玄鳥 定例句会

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投稿者:世話人 (2023年04月14日 (金) 09時19分)[22564]
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投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時13分)[22461]
やっと桜が咲く季節となってきました。句会の準備ができました。13日から19日までの句会日程です。忌憚のないご意見をどしどしお書きください。
 なお、月番は先月の最高点者の山内宜子さんです。宜しくお願いします。


宜子 > 主宰先生、お忙しいなか、句会の準備を頂き、有難うございました。おかげ様で楽しく学ぶことができます。感謝申し上げます。
それでは、弥生三月花の句会始めます。前月に続き、宜子が月番を務めます。皆様の書き込みお待ちしています。 (2023年03月12日 (日) 21時24分)[22462]

世話人 > 沢山の書き込みをありがとうございました。月番の山内宜子さんお疲れさまでした。期日になりましたので作者を発表いたします。 (2023年03月20日 (月) 11時24分)[22549]

宜子 > 主宰先生、今月も貴重なご指摘とご教授を頂き、有難うございました。主宰先生コメントの「俳句は五感+六感(ひらめき)」に、なるほどと思っております。五感を磨き、六感を鍛えて対象物を捉えていけるように、これからも精進いたします。
ご参加の皆様、数々の貴重なご意見、有難うございました。
それでは、三月の句会を終了致します。 (2023年03月20日 (月) 16時12分)[22563]
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1・春一番厨にパンの焼ける音 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時06分)[22460]
2点 保子・鈴子・


月番 > パンの焼ける匂いの句は何句もありましたが、パンの焼ける「音」です。 (2023年03月12日 (日) 21時27分)[22463]

保子 > 家庭用のパン焼き器。物凄い音がするのでびっくりした事を思い出しました。春一番も強い風、音。最初は何故この季語と思ったのですが、どちらも先に楽しい事が待っている という事で選句しました。 (2023年03月16日 (木) 23時27分)[22513]

鈴子 > 数年前にパン焼き器が壊れて以来今は魚焼きグリルで焼いたりしますが焦がす心配があり焼けるまでそばで見ております。丸いパンを焼いているとぷっと微かな音がした事を思い出しました。穏やかな一日の始まりです。 (2023年03月17日 (金) 11時05分)[22516]

榮一 > 俳句は五感+六感(ひらめき)で書くことは大切です。句はパンが焼けるトースターの聞きなれた音に注目したことはいいことです。 (2023年03月19日 (日) 07時35分)[22535]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時27分)[22550]
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2・啓蟄やプチプチシートぷちぷちす 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時05分)[22459]
6点 柊子・義之・保子・剛・鈴子・紫翠・


月番 > 緩衝材の「プチプチシート」暇なときに潰していると、その触感と音にストレスが解消するとか、しないとか。 (2023年03月12日 (日) 21時30分)[22464]

紫翠 > 「啓蟄」の取り合わせが秀逸。這い出るタイミングを待つ状況を中七下五が妙にぴったりと感じさせる。 (2023年03月13日 (月) 11時39分)[22477]

月番 > 紫翠さん、早速にコメントを入れて頂き、有難うございます。虫が戸を啓いて這い出してくる「啓蟄」と、プチプチという音感の宜しさかもしれませんね。 (2023年03月13日 (月) 19時30分)[22478]

柊子 > 最初は音が楽しくて、頂きました。でも、プチッとしたら造られた工場の空気が出てくるはずと思えたら、インド製ならカレーの匂い? 中国製なら五香粉? ベトナム製ならパクチー? 勝手に楽しませて頂きました。 (2023年03月14日 (火) 15時12分)[22487]

月番 > 柊子さん、選評有難うございます。プチプチを潰したら工場の空気ですか!日本製のプチプチならどんな匂い?楽しいですね。なんといってもこの句、リズムの良さが抜群ですよね。 (2023年03月14日 (火) 20時49分)[22488]

> ロマンのある句評も有るが、プチプチと云うオノマトベを駆使して面白い。潰す音は同じだが文字にすると何か違うような気がしないでも無い。ストレスをまぎわらせるとか、何かを忘れたい時とか。所在の無い日の過ごし方だろう。「心の憂さの捨て所」である。潰すと云う夢中から我に帰ったら、折しも啓蟄の日であった。 (2023年03月16日 (木) 15時57分)[22502]

月番 > 剛さん、「プチプチ」と「ぷちぷち」口に出した音は同じでも、表記の違いは、微妙なズレを感じさせます。「潰し」ているときは夢中、軽い夢の中、次の瞬間、現実の生活が。スイッチの切り替えのようです。 (2023年03月16日 (木) 22時24分)[22504]

保子 > 中七以下がよかったです。余計な事がなくプチプチシートにこだわって居られるたから。 (2023年03月16日 (木) 23時08分)[22511]

義之 > 作者様には申し訳ないことですが掲句を一瞥したとき「啓蟄やプチプチプーチンぶち負かす」と読んでしまいました。ウクライナではバンクシーの壁画をモチーフにした記念切手が発行されたニュースを見ました。子供が大男を柔道技で投げ飛ばす絵柄で、大男はプーチンの様です。 (2023年03月17日 (金) 18時40分)[22522]

鈴子 > 一読してリズムが良く楽しい句と思い頂きました。中七、下五の字使いに作者の方のセンスが読み取れます。 (2023年03月18日 (土) 17時29分)[22532]

榮一 > 取り合わせの句です。プチプチが啓蟄にどう響くかです。 (2023年03月19日 (日) 07時39分)[22536]

世話人 > 作者は主宰でした。 (2023年03月20日 (月) 11時28分)[22551]
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3・眠たげな犬の温みや春の雨 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時04分)[22458]
4点 洋子・宜子・保子・剛・


月番 > 寝ているときの人や動物は体温が上がるのでしょうか。春雨に眠気がうつりそうです。 (2023年03月12日 (日) 21時32分)[22465]

洋子 > 眠たげな犬の体温を感じられたことで、春の雨の日の物憂い感じがよくあらわされていると思いました。 (2023年03月14日 (火) 09時40分)[22480]

月番 > 洋子さん、早速のコメント有難うございます。物憂い感じ・・出てますねぇ。時間がゆっくりと過ぎていきます。 (2023年03月14日 (火) 20時53分)[22489]

> 今年、強い寒波で風呂や水道管が氷結しましたが、富山は雪が余り降らなくて過ごし易い冬でした。老いが進めば、人間も犬も冬の厳しい寒さや雪から、春の雨への安心感からついつい心地よい居眠りに誘われるのです。犬と共に暮らし春を待望した事を思い起こしてしんみりとしました。 (2023年03月16日 (木) 14時45分)[22501]

月番 > 愛犬と共に暮らした方にはその「温み」は、柔らかさと共に、体感として蘇りそうです。 (2023年03月16日 (木) 22時29分)[22505]

保子 > 愛犬とのかかわり方が良く分かり幸せそうな家族だなと思います。 (2023年03月16日 (木) 23時03分)[22510]

榮一 > 眠たげな…があまり響いてこないように思います。春の雨と犬の温みはいいと思います。眠たげでなくても寄り添っていて感じる温みだと思うからです。 (2023年03月19日 (日) 07時49分)[22537]

世話人 > 作者は石田加津子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時29分)[22552]
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4・モノクロの夢に目覚めて終はる冬 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時03分)[22457]
2点 柊子・孝子・


月番 > モノクロの夢・・?目覚めて・・?「終わる冬」は冬の季語。絵解きが要る句かと。 (2023年03月12日 (日) 21時38分)[22466]

柊子 > 庭も公園も花盛りで、桜もそろそろでしょうか? そんな現在から、ふと振り返ったらモノクロの冬が終わっていたと感じました。確かに季語は冬なのですが、モノクロとカラフルな現在を楽しんでしまいました。すみません、絵解きになっていません。 (2023年03月14日 (火) 14時35分)[22484]

月番 > 柊子さん、いぇいぇヒントを頂きました。冬は確かにモノクロ。花が咲き始めたらそこはカラフルな春。「終はる冬」ですかぁ。いいですね。 (2023年03月14日 (火) 21時00分)[22490]

