玄鳥 定例句会

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12・立つ足をときどき換える案山子翁 投稿者:世話人 (2024年09月17日 (火) 05時39分)[24317]
6点 美保子・義之・宜子・剛・保子・紫翠・


月番 > 一本足で立っている案山子翁。足を換えるとか。見てみたいですね。 (2024年09月17日 (火) 16時41分)[24342]

義之 > 「案山子」の季語を大歳時記で調べましたが「案山子翁」は例句に一句見つけましたが傍題としての記載はありませんでした。本句の場合この「翁」が良く効いているように思いました。詩の世界が広がるようです。
(2024年09月22日 (日) 00時25分)[24371]

> 「山田の中の一本足の案山子」なんて、今の子供たちはたぶん知らない。童心に帰れるしユーモアが有って面白い、案山子もきっと疲れるので、丑三つ時にでも変えてゐるのかも知れません。揶揄してゐた子供達も、また雀も案山子も今は見る事が少なくなり、私も齢を取って老人になり果てましたの、感慨。 (2024年09月22日 (日) 11時10分)[24376]

美保子 > 思わず、微笑んでしまいました。空想の世界に遊んで俳句に残せるなんて、素敵です。 (2024年09月22日 (日) 11時53分)[24380]

紫翠 > 発想が素晴らしいと思います。 (2024年09月23日 (月) 11時56分)[24391]

榮一 > 案山子翁に時々足を換えてもらいたい願望のようです。 (2024年09月23日 (月) 13時30分)[24403]

世話人 > 作者は主宰さんです。 (2024年09月24日 (火) 15時10分)[24417]
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13・砂山に終はりの見える長い夏 投稿者:世話人 (2024年09月17日 (火) 05時38分)[24316]
1点 眞佐子・


月番 > 砂山に終はりの見える やっと見えてきたという感じでしょうか。 (2024年09月17日 (火) 16時45分)[24343]

眞佐子 > 今年の夏は本当に長いです。早く終わって欲しいとの思いでいただきました。少し終わりが見えて来たようです。 (2024年09月21日 (土) 15時49分)[24363]

保子 > 無味乾燥な砂山が続くように暑く苦しかった長い夏が、ようやく終りに近づいたという安堵感でしょうか。 終はり です。 (2024年09月23日 (月) 11時07分)[24389]

榮一 > 砂山が今年の猛暑が続く夏の比喩のようです。その比喩が生きているかどうかです。砂山にも長い夏にも終わりが見えるは係っているようですがこのことも気になります。 (2024年09月23日 (月) 13時37分)[24404]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2024年09月24日 (火) 15時10分)[24418]
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投稿者:世話人 (2024年09月17日 (火) 05時27分)[24315]
只今、調整中。

名前

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投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時18分)[24224]
厳しい暑さが続きますくれぐれも熱中症にはお気を付けください。
作品が揃いました。今月も活発なご意見をお願いいたします。
なお、今月の月番は伊藤保子さんです。宜しくお願いします。


月番 > 月番の伊藤保子です。暑い日が続いてますが宜しくお願いします。 (2024年08月15日 (木) 18時02分)[24225]

月番 > 月番の伊藤保子です。宜しくお願いします (2024年08月15日 (木) 18時10分)[24228]

月番 > 句会 8/15〜8/21 です。宜しくお願いします (2024年08月18日 (日) 10時31分)[24247]

世話人 > 22日です、作者を発表いたします。 (2024年08月22日 (木) 17時01分)[24301]

月番  保子 > 八月の句会が終了させていただきます。先生 皆さまご協力ありがとうございました。
 伊藤 保子 (2024年08月22日 (木) 18時05分)[24314]
名前

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1・山小屋の郵便受けや夏暖簾 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時13分)[24223]
3点 加津子・剛・紫翠・


月番 > 山小屋 夏休みの一風景でしょうか。 (2024年08月15日 (木) 18時04分)[24226]

加津子 > あまり山に登った経験が無いのですが、深田久弥の百名山を読んでから親しみを感じます。暖簾の向こうに山小屋の主になった経緯などドラマがありそうです。 (2024年08月18日 (日) 09時47分)[24245]

保子 > 初めて富士山に登った時、山小屋に附随して郵便局や医療施設がある事に感激した事を、思い出しました。小さな山しか登った事がなかったので。
(2024年08月18日 (日) 10時40分)[24248]

鈴子 > 30代の半ばに山岳会に誘われて富士山の登山に参加したことがありましたが途中で男性の一人が具合が悪くなり、五合目のあたりで下山する事になりとても悔しい思いをしたことがあります。 (2024年08月19日 (月) 21時26分)[24274]

> 20歳前後に私が山へ登った頃は郵便受けのある小屋などは無かったと思う。今はもう山も簡単に登れる時代になり、富士山は勿論、立山等もホテルに簡易郵便局が有るようだ。さてこの句だが、冬は閉鎖して夏だけ開業する少し離れた、古くからの小屋の佇まいだろうと思う。赤い郵便受けが印象的で、小屋のスタンプくらいは押してくれるのかも知れない。 (2024年08月20日 (火) 10時20分)[24279]

榮一 > 山小屋もさまざまです。3千メートル級の高山もあれば1千メートルに満たない山もあります。ポストがあれば高山も考えられますが夏暖簾や郵便受けからすると低い山のようです。夏暖簾が意外ですね。形のいい句です。 (2024年08月21日 (水) 04時34分)[24285]

月番 > 追記 山小屋は夏の季語でした。遅くなりましてすみません。 (2024年08月22日 (木) 06時40分)[24298]

作者 > 今句会を立ち上げて読みましたら山小屋は夏の季語とのこと月番さんが書いておられるのに気が付きました。電子辞書使用で調べて句を作ってますが気が付きませんでした。 (2024年08月22日 (木) 07時35分)[24299]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時00分)[24300]
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2・原っぱにポツンとトイレ夏の空 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時10分)[24222]
 1点 義之・


月番 > やはり夏休みでしょうか。広々と空が広が広がっています。 (2024年08月15日 (木) 18時06分)[24227]

鈴子 > 山歩きで気になるのはやはりトイレでしたね。先輩に勧められたのは長めのスカートでした。遠い昔の思い出です。 (2024年08月19日 (月) 21時44分)[24275]

義之 > 具象なのか、それともファンタジー?いずれにしろ映像はしっかりと見えます。因みにテレビの番組の受け売りですが、限界集落に住みついた母子2人の住居のトイレはポツンと庭の原っぱに、それはただ地面に穴を掘った上にトイレ小屋を設置したというものでした。穴が一杯になれば、又穴を掘り小屋を移動させるという計画だそうです。それはそれとして、全ての人々にとってトイレは時により切実な問題となります。掲句は山歩きなどの景なのでしょう。仮設トイレなのか常設の公衆トイレなのか、原っぱにぽつんとトイレを見つけたその時の安心感はどれほどのものでしょうか。 (2024年08月20日 (火) 00時15分)[24276]

榮一 > 原っぱにあるトイレは仮設トイレのようです。山道のちょっとした原っぱにあるようです。車社会になって必要な施設ですが建物にすると手入れが大変です。仮説にすれば入れ替えも簡単です。意外とありそうです。 (2024年08月21日 (水) 04時46分)[24286]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時02分)[24302]
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3・薔薇の名はイズのオドリコ女子野球 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時09分)[24221]
1点 眞佐子・


月番 > 薔薇の名にもいろいろあるのですね。イズノオドリコ 素敵ですね。 (2024年08月15日 (木) 18時12分)[24229]

眞佐子 > 薔薇の花の名に「イズノオドリコ」があるとは知りませんでした。薔薇の花は華やかで美しいですが土にしっかり根を張っている植物です。女子野球も似ているように思いました・ (2024年08月19日 (月) 20時00分)[24268]

