
   義之、加津子、進二、剛、循子、主宰   6点


月番 > 「欠けてゆく」のが何のためか、「麦の秋」が手がかりでしょうか。 (2020年06月13日 (土) 03時16分)[17770]

義之 > 広大な平野に点在する黄金色の麦畑を、北陸本線の車窓から楽しんだ平成二十九年の富山での全国大会を思い出した。近年、鉄道事業は自動車交通に取って代わられ衰退の一途であるが、決して零にはならぬものである。麦作もまたしかり、安価な輸入農産物に蹂躙され、耕作を諦める農家も多いが、二毛作を続ける農家も未だ健在なのである。 (2020年06月13日 (土) 08時28分)[17787]

月番 > 欠けてしまったのは、車、道路の拡充により、鉄道が減ってしまったとのことでしたか。義之さんの句の解釈には勉強させられます。有難うございます。「麦の秋」の効き方について、皆さんのご意見もどうぞ。 (2020年06月13日 (土) 09時06分)[17788]

世話人 > 鉄道も速さ、豪華さを競うようになって、従来線というか庶民の足ともいうべき路線はどんどん本数が減ったり無くなったりします。汽車旅の風情もなくなりました。麦の秋が絶妙に効いています。 (2020年06月14日 (日) 14時39分)[17818]

加津子 > 寒い時期に踏まれて実りを迎える麦はたくましさを感じます。鉄道網の消えゆく国の衰えを麦の力強さで、復活して欲しいそんな気持ちになりました。 (2020年06月14日 (日) 15時19分)[17820]

> 地方も都市部も交通網が整備されて、地方の鉄道は廃線になったり、第三セクターに引き継がれた所は多い。一都集中が叫ばれて久しいが都市部は密集する人口に合わせて、いろんな形で鉄道を変貌させた。東北や北陸の終点だった上野駅などは、駅やプラットホームは残るがもう昔日の面影はない。首都圏のJRも私鉄も路線を伸ばし、電車はみな地下へ潜りこんで人間を運ぶ。見事なものである。若い時代に東京は都電と呼ばれた路面電車が、起伏のある都内を隈なく繋いだ。昭和のオリンピックを境にして消えてしまったが、欠けてゆく物は鉄道だけではない。同時に豊かな自然も損なわれてしまった。黄金色に実る麦畑の中を新幹線が時間を惜しむように過ぎ去る。只々、昔の鉄道が懐かしい。 (2020年06月15日 (月) 15時27分)[17833]

月番 > 新幹線の普及で、特殊な豪華列車以外には、夜行列車、寝台列車、そして食堂車も今はもうなくなりました。得られたものの陰で失うものも数多くありました。小川軽舟が「俳句とは読者に何かを思い出させるものだ」と書いています。掲句はいろいろ思い出させてくれます。 (2020年06月16日 (火) 03時16分)[17838]

榮一 > 過疎化が進めば鉄道網も採算が取れなくなり廃線にならざるを得ないようです。少子化と人口の都市への集中はこの国の構造を変えるように思います。一極集中の弊害のように思います。哀しい句です。 (2020年06月19日 (金) 14時09分)[17891]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした (2020年06月20日 (土) 06時25分)[17912]
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6、柿若葉古き土塀の法隆寺 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時47分)[17758]
   淳子、紫翠、柊子、鈴子   4点


月番 > 斑鳩の「法隆寺」柿若葉がきれいです。 (2020年06月13日 (土) 03時18分)[17771]

柊子 > 大好きな奈良を柿若葉の頃に訪ねた事がないのに気が付きました。さぞ柔らかな緑が土塀に映えているでしょう。次々と奈良の思い出が一人歩きしてしまいました。 (2020年06月13日 (土) 18時54分)[17795]

循子 > 斑鳩はいつの季節も美しいですね。大和路はどこにも歴史が詰まっていて興味は尽きません。 (2020年06月13日 (土) 21時15分)[17799]

月番 > 奈良や斑鳩は日本人には特別ですね。法隆寺も。 (2020年06月14日 (日) 00時19分)[17807]

紫翠 > 取り合わせは良いのですが、中七で句をつまらなくしたような気がします。もうしこし踏み込んだ表現がいると思います。 (2020年06月16日 (火) 11時03分)[17855]

鈴子 > 柿若葉とシンとした法隆寺、機会があれば斑鳩の路をゆっくり散策したい気持ちになりました。 (2020年06月17日 (水) 20時43分)[17872]

榮一 > 夢殿に行く道の土塀が思われる。土壁に漆喰が塗られるのが普通であるがこの土塀は土のままで創建当時の姿を残しているように思われる。柿も名産である。句は出来ているが新鮮味が乏しいように感じた。 (2020年06月19日 (金) 14時26分)[17892]

世話人 > 作者は村上直さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時26分)[17913]
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7、大会の集合写真初ほたる 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時44分)[17757]
   紫翠、直、孝子、千尋、剛   5点


月番 > 「集合写真」笑顔と緊張感。今年はコロナの影響で、集合写真も少なくなりそうです。 (2020年06月13日 (土) 03時22分)[17772]

千尋 > 14998 (2020年06月15日 (月) 00時33分)[17825]

千尋 > 居間で携帯からこそこそしていたら空で飛んでいきました。
玄鳥の全国大会も中止になりました。でも大会があったとしても昨年から全員の集合写真を撮ることは無くなっていました。
初ほたるがそんなことを思いださせたのかもしれません。 (2020年06月15日 (月) 00時45分)[17826]

> 奈良県で蛍を拝見する所は室生寺しかありませんが,この度運転免許証を返納しました。運転免許証経証明書を頂きタクシーで,行くのは無理です。 (2020年06月16日 (火) 02時26分)[17837]

月番 > 「初ほたる」との取り合わせが成功しているようです。 (2020年06月16日 (火) 03時24分)[17840]

紫翠 > 「初ほたる」で採るかどうか迷ったのですが、上五中七に惹かれてとりました。下五はもうすこし適切な季語がありそうな気がして居ます。 (2020年06月16日 (火) 10時51分)[17854]

孝子 > 四万十の全国大会をおもいだしました。ほたるも見に行きたかったのですが、同行者にあわせてがまんして二人でほたるのかわりに丸い湯ぶねにつかったことをなつかしく思い出しました。 (2020年06月16日 (火) 12時46分)[17857]

循子 > 四万十の大会では螢の群舞を見たというグループがあって、私は悔しい思いをしたものです。この大会が懐かしいです。 (2020年06月16日 (火) 14時49分)[17863]

> 今年の春先から続く悪疫の為、誌の全国大会は中止を余儀なくされた、出席を予定されてゐた方々や、大会を企画された方々は非常に残念だったと思う。昨年から集合写真は無いとの事であるが、私には何気にこの中止された大会への挨拶句のように思えた。この所、私には出席の叶わない大会であるが、誌やホームページに掲載される大会の写真を、毎年楽しみにしてきた。何故かと書くことも無いだろう。「初ほたる」から、私などは一年が過ぎるのが早いと、次ぐ次ぐと思うのだ。 (2020年06月18日 (木) 11時45分)[17878]

榮一 > 大会の集合写真もかなりの枚数が溜まっています。それぞれの大会のことを思い出します。四万十大海は着いた当初より大会の準備の手伝いで何処にも行けませんでした。それも懐かしい思い出です。 (2020年06月19日 (金) 14時32分)[17893]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時27分)[17914]
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8、桐の花2πRの見霽かす 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時32分)[17756]
   


月番 > 「2πR」難しかったでしょうか。「見霽かす(みはるかす)」も。 (2020年06月13日 (土) 03時27分)[17773]

循子 > 2πRとは何でしょうか。理系オンチの私にはさっぱりで、調べようもありませんでした。したがって「見霽かす」へ辿り着けない。恥ずかしいけれど、伏して教えを乞います。 (2020年06月13日 (土) 21時23分)[17800]

洋子 > 2ΠRは数学で円周の長さを表す記号です。ΠRの二乗は円の面積です。2ΠR,ΠRの二乗でネットで検索できます。
(2020年06月13日 (土) 21時41分)[17801]

