玄鳥 定例句会

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07・実石榴や古代が口を開けている 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時11分)[2368]
4点(孝子 杏花 紋子 吉章)


月番 > 実ざくろから面白いところをみつけましたね。 (2013年11月13日 (水) 19時44分)[2384]

吉章 > 日頃から古代のロマンに関心ある作者が実石榴からの発想を飛躍させ定型に収めた努力を買いたい。当時は恋とか身分制度などどうなっていたか?等楽しい連想が次々と湧いて来る。 (2013年11月15日 (金) 11時15分)[2398]

月番 > 吉章先生早速ありがとうございます。言葉であらわすのは、ちょっと難しいと思っていましたがますます作品がすきになってきました。 (2013年11月15日 (金) 22時10分)[2404]

梟夢庵 > 「古代」が漠然とし過ぎて、句の世界をうまくイメージできません。普通日本史の時代区分としての古代は奈良・平安時代ですが、ときには大和朝廷時代をも含めていう場合があります。この句の場合は神話時代を云っているようにも思えます。私流にいえば、<実石榴や古事記が口を開けている>でしょうか。 (2013年11月17日 (日) 18時47分)[2427]

循子 > 発想の面白さで立ち止まった句ですが、なんとなく隔靴掻痒の感があり頂きませんでした。梟夢庵先生のご意見で納得がいきました。そういうことなのですね…。古事記という具体性で、途端に句が現実味を帯びてきます。有難うございました。 (2013年11月18日 (月) 11時38分)[2435]

> 小川紫翠氏でした。この句の古代の穴は、たぶん埼玉の東松山にある吉見百穴と思いました。 (2013年11月20日 (水) 09時45分)[2490]
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08・海苔握り出てくる手提げ草紅葉 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時10分)[2367]
4点(鈴子 保子 梟夢庵) 


月番 > どんな手提げなんでしょうか、ほかにもいろいろでてくるのでしょうね。 (2013年11月13日 (水) 19時46分)[2385]

鈴子 > よく見かける布の手提げ袋を想像しました。海苔握りは「海苔のお握りだったのですね。「手提げから海苔のお握り」の方が分かり易かったように思いました。 (2013年11月18日 (月) 20時27分)[2448]

月番 > 鈴子さまありがとうございます。 (2013年11月19日 (火) 09時32分)[2457]

保子 > 「海苔握り」鈴子さんと同じように感じました。「お握りの出てくる手提げ」何のお握りかなと想像する楽しみもあるかなと。 (2013年11月20日 (水) 00時43分)[2471]

榮一 > 巾着の手提げですね。少し年配のご婦人を思わせます。握りは「にぎり」のほうがわかりやすいかもしれません。黒い海苔は印象的がはっきりします。 (2013年11月20日 (水) 04時55分)[2475]

> 三島章子さんでした。 (2013年11月20日 (水) 09時47分)[2491]
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09・晩秋の秘湯や猿の顔と顔 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時09分)[2366]
2点(惠美子 孝子)


月番 > 温泉につかっているお猿さんの顔がみえるようですね。 (2013年11月13日 (水) 20時02分)[2386]

惠美子 > 作者さんが秘湯にほっこりしていて・気がつけば猿が物陰からのぞいている景を想像していました。 晩秋と秘湯とお猿・・好きなものばかりでした。 (2013年11月17日 (日) 17時55分)[2426]

孝子 > よく温泉につかっているお猿さんをみることがあり、もうすぐに、その情景が目に浮かびほっこりした気分になりました。お猿さんも人間も気持ち良いのは同じなんですね。 (2013年11月17日 (日) 21時56分)[2431]

梟夢庵 > この句を読んで、すぐ孝子さんの言われるような情景が浮かんできても、それはこの句の手柄ではありません。ひなびた温泉などでは、人間と同じように猿も気持ちよさそうに湯につかっている、そんなシーンを一度ならずテレビで放映されてご覧になったと思います。つまり、この句の景がよく見えるのは、幾度となくテレビで見ているからなのです。 (2013年11月18日 (月) 18時06分)[2447]

孝子 > 梟夢庵先生ありがとうございます。たしかにそのとうりです。私たちの句会でも、よくテレビから句材をいただくことがあります。主宰先生からも安易につかわないよう、教えられてますけどついね・などと話し合っています。作り手のひとひねりがはいるといいでしょうか。 (2013年11月19日 (火) 09時05分)[2450]

> 松谷眞佐子さんでした。  (2013年11月20日 (水) 09時48分)[2492]
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10・開新堂のロシアンケーキ木の実降る 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時09分)[2365]
2点(鈴子 宜子)


月番 > 開新堂というお菓子やさん。しりませんでした。登録された方の紹介がないと購入できない村上開新堂とか、勉強できました。 (2013年11月13日 (水) 20時07分)[2387]

循子 > 村上開新堂って、そんな拘りの店なんですね。知りませんでした。おなじお菓子の句でもトラピスチンと違って、ロシアンケーキに「木の実降る」は安易過ぎませんか? (2013年11月17日 (日) 12時38分)[2422]

孝子 > 教えていただきたいのですが、私の知ってるロシアケーキはクッキーケーキ類のなかで、割と安価のものが、多くて、お金がないと重宝したものですが開新堂で検索したときロシアンケーキがみれなくて、お店だからいろいろの種類はあるのでしょうが,ロシアケーキなら季語が言われるとおりかなとも思ってパスしました。 (2013年11月17日 (日) 22時06分)[2432]

鈴子 > 子供の頃初めて食べた洋菓子がロシアンケーキだったと思い出しました。ひと月遅れの雛の節句は心待ちにしている行事の一つでした。友達数人で何軒かの家にお雛様を観に行ったものです。隣家のお姉さんは東京に嫁いでいて、節句ににはお菓子を送ってくれるとのことでした。帰りには藁半紙に包んだクッキーを二つづつ貰い、海辺に並んで、「んめな〜」と言いながら少しづつ、少しづつ口の中で溶かすようにして食べた事が突然甦りました。 (2013年11月18日 (月) 11時50分)[2437]

循子 > この頃のようにスイーツと称して、さまざまの高価なお菓子が出回っても、懐具合を考えて自分で買うことは滅多にありません。貧しい時代の貧しい環境に育ったものとしては、情けないことに、空恐ろしいわけです。
孝子さんの仰るとおり、ロシアケーキは見た目も昔から垢抜けしなくて、どちらかといえば粗末な菓子という印象です。見た目からいえば、30年代も今も変わらないのでは?お金が無い時でもなんとか買えるほど、値段が廉かったのも事実。ただ、いかにもロシアの太ったお母さんが作っているような素朴さは好きでした。2年くらい前、三宮のガード下あたりの薄暗い店で、老夫婦がロシアケーキだけ作って売っているお店を覗き、安いねぇ、と言いつつ買わなかった気がします。これも記憶違いかなあ…。 (2013年11月18日 (月) 12時25分)[2438]

循子 > 鈴子さん、「んめな〜」はいいですね。あの頃はそれが実感でしたものね。このひと言は最高の科白です。 (2013年11月18日 (月) 12時35分)[2439]

月番 > 皆様のロシアンケーキの思い出から行くと開新堂の格式とネットでのぞいた高価な金額をどうしても違和感をもってしまいます。女っぽい疑問ですがそこのところ宜子さまに教えていただきたいと思います。 (2013年11月18日 (月) 12時59分)[2440]

宜子 > 京都二条通にある「開新堂」の、ロシアンケーキのことと思います。「開新堂」という文明開化を思わせる店の名前、「ロシアンケーキ」という懐かしさで選句しました。木の実降るなか、その世界で遊んでいます。 (2013年11月18日 (月) 14時57分)[2442]

月番 > 宜子さまありがとうございます。 (2013年11月19日 (火) 09時09分)[2451]

千尋 > 循子さん、買いましたよ。買わないわけないじゃないじゃないですか。
思い出しました。それは神戸元町の高架下のレンセイ製菓、ロシア菓子でした。今でも素朴な味で安価で健在のようです。この句のロシアンケーキとはだいぶ違うようです。 (2013年11月19日 (火) 21時01分)[2469]

榮一 > 文明を思わせる開新堂の響きです。お菓子屋であれば知名度が重要になります。固有名詞の難しさでしょうか。 (2013年11月20日 (水) 05時29分)[2479]

> 安田循子さんでした。 (2013年11月20日 (水) 09時49分)[2493]
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11・点滴の針さだまらず烏瓜 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時06分)[2363]
 4点(惠美子 眞佐子 進二 吉章)


月番 > カラスウリはいかがでしょうか。 (2013年11月13日 (水) 20時08分)[2388]

吉章 > 注射針が血管を探りながら皮膚を刺して探っている瞬時、刺す方も刺される方も固唾を呑んでいる様子が描かれている。烏瓜は別に気にせず、たまたま窓外
から蔓を伸ばしながら覗いている、などと考えては.. (2013年11月15日 (金) 11時35分)[2399]

月番 > 吉章先生早速ありがとうございます。 (2013年11月15日 (金) 22時13分)[2405]

眞佐子 > 私は点滴をしたことがありませんが、血管の細い母の点滴を見ていて変わってあげたいと思ったものでした。点滴の針さだまらずで、母の点滴を思い出しました。烏瓜は平和でいいのではないでしょうか。 (2013年11月19日 (火) 20時53分)[2468]

> 久野孝子さんでした。実感と思いました、お大事にお過ごしください。 (2013年11月20日 (水) 09時52分)[2494]
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12・銀杏散る前に後ろに昼に夜に 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時05分)[2362]
 1点(剛)


月番 > 剛さん。いかがでしょうか。 (2013年11月13日 (水) 20時10分)[2389]