榮一 > 薔薇の種類は何万もあるようです。新種には生産者が名前を付ける様です。イズのオドリコであれば日本の生産者のようです。ただ、女子野球が唐突です。 (2024年08月21日 (水) 04時54分)[24287]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時03分)[24303]
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 4・水さげて男の日傘通りけり 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時08分)[24220]
8点 美保子・柊子・洋子・加津子・宜子・鈴子・剛・榮一・


月番 > 今年の夏は本当に暑い。最近は男性の方の日傘をよく見かけますね。 (2024年08月15日 (木) 18時14分)[24230]

美保子 > 宮崎は公共交通機関が発達してないので車社会です。最近の夏の暑さには車の移動がありがたく、女性でも日傘を持っていてもさす機会はほんの少しです。この句は頂いたのですが、水さげて の光景が少しわからないのです。ペットボトルの水ならば この暑さに水を持って日傘をさしてとよくわかるのですが、「水さげて」というと給水所から重い水を運んでいるような感覚になるのは私だけでしょうか。 (2024年08月17日 (土) 21時42分)[24244]

加津子 > 美保子様と同じ玄関出たらすぐ車と言うような田舎の車に頼る生活をしています。男の日傘ですからやはり都会にお住まいの方だと思います。南海トラフの地震関連でスーパーの棚の水が売り切れてしまいました。男の下げる水がとても貴重に感じました。

美保子様、地震たいへんでしたね。 (2024年08月18日 (日) 10時01分)[24246]

月番 > 水下げて の五音だけでも立場によりいろいろな意味合いを含んでいるのですね。八月はまだ終わらないけれど、いろんな事がありました。 (2024年08月18日 (日) 10時53分)[24249]

洋子 > 給水所からの思い容器を運んでいるのなら重くて片手に日傘をさす余裕はないように思いました。
ちょっとしたお出掛けに飲み水のボトルを下げ、日傘をさしていくところではないでしょうか?
この酷暑の状況がよくみえてきます。
(2024年08月18日 (日) 22時14分)[24257]

洋子 > 月番様と色がかぶってしまいました。申し訳ありません。 (2024年08月18日 (日) 22時16分)[24258]

美保子 > 地震への心配ありがとうございます。今まではかなり大きな地震でも南海トラフとの関連はないとされていたのに、今回宮崎だけに特定されているのに、注意報がずっと出ていました。我が家はあんなに揺れて怖かったのに、お菓子の空き箱が落ちた位でした。次姉の所は家よりも二十年程新しい家なのに、中の物が棚にそのまま置いてある物が多かったせいか、沢山、落ちて、ワインの瓶もわれて、片付けが大変だったようです。同じ市内でも揺れる向きと家の建っている向きにでも関係があるのかしらと不思議です。私の悪い癖で文章が長くなります。すみません。南海トラフともなれば、皆さんのお住まいの地域も含まれてきます。前もって、何もできないけれど、備えだけはしておきましょう。 (2024年08月19日 (月) 00時03分)[24261]

> 数多の報道がこの夏の異常な酷暑を伝えてゐる、持ち歩く水の小瓶や小さな扇風機。男達も化粧をしたりする時代である。日傘はファッションで有り時代の装いだろう。時代遅れと云はれればそれまでだが、私の年代はと云はれれば、少し抵抗する人もゐるだろうと思う。 (2024年08月19日 (月) 10時32分)[24263]

榮一 > 水さげるからすれば墓参のようです。墓地にはほとんど影がありません。日傘の用意は周到です。最近流行りの男の日傘です。時代ですね。水さげてが良く効いています。 (2024年08月21日 (水) 05時24分)[24288]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時03分)[24304]
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5・山のべの道の陪塚小鳥くる 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時08分)[24219]
4点 加津子・宜子・鈴子・榮一・


月番 > 山のべの道 日本最古の道とか。訪ねてみたいですね。 (2024年08月15日 (木) 18時18分)[24231]

加津子 > 私も行ってみたい場所です。いにしえ人の踏みしめた径を感じながら小鳥のさえずりが聞けたら素敵です。 (2024年08月18日 (日) 16時39分)[24254]

宜子 > 奈良三輪山の裾を通る「山の辺の道」そこに見つけた小さな「陪塚」。貴人賢人の墓でなく「陪塚」。いろいろな想像が広がります。場所とモノだけの提示だからこそ、読者は想像を広げることができます。「陪塚」の発見でしょう。 (2024年08月18日 (日) 19時38分)[24255]

鈴子 > 山のべの道を心ゆくまで歩いてみたい気持ちになりました。 (2024年08月20日 (火) 16時06分)[24283]

榮一 > 山野辺の道は奈良盆地の古道です。この地域は古墳も多く存在する歴史のあるところです。陪塚(ばいちょう)があるのも珍しくありません。陪塚は最近の調査では大きな墓との関係はあまりないと言われるようになっていますがやはり謎がおおいです。小鳥来るがいいですね。 (2024年08月21日 (水) 05時40分)[24289]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時04分)[24305]
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6・秋暑しマスターキーの置きどころ 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時07分)[24218]
 2点 保子・眞佐子・


月番 > マスターキーの置きどころ 何やら秋の暑さが増すようです。 (2024年08月15日 (木) 18時21分)[24232]

保子 > マスターキーの置きどころ マスターキーを何処に置くかを迷っているのか、それとも置いた場所を忘れて探しているのか、座五に曖昧さを感じました。選句したのにごめんなさい。
(2024年08月19日 (月) 14時03分)[24266]

眞佐子 > 「秋暑し」でマスターキーを何処に置くか迷っているように思いました。 (2024年08月19日 (月) 20時10分)[24269]

榮一 > マスターキーは置かれるところに置かれています。それと秋暑しのかかわりがもう一つ伝わってくるものが無かったように思います。中七以下は些末なことの報告のようです。 (2024年08月21日 (水) 05時47分)[24290]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時05分)[24306]
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7・ロボットの運ぶ昼餉や冷素麺 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時06分)[24217]
 3点 美保子・義之・紫翠・


月番 > 最近 ロボットの立ち働くお店が増えたように思います。冷素麺美味しかったでしょうね。 (2024年08月15日 (木) 18時25分)[24233]

紫翠 > 最近よく体験します。しかし句になりませんでした。「素麵」がピッタリで、作者の感性に脱帽です。
(2024年08月18日 (日) 11時44分)[24253]

美保子 > 私はまだ、ロボットが働くお店を見た事がありません。皮膚科でロボットが動いていて、ずっと付いて回っていましたが、院長先生が期限付きでレンタルされていたので、その時だけでした。ロボット、かわいいですね。 (2024年08月19日 (月) 20時33分)[24273]

義之 > 私はテレビで見ただけで実際に遭遇したことは有りませんが、これからもテクノロジーはどんどん進歩していくのでしょう。今やロボット無くしての産業は存在しえません。因みに私の住む神戸市のJR新長田駅周辺には、たくさんの食堂が点在しており、近くの広場には実物大の「鉄人28号」の巨大なロボットが設置されています。掲句とは関係ありませんがふと思い出しました。掲句の下五の「冷素麺」の斡旋は良い意味で出来過ぎですね。 (2024年08月20日 (火) 00時32分)[24277]

榮一 > テレビでは見かけますが実際に見たことはありません。珍しいことですが実感が湧かなかったです。これから普通に見られるようになりそうです。これも時代ですね。 (2024年08月21日 (水) 05時50分)[24291]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時06分)[24307]
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8・末っ子は家の長男終戦忌 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時05分)[24216]
3点 宜子・眞佐子・紫翠・


月番 > 家 長男 終戦忌 いろんな思いがありそうです。 (2024年08月15日 (木) 18時27分)[24234]

