玄鳥 定例句会

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9・秋天の天使のはしご昇る友 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時23分)[23099]
2点 美保子・義之・


月番 > 「天使の梯子」は幸せを呼ぶと言われていますが友との関係はどうでしょうか。書き込みお待ちしています。 (2023年10月16日 (月) 11時22分)[23119]

義之 > 映像は詩的ですが情感が勝ちすぎているかもしれません。 (2023年10月16日 (月) 13時39分)[23128]

榮一 > 友への追悼句のようです。雲の間から零れる太陽の光の帯は色々な呼び方があるようです。ヤコブの梯子の言い方もあります。いずれにしても西洋の宗教臭がする言葉です。昇る友は言い過ぎのようです。 (2023年10月20日 (金) 14時30分)[23185]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2023年10月23日 (月) 10時50分)[23204]
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10・秋冷や晒しの布巾縫い上がる 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時22分)[23098]
5点 柊子・美保子・洋子・加津子・宜子・


月番 > 晒しの布の巾に何かを縫い上げたのでしょうか。書き込みお願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時28分)[23120]

柊子 > 晒を何枚か重ねて、ふきんを作ったのでしょう。縫いかけや編みかけの物が身近にあると、シチューを煮込んだりする隙間時間に楽しみが増えます。
糸の色は? どんな模様? プレゼント用ならイニシャルを入れるかも?
秋冷ならではの楽しみを感じて頂きました。 (2023年10月16日 (月) 14時42分)[23131]

洋子 > 晒しで布巾を縫いあげたんでしょう。刺し子できれいな模様をいれて。
秋冷の時期に、晒の柔らかい優しい手触りが感じられていい句と思いました。
姉が徒然に刺し子の晒布巾を縫っていつも送ってくれたものでした。
今辞書を引いたら晒は夏の季語になっていました。 (2023年10月16日 (月) 14時55分)[23132]

月番 > すみません。読み違えていました。晒しの布巾が縫い上がったのですね。洋子さんのおっしゃる様に角川の大歳時記では晒布(さらし)さらし布は夏の季語とありました。現在では白木綿のことだそうです。 (2023年10月16日 (月) 20時24分)[23135]

美保子 > 四十の頃を最初に何度か入院しました。最初の入院の時は刺し子の布地に印刷されているものを買ってきてもらって、退屈を紛らわしました。二人の母にはエプロンに刺し子をして迷惑をかけているお詫びに上げました。晒は夏の季語でしたか。晒の洗う程に柔らかくなる質感がいいですよね。 (2023年10月16日 (月) 20時33分)[23136]

加津子 > 私は真っ新な布巾を想像しました。すぐ乾くし吸水も良く、使い勝手が良いので毎日愛用しています。季語とは知りませんでした。 (2023年10月17日 (火) 16時05分)[23145]

宜子 > 晒しの布巾の手触りは確かに「秋冷」でしょう。指先の触感と秋の肌感覚。すてきな取り合わせと思いました。 (2023年10月18日 (水) 20時36分)[23163]

榮一 > 女性の句のようです。共感も女性だけです。白い晒しの布巾を縫い上げた気分からすると秋冷は合わない感じです。 (2023年10月20日 (金) 14時41分)[23186]

世話人 > 作者は太田鈴子さんでした。 (2023年10月23日 (月) 10時52分)[23205]
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11・酒蔵のクラフトビール秋ともし 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時21分)[23097]
6点 加津子・保子・宜子・剛・鈴子・榮一・


月番 > 酒蔵でクラフトビールを作っているのでしょうか。ご意見お願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時31分)[23121]

加津子 > ビールも季語でしょうか。 (2023年10月17日 (火) 16時06分)[23146]

月番 > ビールも季語ですね。掲句は座語に「秋ともし」の季語がありますので酒蔵のクラフトビールは季節は関係が無いのではないかと思いました。皆さんいかがでしょうか。ご意見お願いします。 (2023年10月17日 (火) 20時51分)[23149]

保子 > クラフトビール 小規模な醸造所がつくるユニークで個性豊かなビールとの事。酒蔵 での醸造に物語性が感じられます。秋ともし で完成間近かと。 (2023年10月17日 (火) 22時17分)[23152]

加津子 > 「クラフトビール」が固有名詞の様に感じ、季語の「秋ともし」が大きいので選句をしましたが、どうもその辺りが曖昧で自信がありません。いつも迷います。 (2023年10月18日 (水) 20時16分)[23160]

宜子 > 日本酒の「酒蔵」ではなく、ビール工場の「酒蔵」と思いました。今はやりのクラフトビール。軽めの口当たりが「秋ともし」の感じでした。 (2023年10月18日 (水) 20時42分)[23164]

鈴子 > クラフトビール初めてしりました。「秋ともし」が心地良く納まり一度出かけて見たい気になりました。 (2023年10月19日 (木) 19時08分)[23167]

> 酒税法なる法律が改正されて、小規模なビール会社が多く地方にも登場した、「地ビール」と総称されてゐるが、クラフトとは、職人技のビール、手作りのビールを云うらしい。この句の酒蔵の解釈は地方の酒の醸造元とも読めるが、街中の呑み屋も酒蔵を名乗る。カウンターの後ろに並ぶ地方のビールではなかろうか。 (2023年10月20日 (金) 10時53分)[23175]

榮一 > 日本酒の小さな酒蔵がビールを造ったようである。酒とビールでは製法が違うとは思う。蔵元の若者が意欲を以て挑戦しているように思う。秋ともしも意欲の表れのようである。 (2023年10月20日 (金) 14時56分)[23187]

作者 > 伊丹の白雪酒造の、半オープンのような大きなレストラン?でクラフトビールをだしています。最初は味見のように小ぶりのグラスに4種類のクラフトビールをだし、あとは気にいったクラフトビールを注文して、ふつうのグラスでのみます。
お料理もしゃれていておいしくとても気にいりました。
その近くに柿衛(字はもう少し違いますが、出てきませんので、かきもり、とよみます)文庫があり、「稲畑汀子と宇多喜代子、女性の時代の俳句」という催しを22日までやっておりますが、そのなかのシンポジウム「女性の俳句」に参加しました。パネリスト;和田華凛・倉橋みどり・永田紅、司会;坪内稔典。「ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜」の逢ふ、が、合ふ、だったらどうかなどといういうことを話し合っていました。友達が稔典さんの本にサインしてもらったのですが、「どこの結社ですか」と聞かれて「玄鳥」とこたえると「玄鳥しっています」と答えられたとのことで、とても嬉しかったです。

(2023年10月20日 (金) 16時42分)[23191]

月番 > 作者さん珍しいお話ありがとうございました。行ってみたいですね。 (2023年10月21日 (土) 19時40分)[23194]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2023年10月23日 (月) 10時54分)[23206]
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12・新米搗く水車の音や夕日影 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時20分)[23096]
3点 孝子・保子・紫翠・


月番 > 山麓では今も水車を利用しているようです。書き込みお願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時34分)[23122]

保子 > 水車の音が聞こえてくるようです。全国大会で見た三連水車を思い出しました。四万十大会の時だったかもしれません。 (2023年10月17日 (火) 22時32分)[23153]

紫翠 > 「夕日影」で句が立ち上がったように感じます。 (2023年10月18日 (水) 15時02分)[23156]

榮一 > 村里の秋の風景です。水車は今は珍しいように思えますがないとは言えません。落ち着いた安寧の夕日影を感じさせます。 (2023年10月20日 (金) 15時06分)[23188]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2023年10月23日 (月) 10時55分)[23207]
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13・二十世紀丸ごと齧る波の音 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時18分)[23095]
5点 美保子・孝子・保子・眞佐子・剛・


月番 > 二十世紀梨でしょうか。確か鳥取県が有名でしたね。皆様の書き込みお願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時38分)[23123]

