玄鳥 定例句会

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7・文明と文化のちがい薔薇の花 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時33分)[24000]
0点


月番 > 学術論文の一つの大きなテーマの様です。これを機に軽く思考を重ねてみるのも良い事かもしれません。無点となりましたが、書き込みよろしくお願いします。 (2024年06月15日 (土) 22時17分)[24014]

榮一 > 文明と文化の違いは理屈だけが前に出てくるようです。理屈が出る句は面白味がなように思います。 (2024年06月21日 (金) 10時30分)[24070]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時53分)[24085]
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 8・街薄暑かつてバスにも車掌おり 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時32分)[23999]
6点 孝子・剛・眞佐子・保子・義之・宜子・


月番 > 懐かしい風景です。中村メイ子の「田舎のバスはおんぼろ車」を思い出しました。皆様の書き込みよろしくお願いします。 (2024年06月15日 (土) 22時11分)[24013]

宜子 > バスの車掌さん、いましたね。斜めがけの黒いカバンを下げて、切符を売ったり「発車オーライ!」と声をかけたり。そして今は殆どがワンマン。そしてあと数年もすると、運転手もいない路線バス。孫が大きくなる頃には「かつてバスにも運転手」の時代が。「街薄暑」の明るさが良かったです。 (2024年06月16日 (日) 05時13分)[24020]

眞佐子 > 昨年歯の治療で病院に通いましたがそこの病院には専用のバスがあり1時間に二本位走って高岡駅まで行きます。何処で降りても同じ料金で車掌さんが社内をまわって集金をしていました。車掌さんがいるバスに乗って珍しいので驚きました。掲句の街薄暑が好きでした。 (2024年06月19日 (水) 22時33分)[24049]

眞佐子 > すみません社内は車内の間違いでした。 (2024年06月19日 (水) 22時59分)[24052]

保子 > すっかり忘れていましたが、そんな時代もありました。懐かしく思い出しました。 (2024年06月20日 (木) 15時24分)[24055]

孝子 > なつかしいですね。時代がかわるときえるものもおおくなり、バスのほんすうもへり、運転手不足やらいろいろとかわってきます。 (2024年06月20日 (木) 22時08分)[24057]

> かつてとは、以前とか昔。自分が過ごして来た時代を表す言葉である。齢を経て老年に到ると私など愚痴のように使う。薄暑の街の夕暮れに見てゐる幻影と思った。バスや路面電車も殆どワンマンと化した現代。何やら少し寂しい心情が見える。 (2024年06月21日 (金) 10時13分)[24067]

榮一 > 懐かしい景の句です。ある意味では青春時代です。惹かれる句でありました。「おり」は少しあまい気がします。 (2024年06月21日 (金) 10時33分)[24071]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時53分)[24086]
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 9・六月の来る日捲りと古机 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時31分)[23998]
 4点 鈴子・眞佐子・加津子・美保子・


月番 > 六月がやって來たという、それぞれの思い入れは如何なものでしょうか。古机を前にしての壁の日捲り、或は古机の上の置かれた日捲りかも。半分以上の厚さが残っている日捲りです。映像と状況は良く見えますが、果たしてその共感の趣旨は何でしょうか。 (2024年06月15日 (土) 22時06分)[24012]

加津子 > 「六月の来る」この表現に何とも頼りなさを感じましたが、あっという間に一年の折り返しが来てしまった心の焦りとは対象的に「日捲り」と「古机」がどっしりと構えている様に見えました。選句しましたが中々難しい句です。 (2024年06月18日 (火) 20時52分)[24041]

眞佐子 > 若い頃はまだ六月と思いましたが最近はもう六月で焦りが出ます。日捲りと古机の取り合わせが面白かったです。 (2024年06月19日 (水) 22時56分)[24051]

榮一 > この句は六月が絶対かどうかです。言い換えれば六月が必然かどうかです。 (2024年06月21日 (金) 10時36分)[24072]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時54分)[24087]
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0・薫風や窓際の席引き当てる 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時30分)[23997]
4点 柊子・孝子・加津子・紫翠・


月番 > 窓際の席とは何でしょう。観光バス、飛行機、新幹線と色々考えてみたのですが、抽選までして引き当てるという経緯が理解できません。皆様の書き込みが頼りです。 (2024年06月15日 (土) 21時53分)[24011]

柊子 > 団体旅行なら席のくじ引きもあり得るかと思います。行きは窓際なら、帰りは通路側とか。今はバスの窓も開かず、風を楽しむことはないでしょうが、ともかく絶景を楽しんでください。 (2024年06月18日 (火) 14時38分)[24034]

月番 > 行きは窓際帰路は通路側、思い出しました、日帰り旅行のバスツアー。観光バスの一景の様です。 (2024年06月18日 (火) 18時58分)[24038]

加津子 > トロッコ列車のような風を感じる旅かしらと思いました。最近はバスも電車も窓が開かないのでつまらないですね。8番の句のようなボンネットバスがなつかしいです。 (2024年06月18日 (火) 21時04分)[24042]

孝子 > ひきあてるとは、くじを引いて当てるのいみだと思いますが、そうい席のきめ方もあるのでしょうね。とにかくよかったよかったということでしょうね、、小学生の時、遠足で窓際の席をどうしても替わってくれなかった子のこと思い出しました。大好きな子だったので我慢しましたが、突然思い出しました。 (2024年06月20日 (木) 22時29分)[24061]

榮一 > 席を引き当てるとはどういう状況であるかです。バス旅行の席のようでもあるが、よくわかりません。薫風からすると喜びのようですが。 (2024年06月21日 (金) 10時39分)[24073]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時55分)[24088]
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11・若き日の香水耳朶に八十路かな 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時29分)[23996]
5点 柊子・加津子・義之・洋子・榮一・


月番 > 掲句の主旨とはずれますが、月番は1970年代の米国への出張でシャネルN0.5の香水とオーデコロンを、おみやげとして持ち帰ったことがあります。使用もされず、洗面台に長い間置かれていたことを思い出しました。香水は長持ちするようです。作者は若き頃愛用の香水の容器の蓋を久しぶりに開けてみたのでしょう。香りは何十年も前と変わってはいません。三面鏡を前にしての作者の姿が見えるようです。選句された方、そうでない方、それぞれの香水の思い出についての書き込みを楽しみにしています。 (2024年06月15日 (土) 21時46分)[24010]

洋子 > 若々しい心の八十路の方と思いました。いいですね。私は若い時もつけませんでしたし、今も付けてみる気はありません。
淡−く漂ってくる香りはすきですけど。 (2024年06月17日 (月) 17時39分)[24030]

柊子 > 香水は記憶に残りますから、すれ違った時に気づく香りは同じ香りを付けていた人を思い出します。この方は若い日のご自分に再会しているのでしょう。ただ、残っていた香水なら、かぶれないかと心配しています…… (2024年06月18日 (火) 14時24分)[24033]

加津子 > 素敵に年を重ねている作者様だと思いました。 (2024年06月18日 (火) 21時19分)[24043]

榮一 > 墓場まで女である執念のようなものを感じさせられました。くわばらくわばらと唱えたいです。 (2024年06月21日 (金) 10時42分)[24074]

榮一 > 嫌っているわけではありません感心しているのです。 (2024年06月21日 (金) 10時43分)[24075]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時56分)[24089]
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12・葉桜やケンケンパァが海をゆく 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時28分)[23995]
1点 剛・


月番 > 映像的にはそれなりに景色が見え、明るい雰囲気の句ですが、「ケンケンパアが海を行く」は難解で月番としてはお手上げです。皆様の書き込みをお待ちします。 (2024年06月15日 (土) 11時41分)[24009]

義之 > 具象と云うより心象風景であろう。ケンケンパァをして遊んでいる映像は、兄かもしれないし、幼かった我が子かもしれない。男の子では無く女の子だったかもしれない。それは満開の桜の季節の様に明るく幸せに満ちたひとときであった。今年も又葉桜となった木々を見ながら思い出に耽っているのである。それは海辺の故郷、ケンケンパァの兄は、元気よく飛び出し浜辺から海へとそして沖へと消えてゆくのである。 (2024年06月18日 (火) 08時49分)[24032]

