玄鳥 定例句会

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11・夕景の厨事憂しつくつくし 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時25分)[2069]
3点(剛 梟夢庵)


月番 > 言葉遊びのようでもありますが。 (2013年09月14日 (土) 09時36分)[2099]

> 厨事に夕景が付いて「憂し」と、心の中を述べている。単純に夕食の支度と読んだがどうなのであろうか。老齢に近づいた父母は至極安泰な夫婦であったが、或る時拒否では無かったと思うが、家族の食事の支度を母は厭だと言った事を覚えている。最近気が付くに家人も厭とは言わないが、そんな素振りが見えないでもない、だが、それが当たり前で不埒とも思わない。息子や孫たちでも来れば、嬉嬉として厨事に励む家人と、30年も昔の母親の姿が、夕日の光の中に重なって見え、つくつくしが上手に後押しをしているように思えた。 (2013年09月14日 (土) 16時53分)[2102]

月番 > 早速ありがとうございます。母親のひとことが鮮明に子の記憶に残ることってありますよね。お母様の本音だったのでしょうが、それからもずっと変わらぬ日常は続いた筈です。 (2013年09月15日 (日) 01時09分)[2106]

千尋 > 母がよく夕方になると、何食べたい?と聞きました。何でもいうと、その返事が一番困ると言っていました。家庭に冷凍冷蔵庫が無かったころは、毎日買い物に行かなければならないし夏の台所の憂さは分かるような気がします。
「つくつくし」は主婦の嘆きにも聞こえました。 (2013年09月19日 (木) 01時42分)[2174]

> 安田循子さんでした。月番、有難うございました。 (2013年09月20日 (金) 19時49分)[2205]
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12・球場の芝生の茸跨ぎけり 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時24分)[2068]
0点(無し)


月番 > 先日ある古寺へ行きましたら、境内に直径30センチを超えるような茶色い茸が生えていました。あまりにグロテスクで、傍まで行けませんでした。あれは何という茸だったのか。確かめてみるべきだったと、後悔。球状の芝生にどんな茸が? 興味ありますが、残念ながら無点に終りました。何故でしょうか? (2013年09月13日 (金) 23時09分)[2094]

> 孫たちの中に高校球児が居たのかも知れない。夏に球児たちがあの喧騒の甲子園球場の大舞台へ向かうには、それぞれの地方の予選を勝たなければならない。今はもう閑散としている地方球場には、その夏の夢の跡のように、芝生は伸び放題、雑草も蔓延っている。よく見れば踏むのを憚るように、名も知らない茸も見える。そんな諧謔が少しあるように思いましたが、茸では不満とは云えないまでも、茸を健全な物として詠んでしまうと、面白くないと私は思いました。 (2013年09月14日 (土) 18時39分)[2103]

月番 > ありがとうございます。たしかに茸には、陰湿なイメージがありますからね。 (2013年09月15日 (日) 01時19分)[2107]

月番 > 地方球場は夏が終ると、剛氏の描写された状態になるのでしょうか。茸を健全な物として詠んでは面白くないという剛氏のご意見には説得力があります。
せっかく投句して頂いた作者さんのためにも、他のかたの助言を頂けたらと思うのですが。 (2013年09月16日 (月) 10時54分)[2126]

> 松谷眞佐子さんでした。 (2013年09月20日 (金) 19時47分)[2204]
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13・武家門に白地の幟走り蕎麦 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時22分)[2067]
6点(孝子 鈴子 章子 循子 梟夢庵)


月番 > 城下町の蕎麦屋さんでしょうか。それなりにいくつかのイメージが湧いてきます。孝子さん、鈴子さん、章子さん、それぞれ思い浮かべられるところがおありでしょう。 (2013年09月15日 (日) 22時41分)[2118]

循子 > 武家門というのがあるわけではないと思うのですが、武家屋敷と一見してわかるような門。新しいのか、古い武家屋敷を利用したものか、ともかくそういう蕎麦屋があって、白い幟というのもいい感じ。こだわる主がいて、秋の新蕎麦を打って食べさせてくれる季節感が好きで頂きました。 (2013年09月17日 (火) 14時46分)[2151]

章子 > 城下の外れに白地に「新そば」の文字が清々しい幟、、旧家の面影を残した門構え、最近始めたお蕎麦屋さんかも、そば処の新蕎麦をと車を止めました。 (2013年09月18日 (水) 05時36分)[2158]

梟夢庵 > 循子さん、武家門(武家屋敷門)と呼ばれるものはあるようです。勿論禄高によってその構造などが厳しく定められているようです。大名の場合は長屋門が多いわけですが、門の部分だけがいろんな場所(寺院など)に移築されていることも多いようです。
私は勝手に、移築再移築された武家門の蕎麦屋を想像して楽しんでいます。ひょっとすると、木曽辺りに源氏ゆかりの蕎麦屋がないとはかぎりません。その昔、木曽義仲が平家討伐の兵を挙げたことにちなんだ「源氏蕎麦」の店があれば食べてみたいものです。 (2013年09月18日 (水) 23時38分)[2172]

循子 > いっそのこと「義仲蕎麦」(ギチュウソバ)、いかがでしょう?長さも太さも不揃いだけど、めっぽう美味いのです。でも掲句のお店はもっと品がいい筈ですね。やはり「源氏蕎麦」でしょうか。 (2013年09月19日 (木) 10時20分)[2175]

> 樋口進二氏でした。 (2013年09月20日 (金) 19時46分)[2203]
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14・いわし雲水のようなる独り言 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時22分)[2066]
5点(惠美子 杏花 紋子 鈴子 千尋)


月番 > 月番はこの句が気になり、迷いました。いわし雲とあるので、「水のようなる」が判るような気がするのです。恵美子さんにとって「水のようなる」とは? (2013年09月15日 (日) 12時01分)[2109]

惠美子 > 「秋の水」という季語のように、奈良のお寺あたりを流れているせせらぎを想像してしまいます。(いわし雲が効いているからでしょうか・?) おひとりの気ままな散策で ついつい ひとり言を・・。 「水のようなる」は 良し悪しはわかりませんが・・省略された巧さを感じました。 (2013年09月16日 (月) 02時10分)[2121]

千尋 > 惠美子さんお先に失礼。雲は水でできているから、水のようなる・・・というのは関係が深すぎるでしょうか。「水のようなる独り言」は、誰もいないとつい、さらさらと口から出てしまう独り言。いわし雲の出てる大きな空の下で、のんびり気分でしょうか。 (2013年09月16日 (月) 03時19分)[2123]

循子 > 独り言もかる〜い感じのものだったろうと思いますね。雲は水でできている、とはさすが理系の…と納得。 (2013年09月16日 (月) 17時39分)[2142]

紋子 > 独りごとの多い私は、自分のことのように思いました。掬っても流れてしまう水、たわいない独り言。「水のようなる」の譬えと、果てしなく広がるいわし雲の取り合わせが良かったです。
(2013年09月19日 (木) 22時18分)[2187]

> 岡部主宰でした。お忙しいのに有難うございました。 (2013年09月20日 (金) 19時44分)[2202]
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15・留守番の振りかけ茶漬け昼の虫 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時21分)[2065]
10点(剛 惠美子 進二 眞佐子 保子 千尋 紫翠 吉章 主宰)


月番 > 最高点句です。どなたからでもどうぞ。 (2013年09月13日 (金) 23時13分)[2095]

月番 > 「留守番の」とありますから、詠み手は恐らく男性なのかと想像しますが、最高点獲得という掲句の魅力はどこにあるのでしょうか?
お採りでない方のご意見を期待しております。こちらは千差万別かと。 (2013年09月15日 (日) 12時24分)[2111]

進 二 > 分かり易さと共感での集票でしょうか。昼の虫は近いと言えば近いのですが、効いているんですよね。何となく留守番を楽しんでいるの景でありましょう。 (2013年09月15日 (日) 23時51分)[2120]

月番 > これが夕方なら、さしずめ秋刀魚を焼くところでしょうか、それも焦がしながら…。 (2013年09月16日 (月) 10時36分)[2124]

紫翠 > 「留守番」と「昼の虫」の取り合わせが良かったと思います。 (2013年09月16日 (月) 11時02分)[2129]

吉章 > 家族が勤務や外出で食事用意の不得手な男の姿を想定した。ふりかけ茶漬けだけは手っ取り早くて簡単である。あざ笑うように虫が笑っている。 (2013年09月18日 (水) 15時47分)[2167]

吉章 > 虫が鳴いている。に訂正 (2013年09月18日 (水) 15時49分)[2168]

> 三個の繋がれた言葉から、句の裏側には何らかの理由があって、家を空けられない侘しいとか鬱屈の気持ちがあるよう思いました。夜も昼も鳴く秋の虫は周りが静かでなければ鳴かないし、おおくは寂しい事に例えられる。今どき家を留守にするに施錠してしまえば訳はないが、この句の留守に出来ない理由は、それぞれで詮索する事も無いようでした。 (2013年09月19日 (木) 11時06分)[2178]