月番 > 循子さん、洋子さん、有難うございます。「ΠR(パイアール)は、数学の試験でしかお目にかからない記号です。かすかに思い出すのが「パイアールの2乗」円の面積でしたか!ネット検索してみます。さあ、それと「桐の花」との取り合わせです! (2020年06月14日 (日) 00時29分)[17808]

循子 > 洋子さん、月番さん、有難うございます。 (2020年06月14日 (日) 14時07分)[17817]

千尋 > 14998 (2020年06月15日 (月) 00時25分)[17824]

千尋 > 全く忘れていましたが、2πrは円周を計算するときに使いました。室蘭に地球岬がありますが、背の高い桐の花が見る景に全円はちょっと大袈裟かな〜と思いました。でも半円πrでは当たり前すぎるしで悩みました。 (2020年06月15日 (月) 00時53分)[17827]

宜子 > 桐の花、2πr、見霽かす、悩みましたね。頭の中がフル回転!でも、辿り着けないでいます (2020年06月16日 (火) 03時30分)[17841]

循子 > 2πRも理数オンチには難しいのですが、「2πRの見霽かす」の助詞「の」は「が」の意味で使われているのでしょうか。そこのところが気になります。 (2020年06月16日 (火) 10時36分)[17853]

洋子 > 「2πRを見霽かす」だったらわかる気がします。大きな桐の木があってそこのてっぺんからだと四方八方、すなわち地平線が丸く見渡せる、という事で、それを地球の円周(2πr)と言い表されたのではないかと思います。余談ですが、数学好きの女の子だった者から一言。πは円周率(3,14159、、)、rは円の半径です。2rで直径、直径に円周率3,14を掛けたら円周になるのです。知ったかぶりをしてすみません。 (2020年06月16日 (火) 11時33分)[17856]

循子 > 「の」は主格の「の」だと思ったのですが、どうでしょうか。洋子さんの読みは納得ですが、それなら「を」に替えなければなりませんね。
洋子さん、詳しく有難うございました。算数も数学も授業中他のことばかり考えていましたが、直径に3,14を掛けたら円周になることは覚えていました。 (2020年06月16日 (火) 14時18分)[17861]

榮一 > 物理や数学的な言葉が出てくると私はお手上げになります。「秋の航一大紺円盤の中・・草田男」の句に近い思いなのでしょう。それにしても表現が硬いですね。 (2020年06月19日 (金) 14時41分)[17894]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時28分)[17915]
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9、胸元に赤子の匂い夏座敷 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時30分)[17755]
   宜子、千尋、眞佐子、保子、鈴子   5点


月番 > お母さんでしょうか、お乳の匂いのする赤ちゃんを、ゆったりと抱いています。 (2020年06月13日 (土) 03時30分)[17774]

千尋 > 掃出し窓を開け放った畳の部屋の中で赤ちゃんがはいはいをしてこっちに来たのかなと思いました。ママの匂いとお乳の匂いが胸元までやって来ました。
懐かしい気持ちの良い夏座敷です。 (2020年06月15日 (月) 01時00分)[17828]

月番 > ほんとに、気持ちの良い夏座敷です。 (2020年06月16日 (火) 03時33分)[17842]

洋子 > 帰省した孫を抱かしてもらったおばあちゃんの幸せな気持ちととっても、いい味わいがありますね。 (2020年06月16日 (火) 17時12分)[17867]

眞佐子 > 孫も大人になってしまい赤子の匂いが懐かしくいただきました。夏座敷が良かったです。 (2020年06月16日 (火) 19時53分)[17868]

保子 > 仏事などで久しぶりの一族の再会。赤ちゃんは皆を和ませます。みんな穏やかな笑顔です。 (2020年06月17日 (水) 23時34分)[17873]

鈴子 > 保子さんの書き込みに頷いております。赤子は身内の赤子でなくても本当に愛しいですね。小ざっぱりとした夏座敷、藺草の匂いも漂ってきます。 (2020年06月18日 (木) 19時05分)[17880]

榮一 > 最近はベビースリングで胸前で赤子を抱くことがほとんどですがそれとは違うようです。抱かせてもらった後のふわりとした匂いのようです。女性の感覚です。 (2020年06月19日 (金) 14時51分)[17895]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時29分)[17916]
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10、エンディングノートの余白実梅落つ 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時28分)[17754]
   孝子、洋子、宜子、加津子、循子   5点


月番 > 「エンディングノート」準備したくないような、しなくてはいけないような。「実梅落つ」との取り合わせです。 (2020年06月13日 (土) 03時32分)[17775]

洋子 > 志村けんさん、岡江久美子さんを思いました。まだまだ続くはずだった「リビングノート(?)」は突然にして、「エンディングノート」になってしまいました。まさに実梅が落ちてしまったのです。 (2020年06月13日 (土) 10時37分)[17792]

循子 > 16歳で死んだ姉、97歳まで生きた父、二人が残した日記を読まなければ…と思いつつ果たしていません。とても自分のエンディングノートまで行き着けないうちに時間だけが過ぎました。ちょっと身につまされました。 (2020年06月13日 (土) 20時45分)[17797]

月番 > 身につまされます。「余白」も、なんとなく辛いです。 (2020年06月14日 (日) 00時32分)[17809]

加津子 > 梅の一生は、清清しい匂いの花から始まり実は全てを全うする素晴らしい人生だと思います。私は余白をそんな風に感じました。今は、梅を漬けたり、ジュース、梅みそと手仕事にいそしむ私の一番充実した毎日です。 (2020年06月14日 (日) 15時42分)[17822]

月番 > お料理の本で「梅仕事」というのがあるそうです。充実の「梅仕事」ですね。 (2020年06月16日 (火) 03時36分)[17843]

孝子 > 介護事務所の関係からこのノートを頂きましたがいまだに、かきこみできないでいます。もし記入できたとしても余白のほうにかきたいことが沢山あるように思います。加津子さんのこめんとで実梅の季語が納得とおもいました。 (2020年06月16日 (火) 13時00分)[17858]

榮一 > エンディングノートを気にする人は優しいと思います。遺言を残すほど何もありません。あとは野となれエトセトラです。余白では物語りが動き出しそうに思います。 (2020年06月19日 (金) 14時59分)[17896]

世話人 > 作者は和田柊子さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時32分)[17917]
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11、雨催蜘蛛の子の散る石の卓 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時26分)[17753]
   孝子、美保子、加津子、剛、主宰   5点


月番 > なにげない屋外の、庭の様子です。 (2020年06月13日 (土) 03時35分)[17776]

美保子 > 蜘蛛の子は雨の降る予兆をさっするのでしょうか。並んでいた蜘蛛の子が散るのを見たことがあります。それを句にされたことがすごいと思います。 (2020年06月13日 (土) 22時37分)[17804]

月番 > ものの喩えに「蜘蛛の子を散らす」というのがありますね。雨を察知したのかもしれません。 (2020年06月14日 (日) 00時36分)[17810]

> 何かの所為で動物や魚や、また多数の人間が、あちこちへ逃げ惑う様を例えて、擬人化された表現に「蜘蛛の子を散らす」の慣用語がある。日常生活の中でよく見かける蜘蛛は、益虫と云われるが、見た目の印象から嫌われる虫である。この句は目の当たりにした実際の景色だろう。一度だけ私も目撃したが、それは自然に生きる小さな虫たちの驚異の世界だった。袋を破ったゴマ粒ほどの無数の蜘蛛は、光る糸に繋がって空中を飛ぶのである。御影石等の石卓は何処其処で見かけるが、蜘蛛の子の巣離れは見かける事は少ないだろう。幸運の一句とも思える。 (2020年06月15日 (月) 09時49分)[17829]

加津子 > たった一度ですが、蜘蛛の子が散る様子を見たことがありますが、今でも鮮明に覚えています。出るは出るはあっという間に散らばってしまいました。景がすぐに浮かんだ句です。 (2020年06月15日 (月) 20時47分)[17834]

月番 > 夏の季語「蜘蛛の子」その生まれ出る一瞬に出会えたことはまさに幸運。そしてそれを一句に仕上げた作者。 (2020年06月16日 (火) 03時45分)[17844]

孝子 > 都会育ちの自分ですが。祖母の田舎につれられていったときに、昔ふうの厨で蜘蛛の子がうまれて散って行くのに遭遇したことがあり、いまだに強烈に印象づけられています。記憶というのはすごいですね。この句を見てそのときの記憶が鮮明によみがえりました。そこからゆっくりとこの句を鑑賞しました。 (2020年06月16日 (火) 13時11分)[17859]

