玄鳥 定例句会

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2・ありふれた人生なりし牛膝 投稿者:世話人 (2025年09月15日 (月) 06時50分)[25339]
2点 眞佐子・洋子・


月番 > イノコズチはありふれた雑草で、衣服にその実が触れるとくっ付き、取り払うのが面倒です。 (2025年09月15日 (月) 19時58分)[25343]

洋子 > ありふれた人生と、牛膝の取り合わせが面白いとおもいました。衣服にくっつく牛膝は何を語っているのでしょう。
(2025年09月16日 (火) 09時41分)[25355]

榮一 > あまりにもストレートすぎるような気がします。イノコズチは生薬でもあったようです。何処にでもありそうな草で庶民的です。それだけに人生は重たいような気がします。 (2025年09月20日 (土) 07時58分)[25375]

眞佐子 > 牛膝は雑草の中に沢山あり実が衣服にくっついて困ったことがあります。ありふれた人生に牛膝がよく合っていると思いました。 (2025年09月20日 (土) 13時44分)[25384]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2025年09月22日 (月) 13時15分)[25390]
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3・疼くものひとつ抱えて秋遍路 投稿者:世話人 (2025年09月15日 (月) 06時49分)[25338]
 4点 美保子・紫翠・洋子・義之・


月番 > 疼くもの無く気持ちよく遍路を経験できれば良いのですが。 (2025年09月15日 (月) 19時59分)[25344]

洋子 > 遍路に出かける人は、多かれ少なかれ、心の中に疼くものをかかえて、それを見つめながら歩いているのではないでしょうか?
バス旅行気分の楽しい歩き方もあるんでしょうが。 (2025年09月16日 (火) 09時32分)[25353]

孝子 > お遍路はできればしたかったものの一つですが叶わぬものになりました。ただ、学生の時に室戸岬の台風のあとに卒業旅行に友人と二人室戸岬の山の上のお寺が宿になっており、登って行ったら満開の桜で感動したことを思い出です。こころに何かあってもなくてもお遍路は、あこがれがあります。 (2025年09月19日 (金) 13時53分)[25362]

榮一 > 遍路に対して疼くものは直接過ぎるように思います。分かり過ぎる表現です。 (2025年09月20日 (土) 08時00分)[25376]

義之 > 人生80年以上を生きてきて、振り返れば大小の波はあったが平平凡凡の日々であり、遍路に行くなど考えが及ばなかった。ところで掲句は分かり易過ぎるがゆえに気になる。果たして霊場への巡礼を決心させた「疼くもの」の正体は何だろう。速やかに癒されて欲しいものである。 (2025年09月21日 (日) 15時42分)[25387]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2025年09月22日 (月) 13時16分)[25391]
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4・季違ひの憂鬱秋の油照 投稿者:世話人 (2025年09月15日 (月) 06時48分)[25337]
1点 榮一・


月番 > 九月半ばを過ぎようというのに相変わらずの猛暑日が続いており、季語の「秋暑し」では言い表せない今日この頃です。 (2025年09月15日 (月) 20時00分)[25345]

孝子 > 本当にこの頃は季語に悩みます。この人が言いたいことがよくわかります。また秋の油照の季語のつかいかたもしっくりきますし、素晴らしいです。 (2025年09月19日 (金) 14時00分)[25363]

月番 > 歳時記には「秋の・・」という季語は数多く掲載されていますが、「秋の油照り」が無いのは残念ですね。 (2025年09月19日 (金) 19時39分)[25373]

榮一 > 季違いは気ちがいでもありそうです。今年は特に立秋以後も真夏日が続いてうんざりしています。まさに秋の油照りは的を得ているようです。憂鬱はストレートすぎますが。 (2025年09月20日 (土) 08時05分)[25377]

世話人 > 作者は宮本義之さんでした。 (2025年09月22日 (月) 13時17分)[25392]
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5・空港秋テンミニッツのヘアカット 投稿者:世話人 (2025年09月15日 (月) 06時47分)[25336]
1点 洋子・


月番 > おしゃれな人にはたった10分間のヘアカットでも値打ちのある物なのかもしれません。 (2025年09月15日 (月) 20時01分)[25346]

洋子 > 秋の海外旅行の弾むような楽しい気分が、テンミニッツのヘアカット、に現れているとおもいました。 (2025年09月16日 (火) 09時37分)[25354]

榮一 > 少しの待ち時間に少し気になる髪をカットしたのであろう。分からないでもないがである。無駄なような気もしている。床屋や美容院はゆっくりが良さそうである。 (2025年09月20日 (土) 08時16分)[25378]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2025年09月22日 (月) 13時17分)[25393]
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6・いわし雲蹴る石も無きアスファルト 投稿者:世話人 (2025年09月15日 (月) 06時46分)[25335]
7点 美保子・眞佐子・孝子・保子・紫翠・義之・剛・


月番 > 空には爽やかな鰯雲、目線を下方に向ければアスファルト、いろんな解釈があるように思える一句です。 (2025年09月15日 (月) 20時01分)[25347]

美保子 > 「蹴る石も無き」で、「蹴る石もある土の道路」が頭をよぎっているのかと。いわし雲ですから土の道かな。 (2025年09月18日 (木) 21時42分)[25359]

孝子 > アスファルト懐かしい言葉の気がしますが今は当たり前ですね。昔はよく工事中のそばを歩く時は靴に付かないよう気を使ったこと思い出しました❗鰯雲の季語に中七の
なんかノスタルジーを感じて頂きました。 (2025年09月19日 (金) 14時08分)[25364]

> 子供の遊びの多様化もあるだろうが、子供の頃の遊びであった石蹴りはもう見る事もない。高い空をゆっくりと動く季節のいわし雲と、インフラ整備の進んだ空の下。地上は常に変貌して遊び場だった道路は、車社会と化して、人間は狭い歩道に押しやられた。ひょっとしたら、憤懣やるかたなき人間の「蹴りたい石」かも知れない。と思いながら。 (2025年09月19日 (金) 14時32分)[25367]

保子 > ほんとにそうだと思います。先日何かを蹴りながら下校する小学生達と出会いました。変な音なので確認したら瓦礫の破片でした。寺町ではあるけれど、ビルが建ち続けます。季語がよかったと思います。 (2025年09月19日 (金) 19時10分)[25371]