梟夢庵 > この句が最高点になった理由を私なりに考えてみました。
まず、「留守番」をどうとらえるかによって採否が大きく分かれると思います。大雑把にいえば、家族がいないので料理が作れない(これは男性に多いでしょう)、仕方がないから手じかにある振りかけ茶漬けで(簡単なもので)済ませておこうというマイナス思考派。これが女性ならば主人や子供が不在というのはセイセイするけど、わざわざ自分一人のためだけに料理を作っても仕方がないので、とりあえずお茶漬けですましておこう、というのも準マイナス思考でしょう。
これに対してプラス思考は、何かと小うるさい家内(主人)が居ないのを千載一遇の好機ととらえ、この時とばかり天ざるの上か、うな重の出前を頼み、今年酒を傾けているところでしょう。
掲句が最高点句となったのは句の出来がどうのこうのというよりは、俳人には控えめで温厚なマイナス思考派が多かったという統計的事由によるものと思います。
俳人の立場から申し上げますと、掲句の座五は少しくどいと思います。日常の世界では物事の正確な伝達が優先されますので、念には念を押す表現が必要ですが、詩や短詩形の俳句では、くどく野暮ったく感じられることがあります。 (2013年09月19日 (木) 22時53分)[2188]

> 最高点は三島章子さんでした。来月は宜しくお願い致します。 (2013年09月20日 (金) 19時41分)[2200]
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16・残る蚊を叩き損ねてゐる晩年 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時19分)[2064]
8点(孝子 進二 眞佐子 保子 章子 循子 紫翠 吉章)


月番 > 15に次ぐ高点句です。共感を得たのは、読み手にそれなりの実感があったのだと思われます。採られたかた、採られなかったかた、それぞれどうぞご意見を。 (2013年09月13日 (金) 23時24分)[2096]

紫翠 > 新鮮味はないのですが、抵抗なく選ができました。 (2013年09月16日 (月) 11時07分)[2130]

眞佐子 > 私の事を言ってくれた人がいる。同感と思っていただきました。 (2013年09月16日 (月) 12時12分)[2133]

月番 > 眞佐子さんの正直なコメントが楽しくて。 ありがとうございます! (2013年09月17日 (火) 14時35分)[2150]

保子 > 気力、気迫、良くつたわりました。晩年なんて!でもそんな感じ〜かな〜。 (2013年09月17日 (火) 22時29分)[2155]

梟夢庵 > <秋の蚊のよろよろと来て人を刺す 子規>そんな秋の蚊を、叩きそびれて逃してしまう。年は取りたくないものだ。そんな意味のこの句が8点もの高点句となる…。玄鳥の人たちもずいぶん年を取ったものだ…。これでは若い人たちに俳句は老人の手すさびだと敬遠されるのも、もっともだ…。そんな思いがふと頭をよぎりました。
(2013年09月17日 (火) 23時17分)[2156]

保子 > いえ、いえ、先生それでも一句に仕立て上げる気力、迫力素晴らしいと思います。だから率直なこの作品が評価されたのだと思います。詠み手にしても、読み手に対しても。素直が一番! (2013年09月18日 (水) 00時13分)[2157]

章子 > 先日オリンピックが決まって小躍りしました、でもね、其の時私はとうに九十歳を過ぎているのです、現実は如何しようもない事に気が付きましたが、作者さんも普段は晩年なんて思ってないんですよね、充分楽しんで居られますので、共感されるお方が沢山おられるのだと思います。 (2013年09月18日 (水) 06時51分)[2160]

進 二 > 作中の詠み手さんは、自分にも来ている晩年を、この句のような表現をして楽しんでおられるのだろうと思いました。実の所は、お互いに色々ある訳ですが、まあ、俳句は俳諧(おどけ)ということで、こういう句も、折り込んで・・・。楽しませて頂きました。 (2013年09月18日 (水) 14時54分)[2162]

吉章 > 結果的に逃げられたのですが、晩年だから逃げられたので無くタイミングを逸したと解釈したい。老ゆれば老ゆるほど負け惜しみを言いたいもの。共感できる様なそして淋しいとも言える一句でした。 (2013年09月18日 (水) 16時00分)[2169]

榮一 > 先ず既視感があるのが否めない。人情もはつらつとありたいものですね。晩年はダメ押しの感。 (2013年09月20日 (金) 11時33分)[2198]

> 剛でした。皆さん有難うございました。 (2013年09月20日 (金) 19時39分)[2199]
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九月定例句会について 投稿者: (2013年09月13日 (金) 08時15分)[2063]
定例句会の準備中です。

 長き夜の楽器かたまりゐて鳴らず 伊丹三樹彦

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八月定例句会の開催について 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時29分)[1951]
  <立秋>なる季節の言葉は何処かに隠れてしまいました。残暑お見舞い致 します。皆さまにはこの夏をお元気でお過ごしの事と思って居りますが、今 年の夏は例年に無い厳しい暑さです。猛暑もそうですが、気象台は、豪雨等 が予想され災害の危険性が著しく高まっている場合、今までは聞いた事のな い「特別警報」を発表して最大限の警戒を呼び掛けています。
  明日から旧暦のお盆に入りますので、お忙しい方もいらっしゃると思いま すが、定例句会を始めさせていただきます。今月の月番は、先月最高点の三 島章子さんです。
  主宰先生、梟夢庵先生のご指導をお願い致しますとともに、参加の皆さま 宜しくお願いいたします。


章子 > お早うございます、八月の月当番の三島章子です、至りませんが宜しくお願い申し上げます。連日の猛暑と豪雨にお手上げ状態ですが、甲子園の高校野球の熱戦に元気をもらい頑張っております、皆々様もお体をお大切にどうぞ楽しく句会にご参加下さいませ、お願い申し上げます (2013年08月13日 (火) 08時51分)[1956]

t月番 > 私の町内は昨日今日と夏祭りで朝早くからからお結びをにぎったりしております、今日はお赤飯のお結びです、未だに昔の仕来たりの儘です。
句会は明日までです、どうぞ書き残しのない様お願い致します。 (2013年08月18日 (日) 05時56分)[2032]

> 皆さまお早うございます。終了の日が来ましたので、投句者名を記入いたしました。富山の今朝は少し湿った暑い風が吹いています。8月3日の遅い梅雨明けから、猛烈な炎天続きにうんざりして居ましたが、午後にはお湿りが有るのかも知れません。お盆が終わると朝晩はめっきり涼しくなるような事も、街中ではもう無いようで、残暑の厳しい日が続くようです。梟夢庵先生、岡部主宰にはお忙しいにも関わらず、ご指導を戴き有難うございました。また参加の皆さま、進行の三島さんにもお礼を申し上げます。この暑さです、皆さま方お身体を大事に過ごして下さい。 (2013年08月20日 (火) 09時30分)[2060]

月番 > 本当に至らぬ月番で済みませんでした、主宰先生、梟夢庵先生、有難うございました、剛さんお世話になりました、皆々さまのご協力有難うございました、厳しい残暑がまだまだ続きそうですのでお身体をお大切になさってくださいませ、失礼致しました。




(2013年08月20日 (火) 12時00分)[2061]

月番 > 今月の最高点は循子さまでした、おめでとうございました、九月の進行を宜しくお願い致します。 (2013年08月25日 (日) 09時49分)[2062]
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01・道具屋の木銃八月十五日 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時15分)[1948]
9点(孝子 眞佐子 鈴子 保子 循子 梟夢庵 主宰)


> 杏花さんの1点が加わり10点です。 (2013年08月13日 (火) 07時29分)[1952]

月番 > 道具屋の木銃から敗戦日を思い出したのでしょうか、私は木銃から竹槍を持たされた女学生時代を思い出して切なくて選出来ませんでした。 (2013年08月13日 (火) 10時04分)[1957]

梟夢庵 > 戦時中の中学では、軍事教練の時間があって、配属将校の指導で銃剣術などの訓練に木製の銃が使われていたことがあります。ただ私の場合、その教練が特に苛酷であった記憶はなく、後に陸戦隊として実銃(三八式歩兵銃)を使っての訓練の印象が強いので、おそらく木銃の印象は、一般的に弱いと思います。むしろ
月番さんの言われるように、女学生や町内婦人会の竹槍訓練の方が印象に残っているでしょう。 (2013年08月14日 (水) 23時08分)[1977]

月番 > 梟夢庵先生ありがとうございました。最近は[昭和は遠くなりにけり」と言われますが、八月十五日は特別な日です。 (2013年08月15日 (木) 09時48分)[1980]

循子 > 今日もあの日と同じカンカン照り。
私は田舎の小学生だったせいか、竹槍訓練も知らず、実は木銃なるものも知りませんでした。へぇ〜こういうものがあったんだという感じで頂きました。日常的に教練が行われていた旧制中学で、亡兄などは使っていたのでしょうね。それが道具屋にいまあっても不思議ではないし、体験した人々にとっては懐かしくも切ないモノでしょう。
当時、全国にあった筈の木銃は戦後、どう処理されたのでしょうか。 (2013年08月15日 (木) 12時58分)[1984]

保子 > 木銃、「道具屋の木銃」でよくつたわりました。「八月十五日」だから良かったのでしょうか。  (2013年08月17日 (土) 17時49分)[2016]

梟夢庵 > 保子さん、私も「八月十五日」の配合が良いとは思っておりません。たまたま木銃を見かけたのが八月十五日であったとしても、何か作為のようなもの、わざとらしさを感じます。しかし、多くの人たちは戦争にまつわる句は、出来る限り後世に残したいと言う思いがあって触れないのだと考えます。もちろん、他に適切な季語を含むことばがあれば、より印象が鮮明になることも考えられます。 (2013年08月17日 (土) 21時44分)[2017]