> 自分で興ずることも無かったが、懐かしい遊びである。今は子供の遊びも多様化して、見かけることも無いが、その多くは地面にチョーク等で〇や□の囲いを書いて、ケンケンは片足で跳び、パは両足で着地して、それぞれに何か約束事を決めて遊ぶ単純なものであったと思う。この句の海を行くは、確かに?マークであるが、富山湾の蜃気楼の揺らぐ海を想像させたし、少なくとも私の年代は童心に帰れる。また海を行くと言い切ってゐる面白さもある。 (2024年06月18日 (火) 17時23分)[24037]

月番 > 剛さんありがとうございます。私は実際に経験したことは御座いませんが、富山湾の蜃気楼と掲句を重ねる発想に共感いたしました。何れにしろ遠い昭和のノスタルジーかもしれません。 (2024年06月18日 (火) 19時04分)[24039]

榮一 > 海を行くは飛躍しすぎのようではある。 (2024年06月21日 (金) 10時45分)[24076]

世話人 > 作者は主宰です。 (2024年06月24日 (月) 15時57分)[24090]
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13・ 忘れたき言の葉のあり麦の秋 投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時26分)[23994]
 6点 眞佐子・美保子・保子・宜子・紫翠・榮一・


月番 > 「忘れたき言の葉」とは何でしょうか。人それぞれですが誰にでも一つや二つは有りそうです。高点句と云う事からすれば、具体的に書かない方が俳句的には好ましいかったようです。「麦の秋」からすると、深刻な言葉ではなさそうです。 (2024年06月15日 (土) 11時35分)[24008]

眞佐子 > 誰にでも忘れたき言の葉はあると思います。月番さんのおっしゃるように具体的に書いてないのがいいと思いました。麦の秋によって色々教えてくれるのではないでしょうか。 (2024年06月19日 (水) 22時47分)[24050]

榮一 > 忘れたき言葉のつぶやきが各人の胸に広がる句のようです。誰にでも覚えのあることだからです。麦の秋が豊かな色合いであればなおさら響くように思います。 (2024年06月21日 (金) 10時51分)[24077]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2024年06月24日 (月) 15時58分)[24091]
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投稿者:世話人 (2024年06月14日 (金) 17時25分)[23993]
只今、準備中。

名前

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投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 17時01分)[23892]
選句が揃いました。今月の句会を始めたいと思います。
今月の月番は森内洋子さんです。宜しくお願いします


洋子 > 月番を務めさせていただきます森内洋子です。たくさんの書き込みをお願いいたします。 (2024年05月15日 (水) 09時05分)[23893]

月番 > 月番と書くところを、洋子にしてしまいました。久しぶりの月番でうっかり忘れていました。申し訳ありません。以下のすべての洋子、は月番と訂正してお読みくださいませ。
(2024年05月15日 (水) 11時06分)[23906]

世話人 > 月番の森内洋子さんお疲れさまでした。会員各位には書き込みありがとうございました。期日になりましたので作者を発表いたします。 (2024年05月22日 (水) 15時49分)[23979]

月番 > 句会が終了いたしました。
主宰先生、句会のお世話をありがとうございました。また各句へのご指導をありがとうございました。
又皆さま、たくさんの書き込みををありがとうございました。
今月は句会への書き込みの出足が早くて、句会がどんどん進んでうれしかったです。
それではまた来月楽しみにしております。 (2024年05月22日 (水) 19時50分)[23992]
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1・散居村水田の眩し大落暉 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時58分)[23891]
1点 保子・


洋子 > 水田が夕日を映して輝いています。 (2024年05月15日 (水) 09時07分)[23894]

保子 > 全国大会の頃は車窓からよく水田を見かけました。山居村と設定されるとちょっと寂しいのですが、広々とした水田に夕日、大落暉。眩しさを存分に味わいました。 (2024年05月18日 (土) 18時18分)[23943]

月番 > 富山の全国大会の帰りの電車の窓から眺めていたのが散居村だったのですね。なつかしいですね。
(2024年05月19日 (日) 11時10分)[23951]

榮一 > 砺波平野の散居村です。家屋と田圃とが点在して独特の風景の世界です。歴史的な背景があるようです。大落暉の中の景も風情があります。ただ、散居村の句はたくさん見たような気がします。ある意味手垢の付いた句のように感じます。 (2024年05月21日 (火) 06時46分)[23966]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2024年05月22日 (水) 15時51分)[23980]
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2・気ぜわしく過ぎし一日や花は葉に 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時57分)[23890]
6点 洋子・加津子・剛・義之・紫翠・榮一・


洋子 > 花は葉に季節を移り、人間も又、、、。 (2024年05月15日 (水) 09時09分)[23895]

義之 > 生活俳句です。かって、このような気分を経験したことがあったように思いました。葉桜が美しい季節、今はどちらかと云うとのんびりと暮らしています。 (2024年05月16日 (木) 11時21分)[23919]

> 遥か彼方の勤め人だった頃の、この季節を思い出す事になった。追われるような日を過ごし、やっと一日を終えた感慨だろうと思う。ほっと一息をついで、気を取り直したら、桜は葉を茂らせてゐた。一日の時間は加速して去って行く。そして、それは年齢と共に。 (2024年05月17日 (金) 11時44分)[23925]

加津子 > 一日三食食べるのにも何やかや時間がかかって気ぜわしく時間に追いかけられていますが、ひとまず葉桜で落ちつこう。季節の変わり目は、気持ちが思うほど体は準備が出来ていないので転んでけがをする事が多いそうです。足元に注意です。 (2024年05月18日 (土) 09時42分)[23929]

紫翠 > 一日は長いようですが、暮らしの中では意外と早く感じさせる時が多い。「花は葉に」の着地が効果的と思います。 (2024年05月18日 (土) 11時48分)[23932]

月番 > 一日3度の食事の準備、後片付けって本当に大変ですね。何食べよう、何食べようと何時も頭の中にありますね。
葉桜の美しい時は葉桜を眺めるにかぎりますね。 (2024年05月18日 (土) 11時56分)[23933]

榮一 > あれやこれやと過ごしているうちにいつの間にか花が終わり葉が繁っている。気ぜわしくはあるが明確なものがないと言うのも、なるほどと思わせる。学校や会社に行くと言う明確なものが無くなったあとのこまごまとした雑事の多さです。 (2024年05月21日 (火) 07時30分)[23967]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2024年05月22日 (水) 15時52分)[23981]
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3・走り梅雨しずく煌めく猫の背な 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時56分)[23889]
 4点 眞佐子・孝子・鈴子・義之・


洋子 > 雨から逃げ遅れた猫の背に雨粒が、、、。 (2024年05月15日 (水) 09時10分)[23896]

義之 > 走り梅雨とは、梅雨入り前の五月頃の梅雨を思わせるぐずついた天候を意味しますが、掲句では「走り梅雨」から「走る猫」を連想させる技巧が施されているように思います。因みに本格的な梅雨である「五月雨や」では、掲句の良さが軽減されてしまうでしょう。スピード感の溢れる一句になったと思います。 (2024年05月16日 (木) 11時33分)[23920]

月番 > 「走り梅雨」から「走る猫」を連想されるとはおもしろいですね。 (2024年05月16日 (木) 16時22分)[23923]

眞佐子 > 私も「走り梅雨」が良かったと思います (2024年05月18日 (土) 15時18分)[23939]

孝子 > 昔飼っていた猫を思い出しました。季語がよかったです。 (2024年05月20日 (月) 23時04分)[23962]

榮一 > 猫が雨に濡れると言うのも考えづらいことです。余程急な雨になったたようです。雫であればありそうですが。 (2024年05月21日 (火) 07時38分)[23968]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2024年05月22日 (水) 15時53分)[23982]
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4・チョンと落ちツンツンと墜ちさくら蕊 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時55分)[23888]
3点 孝子・鈴子・義之・