千尋 > チョー虫嫌いです。なのに我が家には黒くて大きいタカアシグモが住んでいます。随分前のことですがその我が家のクモの子が孵化するシーンに出会いました。お母さんグモが粘着剤に脚を取られて動けなくなっていました。お母さんグモは手のひらサイズなのに子グモたちはきれいな黄緑色で1センチくらいでした。子グモたちが心配そうに母グモから巣立って行きました。蜘蛛の子散らすというとどうしてもそのことがわたしの脳裏に昨日のことのように甦ります。
句に関係の無いことばかり書きました。
この句ですが、場所の設定の石の卓が分からなかったです。 (2020年06月16日 (火) 23時17分)[17871]

榮一 > 家蜘蛛の大きいのは茶色系の色が汚くて好きになれません。野にいる黄色と黒の縞模様のコガネ蜘蛛はよく捕まえてこの蜘蛛どうしを喧嘩させて遊んでいました。家の板塀に放して買っていたこともあります。蜘蛛の子はお尻から糸を長く出して凧のように風に乗って他所へ飛んでいきました。懐かしく思い出しました。 (2020年06月19日 (金) 15時14分)[17897]

榮一 > 夕方に蜘蛛の囲を作るのを飽かず眺めていたこともありました。 (2020年06月19日 (金) 15時16分)[17898]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時33分)[17918]
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12、万緑やペットボトルの水貰ふ 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時23分)[17752]
   淳子、直、加津子、進二   4点


月番 > 緑いっぱいの中、ふっと手渡されたペットボトル。一息つけそうです。 (2020年06月13日 (土) 03時37分)[17777]

加津子 > ごくごくと音を立てて飲む様子が見えました。一昔前は水筒だったけれど水の見えるペットボトルに清らかさを感じました。 (2020年06月15日 (月) 20時51分)[17835]

月番 > 水筒と違って、ペットボトルは中身が見えますね。飲む音まで聞こえそうなのは「万緑」の中だからかもしれません。 (2020年06月16日 (火) 03時49分)[17845]

榮一 > 瑣末な出来事のように感じました。 (2020年06月19日 (金) 15時19分)[17899]

世話人 > 作者は若林千尋さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時35分)[17919]
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13、紫陽花のいろの移ろひ少年期 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時20分)[17751]
   紫翠、孝子、洋子、美保子、眞佐子   5点


月番 > 色の変化を楽しむ「紫陽花」と「少年期」の取り合わせです。 (2020年06月13日 (土) 03時39分)[17778]

洋子 > まさにぴったりの取り合わせです。少しつきすぎかもと思いましたが、紫陽花も少年期も好きなテーマなのでいただきました。 (2020年06月13日 (土) 10時42分)[17793]

美保子 > 柏葉紫陽花がもう終わりだなと切ってしまわなくてはと思っていたら、きれいなピンクになり始めました。同じ種類でも色が変わって行く紫陽花もあり、まさに少年期の子供たちのようです。 (2020年06月13日 (土) 22時32分)[17803]

月番 > 紫陽花も少年期も、美しさの象徴のようなものですね。また、移ろいゆくもの、儚いものでもありそうです。 (2020年06月14日 (日) 00時43分)[17811]

紫翠 > 中七に推敲の余地がありそうですが、取り合わせが良かったと思います。 (2020年06月15日 (月) 11時02分)[17830]

月番 > 紫翆さんの「推敲の余地あり」は、洋子さんの「少しつきすぎ」かもしれません。取り合わせのよろしさですね。他の方の選評もお願いします。 (2020年06月16日 (火) 03時58分)[17847]

孝子 > 洋子さんとまったく同じです・紫陽花は日本こらいのものですが。ヨオロッパにわたり改良されて逆輸入され多くの品種が出ていて、毎年あたらしいものがでています。若いとき千葉の麻綿原高原にあじさいの群落を見に行ったとき山道に血を吸ったひるがぽろぽろ落ちていてぞっとしたり、いろんな紫陽花寺や公園やまにいったことを思い出しました、少年期もおなじように、ちょっとつきすぎかなという気も感じます。 (2020年06月16日 (火) 13時27分)[17860]

眞佐子 > 月番様のおっしゃる様に紫陽花も少年期も美しさの象徴のようなものと思います。中七は説明ともとれますが、好きな句でした。我が家には今、「墨田の花火」という品種の紫陽花が咲いています。 (2020年06月16日 (火) 20時12分)[17869]

美保子 > 墨田の花火は我が家にも咲いています。形が良く似ていて、ピンク色のダンスパーティというのも今年貰いました。お勧めはアナベルという一つ一つの花は小さいのに一本はとても大きな花になるので、ドライフラワーにも人気があるのです。オフホワイトとでもいうのでしょうか。素敵です。 (2020年06月18日 (木) 21時33分)[17882]

榮一 > 七変化とも言われる紫陽花です。特別な感慨はなかったです。移ろいと少年期に感じた人がとったようです。 (2020年06月19日 (金) 15時22分)[17900]

世話人 > 安田循子でした。 (2020年06月20日 (土) 06時36分)[17920]
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14、青蚊帳に残れる昭和二十年 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時18分)[17750]
   直、洋子、眞佐子、保子、循子、主宰   6点


月番 > 昭和二十年は紛れもなく「終戦」毎年夏になると、終戦の句を一句書くという俳句作家がいます。 (2020年06月13日 (土) 03時43分)[17779]

> 昭和20年の文字を拝見すると、涙が出てくるので困ります。当時、私は8歳、小学校2年生でした。終戦で日本に帰る事になり、ソウルから、釜山港まで歩くこと20日関、、ただ母の手を握りしめて歩いたのを、覚えています。何とか帰国でき、本家の蔵で生活することになりました。親兄弟、全部亡くなつた今私の悲しい思い出だけが残りました。 (2020年06月14日 (日) 12時56分)[17816]

循子 > 掲句の青蚊帳は紛れもなく敗戦日を象徴しています。その日の記憶は年齢や環境で様々でしょうが、青蚊帳一つに絞られて巧みと思います。
(2020年06月15日 (月) 21時12分)[17836]

月番 > 「終戦日」の記憶を「青蚊帳」に集中させた一句です。他の方の鑑賞もお聞かせください。 (2020年06月16日 (火) 04時03分)[17848]

洋子 > 終戦日には3才になる2か月ほど前でしたので、その日の記憶はありません。我が家の蚊帳は古ぼけた色の所々に穴のあいた蚊帳で、そこから蚊が入り耳元でぷーんとないていました。パリッとした、緑色の蚊帳や涼し気な水色の蚊帳は憧れでした。そういう立派なものが出回ったのは戦後のことなんでしょうね。 (2020年06月16日 (火) 14時38分)[17862]

眞佐子 > 終戦日を「青蚊帳」で表現されたところが好きでした。終戦の日の蚊帳は濃い緑だったように思います、水色の蚊帳は戦後に出回ったのだと思います。 (2020年06月16日 (火) 20時27分)[17870]

保子 > 洋子さんと同じように終戦の記憶はありませんが、それ以後のその他諸々の事は断片的に思い出はあります。緑色の蚊帳に蛍を放して弟と楽しんだ事を思い出しました。 (2020年06月17日 (水) 23時48分)[17874]

榮一 > 昭和二十年の夏(初秋)はまさしく敗戦です。青蚊帳を見るたび蘇る感慨なのでしょう。其の昭和も遠くなりました。 (2020年06月19日 (金) 15時27分)[17901]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時37分)[17921]
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15、蛍袋の花殻を摘む日暮かな 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時15分)[17749]
   義之、進二、剛   3点


月番 > 「蛍袋の花殻」奇しくも男性三人が選んでいます。 (2020年06月13日 (土) 03時45分)[17780]

義之 > 花殻とは、「咲き終わったあとの花」「仏前などに供えた花の枯れたもの」とありますが、掲句の場合、前者の意味でしょう。頂いた理由は、「花殻を摘む」という言葉が私にとって新鮮に思えたからです。日常的に、庭の手入れを楽しんでおられる作者の人柄に共感致しました。萎れた花殻を取り除いた後の、凛とした蛍袋の花姿が見えてきます。 (2020年06月14日 (日) 01時05分)[17814]