美保子 > 梨を丸ごと齧る場面は中々ないと思いますが、若い人ならあるかもしれないと思いました。果汁たっぷりの梨は齧るたびに果汁がしたたり落ちて、見ているだけでもおいしそうです。波の音が聞こえる、海の近くでしょうか。思い出の中の波の音でしょうか。 (2023年10月16日 (月) 21時30分)[23137]

保子 > 二十世紀丸ごと齧り で句意が伝わりました。大胆な表現だなと思いました。 (2023年10月17日 (火) 22時01分)[23151]

眞佐子 > 丸ごと囓るが壮快です。波音が聞こえて来そうです。 (2023年10月19日 (木) 22時27分)[23171]

榮一 > 普通では二十世紀だけでは季語になりません。梨は幸水、豊水、二十世紀と通常は呼ぶようです。梨が省かれた呼び方です。梨でなければなりません。 (2023年10月20日 (金) 15時15分)[23189]

> 二十世紀とか長十郎と名の付く梨が正統であった時代がある。今は品種改良が進んで三水と呼ばれる幸水や、豊水、新水等スーパーに並ぶ時代である。皮を剥かれた梨は瑞々しい。丸ごと齧れば、きっとひたひた寄せる水の音が聞こえるのだろう。

(2023年10月20日 (金) 16時09分)[23190]

世話人 > 作者は主宰でした。 (2023年10月23日 (月) 10時56分)[23208]
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投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時17分)[23094]
只今、準備中です。

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投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時14分)[22997]
句会の準備ができました活発な書き込みをお願いします。今月の月番は山内宜子さんです。宜しくお願いします。


世話人 > 12番の句の訂正です。炭鉱は炭坑に訂正いたします。宜しくお願いします。 (2023年09月14日 (木) 07時17分)[22998]

月番 > 主宰先生 句会を準備いただき、有難うございます。
今月も、皆様の選評、鑑賞を楽しみにしています。たくさんのコメントお願いします。それでは9月の句会、スタートです! 宜子

  句  会 20日(水)まで
  作者発表 21日(木) (2023年09月14日 (木) 13時56分)[22999]

世話人 > 丁寧な書き込みをありがとうございます。月番の山内宜子さんお疲れさまでした。予定通り作者の発表をいたします。 (2023年09月21日 (木) 17時01分)[23079]

月番  > 主宰先生、各句への選評、ご指導有難うございました。またひとつ学ぶことができました。参加いただきました皆様、たくさんのコメントを有難うございました。
お彼岸に入って、さすがの猛暑も少しだけ和らいだようです。遠くに秋の気配を感じながら九月の句会を終わります。また来月お会いしましょう。宜子 (2023年09月21日 (木) 20時37分)[23093]
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1・ゆったりと鈴虫のなく時間帯 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時08分)[22996]
5点 柊子・洋子・保子・鈴子・剛・


月番 > 夜、鈴虫の鳴き声を聞いていられたら、それだけで至福の時。 (2023年09月14日 (木) 14時03分)[23000]

洋子 > 一日の仕事が終わり、ほっと一息。鈴虫の鳴き声も聞こえ、安らかな夜のひと時です。 (2023年09月16日 (土) 10時49分)[23029]

月番  > いち日の疲れが取れそうです。 (2023年09月16日 (土) 19時58分)[23036]

鈴子 > 以前は路地を歩いていると鈴虫の鳴き声が聞こえて来ましたが近頃は聞いたことがありませんがやはり時間帯があるのでしょうか。 (2023年09月18日 (月) 16時11分)[23051]

保子 > 時間帯 が気になりましたが、虫の鳴き声は
心穏やかになります。
(2023年09月18日 (月) 17時02分)[23053]

> 若い頃に鈴虫を貰って幼虫から育て、孵化させたりして何度か季節を過ごした記憶がある。特に時間帯は無いと思うが、家の中が静かなら真昼でも鳴いてゐました。もう聴こえなくなった耳の底に、何であんな虫がと云う思いが、今でもはっきりと音色を残してゐます。「それだけで至福の時」「安らかな夜のひと時」「心穏やかになります」「いち日の疲れが取れそう」みな、平和な時間。間違いなくゆったりに通じると思いました。 (2023年09月19日 (火) 11時48分)[23059]

榮一 > 時間帯からすればゆったりしているのは作者のようである。句の形からすれば鈴虫がゆったりと鳴いてゐる様に見えるが鈴虫がゆったりと鳴くことに違和感を覚えた。 (2023年09月20日 (水) 09時42分)[23066]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時03分)[23080]
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2・吊皮のしずくの形秋意かな 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時07分)[22995]
6点 美保子・義之・眞佐子・宜子・剛・紫翠・


月番 > 電車やバスの吊革、たしかに「しずく」の形かもしれません。 (2023年09月14日 (木) 14時06分)[23001]

眞佐子 > 電車やバスの吊革が「しずく」の形に見えたのだと思いました。まだまだ残暑が厳しいですが吊革のしずくの形により秋はすぐそこまで来ているように感じます。 (2023年09月18日 (月) 11時31分)[23049]

> 秋声と同じく秋意も抽象的な季語である。文献に「秋の風景や天候に揺れ動く心の働きのこと。秋の風や秋の雨など に象徴される、いくらか沈んだ気分であろう」とある。勤め人の頃に、早朝の電車に乗った記憶が蘇える。吊革に繋がる人もゐない電車の吊皮は、一斉に同方向に揺れる。あの頃は一体何だったのだろうと、いま思う。きっとあの頃は涙の形だったに違いない。 (2023年09月19日 (火) 10時42分)[23058]

義之 > 何十年にわたり電車に乗ってきたが吊皮を見てこのような感想を持ったことは一度もない。年老いて、殆んど電車に乗らなくなった今、ふと吊皮が涙の雫の形だったのだと気づいたのである。 (2023年09月19日 (火) 14時00分)[23063]

榮一 > 下五を「かな」で纏めるならば形(かたち)と秋意の切れはいただけません。中八でも「形の」あるいは「形の・かたの」とする方が良いと思う。感じ方は面白いですが。
(2023年09月20日 (水) 09時51分)[23067]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時04分)[23081]
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3・月明や本棚に耳置いて来し 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時05分)[22994]
2点 柊子・眞佐子・


月番 > 月の夜の本棚に「耳」を置いてきたという。「耳」はなんの比喩でしょう? (2023年09月14日 (木) 14時10分)[23002]

柊子 > 周りの音も聞こえないほど、読書に没頭していたのだろうと思いました。ふと気付けば意外なほど月が明るく、一人、月を眺める姿が想像できました。 (2023年09月15日 (金) 17時07分)[23018]

月番 > 「耳置いて来し」は、読書に没頭していたことなのですね。「月明や」が印象的ですね。 (2023年09月16日 (土) 09時03分)[23022]

眞佐子 > 月があまりにも美しいので先ほどまで読んだ本も調べ物もみんな本棚に置いて今は月だけを見ていたい気持ちでしょうか。 (2023年09月18日 (月) 11時18分)[23048]

榮一 > 面白い発想の句です。取れなかったのは「来し」が緩く感じられたからです。断定的にも弱い気がします。ここは「置いてある」と強く言い切りたい気がします。月明やより月光やが良さそうです。 (2023年09月20日 (水) 10時00分)[23068]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時04分)[23082]
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4・和を以て貴つとし継子のしりぬぐい 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時05分)[22993]
1点 洋子・


月番 > 「和を以て貴つとしとなす」は、有名な聖徳太子の「十七条の憲法」の第一条。それと「継子(ままこ)のしりぬぐい」との取り合わせ。選者の選評が待たれます。 (2023年09月14日 (木) 14時18分)[23003]

