玄鳥 定例句会

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9・連峰の厳しき襞の淑気かな 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時03分)[22223]
7点 義之・加津子・洋子・鈴子・紫翠・剛・榮一・


月番 > 「襞」が山の奥深さを現わしていてスケールが大きく感じます。 (2023年01月16日 (月) 12時18分)[22251]

紫翠 > 下五の「淑気」で句が立ち上がったと思います。意味性を超えた作品のように感じます
(2023年01月17日 (火) 10時29分)[22259]

義之 > 眼前に迫る立山連峰の威容が目に浮かびます。仕事で何度か冬の富山を訪れたことがあります。残念ながら元日での経験はありませんが、その荘厳さはまさに掲句の通りだと納得することが出来ました。 (2023年01月18日 (水) 07時36分)[22269]

洋子 > 義之様の「立山連峰」で、句がさっと立ち上がりました。六甲山にも山襞がありますので、漠然といただいたんですけど、立山連峰と言われたら、景色が全く変わりました。まさに「淑気」です。 (2023年01月18日 (水) 14時57分)[22278]

> 富山は珍しく雪の少ない正月であった。年が明けて何度か故郷の山河を目の当たりにした。連峰と呼ばれるのは立山の他にも在ると思うが、生地の山はまた格別である。厳しい襞(山肌)を持つのはたぶん剱岳だろう。好天の日に眺めてゐると時間を忘れる。気を引き占めて、今年も前向きにと新年の心構えが頼もしい。      (2023年01月19日 (木) 10時43分)[22285]

榮一 > 北国の峻烈な山の景です。南側の山では厳しい襞は先ずお目に掛かれません。雪を頂いた連峰の山襞に淑気を感じたのがいいのです。 (2023年01月20日 (金) 11時20分)[22306]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時21分)[22321]
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10・七草の粥を啜って生きてゐる 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時02分)[22222]
4点 美保子・洋子・眞佐子・宜子・


月番 > リズムがいい句だと思います。 (2023年01月16日 (月) 12時22分)[22252]

美保子 > スーパーでセットになっているものはあまり上手にできなくて、家にある大根などで作ってごまかす程度だったのですが、夫が買い物ついでに買って来たので、「自分で買って来たのだから自分で作って。」と言ったらその気になって「蕪はどうやって切るんだ。」とか聞くのでだしの取り方から教えたのですが、昆布が浮き上がる間にどこかに消えてしまうので結局はほとんど私が作ったようなものでした。でも、必要な時にはレシピを張っておけば作ってくれると約束してくれたので、そのことを思い出して頂きました。七草の粥を啜ってだけでもげんきになりそうです。 (2023年01月17日 (火) 21時53分)[22268]

洋子 > お正月料理で胃が凭れたころに頂く七草粥は、胃の調子をいきかえらせてくれます。ああ、おいしい生きている、と感じるひと時です。
(2023年01月18日 (水) 14時50分)[22275]

眞佐子 > スーパーで七草を一パック買って来ましたが、我が家は七人家族ですのであまりにも少ないので家の周りの大根やはこべ等を引き抜いて一緒に入れて出来上がりました。正月料理に飽きた頃なので美味しかったです。掲句の生きているが実感できました。 (2023年01月19日 (木) 15時02分)[22293]

榮一 > この国の歴史と伝統の中に生きているのです。ストレートな表現に好感が持てます。 (2023年01月20日 (金) 11時23分)[22307]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時22分)[22322]
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11・・芽吹く木の交差の奥の九輪かな 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時01分)[22221]
1点 孝子・


月番 > 枝の向こうに透けて見える九輪、春を感じる句です。 (2023年01月16日 (月) 12時26分)[22253]

孝子 > 10番の句とどちらを頂こうかと悩みました。結局自分に近いこの句を頂きました、いつも行く本門寺は桜の名所であり本堂を正面に右をむくと五重塔が見える、両脇の桜の木の向項に、満開の時はもちろん先頭がやっとみえるときもある、この木の芽の芽吹き時には、この句の感じである。皆様に満開の本門寺の桜を見てほしいと思います。 (2023年01月19日 (木) 20時54分)[22298]

榮一 > 交差の奥はいらないように思います。表現がごちゃついてすっきりと感じられなかったです。却って九輪が見えにくくなっているようです。 (2023年01月20日 (金) 11時29分)[22309]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時23分)[22323]
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12・初夢やエンドロールの長々と 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 07時00分)[22220]
5点 柊子・義之・紫翠・宜子・榮一・


宜子 > 長いエンドロールは、出演者、スタッフの多さ。初夢であれば、このエンドロールはきっと終わらない。 (2023年01月15日 (日) 16時23分)[22233]

月番 > 宜子様ありがとうございます。映画の余韻に浸るエンドロールは好きな時間で終わるまで座っています。長くて待てない人が多くたいていの人は帰ります。初夢はどうなるんだろうと心配になりました。 (2023年01月16日 (月) 12時36分)[22254]

紫翠 > 「初夢」とエンドロールを合わせた作者の発想が素晴らしいと思います。 (2023年01月17日 (火) 10時22分)[22258]

柊子 > エンドロールに次々出るお名前を一人ずつ確かめ、思い遣っているのでしょう。穏やかな優しいメロディーも流れているようです。 (2023年01月17日 (火) 14時45分)[22263]

義之 > テレビで映画番組を良く視聴します。たいていは編集で短くカットされエンドロールが映ることは少ないですが、深夜番組の場合、完全ノーカットでエンドロールを長々と放送していることがあります。年末年始は貴重な映画をノーカットで見られる機会が多いようです。「初夢」の取り合わせに脱帽です。 (2023年01月18日 (水) 07時43分)[22270]

榮一 > 終わることのないエンドロールを見続けているのです。エンドロールが何かということはあまり意味がありません。初夢を長々と見ていることに意味があるのです。これは恋のエンドロールの様です。 (2023年01月20日 (金) 11時33分)[22310]

世話人 > 作者は森内洋子さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時24分)[22324]
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13・玉の春高松城の堀の鯛 投稿者:世話人 (2023年01月14日 (土) 06時58分)[22219]
2点 紫翠・榮一・


月番 > 季語の「玉の春」は「初春」の傍題です。あえて傍題の「玉の春」を据えたところのこの句の良さを教えて頂きたいです。 (2023年01月16日 (月) 12時43分)[22255]

紫翠 > 「玉の春」と鯛が響きあっているように思います。それも「城の鯛」ですから作者の工夫もあり、歴史への郷愁も感じられます。 (2023年01月17日 (火) 10時18分)[22257]

月番 > 傍題にチャレンジする勇気が必要と思いました。 (2023年01月19日 (木) 13時25分)[22287]

榮一 > 香川県の高松市城である。海辺に近い平城で堀の水は海からひいている。舟で物資を運べる利点があり海辺の城は他にもあるようである。琵琶湖の大津城などもそのようである。高松城は今も海と堀が繋がっていそうである。現在の城は復元のである。 (2023年01月20日 (金) 11時49分)[22311]

世話人 > 作者は宮本義之さんでした。 (2023年01月21日 (土) 10時25分)[22325]
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投稿者:世話人 (2023年01月08日 (日) 17時11分)[22218]
只今、調整中。

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投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時49分)[22099]
今年最後の句会です。大いに書き込みをお願いします。柊子さんの選句が手元に届いておりません。届き次第に追加いたします。ご了承を願います。
今月の当番は山内宜子さんです。宜しくお願いします。


世話人 > 和田柊子さんの選句を追加します。宜しくお願いします。 (2022年12月13日 (火) 09時14分)[22100]

