玄鳥 定例句会

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11・草の花マスクを掛ける六地蔵 投稿者:世話人 (2022年09月13日 (火) 06時47分)[21745]
10点 義之・美保子・柊子・孝子・洋子・眞佐子・保子・鈴子・紫翠・榮一


月番 > 今月の最高点句です。コロナが流行りだして、人の生活の中にマスクが欠かせない毎日。いつもは赤いよだれ掛けのお地蔵さんにも、昨今はマスクが。東京では三越デパートのシンボル、ライオンが大きなマスクを掛けています。 (2022年09月13日 (火) 10時09分)[21768]

義之 > 例句が万とある六地蔵がテーマでは、なかなか点は入らぬものだが、主宰選も獲得した最高点とはまことに尊敬の極みである。季語の「草の花」が嫌味なく効いていること、六地蔵は常に献身的にお世話をしている人がいること、そう云ったことが素直に評価され、点に結びついたものと思う。 (2022年09月14日 (水) 19時13分)[21777]

月番 > 早速のコメント、ありがとうございます。上五に季語の「草の花」を置いたのは効果的だったのかもしれませんね。
選をした皆さんからの賛辞、いっぱいお願いします。 (2022年09月15日 (木) 03時51分)[21782]

美保子 > 季語の「草の花」が義之様が書いていらっしゃるように本当に嫌味なく効いていると言う言葉がぴったりだと思いました。お地蔵様はお世話をして下さる方がいらっしゃるから、冬には毛糸の帽子をかぶったりもします。感じているのですが、書いて下さればこそ、本当にそうだなと思います。掲句はそういう思いが沢山つまっているようです。 (2022年09月15日 (木) 22時05分)[21790]

月番 > 俳句に書かれて、そうだった!その通り!と思うことって、よくありますね。お地蔵様の赤いよだれ掛けも、マスクもご近所のお世話くださる方の手作りですよね。 (2022年09月16日 (金) 08時59分)[21792]

紫翠 > 「草の花」で句が立ち上がったように思います。情景だけでなく地域の人情的なものも伝わるように感じます。 (2022年09月16日 (金) 10時33分)[21795]

洋子 > 谷内六郎(って名前でしたか?すぐ忘れますので)の絵を見ているような感じです。ほんわかしていて、優しくって。なごみますね。  
(2022年09月17日 (土) 15時29分)[21803]

眞佐子 > 「草の花」で湖北の吟行会の時のお地蔵さんを思いました。みんな涎掛けをしておられましたが最近はマスクですね。「草の花」が良かったです。 (2022年09月17日 (土) 16時02分)[21805]

孝子 > なんといっても草の花がぴったりです。みなさんのいわれるように、六地蔵の句はたくさんありますが、時期的なもので、新鮮さがくわわったのが、よかったとおもいます。 (2022年09月17日 (土) 18時38分)[21812]

鈴子 > 私の町内にもお地蔵様を祀っている小さな地蔵堂があります。草の花の取り合わせがほのぼのとした気持ちになりました。 (2022年09月18日 (日) 16時39分)[21821]

榮一 > 世相に対する皮肉です。マスクをすることを強制してもどうかと思います。するしないは個人に任せればいいように思います。草の花もよく効いて聞いています。マスクをさせた人はどっちなのでしょうね。 (2022年09月19日 (月) 11時27分)[21834]

世話人 > 今月の最高点です。作者は石田加津子さんでした。来月は月番を宜しくお願いします。 (2022年09月20日 (火) 18時58分)[21852]
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12・藍甕のふつと息吐く星月夜 投稿者:世話人 (2022年09月13日 (火) 06時46分)[21744]
9点 義之・美保子・柊子・孝子・洋子・眞佐子・剛・鈴子・紫翠


月番 > 藍染に使う染料の藍を溜めておく「藍甕」発酵の様子を「息吐く」と。星月夜との取り合わせです。 (2022年09月13日 (火) 10時15分)[21769]

紫翠 > 「藍甕」と「星月夜」の取り合わせで採りました。中七が情景を引き立てているように感じます。 (2022年09月14日 (水) 10時00分)[21771]

美保子 > 藍甕の藍色は夜空の藍色と繋がって星のまたたきがきれいにみえました。中七の「ふっと息吐く」も発酵の様子をうまくあらわしていて素敵でした。 (2022年09月14日 (水) 11時03分)[21772]

義之 > 星月夜と云えばゴッホの「星月夜」を思い起こす。一方、藍甕と云えば、これまでテレビの番組で藍の発酵や藍染の手順や、こだわりの技法など、興味を持って視聴したことを思い出した。ゴッホの絵画は、全体にブルーの色彩で湧き上がるように描かれており、画面右上部の黄色の三日月は、印象的である。蛇足ながら季語としての「星月夜」は無月の闇夜に煌めく星明りのことであり、ゴッホの絵のように月と星が共存する夜空では無い。掲句は地方都市であろうか、無月の夜空に無数の星が煌めく藍工房に据えられた甕の中でふつふつと発酵している藍の情景なのである。 (2022年09月14日 (水) 19時00分)[21776]

月番 > 発酵している藍と満天の星。なにか呼応しているようです。 (2022年09月15日 (木) 04時11分)[21784]

洋子 > 月番様の書かれているように、本当に呼応しているという感覚がぴったりですね。 (2022年09月15日 (木) 12時07分)[21786]

鈴子 > ずいぶん前の事で吟行会で行ったのかだれと行ったのか忘れてしまいましたが大きな藍甕の前に立つと、ぷっぷっと微かな音が聞こえて来た事を思い出しまた星月夜が郷愁を誘います。
(2022年09月15日 (木) 19時47分)[21788]

月番 > ぷつぷつと発酵してましたか!生きてる感じしますね。 (2022年09月16日 (金) 09時08分)[21794]

眞佐子 > 藍甕はテレビで見ただけなのですが、藍は生きていると言いますので、発酵している様子は息を吐くように感じられのだと思います。星月夜との取り合わせが好きでした。 (2022年09月17日 (土) 16時14分)[21806]

孝子 > よくこの句には詩がありますがと問われますが、この句にはばっちり詩情があると羨ましいくらい詩情をかんじました。 (2022年09月17日 (土) 18時42分)[21813]

> 見た事は無いが、何処かの工房の藍甕だろうか、藍染めはジャパン・ブルーとも呼ばれ、そのむかし日本は藍染めが盛んで、各地に紺屋があり、多くの衣類は藍で染められたそうである。空気の澄みわたる秋に、息をつく藍甕、満天の星空が特別に美しい。 (2022年09月19日 (月) 10時32分)[21825]

榮一 > 悪くない句です。藍甕の藍は生きているのです。時々拡販して熱も逃がすようです。藍染は年々に色が変化して味わいの深い染物になるようです。関西では徳島の藍が有名です。星月夜も静寂を感じさせます。「雪だるま星のおじゃべりぺちゃくちゃと…松本たかし」も。 (2022年09月19日 (月) 11時38分)[21835]

月番 > 主宰先生、有難うございます。文中の「拡販」は「撹拌」でしょうか。 (2022年09月19日 (月) 20時35分)[21838]

世話人 > 拡販は撹拌の誤りです。作者は今月の月番を務めてくれた山内宜子さんでした。 (2022年09月20日 (火) 19時01分)[21853]
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13・丸窓に秋の匂ひの灯しかな 投稿者:世話人 (2022年09月13日 (火) 06時45分)[21743]
4点 義之・宜子・鈴子・紫翠


月番 > 丸窓の灯りに「秋の匂ひ」を感じた作者さん。 (2022年09月13日 (火) 10時17分)[21770]

義之 > 書院造の書院の丸窓であろう。映像ははっきりと見える。書院に接した広縁に匂う夏の名残の草いきれ、聴こえる虫の音、夜空には月が空高く昇っているようである。花鳥風月の一句である。 (2022年09月14日 (水) 19時24分)[21778]

月番 > 景の見えるよろしさですね。句には書かれていない「草いきれ・虫の音・空高い月」等々が、読者には感じられます。「花鳥風月」の一句。義之さん、ステキです。 (2022年09月15日 (木) 04時05分)[21783]

鈴子 > 丸窓から昭和の下宿屋などいろいろの光景が想像できます。 (2022年09月15日 (木) 18時57分)[21787]

月番 > 丸窓から、書院造りの窓や下宿屋さんが連想されます。そういえば下宿屋さんて、この頃少なくなりましたね。無くなったかも? (2022年09月16日 (金) 09時04分)[21793]