洋子 > 継子のしりぬぐいなんておそろしい名前と思って、検索してみたら、花はピンクの小花が10個くらい固まっているとてもかわいらしい花なのです。
とげとげの茎や葉はおいといて、この固まって咲く花が、和も以て尊つとし、なのではないかと思い、いただいた次第です。
独選なので、冷や汗ものでした。スマホやネットでいろいろ調べたのですが、中には牧野富太郎が名付けたなどという今風のコメントが1行だけみつかりましたけど、ほかの誰も書いていないので、❓です。
支部の句会で、「ヘクソカズラ」のことが出ましたが、恥ずかしながら、この手の命名に心がひかれるようです。 (2023年09月16日 (土) 10時31分)[23026]

加津子 > 恥ずかしながら今「継子の尻拭い」検索しました。家の回りでよく見るピンクの可愛らしい花で名前に驚きました。可哀想な名前、誰が付けたんでしょう (2023年09月16日 (土) 13時55分)[23031]

月番  > 「継子の尻拭い」は秋の季語「蓼の花」の傍題にありますね。なんとも恐ろしい命名です。chatGTPにかけてみますと、蓼には茎にトゲ状のものがあるので、実子ではなく継子をイジメる時の比喩としてその名前がついたとありました。特定の花の名前ではないようです。それにしても、季語の傍題に入るのですね。上五の「和を以て〜」からすると、「継子であっても仲良く」ということかしら。 (2023年09月16日 (土) 19時52分)[23034]

榮一 > 季語だけで9音です。17音からすればあとは8音です。句は9音/9音の構成ですが難しい選択です。 (2023年09月20日 (水) 10時09分)[23069]

世話人 > 作者は主宰です。 (2023年09月21日 (木) 17時05分)[23083]
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5・二人かなついて来るのは秋の声 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時03分)[22992]
1点 剛・


月番 > ついて来る「秋の声」はどんな声? (2023年09月14日 (木) 14時20分)[23004]

> まだ夏の暑さが続いてゐるが、秋の声とは、夏の暑さが過ぎて空気が澄み切り雨や風の音など、自然が醸し出す様々な音を云うようで、それは季節が向かう寂しさである。この齢まで連れ添った夫婦の世界だろうと思うが、何となく矢切の渡しや,船頭小唄が、見え隠れするようで面白い。夫唱婦随のお惚気なのかも知れない。 (2023年09月19日 (火) 10時22分)[23057]

榮一 > 秋の声は静かな音のようです。二人について来る秋の声はそれなりに意味深いもののようです。ただついて来るはどうかと思いました。 (2023年09月20日 (水) 10時15分)[23070]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時06分)[23084]
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6・大江戸も相撲も安房も大雷雨 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時02分)[22991]
1点 鈴子・


月番 > 「大江戸」のあとの「相撲」は「すもう」もしかしたら「相模」(さがみ)では? (2023年09月14日 (木) 14時24分)[23005]

鈴子 > 月番さまありがとうございました。相模と読んで選をしました。リズムもよく景が広がり好きな句です。 (2023年09月15日 (金) 08時49分)[23013]

月番 > 鈴子さん、早速にコメント頂き有難うございます。私も「相模(さがみ)」ではと思うのです。〈おおえど・さがみ・あわ」と字数が4・3・2ですので、とてもリズムがいいですよね。景も広がります。でも、もしかしたら「相撲(すもう)」かも・・作者さんのコメントいただけたら助かります。 (2023年09月15日 (金) 09時27分)[23014]

作者 > 訪れる事ももう無いかもと思いながら、眺めた海や山を思い昔を偲んでいます。三浦半島の先端の城ヶ島や久里浜の丘陵地から望む景観は、横須賀、浦賀水道、房総半島、相模湾の上に浮かぶ富士山。なかなか雄大なものがあります。ご指摘の通りの相模です。 (2023年09月15日 (金) 10時55分)[23015]

月番 > 作者さん、早速に書き込みをいただき、有難うございます。「相模」ですね。安心しました。
では、関東各地の旧国名をリズムよく並べた後の「大雷雨」です。皆さんのご感想をお願いします。 (2023年09月15日 (金) 13時06分)[23016]

孝子 > そのまま、相撲とよんでわからないと思いました。たしかに相模ならいただきました。
いただきました。このごろの大雷雨。私もぶつかって、帰りを急ぎいつもなら避けてる道の絵のタイルに足をかけつるっと大店頭、びしょぬれ恥ずかしく、かえって大打撲でした。よい句とおもいます。     (2023年09月16日 (土) 21時13分)[23037]

孝子 > 月番さん同じ色になりごめんなさい。転倒です。 (2023年09月16日 (土) 21時16分)[23038]

鈴子 > 掲句の大雷雨は少し気になりましたが「雷雨かな」と止めたら句がかなり変化してしまうでしょうか。 (2023年09月18日 (月) 20時27分)[23056]

榮一 > も・も・もで地名を繋いだ句です。関東地方の線状降水帯の感想のようです。よくわかる句ですが。 (2023年09月20日 (水) 10時19分)[23071]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時07分)[23085]
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7・数独を孫に伝える夏休み 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時01分)[22990]
1点 孝子・


月番 > おじいちゃん、おばあちゃんが得意の「数独」を孫に教えてます。得意げです。 (2023年09月14日 (木) 14時31分)[23006]

孝子 > 主婦の買い物感覚の数字はすきですが。数独はまったく苦手です。でも好きな友人や電車でその本で書き込みしている紳士もよくみます。憧れです。夏休みに得意なものを孫に伝授できるなんてすばらしいです。 (2023年09月16日 (土) 21時23分)[23039]

義之 > 一時数独にはまり1〜2時間をかけて解いていました。その後エクセルで数独解読のプログラムを完成させ、数秒から数分で解けるようになりましたが今はやっておりません。掲句のように孫に私のプログラムを引き継いでもらいたいものです。 (2023年09月19日 (火) 17時43分)[23065]

榮一 > 孫俳句です。孫俳句が総て悪いとは思いません。数独を伝えるがこなれていない様です。 (2023年09月20日 (水) 10時21分)[23072]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時08分)[23086]
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8・黒犬のよぎるおわらの風の盆 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時00分)[22989]
9点 美保子・加津子・洋子・眞佐子・鈴子・宜子・剛・紫翠・榮一


月番 > 今月の高点句のひとつ。「黒犬」をよぎらせた効果でしょうか。 (2023年09月14日 (木) 14時34分)[23007]

加津子 > 静かなおわらの風の盆に黒犬。映像が拡がり頂きました。 (2023年09月16日 (土) 08時38分)[23020]

月番 > 「風の盆」だけでも情景は浮かびますが「黒犬」をよぎらせると、もっと鮮明になりそうです。まさに映像の拡がりですね。 (2023年09月16日 (土) 09時06分)[23023]

洋子 > 黒犬がよぎったことで、おわらの風の盆の夜の闇の深さが、増幅されたように感じられました。  (2023年09月16日 (土) 10時35分)[23027]

眞佐子 > 夜通し踊られる風の盆の闇に黒犬がよぎったことで情景が現実味を帯びたような気がしました。 (2023年09月18日 (月) 11時05分)[23047]

鈴子 > 数十年前の事を思い出しました。友人に誘われて風の盆に憧れていたこともあり出かけました。踊り子さんの編み笠から見え隠れしててるお顔を思い出しました。風情のある風の盆を楽しみました。 (2023年09月18日 (月) 17時22分)[23054]

鈴子 > すみません、見え隠れしているです。 (2023年09月18日 (月) 17時26分)[23055]