宜子 > 今月の月番を務めます山内宜子です。宜しくお願い致します。
主宰先生、句会をご準備いただき有難うございます。
句会の皆様、年末に向かい、なにかと気忙しい時期ではございますが、各句へのコメントたくさんお寄せください。では、今年最後の句会、始めます。 (2022年12月13日 (火) 12時31分)[22106]

月番 > この句会も、期間の中ほどです。まだコメントのない方、作者さんは選者の選評をお待ちのことと思います。コメントお願いします。 (2022年12月16日 (金) 09時39分)[22147]

世話人 > 沢山の書き込みをありがとうございました。また、不手際がありましたことお詫びいたします。当番の山内宜子さんありがとうございました。20日になりました予定通り作者を発表いたします。宜しくお願いします。 (2022年12月20日 (火) 19時54分)[22203]

月番 > 主宰先生 年末のお忙しい中にも関わらず、今月も各句への丁寧なご指導と作者発表、有難うございました。ご参加の皆様、示唆に富んだコメントいただき、勉強になりました。
今年もあと十日あまり、寒さも増してきました。大雪の被害も伝えられ、慌ただしい一年が終わろうとしています。来年は、明るいニュースで満たされますよう祈りつつ、それでは、十二月の句会を終えることと致します。
皆様、良いお年をお迎えください。宜子
(2022年12月21日 (水) 05時54分)[22217]
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1・煌めきの水都の中州冬薔薇 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時42分)[22098]
2点 紫翠・榮一


月番 > 水都といえば福岡、柳川でしょうか。「煌めき」が華やかさを感じさせます。 (2022年12月13日 (火) 12時40分)[22108]

紫翠 > 「冬薔薇」の着地ですから、中州が紅に明けてゆく早朝のイメージのように感じられます。取り合わされたことで煌めきが何倍にも増加するように思います。 (2022年12月17日 (土) 10時55分)[22168]

榮一 > 水都と言えば大阪を思うのは近い所為であろう。水都の中州と言えば中之島を想像する。中之島公園のバラ園は有名です.冬のバラも見ごたえがありそうです。一句から想像するのは多分個人的な事柄から派生するように思います。実景が何処かは蛇足のように思います。 (2022年12月19日 (月) 13時00分)[22190]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2022年12月20日 (火) 19時55分)[22204]
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2・海舟と同じ家紋や石蕗の花 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時41分)[22097]
3点 加津子・鈴子・紫翠・


月番 > 海舟は「勝海舟」その家紋はネット検索で「丸に剣花菱」とのこと。家紋の柄より、幕臣の海舟と同じ家紋であることの発見がちょっとした自慢なのかもしれません。 (2022年12月13日 (火) 12時46分)[22109]

紫翠 > 上五中七の印象と「石蕗の花」を見たときに受ける印象が一致するように感じました。そこからイメージが広がるように思います。 (2022年12月16日 (金) 10時59分)[22152]

月番 > 取り合わせの宜しさですね。有難うございます。 (2022年12月16日 (金) 21時27分)[22158]

鈴子 > 海舟と同じ家紋だった事の驚きと微かな誇りを詠んだ作者のかたの気持ちが読み取れました。 (2022年12月17日 (土) 14時30分)[22171]

加津子 > 家紋には興味があります。嫁入りの時の留め袖の実家の家紋と嫁ぎ先の家紋が微妙な違いはありましたが「かしわ」でした。合い通じるような感情が沸きました。季語も良いと思いました。 (2022年12月17日 (土) 21時17分)[22178]

榮一 > 勝海舟の家紋を知らないのでお手上げ状態です。明治の立役者と同じ家紋であるのは作者として心躍るのはよく理解できます。石蕗の花はいい感じですが。 (2022年12月19日 (月) 13時04分)[22191]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2022年12月20日 (火) 19時56分)[22205]
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3・あちこちに拾ふねじ釘年の暮 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時40分)[22096]
 3点 義之・加津子・眞佐子・


世話人 > 柊子さんの1点を追加します。合計で4点になります。。 (2022年12月13日 (火) 09時17分)[22101]

月番 > 年末、新年に向けてなにか修理でもしたのでしょうか、ネジや釘が散らかっています。 (2022年12月13日 (火) 12時49分)[22110]

義之 > 「あちこち」は少し言い過ぎかなと思うが、床に落ちた螺釘を見つけることは有りうることだろう。普段ならぽいとごみ箱行きのところ、年の暮れともなると、拾い上げて小箱にしまい込むのである。炬燵の螺子など思い当たる節がある。 (2022年12月13日 (火) 19時15分)[22124]

月番 > 義之さん、各句にコメントいただき有難うございます。掲句、どこの螺子、なんの釘か、とっさには気が付きにくいですよね。誰でも思い当たりそうな小さな行動です。拾った作者さんのちょっとした当惑気味の表情が思われますね。 (2022年12月14日 (水) 18時33分)[22126]

眞佐子 > 冬になると雪国では炬燵、雪囲いに外の花鉢を屋内に入れる棚の組み立てなどの螺子が沢山ありますので、年の暮がよくわかります。大掃除をするとあちこちから螺子釘が見つかる事があります。ありそうな光景でした。 (2022年12月16日 (金) 15時34分)[22154]

月番 > 見つけた螺子釘に少しホコリが溜まってたりします。眞佐子さん、ありがとう。 (2022年12月16日 (金) 21時32分)[22159]

孝子 > 思い込みとはこわいものです。一読思ったことが会社にいたころ、隣の上司が昔話で戦後よく鉄や釘を拾って売った話をよくしていたのが強烈に頭に残っていて、即其処に頭が行き、皆様の発想にたどりつきませんでした。季語からそこにいくべきだったと反省しています。 (2022年12月17日 (土) 14時31分)[22172]

義之 > 戦後の焼け野原では住宅の瓦礫をあされば鉄くずや銅線等拾い集めることが出来ました。それをよせやという屑鉄商に持ち込み少額の金銭を得るのです。孝子さんの書き込みにすっかり忘れていた昭和の思い出がよみがえりました。 (2022年12月17日 (土) 19時45分)[22176]

加津子 > 台所を増築して出来上がったのが12月。釘を拾ったのを思い出しました。でもあれは、ねじ釘ではなかった。ねじ釘の何かを見落としていたような気がしました。 (2022年12月17日 (土) 21時26分)[22179]

柊子 > 世話人さま、お手数をおかけしました。

修理に限らず、電気製品の埃を払っても、緩んだネジが外れてしまうことがあります。
なんのネジか分からなくても、ここに落ちていたと修理好きの夫に報告しないと!
そんなことが増える、暮れの大掃除です。 (2022年12月18日 (日) 09時23分)[22183]

榮一 > あちこちは範囲が広いようです。広いところでねじ釘を拾う行為が見えてこなかったです。 (2022年12月19日 (月) 13時06分)[22192]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2022年12月20日 (火) 19時57分)[22206]
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4・ご老公の泊まりし宿や牡丹鍋 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時39分)[22095]
4点 孝子・鈴子・保子・紫翠・


月番 > このご老公は水戸のご老公のようです。泊まった宿で牡丹鍋。奥の間にはご老公の書き物とか残っていそうです。 (2022年12月13日 (火) 12時52分)[22111]

紫翠 > 黄門の隠居所(西山荘)を訪ねた記憶があり、声を聞ける機器も思い出しました。イメージ的に「牡丹鍋」はどうかと思いますが共鳴できる作品です。 (2022年12月15日 (木) 11時11分)[22134]

月番 > ご老公と牡丹鍋との取り合わせ。冬の季語で他に、味噌雑炊、薬喰、蕪汁等々取り合わせられますが、食べ物を離れての季語もありそうです。いろいろと入れてみるのも楽しそうです。 (2022年12月15日 (木) 15時37分)[22136]