榮一 > ノスタルジーが狙いの句で少し古そうです。 (2025年09月20日 (土) 08時19分)[25379]

眞佐子 > 最近は農道もアスファルトになっています。蹴る石もなくてつまらないですね。 (2025年09月20日 (土) 13時51分)[25385]

世話人 > 作者は岡部榮一さんでした。 (2025年09月22日 (月) 13時18分)[25394]
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7・バッハの名冠せしホテル秋うらら 投稿者:世話人 (2025年09月15日 (月) 06時46分)[25334]
2点 宜子・榮一・


月番 > 各地にそのような名のホテルがあるようです。 (2025年09月15日 (月) 20時02分)[25348]

宜子 > 東京にも「ホテルグランバッハ東京銀座」があります。月番さんが書かれているように各地にあってチェーン店のようです。バッハというと何やらクラシカルな感じがして、しかも「秋うらら」であれば、ふっと泊まってみたくなります (2025年09月17日 (水) 06時15分)[25356]

榮一 > 教会のオルガン奏者にして作曲家です。バッハが作曲した曲名をホテルの名にしているのです。クラシック音楽は皆目分かりませんが大バッハと秋うららがよく合っているように思います。 (2025年09月20日 (土) 08時27分)[25380]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2025年09月22日 (月) 13時19分)[25395]
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8・歯ブラシを柔らかくして今朝の秋 投稿者:世話人 (2025年09月15日 (月) 06時45分)[25333]
1点 孝子・


月番 > 私も歯ブラシを軽く水につけ柔らかくしてから歯磨きをします。 (2025年09月15日 (月) 20時03分)[25349]

孝子 > 私は歯ブラシは硬めが好きですか主人は柔らかめのため買う時はいろいろ気を使います。やわらかくしてにちょっと悩みました。いつもの歯ブラシをやわらかくして、例えば月番さんのように先に水につけるのか、またはなにか方法があるのか、また何故立秋の朝なのか、なぜ?なぜ?ながら頂きました。 (2025年09月19日 (金) 14時17分)[25365]

榮一 > 歯ブラシを柔らかいものに変えたという事か。その理由が秋になったからでは理屈めきます。また「して」の繋げ方も気になります。 (2025年09月20日 (土) 08時30分)[25381]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2025年09月22日 (月) 13時20分)[25396]
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9・雨上がりの原っぱ虫のオーケストラ 投稿者:世話人 (2025年09月15日 (月) 06時44分)[25332]
2点 孝子・保子・


月番 > 虫も土砂降りでは鳴かず雨上りに一斉に鳴き始めるのでしょう。 (2025年09月15日 (月) 20時04分)[25350]

孝子 > 我が家は多摩川のちかくで、今はマンションですが、昔引っ越した頃の実家は家の前から土手くらいまで、原っぱでなんか昔を思い出して懐かしくなりました。原っぱには野菊や小さな花が咲いて、次々家が建ち、思い出だけになりました。多摩川河川敷に、雨上がりに行くと、この句のようですし、自然の近くにいられる幸せを感じて頂きました。 (2025年09月19日 (金) 14時25分)[25366]

保子 > 情景としては当たり前かもしれませんが、最近虫の鳴き声をあまり聞いてきません。虫のオーケストラ 良い表現だなと。三岸好太郎のポストカードを思い出しました。 (2025年09月19日 (金) 18時59分)[25370]

榮一 > 今年は虫の音を聞いたことがありません。街中では当然のことかもしれませんがコオロギぐらい鳴いてもよさそうです。原っぱのオーケストラは羨ましいです。雨上がりもできすぎです。 (2025年09月20日 (土) 08時34分)[25382]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。
(2025年09月22日 (月) 13時21分)[25397]
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10・ゴム飛びをいつも見ている鶏頭花 投稿者:世話人 (2025年09月15日 (月) 06時41分)[25331]
4点 眞佐子・保子・宜子・剛・


月番 > ゴム跳びは昭和の懐かしい風景です。当時は「鶏頭花」も近所の植栽など身近に咲いていました。 (2025年09月15日 (月) 20時05分)[25351]

> 今やゴム飛びなんて見ることもないが、確か女の子の遊びだったと思う。現実の景色だろうか。鶏頭の花に、遥かだが敗戦直後の疎開先で仲間に入れてもらえない女の子が居た思い出がある。何となく哀れそうな花である。 (2025年09月19日 (金) 16時46分)[25368]

保子 > いつも見ている に少し違和感を感じていたのですが剛さんの選評で納得です。 (2025年09月19日 (金) 18時36分)[25369]

榮一 > いつも見ているが気になります。仲間外れなのか病気がちで遊べないのかなどである。鶏頭花が自己主張の強い花であるだけに「いつも見ている」はどうかと考えてしまう。寂しい句のような気がします。年取ると重たい句より軽い句が安心してみてゐられます。 (2025年09月20日 (土) 08時41分)[25383]

眞佐子 > いつも見ているは気になりましたが、ゴム飛びと鶏頭花が懐かしくいただきました。先生の「病気がちで遊べない」から正岡子規の鶏頭の十四五本もありぬべしを思いました。 (2025年09月20日 (土) 14時11分)[25386]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2025年09月22日 (月) 13時22分)[25398]
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投稿者:世話人 (2025年09月15日 (月) 06時40分)[25330]
只今、準備中。

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投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時50分)[25268]
句会の準備が出来ました句会は8月23日(土)までです。沢山の句評を自由にお書きください。なお、今月の月番は鈴木美保子さんにお願いします。宜しくお願いします。


美保子 > 今月の月番を務めます、鈴木美保子です。お盆も送り火を炊く日。寂しい思いで送り出された方も多いでしょう。大人の夏休みは一区切り。沢山の書き込みをお願いします。
句会 8月16日(土)〜8月23日(土) (2025年08月16日 (土) 20時53分)[25269]

美保子 > 先ほど、主宰先生に、パソコンの不具合で句会に入れない旨、メールしてしまいました。コードが繋がってなくて、力が足りないんではないかとの夫の言葉で、待って見たら入れました。先生、ご迷惑をおかけしています。申し訳ありません。 (2025年08月19日 (火) 21時11分)[25291]