> 所在の無いように日陰に咲く蛍袋は、色も淡く少し陰りの在る野草である、男には花殻までは中々目が届かない。咲き終わって萎んだ花殻を除くのが日課なのかも知れない。摘んで一日の終わりとして生活にメリハリをつけてゐるようにも見えるが、果たしてどうだろうか。逢魔が時は誰も寂しい、センチメンタル。 (2020年06月15日 (月) 12時41分)[17832]

月番 > 花殻を掃除され、凛と咲く蛍袋と「日暮」のセンチメンタルです。 (2020年06月16日 (火) 04時08分)[17849]

榮一 > 釣鐘状の花を咲かせるホタルブクロです。庭に咲いているのかもしれない。日暮のセンチメンタルと言うよりひと時の無聊なのかもしれません。 (2020年06月19日 (金) 15時34分)[17902]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時38分)[17922]
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16、参道でラムネ傾け空を飲む 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時13分)[17748]
   淳子、直、宜子、柊子、主宰   5点


月番 > ラムネと一緒に空まで飲んじゃいました! (2020年06月13日 (土) 03時47分)[17781]

義之 > 頂こうかと思いましたが、上五の「参道で」の措辞に少し引いてしまいパスしました。「・・・やラムネ傾け空を飲む」の形で成り立つ句と思います。因みに、上五は「や」で切らずとも名詞止もありと思います。 (2020年06月13日 (土) 11時37分)[17794]

柊子 > 山道でなく参道。お参りして空を飲んだら心のモヤモヤが軽くなり、開放された気持ちになれそうだと思い頂きました。 (2020年06月13日 (土) 19時01分)[17796]

月番 > 義之さん、柊子さん、有難うございます。「参道で」です。皆さんのご意見、お聞きしたいです。勉強になります。 (2020年06月14日 (日) 00時47分)[17812]

宜子 > 義之さんの書き込みで「参道」という場所の提示が要るかどうか、効いているかどうか。柊子さんの読みなら「参道」だから生きてくるのですよね・・・どうも「空を飲む」で選んだようです。 (2020年06月16日 (火) 04時17分)[17850]

榮一 > 空を飲むは功罪半ばですね。迷ったところです。ただ、ラムね瓶の青さをふと感じました。 (2020年06月19日 (金) 15時37分)[17903]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2020年06月20日 (土) 06時40分)[17923]
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17、再開の内海遊覧青葉潮 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時10分)[17747]
   千尋、保子   2点


月番 > 瀬戸の内海でしょうか。遊覧船の再開が嬉しい。 (2020年06月13日 (土) 03時50分)[17782]

千尋 > 内海の遊覧船というと子どもの頃夏休みに毎年行った蒲郡、内海など伊勢湾、知多半島を思い出します。この頃は車でもっと遠くの海水浴場が人気で流行らなくて遊覧などはないようです。そんなあたりの再開かと思いましたが、ここは今年のことかもしれません。
青葉潮の暗緑色っぽい潮を力強く感じました。 (2020年06月15日 (月) 11時43分)[17831]

月番 > 「青葉潮」は、たしかに力強い感じがします。 (2020年06月16日 (火) 04時20分)[17851]

保子 > 何かの事情で中止になっていた内海遊覧船が再開しましたよ〜。青葉潮に安堵感と生き生きとした開放感が伝わってきます。 (2020年06月18日 (木) 00時05分)[17875]

榮一 > 遊覧船の再開ですね。まさに神戸港ですね。 (2020年06月19日 (金) 15時39分)[17904]

世話人 > 作者は樋口進二さんでした。 (2020年06月20日 (土) 06時42分)[17924]
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18、蕺菜の花は太宰に似てゐたる 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 14時08分)[17746]
   洋子、宜子、義之、美保子、柊子、保子、鈴子、循子  8点


月番 > 蕺菜(ドクダミ)の白い花は太宰に似ているという。そのことに8人の方が納得して、今月の最高点句です。 (2020年06月13日 (土) 03時55分)[17783]

義之 > すぐさま、太宰の独特の文体で描かれる「斜陽」の、華族の母娘の自庭のシーンを思い出した。お母さまのおしっこの描写は衝撃的であった。どくだみの強烈な匂いと、清楚な白い花は、確かに太宰の魅力と通ずるものがあるように思う。 (2020年06月13日 (土) 08時02分)[17786]

宜子 > 「似てゐたる」の断定が印象的。確かに!と膝を打ちました。 (2020年06月13日 (土) 09時10分)[17789]

柊子 > 偶然、先日の句会後、八重咲きのドクダミが咲いている場所の話で盛り上がりました。見つけたら庭に植えようと思っていたところですが、太宰はやはり一重でしょう。純白のまま逝ったと納得させられました。 (2020年06月13日 (土) 10時06分)[17790]

洋子 > 過日の句会で、蕺菜がでて、匂が嫌いという人と、薬草の匂だから悪くはない、いい匂いだという人がおりました。その辺からして、太宰らしいです。私は人間のあり方としての太宰の生き方は受け入れがたいものがありますが、文学においては太宰は無くてはならない存在だと思っています。中学生の時に「人間失格」を読んで、これは私だと思い、動悸が止まりませんでした。そういう思いをした人はたくさんおられると思います。特に東北の人間には多いと思います。蕺菜の白い花穂は清らかで、美しく、十字架のようです。太宰の中にもこのような清らかな部分があったはずだと思っています。 (2020年06月13日 (土) 10時32分)[17791]

月番 > 匂い、香りは好みが別れますね。「人間失格」私も洋子さんと同じ思いで読み終えたのを覚えています。読後、しばらく考え込みました。どうしよう・・・と。やはり太宰は凄い!皆さんの「太宰」を、お聞かせください。 (2020年06月14日 (日) 00時58分)[17813]

循子 > 太宰に「まこと信じてもらふには十字架に上らねばなるまいか」という一文があったと記憶しています。洋子さんの「…十字架のようです」で思い出しました。終戦後まもなく父が太宰の短編集を買って来ました。無論当時は仙花紙でした。昭和21年あたりでしょうか。やがて斜陽、人間失格などが出て、23年に彼は入水しました。「きりぎりす」「トカトントン」なども大好きです。ファンは皆、太宰治は私だ!と思っているのです。蕺菜の匂いに好き嫌いがあるのと、かれの文学に好き嫌いがあるのと同じことなのです。 (2020年06月14日 (日) 15時21分)[17821]

循子 > いま短編集「八十八夜」を出してみたら、仙花紙ではなく一段上のわら半紙でした。21年3月の出版。記憶はないのですが、「タイム誌の『人間失格』論」という新聞の切り抜きが挟まれていて、「失意の一色にぬられた絵」とあります。この書評の題名には「日本のニヒリスト」と冠されていたそうです。
しつこく書いて済みません。 (2020年06月14日 (日) 15時58分)[17823]

月番 > 循子さん、たくさんの情報を有難うございます。「失意の一色にぬられた絵」ですか!寸言で言い得ているようです。掲句、多くの方が選んでいます。選評、お願いします。 (2020年06月16日 (火) 04時26分)[17852]

鈴子 > 「似てゐたる」の断定はわたしも驚きました。循子さんの情報はほんとうに勉強になりました。蕺菜の独特の匂い、子供の頃は転んで出来た擦り傷にさっと火に炙って貼ってくれた祖母や母が思い出されます。友人が十本ほど鉢に植えて来てくれた花は凛として、清清しくステキでした。花はもう終わりましたが来年も咲いてくれるように大切に育てます。 (2020年06月18日 (木) 21時54分)[17883]

循子 > 鈴子さん、十何年前に買った貝母草の苗にくっついてきたらしい蕺菜が今や我が家の狭い空き地を席捲しています。凄い生命力です。ほっといても育ちます。白い花は夕闇に可憐で楽しませてくれました。 (2020年06月19日 (金) 10時43分)[17885]

鈴子 > 循子さん、貝母草今ネット開いて見ました。ほんとに可愛らしい花ですね。お庭に咲いていらっしゃるなんて羨ましいです。蕺菜の花は通りすがりに見るだけの花でしたが掲句に出合えたおかげで蕺の花の可憐さと約しさが愛おしくなりました。
(2020年06月19日 (金) 16時21分)[17906]