保子 > 両国で牡丹鍋の店を見かけた事を思い出しました。猪の毛皮のようなものを板に貼り付け看板のようにしていました。ご老公 尊敬する先輩と解釈しました。
(2022年12月16日 (金) 23時31分)[22165]

孝子 > 主人の田舎に行った時、甥っ子が釣りに行った主人のかわりに西山荘に連れて行ってくれました。牡丹鍋もわざわざ食べに行った宿も思い出しました。作者もいい思い出の宿に泊まれたのですね。牡丹鍋からご老公らしいひなびた宿がみえてきます。 (2022年12月17日 (土) 14時40分)[22173]

鈴子 > 牡丹鍋なるものを食べたのは山歩きをしていた随分昔山小屋に宿泊した時でした。猪鍋とよんでいたようです。牡丹鍋やご老公の泊まられた宿を想像しております。 (2022年12月18日 (日) 19時40分)[22188]

榮一 > ご老公と言えば水戸光圀を思い浮かべるのは映画からテレビと何代にもわたって映像化された影響であろうと思う。水戸光圀を演じた役者では五本の指はすぐに折れます。物語の全国行脚は架空の話です。宿は水戸藩だけでのことですが一般的な宿ではなさそうです.猪鍋は薬食いもあり食べた可能性はありそうです。映像の水戸黄門の延長線上にあるような気がします。 (2022年12月19日 (月) 13時18分)[22193]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2022年12月20日 (火) 19時58分)[22207]
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5・冬銀河厄年の無き歳かな 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時38分)[22094]
4点 美保子・孝子・宜子・剛・


世話人 > 和田柊子さんの1点を追加します。合計で5点になります。 (2022年12月13日 (火) 09時18分)[22102]

月番 > 厄年は男性で61歳、女性で37歳が最後の厄年になるようです。その厄年は大過なくすごして、今はその心配も無い歳。冬銀河かもしれません。 (2022年12月13日 (火) 13時01分)[22112]

美保子 > 先日ブラタモリでタモリさんが神社の前の厄年の記載を眺めていて「もう自分は厄年はないんだな」と寂しそうでした。女性の方が31才が最後とは何か理由があるのでしょうか。あまり深く考えた事がなかったです。今はそんなこともないのかもしれませんが、昔は男の子のほうが育ちにくいと言われたようです。それでも、それだからでしょうか。男の人の方が苦労が多いのでしょうか。 (2022年12月15日 (木) 18時42分)[22142]

月番 > 季語の「冬銀河」の取り合わせはいかがでしょう? (2022年12月16日 (金) 21時36分)[22160]

孝子 > 考えたことがなかったけどそのとうりと思いました。季語はなんとなくそういうとしになったかという実感。寂しさを感じさせていいと思いました。 (2022年12月17日 (土) 14時43分)[22174]

柊子 > 厄年がもうない、大役を終えた、肩の荷が下りたホッとした感じを受けました。(女性の場合は出産可能年齢もありそうな…調べていませんが)
澄んだ夜空の星を素直に楽しめそうです。 (2022年12月18日 (日) 09時37分)[22184]

> 滅多に冬の銀河など見上げた事も無いが、はっと気がつけば何時の間にか齢を取ってしまったの感慨である。そう云えば自分(私)は厄年のお払いをしないままに、父の歳も母の齢も乗り越えて生きてゐる、と感慨を新たにしました。

(2022年12月18日 (日) 09時49分)[22186]

榮一 > 男性61歳・女性は37歳(独身で仕事をしている人は42歳もあるそうです)。年取れば厄年より病気が恐ろしいですね。厄年はなくても冬銀河は厳しいです。その対比です。 (2022年12月19日 (月) 13時29分)[22194]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2022年12月20日 (火) 19時59分)[22208]
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6・木枯らしやガリ版何処へ行ったやら 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時37分)[22093]
2点 美保子・眞佐子


世話人 > 和田柊子さんの1点を追加します。合計で3点になります。 (2022年12月13日 (火) 09時20分)[22103]

月番 > 懐かしい「ガリ版」鉄筆でガリガリと削った音からガリ版。正しくは「謄写版」。でも、ガリ版のほうが親しみがありそうです。何処に行ったのでしょう・・ (2022年12月13日 (火) 13時06分)[22113]

美保子 > 自宅で塾をやっていた時、最初はガリ版でした。その後、ワープロ、それから、パソコン昔、英文タイプを習いに通っていたことがあるので、ワープロは楽しくて仕方ありませんでした。中学生の時はクラスの新聞作成に自分から手を挙げて、手も真っ黒にして、ガリ版も覚えました。これもとても楽しかったです。 (2022年12月15日 (木) 18時52分)[22143]

眞佐子 > 高校生の時に鉄筆の使い方を習いました。英文、和文のタイプはクラブに入った人だけが使っていました。どちらも印刷をする時は謄写版です。腕まくりで手を真っ黒にしながらでした。あのガリ版は何処へ行ったのでしょうね。見なくなりました。木枯らしの季語がなんとなく合っているのではと思います。 (2022年12月16日 (金) 15時57分)[22155]

月番 > 季語の「木枯らし」が、いいですよね〜。私もなんとなくとしか言えないのですが・・いいですね。ホント、木枯らしの、あのガリ版、何処に行ったのでしょう。気になります。 (2022年12月16日 (金) 21時40分)[22161]

柊子 > 小学生の時、学級新聞を作るため自宅にガリ版を持ち帰ったことがあります。外は木枯らしの夜、一人カリカリと鉄筆でする作業は結構好きでした。
今の俳句作りにどこか繋がっていそうです。 (2022年12月18日 (日) 09時45分)[22185]

榮一 > ガリ版は謄写版のことです。蝋を引いた原紙を鉄筆で文字を起こして刷ったものです。小さい頃は学校でも見かけたり、組合事務所などでも見かけたりしましたがもはや見かけることはありません。何処へ行ったやらと問われても感慨は湧きません。他に活かし方がありそうです。木枯らしは作者の心情の様です。 (2022年12月19日 (月) 13時37分)[22195]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2022年12月20日 (火) 20時00分)[22209]
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7・使わない辞書がいくつか初時雨 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時36分)[22092]
6点 義之・孝子・宜子・剛・保子・榮一


月番 > ありますよね〜、滅多に使わない、開かない辞書。まして今はググる時代。紙には紙の良さもあるのですけどね。 (2022年12月13日 (火) 13時08分)[22114]

> 国語や英和辞典に始まって、広辞苑等を使い古した人達は多いが、昨今は辞書の替りになるものが増えた。パソコンを始めとする各分野の電子辞書、etcである。老眼などで視力が衰えて辞書を繰ることも無いが、索引を探り頁を捲ってゐた時代が懐かしい。広辞苑などの分厚い書物は確かに「冊」では無く「いくつ」か、と言える。窓の外は冬の前触れの初時雨、本棚なのか床の間にでも積んであるのか、寂しげな辞書ではある。 (2022年12月15日 (木) 13時12分)[22135]

月番 > どんな辞書でも、繰っていくときのワクワク感っていいものですよね。今の時代、なんでも早く見つけようとしている気がします。積まれたままの辞書はなにやら寂しげですね。 (2022年12月15日 (木) 15時45分)[22137]

義之 > 昭和の辞書と云えばコンサイスの英和辞典。父親の話ですが、戦後の物不足の頃、たばこの屑をコンサイスの頁を破り、それで巻きたばこを作ったと聞いたことがあります。祖母は、得られる食料が乏しい中、もっぱら煙草で空腹を紛らし、家族に一口でも多くの食べ物が分配されるようにと、自らの空腹は口にせず、実行していたようです。結局栄養不足でふらつき、上がり框で転倒し、帰らぬ人となってしまいました。四歳の私はその光景を目撃し、今でも顛末が記憶に残っております。 (2022年12月15日 (木) 19時44分)[22145]