美保子 > 主宰先生全句にご指導のお言葉ありがとうございました。句会は23日(土)まで。今しばらく時間がありますので、よろしかったら書き込みお願いします。
おぼつかない月番ですが、私は玄鳥の提出が無くなったのでちょっと緊張感を持った一週間を過ごすことができています。ありがとうございます。 (2025年08月21日 (木) 21時37分)[25318]

世話人 > 期日になりましたので作者を発表します。沢山の書き込みをありがとうございました。また、月番の鈴木美保子さんお疲れさまでした。また、小川紫翠さんはパソコンの不調で参加できなかったと言うことです今後ともよろしくお願いします。 (2025年08月24日 (日) 14時22分)[25319]

美保子 > 主宰先生句会の準備、全句にご指導のお言葉ありがとうございました。今月の句会は終わりです。来月は少しは涼しくなっているといいですね。皆さまありがとうございました。 (2025年08月24日 (日) 20時58分)[25329]
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1・風涼しメタセコイアの並木道 投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時46分)[25267]
3点 眞佐子・孝子・保子・


月番 > 立秋を迎えてすぐの句会。この暑さで秋の句に切り替えるのは如何でしたか。句会を涼し気な句で迎えました。 (2025年08月16日 (土) 21時07分)[25270]

保子 > 何かを主張するわけでもなく淡々と情景を見せてくれて、とても穏やかな気持ちにになります。風涼しの季語がよかったです。 (2025年08月19日 (火) 16時55分)[25285]

月番 > 皆さんの住んでいらっしゃる地域にはメタセコイアの並木道ありますか。宮崎は郊外に行けばあるようですが、見まわしたあたりにはありません。保子さまの書いて下さった風景が思い浮かびます。今こそこういうところに行ってみたいです。 (2025年08月19日 (火) 21時01分)[25289]

眞佐子 > 我が家のあたりは田舎ですのでメタセコイアのような大きな木のある道路もありませんが公園の中の道路の脇や学校の校庭脇に植えられていますので見かけることが多いです。メタセコイアの大木の下で涼しい風に吹かれると気持ちがいいでしょうね。 (2025年08月20日 (水) 20時11分)[25299]

月番 > 眞佐子さま、近くにメタセコイアがあるのですね。やはり九州になると植えられる木も種類が違うようです。近年はますます熱帯に住んでるような気がしています。気持ちだけでも掲句の涼しさにふかれましょう。 (2025年08月20日 (水) 21時09分)[25303]

榮一 > メタセコイアの並木道は琵琶湖のほとりに存在します。秋は紅葉も美しいし冬の雪景色も見事なところです。夏の緑も美しそうです。 (2025年08月21日 (木) 17時12分)[25309]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2025年08月24日 (日) 14時23分)[25320]
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2・ドライブのナビ目的地は秋天 投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時44分)[25266]
2点 剛・榮一・


月番 > ナビで秋天を入れたら本当に秋天に向かえるならどんなに良いでしょう。今年の夏は切実にそう思います。 (2025年08月16日 (土) 21時11分)[25271]

> 齢と共に脚は弱くなり長くは歩けなくなった、また目玉も視野が狭くなり夜は運転を控えている。田舎住まいゆえ、生活の用があって車を捨てきれず、免許の更新を続けてゐる。もうドライブなどは行くことも無いし、行く気もない。ゆえに車のナビゲーションも必要が無い。ナビは住所を入力すれば其処へ連れて行ってくれる、優れた電子機器のようである。この厳しい残暑が終はれば秋空が広がる行楽の季節がやってくる。 (2025年08月21日 (木) 15時43分)[25308]

榮一 > 目的地が秋天は足に自信がない年寄りにはありがたいものです。目的地が地上の何処かでは常識的で詩としては平凡です。秋天だから心が大きく広がるのです。 (2025年08月21日 (木) 17時16分)[25310]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2025年08月24日 (日) 14時24分)[25321]
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3・素麺の白さを啜り寂しき日 投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時43分)[25265]
3点 美保子・保子・榮一


月番 > 素麺の白いのは当たり前だと思っていましたが素麺の白さは涼しさや寂しさをあらわすのだと気付かせて頂きました。 (2025年08月16日 (土) 21時22分)[25272]

保子 > 素麺の白さ 今日はその白さがとくに身に沁みる日よ。思わずも自分の内面と対峙した一瞬でしょうか。 (2025年08月19日 (火) 17時04分)[25286]

美保子 > 素麺の白さを啜り ですので白さが身に沁みるのですね。なるほどです。 (2025年08月19日 (火) 21時05分)[25290]

榮一 > 通常では寂しいなどと言われると避けて通り過ぎます。冷たい素麺を啜りながらふと寂しさを感じたのは人生があるからです。素麺は田舎暮らしの幼いころの夏に結び付きます。素麺の白さに寂しさが増幅します。 (2025年08月21日 (木) 17時21分)[25311]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2025年08月24日 (日) 14時24分)[25322]
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4・白南風や裏に海あり秘密基地 投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時34分)[25264]
1点 眞佐子・


月番 > 上五中七下五それぞれに意味深い言葉が並んでいます。どういう状況なのか今一つわからないのですが。眞佐子さんご意見をお願いします。 (2025年08月16日 (土) 21時32分)[25273]

作者 > 三段切れになってしまいましたね。裏に海ある秘密基地のつもりでしたが暑いので狂ってしまったようです。 (2025年08月20日 (水) 12時05分)[25297]

眞佐子 > 裏に海ありそこに秘密基地がありますと読んでしまいましたので、三段切れに気が付きませんでした。最近は秘密基地にはいろいろなものがあるようですが、昔から自分だけの素敵な場所が裏の海のどこかにあるでは。梅雨が明けて明るい空のもと自分だけの秘密基地を思い浮かべての句だと思いどこかロマンを感じていただきました。 (2025年08月20日 (水) 20時34分)[25300]

月番 > 作者さまの書いていらっしゃる句ですと三段切れになりません。眞佐子さまの読みのようになるのですね。私も三段切れに気づきませんでした。 (2025年08月20日 (水) 21時15分)[25304]