> 前後昼夜であるから、これは左右も含む。引っ切り無し止めどなく降るのであろう。何となく只事では無いような気分にさせられるのが不思議である。大袈裟かも知れないが、四季の中に暮らす人間の存在くらいを思えば良いのかも知れない。仕事をしていた時代の神宮外苑の片側2列の銀杏の道を思うし、また横浜の山下公園の銀杏並木を思い出す。銀杏散るは、桜散るとは違ってこれから向かう厳しい季節の風情があり、季節になればまさにこの句の通りである。 (2013年11月15日 (金) 17時02分)[2402]

月番 > 剛さん、早速の書き込みありがとうございます。本当に銀杏は大きな木が多くてその降り方もみごとです。絵画館前の並木、本当にみごとで剛さんの眼にも焼き付いているのですね。 (2013年11月15日 (金) 22時20分)[2406]

> 岡部榮一主宰です。 (2013年11月20日 (水) 09時53分)[2495]
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13・飲みつつも終始盤面神の留守 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時04分)[2361]
 1点(宜子)


月番 > 宜子さんよろしくお願いします。 (2013年11月13日 (水) 20時12分)[2390]

> 飲み物はコーヒーや紅茶ではあるまい、そのものズバリ酒である。碁や将棋は盤面を睨みながらのやりとり(読み)である。恐らく碁仇などと呼ばれる親しい友人との気の置けない対局だと思う。神の留守が、神さんの留守にもかかっているようで面白い。少し川柳にちかい、それは留守にして居た奥さんの帰って来た目である。 (2013年11月18日 (月) 11時40分)[2436]

宜子 > 「神の留守」は、おかみさんの留守でしたか!あらためて納得です。碁や将棋をこよなく愛する殿方を、少し離れたところから、温かく見ているような視線が好きでした。 (2013年11月18日 (月) 15時04分)[2443]

循子 > 端から飲んでいるのは酒と思いましたが、カミさんの留守とは、さすが! 殿方にとってこれは至福のときでありましょう。 (2013年11月19日 (火) 11時28分)[2461]

> 伊藤保子さんでした。 (2013年11月20日 (水) 09時54分)[2496]
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14・枯れ山の記憶に汽車の煙かな 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時03分)[2360]
 13点(杏花 孝子 紋子 進二 眞佐子 章子 保子 循子 千尋 紫翠  吉章 梟夢庵)       


月番 > 今月の最高点です。皆様沢山の書き込みおねがいします。 (2013年11月13日 (水) 20時14分)[2391]

吉章 > 平易な表現で、幼くて遠き日の懐かしい山河への郷愁が溢れており、俳句の原点に引き戻されたような作品として注目。 (2013年11月15日 (金) 11時48分)[2400]

月番 > 吉章先生ありがとうございます。 (2013年11月15日 (金) 22時22分)[2407]

紫翠 > 「記憶」が気になりましたが共鳴できる作品です。 (2013年11月16日 (土) 15時11分)[2412]

循子 > 枯れ山、汽車の煙。昭和の記憶そのものです。 (2013年11月17日 (日) 12時12分)[2420]

紋子 > まさに懐かしの昭和です。転勤で九州筑後の陸橋から、故郷を思いながら見ていた汽車の煙です。 (2013年11月18日 (月) 16時16分)[2445]

月番 > 今月の最高点です。たくさんとられているかたの、もっともっとの書き込みまっております。 (2013年11月19日 (火) 09時13分)[2452]

千尋 > 中央線は電化が遅く小学、中学生の頃はスキーに行く時などまだ汽車でした。名古屋駅を出ると、トンネルの中の煙をいくつか抜けます。車窓の景は枯れ山から雪山になっていきました。
何時電化されたのだろう・・。後はバスや車で移動することが多くなりました。 (2013年11月19日 (火) 20時38分)[2466]

眞佐子 > トンネルに入るのであわてて窓を閉めた、あの頃の記憶が甦ってまいりました。 (2013年11月19日 (火) 20時38分)[2467]

> 剛でした。 (2013年11月20日 (水) 09時55分)[2497]

月番 > 剛さんおめでとうございます。12月の月番よろしくおねがいします。 (2013年11月20日 (水) 18時49分)[2500]
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15・ブックカバーのレザーは真っ赤秋ともし 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時02分)[2359]
 1点(章子)


月番 > 真赤なレザーのブックカバー私もだいすきです。章子さんよろしくおねがいします。 (2013年11月13日 (水) 20時16分)[2392]

章子 > 提示されているのは、レザーの赤いブックカバーと季語だけですが、色々なことが次々と思い浮かびました、どんな本かも気になりますが、それよりも独り住まいの女性かしら、人妻かしら、など切りがありませんでした、秋ともしの所為でしょうかね、一寸へんですね。 (2013年11月16日 (土) 14時12分)[2410]

月番 > 章子さま、ありがとうございます。秋ともしでいろいろな想像ができるのですね。楽しいですね。 (2013年11月19日 (火) 09時17分)[2453]

循子 > 革のブックカバーは手触りが良く、ちょっと贅沢な気分になります。亡き団伊玖磨さんや串田孫一さんのエッセイの雰囲気です。以前にピンクのものを頂いたことがあって、大事にしています。真っ赤なレザーだと古いところでは與謝野晶子歌集。いまだったら誰の本が似合うかなあ、と想像して本棚を覗いています。カタカナが多すぎてちょっと句姿が間延びしたかなあ、と残念に思います。 (2013年11月19日 (火) 11時23分)[2460]

榮一 > 灯火親しむの秋です。内容が少し間延びした感じです。「ブックカバーは赤」でとめたい気がします。 (2013年11月20日 (水) 05時14分)[2478]

> 桝室杏花さんでした。 (2013年11月20日 (水) 09時31分)[2483]
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16・押入れの簀子板干す文化の日 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時01分)[2358]
 5点(鈴子 保子 循子 主宰)


月番 > 簀子板と文化の日のかかわりはいかがでしょうか。よろしくおねがいします。 (2013年11月13日 (水) 20時25分)[2393]

循子 > 文化の日といっても格別に高尚な(?)ことをするわけでなし。ことに毎日が日曜日となった世代であれば、美術館や映画館へ行ったって混んでるだけだし、車も渋滞するし…など嘯いて寝転がっているくらいのもの。空気の乾燥した季節。そうだ!押入れの簀子でも干そう。作者の日常も私と似たり寄ったりのようです。(ただし今年の文化の日は雨だったなあ…) (2013年11月17日 (日) 12時26分)[2421]

月番 > 循子さまの評で文化の日の季語がうまくついてるとても上手なかたの作品とおもわれてきました。やはり句は読み取るひとの技量も大事ということですね。 (2013年11月18日 (月) 13時06分)[2441]

梟夢庵 > 「文化の日」を題として「取り合わせ」の手法で一句を作る場合、なにを持ってきても句になりそうに思えます。例えば<文化の日一日賜ふ寝てゐたり 清水基吉><八十のネクタイ赤く文化の日 遠藤梧逸>。こうした場合、初心者でなければ、付き過ぎを嫌ってなるべく「文化の日」とは離れたものを取り合わせると思います。勢い両者の関係が分からなくなって、句が読めないというケースが多くなります。掲句もそのたぐいといえます。循子さんは「空気の乾燥した季節」と言われますが、「秋霖」という言葉どおり秋の長雨の時季でもあります。簀子板を虫干しようとは思わないでしょう。私も読めませんでした。ところが<舞の手を盗み見て立つ文化の日 原裕>は読めるんです。この問題は難しく、また別の機会に論議すべきでしょう。
(2013年11月19日 (火) 23時56分)[2470]

榮一 > 意外と使いにくい文化の日です。 (2013年11月20日 (水) 05時10分)[2477]

> 今井紋子さんでした。 (2013年11月20日 (水) 09時30分)[2482]
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17・薄日さす吉良邸跡の実千両 投稿者: (2013年11月12日 (火) 19時00分)[2357]
 12点(剛 杏花 孝子 紋子 進二 眞佐子 宜子 保子 循子 千尋 紫翠 吉章)


月番 > これも高得点ですね。墨田区領国本所松坂町公園にあるそうですね。義士討ち入りの日には、地元義士会による義士祭その日の午後には同じく吉良祭が盛大に行われるそうです。みなさま沢山の書き込みお願いします。
(2013年11月13日 (水) 20時36分)[2394]

千尋 > 先日、梟吟行会で吉良邸跡に行きました。お世話いただいた方、参加して下さった方ありがとうございました。
67分の1しか残っていないそうです。
四方高い塀に囲まれていてまさに「薄日さす」でした。いただかないわけには参りません。 (2013年11月14日 (木) 01時34分)[2396]

吉章 > 吟行会に予約しながら都合で不参加となり申し分けありません
 この句参加した方より不参加
の方の得点が多い結果となっています。それだけ薄日の吉良邸が実在する存在感の強さを持っているという事実を物語っているのではと思いました。 (2013年11月15日 (金) 12時14分)[2401]

月番 > 千尋先生吉章先生ありがとうございます。やはり吟行句会の作品でしたか。領国改め両国です。パスキー設定してなくて失礼しました。こんど、行ってみたい場所にインプットしました。 (2013年11月15日 (金) 22時29分)[2408]

紫翠 > 何度か訪ねた吉良邸跡ですが、句はできませんでした。「薄日さす実千両」が的確に情景を伝えてくれます。 (2013年11月16日 (土) 15時07分)[2411]

循子 > つい先日のこと関東の方々のお世話になって、吟行に参加させて頂いたのは、千尋さんがお書きの通りです。有難うございました。記憶に新しい吉良邸あとの状景が鮮やかに甦りました。 (2013年11月17日 (日) 11時55分)[2418]

孝子 > 秋はいろいろな木の実、草の実だいすきでうれしくなります。実千両のいいきりかたもすっきりして知らなかった吉良邸跡もみえるようです。 (2013年11月19日 (火) 09時22分)[2454]