世話人 > 作者は主宰先生です。 (2020年06月20日 (土) 06時44分)[17925]
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六月定例句会 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 13時46分)[17745]
   準備中です

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五月定例句会 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時54分)[17585]
定例句会の皆さま

 五月にして熱中症を心配せねばならぬ暑さです。
 お元気でしょうか。

 句会の準備が出来ました。明13日から句会を始めます。
 楽しい句会になりますように、活発なご意見をお寄せください。

 月番は先月最高点を得られました松谷眞佐子さんです。
 どうぞよろしくお願いいたします。


           世話人    安田循子


                    


         


眞佐子 > 今月の月番となりました松谷眞佐子でございます。パソコンの調子が悪く時々切れることがあります。心もとない月番ですがよろしくお願い致します。 (2020年05月12日 (火) 22時31分)[17586]

進 二 >  句会も終盤に入ってきましたところで、お願いを一つ。3月以降の流行り病の影響により句会開催が難しくなっていますので、今月末締めの「誌代同人費」を各支部で集めるのに難儀な状況が生じております。よく理解致しておりますが、処理上の問題もありますので、よろしくご尽力お願い致します。状況を鑑み数日の遅れは、今回止むを得ずとしますがよろしくお願い致します。句会の席への無粋なお話になりましたがよろしくお願いいたします。循子さん・月番の眞佐子さん今月も有難うございます。お邪魔をして済みませんでした。 (2020年05月17日 (日) 20時49分)[17691]

眞佐子 > 進二さま、いつもお世話いただきありがとうございます。誌代同人費の集金はこれから致しますのでよろしくお願い致します。 (2020年05月18日 (月) 19時41分)[17697]

世話人 > 句会も終盤です。書き残されたこと、おありではないでしょうか。どうぞ存分にお書き込み下さい。
進二さんからの「お願い」の件、皆さまのご協力よろしくお願いいたします。進二さん、お世話になります。 (2020年05月18日 (月) 20時25分)[17701]

月番 > 句会も残すところあと1日となりました。まだ書き込みされて無い方やまだご意見のある方の書き込みをお願い致します。 (2020年05月18日 (月) 21時52分)[17702]

世話人 > 主宰先生から全作品に選評を頂きました。皆さまの新たな書き込みも無いようなので、五月定例句会を閉じさせて頂きます。主宰先生、ご指導有難うございました。ご参加くださった皆さま有難うございました。月番を務めて頂きました眞佐子さん、お疲れ様でした。お礼申し上げます。
コロナ感染の脅威はまだ出口が見えません。くれぐれもお体に気をつけてお過ごし下さい。

     世話人   安田循子
(2020年05月19日 (火) 22時05分)[17722]

世話人 > お早うございます。二十日になりましたので、作者のお名前を発表しておきます。
今月の最高点句は宜子さんの作品でしたので、来月の月番を務めて頂くことになります。よろしくお願いをいたします。 (2020年05月20日 (水) 07時11分)[17723]

月番 > 主宰先生、全ての作品に選評をいただきありがとうございました。世話人さまお世話いただきありがとうございました。句会のみなさま沢山の書き込みありがとうございました。拙い月番でしたがこれで終わらせていただきます。 月番、松谷眞佐子 (2020年05月20日 (水) 09時44分)[17743]

宜子 > 世話人様、今月もお世話になりました。来月の月番、承知しました。微力ながら全力を尽くします。よろしくお願いします。 (2020年05月20日 (水) 11時50分)[17744]
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1、ていねいに手指を洗ふ昭和の日 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時20分)[17584]
  加津子、柊子、義之、眞佐子、循子、保子   6点


月番 > 最近は手洗いが上手になりました。みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時14分)[17602]

世話人 > さりげなく自然体で詠まれた句です。ていねいに手指を洗うという行為は最近のコロナ騒ぎで毎日メディア上で目にすることですが、そういう時事的なことを抜きにしても嫌味なく「昭和の日」に納まっていると思います。 (2020年05月13日 (水) 22時32分)[17610]

循子 > 上記、世話人とあるのは循子と訂正します。 (2020年05月13日 (水) 22時40分)[17611]

月番 > 循子さま書き込みありがとうございます。昭和の日が良かったですね。 (2020年05月14日 (木) 09時42分)[17614]

加津子 > 私も昭和の日でいただきました。 (2020年05月14日 (木) 10時11分)[17618]

柊子 > ていねいに洗う事と昭和の日とが響き合っていると感じました。それは手を洗う事に限らず、昭和の時代の日常生活の様々な事が、今よりていねいだったと。コロナ騒ぎが落ち着いた後にも心の隅に留めておきたいと頂きました。 (2020年05月14日 (木) 17時11分)[17619]

保子 > 「ていねいに」という言葉だけでもとても気持ちが落ち着きます。季語も良かったです。 (2020年05月17日 (日) 23時22分)[17693]

榮一 > 新型コロナウイルスの流行から丁寧な手洗い、外出時のマスクは日常になっています。昭和の日が生きていないです。 (2020年05月19日 (火) 14時33分)[17703]

世話人 > 作者は太田鈴子さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時13分)[17724]
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2、巣ごもりの廊下の木目夏立ちぬ 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時18分)[17583]
  直、柊子、千尋、保子   4点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時37分)[17587]

千尋 > 「巣ごもり」が春の季語なのでいかがしたものかと考えましたが、ここはコロナのため巣ごもりのように家に閉じこもっているということと解していただきました。
家の中にばかりいると家のいろんなことが気になります。本棚の本の並び方、食器棚の隙間、廊下の隅が目に入ります。ふと目についた廊下の木目に夏を感じたのですね。 (2020年05月14日 (木) 00時30分)[17613]

月番 > 千尋さま書き込みありがとうございました。巣ごもりには色々な意味があるようですが、掲句の場合はコロナのための巣ごもりですね。 (2020年05月14日 (木) 09時48分)[17615]

柊子 > 巣ごもりを季語として見落としていました。
こうやって自宅にいる時間が増えると、いつもは気付かない家の隅々に目がいく事が多々あります。夏になり、気持ちよく裸足で歩く廊下が目に浮かびました。 (2020年05月16日 (土) 15時21分)[17665]

> 我が家には、廊下はありません。ただ板の間があり、物置として使つています。本棚が2個、大きな絵が2個、あとゴルフ道具を少し、久し振りに掃除しました。 (2020年05月17日 (日) 16時10分)[17686]

保子 > 「巣ごもり」季語ではありますが、最近日常的につかわれているので迷います。「廊下の木目」にひんやりとした落ち着きを感じ、座五で雰囲気が変わり開放感がありました。 (2020年05月17日 (日) 23時52分)[17694]

榮一 > 巣ごもりは春の季語です。字余りになってもステイホームとすべきでは。 (2020年05月19日 (火) 14時37分)[17704]

世話人 > 作者は主宰先生です。 (2020年05月20日 (水) 07時14分)[17725]
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3、夢のあと指紋の残る春の月 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時15分)[17582]
  義之   1点


月番 > 難しそうな句です。義之さまお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時39分)[17588]

義之 > 「指紋の残る春の月」が好きで頂きました。私には思いもつかぬこのような発想は羨ましく感じます。因みに、心象句としても、それなりに映像も見えています。ただ上五「夢のあと」は、やや説明的なので、「白昼夢」くらいが私の好みです。 (2020年05月13日 (水) 16時22分)[17605]

月番 > 義之さま早速書き込みいただきありがとうございました。春の月がいいですね。


(2020年05月13日 (水) 19時30分)[17606]

循子 > この句はどことなく気になるし好きな句なのですが、それを具体的にどう選評を書けばいいのか迷います。義之さんがお書きのように心象句なのでしょう。ただ、義之さんには申し訳ないけれど、私は白昼夢のほうが説明的に思えるのですが。 (2020年05月14日 (木) 21時24分)[17622]

榮一 > 感覚は悪くありません。問題は「夢のあと」ですね。この導入部が作者の情念あるいはメルヘンを消してしまったような気がします。作者が句に入り切れていないように思います。 (2020年05月19日 (火) 14時44分)[17705]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時16分)[17726]
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4、干しかごのピール半生夏はじめ 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時12分)[17581]
  宜子、主宰   3点