洋子 > 桜しべが落ちるときのオノマトペですが、皆さん、どう感じられたでしょう? (2024年05月15日 (水) 09時16分)[23897]

義之 > オノマトペの面白さと「落ち」「墜ち」の漢字の使い分けに敬意を払い一票を投じました。さくら蕊は大量に落ちます。オノマトペは作者が見ている前でこのような光景を目にしたかのような効果を演出しています。 (2024年05月16日 (木) 11時41分)[23921]

孝子 > オノマトペの面白さと細かいきづかいでいただきました。 (2024年05月20日 (月) 23時01分)[23961]

世話人 > 墜ちは言い過ぎのような気がします。オノマトぺが実感とマッチしているかどうかです。 (2024年05月21日 (火) 07時41分)[23969]

榮一 > 名前の間違いです。 (2024年05月21日 (火) 07時42分)[23970]

世話人 > 作者は主宰です。 (2024年05月22日 (水) 15時54分)[23983]
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5・緑さすビニール傘の二人かな 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時54分)[23887]
4点 美保子・剛・保子・榮一・


洋子 > 若いアベックでしょうか?? (2024年05月15日 (水) 09時17分)[23898]

美保子 > 透明のビニール傘を通してでも緑が目に飛び込んでくる様を緑さすと表してらっしゃるのが今の季節を表して気もちいいです。 (2024年05月17日 (金) 21時34分)[23927]

月番 > 本当ですね。 (2024年05月17日 (金) 22時05分)[23928]

> 青葉若葉の良い季節になった。折しもの走り雨の樹の下を、ビニール傘の二人が雨を避けながら過ぎて行く。大きな駅のホームのキオスクのビニールの傘は忘れても気にならない、何処にでも置き去りにされる事が多い傘だった。作者はひょっとしたら、相合傘の落書等も思い浮かんで、自分の若かった時代に記憶が飛んでゐるのかも知れない。 (2024年05月19日 (日) 10時21分)[23946]

月番 > 相合傘はやはりロマンチックですね。緑さす雨のなかで、、、。 (2024年05月19日 (日) 11時03分)[23949]

保子 > 緑さす 爽やかな季語ですね。そして作品の中の二人も素敵 と思います。ビニール傘が良かったのでしょうね。
(2024年05月19日 (日) 17時20分)[23954]

榮一 > 雨の日に若い二人が差す一本の透明なビニール傘です。緑さすもいい雰囲気です。 (2024年05月21日 (火) 07時48分)[23971]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2024年05月22日 (水) 15時54分)[23984]
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6・杖いっぽん乗せる自転車夏初め 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時53分)[23886]
6点 美保子・眞佐子・洋子・加津子・宜子・榮一・


洋子 > 杖いっぽんをどうしてのせているのでしょう?
(2024年05月15日 (水) 09時19分)[23899]

宜子 > どうして乗せているのかはわかりません。ご自身が怪我しているのか、または届ける途中なのか。理由はわかりませんが、「夏初め」の爽やかな中の「杖いっぽん」は、いろいろなことを想像させます。季語からすると、重い怪我ではなさそうです。 (2024年05月16日 (木) 05時05分)[23909]

義之 > 自転車の車輪は剥き出しです。しかもスポークと云うもので前後輪の車輪が構築されている。万が一回転中の車輪に棒状のものが挟まるようなことがあると惨事です。俳句以前に、自転車に杖は危険極まりないと思った次第です。 (2024年05月16日 (木) 09時25分)[23912]

月番 > 杖1本でいろいろなことが想像されますね。義之さんのような警告もあります。 (2024年05月16日 (木) 09時39分)[23913]

加津子 > 普段の生活に自転車と杖は必要不可欠のようです。杖も折り畳みがありますので籠に入っているかもしれません。杖というと神戸の全国大会で亘さまにもらった杖がまず頭に浮かびます。余談になりますが、北箱根三人が杖を突いて帰りの駅に降り立ったちタクシーに乗ったらお遍路さんに行かれたのですかと聞かれ、思わず3人で爆笑してしまいました。ごさんちくの杖、時々使っています。 (2024年05月18日 (土) 09時55分)[23930]

加津子 > 色が重なりました。すみません。 (2024年05月18日 (土) 09時57分)[23931]

眞佐子 > 昔は傘をさして自転車に乗っても注意されない時代がありました。その頃は、自転車のハンドルの真ん中に傘の持ち手を引っかけて自転車の車体に沿ってチェーンかばーと車体の間に固定すれば動かなくなりました。杖もできるかもしれません。最近は折り畳みの杖がありますので自転車の篭に入るかもしれません。私は折り畳みの傘をいつも籠に入れていました。自転車は乗れるが長く歩くのには杖が欲しい人もおいでませので、夏初めの歩くのには良い季節なので掲句も有りかなと思いました。 (2024年05月18日 (土) 15時14分)[23938]

月番 > 少し遠出をして、お気に入りの場所をゆっくり散歩でもしようかなということでしょうか? (2024年05月18日 (土) 16時35分)[23941]

美保子 > 私は持病のせいもあり、姉たちと年が離れていても、同じ位か私の方が歩くのがやっとです。そろそろ、杖を用意した方がと言う話がでているので、年齢的に杖が必要なのかと、自転車も近い所にはまだ乗りますので、自分の事のように思いました。 (2024年05月18日 (土) 23時42分)[23944]

榮一 > 歩く時は杖がいるのです。自転車や車の運転でであれば杖はいらないようです。腰や足が痛いのです。スーパーの店内では杖が必要になるのです。夏初めらしい自転車です。 (2024年05月21日 (火) 07時52分)[23972]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2024年05月22日 (水) 15時55分)[23985]
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7・恐竜の発掘化石水中花 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時52分)[23885]
5点 洋子・孝子・加津子・宜子・保子・


洋子 > 発掘化石と水中花のつながりは?
(2024年05月15日 (水) 09時21分)[23900]

宜子 > 具体的なつながりは見えてきませんが、どちらにも生きている感じがないのです。それでもなぜか呼吸音がしたのです。その呼吸音を作者は感じたのだと思います。聞こえそうでした。 (2024年05月16日 (木) 05時09分)[23910]

月番 > 呼吸音を感じられたのはすごいですね。 (2024年05月16日 (木) 09時40分)[23914]

加津子 > なにか繋がっているように感じて頂きました。化石は確かに生きた証であり、水中花は生かされているけれどガラスの中の物体とすると両方ともかつては呼吸をしていたという事に繋がるのかしらと思いました。 (2024年05月18日 (土) 14時01分)[23934]

保子 > 謎解きのような面白さと思ったのですが。化石と水中花を繋いでいるのは人間。詩は感じられなかったです。そこから何かが生まれるのでしょうか。分からなかったです。 (2024年05月20日 (月) 14時48分)[23959]

洋子 > 長い間、地中にうずもれていて掘り出された恐竜の化石、長い間地中で息苦しかっただろうと感じました。そして水中花も美しいとほめられるけれども、水の中に閉じ込められて息苦しいだろうと思いました。
両方から閉じ込められた息苦しさを感じていただきました。私は少し閉所恐怖症気味なのです。 (2024年05月20日 (月) 15時44分)[23960]

孝子 > 恐竜に魅力をかんじます。その化石と水中花の取合せによいとおもいました。 (2024年05月20日 (月) 23時10分)[23963]

榮一 > 博物館のようです。水中花も飾って理想ですが違和感を感じました。つながりが見えなかったです。 (2024年05月21日 (火) 07時57分)[23973]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2024年05月22日 (水) 15時56分)[23986]
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8・釣果なき父にもらいし草の笛 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時51分)[23884]
7点 美保子・眞佐子・孝子・鈴子・宜子・紫翠・保子・


洋子 > どんな草笛かな?
(2024年05月15日 (水) 09時22分)[23901]

宜子 > 釣りに行ったのに、何も釣れずに帰ってきたお父さん。代わりの「草の笛」が、切なかったり、可愛かったり。 (2024年05月16日 (木) 05時12分)[23911]