月番 > 終盤の句会となりました。高点句おとりになられた方、または取れなかった理由たくさんの書き込み待っております。よろしくおねがいします。
(2013年11月19日 (火) 09時27分)[2455]

> 小林信彦さんは著書の中で「後年に創作された<仮名手本忠臣蔵>が、吉良上野介を極悪人にした」述べて、「愛知の吉良では上野介は治水や、塩田の開発に尽くした名君と尊敬され、フイクションが事実をねじ伏せたのが遺憾だ」と書いている。史実は色々だが、かつては広大であった屋敷の跡に残された小さな歴史の場所を、通りすがりに何度か見ました。周囲が変化を続けるビルばかりの街の片隅には、薄い日差しや千両の実はよく似合うと思う。 (2013年11月19日 (火) 16時42分)[2464]

眞佐子 > 先日の梟吟行会に参加させていただきました。お世話下さいました皆さんありがとうございました。
その時の吉良邸跡の様子が良く書かれていると思います。 (2013年11月19日 (火) 20時32分)[2465]

榮一 > 都合で吟行会はいけませんでした。吉良邸跡は言ったことがありませんので残念です。実千両は広い庭を想像させる効果がありますね。 (2013年11月20日 (水) 05時07分)[2476]

> 太田鈴子さんでした。 (2013年11月20日 (水) 09時28分)[2481]
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11月定例句会について 投稿者: (2013年11月12日 (火) 18時58分)[2356]
  恥ずかしく体きたえる冬の虹     池田澄子
  手に満てる音のさみしき胡桃たち  草間時彦

 テストを兼ねて句会の準備をしています。

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10月の定例句会について 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時52分)[2238]
今日の富山は朝から時雨れて、気温も20℃を割り、夜には少し寒い感じになりました。
今年の秋もたけなわとなり、13、14日と連休で各地では催しも数多く開かれて、お忙しい方もいらっしゃると思いますが、選句が揃いましたので、前夜に句会の準備を致しました。
今月の投句は15句でしたが、投句の際に一人の方が都合で選句不可の連絡があり、選句は14名の選によるものです。
今月の月番は先月最高点の三島章子さんです。皆さまに宜しくお願い致しますと共に、岡部主宰、梟夢庵両先生には、ご指導を下さるようお願い申し上げます。  


月番 > お早うございます、十月の月番の三島章子でございます、宜しくお願い致します、
横浜は昨日は三十一度の熱い日でしたが、今朝は気持ちの良い秋日和です、月番の背中を押してくれる感じがしました、皆々様のご協力をお願い致します、岡部主宰先生、梟夢庵先生、宜しくお願い申し上げます。 (2013年10月13日 (日) 09時55分)[2239]

月番 > 今年最大級の台風が関東に上陸とのニースに朝一でスーパーに行きました、人が溢れていて吃驚でした、パソコンを開けるのが遅くなりまして済みませんでした。 (2013年10月15日 (火) 11時20分)[2259]

月番 > 台風26号が大変な災害を残して行きました、皆々さまのお処は如何でしたでしょうか、お見舞い申し上げます。
句会も半ばとなりました、どうぞ書き込みをお願い致します。 (2013年10月17日 (木) 09時54分)[2289]

梟夢庵 > めずらしく風邪をこじらせて寝込んでしまい、一昨日医者に行って抗生物質をもらってやっと書き込みができるようになりました。もうしわけありませんでした。 (2013年10月18日 (金) 16時45分)[2316]

月番 > 何時もは早々にご指導下さる梟夢庵先生です、お忙しいのかと思っておりましたら、お風邪をこじらせ大変だったのですね、まだまだご無理をなさらぬ様どうぞお大切になさって下さいませ。 (2013年10月18日 (金) 18時00分)[2317]

> 10月定例句会に参加の皆さま有難うございました。期日が来ましたので投句者名を記載いたしました。
今朝は関東も関西も良いお天気には恵まれて居ないようで、富山も時雨れて気温も下がり肌寒く感じます。今年は台風の当たり年のようで各地で被害が出て、特に伊豆大島等は豪雨の土石流で多くの方が被害に遭われ、いまだ避難や救助が続いています。今日以後も日本を通過する台風が有るようで、皆さま気を付けてお過ごしください。
11月号の「玄鳥」誌によれば、当句会に例月参加の今井紋子さん、松谷真佐子さん、樋口進二氏が松籟集へ、風韻集へは舛室杏花さんが、それぞれ昇格をなされました。日頃のご精進の賜物と、心からお祝いを申し上げます。
梟夢庵先生、岡部主宰にはお忙しいにも関わらず、ご指導を戴き有難うございました。また、参加の皆さま、月番の三島章子さんにも、厚くお礼を申し上げます。
(2013年10月20日 (日) 09時40分)[2350]

月番 > この一週間色々なことがあり、少々疲れましたが、皆々様のお陰で10月の句会も無事に終わり有難うございました、主宰先生、梟夢庵先生にはお忙しい中、本当に有難うございました、何時もながら剛さんお世話になりました。今月の最高点は久野孝子さんです、おめでとうございました、来月を宜しくお願い致します。
梟夢庵先生どうぞお体をお大事になさって下さいませ。 (2013年10月20日 (日) 11時12分)[2351]

章子 > ご昇格の皆々様、心からお祝い申し上げます、おめでとうございました。 (2013年10月20日 (日) 11時18分)[2352]
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01・雲ひとつみくりが池の鬼やんま 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時36分)[2236]
 11点(剛 惠美子 進二 眞佐子 鈴子 章子 循子 千尋 吉章 梟夢庵)


月番 > 爽やかな十月の立山の気持ちよさが最高点でした、懐かしい鬼やんまにも会えました。 (2013年10月13日 (日) 10時06分)[2240]

循子 > 鮮やかな秋景が見えてきました。雲、池、鬼やんま。無駄のない句と思います。 (2013年10月15日 (火) 16時26分)[2267]

吉章 > 「みくりが池」は立山連峰のすぐ麓にある国内でも屈指の海抜の高い地点にある淡水湖ですが
私と真佐子さん以外の九名の方々はそのことをご存じの上で採られたのか?それだけ知名度が広まっているのか?その点を知りたいと思いました。もう直ぐ冠雪する室堂高原の束の間の秋景を詠んだ一句として戴きました。 (2013年10月16日 (水) 15時18分)[2274]

循子 > 「みくりが池」は存じませんでした。ネットで調べまして、それぞれの季節の様々な美しい景を見ることができました。実景を見たわけではありませんが、掲句を私なりに楽しませて頂きました。 (2013年10月16日 (水) 21時24分)[2279]

千尋 > わたしも「みくりが池」は知らなかったのですが、ネットで調べましたそして。こんな山の上の池にもオニヤンマの暮す世界があるのだと思い感慨をもっていただきました。 (2013年10月17日 (木) 09時24分)[2288]

章子 > 吉章さんには悪いのですが私も知りませんでした、千尋さんと同じくネットですが、充分に秋を感じさせて頂きました。 (2013年10月17日 (木) 10時06分)[2291]

> かって私も若い男だった頃は高原バスも無く、川を遡って称名滝の坂をよじ登り立山や釼岳の頂を目指した。いまはもう登りやすい山になってしまい、何とも残念と思うけれどもう登ることもない。絵葉書のようなこの句の景色は、長野の大町からと富山からケーブルやバスを乗り継げば僅かの時間で到達できるし、好天ならば間違いなく見ることは出来る。室堂駅が中継点になり、散策の先はみくりが池、その下の地獄谷、指呼の先には北アルプス。新保さんの書かれた通りそれは素晴らしいもんです。あまり奇麗すぎるのと、あの辺りに鬼やんまがと思いましたが、地元の身びいきになりましょうか。 (2013年10月17日 (木) 12時00分)[2300]

眞佐子 > 二、三年前まで毎年立山に登っていましたので、「みくりが池」にも行っていました。高山植物の花盛りのころは高山蝶も蜻蛉も飛び交っていたと思いますが、昆虫に興味がなかったので詳しく調べなかった事が残念です。掲句の「みくりが池」に鬼やんまと雲ひとつの取り合わせが良かったです。みくりが池の光景が見えるようです。 (2013年10月17日 (木) 17時28分)[2301]

進 二 >  誰もが、そこに立ちたくなる景。「雲ひとつ」が蒼い空の広がりを感じさせて効果的に。 (2013年10月18日 (金) 15時01分)[2312]

梟夢庵 > 吉章さんとも亡き冨美子さんや千保子さんとも吟行に行ったことがありますので、そのときいただいた資料を探しましたが見付りませんでした。確か立山山岳信仰の絵図か立山曼陀羅があったように思ったからです。
私が興味を覚えたのは「みくりが池」という名前でした。室堂で最大、最深の火口湖で水がきれいでそのため魚が棲んでいないそうです。でもみくり(御厨)というからには、この池のきれいな水を使って山岳信仰の象徴である立山権現に料理を奉ったであろうと思います。
ところが、仏教の伝来とともにそれと習合して「みくりが池」が立山地獄の中の「八寒地獄」という名に堕ちてしまったのです。聖地から地獄へと。こういうところに日本人の無神経さをうとましく思います。これって、今回の句とは直接関係ないのかもしれません。でも、みくりが池のその美しさと名誉のために、あえて一言苦言をもうしあげました。なお、鬼ヤンマの生態に詳しくはありませんが、ここはやはり鬼やんまでないと収まりがつかないでしょう。

(2013年10月18日 (金) 18時08分)[2318]

循子 > 「みくりが池」の名が「御厨」に由来するとは全くわからなかったので、たいへん興味深く梟夢庵先生のご説明を読ませていただきました。古い名付けには、それぞれ由って来るところがあって、遡って知るのは一種の楽しみです。ありがとうございました。
(2013年10月18日 (金) 22時37分)[2320]