紫翠 > 昔は兄弟が多かった。末っ子でなかったら戦争に召集されたかもしれない。「終戦忌」はまだ季語として残るように思います。
(2024年08月17日 (土) 12時03分)[24242]

月番 > 終戦忌 歳時記から消える事は無いと月番も思います。選句されなかったも宜しくお願いします。 (2024年08月18日 (日) 10時58分)[24250]

眞佐子 > 昔は上から順に招集され末っ子が家長になった家が多くあったとらしです。終戦忌につながると思いました。 (2024年08月19日 (月) 20時21分)[24270]

榮一 > 長男は家長となる宿命です。昔の家は家長が家を支えました。終戦忌からすれば戦死した若者は次男・三男が多かったようです。この家では末っ子だけが男の子であったようです。小さくて戦争にもいかなかったようです。人の運命は分からないものです。良し悪しの事ではないのです。 (2024年08月21日 (水) 06時05分)[24292]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時07分)[24308]
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 9・紙燃やす匂ひ八月十五日 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時04分)[24215]
 7点 美保子・義之・宜子・鈴子・剛・保子・紫翠・


月番 > 紙燃やす匂ひ と 八月十五日 皆さまの書き込みをお待ちしてます。 (2024年08月15日 (木) 18時30分)[24235]

義之 > 軍人や政治家達、敗戦を事前に知る者、知ってから行動する者、きっと数多の戦争関連の証拠書類が、8月に燃やされたことと思う。一般人に関しても理由は様々だろうが敗戦を区切りとして身の周りを整理したに違いない。掲句は作者の具体的な思い出なのか、今頭の中で思う敗戦の記憶なのか定かでないが、「紙燃やす匂ひ」に共感できる。 (2024年08月16日 (金) 08時34分)[24240]

月番 > 義之さん早速の書き込みありがとうございます。  (2024年08月16日 (金) 09時04分)[24241]

美保子 > 若い頃に戦時中の人体実験についての本を母に借りて読んだことがあります。マルタなどの言葉が出て来たあたりから読み進める事ができなくて、途中で読むのをあきらめました。その後テレビでその関連の事が報じられたリ、朝ドラの中で航一が「総力研究所」に居たことを明かしたり、します。私はこの場面でそういう事を皆に話すかしらと疑問なのですが。それはともかく、結果が敗戦となった日本は掲句のように沢山の書類を整理したに違いない。私は戦後生まれですので、小説やドラマでしか、知ることはできません。何かを燃やす匂いも結び付くのは焚火や草を燃やす暖かさを伴った匂いです。この句の中に戦争への思いが詰まっているようです。 (2024年08月17日 (土) 21時34分)[24243]

月番 > 美保子さんありがとうございます。 紙燃やす匂ひ から選者の方々のイメージが広がっているのではと思われます。 (2024年08月18日 (日) 11時13分)[24251]

紫翠 > [八月十五日」のとらえかたは、世代や体験によりかなり差があるように思います。私の世代は「紙燃やす匂い」だと感じています。「匂い」はよい匂いに使う漢字なので、少し気になりました。 (2024年08月18日 (日) 11時30分)[24252]

> 私らの年代の8月の思い出は風化しないのです。当時が思い浮かぶと涙を流す日でもあります。紙を燃やす匂いから、私の頭をもたげたのは、80年前の戦火でした。富山の街中は8月2日の未明にB29に丸焼けにされ、母は疎開先から鉄路を歩いて家を見に行き。そして焦げ臭いモンペ姿で疎開先へ帰って来ました。その臭いの記憶が、この句の「匂ひ」に通じているとは言い切れませんが、あの戦争を思い出すことは間違いありません。 (2024年08月19日 (月) 10時10分)[24262]

保子 > 作者が不用な紙を燃やした時の発想から、八月十五日。匂いでなく匂ひ は気になりました。紫翠さんの 匂い はいい匂いに使う漢字。剛さんの 焦げ臭いモンぺ姿 の臭い。 匂いと臭い 。紫翠さんの 世代や体験により捉え方は違います に深いものを感じました。 (2024年08月20日 (火) 11時05分)[24280]

榮一 > 何処からか紙を燃やす匂いがしてきたと云う句です。それがただ八月十五日であっただけのことです。 (2024年08月21日 (水) 06時07分)[24293]

世話人 > 作者は主宰さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時08分)[24309]
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10・花火師の孤独の色か遠花火 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時03分)[24214]
2点 美保子・義之・


月番 > 花火ではなく花火師に作者の視点は向いているのですね。選句されなかった方も書き込みお願いします。 (2024年08月15日 (木) 18時34分)[24236]

美保子 > 花火師がなぜ孤独なのか、私の知識では火元となるものは近づけてはいけないので、煙草も吸ってはいけないと言う事位です。そのことが孤独と言うのかわからないのですが、遠花火の色は近くで見るものより鮮やかではない、何だか無理に取り合わせたようです。義之様、助けて下さい。 (2024年08月19日 (月) 20時26分)[24271]

義之 > 上五中七を読んでみて俳句的には「云い過ぎ」と云う範疇に入るのかなと思う。掲句は映像的には季語の「遠花火」だけであとは作者の思いだけである。点数のあまり入らなかった理由はそこにあるのだろう。しかし、掲句をじっくりと味わっているうちに映画の長回しの様なシーンが見えてきた。作者は自宅から何となく遠くの花火を見ているうちに、様々に変化する花火の色や形に、それを作った花火師に自らの思いを重ねたのだろう。「音もなし松の梢の遠花火」正岡子規。 (2024年08月20日 (火) 08時48分)[24278]

美保子 > 義之様ありがとうございます。正岡子規の句は遠花火の句そのものです。自分なりに解釈出来て来たような気がします。選句してから、ですから、義之様の書き込みに助けられました。 (2024年08月20日 (火) 20時25分)[24284]

榮一 > 孤独の色がどうかと思いました。言い過ぎのように思います。 (2024年08月21日 (水) 06時10分)[24294]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時09分)[24310]
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11・夜店から連れ出す黒い金魚かな 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時02分)[24213]
 4点 柊子・洋子・加津子・榮一・


月番 > 夜店の黒い金魚 面白い展開です。書き込みが楽しみです。選句されなかった方もお願いします。 (2024年08月15日 (木) 18時38分)[24237]

洋子 > 赤い金魚が圧倒的に多い中で、ほんの少しの黒い金魚です。それを目指して、掬えて、大事に家にもちかえったのです。得意げな気持ちが伝わってくるようです。 (2024年08月18日 (日) 22時06分)[24256]

加津子 > 皆が狙っている黒い金魚を堂々と掬った気持ちが連れ出すに出ていると思いました。
(2024年08月19日 (月) 11時48分)[24264]

榮一 > 金魚すくいで貰った黒い出目金のようです。連れ出すが秀逸です。 (2024年08月21日 (水) 06時11分)[24295]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時09分)[24311]
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12・放物線描くやり投げ今朝の秋 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時01分)[24212]
5点 柊子・洋子・鈴子・保子・眞佐子・


月番 > 投げられた槍の空中での状態 座五は今朝の秋 。書き込み宜しくお願いします。 (2024年08月15日 (木) 18時47分)[24238]

洋子 > ちょうど時期的に、オリンピックのやり投げで金メダルをとった選手のことを思いました。自己最高記録が立秋の空に放物線を描いて飛んでいきました。なんてすがすがしい!! (2024年08月18日 (日) 22時24分)[24259]

保子 > オリンピックの槍投げ競技ですよね。座五の 今朝の秋 は現実。今日一日が始まります。 (2024年08月19日 (月) 14時09分)[24267]

眞佐子 > オリンピックのやり投げが上手く描かれています。今朝の秋が素敵です。 (2024年08月19日 (月) 20時28分)[24272]