月番 > ピールを作るのにいい季候ですね。宜子様書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時42分)[17589]

循子 > 夏みかん、檸檬、土佐文旦などいずれのピールも美味しそうですね。味も香りも頭のなかに甦ってきます。ジャムもピールも手作りするのは楽しいですが、もう体力が無くて残念。乾き具合を確かめていらっしゃる様子が羨ましい。 (2020年05月15日 (金) 14時11分)[17630]

宜子 > この干しかごはきっと、ベランダに下げられている干しかご。中にはまだ半生のピールたち。こんなことに「夏はじめ」を感じている作者さん。素敵です。素材の目新しさ、しっかりした具象。一番に選びました。 (2020年05月15日 (金) 19時49分)[17638]

義之 > 半生のピールという言葉から想像したのは、大根、乾瓢、林檎の皮等です。柑橘類の皮で作る砂糖菓子とは努々思いつきませんでした。 (2020年05月16日 (土) 09時07分)[17651]

孝子 > 頂くつもりが見逃してしまいました。ピールの半生実感がありますね。季語もいいです。 (2020年05月16日 (土) 11時28分)[17655]

榮一 > レモンピールやオレンジピールを作っているのですね。作ったピールを毎朝ヨーグルトに入れて食べているのでしょう。夏はじめがいいですね。 (2020年05月19日 (火) 14時47分)[17707]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時17分)[17727]
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5、乱取りの畳打つ音五月来る 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時10分)[17580]
  淳子、紫翠、加津子、洋子、柊子、眞佐子、循子、保子、鈴子、進二   10点


月番 > 柔道の乱取りでしょうか。今月の最高点です。多くの方の書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時46分)[17590]

紫翠 > 「五月来る」を取り合わせた作者の感性に脱帽です。 (2020年05月15日 (金) 10時45分)[17623]

洋子 > 柔道の受け身でバーンと畳を叩く弾んだ音が聞こえるようです。5月の爽やかさがその音を増幅させているようです。 (2020年05月15日 (金) 11時04分)[17626]

循子 > 畳打つ音に若者たちの汗の臭いまで伝わってくるようです。まさに「五月来る」です。 (2020年05月15日 (金) 14時17分)[17631]

眞佐子 > 志貴野支部の先輩の方に「乱取りを知らないのですか」と言われたのを思い出しながらいただきました。五月来るが好きでした。 (2020年05月15日 (金) 19時45分)[17637]

進 二 > 所属する剣道部の隣が柔道部だったので、稽古の合間、袴姿のまま格子窓からよく覗いたものです。畳を打つ音は、季節によって違っており、やはり耳に心地良かったのは春〜初夏そして秋だったように思います。イントロの「乱取り」から動きが、そこへ「音」。季語の「五月来る」も相応しく。正に「一本」決まりの句に。 (2020年05月15日 (金) 20時40分)[17646]

孝子 > 乱取りの五音に悩み見過ごしました。学生の体育の受付ですべておわりで残り剣道と柔道で泣く泣く柔道をとりました。女子はそういうひとが多くほとんどが受身とダンスみたいな汲み取りでした。ナノに体操嫌いの私が試合で授業やすむのはオッケイで初めて体操で優をもらった思い出があります。そのため受身の畳・・にはじっかんがあります・ (2020年05月16日 (土) 11時42分)[17656]

柊子 > 柔道をやった事はもちろん実際に見た事もありません。経験のある方なら爽やかな五月、じめじめした六月等、それぞれの音の違いがお分かりになるのだろうと想像して頂きました。 (2020年05月16日 (土) 15時05分)[17664]

鈴子 > 以前働いていた職場の前が古びた柔道の道場でした。昼中は子供の賑やかな稽古、夕方は仕事帰りの若者が汗を流しており、道場の窓ガラスに響く音まで聞こえたものです。皆さま書いておられるように「五月来る」が決まっていると思います。 (2020年05月16日 (土) 19時59分)[17670]

加津子 > 17音の歯切れの良い調べに、気持ちの良い音が聞こえてきました。 (2020年05月17日 (日) 07時56分)[17677]

榮一 > 柔道の乱取りとすぐわかります。句は悪くないが今年のことではなさそうです。そこがどうかと思いました。 (2020年05月19日 (火) 14時51分)[17708]

世話人 > 最高点句の作者は山内宜子さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時19分)[17728]

世話人 > お世話様ですが、来月の月番をお願いいたします。 (2020年05月20日 (水) 07時22分)[17730]
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6、筍にまだ残りある地の温み 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時06分)[17579]
  淳子、宜子、洋子、義之、眞佐子、剛   6点


月番 > 堀立の筍でしょうか。みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時48分)[17591]

洋子 > 堀りたての筍を手に持ったら、じんわりと暖かかった。それは土の持つ温度、地の恵みを感じているのです。 (2020年05月15日 (金) 11時09分)[17627]

循子 > 「地の温み」は確かな感覚です。それがこの句の強みでしょう。 (2020年05月15日 (金) 14時20分)[17632]

眞佐子 > 竹藪のある家に育ちましたので、堀立の筍には土の温みがあったのを思い出していただきました。 (2020年05月15日 (金) 19時50分)[17639]

宜子 > 掘りたてでなくても、八百屋さん、スーパーに並んでいるのでも、皮付きの筍の、あのずんぐりとした持ち重りのする感じはまさに「地の温み」です。筍そのものより「地の温み」を買って帰るような気がしました。豊かです。 (2020年05月15日 (金) 19時57分)[17641]

義之 > 筍の温みとは、少しけば立った表皮の所為かも。昔何度か行ったことのある筍狩りを思い出しました。確かに胸一杯に担いだ筍は暖かかった記憶があります。 (2020年05月16日 (土) 09時14分)[17652]

> 皆さんの書かれた通りである。私らの年代は戦後の食糧難の時代に生まれて育ち、食物に飢えていた時代である。喰い盛りの上にお金も無いし、疎開先の山や川へ、自然の食物を調達に行った当時の記憶が蘇えり、しんみりとする事になった。日本の四季は、筍に限らず、土地の恵みは多い。心して口にせねばなるまい。 (2020年05月18日 (月) 13時11分)[17696]

榮一 > 感じ方は悪くありません。ただどことなく類そう感があって敬遠しました。 (2020年05月19日 (火) 14時55分)[17709]

世話人 > 作者は村上直さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時20分)[17729]
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7、モンローの笑みのルージュや風光る 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時02分)[17578]
  孝子、鈴子   2点


月番 > 孝子さま、鈴子さまよろしくお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時50分)[17592]

循子 > マリリンモンローといえば、すぐにアンディウォーホルの作品群を思い出すのですが、掲句はもっと生々しい感じがするので、やはり映画の中のモンローでしょうか。「風ひかる」にやや違和感がありました。 (2020年05月15日 (金) 22時07分)[17649]

孝子 > もうモンローというと私たち年代にはすぐにこの状態、ほかもろもろのかたちが目に残ってるほどきょうれつです。このルージュの言葉だけでもモンローのいろいろな面がうかぶほどです。季語もモンローへの措辞としていいと思いました。 (2020年05月16日 (土) 11時51分)[17657]

鈴子 > マリリンモンローの真っ赤なルージュは今でもはっきり思い浮かびます。映画の内容はすっかり忘れてしまいましたが。中七の笑みのルージュは少々気になりました。 (2020年05月17日 (日) 23時05分)[17692]

月番 > モンローの顔立ち特にルージュは直ぐ思い浮かびますが、後はなかなか思い出せませなくなりました。 (2020年05月18日 (月) 19時49分)[17698]

j循子 > 私もやはり中七の「笑みのルージュ」は気になりました。 (2020年05月18日 (月) 20時04分)[17700]

榮一 > 好きな情景です。ただ、笑みに違うものを感じました。モンローは作られた偶像に生きた人形の様に思います。笑っているのか泣いているのかは彼女自身しかわからないのかもしれませんが。 (2020年05月19日 (火) 15時02分)[17710]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時23分)[17731]
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8、海舟の池畔の墓や柳絮飛ぶ 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時50分)[17577]
  淳子、宜子、紫翠、美保子、主宰   6点