榮一 > みくりが池を知りません。立山山岳信仰の重要な水場とのこと。句は上空に雲が一つ浮かんで池面にも写っている、中を鬼やんまが飛んでいる。そんな景は見えたのですが、固有名詞の難しさを感じます。 (2013年10月19日 (土) 02時18分)[2321]

> 久野孝子さんでした。 (2013年10月20日 (日) 09時33分)[2349]
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02・流鏑馬の白馬かけ抜く萩の道 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時35分)[2235]
 5点(杏花 進二 鈴子 梟夢庵)


月番 > 神事である流鏑馬は各地に有るようです、私は鎌倉の流鏑馬を一度見たことがあります。 (2013年10月13日 (日) 10時10分)[2241]

循子 > 流鏑馬は残念ながらTVでしか見たことがないのですが、勇壮なこの神事を一度は見たいと思っています。掲句は白馬の蹄の音が聞こえ、白馬の疾走に煽られてこぼれ散る萩が見えるようです。 (2013年10月16日 (水) 21時38分)[2280]

月番 > 循子さん有難うございました、選者の皆さまお願い致します。 (2013年10月17日 (木) 09時59分)[2290]

杏花 > 流鏑馬子供の頃に一度見たきりです
お祭りの神事に行われたのです 何時しかなくなりましたが 下賀茂神社の神事にてテレビでみましたがお茶会などで何度かいきましたが萩も咲いていたよういずれにしても萩の道とは季節感も今風ひかれる句です。 (2013年10月18日 (金) 14時23分)[2308]

進 二 >  上五・中七は普通の表現で、むしろ「馬」の字の二度使いが気になりましたが、「
萩の道」で駆け抜ける馬の脚が迫力をもって見えてきました。「萩の道」のお手柄でしょうか。 (2013年10月18日 (金) 15時11分)[2313]

榮一 > 流鏑馬は映像で見るぐらいです。下賀茂神社なども映像で見る範囲では的の反対側は見物客のスペースのように思えます。ただ、「道」に違和感を覚えました。 (2013年10月19日 (土) 02時27分)[2322]

梟夢庵 > この句にリアリティーをもたらしているのは、循子さんのご指摘のとおり「白馬の疾走に煽られてこぼれ散る萩が見えるようです」ところにあります。進二さんの「萩の道」で駆け抜ける馬の脚が迫力をもって見えてきました、も同じ様な指摘でしょう。
ところが、ここで私はハタと困惑致しました。私はこの流鏑馬は当然のように、下鴨神社のものだと思ってましたのですが、下鴨の騎射は毎年ほぼ5月3日に行われますので、
萩が咲くには間があり過ぎます。だからと言ってこの句から「萩」はとれませんので、この流鏑馬は毎年ほぼ9月16日に行われる鎌倉の鶴岡八幡宮のものと解すべきだとの私なりの結論に達しました
なんだかややこしくなりましたが、この句に1点を投じるここには変わりはありません。
(2013年10月19日 (土) 23時45分)[2334]

> 三島章子さんでした。 (2013年10月20日 (日) 09時32分)[2348]
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03・後の月民芸村の土人形 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時34分)[2234]
 4点(杏花 紫翠 主宰)


月番 > 民芸村を静かに照らす十六夜の月、土人形はお土産用でしようか。 (2013年10月13日 (日) 10時21分)[2242]

紫翠 > つきすぎるぐらい「後の月」がよく効いていると思います。作れそうでなかなか作品にできないような気がします。 (2013年10月15日 (火) 16時03分)[2266]

月番 > 杏花さんご感想をお願い致します。 (2013年10月17日 (木) 10時09分)[2292]

杏花 > 旅の宿にて訪れた民芸展ふと出逢った方に土人形のいわれを聞いている和やかなひと時を想像して、、何時か夫と旅した日のことを思い出していました。 (2013年10月18日 (金) 14時30分)[2309]

榮一 > 民芸村で買った土人形でしょう。人形の素朴さと後の月の取り合わせがいいと思いました。 (2013年10月19日 (土) 02時31分)[2323]

> 松谷眞佐子さんです。 (2013年10月20日 (日) 09時31分)[2347]
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04・天高しリレー選手の片えくぼ 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時33分)[2233]
 5点(杏花 保子 紫翠 主宰)


月番 > 可愛いですね、小学校の運動会でしようか。 (2013年10月13日 (日) 10時23分)[2243]

紫翠 > 情景がよく見え、「片えくぼ」が決まっていると思いました。 (2013年10月15日 (火) 15時50分)[2265]

保子 > 笑顔のクローズアップ。こちらも笑顔になります。 (2013年10月17日 (木) 01時07分)[2287]

杏花 > 運動会の微笑ましい情景ですね 我が家の隣は小学校朝から一日賑やかです・
片えくぼは百万ドルといいますからね
とても楽しい俳句です
取られている方も素晴らしい! (2013年10月18日 (金) 14時36分)[2310]

榮一 > 従来的で少し物足りなさを感じましたが安定感があります。そろそろここから抜け出すようにしなければとも思っています。 (2013年10月19日 (土) 02時35分)[2324]

> 太田鈴子さんです。 (2013年10月20日 (日) 09時30分)[2346]
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05・安保くづれの髭のバーテン秋ざくら 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時33分)[2232]
 9点(惠美子 進二 鈴子 保子 循子 千尋 吉章 主宰)


月番 > 髭のバーテンさんは六十も半ばを過ぎ,どんな人生を過ごしてきたのでしよう、秋ざくらが,少々寂しいけれど、爽やか。 (2013年10月13日 (日) 10時31分)[2244]

循子 > 頂いておいて何ですが題材的には、もう見古した感じがあります。それでもなおこの句は採らされてしまう。
60年安保の元闘士ならば、70歳の半ばを超えたひとでしょうが、なれの果てが髭のバーテンというのもどこかステレオタイプの感じがします。秋ざくらは作者さんの感傷の措辞。やはり時代を知るものにとっては採らされてしまう句です。 (2013年10月15日 (火) 16時51分)[2269]

月番 > 循子さん安保の元闘士は60の半ばではなく70歳の半ば過ぎですか、早いものですね、あの加藤登紀子さんご夫婦もそうでしたね、色々な思いが残る青春時代を過ごされた人達ですね。 (2013年10月16日 (水) 11時00分)[2272]

吉章 > たしか樺美智子さんが亡くなったあの闘争でした。警官と学生闘士の毎日のような凄まじい鬩ぎ合いが繰り返されていた。今の同年齢の学生さんには思いも寄らぬ熱気と覇気がありました。髭のバーテンの時々光るきらりとした眼光が見えるようです。 (2013年10月16日 (水) 15時35分)[2275]

月番 > 高得点の句です、続いてお願い致します。 (2013年10月17日 (木) 10時13分)[2293]

進 二 >  樺美智子さん死亡のニュースは、デモ帰りのおでん屋の
モノクロTV.で見ました。60年安保の世代ですが70才代前半になります。 循子さんのコメントとほぼ同じ思いで、この句を受け止めました。「秋ざくら」で頂いたように思います。 (2013年10月18日 (金) 15時33分)[2314]

榮一 > 少し上の世代ですが時代の匂いは嗅いでいます。ついつい採らされる句です。 (2013年10月19日 (土) 02時39分)[2325]

> 梟夢庵先生です。 (2013年10月20日 (日) 09時30分)[2345]
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06・コロンボのふわふわパーマ虚栗 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時32分)[2231]
 4点(剛 眞佐子 保子 鈴子) 


月番 > コロンボのふわふわパーマの頭は悩味噌で重いので、あの独特な歩き方かと思っておりましたが、みなし栗とは面白いですね。 (2013年10月13日 (日) 10時39分)[2245]

> 吹き替えの外国映画を好まなかったので、熱心に見た記憶は無いが、最近BSで再放送されたり、一部の人達の間では人気のドラマだったようである。くたびれた背広とレインコートと、あの風貌は思い出すことは出来る。独特のやぶにらみは義眼であったようで、アルツハイマーを発症して、晩年は自分が「コロンボ」であったことも分らなくなったらしい。この句の虚栗の置き所は、あのふわふわパーマとは何のつながりも無いし、手がかりも無い。そのコロンボの風貌に虚しい栗を添わせるなんて、良く考えろと言われているようで、とても面白い。 (2013年10月16日 (水) 19時55分)[2278]

循子 > 面白い句だと思いましたが、なんとなく「ふわふわパーマ」がしっくり来なかった、というところです。先日「コロンボ」第一作をやっていましたが、当時のピーター・フォークは信じられないほど若くて、笑ってしまいました。アルツハイマー発症のことは知りませんでしたが、知ると「虚栗」が途端に意味を持ってくるようで、この句の面白さが半減するかも知れません。 (2013年10月16日 (水) 21時55分)[2281]

保子 > 「コロンボのふわふわパーマ」この表現が楽しい。この髪には空気がたっぷり含まれているんだろうな、「虚栗」でちょっと現実的という感じがするけれど良かったです。 (2013年10月17日 (木) 00時59分)[2286]

月番 > 真佐子さん、鈴子さん、どうぞ宜しく。 (2013年10月17日 (木) 10時17分)[2294]

眞佐子 > アルツハイマーのことは知りませんでしたが、ふわふわパーマと虚栗が面白く「コロンボ」の風貌をおもいだしました。 (2013年10月17日 (木) 17時40分)[2302]

杏花 > 私はコロンボフアンです
頭よりあのオンボロ車とタバコですよね、あたまは考える時にかくのがくせのようです
毎回のことなのであたりまえかなしか思いませんでした
すみません・ (2013年10月18日 (金) 14時44分)[2311]

榮一 > コロンボの髪は役柄に合わせたパーマかも知れません。髪型が余りにも自然でパーマはピンときませんでした。 (2013年10月19日 (土) 02時48分)[2326]