鈴子 > やり投げの選手の満ち足りた笑顔をおもいだしました。 (2024年08月20日 (火) 15時41分)[24282]

榮一 > やり投げで放物線は常識の範囲です。オリンピックの北口選手は見事でした。それを見ていたようです。今朝の秋が平凡に感じます。 (2024年08月21日 (水) 06時15分)[24296]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2024年08月22日 (木) 17時10分)[24312]
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 13・雲の峰泳ぎ慣れたる村の川 投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 18時00分)[24211]
5点 柊子・洋子・剛・保子・榮一・


月番 > 遠い日の故郷がいっぱい詰まっているような感じがします。
(2024年08月15日 (木) 18時52分)[24239]

洋子 > 本当に遠い日の故郷です。
雲の峰はどこにでもあるんだという思いが、新鮮に感じられました。 (2024年08月18日 (日) 22時29分)[24260]

保子 > 泳ぎ慣れたる に充実感があり 雲の峰 
が揺るがないと思います (2024年08月19日 (月) 13時39分)[24265]

> むかし週刊新潮の表紙を飾った谷口六郎さんの絵のようである。望郷の句だろうと思いながら、高い青空に積乱雲の湧き上がる、ひと夏を過ごした疎開村の川が出現する。まだプール等も無く泳ぐ齢では無かったが、村の子供達と川へ行って深さを知らず溺れかけて、泳げるようになった。後に懐かしくて何度か訪れたが、何処もみな、素っ気ない小さなコンクリートの川に変貌してゐた。

(2024年08月20日 (火) 11時11分)[24281]

榮一 > 海辺で育った者には川での泳ぎは経験がありません。山国の少年は川で泳ぐのが常識的に理解ができます。大人になっての現在は泳ぐことはなさそうですがまさに泳ぎなれた村の川なのです。もくもくと聳える雲の峰がいいですね。 (2024年08月21日 (水) 06時24分)[24297]

世話人 > 作者鈴木美保子はさんです。 (2024年08月22日 (木) 17時11分)[24313]
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投稿者:世話人 (2024年08月14日 (水) 17時58分)[24210]
只今、準備中。

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投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 06時06分)[24107]
句会の準備ができました。今月も活発な意見をお願いします。今月の月番は山内宜子さんです宜しくお願いします。なお、作品を赤字で書いてしまいました。見にくいかもしれません。お許し下さい。


宜子 > 今月の月番、宜子が務めます。よろしくお願いします。
主宰先生、句会を準備いただき、有難うございます。
ご参加の皆様、荒梅雨真っ最中での句会となりましたが、たくさんの書き込み、お待ちしています。
それでは、七月の句会を始めます。 (2024年07月15日 (月) 09時54分)[24108]

月番 > 句 会 7月15日(月)〜21(日)

作者発表 22日(月)    (2024年07月15日 (月) 16時22分)[24126]

世話人 > 期日になりましたので作者を発表いたします。 (2024年07月22日 (月) 07時14分)[24195]

宜子 > 主宰先生
作者発表、有難うございました。

猛暑の中の句会も、皆さんのコメントを頂き、七月の句会を無事に終えることができました。御礼申し上げます。
来月またお会いしましょう。 (2024年07月22日 (月) 17時25分)[24209]
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1・二人居に流るる黙や梅雨深し 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 06時00分)[24106]
5点 柊子・義之・鈴子・眞佐子・保子・


月番 > この「二人居」は、どのような関係なのでしょう?季語との取り合わせがヒントとは思いますが。 (2024年07月15日 (月) 12時05分)[24109]

義之 > 育て上げた子供たちは皆独立し今は夫婦二人だけの住居。居間の窓に、雨に濡れた紫陽花がレースのカーテンに透けて浮かんでいる。二人はそれぞれが好きにくつろぎ特に交わす会話もない。そんな光景が見えてくる。「梅雨深し」は、ただそういう季節であると云う事。夫婦の長い人生の一瞬を切り取っただけの映像である。 (2024年07月17日 (水) 12時15分)[24143]

月番 > 長い時間を一緒に過ごした夫婦には、言葉はいらないのかもしれません。「黙」も自然です。義之さんの選評はとても温かいです。 (2024年07月18日 (木) 05時57分)[24151]

保子 > 二人居の静かな時間 言葉は不要。長い時間を過ごしてきた素敵なご夫婦 と思います。 (2024年07月19日 (金) 21時00分)[24178]

鈴子 > 二人居にの<に>は私自身も気になりましたが深いご夫婦の繋がりを感じられる句と思いました。 (2024年07月20日 (土) 17時05分)[24181]

榮一 > 二人でいても会話がないと言う句。そんな時もありそうである。梅雨が深いから会話が無いは因果関係が出て来そうである。中七の「流るる黙(もだ)」の技巧的な表現は考え物である。 (2024年07月21日 (日) 05時32分)[24182]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時15分)[24196]
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2・軋む戸をなだめて鰻屋の二階 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時59分)[24105]
 5点 柊子・義之・鈴子・剛・保子・


月番 > 古い「鰻屋」なのですね、なにしろ戸が軋んでいます。 (2024年07月15日 (月) 12時06分)[24110]

柊子 > なだめは擬人化と思いつつ、木造の建物への優しさを感じました。二階へ急な狭い階段を上っている姿も見えてきて頂きました。 (2024年07月15日 (月) 15時53分)[24124]

月番 > 早速の書き込み、ありがとうございます。
いわゆる建付けが悪いということとと思いますが、「なだめて」が
選の分かれるところかもしれません。 (2024年07月15日 (月) 20時39分)[24127]

義之 > 所謂想像力を掻き立てる句かなと。建付けの悪い戸は二階の小部屋の襖かな、古い自宅そのままを店にした鰻屋さんの常連客だろう、きっと安くておいしいのだろう等、楽しい作品でした。 (2024年07月16日 (火) 09時05分)[24132]

月番 > きっと、柱や戸にも蒲焼の匂いが染みてそうです。 (2024年07月16日 (火) 21時12分)[24138]

> 東京や、大阪等の大都市。また地方の沼や河川の近くにも老舗と呼ばれて、古い創業の看板を掲げる有名な鰻屋も多い。看板も古いし恐らくは店舗の建物も古く、建付けも悪いのだろうと、読者は想像も出来るし広げることも出来る。戸が軋むなら二階へ上る階段もギシギシと鳴るのだろうと。店が繁盛するこの時期、土用丑の日が近い。 (2024年07月19日 (金) 11時36分)[24167]

鈴子 > こじんまりとした鰻屋の二階
軋む戸をなだめてに遠い記憶をたぐり寄せられたひと時でした。鰻屋は記憶に有りませんがすし屋そばを思いだしました。 (2024年07月20日 (土) 16時18分)[24180]

榮一 > 軋む戸をなだめて…がオーバーに感じる。生活の実感が伴わないように思う。まして客相手の店舗であればなおさらである。意図は老舗の古い鰻屋の二階家のイメージを描きたいようだが。
(2024年07月21日 (日) 05時46分)[24183]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時16分)[24197]
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 3・田舟曳く夢二の美人梅雨の蝶 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時58分)[24104]
1点 眞佐子・


月番 > 夢二の美人・・彦乃さん?たまきさん?どちらも儚そうですが、掲句は「田舟曳く」、新しい夢二像でしょうか。 (2024年07月15日 (月) 12時12分)[24111]

作者 > 月番さん、田舟・夢二でネットを検索すると岡山県の夢二の生家やその庭に置かれている田舟の写真がヒットします。明治時代のこの地方の農作業には、この田舟(川舟)が、活躍したようで、水路べりから女性たちが綱を曳いていたようです。 (2024年07月18日 (木) 11時12分)[24158]

月番 > 作者さん、情報をありがとうございます。検索してみます。 (2024年07月18日 (木) 11時57分)[24159]