> おわら風の盆はメジャーではない盆踊り。小説やテレビなどのマスコミが宣伝して風の盆は世に出たように何時も思う。意外性と云うべきか、漆黒の犬をよぎらせて、三味や胡弓を引き連れて踊る人と、陶酔してゐた観客を我に還らせたようである。この季節の踊りや祭りは全国津々浦々に多彩である。阿波や郡上八幡等々〜〜。興行としての祭りが過ぎれば、何やら幔幕の裏でお金を数える人達が見えて仕方が無い。 (2023年09月19日 (火) 14時37分)[23064]

榮一 > 風の盆では踊り手や三味線、胡弓に眼がいきがちになります。それを外して黒猫に焦点を外したのが成功しているようです。風の盆にも祭りと日常が同居しているのです。 (2023年09月20日 (水) 10時25分)[23073]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時09分)[23087]
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9・手を伸ばす小川彼岸の無花果よ 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時59分)[22988]
1点 美保子・


月番 > 小川の向こう岸の無花果に思わず手を伸ばしています。 (2023年09月14日 (木) 14時39分)[23008]

美保子 > 無花果は子供の頃から大抵庭に植えてあり、結婚してからも母が取っておいてくれたものです。夫の実家にも大きな木が二本あり、コンーポートやジャムにしたものです。ですから、無花果と言う言葉にすぐ反応してしまいます。小川彼岸と言っても何とか手が届く、小川に落ちてしまわない川幅でないと。 (2023年09月17日 (日) 21時30分)[23045]

榮一 > 句意は鮮明です。ただ「彼岸」は向こう岸と言うことですが仏の匂いが気になるし漢語の表現が硬いです。無花果は毎日ヨーグルトに入れて食べています。 (2023年09月20日 (水) 10時32分)[23074]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時10分)[23088]
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10・古びたるコーヒーミルや暮れの秋 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時58分)[22987]
8点 柊子・孝子・加津子・義之・保子・眞佐子・紫翠・榮一・


月番 > こちらも高点句のひとつ。使いこまれたコーヒーミルと「暮れの秋」との取り合わせです。 (2023年09月14日 (木) 14時42分)[23009]

加津子 > コーヒーミルと共に歩んできた時間を感慨深く懐かしんでいる作者が浮かびました。 (2023年09月16日 (土) 08時32分)[23019]

月番 > 「古びたる」が、これまでの時間を思わせますね。きっと、コーヒーの香りのような時間。 (2023年09月16日 (土) 09時12分)[23024]

柊子 > コーヒーミルを使う度に楽しかったこと、悲しかったこと…たくさんのことがよみがえり、しみじみとした時間がいかにも暮れの秋だと思いました。 (2023年09月16日 (土) 15時11分)[23033]

孝子 > 古びたるコーヒーミルがなんともいい感じです。季語もなんともいえない愛情や情感をかんじさせてくれていいです。 (2023年09月16日 (土) 21時33分)[23040]

眞佐子 > 古びたるコーヒーミルと季語の暮れの秋の取り合わせが好きでした。 (2023年09月18日 (月) 10時53分)[23046]

義之 > 「古びたる」と書いているので壊れてはいないのだろう。作者は今もこの道具を使って珈琲豆を挽いているのである。人生の喜びや悲哀と云った感情にオーバーラップする。 (2023年09月19日 (火) 13時53分)[23062]

榮一 > 電動の自動のコーヒーメーカーが流行りの時代です。簡単で美味しいコーヒーもできる様です。コーヒーミルを長年愛用してきたようです。豆を挽いたときの香りもいいものです。それが生活になっているのです。 (2023年09月20日 (水) 10時38分)[23075]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時11分)[23089]
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 11・博物館の緩いスロープ夕かなかな 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時57分)[22986]
10点 美保子・柊子・加津子・義之・洋子・保子・鈴子・宜子・紫翠・榮一・


月番 > 今月の最高点句!選んだ皆さんのコメント、お願いします。 (2023年09月14日 (木) 14時46分)[23010]

紫翠 > 「緩いスロープ」と「夕かなかな」の取り合わせに尽きると思います。 (2023年09月15日 (金) 16時41分)[23017]

加津子 > 季語が良いと思いました。 (2023年09月16日 (土) 08時40分)[23021]

月番 > 「夕かなかな」いいですよね〜。取り合わせは、大事です。 (2023年09月16日 (土) 09時15分)[23025]

洋子 > 長い夏がおわり、博物館で、ゆっくり一日を楽しみ、夏の疲れを洗いながして帰るところです。カナカナが秋を告げ、ゆったりといやされた思いが伝わります。 (2023年09月16日 (土) 10時45分)[23028]

柊子 > 博物館で過ごした満足感と心地よい疲れを緩いスロープから感じ、そんな背を夕かなかな見送っている気がしました。 (2023年09月16日 (土) 15時05分)[23032]

美保子 > 夕かなかな、自分では使ったことがないと思いますが、やさしいような、素敵な季語ですね。博物館や美術館の出入り口には長い階段と緩いスロープがありますね。かなり昔から車いすなどに配慮されていたのですね。掲句を読んで当たり前のようにそのことまで思いが至るような句です。 (2023年09月16日 (土) 23時11分)[23044]

鈴子 > 夕かなかなと止められた作者の方のセンスの光る句と思いました。 (2023年09月18日 (月) 15時25分)[23050]

義之 > 「夕かなかな」の効果でしょうか、認知症の夫の車椅子を妻が押して博物館から出てきた、そんな映像が想像されました。秋の夕焼けが美しく広がっています。 (2023年09月19日 (火) 13時35分)[23060]

榮一 > 木々に囲まれたような博物館の佇まいが落ち着いた感じです。図書館や博物館などは閉館が5時ごろです。カナカナに送られて緩いスロープを帰るのです。秋の終わりを感じさせます。 (2023年09月20日 (水) 10時42分)[23076]

世話人 > 今月の最高点句です。作者は松谷眞佐子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時12分)[23090]
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12・炭坑のカナリア夜の曼殊沙華 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時55分)[22985]
5点 孝子・加津子・義之・宜子・榮一・


月番 > 炭坑に入る時、ガス漏れ感知のためにカナリアを入れた籠を先頭の人が持って入ります。「夜の曼珠沙華」との取り合わせです。 (2023年09月14日 (木) 14時51分)[23011]

加津子 > 心がざわざわする句です。闇に浮かぶカナリアの黄、曼殊沙華の赤。最近の気候変動の災害が頭をよぎりました。 (2023年09月16日 (土) 13時46分)[23030]

月番  > 「闇・黄色・赤」と、たしかに何か起こりそうな配色です。災害ですか! (2023年09月16日 (土) 19時55分)[23035]

孝子 > 夜の曼殊沙華がきになりましたが、炭坑のカナリアはよくきいていたので、作者のかんじゅせいに興味をもっていただきました。
(2023年09月16日 (土) 21時43分)[23041]

義之 > 何処にでも咲いていそうな曼珠沙華、九州に今も残るのぼた山にもそういう風景が見られるかもしれない。意味性が強い句であるが、心に響く。
(2023年09月19日 (火) 13時41分)[23061]

榮一 > 昔の炭坑の風景です。現代ではきっちりとした計器が準備されていることだと思われます。炭坑の薄暗さの中のカナリヤの羽の色と夜の曼殊沙華の花の色がよく合っているようです。死を知らせるカナリヤと死人花と言われる花の取合せは曼殊沙華に対する作者の心の奥の花のようです。忌み嫌われている曼殊沙華は奇麗な花なのです。 (2023年09月20日 (水) 10時53分)[23077]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時13分)[23091]
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13・秋ともし捨てよ捨てよの五七五 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時54分)[22984]
2点 孝子・保子・


月番 > 俳句は「多作多捨」と言われます。 (2023年09月14日 (木) 14時58分)[23012]