紫翠 > 「丸窓」を選んだ作者の感性に感服しています。 (2022年09月17日 (土) 11時15分)[21801]

榮一 > 秋の灯しが恋しくなる季節になったようです。 (2022年09月19日 (月) 11時40分)[21836]

世話人 > 作者は主宰でした。 (2022年09月20日 (火) 19時02分)[21854]
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9月句会 投稿者:世話人 (2022年09月13日 (火) 06時43分)[21742]
只今、工事中。

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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 18時06分)[21640]
益々暑さが厳しくなっています。各位にはご自愛のほどを願います。選句が揃いました。書き込みを宜しくお願いします。


世話人 > 今月の月番は久野孝子さんです。宜しくお願いします。 (2022年08月12日 (金) 18時10分)[21641]

月番 > 主宰先生お忙しいなか、句会のお世話をしていただきまして有難うございました。八月の月番をつとめさせていただきます。よろしお願いいたします。皆様たくさんの書き込みをお待ちしております。 (2022年08月12日 (金) 19時57分)[21648]

月番 > 句会も残り一日明日までとなりました。書き込みしていただいた皆様。まだの方、最後の書き込みおまちしています、とられていない句にもどうぞ勉強のためにアドバイスいただけたら作者のためになるとぞんじます。どうぞあたたかいアドバイスお願いします。 (2022年08月18日 (木) 09時12分)[21700]

月番 > 句会も終盤となりました。主宰先生全ての句にありがとうございました。皆さまありがとうございました。 (2022年08月20日 (土) 07時45分)[21725]

世話人 > 書き込みありがとうございました。月番の孝子さんお疲れさまでした。20日ですので作者を発表いたします。 (2022年08月20日 (土) 18時51分)[21727]

月番 > 主宰先生皆さまありがとうございました。8月の句会終了させて頂きます。 (2022年08月20日 (土) 19時59分)[21741]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 18時01分)[21639]
1・八月やジープにギブミーチョコレート
   3点 美保子・剛・鈴子・


義之 > 句の好き嫌いよりも、空腹に苦しむ子供たちの切羽詰まった生き様に、戦後の辛い思い出が蘇ります。 (2022年08月12日 (金) 19時16分)[21643]

月番 > 義之様早速のかきこみありがとうございます。八月というとこの光景はすぐ出てきます年代です。 (2022年08月12日 (金) 20時01分)[21649]

美保子 > 戦後生まれですので、実際にこのような場面を目にしたことはありませんが、小説やドラマで戦後の様子として良くでてくる場面です。八月の季語を使う事を考えますが、この句もなるほどと思いました。 (2022年08月13日 (土) 22時06分)[21669]

鈴子 > 義之さんの書き込みの戦後の辛い思い出に、頷きながら読みました。私の子供の頃の思い出です。日本海沿いの集落に生まれました。東京は上野駅から青森県まで進駐軍の乗った鉄道車輌の通過する曜日があり、海辺で遊んでいる子供達に列車の窓からチョコレートを投げてくれることがありました。私たちはそれを拾うこともできずに眺めていたものですが、年かさ男の子たちは拾ってみんなに分けてくれたものでした。皆で食べた記憶はありますが、美味しかったとか甘かったとか思い出しません。 (2022年08月16日 (火) 15時38分)[21679]

> 残された写真集だろうか。80年近く過ぎている戦後史の記憶である。私にも敗戦を引きずってゐる事は間違いなく残ってゐる。巡りくる八月の記憶は、私の年代なら、貧困、すなわち飢えである。思えば、寂しい、そして哀しい。

(2022年08月17日 (水) 09時34分)[21683]

榮一 > 終戦後の都会での光景です。進駐軍がチョコレートやガムをくれた光景です。田舎にいたせいで実際の光景は知りません。ある意味忘れてはいけない光景だろうと思います。作者の心中は知る由もありませんが。 (2022年08月19日 (金) 15時25分)[21709]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2022年08月20日 (土) 18時52分)[21728]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 18時00分)[21638]
2・深爪の指を摩りし夜の秋
   2点 紫翠・榮一・


月番 > だれしも、あるあるの経験ですね。本当に深爪は痛いですね。私はすぐなめてしまいます。 (2022年08月12日 (金) 20時09分)[21650]

紫翠 > 日常生活の一点を切り取った作品。日常生活の描写で終わらずに、人生の悲哀を感じさせる。「夜の秋」が効いているのかもしれない。 (2022年08月16日 (火) 10時29分)[21674]

榮一 > 誰しもが経験したのではないかと思います。風呂上がりの爪切りです。夏の夜のちょっとした出来事です。夜の秋が懐かしい世界に誘ってくれそうです。 (2022年08月19日 (金) 15時31分)[21710]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2022年08月20日 (土) 18時53分)[21729]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時59分)[21637]
3・無防備な沼の水面や稲光
   5点 義之・孝子・加津子・眞佐子・保子・


義之 > 無防備は何に対して無防備なのか。雷、核ミサイル、100ミリの豪雨、陽光、死の灰? 天にすべてを曝す水面はすべてに対し無防備なのである。 (2022年08月12日 (金) 19時23分)[21644]

月番 > 義之さん有難うございます。季語はどう働くのでしょうか。 (2022年08月12日 (金) 20時12分)[21651]

義之 > 無防備、沼、水面、稲光(光)といった語句から、戦争を連想させます。季語の稲光に作者の思い(計算)が見て取れるように思いました。 (2022年08月14日 (日) 16時48分)[21671]

加津子 > 「無防備の沼」の表現に惹かれて選句をしました。けれど少し戸惑っています。言葉が揃いすぎている様な感じを受けましたが、何かが始まりそうな不安な気持ちになりました。私の思考はそれより先に行きつけませんでした。 (2022年08月16日 (火) 13時52分)[21675]

保子 > 無防備は不要かなと。中七以下でも詩があり思いは伝わりました。無防備 は読み手の感じることを先取りしている気がします。 (2022年08月17日 (水) 15時36分)[21687]

眞佐子 > 無防備と稲光で戦争を思って終いましたが、周りが整備されていない沼や用水も想像されました。富山県は整備されていない沼や用水に落ちて無くなる人が日本一と言われていますので、其方の方も気になりました。 (2022年08月17日 (水) 21時33分)[21695]

孝子 > 保子さんと同じように無防備が少し硬いかなと思いました。 (2022年08月18日 (木) 09時14分)[21702]

榮一 > 水面が何に対して無防備なのかが見えません。ただ、稲光が光った瞬間の水面に感じた感覚は鋭いものを感じさせます。このままでいいようです。 (2022年08月19日 (金) 15時37分)[21711]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2022年08月20日 (土) 18時54分)[21730]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時59分)[21636]
4・サイレンの尾を引く余韻八月尽
   3点 柊子・保子・剛・


月番 > コロナがまた増えてきて、そのうえに熱中症。我が家の真裏は消防署がお隣さんでこのところ本当によくサイレンが聞こえます。昨日おとといは、二回も救急車がマンション前にとまっていて、人事ではありません。 (2022年08月12日 (金) 20時20分)[21652]


尾を引くこのサイレンは、この平和な時代の甲子園の高校野球の試合開始のサイレンでしょうか。また海辺にある工業地帯の工場の終了時に鳴るサイレンかも知れないと思いながら、サイレンが何となく禍々しく聴こえるのは私だけでしょうが、平和では無かった時代のあの忌まわしい空襲警報のサイレン。もう聴こえの悪くなった私の耳の底にまだ残ってゐるのです。
(2022年08月17日 (水) 10時27分)[21684]

柊子 > サイレンの音は私の場合、黙祷とセットになって蘇ってきます。広島忌、長崎忌、終戦記念日…サイレンの余韻の中、鎮魂の八月が終わろうとしています。 (2022年08月17日 (水) 15時24分)[21686]

保子 > サイレンの尾を引く余韻 言われればハ月はサイレンの印象があります。消えていく低い音に不安を感じます。
(2022年08月17日 (水) 15時44分)[21689]

榮一 > 余韻まで言わなくてもいいように思います。言わなくても十分に八月尽は感じられます。 (2022年08月19日 (金) 15時40分)[21712]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2022年08月20日 (土) 18時55分)[21731]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時58分)[21635]
5・降り止まぬ雨境内の蝉の穴
   6点 柊子・義之・洋子・孝子・保子・紫翠・


義之 > 蝉の穴は単なる穴にすぎない。使い古した穴なのである。神社の境内など容易に見つけることのできる穴である。大雨が降れば、水に満たされる。それがどうした?来年にはまた新しい穴をあけて蝉が這い出してくるのである。 (2022年08月12日 (金) 19時30分)[21645]