月番 > 幼児の頃、義兄に葦の葉をぐるぐる巻いた草笛をつくってもらったことがありました。ボ―ボーと鳴るだけでしたが、いい思い出です。 (2024年05月16日 (木) 09時56分)[23915]

美保子 > 夫は現役の頃から今は時間がかなり自由に使えるものですから、川釣りから海釣りまで、長い間には釣果の在る時もありましたが、大抵は釣果無き時がほとんどで、それは感心するほど、それでも出かけて行きます。きっと、行った先の自然が良く良く気持ちいいのだろうと娘と話しております。草笛を持って帰った記憶はありませんが、麦の穂だったり、鹿の角だったり、何かしら、珍しい物を持って帰ります。掲句と夫の行動が重ね合わさりました。 (2024年05月17日 (金) 21時26分)[23926]

眞佐子 > 河口近くに育ちましたので、父も弟も従兄弟もみんな釣りがすきでした。弟は葦を一本抜いてそれに魚を何匹も引っかけて持って来たり従兄弟は夜釣りで鯔を釣ってきました。父は野いちごを沢山摘んできました。掲句の父の気持ちがよく解ります。 (2024年05月18日 (土) 14時46分)[23937]

孝子 > 釣りのすきな主人によくついていくことがあるので、自然にこの様子はりかいできるし形もよいと思います。なつかしさも作者にはあるのでしょう。 (2024年05月20日 (月) 23時18分)[23964]

榮一 > 面白い句です。釣果なきは言い過ぎの感もしますがありそうでもあります。草の笛からすれば池釣りのようです。草笛から昔の男が出てきます。いかにも初夏の感じがします。 (2024年05月21日 (火) 08時10分)[23974]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2024年05月22日 (水) 15時57分)[23987]
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9・はつ夏や花の数式まだ解けず 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時50分)[23883]
1点 美保子・


洋子 > 「花の数式」ってなんでしょか?
(2024年05月15日 (水) 09時34分)[23905]

美保子 > 雰囲気で頂いたような所があり、改めて考えると「花の数式」とは?自分の中では待ちわびている花の開花を表しているのか、単に花の名前がわからずにいるのかと、その程度にしか考えていませんでした。姉たちと会うと「この花は名前は?」と言う会話が出ないことはありません。随分昔、「博士の愛した数式」と言う本が映画化もされて、その雰囲気にも惹かれました。季語との取り合わせもいいと思いました。 (2024年05月18日 (土) 23時54分)[23945]

月番 > 美保子さん、ありがとうございました。
難解な句ですが、取っておられない方でも、挑戦して、コメントを頂けませんか?義之さんいかがですか?

(2024年05月19日 (日) 11時01分)[23948]

月番 > すみません、2回も送信してしまいました。 (2024年05月19日 (日) 11時06分)[23950]

義之 > コメントは編集や削除ができます。まずはコメントの5桁のID番号を覚えておいて、画面を一番下までスクロールすれば、編集キーや削除キーが出てきます。試してみてください。 (2024年05月19日 (日) 14時36分)[23952]

義之 > ネットで「花の数式」を検索すれば、「花びらの枚数は数学で決まっていた。多くの植物に潜むフィボナッチ数列の不思議」と云う記事がヒットしました。本句の作者は、この数式を意図しているのかもしれません。1、1、2、3、5、8、13、21、34、・・・と続くこの数列を睨みながら、初夏の色々な花びらの数を検証しているのかもしれません。コメントの纏めとして、美保子さんの句評が的を得ていると思います。雰囲気だけで詩を感じることは大切です。 (2024年05月19日 (日) 15時22分)[23953]

月番 > 義之さん
ありがとうございました。消しました。
23950の記事も消そうとしたのですがこれはうまくいきませんでしたけど。
又、句評をありがとうございました。こちらは難しくてよくわかりませんでしたが、雰囲気だけで詩を感じる、に納得致しました。
(2024年05月19日 (日) 17時41分)[23955]

榮一 > 花の数式が専門的で分かりにくいようです。自然の中にも数式があるのです。全てに法則がありそうですが難しい世界です。馴染みが薄いですね。 (2024年05月21日 (火) 08時14分)[23975]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。
(2024年05月22日 (水) 15時58分)[23988]
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10・五月雨や夜を待たせる歌舞伎町 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時49分)[23882]
2点 義之・紫翠・


洋子 > 歌舞伎町、に行ったことがありませんので、全体の意味が分かりませんでした。皆様のコメントで教えていただきたいと思います。 (2024年05月15日 (水) 09時26分)[23902]

紫翠 > 友人二人が中央線の沿線にいたので良く新宿駅で待ち合わせをした。当然のこと会うのは昼間である。夜の新宿は大人の世界と思っていた。 (2024年05月15日 (水) 15時26分)[23907]

月番 > 紫翠様、早速の書き込みをありがとうございました。
私も昔、ちょっと東京にいて、新宿のあたりを歩いたことはあるのですが、今のように夜の新宿の恐ろしさは知りませんでした。
60年前ですもんね。
(2024年05月15日 (水) 18時10分)[23908]

義之 > 漫画が原作のドラマ「深夜食堂」のタイトル画面で新宿周辺の繁華街が次々と映し出されますが、何となく歌舞伎町と云う夜の街をイメージします。深夜食堂の舞台は「新宿ゴールデン街」で、地理的には歌舞伎町からも近そうです。「五月雨」は梅雨期の何日も降り続く長雨のこと、夜好きの人々も繁華街への立ち寄りを躊躇してしまうのでしょう。「夜を待たせる歌舞伎町」は擬人法ですが、前述のような人々の気分を象徴しているのでしょう。 (2024年05月16日 (木) 10時29分)[23916]

月番 > 義之さん、ご説明ありがとうございました。「夜をを待たせる歌舞伎町」というのは我々世代にはなかなかわからない感覚ですね。 (2024年05月16日 (木) 21時48分)[23924]

榮一 > 夜を待たせるが分かりにくくイメージができなかったです。夜を待たせるがしっくりとこなかったです。 (2024年05月21日 (火) 08時25分)[23976]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2024年05月22日 (水) 15時59分)[23989]
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11・オリーブの花陰ぽっとあるピアノ 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時48分)[23881]
 0点


洋子 > ピアノが外にあるとは思えないし、、、。 (2024年05月15日 (水) 09時27分)[23903]

義之 > 映画「アマデウス」ではモーツアルトが愛用のピアノを搬出して弾く野外コンサートのシーンがあったように思います。掲句は「花陰」で切れているので、必ずしもピアノがオリーブの花陰にある必然性は薄いようです。点は入っていませんが詩情が感じられる作品だと思います。 (2024年05月16日 (木) 11時13分)[23918]

月番 > オリーブの花蔭で両親の仕事を見ながら、子供が赤い卓上ピアノで遊んでいる、というのはどうでしょう? (2024年05月18日 (土) 16時39分)[23942]

加津子 > いつだったか小豆島のオリーブの木蔭に置かれた「丘のピアノ」をテレビで見たことがあります。街角ピアノと同じように連弾を楽しんだり瀬戸内海の風景の中でとても素敵で心に残りました。「ぽっとある」にその風景とはちょっと違うかなと思い頂けませんでした。 (2024年05月20日 (月) 10時58分)[23957]

月番 > 加津子さん、きっとそのピアノですよ。いい番組をみられましたね。ぽっとあったかどかっとあったかは別にして。 (2024年05月20日 (月) 11時28分)[23958]

作者 > 加津子さんのいわれたとうりです。ぽっとがよくなかったのですね。 (2024年05月20日 (月) 23時22分)[23965]

榮一 > オリーブの花陰とぽっとあるピアノの関係が分かりにくいようです。ぽっとあるピアノは街角ピアノのようです。互いの存在場所が遠すぎる様です。 (2024年05月21日 (火) 08時29分)[23977]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2024年05月22日 (水) 15時59分)[23990]
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12・大夕焼皮のサドルの擦れ痕 投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時47分)[23880]
8点 眞佐子・洋子・加津子・剛・鈴子・宜子・紫翠・榮一・