榮一 > 秘密基地の句はくは時々出てきます。それだけに新鮮味に欠けるように思います。句の方向が一方向を向くからです。 (2025年08月21日 (木) 17時23分)[25312]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2025年08月24日 (日) 14時25分)[25323]
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5・稲妻やパソコンを打つカフェの窓 投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時33分)[25263]
6点 美保子・洋子・眞佐子・孝子・宜子・榮一・


月番 > 高得点句です。ドラマや映画のワンシーンのような句です。 (2025年08月16日 (土) 21時36分)[25274]

宜子 > 最近、電車内やマックなどでパソコンを打っている人がホントに多くなりました。パソコンもスマホも一人の世界に没入している雰囲気です。カフェの窓際、思案顔でパソコンを打つ人、外は今、一閃の稲妻!現代的な風景の切り取りと思いました。 (2025年08月18日 (月) 03時49分)[25279]

月番 > 宜子さま書き込みありがとうございます。電車も通らない宮崎ではあまり見かけないのですが、都会はきっとそうなのですね。最近見かける人たちのキーを打つ速さに驚きます。先日来られた電気屋さん速い速い。 (2025年08月18日 (月) 10時56分)[25283]

眞佐子 > カフェでパソコンを打つ人が多いようですが、カフェの窓際で稲妻にもめげずにパソコンを打つ人物が浮かんできました。 (2025年08月20日 (水) 20時53分)[25301]

洋子 > この頃いろいろなところでパソコンをとり出している人がおりますね。せっかく良い所を見つけたのに、そこも稲妻で、安心できないところなってきましたね。稲妻は電気なので、電気を使っているときは、なんとなく怖いですね。 (2025年08月21日 (木) 09時27分)[25306]

榮一 > 近頃の若者の一旦です。カフェによっては時間制限を設けているところもあります。常識的な行動は守るべきだと思うが現代の若者の趨勢のように思います。雨模様の空模様と稲妻が何とも言い難いです。 (2025年08月21日 (木) 17時30分)[25313]

世話人 > 作者は宮本義之さんでした。 (2025年08月24日 (日) 14時26分)[25324]
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6・銀漢の時に波立つこともあり 投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時33分)[25262]
3点 洋子・義之・宜子・


月番 > 銀漢とは天の川の事。時に波立つとはどういうことでしょう。 (2025年08月16日 (土) 21時43分)[25275]

宜子 > 作者の気持ちが波打たせているのでしょう。この猛暑といい、世界情勢といい、いろいろなところが波打っているようです。 (2025年08月18日 (月) 03時53分)[25280]

洋子 > 私は単純に雲がよぎったりして、天の川の光に濃淡ができたのかと思いました。
宜子様の鑑賞のように作者の気持ちの波立ちもあるのでしょうね。 (2025年08月18日 (月) 09時21分)[25282]

月番 > 句の鑑賞は提出したら読者にゆだねると習って来ました。お二人の鑑賞の違いに私もなるほどと改めて読み直しました。 (2025年08月18日 (月) 11時02分)[25284]

榮一 > 天の川にも波が立つことがあると言っています。時にと限定しているのが自身のことに引き付けて言っているからです。天の川を現実の川として波立たせるのはある意味では平凡です。 (2025年08月21日 (木) 17時35分)[25314]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2025年08月24日 (日) 14時27分)[25325]
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7・新涼のとびら峡谷の美術館 投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時32分)[25261]
4点 美保子・洋子・義之・剛・


月番 > 渓谷の美術館、実際にある美術館なのでしょうか。新涼の扉となるって素敵です。 (2025年08月16日 (土) 21時47分)[25276]

> 当地の黒部峡谷と宇奈月温泉の売り物に美術館がある。この季節は緑の山々が取り囲み賑わってゐる様で、「とびら」とはいい得て妙である。 (2025年08月20日 (水) 11時48分)[25295]

義之 > 8音+10音の破調が面白くて頂きました。意味的には「新涼の扉」+「峡谷の美術館の扉」と扉が重なるように感じました。空調の効いた美術館へ今まさに入館しようとしているのでしょう。 (2025年08月20日 (水) 12時45分)[25298]

月番 > 黒部渓谷と宇奈月温泉、夫と娘と行きました。二十年ほど前でしょうか。当時美術館があるとの情報には触れなくて、残念です。具体的に教えて頂くと情景がよくわかります。 (2025年08月20日 (水) 21時24分)[25305]

洋子 > 峡谷にある美術館の新涼はいかにも涼しそうです。いってみたいですね。 (2025年08月21日 (木) 09時30分)[25307]

榮一 > 黒部の美術館を知れませんでした。実際の美術館を知らなくても溪谷の美術館であれば新涼の扉を感じることは出来そうです。 (2025年08月21日 (木) 17時38分)[25315]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2025年08月24日 (日) 14時28分)[25326]
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8・逝きし人その数ほどの桃供ふ 投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時31分)[25260]
4点 孝子・義之・宜子・剛・


月番 > 自分の周りで逝ってしまった人でしょうか。 (2025年08月16日 (土) 21時51分)[25277]

宜子 > 月番さんの書かれている通り、作者さんの近しい方が何人か逝かれてしまったのかも知れません。桃を供えていますから。「数ほど」が悲しいです。 (2025年08月18日 (月) 03時59分)[25281]

義之 > お盆の仏壇の情景で、しみじみとしたものを感じます。「桃」が様々な物語を語ってくれそうです。「その数ほどの桃」とありますが、2個とか3個だと思います。作者は仏壇に手を合わせ桃を見ながら改めて鬼籍に入った人それぞれに思いを馳せているのでしょう。 (2025年08月20日 (水) 09時12分)[25293]

> 仏壇の前に供えられた桃だろうか。生きている者が死者に手向ける季節の果物である。小さな仏壇を残して私の母は死んだが、祖父母を始め死者が多く位牌は小さな掛け軸に列記されてゐる。時折、ご飯を炊いたときに、水とご飯を手向ける。この親不孝者めと、思いながら。 (2025年08月20日 (水) 11時49分)[25296]

月番 > 家のお仏壇では娘と義父の二人を祀っています。それでも、自分の両親に話しかける事が多い不届き者め。です。 (2025年08月20日 (水) 21時03分)[25302]

榮一 > 言いたいことは何となく分かりそうですがその数ほどの桃が想像できませんでした。 (2025年08月21日 (木) 17時40分)[25316]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2025年08月24日 (日) 14時29分)[25327]
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9・万緑と蝉の鳴き声映す池 投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時30分)[25259]
1点 保子・