月番 > 昭和の大戦は、万人の心に体に傷を残しています。それぞれの深さの傷を。その傷も癒えないうちに第三次の影が、廊下の奥に立っていそうです。 (2022年12月16日 (金) 21時45分)[22162]

孝子 > 本が捨てられない性格ですが、辞書はとくにおもいこみがあります。広辞苑はもちろん、仏語英語古語漢和辞典等々、本棚を占領しています・季語がいいと思いました。 (2022年12月17日 (土) 14時52分)[22175]

榮一 > 辞書も種類が多そうです。国語辞典や文語辞典。漢和辞典や英語・フランス語等数え上げたら切りがありません。使わなくなってもなかなか捨てきれないのが辞書です。言えば青春ですね。初時雨が心模様をうまく出しているようです。 (2022年12月19日 (月) 13時43分)[22196]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2022年12月20日 (火) 20時04分)[22210]
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8・立冬や歯科医の椅子の軋みたる 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時35分)[22091]
 4点 美保子・剛・保子・紫翠・


紫翠 > 取り合わせで選をしました。歯の治療は長くかかるので、「立冬」が効果的に働いているように感じます。 (2022年12月13日 (火) 11時02分)[22105]

月番 > 紫翠さん、早速に書き込みいただき有難うございます。
歯科医の椅子が軋む句は多くありますが、季語との取り合わせがポイントですね。
(2022年12月13日 (火) 12時36分)[22107]

> 歯の治療は昔と比べると楽になったようであるが、苦痛を伴うものに外ならない。何をされるのか解らない不安と緊張感。軋みは痛みに通じている。治療台に身を横たえて、終わりが近いこの一年を振り返る。余談になりますが、最近思うに、あの真っ白な歯は何となく気色が悪いのですが。 (2022年12月15日 (木) 10時09分)[22133]

月番 > 歯の治療という、恐怖にも似たあの瞬間!「軋み」は、痛みに通じていたのですね。真っ白な歯は、不自然ですか? (2022年12月15日 (木) 15時52分)[22138]

保子 > 歯科医の椅子の軋み からグッと近すく歯医者のマスクがイメージされ、迫力ある句だなと思いました。 (2022年12月16日 (金) 23時37分)[22166]

榮一 > 後ろに倒れるのは歯科の椅子か理髪店の椅子ぐらいしか思い浮かびません。特に治してもらっているのに歯科の椅子はいい思い出が残っていません。句意は良く汲み取れますが類想感が漂いその点が弱いです。 (2022年12月19日 (月) 13時49分)[22197]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2022年12月20日 (火) 20時05分)[22211]
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9・鰤起しの揺るがす井戸や三の丸 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時34分)[22090]
4点 義之・加津子・加津子・洋子・


月番 > 「井戸」「三の丸」・・どこかのお城の景でしょうか。鰤起しは雷で冬の季語。 (2022年12月13日 (火) 13時12分)[22115]

加津子 > すみません。加津子は1人です。 (2022年12月13日 (火) 17時14分)[22120]

義之 > 何となく富山かなと思い、富山城を思いました。少なくとも15回くらいは富山を訪れていますが、タクシーの窓から富山城を見るだけで一度も城内に足を運んだことはありません。おぼろげなる知識として悲運の佐々成正の城だったと記憶しているくらいです。「鰤起し」とは12月〜1月の鰤の漁期に響く雷鳴の事とあります。「揺るがす井戸の三の丸」に何か謂れがありそうです。 (2022年12月13日 (火) 19時03分)[22123]

世話人 > 申し訳ありません。加津子さんが重複していました。点数は3点となります。お詫びして訂正いたします。 (2022年12月13日 (火) 19時54分)[22125]

月番 > 義之さんは富山城でしたか!私は兼六園のある金沢城を思いましたが、季語の「鰤起こし」とのイメージが合わないでいました。戦国武将、佐々成政の富山城なら納得できそうです。作者さんはどんなイメージで?興味あります。 (2022年12月14日 (水) 18時48分)[22127]

義之 > 因みに金沢城は観光したことがありますが現在の金沢城は明るすぎて、月番様の言われる通り「鰤起しの」句のイメージとは違うと思います。積雪の富山の風景を思い出しました。 (2022年12月15日 (木) 08時47分)[22129]

洋子 > 漠然と、北陸のお城の三の丸を思いました。そこの井戸水を揺るがす鰤起こしのすさまじさを思い身震いしました。 (2022年12月15日 (木) 09時25分)[22130]

月番 > 下五に「三の丸」と措かれていますね。具体的に本物の「三の丸」ではないかもしれませんが、「三の丸」・・いかがでしょう? (2022年12月15日 (木) 15時56分)[22139]

義之 > 外堀がありそれを守る三の丸、さらに内堀がありそれを守る二の丸、そして本丸、これが一般的な城郭のスタイルと思います。平城なら水を張った堀でしょうが山城なら空堀や土塁といった防御が為されています。いずれにせよ三の丸と云えば結構巨大な城郭を思います。三の丸の井戸は、籠城の将兵にとって、正に死守すべき命の水なのでしょう。 (2022年12月15日 (木) 19時28分)[22144]

月番 > 義之さん、早速のコメントを、ありがとう。「三の丸」で城の大きさがわかりますね。現在残っている「城」は、その殆どが天守閣のみ。本丸より外側にある三の丸の井戸は、兵たちの命の水。そこに鰤起しの雷!想像が膨らみます。 (2022年12月15日 (木) 20時30分)[22146]

加津子 > 富山は、全国大会でしか行った事がありませんので逆に想像が膨らみます。北前船で栄えた城下町が浮かびました。高岡でしょうか。 (2022年12月17日 (土) 21時39分)[22180]

榮一 > 高岡の古城公園の中に三の丸の城跡がある。古城公園では高岡万葉朗唱の会があり玄鳥の土肥顧問はじめ誌友が歌ったことがあるのを思い出す。句では揺るがす井戸がイメージできなかった。 (2022年12月19日 (月) 14時31分)[22198]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2022年12月20日 (火) 20時06分)[22212]
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10・本返し本置いて来る冬日和 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時33分)[22089]
0点 


月番 > 冬の少し暖かい日に借りていた本を返しに行ったのでしょうか、「本置いて」の重なりが分かりづらいようです。 (2022年12月13日 (火) 13時14分)[22116]

月番 > 無点句ですが、気付いたこと、季語の「冬日和」との取り合わせなどいかがでしょうか?コメント、お願いします。 (2022年12月16日 (金) 09時48分)[22150]

洋子 > 本の好きな人は、図書館に返しに行って、その足でまた、借りてくるもののようですが、掲句は、今回は借りないで、少しお正月の準備にでも取り掛かろうか、とでも考えられたのでしょうか?何しろ年の暮れですもの、暖かいうちにと思って・・・。? (2022年12月16日 (金) 10時05分)[22151]

月番 > そうでしたか!洋子さん、図書館に返しに行ったのかもしれませんね。そして借りずに「置いて」帰る・・冬日和に。見えてきました!ありがとう。 (2022年12月16日 (金) 21時50分)[22163]

榮一 > 返しはひっくり返すほどの意味かもしれません。それであれば置いて来るも不自然ではなくなります。それにしても返しは必要のないように思われます。冬日和との取り合わせまで踏み込めないのが現状の様です。 (2022年12月19日 (月) 14時36分)[22199]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2022年12月20日 (火) 20時07分)[22213]
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11・コロッケにソースたっぷりちゃんちゃんこ 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時32分)[22088]
6点 美保子・洋子・宜子・眞佐子・鈴子・榮一


世話人 > 和田柊子さんの1点を追加します。合計で7点になります。 (2022年12月13日 (火) 09時21分)[22104]