榮一 > 木銃も八月十五日も直接の体験はありません。書物や映画の世界です。戦後68年、戦争を体験した世代が少なくなって来ているのは事実です。戦後の教育が失ったものも多くありますが戦争の事実を真摯に検証し教育することも必要ではないかと思います。日本の近代史にいつまでも蓋をしていては本当の日本人が育たないような気がします。俳句の世界も戦争の記憶を少しでも残すべきだと思います。八月十五日は作者の意図が直接的に出すぎるようです。 (2013年08月18日 (日) 04時23分)[2020]

孝子 > 重い題材だと思いましたが、いつまでも考えるべき素材だとおもいました。木銃はじめて知りました。 (2013年08月18日 (日) 09時42分)[2033]

眞佐子 > 木銃は見たことはありませんが、道具屋にはあるのかなと思っています。この時期には考える題材かとおもいます。 (2013年08月18日 (日) 16時28分)[2036]

> 樋口進二氏でした。 (2013年08月20日 (火) 09時12分)[2058]
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02・夕焼けや手を振る母は点となる 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時14分)[1947]
3点(孝子 保子 吉章)


月番 > 亡き母を思う時、人それぞれ見える情景が浮かびますね。 (2013年08月13日 (火) 10時09分)[1958]

梟夢庵 > 「手を振る母は点となる」というフレーズは、あまりにもありふれた情景であって、小説や映画の一場面としても使うのを躊躇します。ましてや俳句や詩の中では使えそうもありません。 (2013年08月14日 (水) 23時24分)[1978]

月番 > とても厳しいですね、どうしても甘くなるのが母ものです、感傷的にならぬ様気を付けます。 (2013年08月15日 (木) 10時00分)[1981]

吉章 > 梟夢先生のご発言通り俳句の世界ではタブーな叙法だと言えます。作者は大きい夕焼けを目にして、今は無き在りし日の母の後ろ姿を垣間見た、そんな幻想に浸ったのでは?と思います。「母」を消して何か母を追憶させる他の表現方法があったら.などと、考えています。 (2013年08月16日 (金) 10時05分)[1995]

榮一 > 夕焼けと母は記憶の中の世界としても感傷的になりすぎているようです。 (2013年08月18日 (日) 04時28分)[2021]

孝子 > たしかにありふれた情景です。私はまだ生きてる母の実感でいただきました。いま認知症がすすんで週に二回訪ねても悲しくなって帰りますがけがする前はこの情景でした。 (2013年08月18日 (日) 09時47分)[2034]

> 三島章子さんでした。 (2013年08月20日 (火) 09時11分)[2057]
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03・広島忌一樹に風の集まりし 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時13分)[1946]
5点(剛 鈴子 循子 梟夢庵)


> 杏花の1点、6点です。 (2013年08月13日 (火) 07時30分)[1953]

月番 > 作者の広島忌に対する思いでしようか。 (2013年08月13日 (火) 10時13分)[1959]

循子 > この句に惹かれるのは何故だろうと思いながら、うまく言葉に纏まらないもどかしさを感じています。まずひとつは、掲句のすっきりとした姿の佳さがあります。昨夜たまたま大阪中央区の台地に古木を見かけました。それはご神木として残っているようでしたが、バイパスやランプなどの入り組んで無機質な街なかにも、巨木一本立っているのを見かけます。樹の葉や幹が揺れると、あたかもそこだけに風が集まっているようです。広島忌。関わり無いようでありながら、私のなかでピッタリ貼り付きます。何かがあるから貼り付くに違いないのだけれど…つたなくて申し訳ありません。 (2013年08月15日 (木) 16時32分)[1988]

> 経験者では無いけれど、しっぽの方に繋がって居る私のような体験者でも、いまだに戦争という重たいものを、身の内に抱えている、これは呆けるか、または死ぬまで続く筈である。広島忌をかの敗戦(終戦)の象徴と思えば、この一樹のもつ意味は何となく解るような気がした。趣旨が少し違うが「千年の歴史が流れても」と、某国の大統領は声を大きくして言うけれど、体験も経験も無い人達が言うに、現実味はない。それは語り継がれる戦争の歴史の一頁だ。炎天下を吹く風はおのずから通り道がある、街中の街路樹だって田舎の屋敷林の大木だって、時には一本だけ葉を揺らしているのはよく見かける。何気ないような景色であるが、そんな象徴的な一本の樹から、ふと広島が浮かび上がった。往時の広島は地獄の熱風と語り継がれている、この樹に吹く風は一陣の涼風と思いたい。 (2013年08月16日 (金) 13時37分)[1998]

梟夢庵 > この樹はもちろん終戦後に植樹されたもので、今では枝や葉を繁らせ、広島の未来を象徴するかのように、風を一身に集めている、そんな明るさや希望を感じさせる句であると読んでいました。
しかし、広島忌・原爆忌というものを、そう単純に受け取ることが出来るとはとても考えられません。原爆の投下自体、非戦闘員である老若男女の市民を無差別に殺戮する非人道的な行為であるばかりでなく、いまだにその非を認めようとしないアメリカ。…まだまだ説明が足りませんが、この風の集まる樹の象徴するものは決して明るいものではなく、むしろ嵐を予感させるものではないでしょうか。
(2013年08月18日 (日) 23時00分)[2039]

循子 > 梟夢庵先生、有難うございました。掲句に明るさは感じられなかったので、それをどう説明したらいいのか、考えが纏まらないまま句会も終わるかと思っていました。一方で剛氏の書かれたように、この樹に涼やかな風の集まる未来があることを願わずに居られません。 (2013年08月19日 (月) 00時17分)[2040]

> 岡部主宰です。 (2013年08月20日 (火) 09時10分)[2056]
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04・似てきたる夫の背中や墓参 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時12分)[1945]
2点(章子 吉章)


月番 > 歳を重ねるごとに感じることですが、墓参の時は特にですね。 (2013年08月13日 (火) 10時17分)[1960]

梟夢庵 > 久しぶりの墓参に集まった兄弟や親戚から「後ろ姿を見ていると死んだ親父そっくりだね」「背中を見ていると、死んだお父さんが生き返ったようだ」…こうしたやりとりは日常のありふれた会話を一歩も出るものではありません。
(2013年08月14日 (水) 23時47分)[1979]

吉章 > ご指摘の通り、句意は誰でも良く会話の中で耳にすることです。「似てきたる」のスタートを再考したらと思います。例えば「累代の背に似し夫と墓洗う」ぐらいにしたらと思いました。 (2013年08月16日 (金) 10時26分)[1996]

榮一 > 父や母に似るの発想はよほどのものでないと平凡に終わりそうです。 (2013年08月18日 (日) 04時35分)[2022]

> 浅村恵美子さんでした。 (2013年08月20日 (火) 09時09分)[2055]
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05・八月や星座つくらぬ星の数 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時12分)[1944]
4点(進二 紋子 保子 千尋)


月番 > 今年は特に流星が多く観られるそうですね。 (2013年08月13日 (火) 10時22分)[1961]

千尋 > 月番さんお世話になります。
先日、我が家では恒例の神戸の北の奥の山中での音楽キャンプに参加してきました。夜中に灯りの途切れた真っ暗闇に行って空を仰いだら、偶然一つ星が流れました。また星が流れないかとしばらく星空を見ていたけど、もう星は流れませんでした。が、久しぶりに天の川も見ました。そのとき星座になっている明るい星の他になんと星のあることよ!!と改めて感動しました。
人が死んだら星になるというお話も思い出していました。お盆のある8月だからでしょうか。「星座つくらぬ」は「星座にならぬ」でもないし、むずかしく感じています。 (2013年08月14日 (水) 02時08分)[1973]

月番 > 千尋さん早速に有難うございました。明るくて楽しそうなご家族を羨ましく思います、そうですね[星座つらぬく」はテレビで見た画像からの印象かもしれませんね。 (2013年08月14日 (水) 06時39分)[1974]

千尋 > 「つらぬく」「つくらぬ」平仮名表記にすると読み違えやすいですよね。「星座をなさぬ」と助詞「を」を入れると読みやすくなるのではとも思っています。 (2013年08月15日 (木) 12時51分)[1983]

月番 > 作者さん、千尋さん、ごめんなさい、ソコツ者の月番でお恥ずかしいです、「星座をなさぬ」でしたら間違いないですね。 (2013年08月15日 (木) 15時34分)[1986]

循子 > 千尋さんの書かれた「星座をなさぬ」のほうが、響きもいいし賛成です。ただ、欲張るとすれば、「星座をなさぬ星の数」は「星」のダブリ感があるので、中七はもうすこし工夫の余地があるようにも思えます。だからどうしろと言うのか、と訊かれれば困りますが。 (2013年08月16日 (金) 15時01分)[2003]

進 二 >  「八月や」とありますので、先の大戦で、戦場であるいは銃後で名を残すことなく亡くなられた数知れぬ人々を悼んで詠んだのではと受け止めました。皆様、ご指摘のように推敲の余地はあるように思いますが。 (2013年08月18日 (日) 19時12分)[2038]

