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15 兜太逝く朧に魚の影数多
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投稿者:世話人
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(2018年03月12日 (月) 21時10分)[12620] |
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循子 義之 剛 主宰 (5点)
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月番 > 月番以外は男のかたが採っておられます。そのことに意味はないでしょうけれど。 (2018年03月13日 (火) 22時07分)[12658]
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義之 > 一読して兜太の「青鮫」の句であることが分かる。春の季語の朧で、兜太の追悼句と判明。兜太逝くは、ダメ押しの感。採っていながら、ネガティヴな句評ですみません。ただ、うようよ泳ぐ青鮫の映像が、これでもかと迫りくる。 (2018年03月15日 (木) 19時37分)[12690]
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循子 > 「兜太逝く」は義之さんの「ダメ押し」のとおり、無くもがなの感がありますが、中七から下五への映像が魅力的でした。 (2018年03月15日 (木) 22時15分)[12695]
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剛 > 義之氏の書かれた通り、兜太さんを追悼するこの句の背景は、あの句の庭の梅と青い鮫であるに違いは無い。また、この句の朧の中に見えた数多の魚の影は兜太さんの死を悼む人たちと取らねばなるまい。ただ必ずしも青鮫では無いような気がしないでも無い。あの庭中に来ていた青い鮫は何の暗喩だったのか未だにすっきりしない所為もあるが、この追悼句の朧の中の「魚の影数多」には、うな垂れる外は無い。 (2018年03月16日 (金) 10時40分)[12704]
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月番 > 剛氏のコメントの繰り返しになりますが、「朧に魚の影数多」は情に流れ過ぎず、しかもはっきりとイメージ出来るし、上等の措辞と思います。「うな垂れる外無い」という剛氏の賛辞が羨ましい。 (2018年03月17日 (土) 14時09分)[12723]
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榮一 > 朧の魚影が南溟に散った戦友のように思いました。まさに追悼ですね。 (2018年03月20日 (火) 03時21分)[12771]
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世話人 > 作者は山内宜子です (2018年03月20日 (火) 20時42分)[12792]
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