月番 > 義之さんありがとう。使い古した穴というのは、言葉のことですか。その蝉にとっては唯一の穴だと思っていたのですが。 (2022年08月12日 (金) 20時24分)[21653]

洋子 > ウクライナで地下室に閉じ込められた難民の人達に降り注ぐ弾丸、を思い出してしまいました。 (2022年08月13日 (土) 10時53分)[21663]

紫翠 > この取り合わせで宇宙を感じた。大げさかもしれないが、小さな宇宙どうしが取り合わされて、また宇宙を感じさせる。雨の宇宙と蝉の穴の宇宙。どちらも際限なくイメージが広がる。 (2022年08月15日 (月) 10時42分)[21673]

柊子 > 境内のたくさんの蝉の穴から成虫になって飛び立ったはずなのに、雨の日が続き蝉の声が聞こえません。蝉も人も自分に与えられた時を受け入れている、しみじみとした句と思いいただきました。 (2022年08月17日 (水) 15時40分)[21688]

保子 > 去年の蝉の穴あちこちに見かけます。蝉の穴に世話人さんと同じような疑問を持ちました。境内にあった蟻地獄も思い出しました。鬱屈したものを感じます。 (2022年08月17日 (水) 16時06分)[21692]

榮一 > 具象化されて悪くない句です。情景もよく見えてきます。 (2022年08月19日 (金) 15時42分)[21713]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2022年08月20日 (土) 18時55分)[21732]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時57分)[21634]
6・糸付けた蟻で揶揄ふあとずさり
   0点 


月番 > 教えていただきたいのですが、辞書でみると、からかふはひらがなで、揶揄の字をからかふと読むと思い調べたらひらがなで漢字はあてていませんでした。 (2022年08月12日 (金) 20時30分)[21654]

義之 > まず第一に蟻に糸をつけることは不可能とは思わないが、非現実的と言わざるを得ない。次にからかう当事者そして相手は誰なのか?最後に、後ずさりは誰又は何がそうするのか、読者として不明な事柄が満載の一句である。句の裏に潜むメタファーなるものがあったとしても私には手に負えない作品であった。 (2022年08月19日 (金) 11時20分)[21708]

榮一 > あとずさりはウスバカゲロウの幼虫で蟻地獄に住む虫です。 (2022年08月19日 (金) 15時45分)[21714]

義之 > 「あとずさり」は「蟻地獄」夏の季語の傍題であることを今知りました。これで本句の鑑賞が叶います。本句の季語は「あとずさり」でしょう。「蟻」も夏の季語で季は重なりますが、言い換えれば単なる餌、主たる季語はあくまで「あとずさり」と思います。作者は子供のころこのような遊びをしたに違いありません。大き目の蟻をつかまえて糸で結び神社の本殿の床下に潜り込む景が見えてきました。 (2022年08月19日 (金) 18時01分)[21723]

月番 > 義之さんありがとうございました。あとずさりがわからなかったばかりに、よい句をみのがしました。自分の無知が情けないです。季語で引けば、すぐでてきたでしょうに。そこに、頭がいかなかったです。観賞にも、努力が必要と思いました。 (2022年08月20日 (土) 07時40分)[21724]

> 月番さん、義之さんに同じく私もミスりました。疎開先のお寺さんの縁の下にいくつも蟻地獄が有って突いたりして遊んだ記憶が蘇えりました。あとずさり(後退り)と揶揄(やゆ)からかうが、諧謔であり飄逸なのだと思っております。 (2022年08月20日 (土) 13時41分)[21726]

世話人 > 作者は主宰です (2022年08月20日 (土) 18時57分)[21733]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時56分)[21633]
7・涼新た妻の靴ひも結びけり
 10点 柊子・美保子・義之・洋子・孝子・加津子・眞佐子・剛・鈴子・榮一


義之 > 言葉の経済性というお決まりの句評がある。たった、17文字の情報から、いろいろな解釈が生まれる一句である。 (2022年08月12日 (金) 19時34分)[21646]

月番 > 八月句会の最高点です。義之さんの言われるとおり、深い句だとおもいました。 (2022年08月12日 (金) 20時34分)[21655]

洋子 > 少し体調のお悪い奥様を、涼しくなったので外に連れ出してあげようと思って靴の紐を結んであげている旦那様のことと思いました。やさしいご主人様です。 新涼の候、心にも涼風が吹いてきます。 (2022年08月13日 (土) 10時59分)[21664]

美保子 > ご夫婦の日頃の生活ぶりが見えて来ます。我が家の周りも気が付けば、ご夫婦のどちらかがデイサービスを利用されるようになったり、班の人数も減り、自治会の運営も大変になって来ています。靴の紐を結んでくれたことはありませんが、買い物や掃除機はほぼ夫の仕事ですので、この句を読んで羨ましいと思いましたが、自分もあらためて感謝しなければと思いました。 (2022年08月13日 (土) 22時03分)[21668]

加津子 > 介護用の靴ではなさそうです。久しぶりの外出にご主人の気持ちも弾んでいるようです。 (2022年08月16日 (火) 13時56分)[21676]

> この高齢者社会。そしてコロナ禍と云う試練、閉じ籠ってはいけないと云う、年を経た模範的な夫婦の景色である。読者は何の不満も無い。俳句らしい俳句と云えようか。 (2022年08月17日 (水) 10時47分)[21685]

柊子 > 例え介護のために靴紐を結んでおられるとしても、きっと季節が変わっていくことを楽しまれるご夫婦と思いました。「涼新た」だからですね。 (2022年08月17日 (水) 15時53分)[21690]

保子 > 妻の靴紐ではなく 夫の靴紐 だったらどうでしょうか。 (2022年08月17日 (水) 16時11分)[21693]

眞佐子 > 皆様のおっしゃるようにご主人様の優しさが伝わってきます。新涼の季語がよかったです。 (2022年08月17日 (水) 21時45分)[21696]

義之 > 作者が男性であれ女性であれ「夫の靴紐」だったら私は採っていなかったと思います。 (2022年08月18日 (木) 09時01分)[21699]

鈴子 > 選をした一人ですが微笑ましい光景ととりました。 (2022年08月18日 (木) 19時27分)[21707]

榮一 > 妻の靴ひもを結んであげただけの情景です。それだけでいろいろなことを想像させます。逆に言えば読者がいろいろ想像できる句になっています。涼新たで心情が伝わります。 (2022年08月19日 (金) 15時49分)[21715]

世話人 > 今月の最高点句です。作者は山内宜子さんです。 (2022年08月20日 (土) 18時58分)[21734]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時55分)[21632]
8・水呑んで屋敷わらしも耐へる夏
   4点 義之・宜子・保子・榮一・


義之 > 「座敷わらし」かなと、こだわりがあります。かっての日本の夏は暑いとは言え、それなりの安らぎがあったように思います。熱中症と座敷童の取り合わせは面白いと思いました。 (2022年08月12日 (金) 19時11分)[21642]

月番 > 座敷わらしと思っていましたが、場所によっては屋敷わらしというのでしょうか。ちなみに辞書でひいたらなかったです。屋敷の主人を、逆擬人化ふによんだのでしょうか。面白い句ですね。 (2022年08月12日 (金) 20時42分)[21656]

作者 > お詫び致します。作者本人は屋敷ではなく「座敷わらし」で投句したと思いこんでいました、変換間違いをしたようです。申し訳ありません。 (2022年08月13日 (土) 13時13分)[21666]

宜子 > 誤変換でも「屋敷わらし」・・なにやらありそうです。妖怪、变化の類の「座敷わらし」も、水飲んでとなると俄然、人間ぽく感じられて怖さが薄れます。今年の暑さは妖怪さえも「耐へる」夏です。まして人間たちは。 (2022年08月15日 (月) 05時52分)[21672]

保子 > 水飲んで耐へる夏 屋敷わらしさんが。ちょっと面白い発想と思いました。 (2022年08月17日 (水) 16時17分)[21694]

榮一 > 屋敷わらしは造語のようです。座敷童をもじった作者の皮肉です。自画像です。 (2022年08月19日 (金) 15時52分)[21716]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2022年08月20日 (土) 18時59分)[21735]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時54分)[21631]
9・七夕や一万米の雲の上
    1点 美保子・


月番 > 雨雲の高さは一万メートルと聞いたことがありますが、たなばたとの関係は。 (2022年08月12日 (金) 20時45分)[21657]