洋子 > 大夕焼けのなかの革のサドルの擦れ痕です。どういうことを思われるでしょうか?
(2024年05月15日 (水) 09時31分)[23904]

紫翠 > 作者は日常で自転車を使う頻度の多い方と感じられます。散歩、外出、買い物など。夕焼けとの取り合わせで作者の充実した生活ぶりが見えてきます。
(2024年05月16日 (木) 10時33分)[23917]

月番 > 大夕焼けが日常生活の些事にも詩情を与えてくれますね。 (2024年05月16日 (木) 16時19分)[23922]

加津子 > サドルが皮だという事にかなりこだわりと愛着がありそうと思いました。数十年の作者の歴史を感じました。季語が良いと思いました。 (2024年05月18日 (土) 14時07分)[23935]

眞佐子 > 三年前まで私も何処へ行くのも自転車でしたので、サドルの擦れ痕もよく解ります。用事を済ませて帰る途中に大夕焼に出会いますとほっとして疲れもとれます。最近は危ないので乗りませんので懐かしくいただきました (2024年05月18日 (土) 14時12分)[23936]

月番 > 昔は自転車は気楽に乗れる便利なものでしたが、今は便利になりすぎて、前と後に子供を乗せたり、電動になって、坂をすいすい上ったり、ハラハラしてみています。
掲句、長いこと愛用して革のサドルが少し擦れてきたようです
大夕焼けによく合っている景と思います。 (2024年05月18日 (土) 16時32分)[23940]

> 首都圏に網羅されたJRや私鉄沿線の駅の自転車置き場に繰り返される一日が思い浮かんだ。通学や勤めに向かう人達が朝に乗り入れ、帰りに乗って帰る駐輪場。整然と並ぶ自転車に差し込む、折しもの大夕焼け。サドルの擦れ痕は何を物語るのか。この時代に生きる疲れが見えるような気がしないでもない。 (2024年05月20日 (月) 09時53分)[23956]

榮一 > 東京の叔父さんが自転車のサドルカバーを作っていました。昔のことですが。昔はサドルが皮のものが沢山ありました。サドルの擦れ後にも実感があります。懐かしい景です。 (2024年05月21日 (火) 08時32分)[23978]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2024年05月22日 (水) 16時00分)[23991]
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投稿者:世話人 (2024年05月14日 (火) 16時44分)[23879]
只今、調整中。

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投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時57分)[23794]
選句が揃いました。たくさんの書き込みをお願いいたします。
今月の月番は宮本義之さんにお願いします。宜しくお願いします。


月番 > 月番を務めさせていただきます宮本義之です。書き込みよろしくお願い申し上げます。 (2024年04月14日 (日) 09時55分)[23807]

世話人 > お疲れさまでした。期日になりましたので作者を発表いたします。 (2024年04月21日 (日) 10時06分)[23864]

世話人 > 月番の宮本義之さんお疲れさまでした。 (2024年04月21日 (日) 10時19分)[23877]

月番 > 皆様書込みありがとうございました。主宰先生ご指導ありがとうございました。 (2024年04月21日 (日) 11時22分)[23878]
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1・聞かぬふりの母の繰り言花筵 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時53分)[23793]
7点 美保子・加津子・孝子・剛・鈴子・保子・榮一


月番 > 主宰選を含む今月の最高点句です。老齢の母と同居(?)の娘又は息子という関係を詠んだ句ですが、季語の「花筵」がどのように響いてくるのでしょうか。因みに歳時記では花見の席を意味しますが、広辞苑では、加えて花弁が散った様子を筵に見立てた様とあります。花見の席での親子関係か、または桜の木がある実家の庭を見ながらの景か?皆様の書き込みをお願いします。 (2024年04月14日 (日) 09時43分)[23795]

加津子 > お母さんの為に花見を設けた息子さんを想像しました。何度も同じ話を繰り返すお母さんの衰えを認めたくないであろう息子さんは、母と花筵で桜を見上げているもの悲しさを感じました。 (2024年04月15日 (月) 11時08分)[23812]

義之 > 広辞苑によれば「繰り言」とは、@同じことを繰り返しくどくどと云うA愚痴を言うとある。私見であるが、そうであれば、思考回路が明瞭であり少なくとも認知症では無いようだ。母は誰への?何?の不満を述べているのだろうか。今日は家族の楽しい花見である。聞き流しても問題はなさそうだ。 (2024年04月16日 (火) 10時30分)[23816]

美保子 > 去年、亡くなった母も義母も話し出したらずっとしゃべっていました。それでも、コロナで面会が出来ない期間が長く、最近は面会が出来ても、以前のようにはしゃべってくれません。耳も遠くなって、筆談器が必要になりました。コロナは残酷です。夫は自分は運転手で義母の聞き役は私と決めているところがあります。食事に出かけたりできていたことがなんと幸せだったのかと思い出しています。 (2024年04月16日 (火) 21時36分)[23821]

鈴子 > 掲句を読みながら遠い日の母を思い出しました。夏休みも終わり帰り支度をしている私に何時に帰るのと、何度も何度も声を掛けて来た事。日本海の庄内の海がキラキラしていた事を思い出しました。 (2024年04月17日 (水) 14時19分)[23827]

> 久しぶりの母なのかも知れない。会った母に更なる老いを感じながら、毎度聞かされる母の繰り言(愚痴)は、聴こえているけれども、どうにもしてあげられない、子の当惑と寂しい心情ではなかろうか。花筵が救いようである。 (2024年04月18日 (木) 13時49分)[23838]

孝子 > 80過ぎの母を多摩川ぞいの花見にさそいだしたことがある。帰ってきてから、父に疲れたとか、いろいろ愚痴っていたことを思い出しました。私には言わずにです。そんなことをおもいだしました。季語がきいてるとおもいました。 (2024年04月19日 (金) 10時18分)[23844]

榮一 > 嫁姑のことだけではなく何事にも愚痴りたくなるのが年寄りです。性質にもよりそうですが生真面目な母のようです。楽しい花見の席であればどんな繰り言にしろ聞きたくはないのが人情です。この母は桜の花にも文句を言っていそうです。聞かぬふりは長年の知恵なのです。愚痴は一面年寄りの知恵でもあるのですが。やっと春が来た感じの繰り言のようです。 (2024年04月20日 (土) 06時23分)[23852]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時09分)[23865]
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2・少年の深い眼差し風信子 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時51分)[23792]
2点 美保子・鈴子・


月番 > 少年は何度も取り上げたくなる句材、窓辺に置かれた水耕栽培の「風信子」が見えて來るようです。 (2024年04月14日 (日) 09時44分)[23796]

美保子 > 月番さまが書いていらっしゃるように、少年という言葉だけで、詩が立ち上がるようです。深い眼差しが風信子 とあわせることで 思慮深い かっこいい少年をおもいうかべます。 (2024年04月16日 (火) 21時43分)[23822]

鈴子 > 朝の通学路でよく出会う男児の事を思い出しました。ある朝おはようございます。と声をかけたところ、もう僕に声かけないでと言われてしまいました。 (2024年04月18日 (木) 20時16分)[23839]

美保子 > きっとまだ、言葉を表す力が乏しかったのでしょうか。そのまま受け取るとがっかりされただろうと驚きましたが。小学生位の子は戸惑うような言葉が出てくることがありますね。 (2024年04月18日 (木) 23時25分)[23841]

榮一 > 少年の深い眼差しは常套句の域を出ていないように感じます。小説の一コマのようです。ひやしんすも風信子を使う事にも作者の狙いが見えそうです。 (2024年04月20日 (土) 06時26分)[23853]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時10分)[23866]
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3・老いらくの恋の聞き役万愚節 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時51分)[23791]
5点 洋子・剛・宜子・眞佐子・榮一


月番 > 「老いらくの」は「恋」にかかるのかそれとも「聞き役」にかかるのかで捉え方は変わってきます。季語が万愚節ですから、そんなことはどうでも良いのかもしれません。 (2024年04月14日 (日) 09時45分)[23797]