月番 > 勝海舟でしょうか。みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時52分)[17593]

美保子 > 洗足池池畔にご夫婦のお墓があるそうです。季語も海舟にふさわしい季語と思います。 (2020年05月14日 (木) 19時12分)[17620]

循子 > たしか梟句会の大江戸吟行で、連れて行って頂いたように思いますが、ちょっと資料が見つかりません。佳句と思います。 (2020年05月15日 (金) 13時52分)[17629]

月番 > 足洗池池畔にお墓があるのを知りませんでした。掲句をいただけなくて残念でした。 (2020年05月15日 (金) 19時39分)[17636]

紫翠 > 「海舟」でなく「海舟の墓」に「柳絮飛ぶ」を取り合わせたことで作品が立ち上がった。詠み手によりいろいろな鑑賞が可能と思います。 (2020年05月17日 (日) 11時16分)[17680]

紫翠 > 「詠み手」でなく「読み手」です。 (2020年05月17日 (日) 11時18分)[17681]

榮一 > 洗足池の海舟の墓は知りません。海舟と言う人は実に多彩なひとですね。柳絮が風任せに自由に飛ぶさまが海舟によく似合います。 (2020年05月19日 (火) 15時07分)[17711]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時24分)[17732]
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9、終活の法話の講座風薫る 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時48分)[17576]
  直、鈴子、進二   3点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時54分)[17594]

循子 > 盛んに「終活」という言葉が一般にもメディア上にも飛び交っています。ここは法話ですから講師はお坊様。雰囲気がよく伝わってきます。「風薫る」も明るくて、いいなと思います。頂こうかなぁと思った句です。私事で済みませんが、私は行きあたりばったりで終活とは無縁のぐうたらです。 (2020年05月15日 (金) 14時36分)[17633]

月番 > 循子さまと同じで終活をする気がなくて困っています。 (2020年05月15日 (金) 19時54分)[17640]

鈴子 > 気になった句で頂きました。私自身も終活を考える年齢になっていながら何一つ深く考えた事がありません。どうなる事やら・・・・ (2020年05月16日 (土) 20時30分)[17671]

> 終活.について、色々考えておりますが,後3日程かかります。家族の事、色々な会のリーダーとしての跡継ぎ、まだ菩提寺も決めていない現状です。早急に頑張りますが、この句を選んで良かったです。
(2020年05月17日 (日) 12時17分)[17684]

進 二 >  受講すべき年齢にどっぷり至っているのですが、へぼ用に追われ、未だ受講の機会を得ていません。散歩する途中のお宮さんの鈴を振らして頂く心境で、この句頂戴致しました。気持ちはあるのです。上五中七の実に対する「風薫る」の俳号で、読み手にも前向きの気持ちが感じられていいですね。

(2020年05月17日 (日) 17時59分)[17687]

進 二 >  最下段の「俳号」は「配合」の間違いです。やはり、受講が必要なようで。 (2020年05月17日 (日) 18時02分)[17688]

榮一 > 断捨離の後の終活です。講座も盛んなようです。やはり仏教国ですね。 (2020年05月19日 (火) 15時14分)[17712]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時25分)[17733]
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10、タッパーのおかずを母に柿若葉 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時46分)[17575]
  加津子、鈴子   2点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時56分)[17595]

加津子 > 近くに住んでいる一人暮らしのお母様に、朝に夕に足を運んでいる誌友がいます。この句を読んですぐに彼女とお母様が浮かびました。おばあ様から3代に渡って、俳句をたしなまれるご一家。柿若葉がとても似合います。 (2020年05月14日 (木) 09時59分)[17617]

循子 > 優しい句ですね。加津子さんのご意見通り「柿若葉」がしっくり似合ってると思います。私に娘は無くて残念。 (2020年05月15日 (金) 14時44分)[17634]

月番 > 母はもういないのですが作者さんのようにもう少し世話をしてあげれば良かったと思います。 (2020年05月15日 (金) 20時03分)[17642]

鈴子 > タッパーのおかずをお母さまに。何だか羨ましくなりまりた。 (2020年05月17日 (日) 11時26分)[17682]

榮一 > 施設に入っている母かと思ったがはっきりしません。柿若葉も悪くありません。どこか纏まり切れていないものを感じます。 (2020年05月19日 (火) 15時18分)[17713]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時27分)[17734]
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11、ステイホームの庭木の手入れ梅けむし 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時44分)[17574]
  洋子   1点


月番 > ステイホームは良く聞く言葉です。洋子さま書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時59分)[17596]

洋子 > 新型コロナウィルスの拡散を防ぐため、三蜜を避け、ひたすら家にいて、と叫ばれていますが、長引くと、退屈です。そこで、「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」といばかりに、梅の木の手入れを始めたのですが、なんと梅けむしがいっぱいついていたのです。踏んだり蹴ったりのコロナ籠りが早く終わってほしいものです。 (2020年05月13日 (水) 20時55分)[17607]

月番 > 洋子さま書き込みありがとうございました。コロナ籠もり早く終わってほしいですね。 (2020年05月14日 (木) 09時53分)[17616]

循子 > 毛虫が頸筋に落ちてきた時の感触が甦ります。桜もそうですが、梅にも何故あんなに毛虫が付くのでしょうか。ステイホームの遵守とは言え毛虫と格闘の庭手入れ。さぞかし…と拝察しております。 (2020年05月15日 (金) 21時52分)[17647]

孝子 > またの初知識で梅けむしという言葉をしりました。桜には毛虫を、沢山みてるのですが桜毛虫というのはないですよね。それが梅ははなをみる。実を見ることはあっても毛虫は覚えがなかったので、梅けむしということばがあることに学ばせていただきました、。 (2020年05月16日 (土) 12時06分)[17658]

榮一 > まさに令和二年の今年でなった句です。 (2020年05月19日 (火) 15時20分)[17714]

世話人 > 作者は樋口進二さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時30分)[17736]
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12、透明な手話者のマスク青嵐 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時42分)[17573]
  直、剛、進二   3点


月番 > 男性の方のみお取りになっておいでです。書き込みよろしくお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時04分)[17597]

> 私の友人で、手話を、勉強して、人の役に立ちたいと、いつていました。手話者になるには、大変な努力が必要です。心意気が素晴らしいですね。 (2020年05月16日 (土) 13時55分)[17662]

> 時の疫である新型コロナウイルスの終焉はまだまだ先の事らしい。連日テレビ報道の多くは手話者が連れだって、このニュースを伝えるのが定番のようになった。手話者は指先や口先、身振りから、言葉紡ぎ出して、聴覚を失った人達に、時のニュースを伝える。目を(視覚)耳にして(聴覚)とでも言えば良いのか。この句のマスクは顔を覆う布や紙製の物では無く、フエイスシールドと呼ばれる透明の物だろう。例年ならこの季節は出かける事が多いが、今年は家に籠ってテレビを見ながら、嘆くばかりである。季節だけは裏切らず確実に廻る。 (2020年05月16日 (土) 14時14分)[17663]

循子 > なるほどフェイスシールドのことだったのですね。あれもマスクの一つではありますよね。コロナ騒ぎの最初の頃、マスクを付けずに総理の横で手話をされてるのを見て、命がけ仕事だなあと思いました。でも手話者は発語するわけではないので、無くてもいいのか、など考えていました。透明なマスクでピンと来なかったのは、申し訳ないような。 (2020年05月16日 (土) 15時36分)[17667]

洋子 > 聾者の方は、読唇術で言葉を理解するので、マスクをされたら困るようですね。手話通訳者の唇が動いているのを見かけますけど、声はださなくても唇の動きを示しているんでしょうね。フェイスシールドを付けた手話通訳者はまだ見かけていませんけど、とてもいいアイデアと思います。 (2020年05月16日 (土) 21時00分)[17672]

月番 > お取りにならなかった方もご意見お願いします。 (2020年05月16日 (土) 21時28分)[17673]

月番 > 皆様書き込みありがとうございました。先に入れたつもりのお願いが今頃入ってしまい失礼いたしました。 (2020年05月16日 (土) 21時36分)[17674]