美保子 > 若い頃は七夕はよく見つけられたと思うのですが、今は中々です。緑内障や白内障の影響でしょうか。パソコンの画面もぼんやりしていることもあって、悲しいことです。雨雲の高さが一万メートルですからさらにその上と単純に考えたのですが、そんなに遠い所で今年は彦星と織姫は会えたのだろうかと思いをはせる人間はロマンがあるのだと思いました。 (2022年08月16日 (火) 21時00分)[21682]

榮一 > 一万メートルは中途半端です。せめて十万億土など大きく言いたいものです。 (2022年08月19日 (金) 15時55分)[21717]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2022年08月20日 (土) 19時00分)[21736]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時53分)[21630]
10・箸置き折る器用な男ちちろ虫
    1点 鈴子・


月番 > 以前、俳句の仲間がご主人がりょうりやでおそわってきたとか、箸入れの紙で鶴の箸置きを折ってくれたとみなに指導。流行ったことを思い出しました・ (2022年08月12日 (金) 20時52分)[21658]

鈴子 > 物静かな佇まいの男性が折る箸置きを想像しております。季語ののちちろ虫との取り合わせも良かと思いました。 (2022年08月16日 (火) 20時43分)[21681]

世話人 > 作品案内の時「折る」を「祈る」と間違いました。申し訳ありませんでした。 (2022年08月19日 (金) 15時58分)[21718]

榮一 > 器用が邪魔をしています。箸置き折る男で十分です。 (2022年08月19日 (金) 16時00分)[21719]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2022年08月20日 (土) 19時01分)[21737]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時53分)[21629]
11・秋凉し首に荷札のこけし便
    6点 洋子・孝子・宜子・眞佐子・鈴子・榮一・



義之 > こけしは結構大型のものがある。掲句から想像すると、こけしを裸で便に託しその荷札を首に巻き付けたと理解した。常識で考えてもあり得ぬ景と私は感じた。6点は私の想像力限界を超えている。皆様の書き込みに期待しています。 (2022年08月12日 (金) 19時40分)[21647]

月番 > うろ覚えですが、郵便の便箋封筒がわりには、いろいろなかたち、大きさがあると思います。絵手紙にも、普通のはがきの倍ぐらいのもありますしね。私は手ごろな大きさのこけしの首をあけると、手紙がはいるような、首にそれこそ送り状がついてる便をこけしの里で見た覚えと出した覚えも若いころにあった記憶があります。 (2022年08月12日 (金) 21時03分)[21659]

洋子 > 月番さんのお書きのようなものを思います。私も見たことがあるか、あるいは印刷物で見たのか、記憶があります。 (2022年08月13日 (土) 10時51分)[21662]

鈴子 > この夏初めての荷札付きのこけしを頂き嬉しさと可愛らしさに感動しました。居間の飾り棚にひっそりと治まっております。程よい大きさで見飽きる事はありません。 (2022年08月16日 (火) 20時31分)[21680]

眞佐子 > 以前に荷札付きのこけしを見た事がありました。鈴子さんいいですね。私の毎日見るのはこけしの楊枝入れです。 (2022年08月17日 (水) 21時57分)[21697]

義之 > 皆様の書き込みを参考にネットで調べてみたら、通信こけしというものが販売されているようだ。一個660円でこけしの底がネジ蓋になっており内部に手紙を入れることができる。郵便料は定型外で120円だそうだ。宛名等は句の通り首の荷札に記入する。 (2022年08月18日 (木) 09時13分)[21701]

孝子 > 義之さん。調べていただきありがとうございました。首でなく底でしたね。、思い出しました。 (2022年08月18日 (木) 09時20分)[21703]

宜子 > 「こけし」は、諸説あるのですが、漢字で「子消し」。昔、東北地方の飢饉のとき、産まれた子を流して、その供養に作ったのが「こけし」今は、観光用で色形、さまざまな、かわいいこけしが売られていて、この句のように郵便にまでなっているようです。季語の「秋涼し」が、北をイメージさせて、爽やかです。 (2022年08月18日 (木) 11時44分)[21705]

榮一 > 電報などでもドラエモンの電報がありました。手紙のこけし便があってもよさそうです。楽しそうなこけし便です。 (2022年08月19日 (金) 16時03分)[21720]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2022年08月20日 (土) 19時02分)[21738]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時51分)[21628]
12・勝手口にいつも目の合う蜥蜴かな
    4点 柊子・加津子・宜子・眞佐子・


月番 > 蜥蜴夏の季語ですね。同じ蜥蜴がいつも同じところにいるのでしょうか。 (2022年08月12日 (金) 21時18分)[21660]

加津子 > 逃げ足の速い蜥蜴と目が合うとは、かなりの親密度で楽しい句です。 (2022年08月16日 (火) 13時59分)[21677]

柊子 > まるで私のことのようでいただきました。
今年は庭に結構な数の蜥蜴がいます。それらが逃げないので、庭先を掃きながら朝の挨拶が日課になっています。 (2022年08月17日 (水) 16時02分)[21691]

眞佐子 > 夕方草花や木に水やりをするとブロック塀の隙間から出てくる蜥蜴がいます。私を見るとすぐ逃げて終いますが毎日出てきます。目が合うが言えてると思いました。 (2022年08月17日 (水) 22時09分)[21698]

宜子 > 勝手口にいる蜥蜴っていいですね。「目が合う」ように感じている作者さん。蜥蜴との親密さが伝わります。明日も会えますように。 (2022年08月18日 (木) 11時50分)[21706]

榮一 > 「いつも」で日常的な光景ではなくなったように感じます。意図的な作者が感じられます。
(2022年08月19日 (金) 16時06分)[21721]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2022年08月20日 (土) 19時03分)[21739]
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投稿者:世話人 (2022年08月12日 (金) 17時50分)[21627]
13・草野球の夜間照明秋暑し
6点 美保子・洋子・加津子・宜子・剛・紫翠・


月番 > 一般人の野球人口もおおいそうですね、この会の人たちは大きな会のかたでしょうか。夜間照明の会場が使えるというのは、そういうことかといらぬ詮索をしてしまいます。 (2022年08月12日 (金) 21時25分)[21661]

洋子 > 夜間照明の会場が借りられるというのは、申し込んで抽選にあたったりして、利用してるんじゃないでしょうか。
私も「菜花句会」という主宰先生ご指導の句会の会場を借りに、4か月先の会場予約に、毎月、朝9時にいっています。もう10年以上続いています。
掲句は、まだ残暑厳しい折柄、広い球場で野球を楽しんでしている人たちの納涼感が伝わってきます。 (2022年08月13日 (土) 11時16分)[21665]

美保子 > 秋暑しですから立秋過ぎても残暑が厳しい頃、草野球も夜間照明のある球場を使えれば、熱中症も心配しなくていいですね。甲子園の試合を見ているうちに野球も少しわかるようになりました。楽しいですよね。 (2022年08月13日 (土) 21時23分)[21667]

紫翠 > 草野球のナイターに惹かれました。下五は工夫の余地がありそうに感じます。 (2022年08月14日 (日) 09時52分)[21670]

加津子 > 高校球児だった仲間の結束は固そうです。仕事後の試合、その後のビールも美味しそうです。 (2022年08月16日 (火) 14時13分)[21678]

> 「草」の付くスポーツは野球の外に相撲等もあるが、「草」は、名詞に付いて、本格的ではないもの」と文献に在った。アマチュア(素人)とでも取れば良いのだろう。夜間照明を点けて戸外でのスポーツを楽しむ。今は昔、私らは炎天下や厳しい残暑の日も軟式の野球を楽しんだ。そして大方はビールを吞んで住まいへと帰った。時代の変遷を思う。 (2022年08月18日 (木) 11時13分)[21704]

榮一 > 夜間照明ですからむしろ涼やかではないかと思いました。 (2022年08月19日 (金) 16時09分)[21722]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2022年08月20日 (土) 19時04分)[21740]
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投稿者:世話人 (2022年08月09日 (火) 19時52分)[21625]
只今準備中

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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時46分)[21522]
暑い日が続きますが御変わりなくお過ごしのことと存じます。
句会の準備が整いました。忌憚のない書き込みをお願いします。
なお、今月の当番は久野孝子さんです。宜しくお願いします。


孝子 > 主宰先生お忙しい中、句会のお世話をしていただきましてどうもありがとうございました。7月の月番をつとめさせていただきます。不慣れですがよろしくお願いします・皆様暑い中ですが、たくさんの書き込みお待ちしております。 (2022年07月13日 (水) 09時37分)[21523]