月番 > コロッケにかけるのはソースか醤油かなんてお喋りも楽しそう。なんといっても「ちゃんちゃんこ」なんです。 (2022年12月13日 (火) 13時17分)[22117]

義之 > 私はコロッケにはウスターソースを少量掛けますが、すぐに沁み込みこんでしまいます。掲句では豚カツソースとか、ケチャップとか、どろっとしたソースをかけるのでしょう。還暦のお祝いのおじいちゃんの真っ新な赤い「ちゃんちゃんこ」に、これはしまった、胸元にべったりと垂れたソースがついてしまいました。 (2022年12月13日 (火) 18時35分)[22121]

洋子 > 昭和を生きているような感じの人を思いました。昔はウスターソースでしたよね。ウスターソースをかける習慣もぬけず、ちゃんちゃんこを来て、冬をしのいでいる人・・・。私も半分そんな感じで過ごしています。 (2022年12月15日 (木) 09時30分)[22131]

月番 > サラッとしたウスターソース。昭和の感じかもしれません。ちょっとおしゃれなレストランでは、マヨネーズのようなタルタルソースが添えられていたりします。昭和育ちとしては違和感があります。 (2022年12月15日 (木) 16時03分)[22140]

月番 > 今月の最高点句のひとつです。選評をお願いします。 (2022年12月16日 (金) 09時45分)[22149]

眞佐子 > 我が家ではコロッケにソースをかける人がいなくなりました。ソースたっぷりちゃんちゃんこは昭和をおもいました。私も昭和の育ちですのでキルティングのベストを着ています。 (2022年12月16日 (金) 16時08分)[22156]

鈴子 > 子供の頃の学校給食を思い出しました。ソースは苦手な私は醬油を貰って食べていた事を思い出しました。ちゃんちゃんこも然り正に昭和です。 (2022年12月17日 (土) 13時05分)[22169]

柊子 > お肉屋さんで買ってきた、薄いコロッケでしょう。
ソースをたっぷりかけているのは、ご本人? それを見ている人?でしょうか。
何もかけない派なので、あーあーあぁ!と思いつつ、黙って見ている私です。
コロッケもちゃんちゃんこも昭和です。 (2022年12月18日 (日) 09時56分)[22187]

美保子 > 結婚した頃はソースか醤油かが気になりましたが、今はそれぞれ好きな物をかけるか、私の食べ方に合わせてもらっていると思っています。綿入りのちゃんちゃんこではありませんが、生協で買ったフリースのちゃんちゃんこが袖がなくて動きやすいです。やはり昭和生まれなのですね。 (2022年12月18日 (日) 22時17分)[22189]

榮一 > コロッケ・ソースたっぷり・ちゃんちゃんこ・・どれをとっても庶民的です。ブレイビソースやフォンドボではちゃんちゃんこには合いません。とんかつソースやウスターソースで十分です。 (2022年12月19日 (月) 14時41分)[22200]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2022年12月20日 (火) 20時08分)[22214]
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12・金婚を祝す船旅花毛布 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時31分)[22087]
4点 洋子・鈴子・保子・榮一


月番 > 金婚式を迎えたご夫婦の船旅。穏やかな良い旅をと願うばかりです。 (2022年12月13日 (火) 13時19分)[22118]

洋子 > 花毛布を検索してみたら、見事にきれいに花の模様に形作られた毛布が載っていて、びっくりしました。金婚旅行の花毛布、ロマンチックでいいですね。
ちなみに私は今年エメラルド婚だと子供が教えてくれました。初めて知った言葉でしたので、びっくりしました。そういえば数年前に金婚だったなあと思い数えてみたら、確かに結婚55年目でした。
友達に言ったら、「よく飽きもしないで、いや向こうが」といじられました。健康で、ここまでこられて、よかったなあと思っています。
エメラルド婚の次は何婚ですか?
(2022年12月15日 (木) 09時42分)[22132]

月番 > 洋子さん、ありがとう。「花毛布」・・よく解らずに選を外しました。ネットで検索したら、船旅などで、ベッドの毛布が花びらなどの形に、折って飾られているものなのですね。暖かそうです。ロマンチックです。 (2022年12月15日 (木) 16時14分)[22141]

保子 > 花毛布 知らなかったです。なんと素敵。金婚式おめでとうございます。幸せ気分になりました。 (2022年12月16日 (金) 23時43分)[22167]

鈴子 > 花毛布 私も知りませんでした。金婚式のお祝いが船旅なんて羨ましい限りです。おめでとうございます。 (2022年12月17日 (土) 14時01分)[22170]

榮一 > 船旅のベッドに毛布で花模様を作ってお客様をもてなすようです。花毛布の歴史も古いようです。私の父が郵船の浅間丸にコックとして乗っていましたが客室のことは聞いたことがありません。新婚旅行や金婚旅行などを祝すことでしか花毛布を作るのかどうかも良く知りません。それにしても素敵な句です。 (2022年12月19日 (月) 14時48分)[22201]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2022年12月20日 (火) 20時09分)[22215]
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13・たそがれとは走つて枯野抜けること 投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時30分)[22086]
7点 義之・孝子・加津子・洋子・宜子・眞佐子・剛・


月番 > 作者独特のたそがれ感。枯野をかけぬけました! (2022年12月13日 (火) 13時22分)[22119]

義之 > 枯野と云えば芭蕉の句を、黄昏とは、まさに私の齢、胸中は常に近い将来のエンディングを思います。「走って枯野を駆け抜ける」に共感しました。 (2022年12月13日 (火) 18時44分)[22122]

月番 > 〈旅に病で夢は枯野をかけ廻る〉「枯野」は、駆け廻ったり、走って抜けたりするもののようです。 (2022年12月14日 (水) 18時59分)[22128]

月番 > 今月の最高点句のひとつです。選評をお願いします。 (2022年12月16日 (金) 09時41分)[22148]

義之 > シニア世代ともなれば、人にもよるが走るなんてもってのほか、歩ければましな方です。夢の中では野原を駆けることができるのです。エンディングは野原は枯野が相応しい。臨終を迎えればそれが花野と変わるのです。 (2022年12月16日 (金) 11時00分)[22153]

眞佐子 > 私も芭蕉の「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」を思いました。年を重ねるに従って月日の経つのが早く感じられます。枯れ野を駆け抜けるがよく分かります。 (2022年12月16日 (金) 16時32分)[22157]

月番 > 義之さん、コメントの「エンディングは野原は枯野が相応しい。臨終を迎えればそれが花野と変わるのです。」なんて美しいのでしょう。一句がこのように読めるなんて。臨終を迎えれば花野に。さすがです! (2022年12月16日 (金) 22時02分)[22164]

洋子 > 句の解釈ははっきりとはわからないままに頂いたのですが、月番様の書かれたように、義之さんのコメントの最後の部分に圧倒されました。「臨終を迎えればそれが花野にかわる・・・」。死ぬことが怖くなくなりました。 (2022年12月17日 (土) 20時20分)[22177]

加津子 > 走っているつもりだけれど体は動いていない、そんなアンバランスを感じるこの頃。枯野の先の花野は、私も見たいと思います。 (2022年12月17日 (土) 22時09分)[22181]

> 「たそがれ」とは、日の暮れの事である。比喩として人間の来し方によく使われる。「枯野」も「たそがれ」も 思えば寂寥感を背負った寂しい言葉である。若い頃と違い人間としての盛期は過ぎたが、もうひと頑張りしたい、走って抜ける枯野にも、明日があるではないかと、励ます、前向きの言葉だろうと思った。 (2022年12月18日 (日) 09時21分)[22182]

榮一 > 日暮れですね。日暮れには物思うことが多そうです。 (2022年12月19日 (月) 14時54分)[22202]