宜子 > 「老いらくの」ですから、それなりの年齢を想像します。友だちとかお仲間の、気楽なやりとりの中の「恋」でしょう。そのように思えるのは、何と言っても季語の「万愚節」真剣な悩みとかではなく、その場の話題のひとつ。楽しそうです。 (2024年04月15日 (月) 05時50分)[23808]

洋子
「老いらくの恋」と万愚節との取り合わせが、とても面白いと思います。告白する人も、聞き役の人もどのくらい本気なんでしょう。
春うららの日の楽しい一幕と思います。決して春憂いではなく、、、 (2024年04月17日 (水) 09時34分)[23823]

眞佐子 > 「老いらくの恋」と読みました。万愚節との取り合わせが良かったです。穏やかな春の日が想像されます・ (2024年04月17日 (水) 14時33分)[23828]

> 老いらくとは、年老いることであるが、恋がくっ付けば、俄然色を帯びる。男か女かは解らないが、気の置けない老人同士の会話のようで、一方的に聞かされてゐるのだろう。聞き役は心の中で当惑しながら笑ってゐるのかも知れない。「万愚節」は罪のない嘘や他愛ない嘘が許される日である。安住敦が「万愚節に恋うちあけしあはれさよ」と詠んでいる。また、黛まどかに「また同じタイプに夢中万愚節」がある。思うに自嘲の句が多いと思う。 (2024年04月19日 (金) 10時25分)[23845]

榮一 > エイプリルフールです。騙す人より騙される人のことを言うようです。老いらくの恋をしている人は有頂天なのかもしれません。聞き役はまさに万愚節なのです。心の中で四月馬鹿と独語しているかのようです。 (2024年04月20日 (土) 06時32分)[23854]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時10分)[23867]
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4・一日の仕上げは朧月夜かな 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時49分)[23790]
4点 洋子・宜子・紫翠・榮一


月番 > 詩情は感じられますが、月番には難解でお手上げです。採られた方そうでない方、書き込みよろしくお願いします。 (2024年04月14日 (日) 09時46分)[23798]

宜子 > 外の仕事でも、家事でも、一日の仕事を終えたホット感。その日のちょっとした疲れを癒やすのに「朧月夜」はステキです。「満月」や「三日月」では、意味を伴ってしまいそうです。いち日の終りにホッと息をついた。そのことだけでも俳句になり、一編の詩になったりします。 (2024年04月15日 (月) 06時01分)[23809]

月番 > 「ホッと感」なのですね。納得しました。早速の書き込みありがとうございました。 (2024年04月15日 (月) 06時05分)[23810]

洋子 > 色々あった一日もやっと何とか終わって、ほっと一息。私の所は朧月夜の景色が海まで広がっています。毎日そんな夜更けを楽しんでいます。 (2024年04月17日 (水) 09時41分)[23824]

榮一 > 今日も一日楽しかったようです。居酒屋で安酒でも飲んでふらっと夜道を帰る景のようです。勿論、朧月夜は想定内の酔いなのです。一日の仕上げがいいですね。 (2024年04月20日 (土) 06時37分)[23855]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時11分)[23868]
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5・戸惑いつ猫背の妻に春ショール 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時48分)[23789]
3点 美保子・鈴子・保子


月番 > 中七以下は、映像がしっかりと見えます。「戸惑いつ」がどのように左右されるのでしょうか。 (2024年04月14日 (日) 09時47分)[23799]

美保子 > 若い時は妻にショールをかけてあげるなど、思いつかなかったのに、奥さまが猫背になる頃に思いやる余裕も出て来たのでしょうか。奥さまの背中が曲がって来たことに気づかれての戸惑いなのか、ショールをかけてあげる行為を慣れずに戸惑っていらっしゃるのか、いずれにしても、奥様の心に響いたに違いないと思います。、 (2024年04月16日 (火) 21時28分)[23820]

保子 > 戸惑いつ 枕詞のように思えて不要かなと考えたのですが、この五音が作者の動作と心理状態を簡潔に表現しているのではと思い直しました。 (2024年04月17日 (水) 16時37分)[23833]

鈴子 > 年齢を重ねられたご夫婦の日常のひとコマがさり気なく表現された句に惹かれました。奥様の穏やかな笑顔も思い浮かびます。 (2024年04月18日 (木) 11時07分)[23837]

榮一 > 戸惑っているのは夫です。俳句で優しさを前に出すのはあまり好きではありません。戸惑いは必要のない措辞だと感じます。 (2024年04月20日 (土) 06時42分)[23856]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時12分)[23869]
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6・今年また採れぬ人材飛花落花 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時47分)[23788]
2点 孝子・洋子・


月番 > 昨今は少子化の影響で人手不足と云われているようです。桜も散り始めたのに今年も新入社員はゼロ、テレビのニュースの単なる後追いでしょうか。 (2024年04月14日 (日) 09時48分)[23800]

洋子 > 人事課の嘆きでしょうか?今年も又、ほしい人材は採れなかった。
そして、新卒者は飛花のごとく、高く飛び上がったり、また、失敗した人は落花のように、嘆いている、、、。そういう季節なのでしょう。 (2024年04月17日 (水) 20時24分)[23836]

孝子 > 関係性のない素材ですが季語がおもしろくていただきました。いろいろとこの季語との取り合わせでよみてに考えのひろがりができるところがいいと思いました。 (2024年04月19日 (金) 10時26分)[23846]

月番 > お二人の書き込みありがとうございます。人事課と云えばそこそこの大企業を想いますが、中小企業では採用は社長の裁量でしょう。歴史の長い中小企業では、業績の浮き沈みが大きく、かっては繁栄していたころもあり広い敷地の中には、先代が植えた桜の老木もありそうです。 (2024年04月19日 (金) 13時32分)[23849]

榮一 > 昨今の世相です。少子化で人材不足は否めません。中七までは俗っぽいですね。 (2024年04月20日 (土) 06時44分)[23857]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時13分)[23870]
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7・山吹や家系図繋ぐ点と線 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時47分)[23787]
3点 義之・眞佐子・紫翠・


月番 > 「家系図繋ぐ点と線」の措辞は、当たり前の様ですが発見があり「山吹」との取り合わせで含蓄深く想像力の働く作品になったようです。兼明親王(かねあきら しんのう)、太田道灌、松本清張らの名前が連想されます。 (2024年04月14日 (日) 09時49分)[23801]

眞佐子 > 山吹と家系図から太田道灌を思いました。いろいろな節はあるようですが、「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」の歌から貧しい娘さんが太田道灌に差し出した山吹の一枝の話は昔、教科書で習ったと思います。掲句の山吹と家系図は上手く繋がっているのではとおもいました。 (2024年04月17日 (水) 15時05分)[23829]

義之 > 掲句の本体は「家系図繋ぐ点と線」で、上五に「山吹や」と季語を採り合わせている。まずは本体であるが、作者は先祖代々大切に受け継がれてきた家系図を見ているのであろう。父と母が並び横線で繋がる。その線の真ん中の点から下方へ線が伸び、子供たちの名前が横に広がり、それぞれの子から又、下方へ広がっていくのである。そういう意味からすれば「家系図繋ぐ点と線」の措辞は的確な表現と思う。一方家系図と云えば先祖に誰がいたのかを知る資料である。しばしば系図の頂点には有名な人物が記載されているようだ。「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき」が掲句に何となく響いているように思える。果たして作者にとって自慢の系図なのか、それともそうでないものなのだろうか。 (2024年04月19日 (金) 13時54分)[23850]

榮一 > 歴史的に有名な人物の家系図のようです。一般的な家では余程歴史がある家でないと家系図などあるとは思えないからです。時々書物などで家系図を見ることがあります。そんな景のように思います。山吹からすると義之さんの言うような太田道灌なども思われます。 (2024年04月20日 (土) 06時52分)[23858]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時14分)[23871]
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8・雲行くや歯医者の軒のつばくらめ 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時46分)[23786]
4点 加津子・保子・紫翠・榮一


月番 > 単なる写生の句でしょうか。暗喩を感じさせそうな雰囲気があります。 (2024年04月14日 (日) 09時50分)[23802]