> 若林千尋編集長でした。 (2013年10月20日 (日) 09時29分)[2344]
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07・月山を指呼に鯉こく今年酒 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時31分)[2230]
 5点(章子 循子 吉章 主宰)


月番 > 月山の麓の鄙びた民宿に毎年集まる仲間でしようか、今年のお酒の試飲したりして夜が更ける。 (2013年10月13日 (日) 10時49分)[2246]

循子 > 鯉こくにも今年酒にも殆ど無縁の私ですが、月山がついそこに見える宿で、なんとまあ結構なこと!鯉の味噌汁もお酒もさぞや美味でありましょう。 (2013年10月16日 (水) 00時36分)[2270]

吉章 > 月山と鯉と日本酒の取り合わせには手を出さない訳に行かない作品でした。話に花咲いて酣な宴げの盛り上がりが見えてくるようです。 (2013年10月16日 (水) 15時42分)[2276]

章子 > 男性だけの宴会の様な雰囲気が致しますが如何でしようか、月山の今年の地酒が美味しそうです。 (2013年10月17日 (木) 10時30分)[2296]

榮一 > 月山からふと芭蕉を思いました。月山と鯉こくと新酒、いいですね。 (2013年10月19日 (土) 02時53分)[2327]

梟夢庵 > この句にはクレームをつけておきたいですね。出来過ぎているんです。過ぎたるは何とやらという部類でしょう。
予定調和などということは別として、この句には「月山」「鯉こく」「今年酒」という三つものキーワードが入っています。それぞれが単独で一句の芯になるだけの力を持った言葉です。その言葉がみな同じベクトルをもって句といいますか、作中主人公の気分を盛り上げています。少しやり過ぎでしょう。
この句から三つのキーワードのうち少なくとも一つは除外して作らねば、新しい俳句の誕生は期待できないです。 (2013年10月19日 (土) 10時44分)[2333]

> 樋口進二氏でした。 (2013年10月20日 (日) 09時28分)[2343]
名前

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08・うろこ雲窓全開の宅配車 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時30分)[2229]
 5点(剛 杏花 千尋 梟夢庵)


月番 > 宅配便の窓を意識したことがありませんでした、後ろの大きく開く扉からの荷物の出し入ればかり見ておりました。 (2013年10月13日 (日) 10時55分)[2247]

千尋 > 宅配便の車の運転手はしょっちゅう止まっては、ドアを開けて荷物を確認して運びだして、その荷物を台車に載せて走ってと、暑い時や寒い時は超ハードのようです。
うろこ雲のゆく秋の良い日の全開の窓からは運転手さんの気持ちよさそうな肘が見えました。 (2013年10月15日 (火) 08時52分)[2257]

> 暑い寒いの季節は恐らくエアコンを効かせて窓は開かない。爽やかなうろこ雲の下ならではの句である。高速道路が人間の生活を繋いで、ひと昔前の物流と比べると、今は宅配便と云う便利な世の中になった。一般の車には少し迷惑なあの大きなコンテナは何処へ行っても目につく。通りすがりに後ろの観音開きの扉を開いて荷物の上げ下げも見えるし、あの人たちの機敏な動作も目につく。後ろの扉をまさか窓とは云うまいと思うが、秋晴れの下なら月番の云われる後ろの扉も含めてのオープンだろう。 (2013年10月15日 (火) 11時10分)[2258]

月番 > 千尋さんの運転手さんの気持ちよさそうな肘が見えました、ああ、そうでしたか。運転台の窓でした、納得です、剛さんの爽やかなうろこ雲の下ならでの句である、分かりました、有難うございました。 (2013年10月15日 (火) 12時03分)[2261]

循子 > 「運転手さんの……肘が見えました」という千尋さんの読みに私も脱帽です。 (2013年10月16日 (水) 22時02分)[2282]

榮一 > 宅配便は荷物を抱えて急いでいる姿はよく見かけます。走行中の車には余り注意を払いません。通り過ぎました。 (2013年10月19日 (土) 03時02分)[2328]

> 伊藤保子さんでした。 (2013年10月20日 (日) 09時27分)[2342]
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09・活計なりし油桐の実遠流の浦 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時30分)[2228]
 1点(章子)


月番 > 豊かでない村の活計に油桐は暮らしの糧ですね。 (2013年10月13日 (日) 10時59分)[2248]

章子 > 油桐は初めてでしたので検索してみましたら、種子から油を採取して塗料などにするそうです、日本では四国、九州など温暖地に、掲句からして貧しい村の生活の糧にしたのでは思いましたが、遠流の浦が何処か知りたいです。 (2013年10月16日 (水) 11時27分)[2273]

> 実を付ける油桐は現在の景色だろう。そのむかし盛んに栽培されてその実を搾って採る油(桐油)は、その土地の生活の糧にされていた。きっとモノクロ写真のような幻景が頭の中にあるのだと思った。油桐の実から推し量ると、入り組んだ小さな湾の多い福井の若狭辺りになる。そう考えれば遠流の浦から隠岐の島や佐渡へ流された、その時代の貴人が浮かび出る。 (2013年10月17日 (木) 10時24分)[2295]

月番 > 剛さん有難うございました、勉強家ですね、何時も感心しております。 (2013年10月17日 (木) 10時39分)[2297]

榮一 > 遠流の浦は佐渡や隠岐の浦だろうと思います。生活のための油桐の植樹であったろうとは思いますが全体が説明的に響きます。 (2013年10月19日 (土) 03時21分)[2332]

> 安田循子さんでした。 (2013年10月20日 (日) 09時26分)[2341]
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10・籾殻を焼くもご法度飛鳥川 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時29分)[2227]
 5点(剛 惠美子 眞佐子 保子 紫翠)


月番 > 寺の住職さんにお墓の掃除から出る落葉を焼くことが出来なくなった言われたことを思い出しました。 (2013年10月13日 (日) 11時05分)[2249]

> ご法度は現代の言葉で云えば、さしずめ「禁止」であろうか、禁止と云えば甲高く硬質の感じがしてしまうのは否めない。<ご>が付いて丁寧語のご法度は言葉としては柔らかいものがある。大和は誰もが知る日本史に名だたる地であり、その土地を流れる飛鳥川に、ご法度は言葉としては良く馴染む。いま一連の米作りは殆どが機械化され、晩秋になれば何処此処に籾殻を焼く煙りがたなびいて見えた、懐かしい景色は私の田舎でも見る事はもう無い。何故禁止なのかは良く解らないのだが、ご法度という言葉の面白さと、ふと現代版のご法度(禁止事項)を思ったものです、増えるばかりで、まず緩むことは無い、喫煙者の煙草のように。 (2013年10月15日 (火) 08時29分)[2256]

月番 > 物を燃やすことは自動車の排気ガスと同じ扱いなのですね、情緒がなくなりましたが仕方ないですかね、禁止と言わずご法度、意味深ですね。 (2013年10月15日 (火) 12時20分)[2262]

紫翠 > 「ご法度」が作品に深みを加えたような気がします。「飛鳥川」もうまいと思いました。 (2013年10月15日 (火) 15時44分)[2264]

循子 > 飛鳥川は高取から大和川へと入る川ですが、やはり明日香村の稲渕、栢森あたりの景が浮かびます。あの辺はまだ古い農村風景が残っているので、籾殻焼がご法度とは思えなかったのですが、今はそうなってしまったのでしょうか。歌枕としての飛鳥川かも、と思ったりしました。 (2013年10月16日 (水) 22時49分)[2283]

眞佐子 > 私は田舎に住んでいますので少し前までは、十月も半ばになりますとあちこちの田圃で籾殻焼きの煙が見られたものですが、最近は我が家の近くでも見られなくなりました。飛鳥川の周辺でも同じく禁止なのですね。昔からの風習がなくなってしまいますね。 (2013年10月17日 (木) 17時55分)[2303]

> 岡部榮一主宰です。 (2013年10月20日 (日) 09時25分)[2340]
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11・新涼や唇の透く腹話術 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時28分)[2226]
 0点(無し)


月番 > 新涼と腹話術との関わりが見えにくいのかしら。 (2013年10月13日 (日) 11時11分)[2250]

循子 > 「唇の透く」とはどういうことなのか、わかりにくいのですが…。 (2013年10月16日 (水) 22時53分)[2284]

> かなり前に寄席の色物芸として何度か見た記憶が有り、人形が喋って居るように見せる芸になるのでしょうか。広辞苑に「透く」は「空く」、<ものの間にあきが生ずる>また<すきまが出来る>とあり、この句は、秋の初めの涼しさに、あまり上手ではない腹話術師の唇(口)が動きすぎる、と言っているように思われました。 (2013年10月17日 (木) 20時15分)[2305]

循子 > なるほど「透く」はそういうことだったんですね。私は「透ける」と「透く」を混同していたようです。有難うございました。 (2013年10月17日 (木) 22時59分)[2306]

> 小川紫翠氏でした。 (2013年10月20日 (日) 09時24分)[2339]
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12・雨粒や別れ烏のこうべ打つ 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時27分)[2225]
 3点(千尋 梟夢庵)


月番 > 親別れした子烏の初めての試練でしようか、人にも通じるかもしれませんね。 (2013年10月13日 (日) 11時15分)[2251]

千尋 > お涙ちょうだい的なところもありましたが、別れ烏という扱いにくい季語に挑む作者に、親離れする子烏の挑戦に魅かれました。 (2013年10月16日 (水) 00時46分)[2271]

循子 > 千尋さんの書かれたように、「別れ烏」という季題は使い難いですよね。股旅物を連想させるような雰囲気の言葉で、ちょっと照れてしまう。角川俳句大歳時記の例句をみても、「別れ烏」をストレートに使ったものは見当たりません。そういう意味で、作者のかたの挑戦に敬意を表します。 (2013年10月18日 (金) 10時50分)[2307]