孝子 > 毎晩映画のような夢をみて、夢は私の課題でいつも考えています。モノクロも、カラーもみます、冬の夢にはやはりモノクロがあうでしょうか。終わる冬m多分作者は文語をつかっているとおもいますが、そうすると目覚めしで一回きったらとかも考えましたが。。 (2023年03月18日 (土) 13時57分)[22528]

榮一 > モノクロがしゃべり過ぎているように思います。 (2023年03月19日 (日) 07時51分)[22538]

世話人 > 作者は石田剛さんでした (2023年03月20日 (月) 11時30分)[22553]
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5・黄水仙が話しかけるを見つけおり 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時02分)[22456]
2点 加津子・眞佐子・


月番 > 「黄水仙」って、その佇まいから、なにやら話しかけていそうです。 (2023年03月12日 (日) 21時40分)[22467]

加津子 > 品が良くて華やかな印象の黄水仙。。作者の発見に楽しくなりました。 (2023年03月14日 (火) 13時59分)[22483]

月番 > 加津子さん、書き込み、有難うございます。作者さんは気品のある黄水仙を見て「話しかけている」と。まさに発見!ですね。 (2023年03月14日 (火) 21時06分)[22491]

眞佐子 > 庭の黄水仙が満開になりました。春風に吹かれてゆらゆら揺れているのを見ていますと、私も話かけられているように感じてきました。不思議な句でした。 (2023年03月17日 (金) 10時28分)[22514]

榮一 > 作者が何を言いたかったのか句の芯が見えてこない弱さを感じさせました。 (2023年03月19日 (日) 07時53分)[22539]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時31分)[22554]
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6・長針をこえる秒針日脚伸ぶ 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時02分)[22455]
2点 義之・眞佐子・


月番 > 柱時計を見ていたら、今まさに細い秒針が、動かない長針を越えて!春の気だるさの中でしょうか。
(2023年03月12日 (日) 21時45分)[22469]

眞佐子 > 何も考えないでじっと時計を見ていますと秒針が長針を越えて行きます。月番さんのおっしゃるように春の気だるさですね。理屈抜きで面白いです。 (2023年03月17日 (金) 11時32分)[22518]

義之 > 秒針を見ていて一番意識することは12時を通過するときです。はーい、60秒経過!!そういう意味では「長針を越える秒針」という措辞は私にはユニークに思えました。句評は月番様、眞佐子の書き込みの通りです。ただ季語の「日脚伸ぶ」は少し理屈っぽいかなと思いました。 (2023年03月17日 (金) 18時55分)[22523]

榮一 > 秒針が長針を超えるのは一日何百回もあります。単純な景であると言えます。その単純なものに肝心を寄せているのはいいことです。ただ、時計は時間です。その時間と日脚伸ぶが近すぎる様におもいます。逆に近すぎるから生まれる感情があるのかもしれませんが。 (2023年03月19日 (日) 08時00分)[22540]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時32分)[22555]
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7・物忘れ外来予約奴凧 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時01分)[22454]
6点 義之・孝子・加津子・宜子・剛・紫翠・


月番 > 「物忘れ外来」自分のことかと一瞬ドキッ、そして春の季語の「奴凧」に、なぜかホッとしました。 (2023年03月12日 (日) 21時47分)[22470]

加津子 > 月番様と全く同感です。奴凧にユーモアを感じました。 (2023年03月15日 (水) 22時54分)[22498]

月番 > 「奴凧」と措かれると、少しばかりの物忘れぐらい、まぁいいか!です。 (2023年03月16日 (木) 22時31分)[22506]

紫翠 > 最近歯科の予約経験があり、作者の心境がよく理解できる。
歯と違い深刻な印象があるだけに、下五の着地が複雑な気持ちをうまくイメージしている。 (2023年03月17日 (金) 12時07分)[22520]

> 高齢者社会の到来と共に、医療の分野も細分化され、専門的な医療が受けられる世の中になった。私も後期高齢者と呼ばれる者の一人であり、齢は争えず物忘れも起こるようになり気を張って暮らしてゐる。今や差別的な表現に聞こえる言葉はうっかりとは言えませんが、物忘れ外来とは云い得て妙と思うのですがどうでしょうか。出かけて帰る家を忘れて迷う老人も多い。取り合はせられた奴凧にそんな暗示があるように思はれました。 (2023年03月18日 (土) 11時36分)[22527]

孝子 > 先日、友人の娘が予約したとかで、その外来を経験した友人に聞いたばかりです。保険を使えても10万くらいかかったとのこと、幸い1段階でまたの予約になったとか。しかもならないための薬が認可されたけども、なってからではだめでなる前に遅らせるのに一年で認可されたのが、はじめ600万が360万に下がったとか、きいたばかりです。認知症の参考にかきましたが、笑えない話です。主人が少し心配で、今シニアの予防にボウリングがいいということで健康麻雀についで健康ボウリングに今熱をいれてるみたいです、この句もそういうことを考えると季語がぴったりと思いました。、 (2023年03月18日 (土) 14時22分)[22529]

榮一 > 世俗的な物忘れ外来の予約と奴凧の取り合わせには意外性があるかもしれません。それでも俗っぽさがどうかと思います。 (2023年03月19日 (日) 08時09分)[22541]

世話人 > 作者は和田柊子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時33分)[22556]
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8・麗かや泣くも可愛い隣の子 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 16時00分)[22453]
5点 孝子・洋子・加津子・宜子・鈴子・


月番 > きっと泣き方、泣き声もシクシクと可愛いのでしょうね。「隣の子」は、隣の家の子?隣の席の子?どんな感じでしょう。 (2023年03月12日 (日) 21時52分)[22471]

洋子 > 「隣の子」は何歳くらいでしょう。私はベッドに寝ている赤ちゃんのことを想像したんですけど。自分の子供が泣いていたら、若いママはハラハラ気になるでしょうが、覗きに行った隣のおばちゃんは、赤ちゃんの表情は泣いても笑ってもかわいいの一言でみているんじゃないでしょうか。 (2023年03月14日 (火) 09時49分)[22481]

月番 > 隣のおばちゃんからしたら、お隣の赤ちゃんは可愛いし、気になるし。泣き声がしても笑い声がしても、おばちゃんはソワソワ。「麗らか」がいいですね。 (2023年03月14日 (火) 21時10分)[22492]

加津子 > 我が町は限界集落。神奈川でも一番に消えそうです。子供の泣き声も久しく聞きません。子供は国の宝を感じた句です。 (2023年03月15日 (水) 22時59分)[22499]

月番 > 「出生率の低下」行政用語で、新聞記事の見出し。味も素っ気もありませんが、俳句十七音にすると、季語の「麗らか」とも相まって、人の気持ちに寄り添ってきそうです。 (2023年03月16日 (木) 22時38分)[22507]

鈴子 > 隣の家の二歳半の女の子が正にこんな感じです。外で泣き声がするので出てみると泣きながら私の方に近づいて来ておおたさんと声をかけて泣き止みました。季語の麗かや泣くも可愛いとされた句に癒されました。

(2023年03月17日 (金) 11時45分)[22519]

孝子 > 麗らかや、かわいいという作者のことばで、かわいい女の子をイメージしました。こそだても昔むかしになりしかも男三人はちょっときついです。シビアに言うともう自分の範疇にない隣の子は泣いても笑っても、自分に責任がないだけ可愛いと思えると思いました。 (2023年03月18日 (土) 14時39分)[22530]

榮一 > 泣いても笑っても普通にしていても可愛い子なのでしょう。いくら可愛いからといっても泣いている子に麗らかさを感じるのはどうか。
(2023年03月19日 (日) 08時14分)[22542]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時34分)[22557]
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9・居酒屋の隠居の漁師花の昼 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時59分)[22452]
4点 柊子・孝子・鈴子・主宰・


月番 > 浜の居酒屋で昼から呑んでいるのは、元漁師のおやじさん。「花の昼」のなんともステキなこと。 (2023年03月12日 (日) 21時54分)[22472]

柊子 > の、の、と続くので、何度か口にしてみたら景が浮かび上がってきました。馴染みの店主と元漁師の穏やかな会話、日焼けした手に持つぐい呑み、足元には花びらも舞い込んでいそうです。 (2023年03月14日 (火) 14時45分)[22485]