> 梟夢庵主でした。 (2013年08月20日 (火) 09時08分)[2054]
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06・晩夏光龍馬の署名血判書 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時11分)[1943]
4点(惠美子 進二 眞佐子 紫翠) 


月番 > 晩夏光が竜馬に効果的に感じましたが。 (2013年08月13日 (火) 10時27分)[1962]

紫翠 > 表現されている内容ほど感動はなく、希薄な気がしています。簡潔で好きな形ですが「晩夏光」が弱いように感じています。 (2013年08月16日 (金) 14時30分)[1999]

循子 > 最近、土佐で新たに見つかったという新聞記事を見たように思いますが、龍馬ほどの人物で時代的にも遠いわけでもないのに、いまなお新たな資料が出てくるのですね。頂こうかと思ったのですが、「晩夏光」が決まっているかどうか、ちょっと疑問が湧いてしまい、通過しました。 (2013年08月16日 (金) 15時01分)[2004]

榮一 > 晩夏光、血判状の取り合わせは暗殺された龍馬に心情が傾きすぎるようです。それが特別悪いとは思いませんが歴史ものの限界を見るような気がします。やはり晩夏光が気になります。 (2013年08月18日 (日) 04時49分)[2023]

眞佐子 > 龍馬の血判書が見付かったと言う記事が、最近の新聞記事で見たような気します。高知大会の折りに見学しました坂本龍馬記念館を思い出して頂きました。
「晩夏光」は良いかどうか解らなくなってきました。 (2013年08月18日 (日) 16時43分)[2037]

> 久野孝子さんでした。 (2013年08月20日 (火) 09時07分)[2053]
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07・陸軍墓地の五千余柱砂糖水 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時10分)[1942]
11点(剛 孝子 紋子 眞佐子 保子 千尋 吉章 梟夢庵 主宰)


> 杏花さんの1点を加え、12点です。 (2013年08月13日 (火) 07時32分)[1954]

月番 > 今月の最高点句です。
砂糖水が微妙に効果をもたらしたのでしようか。 (2013年08月13日 (火) 10時33分)[1963]

> 各地に陸軍墓地があって、富山などはもう碑だけが残っているようです。行った事はありませんが、五千余柱からこの句の場所の推定は、少し前の読売新聞でも終戦記念日を前に、曰く因縁のある大阪の旧真田山陸軍墓地の特集を組んでいました。季語の夏バテに飲む砂糖水に、迷いに迷いましたが、季語の置かれようというか、色々に考えられる季語の面白さで採りました。この句の砂糖水は、たぶん綿などに浸み込ませたカブトやクワガタ虫に舐めさせる為のものだろう。そう考えれば、国内最大の面積を持つこの陸軍墓地に安置されている遺骨や墓碑の緑陰に、むかしの戦争などは知る由も無く、無邪気な虫取りの子供達の白い捕虫網が、この景色の中にあるような気がしたものです。 (2013年08月17日 (土) 16時12分)[2014]

保子 > 「砂糖水」で頂きました。何も書けません。すみません。 (2013年08月17日 (土) 17時40分)[2015]

梟夢庵 > 何も付け加えることはありません。 (2013年08月17日 (土) 22時44分)[2018]

榮一 > ハットさせられました。陸軍墓地に有縁ではなくても無縁ではないのです。 (2013年08月18日 (日) 05時01分)[2024]

孝子 > 重く受け取りました。砂糖水がきいてます。 (2013年08月18日 (日) 09時52分)[2035]

> 今月の最高点句は、安田循子さんでした。いらざる事を書いてすみません。 (2013年08月20日 (火) 09時07分)[2052]
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08・校庭の百葉箱や梅雨あがる 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時09分)[1941]
1点(紫翠)


月番 > 昨夜来の豪雨が百葉箱を洗い流して梅雨上がりましたね。 (2013年08月13日 (火) 10時39分)[1964]

紫翠 > 新鮮味のない内容ですが、抵抗なく受け入れできる作品でした。 (2013年08月16日 (金) 14時40分)[2000]

榮一 > 非凡は特に必要とは思いませんが何かを超えていないと平凡に感じます。それが作品の奥行なのかもしれません。 (2013年08月18日 (日) 05時08分)[2025]

> 松谷眞佐子さんでした。 (2013年08月20日 (火) 09時03分)[2051]
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09・朝曇「かっこう」と鳴く鳩時計 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時09分)[1940]
9点(剛 惠美子 進二 紋子 鈴子 章子 千尋 主宰)


> 杏花さんの1点が加わり10点です。 (2013年08月13日 (火) 07時33分)[1955]

月番 > 明るい句にほっとしてます、元気が出そうです。 (2013年08月13日 (火) 10時42分)[1965]

千尋 > 月番さんすみません。わたしはあまり明るいとは感じなかったのです。鳩時計はの鳥は窓から出てきて「かっこう」と鳴く。cuckoo clockで郭公時計だ。カッコウは閑古鳥で縁起が悪いと変えられたという説もあるらしい。どうでもいいようなことに気がついて、この猛暑が恨めしい。「朝曇」今日も暑くなりそう。このアンニュイをいただきました。
でも、ユーモラスなところもありますよね。 (2013年08月15日 (木) 21時26分)[1990]

循子 > 子供のころから鳩時計に憧れていて、結婚したときに誰かに買って貰いました。毎日チェーンを引っ張るのが、楽しみでした。千尋さんの書かれてる様に「クックー」としか啼かないのに何故日本語では鳩時計なのかと思うけれど、出てくるのは鳩ですよね。ことのついでにアイ・ジョージの「ラ・パロマ」を思い出しました。すみません、どうでもいいことばかりです。朝曇だから、閑古鳥とまではいかないけれど、イメージとしては私も明るくないほうです。 (2013年08月16日 (金) 16時31分)[2008]

梟夢庵 > この句を採られた方は、名前は鳩時計というのに、時間が来れば「カッコウ、カッコウ」と時を報せる、そのとぼけたところをおもしろいと思われたのでしょう。でもこの時計はもともとドイツでつくられたもので、「かっこう時計」といわれていたのです。(英語でも同じ)だから、もともとカッコウと鳴いて当然なのです。
そのかっこう時計を輸入した日本では、カッコウが閑古鳥に通じて縁起がわるいといって名前だけ「鳩時計」に変えてしまったということです。ネタバレしてみると、フランス革命記念日を日本ではパリ祭と名づけているようなもので、しらけた気分になります。 (2013年08月16日 (金) 22時53分)[2009]

循子 > ありがとうございます。ドイツ生まれとは知りませんでした。そういえばあの辺りの古い都市の広場などに、手の込んだカラクリ時計をよく見かけた記憶があります。なあ〜んだ、と思うようなことでも、知らないより知ってるほうが楽しいです。 (2013年08月16日 (金) 23時41分)[2010]

> 「日照りの朝曇り」なる古くからの伝承があり、仕事を持って通勤していた頃にその一日の暑さを想像したものだ。洋風インテリアの鳩時計は云われてみれば、確かに鳩でありながら、かっこう、かっこうのようである、気が付かなかったが、縁起によって鳴き方はカッコウのまま「鳩時計」と日本で名づけ製造したらしい。私は耳が悪い所為かポッポ、ポッポと鳴いているような気がしないでも無い。この時計の鳴くのを、常日頃聴いているのか、それとも出先なのかは解らないが「cuckoo clock」の鳴き声から立ち上がった作者の夏の朝まだきは、千尋さんの言うアンニュイに他ならない。 (2013年08月17日 (土) 12時51分)[2013]

榮一 > ドイツ生まれのかっこう時計と初めて知りました。鳩時計がかっこうと時を知らせるのが不思議でした。 (2013年08月18日 (日) 05時12分)[2026]

> 小川紫翠氏でした。 (2013年08月20日 (火) 09時02分)[2050]
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10・迎え火や縁も座敷も定まらず 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時08分)[1939]
5点(剛 眞佐子 章子 循子 紫翠) 


月番 > 迎え火の前の日暮れの心境をうまく現して居られるかと思いました。 (2013年08月13日 (火) 10時47分)[1966]

> 「縁も座敷も定まらない」に、何か意味が有るのか考えたが、良く解らなかった、迎え火と言うのは、お盆に亡くした縁者を迎える儀式である。当たり前のように、田舎の親の家にお盆で帰省している人達の情景のように思えた。座敷には料理でも並んでいるのかも知れない。夕刻に焚く迎え火に、定まらずは、大人も子供もうろうろとして落ち着かないような状況。いま子供の頃を思うに多産系であった母の実家はこのようなものであった。もう誰も居なくなったが、叔父(弟)の連れ合いは、さぞ苦労した事と思う。 (2013年08月16日 (金) 09時27分)[1994]

紫翠 > 「送り火」の方が良かったかなと思いながら選をしました。 (2013年08月16日 (金) 14時46分)[2001]

循子 > 恐らく剛氏の読み取られた通りと思います。一方、私はいまどきのマンションでお盆を迎えている景を思いました。「縁も座敷も定まらず」は昔の、風通し良く、賑やかだった旧盆風景を懐かしんでいるようにも感じたのです。 (2013年08月16日 (金) 16時10分)[2007]

榮一 > 迎え火に対して定まらずは作者の不安定な新盆の心情だろうと思うが。 (2013年08月18日 (日) 05時21分)[2027]