月番 > 月番せっかくおおせつかったのに、土曜の夜まで。パソコンがあけられなくなりました。携帯では、文字数とか思うように入らないと思います。勝手なことで申し訳ないのですが、勉強の場と思っていますので、採られた句、見送った句に、忌憚のない書き込みで勉強になるとおもうので、よろしくお願いします。 (2022年07月13日 (水) 10時30分)[21537]

月番 > 句会も残り少なくなりました。書き込みされている方もされていない方も、どうぞ楽しく盛り上げてくださいませ。
(2022年07月17日 (日) 09時55分)[21563]

月番 > 句会も終盤になりました。主宰先生全句にわたりご指導いただきありがとうございました。書き込みをしてくださった皆様・ありがとうがざいました。 (2022年07月20日 (水) 09時47分)[21609]

世話人 > 書き込みをありがとうございます。予定通り作者を発表いたします。 (2022年07月20日 (水) 16時35分)[21610]

月番 > 主宰先生皆さまありがとうございます。7月の句会終了いたします。 (2022年07月20日 (水) 20時06分)[21624]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時31分)[21521]
1・畳まれたままの新聞桜桃忌
  5点 美保子・保子・剛・紫翠・榮一・


月番 > 太宰治の忌日とたたまれたままの新聞。皆様どうお読みになられましたか教えてください。 (2022年07月13日 (水) 09時41分)[21524]

美保子 > 今回の安倍さんの事件のように一瞬にして世界中に衝撃が走ると言うような時代ではなかったと思います。色々な取り方があると思いますが、後日に「ああ、今日は太宰治の忌日だな」と新聞を読むよりもそちらに気持ちが行ったとするか、実際に太宰治の死に接した時の関係者の行動と取るか、何だかまとまりのない文章ですね。 (2022年07月14日 (木) 21時33分)[21544]

紫翠 > 日常の些末な情景の中七に、「桜桃忌」を取り合わせた作者の感性に脱帽です。ここからあふれるイメージに感動し、想いを巡らせています。 (2022年07月16日 (土) 10時52分)[21555]

孝子 > 句のなかの見えていない部分を想像するのが、醍醐味ですね・そこに季語が大きく働くのですね。紫翠さん。そういうこととおもっていいのですね。 (2022年07月17日 (日) 09時59分)[21564]

紫翠 > 書かれている通りです。詠み手それぞれの世界があると思います。
(2022年07月17日 (日) 10時25分)[21568]

保子 > 畳まれたままの新聞、開かれたままの新聞季語との兼ね合いはどうなのか、ちょっと考えさせられました。 (2022年07月17日 (日) 23時08分)[21580]

> PCを触らない頃は、一服しながら新聞を読むのが朝の儀式だった。この句の開かれなかった新聞は、読んで欲しいのに読まれなかった、寂しい新聞のように思はれた。その原因は何だろうか。この世の中に興味が無いのか、目でも悪くなって読めないのか、下世話な興味である。太宰の忌日は上手く説明できないが、あっけらかんとして面白い。 (2022年07月18日 (月) 14時19分)[21588]

榮一 > 我が家でも新聞は小生しか読みません。この頃はスマホやテレビでニュースを見ているようです。新聞離れも顕著なようです。畳まれた新聞は時代かもしれません。桜桃忌も知らない人が多いようです。過ぎ去るとはそんなものかもしれません。 (2022年07月19日 (火) 07時22分)[21594]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時36分)[21611]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時30分)[21520]
2・遠雷や浮かぶトマトに青い尻
  3点 柊子・紫翠・榮一・


月番 > トマトのへたのほうの青いところ、それとも近くに見ているややこの青い尻。季語とのかねあいはどうですか。 (2022年07月13日 (水) 09時45分)[21525]

紫翠 > 中七は「に」でなく「の」だなと思いながら採りました。取り合わせが効果的に機能しているように感じます。
(2022年07月15日 (金) 10時54分)[21548]

月番 > 紫翠さん。トマトの青い所なんですね。ありがとうございます。 (2022年07月15日 (金) 19時37分)[21549]

義之 > 掲句を読んで一瞬に水に浮かぶトマトの青い尻(蔕側)を思い浮かべたのですが、「トマトに」の措辞で、トマトに並び浮かぶ赤ちゃんの蒙古斑のお尻が脳裏をよぎり、これは難解句と選句を諦めました。紫翠さんの書き込みで納得しました。 (2022年07月16日 (土) 02時42分)[21550]

柊子 > トマトで青く残るのは蒂の方ではないかしら? など思いつつ、穂高方面に行った時のことを思い出しました。
ロープウェイから降りた所で、水に浮かべて売っていたトマトがやたら美味しそうでした。山間から遠雷も響いてきそうです。 (2022年07月16日 (土) 14時08分)[21556]

榮一 > 野菜や果物も完熟では収穫しないようです。完熟させると商品として長持ちしないからです。さて、掲のトマトも青採りのようです。洗うために水に浮かべれば青い尻であったということです。日常と言えば日常です。遠雷が夏を強く意識させます。ちなみに雷もトマトも夏の季です。 (2022年07月19日 (火) 07時30分)[21595]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時37分)[21612]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時30分)[21519]
3・釣具屋の休み所や心太
  6点 孝子・義之・加津子・宜子・保子・鈴子・


月番 > 釣具やに休み所があるということは、都会ではなくて地方の釣り場に近いおみせでしょうか。 (2022年07月13日 (水) 09時49分)[21526]

義之 > 一人で、或は仲間達と車で何度も釣りに出かけたことを思い出します。駐車場を備えたこのような釣具店もあったように思います。「心太」がぴったりと決まっています。 (2022年07月16日 (土) 03時14分)[21553]

加津子 > 川の近くで遊漁券を売っている雑貨屋さんのような店を想像しました。今年の鮎は小さいとか大きいとか日焼けした釣り仲間の話が聞こえてきそうです。 (2022年07月17日 (日) 09時07分)[21559]

孝子 > 主人が釣りが好きなので、その関係には反応してしまいます。女の人はすぐ、餡蜜となりますが、男の人は心太が好きなようです、我が家の主人も息子も好きで、冷蔵庫にいれておくと、あっというまに消えます。それを考えるとこの季語はぴったりです。加津子さんのままです。 (2022年07月17日 (日) 10時06分)[21565]

鈴子 > 母の生家の近くには掲句のような休み所があり夏場の心太は楽しみにしていたものです。 (2022年07月17日 (日) 21時47分)[21576]

保子 > 休み処の心太 このフレーズでホッとします。幸せなひととき。 (2022年07月17日 (日) 23時13分)[21581]

宜子 > 「釣具屋」に配するのに庶民性のある季語の「心太」は、付きすぎの感もありますが、安心して読める句と思いました。 (2022年07月18日 (月) 15時20分)[21590]

榮一 > 釣具屋のありようがよく掴めなかったです。ただ、川沿いや海の近くの釣具屋であれば休み所もありそうです。夏であれば心太やかき氷なども食べさせてくれそうです。 (2022年07月19日 (火) 07時35分)[21596]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時38分)[21613]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時29分)[21518]
4・亡き母の名を問われたる夜の秋
  1点 洋子・



月番 > どなたにお母様の名前をきかれたのでしょうか。洋子さまの独選です。おねがいします。また採られない方も、なぜか、参考になると思いますのでよろしくお願いします。 (2022年07月13日 (水) 09時53分)[21527]

洋子 > 月番様、パソコンの不調は本当にいやですね。いつもドキドキしています。
さて、掲句「夜の秋」という季語が好きです。昼間はまだ暑いけれども夜になると、どことなく秋の気配がただよい、少し寂しく、人恋しい気持ちになります。そんな時に、亡くなった母の名をたずねられて、とても懐かしく思い出されたのでしょう。寂しさや、懐かしさ、いろいろな情感の溢れる晩夏の夜です。 (2022年07月13日 (水) 13時58分)[21538]

月番 > 洋子さま。早速の書き込みありがとうございます。夜の秋の季語いいですよね。私も好きな季語ですよ。 (2022年07月14日 (木) 08時30分)[21542]

栄一 > 掲句の場所が良く分かりません。また、何をしているときかも分かりません。何故問われたのかもよくわからなかったです。 (2022年07月19日 (火) 07時40分)[21597]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時39分)[21614]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時27分)[21517]
5・きんきんのジョッキ一気や雲の峰
  3点 洋子・剛・鈴子・