加津子 > 今は、手話は主流ですが、以前は、ろうあ者に声を出させる教育でした。手話をするとろうあ者だとわかってしまう事の理由もあった様です。NHKの手話ニュースを読み取るのは、相当の教育を受けていなければわからないと思います。顔の大袈裟なほどの表情で読み取る場合もあります。私達もマスクの下で表情がとぼしくなっているかもしれませんね。ろうあ者の知り合いがいるので、少し気になった句でした。 (2020年05月17日 (日) 08時17分)[17678]

進 二 >  手話者の使命感と熱意が痛いほど感じられる句。今回の流行り病は歴史に語り継がれる社会事象で、「時事」では片付けられない事象に。「青嵐」の選択も良かったと思います。 (2020年05月17日 (日) 18時22分)[17689]

榮一 > フェイスシールドとは気が付きませんでした。それであれば透明もマスクもいりません。手話者のフェイスシールドでいいのではと思います。 (2020年05月19日 (火) 15時26分)[17715]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時29分)[17735]
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13、白髯の祖父の横顔桐の花 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時40分)[17572]
  孝子、紫翠、加津子、柊子、千尋、剛   6点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時05分)[17598]

紫翠 > 祖父像と作者の想いが「桐の花」で鮮明に伝わるように思います。 (2020年05月15日 (金) 10時50分)[17624]

孝子 > 私は生まれる前に両方の祖父が早く亡くなってるので祖父の思いがありません。そのためこの作者さんの祖父像にあこがれをもちこの季語の選択で祖父像を的確にみせてくれている上に思いもつたわりいい句だとおもいました。 (2020年05月16日 (土) 12時11分)[17659]

柊子 > 子規の横顔を詠んだ句を思い出したりしました。
この髯はほおひげを著すと知り、なおさら横顔が素敵な事でしょう。桐の花から自慢のお爺さまと想像できました。 (2020年05月16日 (土) 15時34分)[17666]

加津子 > 季語で想像が膨らみました。 (2020年05月17日 (日) 08時19分)[17679]

> 座敷の鴨居の上の小壁に掲げてある、祖父の肖像画とか写真のように思えたが、違うかも知れない。桐の花の家紋も有ると聞くし、また、日本国政府は桐の花を紋章にしてゐる事もあり、何らかの業績を残した、白髯の横顔と桐の花を勝手にリンクさせての想像であり、考え過ぎかもしれない、勝手な読みで済みません。 (2020年05月17日 (日) 19時53分)[17690]

榮一 > 悪くない句ですが従来的な表現が気になります。桐の花など美味いです。 (2020年05月19日 (火) 15時28分)[17716]

世話人 > 安田循子です。 (2020年05月20日 (水) 07時32分)[17737]
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14、籐椅子や推理小説最終話 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時35分)[17571]
  淳子、孝子、直、美保子、眞佐子、循子、進二、主宰   9点


月番 > 多くの方がお取りになっています。書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時07分)[17599]

美保子 > 廊下の一番日当たりのいい場所にある籐椅子がこの方の気に入りの読書の場所なのでしょうか。推理小説最終話ですから「ああ夕飯の支度が」と気になりながら、立つことが出来ない様子がうかがわれます。 (2020年05月14日 (木) 19時28分)[17621]

孝子 > このステイホーム期間で久しぶりに推理小説や本をよみなおしたり。テレビにくぎづけになったりしました。季語のもって来方が情景をうまくだしてると思いました。難をいうと下五がちょっときついなと思いました。 (2020年05月16日 (土) 12時18分)[17660]

循子 > 籐椅子は私の原体験というべきもので、まず心が立ち止まってしまいます。生まれる前から我が家にあったらしく、二階の縁側の籐椅子は子供の私が坐ると頭まで隠れるほどゆったりしていて、時々は籐の網目に髪の毛が引っ掛かった感触まで思い出します。そこで本を読むのが楽しみでした。クオレやイソップ、グリム、などもそうですが、巌窟王や鉄仮面、明智小五郎、アルセーヌ・ルパンらとも馴染みになりました。推理小説の中途で立つのは辛い。美保子さんがお書きのとおりです。 (2020年05月16日 (土) 16時11分)[17668]

循子 > 作者のかたは、時間を気にしながらだからも、最終章まできたら結末を知らずには居れないのです。気持わかるなぁ、と。主婦の気持です。 (2020年05月16日 (土) 16時20分)[17669]

眞佐子 > 十代の頃小説の最終話が知りたくて豆電球の下で立って読んだことがありました。今も最終話が知りたくてなかなか立つことが出来ません。籐椅子がいいですね。 (2020年05月16日 (土) 21時51分)[17675]

> 推理小説最終話ときたら、最後にどんなどんでん返しが、あるかと期待されて読者を離さない、籐椅子の季語と合わせてよい句と思いました。 (2020年05月17日 (日) 14時22分)[17685]

榮一 > 今年はコロナの影響でじっくりと本が読めます。ただ推理小説はあまり好きではありません。藤沢周平以来池波正太郎など時代小説ばかり読んでいます。最終話はドキドキするものですね。籐椅子が落ち着いていいですね。 (2020年05月19日 (火) 15時34分)[17717]

世話人 > 作者は和田柊子さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時33分)[17738]
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15、はまなすや水平線の暮れ残る 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時31分)[17570]
  紫翠、千尋、美保子、保子   4点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時07分)[17600]

紫翠 > 情景がそつなく表現され、作者の心情も伝わるような気がします。 (2020年05月15日 (金) 10時55分)[17625]

循子 > 夢二の絵を見るように綺麗な句です。好きです。 (2020年05月15日 (金) 21時59分)[17648]

美保子 > ハマナスは多分二十年位前に北海道に行った時に初めて見たのではなかったかと思います。その実がローズヒップティーだなんて最近知りました。でも、そうかなあと思い、検索したら、ハイビスカスも書いてありました。どちらも、そういうのでしょうか。掲句はハマナスの赤と水平線に暮れ残った夕日とが色がぴったりで北海道ならではだろうと思いました。 (2020年05月16日 (土) 11時16分)[17654]

千尋 > 「はまなす」といえば、どうしても知床岬、あのメロディが頭の中を流れてしまいます。団塊の世代ゆえに仕方ないことと思います。玫瑰の咲く季節に北海道にいったことはありませんが、未だに憧れの夕景です。 (2020年05月17日 (日) 01時18分)[17676]

保子 > 北海道で観光バスの窓から見たかな〜という感じなのですが、懐かしくて頂きました。 (2020年05月18日 (月) 00時05分)[17695]

榮一 > 玫瑰や今も沖には未来あり・・草田男を彷彿とさせます。悪くない句と思いました。 (2020年05月19日 (火) 15時40分)[17718]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。月番、お疲れ様でした。 (2020年05月20日 (水) 07時35分)[17739]
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16、耄碌の果ては菜の花畑かな 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時29分)[17569]
  孝子、宜子、千尋、美保子、循子、主宰   7点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時17分)[17603]

循子 > 耄碌という言葉が他人事ではなくなってきたこの頃、「…菜の花畑かな」と開き直られると、なんだかほっとします。しかも微笑みながら、です。やがて煩雑な現実に戻らねばならぬのですが。
こういう句には気持まるごと持ってかれてしまう。理屈抜きです。 (2020年05月13日 (水) 22時25分)[17609]

月番 > 耄碌という言葉に自分も近づいていると思いながら頂くのを迷った句でした。菜の花畑で救われました。 (2020年05月15日 (金) 20時13分)[17643]

宜子 > 循子さんはともかく、 耄碌はもう、明日は我が身です。それでも、その果てにあるのが菜の花畑なら、取り立てて気にすることもないかと、思わせてくれます。循子さんの書かれている通り、理屈抜き、まるごと納得の句でした。 (2020年05月15日 (金) 20時18分)[17644]

美保子 > しょっちゅう、ミスをして東京の娘に電話でその対応法を教えてもらっているので、これは耄碌いわずに何というのでしょう。でも、もう少し、すすんだら、菜の花畑なのですね。色々悩まずに菜の花畑の中に居られるのでしたら、心配ないですね。 (2020年05月15日 (金) 20時31分)[17645]

榮一 > 耄碌は少し言いすぎとも思いましたがよくわかる句です。人は帰るところに帰るものだと感じます。しっかりと簡明で良いと思います。 (2020年05月19日 (火) 15時43分)[17719]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時37分)[17740]
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