孝子 > いつもいつも気にして入るのにステラ家ない私がいます。すてるくらいなら推敲に推敲したいと思いますが、駄句は推敲しても駄句なのでしょうか、たまに天からふってきたときはうれしいのですが、作者はこの季語のように一番句作にいい時期をたんのうしているのですね。 (2023年09月16日 (土) 21時54分)[23042]

孝子 > すいません。修正不可です。捨てられない私です。 (2023年09月16日 (土) 21時57分)[23043]

保子 > 作句のための標語というかスローガンのように感じ、初心忘るべからずと思いました。 (2023年09月18日 (月) 16時58分)[23052]

榮一 > 捨てよ捨てよの575と言われてもな〜との思いです。多作多捨はよく言われましたが多作は難しい一面もあります。このようにストレートに言われると秋の灯火もどこかへ消えてしまいそうです。 (2023年09月20日 (水) 11時00分)[23078]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時14分)[23092]
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投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時52分)[22983]
9月の句会の準備中です。

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投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 11時36分)[22888]
句会の準備ができました。活発な書き込みをお願いいたします。句会は8月20日までです。今月の月番は石田加津子さんです。宜しくお願いします。


加津子 > 今日は。今日から三日間ご先祖様の接待に追われます。句会の月番ですが、
皆様のご協力宜しくお願いします。 (2023年08月13日 (日) 11時52分)[22889]

月番 > 関西の皆様、台風7号の暴風雨は通り過ぎましたでしょうか。吹き返しの風にご注意ください。お見舞い申し上げます。台風に負けずに句会のご参加宜しくお願いいたします。 (2023年08月15日 (火) 17時43分)[22912]

洋子 > 月番様、お見舞いありがとうございます。
昨日と今日、句会が予定されておりましたが、昨日の句会は普通に行われました。が、15日は台風直撃という天気予報なので、15日の句会は中止ときめました。
今日15日、怖いもの見たさでおきましたが、やっぱりばっちりやってきました。一日雨が降っていましたが、ここ神戸では風がそれほど強いとは思いませんでしたが。今は雨もだいぶおさまっています。
日頃の夏の疲れをとろうと昼寝をしてすごし、合間合間にテレビを見ましたが、各地で大変荒れていたようですね。被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。 (2023年08月15日 (火) 20時14分)[22918]

月番 > 洋子さま、被害がなくてなによりです。豪雨の被害には胸が痛みます。 (2023年08月15日 (火) 20時49分)[22924]

月番 > 主宰先生、全句に渡りご指導ありがとうございました。この秋はまだ高温が続くようです。モリモリ食べて運動をし社会参加のネット句会を楽しみにフレイル予防に努めましょう。ありがとうございました。 (2023年08月20日 (日) 13時19分)[22968]

世話人 > 沢山の書き込みをありがとうございました。月番の石田加津子さんお疲れさまでした。21日ですので作者を発表いたします。 (2023年08月21日 (月) 17時04分)[22969]

世話人 > 追記、鈴木美保子さんは家事都合で今月は投句はありませんが選句の方はしていただきました。ありがとうございました。 (2023年08月21日 (月) 17時23分)[22982]
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1・片陰や傘寿の杖の男傘 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 11時14分)[22887]
2点 洋子・鈴子・


月番 > 黒い頑丈な傘です。夫の杖を使うお婆さんの姿も浮かんできます。 (2023年08月13日 (日) 12時03分)[22890]

洋子 > 雨が途中で晴れて、日が照って暑くなってきたので、傘寿の方が、傘を杖にして片蔭を歩いているというよく見える句と思います。 (2023年08月15日 (火) 20時35分)[22922]

鈴子 > 近所の息子さんの所に越されて来られたご老人と重なりました。きちんとされた居住いも想像されます。 (2023年08月16日 (水) 15時17分)[22932]

榮一 > 片陰と傘は何かしっくりしない感じである。最近は男の日傘も普通になっているからである。この傘は晴雨兼用であるかどうかは分からないがその傘を杖がわりについているという句である。天気上々であって片陰の中では杖についているというのはうがち過ぎるように思う。 (2023年08月20日 (日) 07時01分)[22956]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2023年08月21日 (月) 17時06分)[22970]
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2・サングラス猫にそっぽを向かれたる 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 11時13分)[22886]
4点 美保子・鈴子・剛・榮一・


月番 > 猫にそっぽを向かれるようなサングラス。雰囲気がやばいのでしょうか。 (2023年08月13日 (日) 12時06分)[22891]

美保子 > 雰囲気や声はいつもの人なのに何だか目元だけが変だなと上目遣いに見ている猫の様子が想像出来て楽しかったです。 (2023年08月17日 (木) 20時41分)[22940]

> 夏の日差しは強く眩しいのでサングラスの人は多い。猫はもともと愛想は無いが、そっぽを向くと云うのは、見られた(注目された)けれど無視されたのだろう。犬なら尾を振るか、また吠えるのである。もうこの世はサングラスに偏見は無い。自分の飼い猫にと思えば面白い。 (2023年08月18日 (金) 09時23分)[22941]

鈴子 > 近所の家の飼猫で可愛らしい猫がおります。つい猫ちゃんと声を掛けてしまいますが一目散に逃げられてしまいます。 (2023年08月19日 (土) 20時29分)[22955]

榮一 > 猫の視力は人間の十分の一程度であると言われている。動かないものは像がはっきりしないようであるとも言われている。識別は10メートル程度のようである。そっぽを向くのはサングラスの所為ではなさそうである。気まぐれな猫の生態が分かる句のようである。たまたまのことで因果関係はなさそうである。 (2023年08月20日 (日) 07時17分)[22957]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2023年08月21日 (月) 17時07分)[22971]
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3・キッキッキ自転車通る星月夜 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 11時12分)[22885]
2点 洋子・剛・


月番 > 自転車の癖のある音。星月夜に響きます。 (2023年08月13日 (日) 12時08分)[22892]

洋子 > 月夜を通っていく自転車に詩情を感じました。好きな句ですが、キッキッキというオノマトペは、少し、?でした。お猿さんを思い出しまして。 (2023年08月15日 (火) 20時20分)[22919]

> 油が切れたか、とこか壊れたか、自転車が音を立てながら通り、そして離れていった。過酷だった夏が過ぎて行き、夜風が少しづつ冷たくなって夏が終はったようである。月の登らない夜の空が目を瞠るように遇ったのは、どの時代までだったのだろうか、今はもう高い山の上にでも行かなければ昔の星空は望めそうもない。 (2023年08月18日 (金) 10時03分)[22942]

榮一 > キッキッキのオノマトペが活かされているかどうかっです。油切れの自転車を的確に表現していることに間違いはありません。星月夜との関係も悪くはありません。ただ、常識的なオノマトペのようにも感じます。 (2023年08月20日 (日) 07時28分)[22958]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2023年08月21日 (月) 17時07分)[22972]
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4・朝曇いつも気になる血糖値 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 11時11分)[22884]
2点 孝子・剛・


月番 > 血糖値を下げるのは運動とカロリーの摂りすぎない事。凄く難しいですね。 (2023年08月13日 (日) 12時13分)[22893]

> お天気の諺に「日照りの朝曇り」がある。早い夜の明けがどんよりと曇っていても、日中は晴れて気温が上がり炎天になることを云うらしい。勤め人の頃、美味しい物を横浜で喰いすぎて太り、職場の健康診断で血圧が高いと云はれて以来、血圧を下げる薬を常用してゐる。この句の血糖値と云うのは血液の中のブドウ糖の濃度。高すぎても低すぎても困る厄介な値である。血圧の数値を気にした私も然りであった。 (2023年08月18日 (金) 11時28分)[22946]

孝子 > 朝いつも体重と血圧をはかり、薬を飲む毎日。この作者の日常もそうなのでしょう。血糖値がたかすぎた友人が気をつけたら、急激に下がったという噺をきいたこともある。季語がなんともいえずきいてると思いました。 (2023年08月19日 (土) 11時19分)[22950]