月番 > 映画のワンシーンのよう。ロケ地はどこ? (2023年03月14日 (火) 21時15分)[22493]

柊子 > はい、私だったら三浦半島の三崎です。 (2023年03月15日 (水) 09時37分)[22496]

月番 > 柊子さん、いいですね〜。舟から降りたお爺ちゃんの隣で呑んでみたーい。花咲く昼に。 (2023年03月16日 (木) 22時43分)[22508]

鈴子 > 居酒屋でのご隠居さん同士の吞み会羨ましい限りです。コロナ問題以来つい控えるようになり残念です。花の昼なら尚更です。 (2023年03月17日 (金) 19時18分)[22524]

孝子 > やっと、少し自由がもどりそうです。日に焼けたしわのふかい、漁師のかをはいかにも人生を感じます。一つの人生をやり遂げた隠居同士のやすらぎと、居心地のよい居酒屋。花の昼がぴったりです。 (2023年03月18日 (土) 14時48分)[22531]

榮一 > 居酒屋で昼間から飲んでいる隠居の漁師です。かといって深酒をしているわけではありません。漁師はもともと早起きで一日が永そうです。馴染みの居酒屋で店主の仕事を眺めながら四方山話をして飲んでいるのです。花の昼に浮かれることもなっさそうですが悪くないと思っていそうです。 (2023年03月19日 (日) 08時22分)[22543]

世話人 > 作者は宮本義之さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時35分)[22558]
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10・春風や母在りし日の朝ごはん 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時58分)[22451]
6点 柊子・美保子・洋子・眞佐子・剛・主宰・


月番 > 「母在りし日」ですから、お母様な亡くなっています。どんな朝御飯だったかは読者それぞれ。読んだ人がみんな思い出を手繰っています。春風の中。 (2023年03月12日 (日) 21時59分)[22473]

洋子 > よく出汁の利いた味噌汁の香りがぷ〜んと漂ってきました。卓袱台を囲んだ家族の映像も浮かんできました。懐かしさでいっぱいになりました。 (2023年03月14日 (火) 09時34分)[22479]

柊子 > 小学生の頃、「早くしなさい」などと言われながら摂った朝食。母が年を重ねてからは、今日の体調は? 食べ難い物はないかしら? など私が見守った朝食。どちらも二度とないのですね。春風が包んでくれています。 (2023年03月14日 (火) 15時00分)[22486]

月番 > 洋子さん、柊子さん、家族と過ごした時間は、過ぎてみれば春風の中。 (2023年03月14日 (火) 21時20分)[22494]

眞佐子 > 春風と朝ご飯だけで具体的な物がないのが良いですね。読者がいろいろ想像できます。私の母が無くなったのは春風の中でしなので、母と朝ご飯両方の思い出がよみがえりました。 (2023年03月17日 (金) 10時47分)[22515]

> 冬を越えて春風の吹く本日の最初の食事。一人だけの食事かも知れないに考えは及ぶが、母と暮らした歳月を思うのだろうか。誰もが折に触れて、もうゐない親を思い浮かべることは頻りにあるが、思うに、私などは母と共に食べた朝ごはんは何時頃までの記憶は全く無い。親は何時までも生きてゐないと、ため息をついてゐるらしい作者と私。 (2023年03月17日 (金) 12時07分)[22521]

榮一 > 母が在ったころの朝ご飯は米の飯とみそ汁と焼き魚です。母が作るから当然だと思います。昔の朝ご飯は手間はかかったものです。パンとコーヒーと目玉焼きとサラダの世代の朝食とは違います。共働きなどではなおさらです。でもそれが悪いわけでもありません。生活のリズムは時代によっても変化して当然です。春風に昔を偲んでいるのです。優しい春風です。 (2023年03月19日 (日) 08時33分)[22544]

世話人 > 作者は太田鈴子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時36分)[22559]
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11・赤人の憶良の道や山笑ふ 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時57分)[22450]
4点 美保子・洋子・紫翠・主宰・


月番 > 山部赤人、山上憶良ともに飛鳥、奈良時代の歌人。それぞれ有名な代表歌もあり、繙いてみたくなります。 (2023年03月12日 (日) 22時11分)[22474]

洋子 > 山上憶良は、貧しい生活の中で子供を愛した人という印象が強いですが、奈良の美しい山々に癒されて暮らしておられたのでしょう。
山笑ふ、がとてもよく効いていると思います。 (2023年03月18日 (土) 08時58分)[22526]

美保子 > 赤人の 憶良の と二人の のが道にかかっているところに惹かれました。二人の歌の傾向はかなり違うようなのに下五の山笑ふ と言う季語で二人の歌を結びつけたようで興味深かったです。 (2023年03月18日 (土) 20時48分)[22534]

榮一 > 山部赤人・山上憶良の道と言えば筑波の道です。筑波の道は相聞の歌でもあります。木の芽や花と共に山が笑う明るさは昔の恋の道にも通じるように思います。配合の楽しい句です。 (2023年03月19日 (日) 08時41分)[22545]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時37分)[22560]
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12・春愁「考える人」見てよりの 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時57分)[22449]
1点 美保子・


月番 > ロダンの彫刻「考える人」ですね。下五の終わり方が難しいです。 (2023年03月12日 (日) 22時13分)[22475]

美保子 > 「考える人」は何かを考えている像だとずっと思って来ましたが、検索してみるとそうではないようです。ロダンが神曲からヒントを得て地獄の門の上から下を眺めている様子だそうです。作者様もその事を知ってよりずっと気になっていらっしゃる、そのことが春愁なのでしょうか。 (2023年03月16日 (木) 13時59分)[22500]

月番 > 美保子さん、そうなのですよね。「地獄の門」の上から堕ちた人たちを見ている姿がロダンの「考える人」、そして作者さんはそれは「春愁」。確かに「春愁」なのでしょうね。 (2023年03月16日 (木) 22時18分)[22503]

榮一 > ロダンの考える人を見てからの春愁はどうかと思います。理が勝ちすぎ意味が透けて見えそうです。 (2023年03月19日 (日) 08時44分)[22546]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時38分)[22561]
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13・初桜一夜城址の野面積み 投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時55分)[22448]
8点 美保子・義之・加津子・眞佐子・宜子・保子・紫翠・主宰・


月番 > 今月の最高点句です!皆様からの溢れるほどの選評、お願いします。 (2023年03月12日 (日) 22時23分)[22476]

紫翠 > 桜を取り合わせた城址が想像力を喚起して、、鮮やかで優美な城の姿を彷彿とさせてくれる。 (2023年03月14日 (火) 11時27分)[22482]

月番 > お城と桜の取り合わせは最強!です。
城の石垣「野面積み」について、選んだ方の感想が頂きたいです。「野面積み」といえば、まずは岐阜坂本の穴太衆(あのうしゅう)ですが、なにか繋がるものがあるのでしょうか?それとも石垣の姿、形から?いかがでしょう。 (2023年03月14日 (火) 21時30分)[22495]

加津子 > 初桜が句を引き締めて良いなと思いました。 (2023年03月15日 (水) 22時46分)[22497]

月番 > 「初桜」もそうですが、漢字が多いのも引き締め効果ありかもです。 (2023年03月16日 (木) 22時50分)[22509]

保子 > 甲府城で野面積みの石垣を見た事を思い出しました。一夜城址 いろいろな想像が広がります。 (2023年03月16日 (木) 23時18分)[22512]

眞佐子 > 一夜城は豊臣秀吉が箱根石垣山に一夜で築いたと言われる城を思いました。野面積みも自然の石を割って積み上げるので、一夜城には納得がいきました。初桜と野面積みの取り合わせが良かったです。因みに富山城の石垣も野面積みの所があります。 (2023年03月17日 (金) 11時18分)[22517]

義之 > 一夜城伝説は真偽を取り沙汰される中も何箇所か残っているようですが、ここは眞佐子様の書かれたように秀吉の小田原城攻めの石垣山城址でしょう。初桜は河津桜が似合いそうです。 (2023年03月18日 (土) 08時33分)[22525]