世話人 > 作者は主宰さんです。 (2022年12月20日 (火) 20時11分)[22216]
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投稿者:世話人 (2022年12月13日 (火) 04時28分)[22085]
只今、調整中。

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投稿者:世話人 (2022年11月13日 (日) 14時23分)[21983]
選句が揃いました活発な書き込みをお願いします。


柊子 > 主宰先生、お忙しい中、句会のご準備を頂きありがとうございました。今月の月番を務めさせて頂きます。たくさんの書き込みを宜しくお願いいたします。 (2022年11月13日 (日) 14時42分)[21984]

月番 > 今月の句会もお時間が迫ってまいりました。まだ書込みがお済みでない方、どうぞ宜しくお願いいたします。 (2022年11月18日 (金) 09時35分)[22045]

世話人 > 今月も沢山の書き込みをありがとうございました。遅くなりましたが予定通り作者を発表いたします。 (2022年11月20日 (日) 21時37分)[22070]

月番 > 主宰先生、各句へご指導頂きありがとうございました。
皆さまも沢山に書込み下さりありがとうございました。今月も色々勉強させて頂いた句会となりました。
来月は早いもので、もう年末です。体調を整えて句会を楽しみましょう。
ありがとうございました。 (2022年11月21日 (月) 08時42分)[22084]
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1・葱のまだ匂ふ指先太宰読む 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時19分)[21982]
7点 柊子・美保子・孝子・義之・洋子・鈴子・剛・


月番 > 太宰のどの作品を読んでおられるのでしょう? 退廃的な太宰の小説と、指から匂うネギとの関係が面白そうです。 (2022年11月13日 (日) 14時46分)[21985]

義之 > 指先に残る葱の匂い、その指で頁を捲る太宰の小説、映像はしっかりと見えます。葱は畑から採ってきたばかりのものが似合いそうです。午後のひと時、食材の下準備を終え、読みかけの太宰を紐解く・・・。深読み冥利に尽きる作品です。 (2022年11月15日 (火) 09時20分)[22006]

> 刻んだ葱なのか、畑で引き抜いて来た葱の匂いなのかは解らないが。指先に残る生活の匂い。葱に触発してされて読んだのでは無く、読み掛けのと思う。もう読むことも無いが、好きな人は多い。引き合い(取り合わせ)に出されると、何となく俳句らしくなる。 (2022年11月17日 (木) 09時45分)[22020]

柊子 > 料理をしていると、色々な匂いが手についてしまうことがよくあります。青森の特産のニンニクでは元気になりそうで、ちょっと違うし、パクチーではもっと違うし、日常生活の隙間に太宰を離さない姿が眩しく感じられました。 (2022年11月17日 (木) 16時37分)[22030]

孝子 > 主婦の実感を素直によんでいますがその〆が太宰読むうまい句だとおもいます。太宰を嫌いな人もいると思いますが。文学の好きなひとはおおかれすくなかれ関心のある作家です。私も実家の書庫から赤い全集の太宰のほんをもってきています。余談ですが白洲正子の書庫に同じ全集をみたときは感激しました。高校の帰り、本屋で毎月一冊づつ買うのが嬉しかったことを思い出します。いつになっても読み返したい本です。 (2022年11月17日 (木) 19時49分)[22032]

美保子 > 太宰読むと下五で本好きの人の心を惹きつけ、上五中七で主婦の気持ちを惹きつけた句だと思いました。皆さんが書かれているように葱が普通の人の日常を思わせています。 (2022年11月17日 (木) 21時44分)[22038]

洋子 > 太宰に関するエピソードは書かず、自分の日常生活の中から太宰をもってきて、太宰が、いかに人を引き付けているかを書き表しているところがお上手と思いました。 (2022年11月18日 (金) 10時23分)[22048]

鈴子 > 葱のまだ匂ふ指先の上五、中七に不思議なな面白さを感じました。座五の太宰読むと表現されたことに作者の方の個性を感じられます。
(2022年11月18日 (金) 22時43分)[22053]

榮一 > 葱の香りから太宰を好きな年代がわかりそうです。もちろん女性です。あらためて読み返しているようです。若いころと今読み返している年代?では理解も情感も違うように思います。新しい発見がありそうです。指先の葱の匂いがいいですね。 (2022年11月19日 (土) 09時41分)[22056]

世話人 > 今回の最高点句です。次月の当番を宜しくお願いします。 (2022年11月19日 (土) 11時23分)[22069]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時41分)[22071]
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2・銀杏落葉抱っこをせがむ双子かな 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時18分)[21981]
4点 柊子・保子・紫翠・鈴子・


月番 > 近所の三子ちゃんのママは、「生存競争が激しいので、おっとりした子はいない」と言っていました。両腕の双子ちゃんもなかなか大変そうです。 (2022年11月13日 (日) 14時48分)[21986]

紫翠 > 落葉で遊んでいた子が、親を見つけてせがむ情景を的確に伝えていると思います。 (2022年11月16日 (水) 11時17分)[22014]

柊子 > 黄色のふかふかの落ち葉の中で、手編みの帽子を被った双子ちゃんの映像が色彩豊かに現れました。 (2022年11月17日 (木) 16時41分)[22031]

保子 > 銀杏の降りしきるなか抱っこをせがむ双子ちゃんの様子が影絵のように見えてきました。 (2022年11月17日 (木) 23時20分)[22040]

鈴子 > 近頃は双子ちゃんもそう珍しくなくなった気がしますが可愛らしさについ声を掛けてしまうこともあります。 (2022年11月18日 (金) 22時56分)[22054]

榮一 > 通り一片な句柄に思えます。ごく普通にあるような景です。何故か俳句としての奥行きが感じられなったです。作為ではなく日常を切り取った姿勢はいいと思います。双子に重きを置いていることがいいかどうかです。 (2022年11月19日 (土) 09時48分)[22057]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時41分)[22072]
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3・凍蝶や瓦礫の庭の炊きの火 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時17分)[21980]
5点 柊子・美保子・孝子・洋子・榮一


月番 > 下五を「カシキノヒ」と読みました。
作者さま、もし違っていたらお教えください。神戸の震災でしょうか? (2022年11月13日 (日) 14時52分)[21987]

洋子 > 私も、すぐに神戸の大震災の時のことを思いました。凍蝶のように凍えた気持ちで過ごしていました。
(2022年11月13日 (日) 20時32分)[22001]

孝子 > 自分のことではない災害にあわれた方たち、あまりに重たく、なかなか句にはできませんが。この句にはしみじみと悲しみを共有できるきがします。悲しみを作品に昇華させたような、きがします。 (2022年11月17日 (木) 19時56分)[22033]

美保子 > 幻鳥には神戸の震災を経験された方が沢山いらっしゃるのだといつも気になります。東日本の時には東京在住の娘も余震におびえ、夫婦ともすぐに宮崎に来ましたが、婿殿は五日ほどで帰り、娘はめったにない事ですが、一か月近くこちらに居ました。私は瓦礫や津波、映像でしか知りませんが娘のおびえようは相当な物でした。阪神大震災の時の高速道路の歪みなど最初は信じられない物でした。そういう中で煮炊きをした方々が沢山いらしたのですね。一つの季語を入れた句でこのように思いを伝えられるのですね。 (2022年11月17日 (木) 21時26分)[22037]

榮一 > 阪神淡路大震災は1月17日でした。寒い日であったのは記憶に鮮明です。電気もガスも水道も切断されて都会とはもろいものだと思ったものです。ほとんどの店が閉店しており食べ物はほとんど口にできない状況もありました。それでも救援物資が早急に避難先に届けられて救われたものです。さて、この人は瓦礫をかたずけた庭で煮炊きをしたようです。卓上式のガスコンロとボンベがあれば間に合います。冷蔵庫の食品も長くはもたないから早く使うのは理にかなっています。なんでもないときは案外緊急事態を想定していないものですから。庭の凍蝶にも愛情が湧くのです。 (2022年11月19日 (土) 10時07分)[22058]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時43分)[22073]
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4・恐竜のラベルの酒や冬怒濤 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時16分)[21979]
5点 眞佐子・剛・宜子・紫翠・榮一・