榮一 > 朝曇と血糖値の取合せです。一般的には曇り空と血圧の関係は時々耳にします。句はそのことを踏まえた句のように思います。中七の「いつも気になる」が気になります。 (2023年08月20日 (日) 07時31分)[22959]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2023年08月21日 (月) 17時09分)[22973]
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5・青春のなぎさドライブ夏の果て 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 11時10分)[22883]
2点 義之・眞佐子・


月番 > 加山雄三が出てきそうですね。 (2023年08月13日 (日) 12時14分)[22894]

宜子 > サザンも出てきそうです。 (2023年08月14日 (月) 15時35分)[22906]

義之 > 羽咋(はくい)という特急サンダーバードの止る街には仕事で何度か訪れたことがあります。行ったことは無いのですが、千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイが有名だそうです。大型のランドクルーザーで羽咋海岸を走る青年を思い浮かべました。 (2023年08月16日 (水) 06時17分)[22926]

眞佐子 > 砂浜を車で走れる所はあまり有りませんので、私も千里浜だとおもいました。以前何度か行った事がありますが夏には若者でいっぱいです。青春が良かったです。 (2023年08月18日 (金) 10時46分)[22943]

榮一 > 能登半島の羽咋の千里浜を思い出します。全国大会の跡、レンターカーで走ったことを思い出します。句は思い出としても「青春」は安易な表現のように思う。 (2023年08月20日 (日) 07時41分)[22960]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2023年08月21日 (月) 17時09分)[22974]
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6・この先は迷路となるや金魚玉 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 10時41分)[22882]
6点 美保子・柊子・宜子・眞佐子・保子・紫翠


月番 > 季語との関係を見つけられませんでした。是非採られた方のご意見をお聞かせください。 (2023年08月13日 (日) 12時16分)[22895]

柊子 > 水の入った球体を光が通ると屈折率が変わり(理科として合っているのか自信がありません)背景が歪んで見えているのを想像しました。それが「迷路」と結びつき、頂きました。 (2023年08月14日 (月) 15時03分)[22903]

宜子 > 「迷路」という怪しげなものと「金魚玉」の取り合わせは、ちょっとした意外性があり楽しいです。 (2023年08月14日 (月) 15時37分)[22907]

月番 > 柊子様、宜子様ありがとうございます。少しマイナーな気持ちで想像していましたが、宜子様の「楽しい」という捉え方に、もう一度向き合ってみます。 (2023年08月15日 (火) 18時04分)[22914]

紫翠 > 何となくいだく不安感を「金魚玉」が払拭してくれるようなイメージで採りました。
(2023年08月16日 (水) 11時38分)[22931]

宜子 > 月番さんが抱いたマイナーな気持ちというのは、きっと「この先は迷路」のイメージですね。紫翠さんが書かれているように、そのイメージを「金魚玉」と取り合わせることで、明るく楽しげに変換しているようです。季語の取り合わせは難しいし、だから楽しいのです。 (2023年08月16日 (水) 20時25分)[22935]

保子 > 金魚玉 金魚の奥にゆったりと揺れる水草。何かが誘っているよう。白昼夢みたいな作品と思いました。 (2023年08月17日 (木) 15時26分)[22937]

眞佐子 > 迷路と金魚玉の意外な取り合わせが面白く、考えが二転三転しながらいただきました。 (2023年08月18日 (金) 11時11分)[22945]

榮一 > 金魚玉からすると路地の風景であろう。古い町であれば路地が迷路も分かる気がする。それにしても「なるや」はどうか。道を知っていればなるやは理解できないことである。 (2023年08月20日 (日) 07時49分)[22961]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2023年08月21日 (月) 17時10分)[22975]
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7・尼寺の小さき釣鐘大西日 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 10時40分)[22881]
6点 柊子・孝子・加津子・保子・紫翠・榮一・


月番 > 句姿が綺麗だと思います。皆様のご意見お聞かせください。 (2023年08月13日 (日) 12時18分)[22896]

柊子 > リズムも、尼寺、小さき釣鐘、大西日の取り合わせも素敵で、しっかり景が描けました。 (2023年08月14日 (月) 15時05分)[22904]

加津子 > 後藤密榮さんの桜井市の山寺が浮かびました。JAの月刊誌「家の光」の随筆を楽しみに読んでいます。今月は、「父も母も、子供の事を思って亡くなっただろうから、きちっと生活して、楽しく生きていたら喜んでくれる。それが親孝行じゃないかなと結んでありました。 (2023年08月15日 (火) 18時22分)[22916]

保子 > 釣鐘の大きさは決まっているわけではないのですね。 尼寺の小さき釣鐘 で親しみを感じました。 (2023年08月17日 (木) 15時40分)[22938]

紫翠 > お寺と西日の取り合わせはぴったりと思います。尼寺と大西日は絶妙でイメージが広がります。 (2023年08月18日 (金) 10時58分)[22944]

孝子 > 前に京都の寂聴さんのお寺を訪れたことを思い出しました、釣鐘はわかりませんでしたが、尼寺なら小さいはうなずけます。京都の大きな釣鐘の向こうから大西日の光を見た時感動して句を作りたいとこころみたことを思い出しました、お寺と西日はぴったりです。 (2023年08月19日 (土) 11時35分)[22951]

榮一 > この釣鐘は玄関に置かれたベルのようなものであろう。訪問した人が打って案内を乞うものである。いかにも尼寺の粋である。 (2023年08月20日 (日) 08時07分)[22962]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2023年08月21日 (月) 17時12分)[22976]
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8・秋暑し半旗掲げる領事館 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 10時39分)[22880]
8点 柊子・孝子・洋子・加津子・保子・剛・紫翠・榮一・


月番 > 今月の最高点句です。よろしくお願いいたします。 (2023年08月13日 (日) 12時20分)[22897]

柊子 > マドリードの街を歩いている時、半旗に気が付いたことがあります。熱を帯びた、この石造りの領事館のポールに、はためいていない半旗が見えました。 (2023年08月14日 (月) 15時14分)[22905]

紫翠 > 領事館とか大使館の近くを通るとき、何となく緊張するような気がします。そのイメージが「秋暑し」とよく結びつくように感じます。 (2023年08月15日 (火) 11時16分)[22911]

加津子 > 「秋暑し」は「残暑」の傍題ですが、疲労感・倦怠感は残暑より感じるように思います。半旗を掲げるやるせなさが籠められている様に感じました。 (2023年08月15日 (火) 17時59分)[22913]

洋子 > 八月は各国ともに半旗を掲げる気持ちになる月なのですね。はっきり言って、原爆を落とされた日本を悼んでくれているのでしょう。 (2023年08月15日 (火) 20時25分)[22920]

> 何処の国かは解らないが、78回を数える日本の国の終戦記念日に半旗を掲げてくれる領事館のように思いました。大使館は東京にひとつだけだが、領事館は各地にあって、ビザの発行や、自国民を保護する職務を担ってゐる施設である。今年は立秋が過ぎ盂蘭盆が過ぎても、異常な暑さが続いてゐます。皆様どうかお大事に。 (2023年08月18日 (金) 16時05分)[22949]

孝子 > 以前入院してた病院の下に大使館があり、半旗が掲げられていたのを見て私もこころみたことを思い出しました、季語がきいてると思いました。 (2023年08月19日 (土) 11時41分)[22952]

榮一 > 原爆への半旗のような気がする。少なくともこの領事館はアメリカではあるまい。ましてロシヤや中国でもなさそうである。秋暑しの取合せは避けた方がいいと思うが。 (2023年08月20日 (日) 08時12分)[22963]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。今月の最高点句です。 (2023年08月21日 (月) 17時13分)[22977]
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9・百日紅を風の滑つてゐたるかな 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 10時38分)[22879]
5点 美保子・柊子・洋子・義之・鈴子・