美保子 > 一夜城址はよく聞く秀吉が命じたと言われる石垣山城址なのでしょうか。月番様が書かれている漢字の多さが石垣の野面積みともイメージが重なるように思いました。 (2023年03月18日 (土) 20時41分)[22533]

榮一 > 一夜城と言えば稲葉山城の攻略起点の墨俣城や小田原城攻略の石垣山城が有名です。言えば砦に毛が生えたようなものではなかっかかと思います。野面積みの石垣もそれほど高くもないように思います。それでも一夜城にとっては重要であったと思います。その石垣の野面積みが残っていたのです。桜もこれからが本番になるのです。 (2023年03月19日 (日) 08時56分)[22547]

世話人 > 今月の最高点句です。 (2023年03月19日 (日) 08時57分)[22548]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2023年03月20日 (月) 11時39分)[22562]
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投稿者:世話人 (2023年03月12日 (日) 15時54分)[22447]
只今準備中

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投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時45分)[22343]
句会の準備ができました。今月の月番は山内宜子さんです。宜しくお願いします。なお、9番の貼り付けの文字が黒になっていますが世話人のうっかりミスです。失礼しました。


宜子 > 主宰先生、句会の準備をいただき有難うございます。
それでは、2月の句会を始めましょう。皆様のコメント入力、よろしくお願いします。 宜子 (2023年02月14日 (火) 15時35分)[22344]

世話人 > 今日が最終日です。まだの人はどしどし書いてください。お願いします。 (2023年02月20日 (月) 11時39分)[22432]

世話人 > 沢山の書き込みをありがとうございました。月番の宜子さんお疲れさまでした。予定通り作者を発表いたします。 (2023年02月21日 (火) 08時51分)[22433]

月番 > 主宰先生、ご多忙のなか、投句全句へのご指導、また作者発表もいただき、感謝申し上げます。
句会参加の皆様、たくさんの書き込み、有難うございました。主宰先生のご指導と合わせて、学ぶところ大の句会でした。これからの作句、鑑賞に生かしてまいります。
それでは、2月の句会を終了します。来月はお花見の時期となります。花の下でまた、お会いしましょう。宜子 (2023年02月21日 (火) 19時52分)[22446]
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1・ささくれた少年の指鬼やらい 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時42分)[22342]
2点 柊子・鈴子・


月番 > ささくれた少年の指から何を連想しましょう。季語の「鬼やらい」が手がかりですが。ちなみにキーボードで「おにやらい」と打つと一番に「追儺」が出ました。 (2023年02月14日 (火) 15時40分)[22345]

柊子 > 小学3年の時に転校してきた男の子。ちゃんとお風呂に入っているのかなぁ?と思うような手を突然思い出し、耽ってしまいました。
でも、この句はささくれなのでヤングケアラーかもしれません。尚更、大きな声で豆まきをして欲しいと思い、頂きました。 (2023年02月15日 (水) 13時55分)[22360]

月番 > 柊子さん、早速にコメント頂き、有難うございます。「ささくれた指」はヤングケアラーを思いましたか。「ヤングケアラー」という呼び方ができたので、認識しやすいのですが、戦後、復興期には親の世話をする少年少女は多くいたような気がします。みんな少し汚れていたような。指もささくれていましたね。 (2023年02月15日 (水) 20時12分)[22364]

榮一 > ささくれた少年の指と鬼やらいの関係がうまく汲み取れません。二物を結ぶヒントを感じ取れませんでした。作者の感覚が読み取れないだけのことかもしれませんが。 (2023年02月20日 (月) 10時43分)[22419]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時52分)[22434]
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2・啓蟄やマトリョーシカの赤い頬 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時41分)[22341]
2点 洋子・加津子・


月番 > ロシアの民族人形マトリョーシカ。たしかに頬の赤さが印象的です。 (2023年02月14日 (火) 15時45分)[22346]

加津子 > 小学生の頃父の友人から貰ったマトリョーシカがあり、時々思い出したように出したり入れたり遊びましたが、大抵は埃をかぶっていました。赤い頬は春を待つ子供と思いました。独特の赤色はロシア語で「美しい」という意味があるそうです。赤い頬は印象的です。 (2023年02月16日 (木) 09時20分)[22369]

月番 > 頬の赤さは「美しさ」でしたか。開けると次々と出てくるマトリョーシカ。ウィキペディアによると、マトリョーシカのようなものは、日本では「入れ子」「入れ子細工」「入れ子人形」とも呼ばれているようです。楽しいアイディアですよね。 (2023年02月16日 (木) 09時57分)[22376]

月番 > 早春の季語「啓蟄」との取り合わせはいかがでしょう。 (2023年02月16日 (木) 09時59分)[22377]

加津子 > 小さな入れ物に閉じ込められた人形たちが、開けられて次々と並べられる姿が季語と通じるように思いました。 (2023年02月16日 (木) 10時32分)[22378]

洋子 > 私は掲句を読んだときに、啓蟄に引っ掛かって、マトリョーシカが地面からひょこひょこ出てくるイメージが頭からはなれなくなり、まともなコメントが書けませんでした。でもロシアの民話か、童話にそういう場面があったらいいなと思いました。
プーチンが戦争をやめて早く穏やかなロシアに戻ってほしいと切望しています。 (2023年02月16日 (木) 11時19分)[22379]

月番 > 加津子さん、大きいマトリョーシカから次々出てくる子ども(?)たち。啓蟄ですね。 (2023年02月16日 (木) 18時48分)[22388]

月番 > プーチンの侵略を止めているマトリョーシカ、もしかしたら作者さんにそんな思いがあったのではないかしら。 (2023年02月16日 (木) 18時53分)[22389]

榮一 > 次から次へ出てくる人形と這い出して来る虫を結び付けた句です。やはり分かりすぎる様です。 (2023年02月20日 (月) 10時46分)[22420]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時53分)[22435]
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3・如月や埴輪のようなデスマスク 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時41分)[22340]
5点 柊子・義之・孝子・紫翠・主宰


月番 > 目の前に見えているのはデスマスクですが、「如月」「埴輪」の印象が重なります。 (2023年02月14日 (火) 15時48分)[22347]

柊子 > 娘が小さい時に、NHKで「はに丸くん」という番組が有りました。その、はに丸くんを次女は怖がったものです。この句を拝見して、なるほど!と納得できました。色や形に敏感な次女らしい感覚だったのですね。春とはいえ、ふんわり、ゆったり感のない如月が良いと思いました。 (2023年02月16日 (木) 14時04分)[22385]

月番 > たしかに埴輪って、目がないし表情は乏しいし、ちょっと不気味ですよね。デスマスクも。子どもが怖がるのも頷けます。季語の「如月」は絶妙だったのかもしれません。 (2023年02月16日 (木) 18時56分)[22390]

紫翠 > [埴輪のようなデスマスク」で選をしました。異質なものをつなぎ合わせることで、イメージを喚起しているように感じます。 (2023年02月18日 (土) 10時56分)[22410]

孝子 > たしかにデスマスクと埴輪は面白い発見です。 (2023年02月19日 (日) 10時35分)[22415]

榮一 > 埴輪のようなデスマスクに存在感を感じます。如月の寒さも感じられていいと思います。 (2023年02月20日 (月) 10時49分)[22421]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時54分)[22436]
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4・喜寿といふ居残り時間春の川 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時40分)[22339]
5点 美保子・義之・宜子・剛・鈴子・


月番 > 「喜寿」は七十七歳。それを「居残り時間」と。春の川は暖かいです。 (2023年02月14日 (火) 15時50分)[22348]

美保子 > 長姉82才,次姉77才。いつの間にか居残り時間という時間に身を置いているのですね。二人とも夫は七十代半ばを前に逝ってしまいました。猶更、居残り時間を意識します。春の川が明るくていいです。 (2023年02月15日 (水) 19時51分)[22362]

月番 > 美保子さん、コメント入れて頂き、有難うございます。「居残り時間」の受け取り方に少し戸惑いがありましたが、肉親や親しい方を見送られると、ひとり残された感じがあるのですよね。切ないです。 (2023年02月15日 (水) 20時22分)[22365]