加津子 > 普段の生活を句にしたものと思います。難しい言葉は無く理屈でもない淡々とした所に共感を得ました。 (2024年04月15日 (月) 11時12分)[23813]

保子 > つばめの毎年来る歯医者さん。以前はこの町もそうだったね〜。懐かしくなりました。 (2024年04月17日 (水) 16時44分)[23834]

榮一 > 「雲行くや」が安易です。物足りないと言った方がいいかもしれません。一軒家の歯医者さんです。その軒に毎年燕がつばめが来ているようです。中七以下が具体的に出来上がっているのでよく見えるてきます。
(2024年04月20日 (土) 07時00分)[23859]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時15分)[23872]
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9・春風や旧海道は煉瓦道 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時45分)[23785]
5点 美保子・義之・孝子・眞佐子・紫翠・


月番 > 「旧街道」では無く「旧海道」とあるので、旧東海道、または、古い海辺の道を意味するのでしょうか。場所の特定は難しいようです。 (2024年04月14日 (日) 09時51分)[23803]

眞佐子 > 具体的な道は思い出せないのですが春風と煉瓦道が良かったです。古い海辺の道だったら良いですね。 (2024年04月17日 (水) 15時33分)[23831]

美保子 > 国東半島のどこかだったのか煉瓦道の記憶があるのですが、思い出せません。テレビでは街道の道が煉瓦だったりを見たと思うのですが、素敵ですよね。 (2024年04月18日 (木) 23時31分)[23842]

義之 > 地方都市を訪れると街道沿いに情緒ある古き佇まいの町並みに遭遇することがあります。以前は県道又は国道として使われていたようですが、現在はその街道沿いに新しく幅広い幹線道路が通っています。旧街道を川に例えれば三日月湖のようなイメージでしょうか。前置きが長くなりましたが、掲句の旧海道は、明治の時代には海沿いの幹線道路で馬車が走っていたのかもしれません。今も道路沿いに明治、大正、昭和のレンガ造りの重厚な建物が連なっているようです。春風が楽しい旅行者気分を演出してくれます。 (2024年04月19日 (金) 09時20分)[23843]

孝子 > 明るくリズムのよさでいただきました。煉瓦道かどうかの覚えはないのですが、以前吟行句会で東海道品川宿あたりをあるいたことを思い出しました。季語も気持ちよくいいとおもいます。 (2024年04月19日 (金) 10時36分)[23847]

榮一 > 海道は海沿いの道のことからすれば昔からの東海道が思われます。煉瓦がひかれた道が現れるのはまだそれほど年を経ていません。それにしても旧海道の煉瓦道のイメージが湧いてきませんでした。海道より街道の方がいいように思います。 (2024年04月20日 (土) 07時09分)[23860]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時15分)[23873]
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10・ポケットの片方は虚鳥帰る 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時44分)[23784]
5点 加津子・義之・剛・宜子・眞佐子・


月番 > 「虚」は「きょ」の方がいい様にも思えますが、「から」と読むのでしょう。「かたほう、から、かえる」と頭韻を踏んでいます。何れにせよ、ポケットの片方は何も入っていないなんて、ごく当たり前のことですが、季語との効果で詩を感じさせるようです。 (2024年04月14日 (日) 09時52分)[23804]

宜子 > 宜子も選しているのですが、原句は確かに「きょ・から」と読むのですが、「虚」は、送り仮名「ろ」を足して「うつろ」と読むのはいかがでしょう?例えば
〈ポケットのひとつは虚ろ鳥帰る〉
というのはどうでしょう?少し心情が濃くなるような気はするのですが。
皆さんのご感想を伺えたら勉強になります。 (2024年04月15日 (月) 16時13分)[23814]

月番 > 軽率ではありましたが、実は選句の折「虚鳥」って何だろうと調べ捲って、後日ようやく「ポケットの片方はからっぽ」の意味だと気づいた経緯があります。「虚ろ」と表現すれば、分かり易く、何より詩的な雰囲気が増すようです。 (2024年04月15日 (月) 19時24分)[23815]

> 「虚」をどう読むのか少し考えましたが「空」(くう・から)」でしょうか。片方と云ってゐるので、もう一方のポッケには何が入ってゐるのか。また上着なのかズボンなのか、ポッケを色々と考えたりして興味津々でした。「虚」は、訓で読めば(むなしい、うつろ)もあるようです。日本で冬を越す渡り鳥は、春のある日に北方の繁殖地へ帰り、また秋に飛来する。その鳥達を見上げながら、ポケットに手を入れたら片方は空っぽだった。その心情は如何だったのだろうか。 (2024年04月16日 (火) 15時02分)[23817]

加津子 > 私も「虚」の読み方に少し戸惑いましたが、ポケットの中を掴んだら「くう」だった時の気持ちと鳥帰るの斡旋が良いなと思いました。 (2024年04月16日 (火) 17時06分)[23818]

眞佐子 > 「虛」は「くう、からっぽ」と解釈していましたが、鳥帰るの季語から「うつろ」が良いのではないでしょうか。 (2024年04月17日 (水) 15時26分)[23830]

義之 > 俳句には意味を持たせるなと云われます。掲句はまさにそのような作品の様です。見上げた空に渡り鳥、何気なく両手を突っ込んだポケットの片方には何も入っていなかった。多分片方はハンカチでも入っていたのかもしれない。ただそれだけを述べた晩春の短詩です。 (2024年04月19日 (金) 14時38分)[23851]

榮一 > 虚は中身が入っていないと言うことと、事実ではないと言うことのようです。虚を使うのは心理的な効果を考えてのことのようです。即ち事実でないと言うことに重きを置いているようです。面白い狙いであるのは間違いはありませんが虚はどうかと思います。方向性は悪くありません。 (2024年04月20日 (土) 07時17分)[23861]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時16分)[23874]
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11・見下ろせば咲きこぼれいる花水木 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時43分)[23783]
2点 鈴子・保子・


月番 > ハナミズキの花は基本、上向きに咲いています。作者は一段と高いところから見下ろしているのでしょう。 (2024年04月14日 (日) 09時52分)[23805]

保子 > 見下ろせば の上五が 見渡せば柳桜をこきまぜて〜の和歌に重なり、面白い視点と思いました。 (2024年04月17日 (水) 16時14分)[23832]

鈴子 > 咲きこぼれるほどの花水木、久しく目にすることもなくなりましたが、懐かしい光景が浮かんできました。 (2024年04月18日 (木) 20時44分)[23840]

榮一 > 高所から花水木を見下ろいしているようです。見下ろせば花が散ったと言うことのようですが何故か実感が伴わないように感じます。 (2024年04月20日 (土) 07時22分)[23862]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時17分)[23875]
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12・朧夜や顔入れ替えて街に出る・ 投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時41分)[23782]
6点 加津子・義之・孝子・洋子・剛・宜子・


月番 > 「顔入れ替えて」は心象的な表現かもしれませんが、単純に化粧又は変装の意味でしょうか。皆様の句評をお待ちします。 (2024年04月14日 (日) 09時53分)[23806]

宜子 > お化粧を直したり、服を着替えたりすると、ちょっと気分が変わったりします。そのことを「顔を入れ替える」としたのでしょう。もしかしたら大きな決断かもしれませんが、季語が「朧夜」なので、やはり好きな方々との待ち合わせかと。 (2024年04月15日 (月) 06時07分)[23811]

加津子 > 口紅の色を変えただけでも華やいだ気分になります。朧夜ですから何か良いことがありそうです。 (2024年04月16日 (火) 17時25分)[23819]

> 季節が進んでまだ少し肌寒いが、今夜は朧夜である。目的が有っても無くても、朧夜の誘惑と思えば面白い。顔の入れ替えは、誰もが持つ果てしない人間の願望である。出かける夜の街は男に限らず、女子にも夜は遊ぶ環境が有る現代である。
山内さんの評が的を射て、優等生の答えと思う。
(2024年04月17日 (水) 10時08分)[23825]