月番 > 福井の地酒「恐竜辞典」が検索から見つかりました。恐竜のラベルです。
冬怒涛と福井のお酒です。 (2022年11月13日 (日) 14時54分)[21988]

紫翠 > 取り合わせで作品が活性化された。また着地が決まりイメージが広がるように思います。 (2022年11月14日 (月) 10時43分)[22005]

宜子 > お酒のラベルに恐竜とは!それでも「冬怒涛」を思わせる地なら、それもありそうです。上手い取り合わせと思いました。思いがけない取り合わせに、紫翠さんも書かれているようにイメージが広がります。 (2022年11月15日 (火) 20時37分)[22011]

> 越前海岸の冬は厳しい。日本海はおおかた荒れて寒さを倍増させる。雪の季節には蟹を喰いに行ったり、怒涛の名にふさわしい風や冬の雷にひれ伏す健気な水仙を見に行ったりした。この句の恐竜のラベルの酒は奇を衒ってゐるが、京都や金澤の銘酒に対抗して売り出されたらしい。福井県人の商魂はたくましい。 (2022年11月17日 (木) 10時11分)[22021]

眞佐子 > 恐竜と冬怒濤で福井を思いました。福井の東尋坊の岩にぶつける冬の波のもの凄さが思われます。恐竜と冬怒濤の取り合わせが良かったです。 (2022年11月17日 (木) 10時37分)[22022]

榮一 > 恐竜のラベルの酒を知りません。ネットで調べてみると福井県勝山市に恐竜博物館があるようです。その縁でできた酒の様です。東尋坊などを思うと福井の海岸も冬怒濤は激しそうです。大陸と地続きであった太古を想像するには十分です。意外な組み合わせで面白いです。 (2022年11月19日 (土) 10時17分)[22059]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時44分)[22074]
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5・寝違えし首を廻らす枯野かな 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時16分)[21978]
5点 柊子・孝子・加津子・鈴子・榮一


月番 > 寝違えて、何をしても辛い一日のことでしょう。さて、首を廻して何か見えましたか? (2022年11月13日 (日) 14時58分)[21989]

加津子 > 廻らない首にどうしたものかとボツーと佇んでいる枯野。何ともやるせない感じです。 (2022年11月16日 (水) 16時41分)[22015]

孝子 > この句を一読。芭蕉の枯野の句がうかびました。なぜか作者と芭蕉がちかずいたようなきがしました。作者は現に首を寝違えたのだとおもいます、ふっとそのときに芭蕉に血被いたようなそんな風に思いました。 (2022年11月17日 (木) 20時08分)[22034]

孝子 > 芭蕉にちかずいたです。 (2022年11月17日 (木) 20時09分)[22035]

榮一 > 首の根違いはつらいものです。その寝違いの首をめぐらせて見る枯野はあの世に来たような思いになったのかもしれません。そんな想像をめぐらせると心情がよく汲み取れる句ですくです。 (2022年11月19日 (土) 10時23分)[22060]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時45分)[22075]
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6・健康に笑いの力唐辛子 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時15分)[21977]
1点 加津子・


月番 > 落語が好きで、新春落語を予約しました。上五中七はとてもよく分かります。そこに唐辛子…今月、一番難解な取り合わせです。 (2022年11月13日 (日) 15時01分)[21990]

加津子 > 唐辛子に目鼻があったら、カラカラと笑っていそうです。辛いのは苦手ですが、形に面白みがあり好きです。コロナ禍の中、お喋りも笑いも小声でと気を使いますが、フレイルに陥らないようお風呂場ででも笑いましょう。 (2022年11月16日 (水) 16時48分)[22016]

月番 > なるほど、形ですか。そう言われれば、みんな明るく笑っていますね。 (2022年11月17日 (木) 16時21分)[22028]

榮一 > 唐辛子がおとぎの国の人の顔に見えても悪くはありません。ただ唐辛子は辛いです。健康の力と言えばその辛さも力かもしれません。ただ笑いとは遠いように感じます。 (2022年11月19日 (土) 10時28分)[22061]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時46分)[22076]
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7・炉開きの亭主がさばく袱紗かな 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時14分)[21976]
3点 孝子・宜子・紫翠・


月番 > 茶道の知識のない私でも映像が浮かんできました。炉開きですから、いつもより緊張感もあるのでしょうか? (2022年11月13日 (日) 15時03分)[21991]

紫翠 > 上五で切った方が、中七下五が活きるのかなと思いながら選をしました。 (2022年11月14日 (月) 10時33分)[22004]

宜子 > この「亭主」は、お点前をなさる方。捌いている紫袱紗のパシッと音まで聞こえそうです。お茶席の一点だけに集中した緊迫感が心地よく伝わります。 (2022年11月15日 (火) 20時44分)[22012]

孝子 > よく景色がみえますし、宜子さんのとうりです。私も高校からはじめて、大学の時は裏千家で、まみあなの塩月弥栄子さんの七夕茶会のために、絽の着物を作らされたくらいですが、その時母の知り合いの小堀遠州の末裔が大徳寺でお茶を習い教室を自宅ではじめたから行くように言われ、友達の手前、両方を掛け持ちしたら、遠州流は武士のお茶。裏千家とはまったく違い、頭が混乱してしまい結婚を機にやめましたがその時の男の先生のたたずまいをこの句で彷彿と思い出しました。懐かしい昔に。ひと時戻りました。ハンサムな先生でした。 (2022年11月17日 (木) 20時28分)[22036]

榮一 > 茶道の炉開きの景です。陰暦10月1日か中の亥の日に、風炉を使うのをやめて炉を使い始めることです。勿論、炉開きの茶事もあるようです。亭主が茶を点てるのかどうかは知りませんが炉開きの景としてはそのままのように思います。 (2022年11月19日 (土) 10時46分)[22062]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時48分)[22077]
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8・凩や用もないのに子ら走る 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時13分)[21975]
5点 加津子・洋子・鈴子・紫翠・榮一・


月番 > 女系家族に男児の孫が恵まれ、この様子はまさに実感、実景です。元気が一番! (2022年11月13日 (日) 15時07分)[21992]

洋子 > 子供は本当によく走り回りますね。つむじ風のように。私も午年生まれのせいか、道路をまともに歩いたことがありません、むずむずしてきて、いつも走ってしまいました。 (2022年11月13日 (日) 20時38分)[22002]

紫翠 > 子供の本質をうまく活かした作品。意外性のある上五の「凩」が子供の本質と響き合うように感じます。 (2022年11月16日 (水) 11時11分)[22013]

加津子 > そうそうと頷いています。季語がいいと思いました。 (2022年11月16日 (水) 16時54分)[22017]

榮一 > 子供は風の子はもはや死語かもしれません。それでもこの子たちは木枯らしが吹く中を走っています。用もないがこの句の一番の見せどころです。 (2022年11月19日 (土) 10時49分)[22063]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時48分)[22078]
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9・初時雨手繰れば郷の納屋の土間 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時11分)[21974]
4点 義之・洋子・保子・眞佐子・


月番 > 思い出を手繰っていたら、故郷の納屋が出てきたのだと思います。でも、初時雨と土間の関係がよく分かりません。教えてください。 (2022年11月13日 (日) 15時11分)[21993]