> 居残り時間はイコール年齢である。自分が意識したのは何時頃からだろうかと思う。考えまいと思うが見晴るかすような先も見え無くなれば、来し方も振り返る。そして、それは鬱のように圧し掛かる事も有る。喜寿というお目出度い言葉も、時には残酷に思う事も有る。春の川が救いであると思う。 (2023年02月17日 (金) 11時43分)[22400]

月番 > 喜寿・傘寿・米寿と祝いではいますが、たしかに「鬱のよう」に辛い感じもあります。ですから「春の川」でいたいのですね。 (2023年02月18日 (土) 04時40分)[22406]

榮一 > 童謡の春の小川なのであろう。 (2023年02月20日 (月) 10時55分)[22422]
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5・半分は春草を積み乳母車 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時39分)[22338]
8点 柊子・美保子・義之・加津子・保子・眞佐子・剛・主宰・


月番 > 「乳母車」の句は時々見ますが、何と言っても〈乳母車夏の怒涛によこむきに  橋本多佳子〉が有名かと。 (2023年02月14日 (火) 15時55分)[22349]

義之 > 「積み」は「摘み」の間違いかなと思うのですが、作者様から反応が無いようなのでこれで良いのでしょう。乳母車の半分に赤子、半分に春草を積んでいる風景、なんとも不思議な詩情溢れる映像です。 (2023年02月15日 (水) 11時54分)[22358]

美保子 > 犬の散歩の時、自転車で郵便局に行った帰りなどに今の季節は菜の花を摘んで帰った物です。私は乳母車の空いた所に春草を載せたと言う風に解釈しました。義之様が書かれているように子育てそのものも優しさにあふれているような句です。 (2023年02月15日 (水) 20時00分)[22363]

月番 > 義之さん、コメント有難うございます。そうですね、「積み・摘み」もうひとつ、美保子さんの「載せ・乗せ」もありましたね。どれにしても情景はあまり変わらないのですが、雰囲気が変わるかもです。このあたり皆さん、いかがでしょう。 (2023年02月15日 (水) 20時30分)[22366]

加津子 > 春の風景としては「摘み」の方が合うように思います。私は、この句から母が押し車を押して畦で花を摘み、父に供えていた姿が浮かびました。 (2023年02月16日 (木) 09時28分)[22370]

月番 > 加津子さん、ありがとう。「摘み」の方が柔らかそうな気がしますね。 (2023年02月16日 (木) 09時41分)[22372]

柊子 > 子守をしながら、摘草に夢中になった若いお母さんを想像しました。乳母車の空いている場所(乳母車の半分)にその摘草を積んだ、と解釈しました。 (2023年02月16日 (木) 14時19分)[22386]

眞佐子 > 私も柊子さんと同じで摘草を積んだのだと思いました。子供が小さい頃乳母車を押しながら摘草をしたことを懐かしくおもいました。 (2023年02月16日 (木) 20時35分)[22395]

> 長かった冬も終はるようである。暖かくなった日差しの下を乳母車が行く。ふと覗き込めば柔らかそうな赤子と摘んできた草が席を半分に分け合ってゐる様に見えた。微笑ましい光景である。不幸にも、この2、3年、コロナ疫の為に行動の制限を余儀なくされたが、ようやく制限が少し緩むようである。揺るぎない明るさ、春よ来い。 (2023年02月17日 (金) 14時22分)[22401]

月番 > 剛さん、「揺るぎない明るさ、春よ来い」素敵です。 (2023年02月18日 (土) 04時42分)[22407]

加津子 > 今朝、友達とよもぎを摘む約束をしました。大鍋によもぎと重曹をいれて色よく茹で、刻んで冷凍します。よもぎ団子や旧暦のひなまつりの菱餅に使います。春はそこまで来ています。 (2023年02月19日 (日) 08時56分)[22414]

榮一 > 月の浜辺でボタンを拾ったような中也の詩を思い出しました。春草を積んだ乳母車にはもちろん赤ん坊が寝ています。春草を役立てようとしたわけでもありません。積んだ春草は未来への祈りの様です。そんなことを作者が意識していたどうかはわかりませんが。 (2023年02月20日 (月) 11時03分)[22423]

世話人 > 作者は山内宜子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時55分)[22437]
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6・息を継ぐ水面の魚逆さ梅 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時38分)[22337]
1点 眞佐子・


月番 > 上五中七までは無理なく景ができるのですが「逆さ梅」は、水面に写った梅のことでしょうか?それとも「逆さ梅」というのがあるのでしょうか。 (2023年02月14日 (火) 15時58分)[22350]

眞佐子 > 池の底から上がってきた魚が息を継ぐ様子から春が感じられます。水面に梅の枝が逆さに写っていたのだと思いました。「逆さ」は山によく使いますが、逆さ富士、逆さ剱など。植物にも使われるは珍しいので頂きました。 (2023年02月16日 (木) 20時53分)[22396]

榮一 > ときどき金魚鉢などで見かける息継ぎです。逆さ梅は水面に映った梅の花でしょう。 (2023年02月20日 (月) 11時05分)[22424]

世話人 > 作者は宮本義之さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時56分)[22438]
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7・空き缶に凹み建国記念の日 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時37分)[22336]
7点 義之・孝子・洋子・加津子・宜子・剛・紫翠・


月番 > 飲み終わった空き缶の潰した凹み。さあ、「建国記念日」です。いろいろな読みができそうです。 (2023年02月14日 (火) 16時02分)[22351]

加津子 > 父母は紀元節と言っていましたが、今の時代では良くわからない祝日です。空き缶の凹みも転がって出来たものか良くわからない。説明しがたい感覚が好きでいただきました。 (2023年02月16日 (木) 09時38分)[22371]

宜子 > 加津子さん、そうなんですよね〜。私も選んだのですが、説明し難いのです。「感覚が好き」というのが一番合っていそうです。 (2023年02月16日 (木) 09時45分)[22374]

洋子 > 空き缶のへこみは、建国記念の日に対する屈託した思いがあらわされているのかなあと思いました。 (2023年02月16日 (木) 11時23分)[22380]

義之 > 空き缶の凹みで思いつくのは缶蹴りでしょう。昭和二十年代に少年時代を経験した私には、1966年に制定された建国記念日という祝日を殆んど意識したことは有りません。当時の日本はまさに缶蹴りの缶の如く、ぼこぼこな状況であったと思います。現在は多様な飲料のアルミ缶が席巻していますが、当時は缶詰の鉄製のかんかんが主体であったと推察されます。昭和の原っぱで楽しむ缶蹴りのルールは覚えていませんが懐かしい思い出です。 (2023年02月16日 (木) 18時44分)[22387]

月番 > 「建国記念日」(紀元節も)って、なんかスッキリしないのですよね〜、洋子さん。そこが空き缶の凹みなのかもしれませんね。 (2023年02月16日 (木) 19時04分)[22391]

月番 > 義之さん、戦後の復興期と重なる少年、青年期。野原の空き缶、よく蹴りましたよね。 (2023年02月16日 (木) 19時08分)[22392]

> たまたまの建国記念の日で、空き缶は何の罪も無いのに、蹴られ凹まされると思いながら、空き缶の凹みに少しのうっぷんが隠れているのかも知れないと勘ぐりました。この記念の日を良しとしない人たちもゐるし、毎年のこの日に繰り返される九段の靖国神社の騒ぎを思いながら、昭和も歴史の彼方へと思いを馳せる事になりました。 (2023年02月17日 (金) 15時55分)[22402]

月番 > 剛さんの、一編の詩のような選評に圧倒されています。 (2023年02月18日 (土) 04時58分)[22409]

紫翠 > 歴史は栄枯盛衰を繰り返し続きます。空き缶の凹みを取り合わせた作者の感性に脱帽です。 (2023年02月18日 (土) 11時05分)[22411]

孝子 > 空き缶の凹みに悩みましたが、いろんな想像ができるといただきました。 (2023年02月19日 (日) 10時39分)[22416]

榮一 > 空き缶の凹みと建国記念の日はよく付いています。それだけに共感は多いと思います。その嵌り具合が少し危険です。句は悪くありませんが空き缶の凹みは作為を感じさせます。 (2023年02月20日 (月) 11時11分)[22425]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時57分)[22439]
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8・ふるさとの波の音かも百合鷗 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時36分)[22335]
3点 美保子・加津子・剛・