眞佐子 > 夢二の絵に小さな川舟に乗った地味な着物の美しい女性がありました。掲句の田舟を曳くのは夢二の絵のような美人だったのだと思います。田舟を曳く労働に梅雨の蝶が優しかったです。最近は田舟も見なくなりましたが、私の子供の頃は射水平野の沼田の深い所では田舟を使っておられました。田舟が懐かしくいただきました。 (2024年07月19日 (金) 11時32分)[24166]

榮一 > 竹久夢二の美人画のようです。夢二の細い女性から田舟を曳く女性はイメージできません。夢二の描くような女性が田舟を曳いているのであれば分からなくもありませんが現代の景としては実際的でないように思います。その図と梅雨の蝶の取合せですが内容的に詰め込み過ぎているように思う。もっとシンプルにと思う。 (2024年07月21日 (日) 06時09分)[24184]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時17分)[24198]
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4・麦稈帽ずれし弟の白髪かな 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時57分)[24103]
6点 洋子・義之・加津子・孝子・剛・保子・


月番 > 麦稈帽(むぎわらぼう)からチラとのぞいた白髪。驚きと労り。 (2024年07月15日 (月) 12時56分)[24112]

義之 > 弟さんは農夫か漁師なのでしょうか。作者は何年かぶりに故郷を訪ねたのでしょう。兄妹が集うということは、家族に何か祝い事か不幸があったのかもしれません。読む人それぞれの世界がありそうです。 (2024年07月16日 (火) 14時08分)[24135]

月番 > 父や母の白髪は、それほどびっくりしませんが、年下の妹や弟に白髪をみつけると、オッと思います。息子や娘の白髪は、オオッと思います。 (2024年07月16日 (火) 21時22分)[24140]

洋子 > 元気だった弟が、長く逢わないでいる間に白髪になる年齢になっていた、という驚き、自分も白髪になったのも無理はない、というあきらめ、、、。みんな年取っていくのですね。 (2024年07月17日 (水) 16時45分)[24145]

加津子 > 長男だけれど弟に家を継がせてしまった。日焼けした米農家の弟に苦労をかけたと悔いている兄を感じました。 (2024年07月17日 (水) 17時46分)[24148]

月番 > 義之さん、洋子さん、加津子さん、一句を読んで、読者それぞれに景色があって、その景色に納得させられる。読者がストーリを作ることのできる句なのですね。 (2024年07月18日 (木) 06時03分)[24152]

孝子 > 白髪は人によりで歳に関係ないと思います。でもじぶんにないのに弟にみたときの衝撃はわかります。それぞれのいろいろな感慨をかんじました。シンプルにかいて深い句と思いました。 (2024年07月19日 (金) 11時55分)[24169]

> 遠くに離れて暮らしてゐた弟との邂逅のようである。何か急な所用が有って久し振りに田舎(故郷)へ帰ったか、姉か兄の感慨である。麦稈帽とその下の白髪が物語る歳月は知る由も無いが、長く生きると、嬉しい事も有るが、哀しくて寂しい事にも、出会はねばならない。 (2024年07月19日 (金) 13時09分)[24174]

榮一 > ずれしがわざとらしいと感じさせる。自然感が出れば悪くない句に思える。題材は面白い。 (2024年07月21日 (日) 06時20分)[24185]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時21分)[24199]
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 5・明易し雨のやまない日曜日 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時56分)[24102]
1点 加津子・


月番 > 夏の日曜日の朝、起きたらまだ雨。いちにちどうしましょう・・ (2024年07月15日 (月) 12時58分)[24113]

加津子 > 今朝は4時半に目が覚めてしまった。目が覚めると寝ていられない性分で、新聞を取りに。洗濯機はまだかけられないし、雨戸も開けられない。新聞は主人より先には読まない。スマホのニュースを見たりしてやっと6時。俳句モードにもならない。用事の無い雨の日曜は、実はやる事は一杯あるのにつまらない私です。 (2024年07月16日 (火) 16時38分)[24137]

月番 > 早朝の目覚めは持て余しますよね。私は枕元に本を置いておいて、眺めるようにしています。すぐに二度寝できます。 (2024年07月16日 (火) 21時18分)[24139]

榮一 > 何故か矛盾を感じる。雨が降り続けば勿論雲は厚い。雲が厚ければ空は少し暗い雰囲気である。その点からすれば明易しはどうかと思うからである。
(2024年07月21日 (日) 06時38分)[24186]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時22分)[24200]
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6・ががんぼの足一本や風呂の蓋 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時55分)[24101]
3点 美保子・加津子・榮一・


月番 > 細ーい、小さなががんぼの足。それでも目立つのですよね。 (2024年07月15日 (月) 13時00分)[24114]

加津子 > 生き物って不思議な姿が多い。ががんぼは針のような足で命も薄そうです。哀しみを感じました。 (2024年07月17日 (水) 17時54分)[24149]

月番 > ががんぼって、小さい体の割に足は長い。それは水の上を歩くためとは知識ではわかっていても、不思議な姿ですよね。どんな形でもその生き物にとっては必要な形。人間も。「命」が風呂の蓋の上に見えてます。 (2024年07月18日 (木) 08時56分)[24157]

美保子 > お風呂は昔は外に別にありました。そういうお風呂ならががんぼの足が一本残っていたりするかもしれません。お風呂や玄関のガラスに張り付いているのは守宮です。触ることはできないのですが、しばらく見かけないで、帰って来ると、「どこにいってたの?」と声をかけています。 (2024年07月19日 (金) 11時10分)[24163]

榮一 > 風呂場に迷い込んだががんぼである。ががんぼの足は長くて細い。ちょっとしたことで折れることもある。その足一本が風呂の蓋に落ちていたのである。映像的で確かな実感を伴う句である。 (2024年07月21日 (日) 06時55分)[24187]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時23分)[24201]
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7・老犬によしず天幕茣蓙をしく 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時54分)[24100]
5点 柊子・洋子・剛・宜子・保子


月番 > 暑い日差しを受けている愛犬への心配り。その労りを見えるように詠んでいます。 (2024年07月15日 (月) 13時11分)[24115]

柊子 > 我が家でも、老犬を介護する老々介護中なので、他人事とは思えず頂きました。この老犬は外で飼っているのでしょうか。うちでは保冷剤をバンダナで包んで首に巻いています。気持ち良さそうです。 (2024年07月15日 (月) 15時46分)[24123]

月番 > 首に保冷剤は、人でも気持ちいいですから、ワンちゃんなら、なおさらでしょうね。
中七以下の流れが心地いいですね。俳句はリズム! (2024年07月15日 (月) 20時44分)[24128]

洋子
愛犬の老犬に対する思いやりがとても爽やかに感じられます。涼しそうに憩うわんちゃんの様子がみえるようです。 (2024年07月17日 (水) 16時40分)[24144]

月番 > 老犬を見ているこちらまで涼しくなります。 (2024年07月18日 (木) 06時08分)[24153]

> 戸外で飼われてゐる犬のようで、暑さの厳しいこの夏を乗り切らせるための飼い主の愛情のようである。語呂が良くて面白い。犬ではなく私自身の都合で、犬を手離してもう10年に近いが、一人暮らしになって思うのは、大事な最後の友人だったと頻りに思うのである。 (2024年07月19日 (金) 13時31分)[24175]

保子 > 犬 猫 暮らしの中で縁がなかったのですが
、飼い主さんの優しさに癒されます。 (2024年07月19日 (金) 20時52分)[24177]

榮一 > 優しさの押し売りのような句である。飼い主にとっては愛情のかけどころなのかもしれない。老犬がすべてをこしらえている。 (2024年07月21日 (日) 06時58分)[24188]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時24分)[24202]
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8・冷蔵庫何度も明けて叱られて 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時54分)[24099]
2点 洋子・紫翠・