> ご両人の書かれた通りです。この句、鴉の習性を考えれば、なるほどとうなずける。広辞苑や辞書には無い言葉で、ネットを探って見て「巣立った烏が、しばらくは親と一緒に暮らし、秋になって親と別れること。実際には巣立ちが親との別れであるが、烏は群れをなすことが多いので、親との別れが遅くなると考えられた。」と、ありました。恐れ入りました、勉強になりましたと、頭を垂れております。 (2013年10月18日 (金) 19時53分)[2319]

> 浅村恵美子さんでした。 (2013年10月20日 (日) 09時22分)[2337]
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13・原子炉は無惨な遺物蟲の夜 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時26分)[2224]
 3点(章子 循子 吉章)


月番 > 蟲の夜がとても切ないです。 (2013年10月13日 (日) 11時26分)[2252]

循子 > 「無惨な遺物」と述べてしまえば、それまでかという気がしますが、それでも作者にとって、それは言わねばならぬこと、喩えようのないことなのだろうと思っていただきました。蟲の夜の感懐かと。 (2013年10月14日 (月) 11時30分)[2255]

章子 > 循子さん、早速の書き込みを有難うございました、その通りだと思います、悔しさと無力感が伝わってきます。 (2013年10月15日 (火) 11時31分)[2260]

吉章 > 改めて書かれると無性に悲しみと怒りが湧いて来る。虫の夜で駄目押しされた感じ。然しこの現実からは決して目を逸らしてはいけないことも事実。 (2013年10月16日 (水) 15時52分)[2277]

榮一 > 問題提起はいいとしてもやはり言い過ぎかと思います。 (2013年10月19日 (土) 03時07分)[2330]

> 剛です。 (2013年10月20日 (日) 09時23分)[2338]
名前

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14・哀しまず憎まず蟷螂果てており 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時25分)[2223]
 1点(進二)


月番 > 身につまされますね。 (2013年10月13日 (日) 11時30分)[2253]

循子 > 月番さんのおっしゃるとおり、身につまされますが、ちょっとかなし過ぎる…。 (2013年10月16日 (水) 23時01分)[2285]

進 二 >  こいつは偉いなあ、俺もなあ・・いずれは達観して、と眼前の景を大らかに見ておられるように思いました。述べ調が少し気になりましたが。 (2013年10月18日 (金) 16時03分)[2315]

榮一 > 哀しまず憎まずは観念的であまりいい擬人法とは思えません。 (2013年10月19日 (土) 03時10分)[2331]

> 新保吉章氏でした。 (2013年10月20日 (日) 09時21分)[2336]
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15・篠山の広き城跡曼珠沙華 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時25分)[2222]
 3点(惠美子 眞佐子 紫翠)


月番 > 彼岸花と曼沙華は同じでも感じかたが随分違いますね、先輩から篠山へ行った時のことお聞きしております。 (2013年10月13日 (日) 11時46分)[2254]

紫翠 > 篠山には何度か行きました。現代の篠山と初めて訪ねた篠山とは驚くほど変わりました。篠山への思いがこの作品からよく伝わってくるような気がします。 (2013年10月15日 (火) 15時34分)[2263]

眞佐子 > 篠山の城趾へは行ったことがないのですが、先日富山城趾公園へ行きましたら、曼珠沙華が満開でした。篠山城趾と富山城趾が重なっていただきました。曼珠沙華から城の歴史が思われます。 (2013年10月17日 (木) 18時05分)[2304]

榮一 > 篠山城址を知るものとしては広きはどうかと思いました。 (2013年10月19日 (土) 03時05分)[2329]

> 枡室杏花さんでした。 (2013年10月20日 (日) 09時20分)[2335]
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10月の定例句会について 投稿者: (2013年10月12日 (土) 20時23分)[2221]
 定例句会の準備中です。

  秋風にこの形ゆえ我は人     池田澄子
  湯に顎を浸けてここにも残る虫 川崎展宏

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九月定例句会の開催について 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時55分)[2082]
定例句会に参加のみなさまお早うございます。 
耐え忍んだ二ヶ月余りの猛暑もどうやら過ぎて往きました。今朝の天気予報は全国的に晴れて、また暑さが戻るようですが、待っているのは秋です。何にでも例えられる良好な季節です。明日から、月曜の敬老の日を含め3連休になります。お忙しい方もいらっしゃると思いますが、定例句会を始めさせていただきます。
今月の月番は先月最高点の安田循子さんにお願いしました、よろしくお願い致します。
岡部主宰、梟夢庵先生のご指導をお願い致しますとともに、参加の皆さま どうか宜しくお願い致します。


循子 > おはようございます。
ここ数日、大和には真夏の暑さが戻っております。

石田剛様、今月もお世話をお掛けいたします。月番ということで、あまりお役には立てそうもありませんが、皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。
(2013年09月13日 (金) 09時10分)[2083]

月番 > 九月定例句会も最終日となりました。お採りになった句には少しでも感想を入れて頂けば幸いです。
よろしくお願いいたします。 (2013年09月19日 (木) 10時43分)[2176]

榮一 > 余力がなくて遅くなってしまいました。お許しください。 (2013年09月20日 (金) 11時03分)[2191]

>  九月定例句会に参加の皆さま今月も有難うございました。昨夜は十五夜(中秋の名月)で、まさにこの月の月で、今日は秋のお彼岸の入り、月見団子からお萩へと、季節もすっきりと改まりました。
 明日からは土曜を含む三連休、前週もそうでしたが、18号台風上陸の豪雨で大騒ぎだったのを忘れてしまうようなお天気のようです。
 都合で昨日から家を空けて居ましたので、作者の発表が夜になりました、お詫びします。
 梟夢庵先生、岡部主宰にはお忙しいにも関わらず、ご指導を戴き有難うございました。また、参加の皆さま月番の安田循子さんにも、厚くお礼を申し上げます。
(2013年09月20日 (金) 20時05分)[2217]

月番 > 至らぬ月番でした。ご参加の皆さま、ご協力ありがとうございました。ご指導下さいました梟夢庵先生、主宰先生、有難うございました。剛さん、お世話いただきまして心からお礼申し上げます。
最高得点は三島章子さんでしたので、来月の月番をよろしくお願いいたします。
今夜も見事な月です。 (2013年09月20日 (金) 21時08分)[2218]
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01・長い尾の猫に懐かれ月見酒 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時33分)[2079]
7点(惠美子 紋子 保子 章子 循子 梟夢庵)


月番 > 夢二の絵を見ているような感じがしますが…。 (2013年09月13日 (金) 20時18分)[2084]

章子 > 私も夢二の絵が浮びました、黒船屋の二階の出窓で長い尾の黒猫を抱いたあの美人がお月さまを見ながら、片手にワイングラスが・・・アンバランスですが良く似合っている様です。 (2013年09月15日 (日) 11時27分)[2108]

月番 > 章子さん、有難うございます。ワイングラスとはお洒落です。なるほど手酌の盃より夢二にはワイングラスが似合うようです。 (2013年09月15日 (日) 12時06分)[2110]

惠美子 > 夢二の絵も浮かばなくはなかったのですが、長い尾で膝あたりを撫でて・「にゃ〜ん」と甘える猫とちびりちびり・・。   癒されるひと時なのでしょうね〜! (2013年09月16日 (月) 02時22分)[2122]

保子 > 長い尾のゆったりとした感じ、月見酒にぴったりと思いました。猫も作者も至福の時かな、と。 (2013年09月17日 (火) 22時15分)[2154]

月番 > 保子さんにも今宵そんなひとときがありますように…。
折りしも今日は中秋の名月。ならの猿沢池では恒例の采女祭。龍頭の管弦船が闇に浮かび、雅の世界ですが、池の周りは昼間から場所取りの人であふれます。唐招提寺は観月讃仏会。慈光院は観月茶会などなど。
でも我が家で月見酒が一番かも。下戸はもっぱら月見だんご。 (2013年09月19日 (木) 11時00分)[2177]

紋子 > ただ今、素晴らしお月さまです。長い尾の猫を侍らせての月見酒は、得がたい一時と思います。優しさが伝わって来ます。
昨日は支部吟行、今日は句会とで遅くなりまして申し訳ございません。 (2013年09月19日 (木) 21時59分)[2186]

月番 > 連日お疲れさまでした。
素晴らしい月を私も眺めております。 (2013年09月19日 (木) 23時29分)[2189]

榮一 > 猫は気まぐれと言われています。また、猫好きな人にはそれなりに良く懐くとも聞きます。酒が長くなりそうですね。 (2013年09月20日 (金) 11時10分)[2193]

> 枡室杏花さんでした。 (2013年09月20日 (金) 19時58分)[2215]
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02・蟷螂の遠き旅の目淋しかり 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時32分)[2078]
1点(杏花)


月番 > 蟷螂の貌と向き合った作者の感懐はわかる気がします。お採りになった杏花さん、どこに魅力を感じられたでしょうか?
採られなかった方のコメントもお聞かせください。 (2013年09月13日 (金) 20時32分)[2085]

月番 > 杏花さ〜ん! (2013年09月16日 (月) 10時57分)[2127]

月番 > 作者のかたの思いが先行しているようで、私はちょっと抵抗がありました。杏花さんおひとりだけの共感に終ったのは何故だと、剛さんはお思いでしょうか。他の方のご意見もどうぞ。 (2013年09月19日 (木) 11時14分)[2180]

> 的確とは言えないけれど、人間はみな生涯という旅をしているような者で、私などは、しょっちゅうそれを振り帰って寂しい思いをしております。この句はこの季節の枯れた蟷螂を眺めながら、自分の来し方を重ねてあるように思いました、「淋しかり」と、もろに心情を述べてあるようで、選が分かれたと思いました。 (2013年09月19日 (木) 18時47分)[2184]

> 新保吉章氏でした。 (2013年09月20日 (金) 19時58分)[2214]
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03・稲の花西行芭蕉日本人 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時31分)[2077]
2点(剛 紋子)