> 枡室杏花さんです。 (2013年08月20日 (火) 09時01分)[2049]
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11・朝の日に富士染まりたり稲の花 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時07分)[1938]
7点(惠美子 鈴子 紫翠 梟夢庵 主宰) 


月番 > 前景と朝日に染まった富士山が美しいですね。 (2013年08月13日 (火) 10時50分)[1967]

紫翠 > 「稲の花」がよく効いていると思います。表現はまだ工夫の余地があるような気がしました。 (2013年08月16日 (金) 14時49分)[2002]

惠美子 > 心落ちつく 好きな景(句)です。 (2013年08月17日 (土) 09時13分)[2012]

榮一 > 破たんのない作品です。稲の花が効いています。 (2013年08月18日 (日) 05時23分)[2028]

梟夢庵 > 遠くに古来からその端正な山容と日本最高峰の霊山として信仰されてきた富士を置き、手前にこれまた日本の米食文化の基盤を支えてきた稲田を配した典型的な遠近法と日本を象徴する配合。よくできたというか、破たんのない作品ではあります。でも、なぜ今書かねばならなかったか、という疑問が強く残ります。
この句が子規の時代に書かれたものならば、何の疑問も持たなかったと思います。でも作者も読者である私も、いろいろ問題の山積している平成の世に生きているのです。私たちは俳人であると同時に、人間としてこの激動の世に身をおいているのです。私は、もっと作者の立場に立って真剣にこの句と向き合うべきだと考えます。
(2013年08月19日 (月) 12時05分)[2041]

月番 > 梟夢庵先生有難うございました、真剣に句に対して居られる姿勢に感動致しました。 (2013年08月20日 (火) 05時51分)[2042]

> 今井紋子さんです。 (2013年08月20日 (火) 09時00分)[2048]
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12・太りすぎの茄子のむらさき労われり 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時06分)[1937]
0点(無し)


月番 > 作者さんの茄子に対する優しさでしょうか。 (2013年08月13日 (火) 10時53分)[1968]

> この茄子は、きっと種を採るために太らす種茄子と思いながらも、何か理由があって太らせ過ぎた、また食べごろを逸してしまった茄子を眺めながらの述懐のようにもとれました。勿論、作者の心中は知る由もないが、心の隅に去来する思いのような事もふと感じましたし、月番の書かれたように作者の優しさが「労われり」にあるとように思いました。茄子には色々な種類が有り、一般的には茄子紺と呼ばれる、紫に近い濃淡の物が多いが、どこかで緑や白も見かけるし、形もまた様々である。今どきの家庭菜園の平和な早朝のひと時から、茄子や胡瓜ばかり食っていた(喰わされた)、戦後の疎開時代の夏へと記憶が戻るのが、何とも情けない。 (2013年08月14日 (水) 16時55分)[1976]

循子 > 「あの夏」に遡ると私は茄子や胡瓜ではなく、なんという種類か知りませんが、武者小路さんがお描きになったデコボコのかぼちゃがまず浮かびます。あればかり食っていた(喰わされた)記憶はほんと情ない。 (2013年08月16日 (金) 23時55分)[2011]

榮一 > 労われりが句の明暗を分けたようです。 (2013年08月18日 (日) 05時39分)[2031]

> 新保吉章さんです。 (2013年08月20日 (火) 08時59分)[2047]
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13・お花畑出会い頭のフラガール 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時05分)[1936]
0点(無し)


月番 > 突然のフラガールに戸惑っています。 (2013年08月13日 (火) 10時56分)[1969]

> 広辞苑に寄れば、お花畑は(御花畑、畠)。「夏に高山や高原地帯などで種々の高山植物の花が広く密生、群落して壮麗な景観を呈する所」とある。過って北アルプスの山々で何度か見たので、季語としては納得している。平地の花畑ではないのだ。平井照敏氏の『新歳時記』(河出文庫版)によれば、本意は「登山が盛んになってからの季題で、「お」をつけて、その清浄美をあらわす」とある。単に「花畑」というと秋の季語らしい。広辞苑(4版)にフラガールは登載が無いが、フラダンスはハワイの民族舞踊で、フラは舞踏の意である。映画の題名にもあったし、フラダンスを踊る女性と思えば良い。玄鳥のフラガールは猿田恭子さんである。お父さんは故倉持祐浩氏。お盆なので妙な事を思いだしてしんみりとした。 (2013年08月14日 (水) 09時59分)[1975]

月番 > 剛さん。色々お調べ頂いて有難うございました、お花畑は高山のお花かと思っておりましたので、廃坑跡の遊園地で有名ないわきのフラダンスのガール達が如何しと、??? (2013年08月15日 (木) 10時28分)[1982]

榮一 > 取り合わせが唐突で作者の想いがどこにあるのかくみ取れませんでした。 (2013年08月18日 (日) 05時36分)[2030]

> 伊藤保子さんでした。 (2013年08月20日 (火) 08時58分)[2046]
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14・流れ星われの胸座通り過ぐ 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時05分)[1935]
1点(紋子)


月番 > 紋子さんありがとうございました、胸座が解りませんでした。宜しくお願い致します。 (2013年08月13日 (火) 11時00分)[1970]

梟夢庵 > 胸座(むなぐら)は普通「衣服の胸の部分」を云います。例えば「胸座をつかんで…」のように。したがって、人間の胸であれば、<流れ星われの胸板通り過ぐ>なんでしょうか。やや情感を持たすなれば<流れ星われの胸乳を通り過ぐ>でしょうか。胸乳は、むなち(むなぢ)です。

(2013年08月15日 (木) 23時22分)[1991]

月番 > 先生に分かりやすくご説明頂いて、掲句が好きになりました。 (2013年08月16日 (金) 09時24分)[1993]

循子 > 地面に仰向けに寝て流星群を眺めるというひとがいます。掲句はそういう状態かと思いました。ちょうどその一つが自分の胸のあたりを通ったのかと。
でも梟夢庵先生のお書きになったように、「胸座」は「…を掴む」というような使い方をしますから、いくらなんでも「むなぐら」は辛いなあ…と、「通り過」ぎたのでした。 (2013年08月16日 (金) 15時36分)[2005]

紋子 > 私は、広辞苑からで「着物の左右の襟の重なり合う辺りの部分」とありますので、私は胸、心臓、心のように比喩的な使い方として句を読ませて頂きました。10年位前、小学生の孫が夏休みに、4人ほどでお泊まり会をいたしました。丁度その日は流れ星の多い日でしたので、夜中に二階の屋上に仰向けに寝転んで子供たちと流れ星を見ることとなりました。その頃の我が家は田園の真中でしたので、幾つもの流れ星を見ることが出来ました。「流れ星われの胸座通り過ぐ」の句の状景のように、流れ星が私に方へ鋭く刺さるように流れるのもありました。星に亡き人を重ねているように思いました。八月の流れ星を思いますとき、「胸座」から作者の中に先の戦争に対する思いのようなものが感じられて頂きました。
梟夢庵先生の添削されました句、<流れ星われの胸板通り過ぐ><流れ星われの胸乳を通り過ぐ>「胸座」が「胸板」「胸乳」変ったことにより、句に優しさが加わりました。言葉の持つ意味の深さを、使い方を学ばせて頂きました。先生、有難うございます。
(2013年08月16日 (金) 15時36分)[2006]

> 若林千尋さんでした。 (2013年08月20日 (火) 08時57分)[2045]
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15・Kさ増し金魚は謀反企てる 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時04分)[1934]
5点(惠美子 孝子 進二 章子 吉章)


月番 > 退屈している金魚の企ては? (2013年08月13日 (火) 11時03分)[1971]

吉章 > 松本清張のミステリー小説に出てきそうな作品でした。ただお膳立ては整ったが、それから
さてどうなる.など大上段に振りかぶったままで終わった感が無きにしも?とも思いました。 (2013年08月16日 (金) 10時42分)[1997]

梟夢庵 > 私の場合は清張ではなくて、やたらと安物の葉巻を吹かし、顔がボコボコになるほど殴られても、バーボンを一杯引っかけて飛びだしてゆくタフな私立探偵が活躍するハードボイルドを思いました。ハンフリーボガードがすきなのです。でも、「黒さ増し」で採れませんでした。 (2013年08月17日 (土) 23時28分)[2019]

榮一 > 「黒さ増し」が説明的で。 (2013年08月18日 (日) 05時27分)[2029]

> 石田 剛です。 (2013年08月20日 (火) 08時56分)[2044]
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16・街路樹のいっぽんとなり山法師 投稿者: (2013年08月12日 (月) 21時03分)[1933]
2点(循子 千尋)


月番 > 見えそうで見えない景色を循子さんと千尋さんの解説。楽しみにしております (2013年08月13日 (火) 11時09分)[1972]

循子 > 山道通ると、白い山法師の花はほんとうに好もしくて、よく目につきます。ふつうは山地に自生するもののようですが、このごろはどんどん住宅地として開発されて、暫くぶりに行って見ると住宅街になっていたりします。丘の上に町ができて、そこに生えていた山法師がそのまま通りの樹になっているんだろうと思ったのですが…。街路樹といえば、都市計画によって規則的に植えられたものだけを謂うのでしょうか?
千尋さん、help me!
(2013年08月15日 (木) 15時39分)[1987]

