|
6 肝心なことは言へずに懐手
|
|
投稿者:世話人
|
(2017年01月12日 (木) 20時56分)[9869] |
|
洋子 義之 剛 紫翠 千尋 加津子 眞佐子 淳子 吉章 (9点)
|
|
月番 > いわゆる成句に季語の取合せの句のようですが、2番の最高点句と同じ9人の方がお採りです。書込よろしくお願いします。 (2017年01月13日 (金) 03時44分)[9883]
|
|
|
千尋 > うまく書けませんが、懐手が付きすぎで、当たり前なのに採らされたっという感じです。失礼があったらすみません。俳句の難しさを再認識しています。 (2017年01月16日 (月) 00時44分)[9913]
|
|
|
剛 > 些か古い季語である。和服の懐に手を入れる所作を言い、普通は手の冷えを温める、さしずめ現代ならポケットだろう。この季語の意味合いは考え事をする,思索をめぐらす場面などに用いられると文献にあった。私の頭の中には褞袍(どてら)が思い浮かんだことは確かである。血を繋いでいても性格の悪い私には何も言わなかった、古い時代の父親を思い出させる事になった。 (2017年01月16日 (月) 12時30分)[9920]
|
|
|
循子 > この頃は京都の旦那衆ぐらいしか男のひとが和服を着ているのは見かけないように思います。女性で懐手は無さそうですし。だから取り合せ以外に「懐手」は使いにくい季語の感じがあります。私が五、六歳ぐらいまでまだ時々は着物で遊んでいたので(病気の時など特に)当時はしもやけで膨れた手を懐に入れて、よその子供たちが遊ぶのを見ていた記憶があります。たしかに褞袍で懐手は昔のお父さんのイメージ。懐かしいですが…。 (2017年01月16日 (月) 13時00分)[9923]
|
|
|
加津子 > 懐手というと人の話を聞く父が思い浮かびます。この方と違ってずけずけ物を言う父でした。懐かしさでいただきました。 (2017年01月17日 (火) 13時37分)[9945]
|
|
|
榮一 > 懐手の本意は手が冷えるのを防ぐためということです。大人は行儀のよくない行動とされています。句では理屈っぽい使い方ですね。 (2017年01月18日 (水) 04時01分)[9959]
|
|
|
眞佐子 > 私の父は会社から帰るといつも和服を着て自分の席に座っていました。掲句の人物とは逆で人の話はじっと聞き肝心な事はきちんといったように思います。懐手から昔を思い出させていただきました。 (2017年01月18日 (水) 22時51分)[9982]
|
|
|
世話人 > 作者は山内宜子です。 (2017年01月20日 (金) 19時35分)[9994]
|
|
|