月番 > 万緑と蝉の鳴き声。これは季重なりにはなりませんか。「と」で並列になるのでどちらが強いとも言えないような。どなたか教えて下さい。 (2025年08月16日 (土) 22時11分)[25278]

保子 > 万緑と蝉 うっかりしました。蝉の鳴き声映す池 に惹かれました。東山魁夷の緑響く という絵に重なるようなイメージがあり、好きでした。 (2025年08月19日 (火) 17時15分)[25287]

月番 > 本当に「蝉の鳴き声映す池」素敵ですよね。プレバトなど見ていると季語が二つあってもいいと言われることもあって、季語の事は結社でも違うのかと思って来ました。 (2025年08月19日 (火) 20時53分)[25288]

義之 > 「万緑や」と上五で強く切った方が私の好みです。必然的に「万緑」が不動の季語となります。又、同じ夏の季語である「蝉」ですが、ここでは「蝉の鳴き声映す池」と抽象的な表現となっており、「蝉」の季語としての力は弱まるように感じます。一面の緑に囲まれた水面は、まるで鏡面の如く平で、万緑の森を映しています。「蝉の鳴き声映す池」というこの詩的なフレーズの解釈は読者により様々でしょうが、納得できる何かがあります。保子さんの「東山魁夷の緑響く」はまさに当を得た書き込みと同感です。「蝉の鳴き声」が鏡の水面に映っても不思議はないのです。 (2025年08月20日 (水) 08時49分)[25292]

月番 > 義之さまなるほどと思う書き込みをありがとうございます。「万緑や」と切れば強調されるのでこちらが主になるのですね。「東山魁夷の緑響く」は色々な所で見て来ているのに作品名と一致していませんでした。勉強になりました。 (2025年08月20日 (水) 10時06分)[25294]

榮一 > 「と」と「や」の違いは重要なことですね。 (2025年08月21日 (木) 17時42分)[25317]

世話人 > 作者は岡部榮一さんでした。 (2025年08月24日 (日) 14時30分)[25328]
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投稿者:世話人 (2025年08月16日 (土) 16時29分)[25258]
只今、準備中。

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投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時16分)[25200]
句会の準備が整いました。月番は山内宜子さんです。宜しくお願いします。
なお、紫翠さんの選句が届いていませんが届き次第に追加したいと思います。


宜子 > 今月の月番を務めます宜子です。
岡部先生、句会の準備をいただき有難うございます。
句会の皆様、各句へのコメント宜しくお願いします。

 ・句会日程   7月14日(月)〜7月20日(日)

 ・作者発表   7月21日(月)

  (2025年07月15日 (火) 14時06分)[25201]

世話人 > 月番の山内宜子さんお疲れ様でした。ありがとうございました。期日になりましたので作者を発表します。 (2025年07月21日 (月) 13時07分)[25248]
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1・下駄の歯に咬みこむ石や氷旗 投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時10分)[25199]
5点 美保子・眞佐子・義之・保子・剛・


月番 > 日常に下駄を履かなくなって何十年になるでしょう。下駄の歯にピッタリと石が挟まって、重かった思い出があります。
季語「氷旗」との取り合わせです。 (2025年07月15日 (火) 14時12分)[25202]

義之 > 下駄の歯に噛み込む石のフレーズは先行句がありそうです、現在の句というよりも昭和の良き思い出の句かもしれません。昭和の氷旗が懐かしいです。 (2025年07月16日 (水) 12時26分)[25218]

月番 > お店の軒先にはためく「氷」と書かれた旗、そして「下駄」も昭和を景ですね。 (2025年07月16日 (水) 19時52分)[25219]

保子 > 既視感はありますが、そのぶん安心感もあり、懐かしさもあります。 (2025年07月18日 (金) 18時12分)[25233]

眞佐子 > 小学生のころは下駄ばきでしたので海水浴の帰りの氷旗を思い出して懐かしくいただきました。 (2025年07月19日 (土) 23時23分)[25235]

榮一 > 懐かしい光景のひとつではあるが。 (2025年07月20日 (日) 14時32分)[25238]

世話人 > 作者は岡部榮一さんでした。 (2025年07月21日 (月) 13時08分)[25249]
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2・白南風や背番号3の忌が明ける 投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時09分)[25198]
2点 保子・宜子・


月番 > 巨人軍長嶋監督が、戦後の昭和を輝かせて逝ってしまいました。 (2025年07月15日 (火) 14時15分)[25203]

保子 > 背番号3の忌が明ける ハッとしました。うかうか過ごしてきたこの時間。的確な表現で背筋が伸びました。
(2025年07月18日 (金) 18時25分)[25234]

榮一 > 長嶋茂雄さんのことですね。我々世代の野球ファンのカリスマですね。 (2025年07月20日 (日) 14時35分)[25239]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2025年07月21日 (月) 13時09分)[25250]
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3・夏芝居舞台の袖で泣く子役 投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時08分)[25197]
3点 義之・剛・榮一・


月番 > 男性三人が選をしています。ちょっと切ない句です。 (2025年07月15日 (火) 14時16分)[25204]

義之 > 何処かの市町村で今でも見られる景色かもしれません。子役さんは泣きべそをかきながらでもちゃんと舞台を務めることが出来たでしょう。 (2025年07月16日 (水) 12時19分)[25217]

月番 > そうして立派な舞台人に成長していくのでしょうね。 (2025年07月16日 (水) 19時55分)[25220]

榮一 > 村芝居の子役です。みんなの前で緊張したのですね。その緊張がゆるんで泣いたのです。何となく分かる気がします。悲しいわけではないのです。 (2025年07月20日 (日) 14時39分)[25240]

榮一 > 舞台の袖がいいですね。 (2025年07月20日 (日) 14時39分)[25241]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2025年07月21日 (月) 13時10分)[25251]
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4・ロボコンのボールの動き青嵐 投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時07分)[25196]
2点 美保子・宜子・


月番 > 「ロボコン」はロボットコンテストの略。「ロボットコンテスト」というより通りがいいようです。 (2025年07月15日 (火) 14時22分)[25205]