義之 > 何度も読み返してみたが、男が顔を入れ替えて街に出るとは何だろう。バットマンやスパイダーマンを思い浮かべるが、ここは皆様の書き込みの様にやはり女性だろう。春の朧夜に、くっきりと目立つよう濃い目の化粧をして街に出かけようとしているのである。逢瀬と云うより特に宛の無い外出の様に思える。朧夜が為せる、ぼんやりした期待感かもしれない。 (2024年04月17日 (水) 12時24分)[23826]

洋子 > 「顔入れ替えて」は、負けたスポーツ選手がよく言うように、心を切り替えて次に頑張る、ということでしょうか?
(2024年04月17日 (水) 20時18分)[23835]

孝子 > 中七に工夫が見られて面白いとおもいました。若いころのちょっとした浮気心なども思い出しました。朧夜がきいてるとおもいました。 (2024年04月19日 (金) 10時45分)[23848]

榮一 > ジギルとハイドの前夜かも、あるいは赤と黒の野心かも、それともカフカの変身かも。 (2024年04月20日 (土) 07時30分)[23863]

世話人 > 作者は主宰さんです。 (2024年04月21日 (日) 10時18分)[23876]
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投稿者:世話人 (2024年04月14日 (日) 07時40分)[23781]
只今、調整中。

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投稿者:世話人 (2024年03月13日 (水) 13時54分)[23671]
3月の句会の準備ができました。桜の開花予想もでましたが寒さは行ったり来たりです。今月も沢山の書き込みをお願いします。なお、今月の月番は石田加津子さんです。宜しくお願いします。


加津子 > 主宰先生、句会の準備ありがとうございます。皆様、ご協力宜しくお願いします。 (2024年03月13日 (水) 19時16分)[23672]

洋子 > 1,5,7,13番を選句しています。 (2024年03月15日 (金) 12時53分)[23696]

世話人 > 洋子さんの選句の1番・5番・7番・13番と孝子さんの選句の11番が漏れておりました。お詫びして訂正いたします。 (2024年03月15日 (金) 21時13分)[23710]

月番 > 主宰先生、全句にわたりご指導ありがとうございました。又、皆様の書き込み大変勉強になりました。ウキウキワクワクの季節を迎え、来月も皆様の句にお会いするのを楽しみにしています。 (2024年03月20日 (水) 19時34分)[23765]

世話人 > 今月も不注意により選句の不手際がありましたことをお詫びいたします。月番の石田加津子さんお疲れさまでした。期日になりましたので作者を発表いたします。 (2024年03月21日 (木) 16時02分)[23766]

世話人 > 今月の最高点は7点で4人です。最高点の人が来月の月番を担当してもらっていますが悩ましいです。 (2024年03月21日 (木) 16時23分)[23780]
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1・おはようが広がる園庭名草の芽 投稿者:世話人 (2024年03月13日 (水) 13時50分)[23670]
5点 義之・孝子・剛・鈴子・榮一・


月番 > 一年の内で、園児達の成長を1番感じる時期です。卒園ももうすぐです。 (2024年03月13日 (水) 19時20分)[23673]

洋子 > おはよう、おはようと園児たちが登園してきます。年長組の子供たちのなんと大きくなったこと、もうすぐ1年生です。
みんなどんな人生を歩くのでしょう。みんな名草の芽なのです。この季語を見つけられた作者様に感心致しました。
余談ですが、「いつのことだかおもいだしてごらん あんなこと こんなこと あったでしょう、、、」という幼稚園児たちの歌を卒園式で聞いた時にはお母さんたちはみんな泣いていました。今でもなんだか涙が出てきます。
(2024年03月15日 (金) 13時55分)[23699]

世話人 > 洋子さんの選句が漏れておりました。お詫びして訂正いたします。点数は6点となります。 (2024年03月15日 (金) 20時58分)[23706]

孝子 > 季語が良かったです。夢があります。 (2024年03月16日 (土) 13時03分)[23713]

義之 > 本句の良さは「園庭」の為せる技です。「庭園」であれば月番様のコメントや洋子さんの句評は出てきません。それに加え季語の選択が秀逸と思いました。本句に合う季語は沢山あると思いますが「名草の芽」の効果は絶大です。 (2024年03月17日 (日) 10時56分)[23724]

> 冬が終はり草の芽も萌え始め、町中の幼稚園の朝の光景に足を止めた作者の思いのように思う。将来と云うか、まだ未来等も見えない園児たちの交わす何の衒いも無い朝の挨拶は、平和そのものである。 (2024年03月18日 (月) 10時53分)[23737]

鈴子 > 明るい園庭と元気な子供達の声が聞こえてきます。 (2024年03月18日 (月) 11時26分)[23740]

鈴子 > 申し訳ございませんでした。剛さんの書き込みと同じカラーになってしまいました。 (2024年03月18日 (月) 11時32分)[23741]

榮一 > 幼稚園の庭である。春の朝の登園の景であろう。日常と言えば日常であるが春は新入園者の見学体験などもあり常とは少し違う雰囲気もありそうである。とにかく明るいおはようの声である。 (2024年03月20日 (水) 04時12分)[23750]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2024年03月21日 (木) 16時03分)[23767]
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2・音楽は励ましの音春惜しむ 投稿者:世話人 (2024年03月13日 (水) 13時49分)[23669]
 0点


月番 > 音楽はどんな楽器、どんな曲?ちょっと気になります。 (2024年03月13日 (水) 19時23分)[23674]

孝子 > 音楽は音痴ですが好きです。ただ大きくくくられると迷います。数年前までテレビの出光関係で幸いにも毎回題名のない音楽会を見る機会があり、本当に最高の音楽というものにふれる機会があり幸せでした。この句の弱い所は具体性がないため、入ることができない点と思います。 (2024年03月16日 (土) 13時11分)[23714]

月番 > やはり玄鳥の掲げる「即物具象」でしょうか。全国大会での垂れ幕を懐かしく思います。 (2024年03月19日 (火) 11時40分)[23745]

榮一 > 励ましの音の「音」は不要であろう。春惜しむの季語の配合もマッチしていないような気がする。 (2024年03月20日 (水) 04時16分)[23751]

榮一 > 卒業式の所感のようであるが。 (2024年03月20日 (水) 04時17分)[23752]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2024年03月21日 (木) 16時04分)[23768]
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3・背負籠の山独活二本貰いけり 投稿者:世話人 (2024年03月13日 (水) 13時48分)[23668]
7点 美保子・柊子・鈴子・眞佐子・宜子・紫翠・榮一・


月番 > 里山の恵み、一足早い春です。 (2024年03月13日 (水) 19時25分)[23675]

宜子 > 今、採ったばかりの山独活です。土の匂いまでしてきます。「背負籠」の効果ですね。 (2024年03月14日 (木) 21時37分)[23694]

美保子 > 小中学校時代、牧場に住んでいたので、その周りは蕨などの山の幸がいっぱいで、子供の日などには、ワラビ取が行事になっていて懐かしいです。宮崎の高千穂はかごやしめ縄など人気になっているようです。 (2024年03月16日 (土) 20時33分)[23718]

鈴子 > 背負籠からほいと山独活を貰った光景が子供の頃春の日常によくありました。あの香り懐かしくなりました。 (2024年03月16日 (土) 21時03分)[23719]

柊子 > 横浜といっても山の方なので、さすが山独活はありませんが、これからなら筍をこんな感じでいただいています。顔見知りの方と偶然に出会い、立ち話。そんな暖かさも感じ、頂きました。 (2024年03月17日 (日) 10時23分)[23720]

眞佐子 > 毎年春になると独活取りに出かけていましたが最近は熊が出ますので行けなくなりました。背負籠と山独活が懐かしくいただきました。 (2024年03月18日 (月) 09時22分)[23733]

榮一 > 春の山菜取りなども生活の一部になっているのである。山独活・タラの芽・ゼンマイ・こごみなどである。秋は茸などもありそうである。顔見知りの人のようである。山独活の強い香りがしてきそうである。 (2024年03月20日 (水) 04時31分)[23753]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2024年03月21日 (木) 16時05分)[23769]
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