千尋 > 循子さん、街中に一本残った樹とも読めてにロマンを感じましたが、中七ではっきりと切れていますので、遠景の山の山法師が走っている道路の脇の街路樹の先に見えたのではと思いました。循子さんのいわれるように、深緑の山にはほんとうに白い山法師の花は好もしくて、縦貫道など山また山を行く道の車窓からの景色の気持ちの良いアクセントとなります。 (2013年08月15日 (木) 17時56分)[1989]

月番 > 循子さん、千尋さん、有難うございました、パズルの持ち駒が沢山お有りの、お二方はそれぞれの絵を描かれましたが、殆ど家の中の私は視野狭窄です。 (2013年08月16日 (金) 09時17分)[1992]

> 太田鈴子さんです。 (2013年08月20日 (火) 08時55分)[2043]
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八月定例句会について。 投稿者: (2013年08月12日 (月) 20時59分)[1931]
 只今から定例句会の準備を致します。
 
   両断の西瓜たふるる東西に  日野草城
   土用鰻店ぢゆう水を流しけり 阿波野青畝
   親に似て肩幅ひろき浴衣かな 久保田万太郎

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7月定例句会の開催について 投稿者: (2013年07月12日 (金) 21時29分)[1823]
  みなさま、お元気でお過ごしでしょうか?
 句会の予定は、明日13日(土)からとなっておりますが、選句が出揃いましたので、句会の準備だけ致しました。
 近畿や関東甲信越は、梅雨が明けてからの炎天が続いているようですが、当地富山はいまだ「梅雨が明けたようだ」の、宣言はなされませんが、もう30℃を超える日が続き、昨日今日は35℃にも気温が上がる猛暑です。
 事前に家庭の事情ということで、今月は休みとご連絡をして下さいました方もあって、今月の投句は16句でした。
 先月の最高点者は、9点の新保吉章さん、三島章子さんでしたが、新保さんの句は主宰と梟夢庵先生が採って居られましたので、今月の月番は新保さんにお願い致しました、吉章さんどうか宜しくお願い致します。


吉章 > 心ならずもそういうルールなら諒解しました。最も苦手な仕事ですが、各位のご協力をお願い致します・ (2013年07月13日 (土) 20時12分)[1824]

> 定例句会に参加の皆さま、暑中お見舞いいたします。
 句会の終了の期日が来ましたので、投句者名を記載いたしました。
 梟夢庵先生はじめ、岡部主宰にはご指導をいただき有難うございました。またお忙しいにも関わらず、月番を務めて下さいました新保吉章さん、参加のみなさまにも感謝して居ります、有難うございました。来月もどうか宜しくお願い申し上げます。ご覧の通り今月の最高点者は三島章子さんでした、来月の月番を務めて下さるようお願い致します。
 多くの学校は夏休みに入りましたが、まだ当地方は梅雨明けの宣言はなされず、もう少し先になるようです。昨日今日と少し空気も乾いて過ごし易い週末です。皆さま、どうかお身体を大事にお過ごしください。
(2013年07月20日 (土) 16時22分)[1928]
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01・特売の酒揺れながら夕焼ける 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時44分)[1821]
3点(剛 惠美子 孝子)


吉章 > 酒好きで夕焼けも好きな人らしい
(2013年07月13日 (土) 20時15分)[1825]

梟夢庵 > どうも情景が見えてこないのですが…。二句一章ではなくて、初五の特売の酒から座五の夕焼けるまで一句一章の句として、情景を浮かべてみるのですが、うまくイメージできません。どなたか、ヒントを下さい。 (2013年07月16日 (火) 22時25分)[1856]

> 新聞の折り込みチラシに、食品スーパーほど頻繁では無いが、酒類の量販店のものも時折挟まれている。それは銘酒であったり、また季節を限定して売られる酒であったりする。酒が今ほど精製された純粋な液体では無かった時代を思うと、何やら懐かしい。この特売の酒は量を求めるのではなく、所謂、銘酒(名酒)の類ではなかろうかと思いました。自転車も有りですが、買ったばかりの一升瓶は車の運転席横の座席に置かれ、作者と共に夕焼けに向かって家路を急いでいる。と、私は見たのですが。 (2013年07月17日 (水) 09時51分)[1866]

梟夢庵 > 剛さんありがとうございます。確かに最近は、酒類の量販店ができて、まとめ買いをすると安く買えるというので、車を運転して1〜2か月分まとめて購入する人がよくあるようです。
また、地酒のメーカーが増えその宣伝のため季節限定、特定銘柄に限って特別の価格で販売することも多いようです。
剛さんは、そんな特売の酒を買って帰る情景と読まれましたが、私はそうした量販店や特売所へ出荷する側の風景と思いました。
普通酒類は、太陽の紫外線を嫌うでしょうが、特売品ともなれば、色の濃い着色瓶ではなく、中の酒の揺れも見え、夕焼けに染まることも、楽しいとさえ思っているようです。
ただ、「揺れながら」あたりに一工夫欲しいと思ってパス致しました。 (2013年07月17日 (水) 17時02分)[1868]

榮一 > うまくイメージできませんでした。揺れているのは夕焼けなのかもしれません。 (2013年07月19日 (金) 04時14分)[1887]

孝子 > 特売のお酒を買って、ご機嫌で帰る主人公自転車かバイクか車か、ともあれお酒の揺れている音楽も聞こえそうなほど気分は上々、おりしも土手の夕焼けもにこにこ揺れているようである。 (2013年07月19日 (金) 15時29分)[1902]

> 新保吉章氏でした。 (2013年07月20日 (土) 16時17分)[1927]
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02・時代物のベルギーレース鳥居坂 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時43分)[1820]
3点(眞佐子 章子 鈴子)


吉章 > 鳥居坂は現存の
地名ですか? (2013年07月13日 (土) 20時21分)[1826]

循子 > 時代物という気取った(?)書き方をしてあるので、ややこしくなります。この場合「アンティークの」という意味だと思うので、鳥居坂はお江戸のそれではなく、現存のものでしょうね。 (2013年07月15日 (月) 10時03分)[1843]

章子 > 循子さんのお書きの通りと思います、坂の上には東洋英和女学院や大使館など雰囲気のある坂の街・・・、アンティークなお店で見つけ素敵な手作りレース。鳥居坂の古い地名と現代が不思議にマッチしている感じがしました。 (2013年07月16日 (火) 10時00分)[1852]

梟夢庵 > 私のネタ本にしている「江戸の坂」という本が、どこに紛れ込んだか行方不明ですが、「鳥居坂」なる名前の由来は、おもしろくもない、ありきたりの話で、徳川(松平家)に功績のあった家臣鳥居彦右衛門が賜ったので鳥居坂ということです。なお、幕末まで多度津藩京極家の江戸屋敷があったとようです。ベルギーレース登場の余地はなさそうに思われます。
明治時代には宮家や華族などの邸宅となったが関東大震災で灰燼と帰し、三菱財閥の岩崎家の邸宅として再建されました。しかし、戦後の財閥解体後は民間に払い下げられ、現在国際文化会館が建っています。付近には東洋英和女学院をはじめ学校が多く、フィリピン大使館があるなど、しゃれたアンティークな家具や装飾品を置いた店があるようには思えません。ただ、私は行ったことがありませんので東京の方に頼るしかありません。 (2013年07月17日 (水) 18時51分)[1872]

梟夢庵 > 単なる思いつきに終るかもしれませんが、鳥居坂とベルギーレースを結びつける可能性を見つけました。そのキーワードは旧岩崎邸です。
もし、岩崎邸や庭園が払い下げられた際、その一部が記念のため残されていたならば(可能性は十分あります)その建物の中はアンティークな家具や調度品の宝庫です。そこでベルギーレースに出会ったとしてもなんら不思議ではありませんでしょう。
どなたか東京の方が旧岩崎邸の一部が国際文化会館の周辺に残されているかどうか、それだけでも確認していただければと思います。
(2013年07月18日 (木) 11時19分)[1876]

榮一 > 以前にタレントが東京中の坂を走る番組をちらっと見たことがありますが坂の名前はよく覚えていません。鳥居坂も古そうです。句はそれなりの雰囲気は出ているようですが。 (2013年07月19日 (金) 04時24分)[1888]

吉章 > 二三年前に上野不忍池に隣接する旧岩崎庭園へ行きました。広大な庭園の中に洋館、和館、撞球室、などがあり勿論洋館内部には見事な家具や調度品がぎっしりと展示されておりました。ベルギーレースの記憶はありませんがそれに類したものの記憶はあります。鳥居坂の地名の記憶はありませんがすぐ近くの湯島天神までは、かなりの坂があったことは覚えております。 (2013年07月19日 (金) 18時32分)[1906]

> 安田循子さんでした。 (2013年07月20日 (土) 16時16分)[1926]
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03・ごきぶりに忍者の気息もて対す 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時42分)[1819]
6点(剛 惠美子 紋子 循子 主宰) 


吉章 > ごきぶりを捕らえる瞬時らしいですが? (2013年07月13日 (土) 20時24分)[1827]

循子 > スリッパ片手に息を凝らしている。掲句のヒロインとなって私は、天井裏で息を潜める伊賀の「くノ一」の気分であります。 (2013年07月15日 (月) 09時52分)[1842]