月番 > 「明けて」は「開けて」と思います。叱られても開けずにはいられない猛暑! (2024年07月15日 (月) 13時14分)[24116]

洋子 > 子供たちはしょっちゅう冷蔵庫をあけていましたね。冷蔵庫が冷えないからと叱られながら。
今頃は定年後のご主人が、手持無沙汰に、冷蔵庫を除いている姿もあるかもしれませんね。 (2024年07月17日 (水) 16時50分)[24146]

月番 > あけている人物によって、家族の景色が変わります。私は中学生あたり子どもが見えましたが、定年後のご主人もいいですね。 (2024年07月18日 (木) 06時15分)[24154]

紫翠 > 遥か昔のことを思い出させてくれました。冷蔵庫のない時代から冷蔵庫のある時代への移り変わりも感じられます。 (2024年07月20日 (土) 11時21分)[24179]

榮一 > 子供の頃の癖が今も抜け切れていないようである。用事もないのに開けるのである。「て」止めがどうかである。 (2024年07月21日 (日) 07時01分)[24189]

世話人 > 作者は主宰さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時24分)[24203]
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9・夕方のラジオ体操柚子の花 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時53分)[24098]
3点 加津子・宜子・紫翠・


月番 > 朝のラジオ体操は、一日の動きがスムーズになるように、夕方のそれは、お疲れ様〜の体操。 (2024年07月15日 (月) 13時16分)[24117]

加津子 > 柚子大好きです。庭の柚子も梅干し大になりました。なのでちょっと季語が遅いかなと思いました。柚子は全て捨てる所のない柑橘。丸ごとザクザク切って砂糖を入れ種から出るペクチンで程よいとろみが出ます。柚子の果てしない力、ラジオ体操に幸多かれと願います。 (2024年07月17日 (水) 18時06分)[24150]

月番 > 「柚子の花」は、夏の季語ですので季節が遅いことは無いと思います。因みに「柚子」は実をさすので秋の季語です。柚子、いいですよね。うちでは柚子大根にして常備菜です。ラジオ体操に幸あれ! (2024年07月18日 (木) 08時50分)[24156]

榮一 > ラジオ体操は早朝と決まっている。それは固定観念かもしれない。夕方のラジオ体操は自分自身だけがやっていることのようである。何故だか馴染めないでいる。 (2024年07月21日 (日) 07時04分)[24190]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時26分)[24204]
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10・悪友は何処田圃の蛙たち 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時51分)[24097]
5点 美保子・洋子・義之・孝子・榮一・


月番 > 若い頃に遊び回った悪友たち、いまはどこでどうしているのでしょう? (2024年07月15日 (月) 13時19分)[24118]

義之 > 周りが田んぼや溜池のある住宅地に住んでいたことがあります。夏の夜、牛蛙が一晩中鳴いていました。単車の爆音にも勝るほどの轟音でした。子供が池で溺れたというニュースも聞きました。そんなことを思い出させる一句でした。 (2024年07月16日 (火) 14時16分)[24136]

月番 > 「田圃の蛙」には、思い出がいっぱいです。 (2024年07月16日 (火) 21時26分)[24141]

洋子 > 田圃で蛙がないてます。そのやかましさは昔の悪友たちを思い起こさせます。
ほんとにみんなどうしているんでしょうね。立派な大人になり、そして老年をむかえているんでしょうね。 (2024年07月17日 (水) 16時56分)[24147]

月番 > 蛙の鳴き声ひとつで、来し方を思う。「悪友」は、人一倍の懐かしさですね。あいつ、どうしてんだろう・・ (2024年07月18日 (木) 06時21分)[24155]

美保子 > 初めての家を建てた西側には水路があり、最初は護岸工事もされていなくて、牛蛙が泣いてしばらくは慣れずに眠れませんでした。前の溝をイタチが走り抜けたり。田舎だったのですね。悪友も仲の良かった友達もどうしてるのでしょう。この句を読むと一気に小学生高学年位の自分に引き戻されますね。 (2024年07月19日 (金) 11時22分)[24165]

孝子 > こどものころの仲間は良くも悪くも感慨深いです。とくに悪がきはおおきくなると、優等生よりもということもあります、なつかしい。大事な仲間です (2024年07月19日 (金) 12時01分)[24170]

榮一 > 夕方になれば一斉に鳴き出す蛙である。里山では昔と変わらない景である。幼馴染が成長すれば散り散りになるのは昔も今も同じである。「竹馬やいろはにほへとちりぢりに」万太郎を思い出す。 (2024年07月21日 (日) 07時11分)[24191]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時29分)[24205]
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11・箱眼鏡に泳ぐ魚夏や夏の川 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時51分)[24096]
0点


月番 > 川や池で水の中を覗くための「箱眼鏡」。「魚夏や夏の川」がわかりにくいでした。 (2024年07月15日 (月) 13時22分)[24119]

義之 > 多分メールに句を打ち込むときの誤変換かなと思いました。「箱眼鏡に泳ぐ魚や夏の川」でしょうか。「箱眼鏡」「泳ぐ」「夏魚」「夏の川」と季語が盛り沢山でした。勿論「泳ぐ」は、人が泳ぐのではないので季語にはなりません。 (2024年07月16日 (火) 07時41分)[24130]

月番 > 義之さん、コメントありがとうございます。そうですね、誤変換かもしれません。景色は描けているのに勿体ないですね。 (2024年07月16日 (火) 09時41分)[24133]

作者 > 誤変換というより誤入力で申し訳ありません。義之様が書いて下さった通りなのですが、それにしても季重なりでした。 (2024年07月19日 (金) 10時58分)[24162]

榮一 > 魚夏は夏魚(なつさかな)で夏ににとれる魚のことである。鰹やカンパチなど勢いのある魚をさすことのようである。さすれば海の魚である。この句も整理が足らないようである。 (2024年07月21日 (日) 07時23分)[24192]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時31分)[24206]
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12・炎天を背に甘味屋の自動ドア 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時43分)[24095]
7点 美保子・孝子・鈴子・眞佐子・宜子・紫翠・榮一・


月番 > ビールではなく甘味屋、きっと入っていったのは女性方。いえいえ今は男性も堂々と。その気持ち良さが高点になったのかも。 (2024年07月15日 (月) 13時26分)[24120]

鈴子 > 「甘味屋」懐かしさで頂きました。こし餡、粒餡のどちらも好きで、静かな時間を過ごしたい「甘味屋」です。自動ドアとは程遠いころの思い出です。 (2024年07月18日 (木) 17時43分)[24161]

紫翠 > 俳句は何かを喚起し、何かを示唆する詩と言われています。状況描写だけですが、色々なことを思い起こさせる描写になっていると思います。見事な表現力です。
(2024年07月19日 (金) 11時12分)[24164]

美保子 > 黒蜜のかかった餡蜜のある甘味屋と言うものは私が若い時は宮崎にはなかったのです。娘が学生として東京に行ってからは用事がある度に上京して、甘味屋に連れて行ってもらったものです。そういえば、朝ドラでも甘味屋さんが舞台になっていましたね。 (2024年07月19日 (金) 11時38分)[24168]

眞佐子 > 「甘味屋」は昔はよく入りました。夏の一番人気は白玉小豆でした。炎天を背にのフレーズも好きでした。 (2024年07月19日 (金) 12時11分)[24171]

孝子 > 池上は寺町もあり、甘味やが多いです、友達と麻雀の帰りによく餡蜜を食べによりました。ちいさなお兄さん一人の店で居心地よいみせです、ほかにおおきな店もありますがたしか自動ドアではないような、、作品の店は都心の大きな店かとおもいました、 (2024年07月19日 (金) 12時13分)[24172]