月番 > 作者さんはきっと、故郷を懐かしんでいるのでしょう。「百合鷗」がお手伝いです。 (2023年02月14日 (火) 16時05分)[22352]

加津子 > ゆったりとした故郷の風景を音で感じた豊かさが素敵だと思いました。 (2023年02月16日 (木) 09時42分)[22373]

月番 > 中七「波の音かも」ですね。作者さんは浜辺なり、港なりに立っていて、波の音を聞いています。故郷を思い浮かべながら。 (2023年02月16日 (木) 09時48分)[22375]

美保子 > 目を瞑れば故郷の浜辺に立っているかのような気持ちになる。故郷とはその位恋しいもののようです。母の記憶は子育ての頃よりも自分が結婚前を過ごした頃の記憶の方が鮮明かもしれません。百合鷗は都鳥と同じものと捉えていいのでしょうか。以前テレビでやっていたのですが、記憶があいまいです。 (2023年02月16日 (木) 21時24分)[22398]

月番 > 歳時記に拠れば、都鳥の傍題に百合鷗が載っているので同じものでしょう。同じものでも、名前が違うとまた、少し雰囲気が変わりますね。 (2023年02月18日 (土) 04時53分)[22408]

> 百合鷗は渡りをする冬鳥であるが、東京都の鳥とされて、都鳥とも呼ばれる。隅田川の波に揺られ、また杭に休んでゐる図は結構な風情がある。新幹線等が通じ並べて故郷は近くなったが、昭和三十年代に地方から都会に出て働き、お盆や正月くらいしか故郷に帰れなかった友人を多く知ってゐる。知る限りでは自分の意志ではなく都会で暮らした人達も多いと思う。望郷の一句だろうと思う。 (2023年02月18日 (土) 11時06分)[22412]

榮一 > 百合鷗に故郷の波の音を聞いているようです。「かも」は詠嘆しながら疑問を抱いていることです。浜の波音や岸の波音などとして「かも」は取りたいところです。 (2023年02月20日 (月) 11時18分)[22426]

世話人 > 作者は太田鈴子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 08時59分)[22440]
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9・春浅し鏡文字ある手紙かな 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時35分)[22334]
5点 美保子・孝子・洋子・紫翠・主宰・


月番 > 「鏡文字」は、鏡に写したように左右が逆になった文字のこと。手紙の文字が鏡文字・・・意味深です。 (2023年02月14日 (火) 16時08分)[22353]

美保子 > ひらがなを完全に書けるようになる前の幼子の手紙に時々鏡文字が混じっていますよね。一生懸命におじいちゃんやおばあちゃんにママやパパにお手紙を書いてくれたものです。母が大事に取っておいてくれたものを渡してくれたりしました。春浅しは幼稚園や小学校への新しい希望も見えて鏡文字とリンクしあっているようです。 (2023年02月15日 (水) 19時44分)[22361]

月番 > 「鏡文字」の手紙って、幼稚園や保育園くらいの子どもの書いた、ちょっとたどたどしい文字の手紙でしたか!「春浅し」ですものね。納得です。他の方の読みも楽しみです。 (2023年02月15日 (水) 20時40分)[22368]

洋子 > 私も美保子さんと全く同じです。今の子は字を覚えるのが早いから、幼稚園に入る前ぐらいの子が、一生懸命にお手紙を書いてくれたんでしょうね。かわいいですね。春浅しも効いているし、鏡文字もよく雰囲気を出していると思います。 (2023年02月16日 (木) 11時30分)[22382]

紫翠 > 中七にまだ工夫の余地があるのかなと思いながら選をしました。 (2023年02月18日 (土) 11時10分)[22413]

孝子 > 鏡文字あまり考えたことのない素材で悩みました。そういえば、子供は始め、どういうわけかそういう字になることがよくありますね。 (2023年02月19日 (日) 10時42分)[22417]

榮一 > 鏡文字は幼稚園の年長さんがするような誤りです。「ち」を「さ」と書き違うようなものです。春浅しもよく響きます。 (2023年02月20日 (月) 11時22分)[22427]

世話人 > 作者は和田柊子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 09時00分)[22441]
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10・哺乳瓶の秘かな力日脚伸ぶ 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時34分)[22333]
3点 宜子・眞佐子・鈴子・


月番 > 赤ちゃんの成長でしょう!「日脚伸ぶ」ですし。 (2023年02月14日 (火) 16時09分)[22354]

眞佐子 > 秘かな力と日脚伸ぶが相まって赤ちゃんの成長がよく見えます。       (2023年02月16日 (木) 21時17分)[22397]

榮一 > 秘かな力はどうですかね。秘かでは無くて「大いなる力」か「哺乳瓶てふ大いなるもの」などとしたいところです。 (2023年02月20日 (月) 11時27分)[22428]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2023年02月21日 (火) 09時01分)[22442]
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11・春浅き野に野生馬の親仔かな 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時33分)[22332]
6点 孝子・洋子・宜子・保子・眞佐子・鈴子・


月番 > 動物の親仔って、どんな動物でも微笑ましいです。現在と未来が見えるからでしょうか。 (2023年02月14日 (火) 16時14分)[22355]

洋子 > 野生馬がすきです。冬とかどうやって過ごしているんだろうと気になりますが、そろそろ暖かくなりますので、元気に走りまわるんでしょうね。 (2023年02月16日 (木) 11時35分)[22383]

月番 > 春浅い野の野生馬って、ホント、嬉しそうに走りまわってるイメージです。 (2023年02月16日 (木) 19時12分)[22393]

眞佐子 > 雪国では野生馬は見られませんが、若草が萌え出すころには牧場の飼育の馬がみられます。野生馬の親仔見たいですね。 (2023年02月16日 (木) 21時26分)[22399]

保子 > 心なごむ風景。新鮮さと眩しさを感じます。 (2023年02月17日 (金) 22時09分)[22404]

孝子 > 伸びやかな景色。いつ見ても気持ちよい素材です。 (2023年02月19日 (日) 10時45分)[22418]

榮一 > 野生馬と言えば都井岬が出てきます。野生馬と言っても半野生馬です。日本に純粋な野生馬はいないのではないかと思います。 (2023年02月20日 (月) 11時32分)[22429]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 09時03分)[22443]
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12・春きざす公民館の発表会 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時32分)[22331]
3点 柊子・保子・紫翠・


月番 > 「公民館」ですから、地域の方たちの集まり。なんの発表会が開かれているのでしょう。 (2023年02月14日 (火) 16時16分)[22356]

紫翠 > 「春きざす」が効果的に効いていると思います。 (2023年02月16日 (木) 11時24分)[22381]

柊子 > 公民館ですから、そんなに改まった発表会ではないと思います。でもお互いの努力や進歩を認め合う、小さな暖かな会が感じられました。春きざすだからでしょう。 (2023年02月16日 (木) 13時56分)[22384]

月番 > 「春きざす」なんですね〜。 (2023年02月16日 (木) 19時15分)[22394]

保子 > ほのぼのとし心穏やかになります。 (2023年02月17日 (金) 22時13分)[22405]

榮一 > ピアノやバイオリンの発表会です。小さな子が見えて楽しいですね。 (2023年02月20日 (月) 11時35分)[22430]

世話人 > 作者は石田加津子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 09時04分)[22444]
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13・体育館の雪解雫を潜るかな 投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 12時31分)[22330]
2点 保子・主宰・


月番 > 「潜る」は「もぐる・くぐる」この場合は「くぐる」。雪国の学校、体育館。寒さと熱気! (2023年02月14日 (火) 16時20分)[22357]

義之 > 白土三平の漫画にたびたび出現するカット、軒先のつららが落下し人間の首筋に突き刺さり絶命という非現実的なシーンが思い出されます。そんなことを思いながら選句をパスしました。 (2023年02月15日 (水) 12時30分)[22359]

月番 > たしかに、つららの先って尖っていますね。凶器のつららが融けて消えて完全犯罪とか!いえいえ、これは体育館の「雪解雫」事件、事故とは別物かと。 (2023年02月15日 (水) 20時36分)[22367]