月番 > のんべさんでなくてもきんきんのは魅力的ですね。季語ははまってますか。 (2022年07月13日 (水) 09時56分)[21528]

洋子 > これぞ夏という句ですね。キンキンに冷えたビールを一気飲みしています。背景には、これでもかというように、夏の象徴である雲の峰がすえられて。こんなに豪快に夏を満喫している句もいいものです。





(2022年07月13日 (水) 14時04分)[21539]

鈴子 > 一気飲みなどしたら誰よりも先に赤くなりつい自制してしまいますが、掲句の上語中七の勢いに惹かれました。 (2022年07月17日 (日) 20時04分)[21573]

鈴子 > パソコンの調子が悪く書込みがずれてしまいました。
失礼いたしました。 (2022年07月17日 (日) 20時14分)[21574]

> 夕刻のビヤホールの景色だろうか。こんな時代も有ったと懐かしい。ビルの屋上の赤い提灯や煙草の煙。勤め人だった頃の、健康的な一日を終える幸福感。 (2022年07月18日 (月) 11時03分)[21585]

榮一 > 気分はよくわかります。雲の峰も豪快です。全体的に爽快な気分です。一気が少し気になりました。 (2022年07月19日 (火) 07時43分)[21598]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時40分)[21615]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時27分)[21516]
6・夏つばめ鞄一つの修道女
  5点 孝子・加津子・眞佐子・保子・榮一・


月番 > 夏つばめと修道女の関係はいかがですか。 (2022年07月13日 (水) 09時58分)[21529]

加津子 > つばめのタキシードを着たような姿と修道女のきりっとした姿が浮かびました。 (2022年07月17日 (日) 09時12分)[21560]

孝子 > 中七下五でえらび、さて季語の働きはどの辺となやんでいたので、加津子さんの評に、面白いと思いました。さわやかな夏の朝の初めですね。 (2022年07月17日 (日) 10時10分)[21566]

眞佐子 > 修道女の方はいつも修道院の中だと思っていますので、鞄一つで颯爽と外出される姿は珍しいのではと思いました。季語の夏つばめがよかったです。 (2022年07月17日 (日) 22時24分)[21579]

保子 > サウンド.オブ.ミュージックの一場面を思い出しました。夏つばめが軽やかに飛び去ったかのような、なんて爽やかな句だろうと思いました。今は閉塞感がありすぎるので。 (2022年07月17日 (日) 23時28分)[21582]

義之 > 保子さん。サウンド・オブ・ミュージックは、思いもしなかったが、成程と納得、素晴らしい句評ですね。燕の動きはある意味、コンコンチキのナチ思想に重なる思いがします。 (2022年07月18日 (月) 18時18分)[21592]

世話人 > 修道女と言えばキリスト教系の僧院で誓願を立てて生活する女性を思います。イメージとしては白と黒の服装と頭を覆う帽子のような姿です。やはり西洋の映画の影響が大きいようです。清貧と従順の生活態度は燕のスマートさに通じる様です。ただ色彩的には近すぎる様にも思います。鞄一つがそれらしくていいですね。 (2022年07月19日 (火) 08時12分)[21599]

榮一 > 榮一でした。 (2022年07月19日 (火) 09時32分)[21607]

榮一 > 上記の書き込みの世話人は榮一のことです。 (2022年07月19日 (火) 10時48分)[21608]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時41分)[21616]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時26分)[21515]
7・風鈴や胎児が母を蹴るという
  2点 柊子・加津子・


月番 > 子供をもったおんなのひとはみな体験してると思います。季語との関係はいかがでしょうか。
(2022年07月13日 (水) 10時01分)[21530]

柊子 > 下五の「蹴るという」から、例えば娘から聞く母胎の様子、順調に成育している孫の誕生を待つジージの姿が浮かんできました。風鈴から、順調な母子、良好な家族も感じられました。 (2022年07月16日 (土) 14時24分)[21557]

加津子 > 柊子さまと同じように季語の風鈴から穏やかな時間を感じました。次女は、お腹の子が蹴ってけって顔をしかめるほど痛がっていましたが、その子も2歳になり、相変わらず足の力は凄く寝ている時も蹴られているようです。 (2022年07月17日 (日) 09時18分)[21561]

榮一 > 腹を蹴るは現実的です。そのことからいえば「いう」は弱いです。風鈴は涼し気でもあり長閑でもあります。 (2022年07月19日 (火) 08時17分)[21600]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時43分)[21617]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時26分)[21514]
8・仮免許の一旦停止青田道
  4点 美保子・宜子・眞佐子・剛・


月番 > よくみえる景色ですね。個人的には仮免のほうが「語呂がいいのではと思ったのですが、その点はいかがでしょうか。教えてください。 (2022年07月13日 (水) 10時07分)[21531]

美保子 > 月番様が書いていらして、仮免だと五音でおさまるのだと気付いた次第です。日頃の会話でも仮免で通りますね。私は運転が苦手で未だに信号が赤で一旦停止になるとホットするくらいです。娘二人が免許を取る時の事など、身体を固くして練習に付き合ったのを思い出しました。あの頃は良かったなと思い出した句になりました。 (2022年07月14日 (木) 21時15分)[21543]

月番 > 美保子さん内の長男は早くとれるからと、地方の合宿にいかせたのに、学校の試験に、間に合わないと泣き言。事務所に聞いたら試験は満点だが実地がと、取りやすい先生にしますと、やっと帰れたのを、思い出しました。彼も青田道をと思いました。 (2022年07月14日 (木) 22時30分)[21547]

眞佐子 > 横の県道走る仮免許のマークを付けた自動車学校の車を良く見かけます。一旦停止の場所が決まっているらしくいつも同じ所で止まっています。我が家から2〜3分行きますと一面の青田が待っています。掲句の様子がよく見えました。 (2022年07月17日 (日) 21時44分)[21575]

> 信号のない青田道の大方は直線であり、緊張感が抜けるらしいが、交差点にはどちらかに一旦停止のマークが有る。必ず止まって左右を確認の実行である。仮免の頃の緊張感と高揚感は今でも残ってゐるが、田圃の中を走った記憶は無い。もう免許を捨てたかったが、捨てきれず、去年の暮れに、屈辱と思う?認知機能検査を受けて免許を更新した。皆さん気を配って運転しましょう。 (2022年07月18日 (月) 13時47分)[21587]

宜子 > 「仮免許の一旦停止」に少しばかりの不安感が見えます。「仮免許」が効いているようです。 (2022年07月18日 (月) 15時17分)[21589]

榮一 > 地方の教習所の仮免の路上教習でありそうな光景です。運転者には標識は見えていても青田は目に入っていないように思います。掲の作者は歩いていそうです。 (2022年07月19日 (火) 08時46分)[21601]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時44分)[21618]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時25分)[21513]
9・海の子のタイヤチューブの浮輪かな
  5点 柊子・孝子・洋子・眞佐子・鈴子・


月番 > 昔タイヤチューブよくありましたね。気持ちよい句ですね。採られない方の意見もおしえてください。 (2022年07月13日 (水) 10時10分)[21532]

洋子 > 昔、浜辺の子供たちはタイヤチューブをもちだして、豪快に遊んでいましたね。懐かしい景です。 (2022年07月13日 (水) 14時09分)[21540]

孝子 > なつかしい昭和を感じました。私は東京大田区ですが、子供のころは、海苔取りで有名な大森海岸も海水浴場があったり、そこからあがっての多摩川でも、泳げるところがありました。考えるとずいぶんと変遷をかんじます。もしかするとこの作者の海辺ではこういうものも変わらずにあるのかな、あればいいなと思いました。 (2022年07月17日 (日) 10時19分)[21567]

眞佐子 > 昔は海水浴場が遠いので子供等は一級河川で泳いでいました。泳げる場所が作ってありました。タイヤチューブの浮き輪懐かしいですね。 (2022年07月17日 (日) 21時58分)[21577]

鈴子 > 家から歩いて5分位すると日本海の海辺に付き、唇がむらさき色になるまで泳いでいました。その頃はは浮き輪などない時代?で父が板切れで四隅を整えただけのものでした。掲句からその昔の時間が甦りました。 (2022年07月18日 (月) 12時56分)[21586]

榮一 > 大型トラックの中古のタイヤチューブのようです。漁師の子はそれで泳ぎを覚えます。 (2022年07月19日 (火) 08時49分)[21602]

世話人 > 作者は主宰です。 (2022年07月20日 (水) 16時45分)[21619]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時25分)[21512]
10・薄闇に探す座席や香水香
   2点 柊子・義之・