紋子 > 私は蠅叩き。中七以下の心意気に同感です。
(2013年07月17日 (水) 17時13分)[1870]

> 一説に、ごきぶりの逃げ足の速さは、人間に換算すると時速300キロを超えるそうで、1秒間に体長のおよそ50倍の距離を逃げるそうです。気息は呼吸、息づかい,この「おのれ憎っき奴」は、自分も忍者のごとく息を殺して対応しなければ、簡単には叩けない(討ち取れない)。ユーモアが感じられて面白い句と思いました。新聞紙を畳んだ物が私の必殺の得物で、勤め人時代は枕元に置いて寝るくらい何処の宿舎も出没しましたが、田舎の家は全く見かけません。 (2013年07月18日 (木) 20時49分)[1884]

榮一 > おおげさな言い回しに俳諧味があります。叩くものを振り上げて間合いを計っている感じがよく出ているように思います。 (2013年07月19日 (金) 04時29分)[1889]

> 梟夢庵先生です。 (2013年07月20日 (土) 16時15分)[1925]
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04・湖を鏡となせり大花火 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時42分)[1818]
4点(杏花 孝子 鈴子 保子)


吉章 > 華麗なシーンが浮かびます (2013年07月13日 (土) 20時26分)[1828]

梟夢庵 > この句の情景は、今さら俳句にするまでもなく、すでにテレビの報道番組や観光絵葉書として再三紹介されていますし、またその方が美しい。
(2013年07月17日 (水) 21時53分)[1874]

榮一 > 美しい光景に心を動かされた気分ちはわかりますが。 (2013年07月19日 (金) 04時32分)[1890]

孝子 > 花火大好き人間なので気持ちよくいただきました。 (2013年07月19日 (金) 15時33分)[1903]

> 今井紋子さんです。 (2013年07月20日 (土) 16時14分)[1924]
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05・炎昼の揺らぎの中は折れていし 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時41分)[1817]
4点(孝子 千尋 梟夢庵)


吉章 > 「折れていし」の座五は適格で良かったと思いました。 (2013年07月13日 (土) 20時29分)[1829]

循子 > 恥ずかしいけど、この句はわかりません。教えて頂けないでしょうか。 (2013年07月16日 (火) 23時44分)[1859]

吉章 > 日本列島は20年ほど前に比べて確かに気温が上昇しています。温暖化が要因とのことです。30度を超えると直射日光がぎらぎらして物体が揺らいでみえることがあります。これはテレビなどの放映でもよく見られる現象です。私だけの錯覚とは思えませんが、揺らいで見えるのは事実です。作者は揺らいだときに物体が「折れる」ように見えた。つまり揺らいでいる周辺の物体が「折れている」と表現したのではと推測しました。 (2013年07月18日 (木) 11時44分)[1877]

千尋 > どう描いていいのか悩んでいました。
暑い暑い日中にビル街を歩いていたら「逃げ水」のような現象がおきて、目前のビルや前方を歩いている人が揺れて折れ曲がっていくのが見えた。歩いている自分もやがてその中に入って行く・・という不思議な不安も感じられました 。 (2013年07月18日 (木) 18時38分)[1879]

孝子 > 吉章先生のとうりと思いましたが、ただ単なる事実だけでなく、心理的な要素、たとえば、不安感とかがかくされていると思いました。 (2013年07月19日 (金) 15時40分)[1904]

梟夢庵 > 採っていますが、「揺らぎ」が、炎昼の熱気を表現するには、弱すぎるように思えだしました。つまり、陽炎(春の季語)を超える猛烈さが足りないように思います。すみません。 (2013年07月19日 (金) 22時12分)[1907]

循子 > みなさま、有難うございます。考える糸口が出来ました。 (2013年07月19日 (金) 22時35分)[1908]

> 岡部榮一主宰でした (2013年07月20日 (土) 16時14分)[1923]
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06・ずぶ濡れになってミッキーマウスの木 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時40分)[1816]
1点(章子) 


吉章 > ミッキーマウスの木が稍難解です。章子さんどうぞ (2013年07月13日 (土) 20時36分)[1831]

孝子 > ミッキーマウスの木ですが、以前近所で見たことのない花のような実のよいな赤い額に黒い豆粒が三つついてる気をみつけ、頂いて調べたのですがわからなくて、丁度絵手紙の会があり持っていったら、それはミッキーマウスに似てるのでミッキーマウスの木よと教えられました。関係が分からなくてとりませんでしたが、名前でひくとわかります。 (2013年07月15日 (月) 13時16分)[1846]

孝子 > すみません。実のような赤い…木をみつけ・・・のミスでした。 (2013年07月15日 (月) 13時34分)[1847]

> 浦安のあのランドで、ミッキーマウスが夕立に遇いずぶ濡れに。こんな場面も重なって面白い。この木は久野さんの云われるようにミッキーマウスの木と呼ばれる外来種の木であると思う。花や実は記憶が無いが、いつかの春先に鉢植えで園芸店や花屋の店先に見かけました、接ぎ木をして殖やすとか聞きましたが、寒さに弱いようで冬には温室や家の中に入れるとも聞きました。この句の場面は集合住宅のベランダ辺りで、折からの豪雨や夕立に晒されてゐる木のように思いました。 (2013年07月15日 (月) 20時51分)[1849]

章子 > ミッキーマウスの木、知りませんでした、直ぐに検索して見て本当にあり驚きました、実が黒くなったら可愛いミッキーマウスに見えました、選に迷ったのですが,ずぶ濡れのミッキーマウスが嬉しそうにウインクしたので決めまた。 (2013年07月16日 (火) 10時17分)[1853]

循子 > 私も最近、種を頂いて初めて知りました。孝子さんがお書きの通り、黒豆のような種です。発芽してくれたら嬉しいのですが…。剛氏の記憶なさってる通り、挿し木で殖やすのが一般的で、やはり寒さに弱いのも事実のようです。通りすがりに鉢植のミッキーマウスの木が、近頃ありがちな豪雨にしょげて見えたのでしょう。 (2013年07月16日 (火) 23時39分)[1858]

榮一 > ネーミングほどに想像できなかったです。また馴染みがないと姿や季節が見えてこないようにも思います。ある程度の認知度は必要ですね。 (2013年07月19日 (金) 04時40分)[1891]

> 太田鈴子さんです。 (2013年07月20日 (土) 16時13分)[1922]
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07・炎天の自販機の上米軍機 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時40分)[1815]
6点(惠美子 進二 紫翠 吉章 梟夢庵)


吉章 > 単純に沖縄普天間地区を詠んだものと解しました。何か我々が何時も沖縄県民の人に申し訳の無いことを押しつけているような、そんな引け目を感じていることは否定できません。採られた方のメッセージをお願いします。 (2013年07月16日 (火) 11時46分)[1854]

紫翠 > 強く惹かれるわけではないけれど、情景として納得できる作品。 (2013年07月17日 (水) 09時41分)[1863]

梟夢庵 > 俳句にとって、「何を詠むか」も大切でありますが、「いかに詠むか」はより重要といえます。
飛行機に対して「炎天」は避けたいので「炎昼」に、「米軍機」はより具体的に「オスプレイ」にしたい。
<炎昼の自販機の上オスプレイ>、<炎昼や自販機上のオスプレイ> (2013年07月17日 (水) 22時24分)[1875]

吉章 > 梟夢庵先生の後の「炎昼や」が適格な描写だと思いました。 (2013年07月18日 (木) 11時51分)[1878]

循子 > 十数年も前の、つまり初心の頃でした。三宮の新人句会で、掲句とは逆に、「ここは炎天でしょうね」と当時主宰であられた梟夢庵先生から助言を頂いたことがあります。不用意に「炎昼」を使っていた私は、一字の違いで句が大きく変わることに驚いたという、忘れられない記憶があります。言葉は的確に選びたいと思っていますが、現実はなかなか…です。 (2013年07月19日 (金) 23時09分)[1910]

> 伊藤保子さんでした。 (2013年07月20日 (土) 16時12分)[1921]

保子 > 「炎昼」響きも柔らかく、お勉強させていただきました。有難うございました。 (2013年07月21日 (日) 23時57分)[1929]
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08・川も狭にどんどこ舟よ暴れ川 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時39分)[1814]
2点(紋子 循子)


吉章 > 上句と下句の川が一寸きになりました。 (2013年07月13日 (土) 20時38分)[1832]

循子 > 「…も狭に」は、…も狭くなるほどに」、…もいっぱいにの意。山も狭に咲ける馬酔木の…、水も狭に浮きぬる時は…などと使うようです(日本国語大辞典)。どんどこ舟は大阪天神祭の舟で、川も狭に…という措辞は作者が祭の賑わいから、そう感じたということではないでしょうか。月番先生のおっしゃるように、はじめと終わりの川は気になりますが、作者の技巧かと善意の解釈で。 (2013年07月15日 (月) 10時21分)[1844]

紋子 > 大阪の天神祭のどんどこ舟の賑わいとして頂きました。川と川に挟まれた句の形は、どんどこ舟の賑わいが見えるようにとの、作者の意図のように思いました。
(2013年07月17日 (水) 17時39分)[1871]