保子 > 屋根の雪が解け始めた体育館。その雪解雫の間合いをみて入り込む体育館。ちょっとしたワクワク感。そこまで春が来ています。 (2023年02月17日 (金) 22時03分)[22403]

榮一 > 雪解雫がいいですね。いかにも春が来たという感じです。ママさんのバレーや卓球やバトミントンなど練習の様です。うきうきしたものが伝わります。 (2023年02月20日 (月) 11時38分)[22431]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2023年02月21日 (火) 09時05分)[22445]
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投稿者:世話人 (2023年02月14日 (火) 11時59分)[22329]
只今、調整中。

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投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時22分)[22232]
選句が揃いました。令和5年の初句会です。大いに書き込みをしていただきたく思います。1日早いですがアップします。今月の当番は石田加津子さんにお願いしたいと思います。宜しくお願いします。


榮一 > 先月の句会の点数で和田柊子さんの点が追加になって7点となり榮一と石田加津子さんが同点となりました。それで今月の月番を石田加津子さんにお願いしたのですが何故かその旨が届いていないようです。月番の挨拶がありませんが句会は進行していただきたいと思います。各位には宜しくお願いします。榮一拝 (2023年01月16日 (月) 10時48分)[22235]

加津子 > 主宰からのメールは届いていましたが、わたしが理解できていませんでした。新年そうそう皆様にご迷惑をおかけしました。 (2023年01月16日 (月) 11時28分)[22241]

世話人 > 21日になりました。予定通り作者を発表いたします。 (2023年01月21日 (土) 10時12分)[22312]

月番 > 主宰先生、全句に渡りご指導ありがとうございました。私の不手際で句会始にもご迷惑をお掛け致しました。本日は親族の葬儀があり小田原の斎場に来ております。主宰先生の句を噛み締めております。改めて安田循子様のご冥福をお祈り致します。厳寒の中、皆様お体ご自愛下さい。 (2023年01月21日 (土) 11時24分)[22326]

美保子 > 安田循子様の訃報にショックを受けています。ネット句会のお世話をして下さった折に色んな話を聞いて頂きました。俳句から広がる世界を沢山教えて下さいましたよね。ご冥福をお祈りいたします。 (2023年01月21日 (土) 21時52分)[22327]

宜子 > 安田循子さんには私もたくさんの思い出があります。京都にいた頃は、よく奈良を案内してくださいました。秋篠寺、光明寺・・ご冥福を心からお祈り申し上げます。合掌。 (2023年02月04日 (土) 10時15分)[22328]
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1・鈴の音のひときわ響く初詣 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時13分)[22231]
3点 加津子・孝子・保子・


榮一 > 理解できますが初詣の句としては常識的すぎる様です。 (2023年01月16日 (月) 10時50分)[22236]

月番 > 鈴の音に新たな気持ちを感じます。1年の始まりの句は常識的なので工夫が必要という事ですね。 (2023年01月16日 (月) 11時34分)[22242]

保子 > 初詣の鈴の音は色んなことを払拭させてくれるほど、染み染み感ずるものがあったのでしょう。 (2023年01月18日 (水) 15時13分)[22280]

孝子 > 神社にも色々あると思います。テレビにいつも取り上げられる大きな神社。この句は家の近くの氏神さまと思いました。いつも静かな神社に鈴の音がひときわ響く。いかにも初詣と思いました。 (2023年01月19日 (木) 20時26分)[22295]

榮一 > 作者が強く鈴を振ったようです。お参りは自分のことをお願いするのではないと聞いたことがあります。本当の所は分かりませんが。とにかく新年です。 (2023年01月20日 (金) 10時42分)[22299]

世話人 > 作者は太田鈴子さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時12分)[22313]
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2・永眠を知り若水に炊く茶粥 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時12分)[22230]
2点 加津子・洋子・


榮一 > 誰かの死を知り元日の若水で茶粥を炊いたということです。新年の句としてはどうかです。 (2023年01月16日 (月) 10時52分)[22237]

月番 > 主宰の書き込みの後は、かなり勇気が要ります。早くも2句目で指が止まっています。常識的ではない句ではっとさせられました。 (2023年01月16日 (月) 11時42分)[22243]

洋子 > 茶粥で、奈良の人と思いました。名前を出していいものかどうかわかりませんが(いいとは思いますが)、ネット句会でも大変活躍され、お世話になったJ子様への追悼句と思いました。いただかずにはいられませんでした。
(2023年01月16日 (月) 12時02分)[22246]

加津子 > 初めて奈良で食べた茶粥が素朴でありながら力を貰った事を今でも思い出します。「茶粥」でそうかなと思いました。心の籠った追悼句です。作者様ありがとうございます。 (2023年01月16日 (月) 13時01分)[22256]

世話人 > 作者は榮一でした。 (2023年01月21日 (土) 10時14分)[22314]
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3・真白な干支の箸置大旦 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時11分)[22229]
5点 美保子・柊子・鈴子・眞佐子・剛・


榮一 > 真っ白に嫌味が無くて悪くない句です。 (2023年01月16日 (月) 10時53分)[22238]

月番 > ウサギの箸置きで素敵です。 (2023年01月16日 (月) 11時47分)[22244]

柊子 > 私も新しい箸置きを探していたのですが、これといった物が見つからず、お正月になってしまいました。年男の孫だけでも兎のを用意すればよかったと、この句を見て思いました。大旦がいいです。 (2023年01月17日 (火) 14時53分)[22264]

美保子 > ウサギの箸置きをあえて真白なとしたのが新年らしくて素敵でした。娘も年女なのに買って上げれば良かったですね。私も大旦がいいと思いました。 (2023年01月17日 (火) 21時35分)[22266]

鈴子 > 干支の兎の箸置目にした事がなくどんな形かしらと想像しております。実物を手に取り見たいし買い求めたい気がします。季語の大旦ほんとに素敵ですね。なにを隠そう実は私も年女なのです。 (2023年01月18日 (水) 19時45分)[22282]

月番 > 鈴子さん、兎でいいですね。私は箸置きを集めるのが趣味ですが、干支の箸置きは中々ありません。それに私は巳なのでちょっと箸置きには無理かもしれません。 (2023年01月19日 (木) 13時09分)[22286]

> この所、お正月らしい生活をしていないので立ち止まったが、家族がいた頃の私の家のお正月は、紅白の和紙に包まれた白い木のお箸が常だった。干支の箸置きも見た記憶は無いが、真白と大旦に暗示も有って、家族揃って祝える穏やかな新年の景色が見える。

(2023年01月19日 (木) 13時58分)[22288]

眞佐子 > 兎と言わないで「真白な」とされたのが良かったです。大旦の季語も好きでした。 (2023年01月19日 (木) 14時02分)[22289]

眞佐子 > 剛さん書き込みの色がかさなってすみませんでした。 (2023年01月19日 (木) 14時05分)[22290]

榮一 > 干支の白いウサギが思われます。白が清潔で活きています。 (2023年01月20日 (金) 10時46分)[22300]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時15分)[22315]
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4・ジョーカーに素知らぬ顔やお正月 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時09分)[22228]
3点 柊子・孝子・保子・


榮一 > ババ抜きを家族でしている句です。 (2023年01月16日 (月) 10時55分)[22239]

月番 > ババ抜きは大人も子供も楽しめて良いですね。 (2023年01月16日 (月) 11時51分)[22245]

保子 > お正月の一風景。素知らぬ顔をするにも演技力が要りますからね。笑いの中の楽しいひととき。 (2023年01月18日 (水) 14時57分)[22277]

孝子 > トランプをずっと忘れていました。祖母が満州でロシア占いを教わり、毎日占っていたので私も習いました。トランプもいくつもありました。学生のころは部室で時間があるといつもあそんでいました。思い出があります。そういえば、子供たちや祖母とお正月は楽しかった思い出があります、昔むかしになりました、ロシア占いは今日来客があるとかよいことがあるとか、なつかしいです。 (2023年01月19日 (木) 20時35分)[22296]

孝子 > そういえばポーカーフェイスはここから来たのですよね、先輩とちょんぼしてしっぺされたおもいでもなつかしい (2023年01月19日 (木) 20時37分)[22297]