月番 > よく見るし、経験する句ですね。採られた方の評も見送られた方の評もお願いします。分かれ目は季語でしょうか。 (2022年07月13日 (水) 10時15分)[21533]

義之 > 何十年も前、一人で映画館に行っていたころを懐かしく思い出しました。最近では、どこの映画館でも入れ替え制ですが、当時は上映中の館内に足を踏み入れたものです。色々な名画を思い出します。
(2022年07月16日 (土) 02時51分)[21551]

柊子 > 香水の香りは記憶に残るものですから、別れた人のことを思い出したり、同じ香水を付けていた先輩との色々な出来事…思い出によっては、映画どころではなくなることもありそうで、いただきました。 (2022年07月16日 (土) 14時36分)[21558]

榮一 > よくわかり情景も浮かびますが香水香の香りは邪魔です。 (2022年07月19日 (火) 08時51分)[21603]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時46分)[21620]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時23分)[21511]
11・角まがるそこから先が夏休
   5点 美保子・孝子・洋子・宜子・榮一・


月番 > 面白い句ですね。詠み手の想像力が働く句だと思います。色々なご意見をおまちしています。 (2022年07月13日 (水) 10時17分)[21534]

洋子 > 「角まがる」の角はそれぞれの心の中に抱いている角なのでしょう。読み手もいろいろ想像して楽しめばいいと思います。
(2022年07月13日 (水) 14時12分)[21541]

美保子 > 中学生、高校生が期末テストも終えてもうひと頑張りで夏休みとも取れるかなと「角まがる」は学生にとっての大変な時間とも取れるかなと思いました。 (2022年07月14日 (木) 21時38分)[21545]

孝子 > 即物具象と思うとむづかしい句とはじめおもいました。でも魅力がある。洋子さん。美保子さんと同じです。俳句ってこういうものでいいのだとも思いました。読み手・詠み手が見えるものが違っていいのだと思える句だとおもいました。 (2022年07月17日 (日) 10時25分)[21569]

宜子 > 角を曲がった先にあるのが夏休み、ということにちょとした微笑ましいものを感じました。 (2022年07月17日 (日) 16時17分)[21572]

榮一 > 一学期の終わりの終業日の下校です。角を曲がるともう学校は見えなくなります。そこから先がもう夏休みです。休み気分が良く伝わります。 (2022年07月19日 (火) 08時56分)[21604]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時47分)[21621]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時22分)[21510]
12・蕎麦屋まで信号二つ紅の花
   7点 美保子・義之・加津子・宜子・眞佐子・鈴子・紫翠・


月番 > 紅の花というと、山形県。最上川とかをおもいますね。 (2022年07月13日 (水) 10時19分)[21535]

美保子 > 色んなグルメを探して歩くテレビ番組があります。地元の人に「信号二つの所ですよ」なんてありそうです。紅の花は本物を見たことはないと思いますが、蕎麦との取り合わせがいいと思いました。 (2022年07月14日 (木) 21時41分)[21546]

義之 > 私が書こうとしたことは殆んど美保子さまの句評の通りです。私は蕎麦には殆んど興味はないのですが、蕎麦好きの人にとっては、多少の労苦は厭わず、目的の店まで足を運ぶのでしょう。「紅花」の斡旋で色々な想像力が働きます。 (2022年07月16日 (土) 03時05分)[21552]

加津子 > 我が家は、無類の蕎麦好きで旅に出ても蕎麦屋に吸い込まれてしまいます。紅の花で山形の天童の駅前の通りをまっすぐ行った左に水車がある蕎麦屋を思い出しました。味は覚えていないのですが、私の中のランク付けは、なんといっても蕎麦つゆで味は決まると思っているので、ランク外だったかもしれません。 (2022年07月17日 (日) 09時28分)[21562]

孝子 > 加津子さん。蕎麦つゆですか。私は深大寺の有名な蕎麦や笑水車のあるところで、早めに入ったらそばが。プツンプツンで主人が怒ってかえったことがあるので、や針、蕎麦が一番ですね。 (2022年07月17日 (日) 10時49分)[21570]

紫翠 > 具体的に遠いとか近いとか言わずに表現されたのは見事だと思います。また純日本的な「蕎麦」と「紅花」の取り合わせが上手い。作品に奥行きが出るように感じます。 (2022年07月17日 (日) 10時49分)[21571]

眞佐子 > 生け花に使うのに「紅花」を作っている人がおいでましたので良く頂きました。蕎麦屋まで信号二つが好きでした。紅の花で美人の女将さんぎ居そうな気がしてきました。 (2022年07月17日 (日) 22時11分)[21578]

鈴子 > 蕎麦屋まで信号二つ。私自身が蕎麦屋さんまで案内されているような臨場感を感じました。ベニバナは素朴な愛らしい花です。 (2022年07月18日 (月) 16時53分)[21591]

榮一 > 蕎麦好きにはたまらない旨い蕎麦屋が信号二つ先に見えてきたようです。一刻も早くの気持ちでしょうか。信号二つにそんな気持ちを込めているのかもしれません。紅花は昔から高価な紅を採ることで知られています。紅花長者もいたほどです。半夏のひとつ咲きは良く知られています。 (2022年07月19日 (火) 09時25分)[21605]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時48分)[21622]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時22分)[21509]
13・牛の名に流行りあるらし夕薄暑
   3点 義之・保子・剛・


月番 > 面白い素材をみつけたとおもいます。季語でわかれたのでしょうか。皆様たくさんのご意見をすべての句に、勉強になるのでおしえてください。 (2022年07月13日 (水) 10時23分)[21536]

義之 > 今時、牛を飼っている人は、酪農家や畜産家を除けば少数であろう。全ての和牛には、流通用の認識番号があり、一頭一頭に、流行りの名前を付けるなど無関係と思う。しかしながら、闘牛や小規模の肉牛の肥育農家なら、認識番号とは別の愛称をつけるかもしれない。流行のアニメ・鬼滅の刃の「炭治郎」や「ねずこ」等である。掲句には書かれていないが、作者はテレビか新聞か何かで、とある地方の小さなエピソードを知ったのだろう。一方、本句の季語の「夕薄暑」からは、何となく気怠さや緩いストレスを感じる。想像するに、作者にとって牛の名に因むエピソードはどうでもよいものなのである。何か投げやり・他人事といった雰囲気に、ある意味ユニークさを感じ頂いた。 (2022年07月16日 (土) 03時33分)[21554]

保子 > 牧歌的な感じが良かったです。会話にお邪魔して牛の流行りの名前教えてもらいたいですね。夕薄暑が夕焼けにもつながり楽しい。 (2022年07月17日 (日) 23時38分)[21583]

> 新生児の命名に流行りが有るのは周知の事実であるが、牛の名前に流行りが有るのは知らなんだが、実感である。競走馬の名前ならと思うのは私だけではあるまい。人間と共に暮らす犬や猫などは多いが、牛にも有って不思議では無い。薄暗い牛舎の中の名札でも透かし眺めてゐるのだろうか。乳牛か食肉牛かとは問うまいが、その日の暑さが少しずつ薄れて行く夕暮れ、逢魔が時とも呼ばれる。宮本さん、興味深く読ませて戴き勉強になりました。 (2022年07月18日 (月) 10時52分)[21584]

義之 > 乳を絞り出すために一定のサイクルで人工授精・妊娠させる乳牛、一方食肉牛は、競り落した子牛を、1000キログラム近くまで肥育させて出荷する。このような畜産農家の営みに、どうしようもない切なさを感じ、「夕薄暑」の季語がぴったりと決まっていると思いました。 (2022年07月18日 (月) 18時30分)[21593]

榮一 > 牛に名前を付けるのは普通のことかもしれません。種牛などには立派な名前がついていますが一般的にはどうかは良く知りません。愛着が湧けば別れが辛くなりそうです。牛の名前の流行りは意外です。 (2022年07月19日 (火) 09時31分)[21606]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2022年07月20日 (水) 16時49分)[21623]
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投稿者:世話人 (2022年07月12日 (火) 13時08分)[21507]
只今準備中

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投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 17時23分)[21398]
句会の準備ができました。今月も忌憚のない句評をお願いいたします。
なお、今月の月番は森内洋子さんです。宜しくお願いします。


洋子 > 主宰先生、お忙しい中、句会のお世話をしていただきましてどうもありがとうございました。
6月の月番を務めさせていただきます森内洋子です。どうぞよろしくお願いいたします。うっとうしい梅雨空を吹き飛ばすようなたくさんの書き込みをお待ちしております。 (2022年06月12日 (日) 21時09分)[21399]