榮一 > 暴れ川と言えば時々氾濫するような流れの速い川のイメージで大阪の川のイメージではありません。天神祭の囃子方が乗る船がどんどこと囃したている様子が暴れとは読めなかったです。 (2013年07月19日 (金) 04時52分)[1892]

> 枡室杏花さんでした。 (2013年07月20日 (土) 16時11分)[1920]
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09・ステップに裾の絡まる夏期講座 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時38分)[1813]
4点(剛 眞佐子 進二 章子)


吉章 > 瞬間を捉えたスタートは良かったと思いました。 (2013年07月13日 (土) 20時42分)[1833]

> 夏期講座から二つの面を想像させて面白い。バスや車の乗降口の踏み版、階段や梯子なども足をかける、ダンスの次に踏み出す足の一歩もステップである。夏に特別の講座を開いて学力のステップアップを図るのは、予備校や進学塾であり、また企業だってお寺さんだって、このように呼ばれる講座はある。私は素直に市民大学などで開かれる趣味の講座だろうと思った。薄い生地のスカートの裾が階段の登り口で足に絡んだ、暑くても嬉嬉として出かけるような講座ではなかろうか。 (2013年07月16日 (火) 09時29分)[1851]

眞佐子 > 軽やかな足裁きで、ルンルン気分で出かけるような夏期講座を想像しました。 (2013年07月18日 (木) 19時54分)[1881]

榮一 > ステップに裾が絡まるはどうしてもダンスのイメージでした。ダンスのレッスンも集中的な講座があっても不思議ではありませんが夏期講座とは結び突きませんでした。 (2013年07月19日 (金) 04時58分)[1893]

> 若林千尋編集長でした。 (2013年07月20日 (土) 16時10分)[1919]
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10・片頬に籐の跡形昼寝覚 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時37分)[1812]
3点(杏花 保子 吉章)


吉章 > まざまざと現実を描いたリアルさに共鳴する処がありました。 (2013年07月13日 (土) 20時46分)[1834]

榮一 > 頬に畳の跡など昼寝覚との取り合わせは多いです。籐椅子の跡であっても同じだろうと思います。 (2013年07月19日 (金) 05時02分)[1894]

> 樋口進二氏です。 (2013年07月20日 (土) 16時09分)[1918]
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11・青嵐芭蕉コースの遊覧船 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時37分)[1811]
4点(剛 進二 紫翠 千尋)


吉章 > 新緑の船旅の爽快さが伝わってきます。 (2013年07月13日 (土) 20時49分)[1835]

千尋 > 松島の遊覧船、芭蕉が塩釜から松島へ舟で渡るとき通った島々を巡るのでしょう。松島湾は青嵐の影響を受けにくいのでしょうか。 (2013年07月15日 (月) 02時21分)[1840]

> 芭蕉と遊覧船なら松島巡りの遊覧船だろう。大震災の大津波に洗われた松島町は他の地域と比べ被害が少なかったようで、それは松島湾内に点々とある島が緩衝の役割をはたしあの大津波の勢いを弱めたと、どこかで読んだ。そして青嵐の吹くのは「斎太郎節(さいたらぶし)」に唄われている、伊達家の菩提寺、さぁよ〜の瑞巌寺でしょう、芭蕉はこの季節に松島を訪れている。この句からはあの軽快な唄が聴こえるようでした。

(2013年07月15日 (月) 17時00分)[1848]

紫翠 > しっかりと情景をとらえた作品で好感が持てました。 (2013年07月17日 (水) 09時46分)[1864]

榮一 > 五月雨をあつめて早しの最上川に芭蕉コースと言う川下りがあるそうです。 (2013年07月19日 (金) 05時16分)[1896]

> 久野孝子さんです。 (2013年07月20日 (土) 16時08分)[1917]
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12・居酒屋に屯している金魚かな 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時36分)[1810]
7点(進二 眞佐子 循子 紫翠 千尋 主宰) 


吉章 > 居酒屋にいる金魚の意外性が効を奏したようです。 (2013年07月13日 (土) 20時52分)[1836]

循子 > 小さな居酒屋をイメージしたのですが、屯しているという中七がちょっと大げさで、そこを面白いと感じました。 (2013年07月15日 (月) 10時26分)[1845]

千尋 > 小さな居酒屋で飼われている金魚でしょう。水槽の中しか知らない金魚たち、気ままといっても狭い水槽の中、泳いだり屯したりしています。居酒屋の常連客、それも男性の少しかなしい後ろ姿がみえました。 (2013年07月15日 (月) 21時21分)[1850]

紫翠 > 「金魚」に意外性があり、注目した作品です。 (2013年07月17日 (水) 09時50分)[1865]

眞佐子 > 居酒屋で飼われている金魚が屯しているところが面白く感じました。居酒屋に居るお客さんも屯しているのではないかと思いました。 (2013年07月18日 (木) 20時04分)[1882]

梟夢庵 > う〜ん、おもしろいところをねらっていますが、その心が見えているのでおもしろくないのです。
え〜、居酒屋と掛けて金魚鉢と解く、そのこころは、赤くなったのが屯している…これは半分冗談です。 (2013年07月18日 (木) 22時35分)[1886]

榮一 > 居酒屋に屯が少し言いすぎかもしれません。居酒屋「の」で周りも見えてきそうです。 (2013年07月19日 (金) 05時08分)[1895]

> 石田剛です。 (2013年07月20日 (土) 16時07分)[1916]
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13・島国の夏は海からやってくる 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時35分)[1809]
3点(惠美子 鈴子 吉章)


吉章 > 尖閣を連想したのは私だけと思いますが、横車を押す国を黙視できません。 (2013年07月13日 (土) 20時56分)[1837]

梟夢庵 > 内容は平凡だけど、リズムにのせれば旅行社のキャッチコピーに使えそう。でも、いまいちパンチ力不足のようです。 (2013年07月18日 (木) 22時17分)[1885]

> 小川紫翠氏でした。 (2013年07月20日 (土) 16時06分)[1915]
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14・臍帯の桐の小箱や蝉の殻 投稿者: (2013年07月12日 (金) 20時34分)[1808]
9点(杏花 孝子 紋子 章子 紫翠 梟夢庵 主宰)


吉章 > 高点句です。蝉殻と小箱は各人各様に採れると思います。どなたからでもお願いします。
(2013年07月13日 (土) 20時33分)[1830]

循子 > 子供の頃、箪笥の抽斗に和紙で包んだ異様なものを見つけました。母に訊いたら、あなたの臍の緒だと申しました。私の子らのものは桐の小箱に入っています。昔の印象からか、やはり開けてみたいと思えないので、、いま中身はどうなっているやら。掲句の蝉殻は効き過ぎるほど効いていて、随分迷った結果はずしてしまったようです。 (2013年07月17日 (水) 00時05分)[1860]

紫翠 > 「臍帯」と「蝉の殻」の取り合わせがよかったと思います。 (2013年07月17日 (水) 09時55分)[1867]

榮一 > 庭のカボスの木に蝉の殻が年を越しても付いていたのですが、それがいつの間にやらなくなってたことを思い出しました。臍帯も蝉の殻も存在感はよく似たようなものではないかと思います。 (2013年07月19日 (金) 05時27分)[1897]

章子 > 箪笥の小引き出しにあるはずの臍帯の桐の小箱あまりにも軽いので何処かに行ってしまったかと少々不安、今年は猛暑なのに未だ蝉の声を聞いていないのも不安です、へその緒と蝉の抜け殻が余りにも近いので・・・、女性の感覚かもしれませんが、蝉しぐれでは駄目ですか。 (2013年07月19日 (金) 06時00分)[1899]

章子 > 主宰先生と重なってしまい申し訳ございませんでした。 (2013年07月19日 (金) 06時05分)[1900]

> 私らの年代は,嬰児は自宅でお産婆さんに取り上げられるのが普通で、この句の臍帯(臍の緒)も不要の物と考えられ、ほんの少し桐の箱などに残されている方もいるようです。昨今の臍帯血バンク等の記事から注目を浴びている臍帯は、この句を考えると、言葉からおこる印象は少し生々しいとの感覚を覚えました、それゆえ臍帯は臍の緒ではなかろうかと思いました。

(2013年07月19日 (金) 08時56分)[1901]

梟夢庵 > 剛さんの言われるとおり、「臍の緒」に賛成です。臍帯では学術用語らしい冷たさを感じます。
章子さんの「蝉しぐれ」もよくわかりますし、私が作ったとしても蝉しぐれとしたかもしれません。
しかし、蝉の殻の軽さが切ないのです。人間としての切なさを感じさせます。意見の分かれることを承知のうえで、
蝉の殻の方を採りたいです。 (2013年07月19日 (金) 22時47分)[1909]

作者 > 梟夢庵先生、皆さま、ありがたいお教えをありがとうございます。  私も「臍の緒」としたかったのですが、「の」が多すぎるのでは・・?と迷いだし、堅い言葉で気になりながら「臍帯」になりました。  「臍の緒」と「蝉の殻」は付きすぎるので、迷って出せなかった句なのですが、お教え頂きたくて投句いたしました。  ありがとうございます。!! (2013年07月20日 (土) 07時55分)[1911]

> 浅村恵美子さんでした。 (2013年07月20日 (土) 16時05分)[1914]
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