榮一 > 小さい子供では素知らぬ顔はできなさそうです。荒波を幾つも超えてきた強さを感じさせます。すまし顔が見えて来そうです。いかにも正月らしい遊びです。テレビゲームでないのが救われます。 (2023年01月20日 (金) 10時50分)[22301]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時16分)[22316]
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5・除夜の鐘遠く東京タワー見ゆ 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時08分)[22227]
4点 美保子・洋子・保子・剛


月番 > 朱色に浮かび上がる東京タワーは郷愁を感じます。 (2023年01月16日 (月) 12時05分)[22247]

洋子 > 東京の大きな景が感じられます。去年今年の厳かな静けさも感じられます。
東京タワーは我々世代にはやはり
懐かしい青春時代の思い出であり、昭和のシンボルです。 (2023年01月17日 (火) 11時20分)[22261]

美保子 > 私が東京に居るころは義兄などが上京してくると東京タワーに行ったものです。ですから、東京タワーには何度も登りました。近くにいくつかお寺もあったように思います。東京はお寺も沢山あり、桜も緑も多く、江戸を作った頃からの治水や地震や戦争の後の街づくりの後の様子が良くわかります。除夜の鐘を聞きながら大抵の所から東京タワーが見えたという自分の時代そのものです。 (2023年01月17日 (火) 21時28分)[22265]

月番 > 美保子様は東京に住んでいらしたのですか。東京タワーには懐かしい時代が重なりますね。 (2023年01月18日 (水) 14時37分)[22272]

保子 > 除夜の鐘遠くか、遠く東京タワー見ゆ かちょっと気になりましたが、除夜の鐘で切って選句しました。感慨深いものがありました。 (2023年01月18日 (水) 14時38分)[22273]

> 昭和のオリンピックの頃のシンボルで在った東京タワーも、もう昭和の遺物となったが、まだまだフアンは多い。私の年代の上京者にはノスタルジーである。東京は日に日に変貌を続けて、周囲の高層ビルに埋もれそうであるが、東京タワーは永遠にである。除夜の鐘を聴きながら望むタワーなんて素晴らしい。 (2023年01月19日 (木) 17時12分)[22294]

榮一 > 東京スカイツリーでないのがいかにも昭和へのノスタルジーです。遠くは心の中にもありそうです。 (2023年01月20日 (金) 10時53分)[22302]

世話人 > 作者は久野孝子さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時16分)[22317]
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6・乗り継ぎの遠回りする初電車 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時07分)[22226]
2点 柊子・宜子・


月番 > 近いところで初旅を楽しんでいるようです。 (2023年01月16日 (月) 12時07分)[22248]

柊子 > 初詣のために出かけたものの、いつもとは違う時刻表に遠回りせざるを得なかったのかもしれません。もしかしたら晴れ着での街歩きを楽しみたくて、わざと遠回りをしているのかもしれないなどと、色々想像させて頂きました。 (2023年01月17日 (火) 14時24分)[22262]

宜子 > 楽しく読むと柊子さんの「晴れ着での街歩き」と読めますね。「乗り継ぎ」を、楽しんでいるのか休日ダイヤによるのか・・楽しんでいる方が良さそうです。 (2023年01月19日 (木) 10時01分)[22283]

榮一 > もう一つ見えてこなかった句です。乗り継ぎ「の」か乗り継ぎ「に」であればはっきりするようですが。ただ、初電車を楽しんでいる雰囲気は感じさせます。 (2023年01月20日 (金) 11時01分)[22303]

世話人 > 作者は石田加津子さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時17分)[22318]
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7・円卓の肩触れ合いて女正月 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時06分)[22225]
5点 義之・鈴子・眞佐子・宜子・保子・


宜子 > 円卓でお食事している女性たち。楽しそうです。しかも肩が触れ合うほど。コロナ禍の人同士の距離もなんのその。笑い声まで聞こえそうです。「楽しい・嬉しい」を、「肩触れ合い」と、見えるように書いたよろしさかと。 (2023年01月15日 (日) 16時29分)[22234]

月番 > 宜子様ありがとうございます。中々治まらないコロナ禍で懐かしい感じがします。 (2023年01月16日 (月) 12時10分)[22249]

義之 > 宜子さまの句評の通りだと思います。ただ、円卓の語感は政治がらみの言葉として大きく豪華なイメージがあります。ここはやはり「卓袱台」が似合うのではないかと思いました。 (2023年01月17日 (火) 10時50分)[22260]

月番 > 「円卓」は、非日常を感じますが、「卓袱台」だとエプロンをして台所を行ったり来たり。せめて女正月くらい非日常に浸りたい月番は、円卓に憧れます。 (2023年01月18日 (水) 14時45分)[22274]

保子 > 円卓 卓袱台 肩の触れ合うほどの仲良しさんが集まった女正月。たまたま訪ねて来た方もお仲間に。笑いさざめく様子が見えるようです。 (2023年01月18日 (水) 14時52分)[22276]

眞佐子 > 最近は円卓をかこむ事は難しかったので懐かしくいただきました。肩触れ合うが良いですね。 (2023年01月19日 (木) 14時12分)[22291]

榮一 > 円卓なれば中華料理の様です。気の置けない仲間かあるいは家族の中の女性群が子供たちを男に任せて楽しんでいるようにも思えます。楽しそうです。 (2023年01月20日 (金) 11時07分)[22304]

鈴子 > 円卓懐かしいです。仕事をしていた頃を思い出しました。なんの迷いもなく正月の集まりを楽しんでいた時代?です。 (2023年01月20日 (金) 11時26分)[22308]

世話人 > 作者は和田柊子さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時18分)[22319]
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8・露座佛の膝動きけり初御空 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時05分)[22224]
9点 美保子・義之・加津子・孝子・鈴子・眞佐子・紫翠・剛・榮一


紫翠 > 居住まいをただし新年を迎える様子が伝わる。 (2023年01月16日 (月) 11時17分)[22240]

月番 > 今月の最高得点です。まさしく新年の句ですね。書き込みお願いします。 (2023年01月16日 (月) 12時13分)[22250]

美保子 > 新年のあいさつの席の着物姿の膝と露座仏の膝が重なって思われて初御空と露座仏を強調したように思いました。新年らしくて素敵です。 (2023年01月17日 (火) 21時43分)[22267]

義之 > 露座佛を検索すると主に大仏がヒットしますが、掲句の場合は、花崗岩で作られた路肩に居並ぶ小さな石仏が似合うようです。大仏や路傍の石仏の膝が動くようなことは常識ではあり得ないが、紫翠さんの句評に納得しました。初御空に居住まいを正す露座仏が、一体くらい見つかるかもしれませんね。 (2023年01月18日 (水) 07時55分)[22271]

洋子 > 私も紫翠様の句評に深く納得致しました。常識人の私は、露座仏が動くはずがないと、感じてしまったのです。 (2023年01月18日 (水) 15時03分)[22279]

加津子 > 露座物の膝が動いたと感じた作者様の物を見る目が素晴らしいと思いました。 (2023年01月18日 (水) 19時18分)[22281]

> 人間はどんな状況に在っても、新年には粛々と膝を正す。その兆しはどんな物にも見える。動くはずの無い大佛の膝を動かしたのは、物を凝視する俳句作者の世界である。日が昇りその恵みの中に生きてゐる人間たちに、新しい年が巡り元旦の日が眩しい。露座の大仏は各地に在るが、海を見てゐるような鎌倉の大仏が相応しい。 (2023年01月19日 (木) 10時27分)[22284]

眞佐子 > 隣の町に丈六の木造大仏があります。膝を正して手を合わせると動かない大仏様にじっと見つめられているように感じる事があります。動かない露座佛の膝が動いたと感じられた作者さんは素晴らしいと思いました。 (2023年01月19日 (木) 14時45分)[22292]

榮一 > 思わず立ち上がりそうな露座佛の様子で初御空の日の光りや空気の鮮烈さが見えて来そうです。俳句の面白さはこんなところにありそうです。言えば実と真の違いです。 (2023年01月20日 (金) 11時12分)[22305]

世話人 > 今月の最高点です。作者は山内宜子さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時20分)[22320]
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