美保子 > 私の従弟にあたる人が金沢で高専の先生で、知人の甥御さんが都城の高専の先生と言う事で昔はテレビで応援したものです。青嵐が試合の盛り上がりを表しているようです。 (2025年07月15日 (火) 21時15分)[25211]

月番 > 美保子さん、早速にコメントをいただき嬉しいです。季語の「青嵐」いいですよね。 (2025年07月15日 (火) 22時22分)[25212]

榮一 > 高校や高専の機械科の技術の競争ですね。青嵐はなるほどと納得させます。テレビなどでときどき見かけますがあまり興味はありません。ロボコンの響きはロボットが出てくるアニメのような響きです。 (2025年07月20日 (日) 14時48分)[25242]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2025年07月21日 (月) 13時11分)[25252]
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5・かたつぶり杖の上目の青信号 投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時06分)[25195]
0点 


月番 > 中七「杖の上目」が、わかりにくかったです。 (2025年07月15日 (火) 14時23分)[25206]

洋子 > 腰の曲がった老人の目が杖の上のあたりにあって、その目で上目使いに青信号をみながら 横断歩道を渡っていくのですが、その歩き方はかたつぶりのように遅い、、、という景かと思いました。
(2025年07月16日 (水) 10時55分)[25215]

月番 > そうでしたか!洋子さん、ありがとう。情景が納得できました。「腰の曲がった」お年寄りなら杖の上の上目がありそうです。歩くのが遅いイコール、かたつぶり。絵として納得はしましたが。 (2025年07月16日 (水) 20時03分)[25221]

榮一 > 杖をついて上目で見る青信号ですね。蝸牛はゆっくりとしか歩けない自己の認識のようです。上目が響かないようです。 (2025年07月20日 (日) 14時55分)[25243]

世話人 > 作者は宮本義之さんでした。 (2025年07月21日 (月) 13時12分)[25253]
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6・生き方は千差万別蟻地獄 投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時05分)[25194]
2点 眞佐子・保子・


月番 > 生き方はひとそれぞれ、まさに「千差万別」です。手がかりは季語の「蟻地獄」どのように効いているのでしょう。 (2025年07月15日 (火) 14時26分)[25207]

保子 > 上五中七 標語のように感じたのですが、座五に意外性があり面白い。蟻地獄 蟻地獄も千差万別かも知れない。 (2025年07月18日 (金) 18時09分)[25232]

眞佐子 > 人の生き方は千差万別のように蟻地獄にも千差万別があるかもしれないと思ってしまいました。「蟻地獄」は異質とも感じましたが面白いと思いました。 (2025年07月19日 (土) 23時48分)[25237]

榮一 > 千差万別は意味の世界で詩の世界とは遠いように思う。蟻地獄も意味の世界に通じて実景が見えなくなってしまうようです。 (2025年07月20日 (日) 15時00分)[25244]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2025年07月21日 (月) 13時13分)[25254]
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7・風吹くままに前に後ろに小判草 投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時04分)[25193]
5点 眞佐子・義之・洋子・剛・榮一・


月番 > 小判草は夏の季語。風に揺れるとキラキラとして可愛いです。 (2025年07月15日 (火) 14時33分)[25208]

洋子 > 風に揺れる小判草の姿が上手に表現されていると思いました。 (2025年07月16日 (水) 10時28分)[25214]

義之 > 小判草は結構群生しているようで掲句に違和感は覚えません。颯爽とした主人公の姿が目に浮かびます。気持ちの良い句です。 (2025年07月16日 (水) 12時13分)[25216]

月番 > 中七「前に後ろに」が、具体的でよかったのかも知れませんね。
上が「風吹くままに」と七音です。「に」を削って「風吹くまま」で六音に収めるのはいかがでしょう。
〈風吹くまま/前に後ろに/小判草〉 (2025年07月16日 (水) 20時15分)[25222]

義之 > 上五を五音に拘るなら「風の中」もありそうです。「吹く」は不要かもしれません。一般に上五の字余りは許されると云うなら元句のままでも良いかと思います。 (2025年07月17日 (木) 06時22分)[25224]

月番 > 義之さん、添削をいただき有難うございます。「風の中」「風吹くまま」作者さんのご参考になれば幸いです。 (2025年07月17日 (木) 09時35分)[25225]

美保子 > ネット句会上で具体的に添削していただき、「ああ、ネット句会を続けて頂いてよかった。」と一人でにっこりしています。ありがとうございます。 (2025年07月17日 (木) 21時29分)[25226]

作者 > 前にもやってしまったのですが、もう名前を出してしまいました。できることなら、お忘れください。 (2025年07月17日 (木) 21時30分)[25227]

月番 > 大丈夫です!お名前がわかっても問題なしです。
ネット句会に限らず、いろいろな句会に投句して、刺激をもらってください。きっと小さな発見や学びがあります。 (2025年07月17日 (木) 21時57分)[25229]

眞佐子 > 私のような田舎ではよくある風景です。前に後ろにがよくわかります。 (2025年07月19日 (土) 23時37分)[25236]

榮一 > 小判草の柔軟性を上手く無理なく捕まえている。但し「ままに」は一考の余地がありそうです。 (2025年07月20日 (日) 15時13分)[25245]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2025年07月21日 (月) 13時14分)[25255]
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8・切り分けし西瓜に見惚れゐる老年 投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時03分)[25192]
2点 美保子・洋子・


月番 > 四つ割り、八つ割にされた西瓜の切り口は赤く鮮やか!みずみずしくて美味しそうです。見惚れますとも。 (2025年07月15日 (火) 14時38分)[25209]

美保子 > 我が家は夫が買い物当番です。レシピを見ながら、思い出しながら、メモをするのは私で、毎日のように買い物に行ってくれます。お店も私達位の男の方が多いようで、助かります。夫は(私が)スイカがないと物足りなくて、八つ割のスイカが二日でなくなります。スイカに見惚れる間もなく、糖度がいくつかということが夫の気になるところではありますが。 (2025年07月17日 (木) 21時41分)[25228]

月番 > 舌が味に見惚れているのですね。 (2025年07月17日 (木) 22時00分)[25230]

洋子 > 見惚れいる、というのがよくわからなかったのですが、見事に実った真っ赤な西瓜の美しさ、種が整然と並んでいる美しさ、切り分けられた一片の大きさ、などなど
考えました。おいしそうな西瓜が浮かんできて、思わずいただきました。 (2025年07月18日 (金) 09時29分)[25231]