月番 > 百日紅を滑り台の様に滑っているのでしょうか。 (2023年08月13日 (日) 12時21分)[22898]

洋子 > 百日紅は木の幹がつるつるしていて木登り上手のサルも滑るというように聞いたことがありますが、風も滑っているのかなとちょっと遊んでみました。 (2023年08月15日 (火) 20時30分)[22921]

美保子 > 百日紅は以前、家にもあったのですが、白カビ病?のようなものが毎年表れて、可哀そうに切ってしまいました。花は大好きなのですが。洋子様が書いていらっしゃる通り、幹はつるつるしています。風も滑ると言う句なのかなと頂きました。 (2023年08月15日 (火) 21時49分)[22925]

義之 > 花鳥風月の一句。百日紅の幹をよく観察してみると樹皮が捲りあがりくるくると撒きついているのが分かります。幹の表面はまるでニスを塗ったのか如くすべすべです。炎暑のなか、一瞬心地よい風がよぎったのでしょう。風は作者自身の心かもしれません。 (2023年08月16日 (水) 07時16分)[22927]

鈴子 > 中七以下の表現の面白さに惹かれました。近くで見掛ける百日紅の花はいつも控えめに静かに揺れています。 (2023年08月19日 (土) 20時08分)[22954]

榮一 > 風に百日紅の花が揺れているようであるが百日紅に滑るは疑問も生まれそうである。 (2023年08月20日 (日) 08時14分)[22964]

世話人 > 作者は主宰です。 (2023年08月21日 (月) 17時14分)[22978]
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10・盛り塩のインドカレー屋晩夏光 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 10時37分)[22878]
6点 義之・加津子・宜子・眞佐子・保子・榮一・


月番 > 盛り塩の白色が際立っていそうです。 (2023年08月13日 (日) 12時22分)[22899]

宜子 > 「盛り塩」というとても日本的なものが、インドカレー屋さんの入り口にある、思わず入りたくなります。 (2023年08月14日 (月) 15時40分)[22908]

月番 > 盛り塩とインドカレーが謎ですね。 (2023年08月15日 (火) 18時14分)[22915]

義之 > 仕事関係で来日中のノールウエイ人を前にして、同僚の一人がカレンダーを捲り取ったところ、「まだ月は替わっていない、前もってカレンダーを捲り取るのは縁起が悪い」と発言がありました。多分彼はジョークを言ったのだと思いますが、その後私を含めその同僚は、事前にカレンダーを捲ることは避けるようになりました。このインドカレー屋さんも、日本人に縁起について教えられ、頑なに守っているのかもしれません。「晩夏光」の取り合わせが気に入り頂きました。 (2023年08月16日 (水) 07時52分)[22929]

眞佐子 > インドカレー屋さんに盛り塩は珍しいのではないかと思いました。晩夏光の季語が良かったです。 (2023年08月18日 (金) 11時43分)[22948]

榮一 > 郷に入れば郷に従うである。このインドカレー屋はインド人の店であろう。それでなければ盛り塩の面白さが活きてこないからである。 (2023年08月20日 (日) 08時17分)[22965]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2023年08月21日 (月) 17時19分)[22979]
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11・庭先の端歩く癖すべりひゆ 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 10時36分)[22877]
5点 美保子・孝子・義之・宜子・眞佐子・


月番 > たいした花ではないけれど、庭に横に拡がっていく雑草のようです。 (2023年08月13日 (日) 12時24分)[22900]

宜子 > 「庭先」が適当かどうか疑問ですが、「端歩く癖」と季語の「すべりひゆ」の取り合わせはステキでした。 (2023年08月14日 (月) 15時45分)[22909]

義之 > 「すべりひゆ」という季語に惹かれて頂き、調べてみたら、今までに何度か目にしたことのある多肉質の雑草の様です。検索履歴を反映してか、ユーチューブに、スベリヒユの料理の記事が並びました。「庭先の端歩く」は、分かったようで分かりにくい表現と思いましたが、庭の草花を踏まぬように注意して歩くという意味にとりました。 (2023年08月16日 (水) 07時33分)[22928]

洋子 > 戦後の物のなかったころ、スベリヒユを食べた記憶があります。
畑に生えていた雑草ですが、ぬるぬるしていて私は好きでした。もっと食べたかったのですが、母はさすがに草を食べさせているようで、気が引けたのか、1,2度しか食べなかったように思います。 (2023年08月16日 (水) 08時43分)[22930]

月番 > 食べられるんですか。初めて知りました。アクはないのかしら。これからの食糧難で昆虫が注目されていますが、時代は逆戻りしているようです。洋子さんありがとうございます。 (2023年08月16日 (水) 17時19分)[22933]

洋子 > ネットで検索してみてください。レシピがでています。 (2023年08月16日 (水) 20時15分)[22934]

宜子 > 検索しました!食べられるのですね。レシピも写真もいっぱい!知らなかったです。教えてくれて有難う。
ただ、掲句の場合、食べられるかどうかは気にしなくて良さそうです。 (2023年08月16日 (水) 20時35分)[22936]

眞佐子 > 我が家は庭も畑も小さいので、端を歩かないと草花や野菜を踏んでしまいます。「すべりひゆ」は畑に良く生えます。戦後は芋の蔓のように茎を食べましたが、今は誰も食べなくなりました。芋の蔓は私が好きなので今でも食べる事があります。「すべりひゆ」に惹かれていただきました。 (2023年08月18日 (金) 11時35分)[22947]

孝子 > 道の端にさいてる小さな花がすきです。スベリヒユも好きです。乳のでるちっちやな草の葉もありますね、そういう花をとりあげてくれて感謝です。端を歩くくせも、なんとなく理解できます。 (2023年08月19日 (土) 11時49分)[22953]

榮一 > 端歩く癖まで言わなくてもと思ったのです。それでスベリヒユが見えなくなってしまいました。 (2023年08月20日 (日) 08時20分)[22966]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2023年08月21日 (月) 17時20分)[22980]
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12・遥かなる墓碑暮れ残る残暑かな 投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 10時35分)[22876]
4点 加津子・宜子・鈴子・紫翠・


月番 > 福永耕二の句が連想されます。 (2023年08月13日 (日) 12時26分)[22901]

紫翠 > つかず離れず距離感がよいと思います。 (2023年08月14日 (月) 10時47分)[22902]

宜子 > 〈新宿ははるかなる墓碑鳥渡る〉ですね。「暮れ残る」に残暑感がありました。 (2023年08月14日 (月) 15時48分)[22910]

加津子 > 宜子様フォローしていただきありがとうございます。
とてもスケールの大きい余韻の残る句と思いました。
(2023年08月15日 (火) 18時41分)[22917]

洋子 > 福永耕二の句は大好きな句なので、「遥かなる墓碑」というフレーズがだぶって響いてきていただけませんでした。 (2023年08月15日 (火) 20時41分)[22923]

鈴子 > ここ数年帰郷する事なく墓碑にお参りする事もない私の心に残った句になりました。 (2023年08月17日 (木) 17時08分)[22939]

榮一 > 遥かなる墓碑は記憶の中の墓碑のようである。現実ではない墓碑が暮れ残る記憶と残暑との取り合わせである。残る暑さによみがえった過っての記憶のようである。内容が多すぎてくどい感じがしました。 (2023年08月20日 (日) 08時28分)[22967]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2023年08月21日 (月) 17時21分)[22981]
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投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 10時33分)[22875]
只今、調整中です。