榮一 > 気分がよく分かる句である。夏の日差しから一刻も早く逃れたいのである。甘味屋の店内は涼しいに決まっているが自動ドアーが砦のように思えたのかもしれない。正に背後から敵に追われた感がするのも面白い。 (2024年07月21日 (日) 07時29分)[24193]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時31分)[24207]
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13・色褪せたこの服が好き青時雨 投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時42分)[24094]
8点 美保子・柊子・鈴子・剛・眞佐子・宜子・紫翠・榮一


月番 > 今月の最高点句!!
お気に入りの服は、体に馴染んで、色褪せても着たいもの。「青時雨」なら、ぜひ着てお出かけを。 (2024年07月15日 (月) 13時30分)[24121]

柊子 > 青時雨を青葉の木立から落ちてくる水滴ととりました。傘をさしていない身に不意に落ちてくる水滴。気に入って色褪せるまで着ている洋服に水滴が落ち、そこだけ色が濃くなっている様を想像して頂きました。 (2024年07月15日 (月) 15時35分)[24122]

月番 > 「青時雨」と「青葉雨」、歳時記に拠ると微妙な違いがあるようです。ザーと降っている雨でなく、雨上がりの、青葉から落ちた一滴に濡れたお気に入りの服、詩になりそうです。 (2024年07月15日 (月) 20時50分)[24129]

義之 > 何となく口語っぽい書き方が気になり選句をパスしましたが、柊子さんの句評でこの句が好きになりました。「青時雨」の季語がいいですね。映像の広がりが感じられます。 (2024年07月16日 (火) 07時54分)[24131]

紫翠 > どなたも経験があることだと思いますが、句にするとなると難しい。上五中七の表現は易しそうですが、作者は苦労されたと思います。「青時雨」の着地が見事と思います。 (2024年07月16日 (火) 10時54分)[24134]

月番 > 芭蕉の言葉に「発句(俳句)は取り合わせもの也、うまく取り合わすを上手と言う也」というのがあります。やはり「取り合わせ」ですね。因みに芭蕉の言葉、このあとに「そうでないものを下手という也」と。そこまで言わなくても〜と思っています。 (2024年07月16日 (火) 21時33分)[24142]

鈴子 > 色褪せたこの服が好き、私自身の日常生活にも思い浮かびますが季語の「青時雨」で目が醒めたような気がしました。
(2024年07月18日 (木) 16時43分)[24160]

眞佐子 > 自分にも思い当たる事があります。上手く一句にまとめられたと思います。青時雨も好きです。 (2024年07月19日 (金) 12時26分)[24173]

> 愚図で嫌な性格と思いながら、勤め人時代の洋服などは喪服を除いて着ることも無いが、中々処分できない。倅も孫も体系は私とほぼ同じで、呉れようとしても、要らないと断られる。もう完全に私の生きてゐた世界とは違うのである。服では無いが、色褪せたジーンズ2本とシャツ1枚を洗い晒して時々着ているが、私が死ねばきっと廃棄されるだろう。 (2024年07月19日 (金) 13時58分)[24176]

榮一 > 長年着てきた服である。何度も洗って色落ちはしているけれど着心地がよく体にもピッタリなのであろう。そんな服があるのは羨ましい限りである。中七まででこの句は完成している。季語はあまり重要ではなさそうに思う。 (2024年07月21日 (日) 07時34分)[24194]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2024年07月22日 (月) 07時33分)[24208]
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投稿者:世話人 (2024年07月15日 (月) 05時40分)[24093]
只今、準備中

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投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時45分)[24007]
選句が揃いました。句会を始めます。沢山お書きください。
なお、今月の月番は宮本義之さんです。宜しくお願いします。
0番で登録していますが10番の間違いです。訂正してお詫びいたします。


月番 > 今月の月番を務める宮本義之です。皆様の活発な書き込みをお待ちしております。 (2024年06月16日 (日) 06時19分)[24024]

世話人 > 22日早朝から他出しておりました。作者の発表をしてゆくつもりで失念しておりました。誠に申し訳なくお詫びいたします。遅れましたが作者を発表いたします。また、月番の宮本義之さんお疲れさまでした。ありがとうございました。 (2024年06月24日 (月) 15時47分)[24078]

月番 > 六月の句会が終わりました。皆様の書き込みありがとうございました。主宰先生のご指導ありがとうございました。 (2024年06月25日 (火) 09時23分)[24092]
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1・左手に総持寺の屋根走り梅雨 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時39分)[24006]
1点 鈴子・


月番 > 横浜市の鶴見区に在る曹洞宗大本山総持寺です。「左手に」と書かれているので観光バスの窓から大寺院を眺めているようです。「走り梅雨」は、歳時記によると『五月の下旬から末頃にかけて、梅雨めいた天候になることがありその頃の称。』とあります。季語との効果はいかがでしょうか。 (2024年06月16日 (日) 06時17分)[24023]

鈴子 > 随分昔一度出掛けた総持寺を思い出しました。季語の走り梅雨で句がまとまったように思います。



(2024年06月18日 (火) 22時43分)[24044]

孝子 > ぱっとみて、あれ、このお寺和歌山高野山金剛峰寺の隣にある我が家の永代供養お願いしてるお寺と同じ名前とおもってしまいましたが、鶴見のおてらでしたね。なぜ左手にが必要なのか、たった十七音なのにと思ってしまいました。
(2024年06月20日 (木) 21時47分)[24056]

榮一 > 左手にはどんな意味を持たせているのかが分かりません。単なる方向であれば右手も目の前も変わりはありません。無意味な指示のようです。 (2024年06月21日 (金) 09時57分)[24063]

世話人 > 作者は石田加津子さんでした。 (2024年06月24日 (月) 15時48分)[24079]
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2・葬送のラ・カンパネラ君影草 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時38分)[24005]
3点 眞佐子・加津子・保子・


月番 > 演奏に超絶技巧が必要とされるリストのピアノ曲「ラ・カンパネラ」です。題名はイタリア語で鐘を意味するとありますが、君影草(すずらん)との取り合わせと、上五の「葬送の」の効果は如何でしょうか。 (2024年06月16日 (日) 06時01分)[24022]

加津子 > 葬送にラ・カンパネラの曲、棺にはスズラン。そう決めて旅立ったのかもしれません。 (2024年06月18日 (火) 20時45分)[24040]

眞佐子 > 最近お亡くなりになりましたフジコ・ヘミングさんの追悼句と思いいただきました。フジコ・ヘミングさんのラ・カンパネラは素晴らしかったと思います・季語もすずらんではなく君影葬とされたのも良かったです。 (2024年06月19日 (水) 22時11分)[24048]

保子 > 君影草が鈴蘭の別称とは知りませんでした。素敵な追悼句と思いました。 (2024年06月20日 (木) 15時04分)[24053]

榮一 > 先ごろ亡くなったフジコ・ヘミングさんへの追悼句です。 (2024年06月21日 (金) 09時59分)[24064]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時49分)[24080]
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3・晩夏光硝子壁画のビアホール 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時37分)[24004]
6点 孝子・剛・美保子・義之・宜子・紫翠・


宜子 > 「硝子壁画」が、分かりづらいのですが、いわゆる教会にあるステンドグラスではなさそうです。仕事帰りのサラリーマンが、疲れた体を休ませて、冷えたビールを一杯。そう思わせるのが「晩夏光」かと。 (2024年06月16日 (日) 04時55分)[24018]

月番 > 早速の書き込みありがとうございます。月番も「硝子壁画」の措辞に疑問を抱いたのですが、ネットで検索をしてみたところ「銀座7丁目「ビアホールライオン」がヒットしました。『店内正面の大型ガラスモザイク壁画には、ビール大麦を収穫する女性たちが描かれており、その中にはたわわに実った葡萄や、中央には愛や平和を象徴する「アカンサスの花」が描かれています』とあり、さらに『1934年創建の「銀座ライオンビル」は登録有形文化財(建造物)に指定された』とありました。 (2024年06月16日 (日) 05時47分)[24021]