榮一 > 見惚れるは言い過ぎのようです。老年もとって付けたような感じです。 (2025年07月20日 (日) 15時15分)[25246]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2025年07月21日 (月) 13時15分)[25256]
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9・校外学習の子等の足湯や揚羽蝶 投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時02分)[25191]
3点 洋子・宜子・榮一・


月番 > 九七五と四音も多く詠まれた句。上の九音がなんとか五音で収まれば定型にはなりますが。
それでも気持ちよさそう、楽しそう。 (2025年07月15日 (火) 14時44分)[25210]

洋子 > 揚羽蝶も飛び、子供たちの歓声が聞こえてくるような楽しい句です。 (2025年07月16日 (水) 10時25分)[25213]

月番 > 明るくて、屈託がなくて、胸が切なくなる平和です。このような風景が永遠に続くと思える世界をと。 (2025年07月16日 (水) 20時21分)[25223]

榮一 > 良い学校ですね。学習は勉強ばかりでは良くありません。足湯など羨ましい限りです。上九は工夫がいりそうです。課外授業ぐらいでよさそう。揚羽蝶はまさにのびのびとした感じです。 (2025年07月20日 (日) 15時22分)[25247]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2025年07月21日 (月) 13時16分)[25257]
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投稿者:世話人 (2025年07月15日 (火) 01時01分)[25190]
只今、準備中。

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投稿者:世話人 (2025年06月15日 (日) 06時38分)[25117]
句会の準備ができました。梅雨空に負けない活発な書き込みをお願いします。
今月の月番は森内洋子さんです。宜しくお願い致します。


洋子 > 月番を務めさせていただきます森内洋子です。よろしくお願いいたします。
梅雨の最中の一か月ですが、じっくりと俳句に向き合えるいい月ではないかと思います。
皆様のたくさんの書き込みを楽しみにしております。 (2025年06月15日 (日) 09時57分)[25118]

月番 > 先生
全句に書き込みをいただきありがとうございました。
皆さま、句会は今日が最後です。
まだ時間がありますので、まだの方、もっと書きたいことのあるかた、たくさん書き込んでください。
(2025年06月21日 (土) 08時40分)[25174]

世話人 > 期日になりましたので作者を発表します。沢山の書き込みをありがとうございました。月番の森内洋子さんお疲れさまでした。 (2025年06月22日 (日) 12時51分)[25178]

月番 > 先生
句会の準備とご指導ありがとうございました。
皆様、たくさんの書き込みをありがとうございました。
梅雨最中かと思った句会も猛暑続きで、おわりました。
また来月楽しい句会を期待しています。よろしくお願いします。 (2025年06月22日 (日) 13時46分)[25189]
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1・万緑や明日あることを疑わず 投稿者:世話人 (2025年06月15日 (日) 06時34分)[25116]
7点 美保子・洋子・保子・眞佐子・剛・紫翠・榮一・


月番 > 吾子の歯も生え初めて、、、。 (2025年06月15日 (日) 10時02分)[25119]

美保子 > 長い一生の間には絶望するようなこともあります。そんな中でも今は身を屈めて頭を抱えて大変な時が過ぎ去るのを待つのよと年上の友人が教えてくれたことです。明日は確実にやって来るのだから。万緑に覆われた明日なのです。 (2025年06月16日 (月) 21時13分)[25134]

月番 > 「万緑に覆われた明日」っていい言葉ですね。 (2025年06月16日 (月) 21時48分)[25137]

保子 > あっけらかんとした潔さ、健やかさを感じます。羨ましい限りです〜。 (2025年06月17日 (火) 21時26分)[25140]

月番 > 年齢的に、明日あることに確信がもてなくなってきつつあるなんて言っていたらぶっ飛ばされそうな元気さ、羨ましいですね。 (2025年06月17日 (火) 22時15分)[25142]

紫翠 > 季語「万緑」の効果により一句が立ち上がったと思います。 (2025年06月18日 (水) 12時05分)[25149]

月番 > 中村草田男の句以来「万緑」は大好きな季語です。 (2025年06月18日 (水) 12時28分)[25150]

眞佐子 > 万緑により出来上がった句と思いました。私も明日あることを疑わずは羨ましいです。 (2025年06月19日 (木) 19時42分)[25158]

榮一 > べたな感じですが万緑が迫ってくる勢いがあっていいと思う。 (2025年06月21日 (土) 06時36分)[25164]

> 草田男さんの句から季語として使われたと、どこかで見たか聴いたか。山や野を覆うばかりの緑の中に自分を置いて暮らしているのだろう。面目躍如の句である。 (2025年06月22日 (日) 11時18分)[25177]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2025年06月22日 (日) 12時52分)[25179]
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2・波音の聞こえる宿や冷やし瓜 投稿者:世話人 (2025年06月15日 (日) 06時33分)[25115]
6点 洋子・孝子・保子・義之・宜子・榮一


月番 > 民宿でしょうか? (2025年06月15日 (日) 10時03分)[25120]

義之 > 冷やし瓜が効果的です。月番様の書かれているように民宿の情景が思い浮かびます。子供たちを連れて毎夏訪れているのでしょう。 (2025年06月15日 (日) 15時32分)[25129]

月番 > 義之様、早速にありがとうございます。子供の頃の夏休みがよみがえってきますね。 (2025年06月15日 (日) 18時53分)[25130]

榮一 > 如何にも夏の風情です。大きな盥に井戸水を張って浮かべてある黄色いまくわ瓜が思われます。懐かしい時代の一風景です。 (2025年06月21日 (土) 06時45分)[25165]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2025年06月22日 (日) 12時53分)[25180]
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3・夏の夜や夫の鼻孔に手をかざす 投稿者:世話人 (2025年06月15日 (日) 06時32分)[25114]
0点 


月番 > 夫の鼻孔に手をかざしたのはなぜでしょう? (2025年06月15日 (日) 10時06分)[25121]

月番 > 夫の寝息が静かでよく聞こえないときは、生きているんだろうか?と鼻先に手をかざすことがありますね?皆様、そういう経験はございませんか? (2025年06月18日 (水) 10時30分)[25145]