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投稿者:世話人 (2023年07月15日 (土) 11時01分)[22790]
1か月遅れとなりましたがやっとホームページが使えるようになりました。梅雨もなんとか明けそうです。石川・富山の雨量も風も相当なもののようでしたがご無事であったことと推察しております。句会の準備が整いましたので月番担当の伊藤保子さん宜しくお願い申します。なお句会は本日15日から21日(金)までとさせていただきます。作者発表は22日(土)です。各位にはどしどしご意見感想などをお書き下さるようお願いいたします。


世話人 > 遅れましたが太田鈴子さんの選句を追加いたします。宜しくお願いします。 (2023年07月18日 (火) 21時01分)[22791]

世話人 > 作品のアップが上下逆さまになってしまいました。申し訳ありません。宜しくお願いします。 (2023年07月18日 (火) 21時11分)[22796]

月番 > 遅くなりまして申し訳ございません。先生 句会再開につきましてはいろいろありがとうございました。今回当番の伊藤保子です。宜しくお願いします。 宜子さん連絡ありがとうございました。 (2023年07月20日 (木) 08時42分)[22810]

世話人 > 句会の始まりが少し遅れてしまいましたが無事終わることができました。ありがとうございました。月番さんお疲れさまでした。 (2023年07月22日 (土) 08時12分)[22852]

月番 > 先生 皆さま ありがとうございました。 (2023年07月22日 (土) 15時01分)[22859]

世話人 > 作者を発表いたします。 (2023年07月23日 (日) 06時27分)[22861]
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13・庇借る夕立や猫と目の合ひし 投稿者:世話人 (2023年07月15日 (土) 10時50分)[22789]
7点 孝子・美保子・柊子・眞佐子・義之・宜子・剛・


宜子 > いきなりの夕立に軒先で雨宿り。ふと横を見ると猫も雨やどり。ちょっとした安堵感とぬくもり。芭蕉の〈初しぐれ猿も小蓑を欲しげなり〉を思わせます。どちらも人と小動物との優しい出会い。高点に納得です。 (2023年07月20日 (木) 05時45分)[22807]

> 庇には借り貸しがある、軒先と共に借りると云う言葉には、人間関係の情緒が伴うように何時も思う。出先で夕立に遇って、猫と共に暫しの雨宿り。お互いに目でお話をしてゐる、メルヘンチック。 (2023年07月20日 (木) 10時32分)[22813]

義之 > 猫の立ち位置は何処だろうと想像を膨らまして鑑賞しました。庇の家の部屋の窓では覗き込んでいるようでまずい。そうなら対面の民家の庇下かも。やっぱり面白いのは覗き込んだ部屋の中かもしれません。 (2023年07月20日 (木) 10時45分)[22814]

柊子 > 近所のノラちゃんとお付き合いしています。夕飯用のカニカマは食べるくせに、煮干しはイヤだと言い…それなりに会話があります。きっと、この方も、「そろそろ止むかな?」なんて目で語り合っている姿が浮かび頂きました。 (2023年07月20日 (木) 14時39分)[22816]

眞佐子 > 猫も一緒に雨宿りは良いですね。優しさがあり好きな句でした。 (2023年07月20日 (木) 16時04分)[22820]

孝子 > 他人の家の庇をかりての雨宿りのうっとうしさのなか、猫とめがあったというちょっとした時間。読売新聞の連載小説やさしい猫がテレビドラマにちょっとこれもやさしい猫かなと思いました。 (2023年07月21日 (金) 17時42分)[22828]

美保子 > 娘はマンション暮らしですが、お隣の部屋から外を覗いている猫をつい覗いてしまって、お隣の方が気を悪くされたのではないかと玄関から謝りに行ったそうです。そうしたら思い過ごしだったうようで、ぜひ可愛がって下さいと言われたようです。このタイミングで庇と言うものの情緒ある物を考えるきっかけになりました。 (2023年07月21日 (金) 22時26分)[22837]

榮一 > 句またがりの句です。時々出窓で外を見ている猫を見掛けます。発想はそんなところですね。 (2023年07月22日 (土) 07時28分)[22839]

世話人 > 作者は主宰です。 (2023年07月23日 (日) 06時30分)[22862]
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12・溢れさすみっつの野風呂夜の新樹 投稿者:世話人 (2023年07月15日 (土) 10時49分)[22788]
0点 


月番 > 野風呂 新樹の香の夜に湯を溢れさせ一人満喫中。いいですね〜。 (2023年07月20日 (木) 09時00分)[22812]

榮一 > 野風呂が三つも必要かどうかです。ひとつで十分です。 (2023年07月22日 (土) 07時30分)[22840]

作者 > 先生ありがとうございます。夜中の深閑とした山のなか、露天に三つお釜みたいな小さい風呂があり、誰もいないことを幸い次々にとびこんで、あふれさせ、子供に帰っていました。私的には三つがキーポイントでしたが、やはり伝わらないということですね。 (2023年07月22日 (土) 10時46分)[22855]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2023年07月23日 (日) 06時32分)[22864]
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11・駅ピアノ奏づ素足のスニーカー 投稿者:世話人 (2023年07月15日 (土) 10時48分)[22787]
4点 美保子・眞佐子・洋子・紫翠・


世話人 > 鈴子さんの選句の追加です。点数は5点になります。 (2023年07月18日 (火) 21時08分)[22795]

洋子 > 素足のスニーカーから、運動のよくできる青少年を思いました。
ピアノも弾けて、文武(?)両道ですね。 (2023年07月19日 (水) 12時04分)[22805]

眞左子 > 駅ピアノはよく見かけるようになりました。素足のスニーカーで高校生かな、と思いました。爽やかな感じが良かったです。 (2023年07月20日 (木) 16時30分)[22822]

美保子 > 最近はスニーカーも誰でも履いていますが、俳句に出てくればやはり、青少年ですね。すくない言葉で爽やかさを表すのはこういう事なのですね。 (2023年07月21日 (金) 22時30分)[22838]

榮一 > 最近流行りの街角ピアノや駅ピアノです。奏づは終止形でここで切れがあります。「奏づる」の連体形にして素足のスニーカーが演奏してるとはっきりさせたい。若い少女が見えてくる。悪くない句です。 (2023年07月22日 (土) 07時36分)[22841]

鈴子 > いつ頃だったか忘れてしまいましたが横浜駅で初めて駅の広いところでピアノを弾いている光景を目にしました。その時の感動を思い出しました。素足のスニーカーやはり今どきですね。 (2023年07月22日 (土) 10時27分)[22853]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2023年07月23日 (日) 06時31分)[22863]
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10・五月闇観音堂の格天井 投稿者:世話人 (2023年07月15日 (土) 10時47分)[22786]
8点 孝子・美保子・眞佐子・義之・宜子・保子・紫翠・榮一・


宜子 > 「格天井」は格式の高さを表す様式。格天井の観音堂は五月闇の中で堂々としていそうです。 (2023年07月20日 (木) 05時48分)[22808]

月番 > 格天井 関東の吟行会の折に安田循子さんに教えていただいた事を思い出しました。楽しかったあの頃と一緒に。 (2023年07月21日 (金) 07時30分)[22826]

眞佐子 > 以前、電車を乗り継いで格天井の絵画を見に行ったことがあります。天井の絵も素晴らしかったです。五月闇と格天井の取り合わせが良かったです。 (2023年07月21日 (金) 10時44分)[22827]

孝子 > ごうてんじょうというよみかたを知らなかったので勉強になりました、作品的には理解しました。 (2023年07月21日 (金) 17時54分)[22829]

保子 > 五月闇の観音堂。その暗さの中の格天井。仄暗い中でも何か伝わってくるものがあります。 (2023年07月21日 (金) 18時39分)[22833]

榮一 > 景としては手垢が付いていそうですが五月闇が何故か観音堂を生々く感じさせます。 (2023年07月22日 (土) 07時38分)[22842]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2023年07月23日 (日) 06時33分)[22865]
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