月番 > 句会も残り少なくなってきました。書き込みがまだの方、まだ書き残しのある方、よろしくお願いします。 (2022年06月17日 (金) 13時16分)[21460]

世話人 > 書き込みをありがとうございました。予定どおり作者を発表いたします。 (2022年06月20日 (月) 13時23分)[21492]

月番 > 先生、各句への選評と、作者の発表をいただきどうもありがとうございました。また、皆さん、たくさんの書き込みをどうもありがとうございました。今月も夏巡業とか、地下7階の疎開図書とか知らないことをたくさん教えていただきました。ありがとうございました。
来月の月番は久野孝子様です。
どうぞよろしくお願いいたします。 (2022年06月20日 (月) 13時55分)[21506]
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1・麦秋やシャンプー台に身を任す 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 17時21分)[21397]
4点 柊子・加津子・洋子・保子・


月番 > 収穫は終わったのでしょうか、それともこれからでしょうか。 (2022年06月12日 (日) 21時11分)[21400]

柊子 > 何かを成し終えた達成感を感じ、頂きました。麦秋だからでしょうか。 (2022年06月16日 (木) 16時47分)[21443]

加津子 > 季語が明るいからでしょうか。何か楽しい事があったように感じました。 (2022年06月16日 (木) 19時16分)[21450]

保子 > 背筋伸び伸び ゆったり感でいただきました。 (2022年06月17日 (金) 17時42分)[21466]

榮一 > 麦秋に温かさを感じます。安堵感と言ってもいいかもしれません。美容師に身を任せて洗ってもらっているのです。悪くない句です。 (2022年06月19日 (日) 06時24分)[21478]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時24分)[21493]
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2・両の手に蛍の匂ひ柔し畔 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 17時08分)[21394]
0点 


月番 > 残念ながら、無得点となりました。どなたでも、書き込みをお願い致します。 (2022年06月12日 (日) 21時13分)[21401]

宜子 > 上五中七まではよく見るフレーズなのでわかるのですが、下五「柔し畔」で、わからなくなりました。 (2022年06月14日 (火) 17時28分)[21424]

榮一 > 座五の柔し畔がこの句を分かりにくくしているようです。蛇足のような説明に思えます。 (2022年06月19日 (日) 06時27分)[21479]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時25分)[21494]
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3・読み書きに眼鏡をさがす走り梅雨 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 17時06分)[21393]
4点 孝子・宜子・剛・鈴子・


月番 > うっとうしい梅雨空になってきましたね。 (2022年06月12日 (日) 21時14分)[21402]

鈴子 > 私自身の日常がこのような感じです。おもわず苦笑いをしてしまいました。季語の走り梅雨、上手い取り合わせと思いました。 (2022年06月14日 (火) 14時50分)[21422]

月番 > 探し回った挙句、頭の上にかけていたこともありますね。(笑) (2022年06月14日 (火) 15時04分)[21423]

宜子 > あるある!ですね。月番さんの「頭の上に」も。季語が動くような気もするのですが。走り梅雨もいいですね。 (2022年06月14日 (火) 17時33分)[21425]

美保子 > 皆さん、頭の上にという事もおありなのですね。私なんて、眼科で検査の時外したと思ったのですが、自分でも頭の上に載せる習慣はなかったので、看護師さんに「私の目がねがないのです」とお聞きしたら「そこに」と頭の上を指刺されました。恥ずかしかったけど、家族の間での笑い話に使えています。 (2022年06月15日 (水) 20時12分)[21435]

月番 > 美保子様もありましたか!! (2022年06月15日 (水) 20時17分)[21436]

孝子 > あまりに実感があり笑ってしまいます。季語がどうかですが私は丸です。加齢ですと皆さん経験すると思いますが、何となく鬱陶しい気分が季語から感じられます。 (2022年06月17日 (金) 10時05分)[21456]

> 人間の視力は齢と共に退化する、読み書きの為に眼鏡を探すくらいなら大した事は無い。諧謔も有って面白い。何やかやと忘れる事も多くなった昨今、わが身を振り返りながら、薄暗がりの鬱陶しい梅雨に、こんな句には身をつまされる思いにもなって、少し寂しい。 (2022年06月17日 (金) 11時33分)[21458]

榮一 > 新聞など読むときに日常的にありそうなことでマンガなどで眼鏡を探す景をよく見ることがあります。その点からすれば使い古されたフレーズのように思います。 (2022年06月19日 (日) 06時33分)[21480]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時26分)[21495]
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4・蟻一匹父の墓前の水溜り 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 17時03分)[21392]
7点 加津子・義之・眞佐子・剛・鈴子・紫翠・榮一


月番 > 今月の最高点です。皆様の様々なご意見がたのしみです。 (2022年06月12日 (日) 21時16分)[21403]

義之 > 蟻に作者自身を投影しているのでしょう。偉大な父であった様です。生前何か確執があったのかもしれません。水溜りは、作者自らが作り出した墓石への掛水かもしれません。そんな風に鑑賞いたしました。 (2022年06月13日 (月) 08時36分)[21413]

月番 > 義之様、早速の書き込みありがとうございます。こういう句は私にはとても難しいのですが、想像力を働かしたら、とても自由な鑑賞ができて楽しいのですね。 (2022年06月13日 (月) 08時53分)[21415]

加津子 > 季語の「蟻一匹」と「水溜り」に面白いような何かを感じました。うまく言えなくてすみません。私の父でしたら蟻なんて小さい者に例えるなと文句が出そうだなと思いながら選をしました。 (2022年06月16日 (木) 19時13分)[21449]

> 雨上がりの墓前で目撃したのは、水溜まりと1匹の蟻だった。悄然と佇む作者。宮本さんと同じく蟻は作者自身の投影と思えば良いのだろうと思う。久しく父母の墓前に額ずくことの無いが、私は親不孝者であろうか。 (2022年06月17日 (金) 11時56分)[21459]

眞佐子 > 随分前のことですが植物学者の牧野富太郎先生のお弟子さんの話を聴く機会がありました。お花を前に話をされる途中花の中から蟻が一匹這い出しましたので、私は思わず蟻を潰してしまいました。お弟子さんはすかさず「牧野富太郎先生は蟻一匹も危めることはなさいませんでした。」とおっしゃったのを思い出しました。掲句の作者さんのお父様も蟻とは何か関わりがあったような気がしてきました。 (2022年06月17日 (金) 14時17分)[21461]

鈴子 > 父の墓前の水溜まりに胸をうたれました。コロナ問題もあり帰省もままならないこの頃です。水溜りにふと父の顔をみたような気がしました。 (2022年06月17日 (金) 20時31分)[21468]

美保子 > 農業や酪農に関わって生きた父は牧野富太郎先生が大好きで小さい頃から話を聞かされたものです。NHKの次の朝ドラになりますか。牧野先生を描いた物になるようです。神木龍之介さんが主人公をやるような。違っていたら、すみません。 (2022年06月17日 (金) 22時47分)[21471]

紫翠 > 墓前での作者の複雑な感情を思います。蟻と墓と水溜りがどう絡むのか不思議な感覚の作品。 (2022年06月18日 (土) 10時51分)[21473]

榮一 > 蟻一匹に重ねたい想いがあるようです。象徴的です。それを前面に押し出していないことで救われます。押し出し過ぎると嫌味に映るからです。墓前にある水溜りが秀逸です。 (2022年06月19日 (日) 06時39分)[21481]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。最高点句です。 (2022年06月20日 (月) 13時30分)[21496]
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5・素足跨ぐ部屋いっぱいのプラレール 投稿者:世話人 (2022年06月12日 (日) 17時03分)[21391]
 2点 孝子・保子・


月番 > 子供たちが幼かったころを思い出しました。 (2022年06月12日 (日) 21時18分)[21404]

孝子 > 季語も臨場感あり、景色も見えて、元気な子供たちまた今は大人も、そのまま延長してるようで、親子で楽しんでる様子が見えます。 (2022年06月17日 (金) 09時59分)[21455]

保子 > 本当にこんな感じで過ごした時期もありましたね〜。素足も良いですけど風鈴の音もいいかななんてちょっと思いました。 (2022年06月17日 (金) 17時40分)[21465]

榮一 > 素足は安易な感じです。言いたいことが丸裸です。それでも悪くはありませんが余白が生まれにくいようです。金魚鉢なども考えられそうです。 (2022年06月19日 (日) 06時44分)[21482]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2022年06月20日 (月) 13時31分)[21497]
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