循子 > 西行・芭蕉・ときて、包括的に日本人と括ってあるのですね。いま思ったのですが、季語の稲の花も含めて、これは四つのものが並列してあるのでしょうか。それとも上五で、切って考えるのでしょうか。 (2013年09月13日 (金) 20時43分)[2086]

月番 > 上の2086は月番としての発言です。不馴れなもので、つい本名(?)で、出てしまいました。 (2013年09月13日 (金) 20時56分)[2087]

> 稲の花で切っているのだと感じました。穀物である稲や小麦や玉蜀黍の花は、愛でられる花とは違い、小さくひっそり咲かせて目立たない。取り合わせとしてとても相性が良いのではと思いました。漂泊の旅人西行の歌枕を追ったと言われる奥の細道の芭蕉。稲の花からそんな興が起き上がっても不思議では無いし、日本人の「アイデンティティー」なんて難しくしてはと、少し引きながら、たとえ日本人が答えであってもと思いました。判じ物のように「子規に虚子」もなども考えますが、ここは矢張り日本人でしょうか。 (2013年09月17日 (火) 11時18分)[2145]

循子 > ご意見よくわかりました。掲句は四つの名詞の羅列ですから、様々の読みが出来るわけで、たとえば、稲の花、西行、芭蕉と並べ、最後に日本人という一語で包括したと思えないこともないし、無論剛氏の書かれた通り、稲の花と中七以下との取り合わせとも言えます。というより多分それが作者の本意であろうと思うのですが、いろいろ迷いが出て、私は採りそびれました。紋子さんのご意見が待たれるところです。紋子さん、お願いいたします。 (2013年09月17日 (火) 12時12分)[2146]

紋子 > 私も稲の花で切って読みました。縄文時代中期には日本にあったとされている稲は、この句の季語にぴったりと思いました。剛さんのおっしゃる「たとえ日本人が答えであってもと思いました。」には、同感です。 (2013年09月17日 (火) 17時27分)[2153]

循子 > ありがとうございます、紋子さん。当地の稲は花はとっくに過ぎて、重たげに頭を垂れております。明日香村の棚田には、意匠をこらした案山子が立ち始めているようです。 (2013年09月18日 (水) 15時06分)[2164]

梟夢庵 > 私の意見は論理的に正しくないかも知れませんが、この句を構成している四つの名詞は決して皆平等に並列的に置かれているわけではないと思います。「稲の花」は、俳句作品ということを前提に考えますと、季語を含んでいますので別格と考えるべきです。つまり、「稲の花」:「西行」・「芭蕉」・「日本人」という構成が自然だと思います。すなわち、「稲の花」の後に切れ(:)があるという説に賛成します。
でも、私が採らなかった理由は「日本人」にあります。これは、「西行」「芭蕉」に限らず一般的に「日本人」は、と包括し、その考えを読者に押しつけているわけです。だれも押しつけられることを好むものはいません。それが私が採らない理由です。
(2013年09月18日 (水) 22時20分)[2170]

月番 > 私自身としては、梟夢庵先生のご意見のとおりであろうかと思います。「日本人」だけが異物のように胸に閊えて落ち着かなかったのは、そういうわけだったのです。無論剛氏や紋子さんのご意見も当然あって然るべきと考えています。それが句会の面白さと月番は思います。 (2013年09月18日 (水) 23時24分)[2171]

榮一 > やはり日本人は言わないでもよかったような気がします。 (2013年09月20日 (金) 11時14分)[2195]

> 小川紫翠氏でした。 (2013年09月20日 (金) 19時57分)[2213]
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04・松虫に捨てし子のあり夫あり 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時31分)[2076]
3点(吉章 梟夢庵)


月番 > 「人を待つ虫」、「誰を待つ虫」など名前からして、昔からストーリー性を持つ虫です。ひょっとして掲句の松虫はをんなの名?月番は役目を忘れ、不埒な世界へ入り込みそうです。 (2013年09月13日 (金) 21時10分)[2088]

月番 > 梟夢庵先生、姦しい月番の妄想は無視して頂きまして、格調高いご選評をお願いいたします。 (2013年09月16日 (月) 11時59分)[2132]

梟夢庵 > 最初、一読して、吉原に松虫太夫と呼ばれた花魁が居たかしら?というのが第一感でした。あまり格調の高い発想とは言えませんが、とにかく「松虫」をキーワードとしてネット検索をしてみました。直ぐ松虫寺、松虫姫伝説がヒットしました。直感的にこの句の解釈の端緒はここにあると思いました。
以下非常に長くなりますので恐縮ですが皆さんも、ネットなり電子辞書なりで検索してみてください。
松虫姫伝説から、この句の主人公(松虫姫)は、聖武天皇の皇女不破内親王であり、不治の病といわれた難病を、夢枕に立たれた薬師如来の宣託通りに祈願し全快することが分かります。
そこで、不破内親王について電子辞書で調べてみますと、皇女は天武天皇の皇子新田部親王の子塩焼王の室となり、二子を産んだ、とあります。これで、句の「松虫」は不破内親王であることが確かであると考えられます。
さて、この句の意図するところは奈辺にあるか。夫である塩焼王も関連した藤原仲麻呂の乱、息子の氷上川継の乱、そこに見えてくる皇位継承をめぐる争乱、皇族を巻き込んだ時の実力者たちの政争、人間の織りなす生々しい歴史絵巻の一端に触れた思いがします。 (2013年09月16日 (月) 23時13分)[2144]

月番 > ありがとうございます。わたしの妄想は松虫太夫(?)あたりまでがせいぜい。やんごとなき帝の孫姫とは思い及びませんでした。牛むぐりの池や、乳母の杉自の塚まで残っているとは!井上内親王の妹君だそうですが、姉妹揃って誣告だの呪詛だのと、おぞましい政争の渦のなかで、結局は無念の最後を遂げるのですね。光仁天皇の陵を通りがかったとき以来、井上内親王のことは何かで読んだり見たりしていますが、松虫姫については初めて知りました。「捨てし子のあり夫あり」と言ってはしまえないところがあるほど、話は複雑ですが、そう読めば掲句は印象が変わり、1点投じてもよい気がしてきます。ともあれ、この時代あたりから、勝者が怨霊の祟りを恐れはじめるわけで、物語は尽きません。
吉章先生はどうお読みになったでしょうか。 (2013年09月17日 (火) 14時17分)[2148]

吉章 > 所用あり遅れて参加してすみません。この句勿論顧問先生の松虫姫伝説のことなど知りませんでした。単純に、作者が就寝前に聞く虫の声から、色々と連想を巡らしながら、人の世の有為転変を嘆いている眠られぬ秋の夜長の一齣として戴いた句でありその面で共鳴した作品でした (2013年09月18日 (水) 15時17分)[2165]

月番 > お忙しいなか、ありがとうございます。 (2013年09月19日 (木) 11時16分)[2181]

榮一 > 何かありそうだと思いながら入っていけませんでした。 (2013年09月20日 (金) 11時05分)[2192]

> 若林千尋編集長でした。 (2013年09月20日 (金) 19時56分)[2212]
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05・産土の神馬のまなこ白桔梗 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時30分)[2075]
6点(孝子 鈴子 保子 循子 千尋 紫翠)


循子 > 既視感があるような気もしますが、白桔梗が効いていて、さわやかな句として頂きました。 (2013年09月13日 (金) 21時23分)[2090]

月番 > 孝子さん、鈴子さん、他の方々もどうぞご感想を。 (2013年09月13日 (金) 21時25分)[2091]

千尋 > 神馬の句はたしかに初めてという気はしませんが、産土と白桔梗でいただきました。今の神馬は彫像の神社が多いようですが、金毘羅さんではまだ馬が飼われていました。かわいい大きな目をしていました。 (2013年09月15日 (日) 15時48分)[2112]

千尋 > 上記の発言者の名前を「あ」とだけにしていたのに今気づきました。修正をいたしました。月番さま、みなさま、失礼をお許しください。 (2013年09月15日 (日) 21時04分)[2115]

紫翠 > 「白桔梗」がよく効いていると思います。上五中七をカバーして作品に緊張感が生まれたような気がします。 (2013年09月16日 (月) 10時50分)[2125]

孝子 > 産土・・・神馬・・・白桔梗いかにも日本だなとおもいました。素直な気持ちで気持ちよくいただきました。 (2013年09月16日 (月) 12時44分)[2134]

月番 > お採りになった皆さん、白桔梗の効果を感じられたようです。逆に採られなかった方々は、そうでもないということでしょうか。 (2013年09月16日 (月) 17時09分)[2139]

> 桔梗といえばほとんど薄紫色だが、白いのも有るらしい。奉納されて祀り事に神様の乗る神馬(しんめ)も普通は白い馬を指すようであり、皆さんが効いていると云われるのはその辺りかも知れない。神馬だから特別な「まなこ」なのかも知れないが、そこまで言わなくてもと、引っかかってしまいました。 (2013年09月19日 (木) 11時33分)[2182]

> 書き洩らしましたが、見て知る限り馬も牛も目は優しい、まなこではなく、瞳(ひとみ)であると云う、先入観の所為かも知れません。     (2013年09月19日 (木) 11時56分)[2183]

> 浅村恵美子さんでした。 (2013年09月20日 (金) 19時55分)[2211]
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06・交番のホワイトボード鳥渡る 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時29分)[2074]
6点(杏花 紋子 眞佐子 吉章 主宰)


月番 > 交番にホワイトボードは見慣れた景ですが、「鳥渡る」によって、この句が詩になったということなのでしょうか。 (2013年09月13日 (金) 22時59分)[2093]

月番 > 眞佐子さん、いかがでしょうか? (2013年09月16日 (月) 11時56分)[2131]