美保子 > 晩夏光と冷えたビールは響き合っているようです。具体的な場所は月番様が書いて下さるまで知らなかったのですが、喫茶店やレストランではなくビアホールの硝子壁画は見てみたいです。 (2024年06月16日 (日) 23時53分)[24025]

> 私にも有った若い時代が懐かしくて1点を投じました。山内さんや宮本さんの書かれた通りです。記憶の中に残るのは高い天井と建築様式、現在では考えられない、もうもうと煙草の煙。そして正面に麦を掲げる人達の壁画。新橋に仕事先の本部があり、銀座は田舎者には敷居の高い場所だった頃。新幹線も首都高も無く、都電が縦横に走ってゐた頃。エトセトラ。晩夏光を付き過ぎとは云うまい。 (2024年06月19日 (水) 16時24分)[24047]

孝子 > 一読、銀座のライオン。一回しかはいったことないですが、思い出しました。昔は店の前で生ビールの無料券をくばってました。季語がいいとおもいました。 (2024年06月20日 (木) 22時12分)[24058]

榮一 > 月番さんの書き込みでだいたいの様子がわかりました。但し、硝子壁画の実物を知らないのでもう一つ感じるものはなかったです。晩夏光とビーアホールは悪くない関係です。 (2024年06月21日 (金) 10時06分)[24065]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時49分)[24081]
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 4・軒簾ぶらり左京の町家カフェ 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時36分)[24003]
3点 鈴子・宜子・洋子・


月番 > 「ぶらり」は軒簾のぶら下がった様子なのか、作者が左京をぶらり散策なのか曖昧なようです。 (2024年06月15日 (土) 22時41分)[24017]

宜子 > 月番さんの書かれているように、「ぶらり」は、簾と散歩と両方につきそうです。京都の左京は東側、鴨川沿いの地区。河原町があったり、京都でも賑やかな場所。「町家カフェ」が現代的。 (2024年06月16日 (日) 05時05分)[24019]

洋子 > 最初、軒簾がぶらりとぶら下がっていると読んで、面白い表現だなと思ったのですが、左京をぶらぶらしているとも思われて、楽しい句だと思いました。 (2024年06月17日 (月) 17時34分)[24029]

鈴子 > 左京の町屋カフェで、ブラックコーヒーを飲みたい気分になりました。 (2024年06月18日 (火) 23時13分)[24045]

榮一 > 左京は疑問でした。町家カフェと言えば祇園や先斗町を想像します。左京は位置的にはほとんど山際の感じです。ただ、知らないだけかもしれませんが。 (2024年06月21日 (金) 10時10分)[24066]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時50分)[24082]
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5・母のものどれもやはらか更衣 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時35分)[24002]
7点 柊子・鈴子・剛・美保子・義之・洋子・榮一・


月番 > 「更衣」の句としては一見既視感があるようですが、十分にオリジナリティを感じさせる一句であると思います。更衣を機に、母の衣装ダンスを整理しているのでしょうか走馬燈の様に母の思い出が蘇ってくるようです。 (2024年06月15日 (土) 22時35分)[24016]

美保子 > 三姉妹の母であり、孫も女の子が三人、で自然と母もおしゃれで早い時期から自分のもので着られる物は着てくれるように言っていました。母はずっと体形も変わらなかったのですが、姉と私は持病の薬で体重も増えて、残念ながら着られる物がそうたくさんはなかったのです。母の物は洗濯などを重ねて柔らかくなっていたかと。句の雰囲気もやさしくなりました。 (2024年06月17日 (月) 00時03分)[24026]

月番 > 「やはらか」は精神的なものかと漠然と思っていましたが、「母の物は洗濯を重ねて柔らかくなっていた」との書き込みに、そういう見方もあるんだと共感しました。 (2024年06月17日 (月) 11時07分)[24027]

洋子 > 母の時代は、ジーンズも履かず、デニムなどあまりきなかったんでしょうね。そしてタンスに残る母の柔らかい衣服に、母のやさしさや、控えめな感じを思い出しているのでしょう。なつかしいですね。 (2024年06月17日 (月) 17時44分)[24031]

柊子 > 最初は、更衣ですから何度も洗われた木綿のワンピースや浴衣の柔らかさを思いました。でも何日か考えているうちに、これは母親と娘との穏やかな関係を表していると思えます。良い時間を共になさったのですね。 (2024年06月18日 (火) 15時11分)[24036]

> 生きて居られる母なのかどうかは解らないが、ひょっとすると亡くなって残された衣類なのかも知れない思った。察するに女性の句と思うが、どれもは衣類に限らず母の遺した持ち物は、すべてが柔らかいと感じてゐるのだろうと、私はふと思った。母をなくしてから私はもう30年になるが、何時の間にか家から母の気配は消えた。持ち物や衣類は何処へどうして消えたか、とんと思い出せないのである。 (2024年06月19日 (水) 14時50分)[24046]

榮一 > 何べんも水を潜った木綿の着物、あるいは絹の着物。そんな着物を大事に手入れした残してあるような感じがします。それよりも母に対する心のありようが「やわらか」を想起させているようです。 (2024年06月21日 (金) 10時18分)[24068]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時51分)[24083]
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 6・無住寺の崩れ石垣枇杷熟れる 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時34分)[24001]
6点 柊子・孝子・保子・洋子・紫翠・榮一・


月番 > 「熟れる」は「熟るる」の方が良いかなと思っていましたが、主宰選を含む高得点句です。枇杷の木は、どこにでも勝手に生えるという印象があり、違和感のない映像です。大きく育たない実は誰も見向きもしません。檀家が減って成り行かない無住寺の寂寥感が感じられる一句ですがよろしくお願いします。 (2024年06月15日 (土) 22時27分)[24015]

洋子 > あるべきところにあるものがある、という感じですが、全体のまとまりで、無住寺の感じがよく出ていると思いました。枇杷の実の暖かい色が、ほんのりと明るさを感じさせます。 (2024年06月17日 (月) 17時30分)[24028]

柊子 > 今頃、千葉をドライブしているとあちらこちらに枇杷がなっています。店先に並んでいる枇杷はきれいなオレンジ色なのに、木になっている枇杷の埃っぽいこと。そんな枇杷から無住寺の様子が目に見えるようで頂きました。 (2024年06月18日 (火) 14時51分)[24035]

保子 > 上五の導入で作品の雰囲気が決定されたように感じました。月番さんの言われる 枇杷熟るる 座五として落ち着くかなと思いました。
(2024年06月20日 (木) 15時20分)[24054]

孝子 > 形季語すべて好きでいただきました。枇杷熟れる、熟るる。熟る野文語体に助動詞るがつくのでしょうか。月番さん先生教えて下さい。 (2024年06月20日 (木) 22時19分)[24059]

孝子 > 熟るの文語体です。 (2024年06月20日 (木) 22時21分)[24060]

月番 > 文語は得意ではありません。自信の無いままに、調べてみましたが口語の「熟れる」は、文語の終止形では「熟る」とありますので、「熟るる」はご指摘の通り間違いでしょう。結論として句全体は口語体で書かれているので、五七五リズムを踏む原文通りのままとすべきでしょう。ご指摘ありがとうございました。 (2024年06月21日 (金) 08時20分)[24062]

榮一 > 正直、無住寺は好きではありません。無住寺の言葉の持っている意味が常に前に出てくるからです。しかるに句をとったのはこの句は美濃地方の山寺の荒廃した姿を想像させます。黄色い枇杷の実が印象的です。 (2024年06月21日 (金) 10時28分)[24069]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時52分)[24084]
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