宜子 > 経験はないですが、暑くて寝苦しい夜のことですから、月番さんの書かれている通りのことと思います。心配になりますよね。ただ、それ以上のことが見えなくて選を外しました。 (2025年06月19日 (木) 10時27分)[25155]

月番 > 息してないなんてことだったらたいへんですよね。 (2025年06月19日 (木) 14時01分)[25156]

宜子 > エーーー!? (2025年06月19日 (木) 15時24分)[25157]

榮一 > 歳を思い知らせれて嫌でした。 (2025年06月21日 (土) 06時47分)[25166]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2025年06月22日 (日) 12時54分)[25181]
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4・食欲のすすむ料理や花氷 投稿者:世話人 (2025年06月15日 (日) 06時31分)[25113]
0点


月番 > きれいな景と思ったのですが。
採られなかった方にもご意見がおありと思いますのでよろしくお願いします。 (2025年06月15日 (日) 10時08分)[25122]

宜子 > この暑い時期に「食欲のすすむ料理」というのは、羨ましい限りですが、もう少し具体的なお料理がわかると、絵になるのにと思いました。 (2025年06月19日 (木) 10時22分)[25154]

月番 > 食欲が進み過ぎても困りますけどね。適度に食欲がすすみ、見た目にも美しく、おいしいお料理をいただきたいものですね。
(2025年06月19日 (木) 22時15分)[25162]

榮一 > どんな料理ですかね。食欲が進む料理名を素直に書いた方が良さそうです。勿論そうなれば夏料理ですから「花氷」は外すことになるとは思いますが。 (2025年06月21日 (土) 06時51分)[25167]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2025年06月22日 (日) 12時55分)[25182]
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5・卯の花や富士の裾野の母の里 投稿者:世話人 (2025年06月15日 (日) 06時30分)[25112]
5点 洋子・孝子・剛・紫翠・榮一・


月番 > 景が大きいですね。その中にこもる思いとは? (2025年06月15日 (日) 10時10分)[25123]

紫翠 > 童謡にある「卯の花」のイメージを中七、下五の表現が上手く増幅させている。 (2025年06月18日 (水) 12時01分)[25148]

月番 > 卯の花をみると、母の実家に遊びに行った時のことがまざまざと思い出されるのですね。 (2025年06月18日 (水) 12時31分)[25151]

榮一 > 風景がすぐに思い浮かびそうです。新幹線の窓から見る富士山は僅かな時間ですが印象に残ります。裾野ではどんな姿に見えるのか分かりませんが何となく理解できそうな感じがします。卯の花もいい取り合わせです。 (2025年06月21日 (土) 06時58分)[25168]

> 空木の花を、卯の花と呼ぶのを知ったのは、ごく最近の事である。裾野といえば日本一の富士。好天に恵まれるとこの偉大な山の姿は眺めて飽きない。行く当てはないが、折に触れて思い出す母である。母が 生存なら羨ましい句である。 (2025年06月22日 (日) 11時08分)[25175]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2025年06月22日 (日) 12時56分)[25183]
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6・日の沈む海は知らない青蛙 投稿者:世話人 (2025年06月15日 (日) 06時29分)[25111]
1点 美保子・


月番 > 「井の中のかわず」は知っていますが、「日の沈む海」を斡旋した効果について、考えてみましょう。 (2025年06月15日 (日) 10時15分)[25124]

美保子 > 青蛙というとやはり広い野原や池に居るような印象です。日の沈む海はっきっと見たこともないだろうと。もしかしたら海を見たことがないと言うのはご自分の経験を重ねたのでしょうか。 (2025年06月16日 (月) 21時21分)[25135]

月番 > 「ご自分の経験を重ねた」という見方はおもしろいですね。
皆さんはいいかがでしょう? (2025年06月16日 (月) 21時44分)[25136]

保子 > 最初美保子さんと同じように 日の沈む海は知らない青蛙 と思ったのですが、逆に 日の沈む海は青蛙を知らない とも取れます。海は ではなく 海を としたら伝わり易いかなと思いました。詩的情感がありました。 (2025年06月18日 (水) 17時32分)[25152]

月番 > 逆転の発想ですね。皆様、どう思われますか? (2025年06月18日 (水) 20時11分)[25153]

榮一 > 海はと海をでは主人公が真逆になります。掲句ではアオガエルを知らない海のことを言っているようです。海をとなればアオガエルが海を知らないとなりそうです。 (2025年06月21日 (土) 07時06分)[25169]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2025年06月22日 (日) 12時57分)[25184]
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7・短夜や羽音大きな明烏 投稿者:世話人 (2025年06月15日 (日) 06時28分)[25110]
5点 美保子・眞佐子・義之・宜子・紫翠・


月番 > なんか思わせぶりな烏ですが?



(2025年06月15日 (日) 10時17分)[25125]

宜子 > 思わせぶりな烏ですよね。情景とすればただ烏の羽音が大きいと言うだけですが、「短夜」と取り合わせると、いろいろ想像してしまいます。 (2025年06月16日 (月) 05時23分)[25131]

月番 > いろいろ想像してみるのも楽しいですね。 (2025年06月16日 (月) 23時41分)[25138]

美保子 > 烏というと人間からするといたずらもするのですが、賢いという印象から一つの行動でも色々想像してしまうことになるのでしょうね。掲句は全体から物語の始まりのような印象をうけます。 (2025年06月17日 (火) 21時50分)[25141]

月番 > どのような物語かな? (2025年06月17日 (火) 22時17分)[25143]

眞佐子 > 夜明けが早いこの頃烏は何を思ったか羽ばたきはじめたのでしょうか。ゴミの収集日になると朝早くから鳴き始めるのが我が家のあたりの烏です。 (2025年06月19日 (木) 20時44分)[25160]

月番 > 烏は賢くて石を投げたりすると覚えていてし仕返しにつつきにきたりするそうですね。私は烏と目をあわさないようにして通り過ぎます。 (2025年06月19日 (木) 22時10分)[25161]

榮一 > 街の一部にもカラスがたくさん飛んできて鳴き声がうるさいと耳にします。明けやすであれば気になる羽音です。短夜であれば落語の明烏も思い浮かびます。 (2025年06月21日 (土) 07時23分)[25170]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2025年06月22日 (日) 12時58分)[25185]
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