眞佐子 > ご指名いただきありがとうございます。
ガラス張りの交番の前を通りますと、ホワイトボードが一番目に付く所にあります。何が書かれているのか気に留めたこともなかったのですが、「巡回に行って来ます」とか色々書かれているのでしょう。お巡りさんの忙しい仕事の合間「鳥渡る」によってほっとした一時が見えてきました。 (2013年09月16日 (月) 12時45分)[2135]

月番 > ありがとうございます、眞佐子さん。 (2013年09月16日 (月) 17時11分)[2140]

吉章 > テレビのミステリーでは交番が多忙で事件に大きな関わりが有りますが、この交番は何キロに一カ所という一般の警察官派出所のボードで、決まり文句の交番用の固い字体で書かれてあり
「鳥渡る」が効果的で何か明るいニュアンスが漂う作品でした (2013年09月18日 (水) 15時38分)[2166]

紋子 > 田園の中にある交番の派出所は、まさにこの様です。ホワイトボードと鳥渡るの取り合わせが良かったと思います。 (2013年09月19日 (木) 21時36分)[2185]

榮一 > パターン的であるかもしれません。そこは気になりました。 (2013年09月20日 (金) 11時11分)[2194]

> 太田鈴子さんでした。 (2013年09月20日 (金) 19時54分)[2210]
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07・花野から母の絵便り描けという 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時28分)[2073]
1点(進二)


月番 > 進二さんお一人の貴重な1点です。褒めてください。 (2013年09月13日 (金) 21時40分)[2092]

進 二 > 絵手紙の句は多いので、ちょっととなり勝ちですが「描けという」で、掲句での母と娘の夫々が、微笑ましく見えてきて頂戴しました。こういう句も、混ざっていて良いのではと思いました。 (2013年09月15日 (日) 17時52分)[2114]

月番 > ありがとうございます、進二さん。 (2013年09月15日 (日) 21時46分)[2116]

> 久野孝子さんでした。 (2013年09月20日 (金) 19時53分)[2209]
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08・亀の背に脱皮の甲羅秋うらら 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時27分)[2072]
4点(惠美子 杏花 主宰)


月番 > 恵美子さん、杏花さん、亀の脱皮ご覧になったこと、おありですか?剥けた上皮は透けて美しいのだとか。秋うららでなんとなく分かる気がします。月番は亀の脱皮の事実も初めて知りました。まず恵美子さん、コメントお願いします。 (2013年09月14日 (土) 09時31分)[2098]

惠美子 > 月番さま、ご指名ありがとうございます。   脱皮は見たことはありません。  ただ 毎日 愛犬と山科川を歩いていますので、亀を何度も川へ導いたことがあり、可愛いものです。一度見てみたい光景です。 「秋うらら」はよくわかるものですから・・。 (2013年09月14日 (土) 10時13分)[2101]

月番 > 恵美子さん、早速に有難うございます。月番は皆さんに書いて頂いてナンボのものです。「亀の脱皮」で検索すると、ネット上にぞろぞろ現れるのには驚きます。本筋から外れますが、最近公園の池などで見かける亀は、殆どが頭の両側に赤い筋の入った外来種であるのが気になります。アメリカ人の知り合いによると、向こうでは殆どその種類だというのですが…。山科川も侵されているのかしら。外来種の繁殖力は凄いので、気になります。 (2013年09月15日 (日) 00時34分)[2105]

孝子 > カメの脱皮、考えてもいませんでした。検索してみてみます。昔多摩川の土手を歩いていた亀をしばらく飼ったことがありますが、赤い筋はない本来のカメでした。秋うららがわかりませんでした。 (2013年09月16日 (月) 12時59分)[2138]

月番 > 最初は名前が思い出せなかったのですが、赤い筋のある亀はアメリカ産のミシシッピアカミミガメと言います。ご他聞にもれず、ペットとして輸入され、放棄されたものが増えていったようです。浦島太郎さんが乗った亀の子孫らは、姿を消すのではと、友人と話しています。
句会からはずれたテーマになりました。すみません。 (2013年09月16日 (月) 17時33分)[2141]

月番 > 恵美子さん、山科川は大丈夫でしたか?京都はたいへんですね。 (2013年09月17日 (火) 14時49分)[2152]

惠美子 > 循子さま、ありがとうございます。  随分上まで濁流の痕がありました。 鴨川・桂川等々・・大変だったようですが・・。 (2013年09月18日 (水) 07時47分)[2161]

榮一 > 亀は少しずつ徐々に甲羅の脱皮をすると初めて知りました。面白いものを見つけたと思います。 (2013年09月20日 (金) 11時16分)[2196]

> 今井紋子さんでした。 (2013年09月20日 (金) 20時01分)[2216]
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09・砂漠来し月がピアノの上通る 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時26分)[2071]
6点(剛 進二 眞佐子 千尋 主宰)


月番 > 個人的には、「砂漠来し」が月の砂漠」を思わせて、ちょっと不満でした。採られたかたはどのようなイメージを?
(2013年09月13日 (金) 23時58分)[2097]

千尋 > 砂漠というと昔はロマンを感じていましたが、この頃は、黄砂とか、中東の争いなどの良くないイメージが先に出てきます。この砂漠を通ってきた月はピアノの上でやさしい曲に逢えたらいいな〜と思っていただきました。歌の「月の沙漠」は王子さまとお姫さまが金と銀の鞍をつけた駱駝にゆられて行く・・なんか逃避行のような寂しい歌ですよねぇ。 (2013年09月15日 (日) 16時12分)[2113]

循子 > 砂漠に黄砂や中東紛争を結びつけていなかったので、あ〜成る程…と改めて思っています。私はこのピアノからドビュッシーの「月の光」が聴こえてしまったので、「砂漠来し」はむしろ無くもがなだと思いました。「月がピアノの上通る」はとても好きなフレーズだったからです。恣意的に過ぎるでしょうか。 (2013年09月15日 (日) 22時32分)[2117]

進 二 > ゴビ砂漠・シルクロードを照らしてきた月が素敵なメロディーを奏でるグランドピアノの上を。 切れの無い口語調が、この句の場合、かえってムードを高めているように思えました。きっと素敵なご婦人の句なんでしょうね。 (2013年09月15日 (日) 23時35分)[2119]

眞佐子 > 私もシルクロードを通って来た月がピアノの上を通る。単純に美しい景でいただきました。 (2013年09月16日 (月) 12時55分)[2137]

> 特に楽器や音曲に疎いので、想像の行き着く先は、弾かれない黒いピアノや月夜の澄みきった静寂の世界でした。弾かれていないピアノから空耳のように聴こえて来るのは、月の砂漠だろうか、それとも「月の光」か、いやいや私は映画の一場面でした、ここは地の果てアルジェリア。広大な砂漠を目前にしたカスバの町の酒場であり、喧騒が過ぎてゆき夜も深くなった、ピアノ弾きも疲れて眠り、砂漠から登った月は、皓皓とその一画を過ぎて往くと云う絵になりました。妄想のようなものです、すみません。 (2013年09月17日 (火) 14時12分)[2147]

月番 > 一句から読み手が受け取るものがいかに様々の姿をもっているか、ほんと面白いです。♪ここは地の果てアルジェリア…は前にもネット句会の話題に登場しましたが、おっしゃられてみれば、カスバの女が凭れて唄うピアノと思えてきます。この場合はグランドピアノではない、音の粗い古びたアップライトピアノが見えてきませんか、千尋さん? (2013年09月17日 (火) 14時29分)[2149]

千尋 > そうですね、しばらく誰にも弾かれていないピアノでしょう。コードを鳴らすと、わおんわおん・・と響きそうです。
紛争が頭を離れないせいでしょうか、今度は戦場のピアニストを思い出しました。
どうもこの頃妄想ぎみです、えっ?昔からって。 (2013年09月19日 (木) 01時29分)[2173]

榮一 > 映画モロッコのマレーネ・デートリッヒを思い出しました。砂漠の上を通ってきた月がピアノの上を通る感じがいいと思います。ただ、来し・通るの二つの動詞は気になります。 (2013年09月20日 (金) 11時28分)[2197]

> 梟夢庵先生でした。 (2013年09月20日 (金) 19時51分)[2207]
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10・太陽を透かしておりし黒日傘 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時26分)[2070]
4点(孝子 鈴子 章子 紫翠)


月番 > 白日傘の句は比較的よく見かけますが、黒日傘の句は珍しい。最近の紫外線は生半可ではありません。月番も黒日傘です。まず孝子さん、鈴子さん、章子さん、女性軍からお書き込みをどうぞ。 (2013年09月14日 (土) 09時44分)[2100]

紫翠 > 中七が弱いので、「黒日傘」が活かされてないように思いますが、「黒日傘」で選をしました。 (2013年09月16日 (月) 10時59分)[2128]

孝子 > このごろは白よりも黒いほうが多いですね。その黒をとおしてみる太陽・・子供のころ、学校で黒い煤をつけたガラス板でみた日食などもふと、浮かんだりして新しい視点からの句とおもいました。 (2013年09月16日 (月) 12時54分)[2136]

章子 > 今年の夏の猛暑には疲れ果てました、黒日傘を透かして見る太陽が怖かった、多くの災いを残して台風が去って黒日傘が残った。 (2013年09月18日 (水) 05時59分)[2159]

循子 > 章子さま、おっしゃるとおり、今夏の猛暑は身にこたえましたね。台風のあと朝晩は涼しくなりましたが、外はキツイ紫外線です。こうなると白日傘も黒日傘も、大して役には立たないのじゃないかと思うほどです。オズの魔法使いではありませんが、竜巻、突風はアメリカでしか起こらないと思っていたら、明日はわが身かと思う昨今の気象です。 紫翠さまの中七が弱いというご意見には同感です。 (2013年09月18日 (水) 14時56分)[2163]

> 伊藤保子さんでした。 (2013年09月20日 (金) 19時49分)[2206]
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