洋子 > 初時雨はわびしい感じがします。そして、記憶をたどれば、農家の土間もなぜかわびしい感じで思いだされます。わびしいというキーーワードで、二つはすんなりとむすび付きました。 (2022年11月13日 (日) 20時43分)[22003]

義之 > 別棟の納屋を備えた農家の映像が浮かび上がります。鑑賞内容はほぼ洋子さんと同じです。ただ、私自身の記憶では「納屋の土間」ではなく家屋の南北に抜ける「通し土間」です。隅に置かれていた大きな水甕が懐かしいです。 (2022年11月15日 (火) 09時46分)[22007]

眞佐子 > 私の育った家には農具を入れたり、作業をしたりの土間の納屋がありました。初時雨の頃になると故郷の佇まいが思い出されます。懐かしさでいただきました。 (2022年11月17日 (木) 11時16分)[22024]

保子 > 遠く離れていても故郷につながっている。納屋の土間は心の拠り所、心の還る場所。時々ちょっと手繰ってみる。安心感。 (2022年11月17日 (木) 23時30分)[22041]

榮一 > 手繰るの主体が見えないようです。 (2022年11月19日 (土) 10時51分)[22064]

世話人 > 作者は主宰です。 (2022年11月20日 (日) 21時49分)[22079]
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10・木枯しや捜しあぐねる針の針孔 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時10分)[21973]
3点 美保子・保子・剛・


月番 > 「針の孔」でなく「針の針孔」と強調なさったのでしょうか? 選んだ方の解釈が楽しみです。 (2022年11月13日 (日) 15時13分)[21994]

美保子 > 針孔 でみぞ、めど と読むようです。難解文字と出ていました。針孔 に針のと書かなければいけない物かもわかりません。教えて下さい。目がだんだん見えにくくなって、針に糸を通すのも中々の時があるので、掲句は実感です。木枯らしとの取り合わせも良かったです。 (2022年11月13日 (日) 20時09分)[21999]

月番 > 美保子さま
さっそくに、ありがとうございます。
針孔(めど)辞書にありました。毎月、勉強させて頂いています。 (2022年11月13日 (日) 20時24分)[22000]

義之 > 座五を単純に「針のはりあな」と読み選句をパスしましたが美保子さんの書込を読み軽率だったと後悔しています。私的には、座五は「針のめど」と表記した方が良いのかと思いました。 (2022年11月15日 (火) 10時53分)[22008]

> 最近、必要に迫られてボタンを失ったシャツにボタンを付けたが、針孔(めど)が有っても、縫い針に糸を通すことが、老眼の目には可なりの苦痛であった。わが年代には、針仕事はその昔大抵は女子の仕事だったが、と嘆きながら捜す針の穴である。ましてや木枯らしの聞こえる夜は寂しさが増幅する。 (2022年11月17日 (木) 11時11分)[22023]

保子 > よくある光景、針の穴 として選句しました。めど と読むとは知りませんでした。目処 は分かりますが。勉強になりました。 (2022年11月17日 (木) 23時38分)[22042]

榮一 > 針の針孔はくどい感じです。針の孔で十分かと思います。木枯らしの厳しさに余計に年齢を感じさせられるようですが常識的に終わっているようです。 (2022年11月19日 (土) 10時55分)[22065]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時50分)[22080]
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11・冬近し薄皮残る茹で卵 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時09分)[21972]
6点 美保子・義之・加津子・保子・眞佐子・宜子・


月番 > 新しい卵の殻は剥きにくい、といいます。古い方から茹でても上手く行かないこともありませんか? (2022年11月13日 (日) 15時17分)[21995]

美保子 > ゆで卵の殻はすんなりとつるっと剥ける時と頑張ってもガタガタになる時とありますよね。運動会のお弁当の準備やお客様へのおでんのゆで卵に限ってうまく剥けなくて、苦労したことを思い出しました。ゆで卵が沢山必要な料理は冬に向けてが多いですね。「冬近し」と「薄皮残る」が響き合っているように思いました。 (2022年11月13日 (日) 19時49分)[21998]

義之 > 薄皮の残るのはまだましな方で、殻に分厚い白身がくっ付き、げっそりと痩せた茹で卵となることがあります。季節感は美保子さまの書かれた通りだと思いました。 (2022年11月15日 (火) 11時01分)[22009]

加津子 > 茹で卵の皮むきは苦手な手仕事です。寒くなれば尚更。おでんの具に何とも映えないぼこぼこのゆで卵です。 (2022年11月16日 (水) 16時58分)[22018]

眞佐子 > 茹で卵は古い方から茹でるつもりですがそれでも上手に剥けません。六人家族ですのでおでんの時は六個か七個の皮を剥くのが大変です。薄皮残るが好きでした。 (2022年11月17日 (木) 11時29分)[22025]

義之 > YOU TUBE の受売りですが、水を半分入れたマグカップの中にゆで卵を投入し、掌で蓋をしながらカップをシェイクすると、殻に沢山の罅が入ります。それを取り出しボウルなどの水中で殻をむくと比較的きれいに剥けるようです。 (2022年11月17日 (木) 12時11分)[22026]

保子 > 薄皮の残る茹で卵、この微妙な状態を一句に。きっと何時も心にかけていたのでしょうね。 (2022年11月17日 (木) 23時10分)[22039]

宜子 > 茹で卵に薄皮が残っていたら気になりますよね。食べにくいし。「冬近し」の季語が柔らかく効いていて佳い句と思いました。 (2022年11月18日 (金) 09時29分)[22044]

美保子 > 卵の平らな方にそっとひびを入れるか、百円ショップで売っている卵にプチっと穴をあけるものを使うかしてからゆでると比較的うまく剥けるようです。義之様が書いていらっしゃるようにするのと同じと思いますが、沢山ひびを入れると同時に冷たい水で一気に冷やすことも大事なようです。お節介ですが、沢山の失敗の上の知恵です。 (2022年11月18日 (金) 20時04分)[22052]

榮一 > 冬近しと薄皮の取り合わせは微妙です。感じる人と感じない人が別れそうです。近しが問題の様です。いっそ冬で詠う方がいいように思います。 (2022年11月19日 (土) 11時00分)[22066]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時52分)[22081]
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12・いつまでも紙皿の上くぬぎの実 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時08分)[21971]
0点 


月番 > この団栗はどなたが拾ってきたものなのでしょう? 作者さまは気になって仕方がないご様子です。 (2022年11月13日 (日) 15時19分)[21996]

義之 > 書かれている映像は、はっきりと見えるのですが、その背景が見えてこないのが残念です。例えば上五の「いつまでも」をいつまでも感を包含し、映像を伴う言葉に置き換えられれば読者の想像力が広がると思います。 (2022年11月17日 (木) 08時55分)[22019]

月番 > 上五が映像にならない…気がつきました。ありがとうございます。 (2022年11月17日 (木) 16時27分)[22029]

宜子 > 義之さんの「背景が見えてこない」「映像を伴う言葉」そして「読者の想像力が広がる」は、たしかに仰るとおりと納得です。
試しに・・・
〈紙皿の上の団栗夕茜〉で映像に。
〈紙皿の上の団栗友逝きぬ〉なら、背景を伴うストーリーに。
読者の想像力を刺激しないですかね〜?もうひとつ「紙皿の上」の「上」は削れそうです。〈紙皿に友の(兄の)残せしくぬぎの実〉なら、「上」の説明が取れますが。どうでしょうね〜。
「紙皿の」「紙」は取れないかな? (2022年11月18日 (金) 09時22分)[22043]

月番 > なるほど、推敲の考え方を具体的に教えて頂きありがとうございます。悩んだ時の参考にさせて頂きます。 (2022年11月18日 (金) 09時43分)[22047]

義之 > 紙皿は俳句にとって良き素材だと思います。いわゆるコスパの良い言葉です。公園、山遊び、キャンプ、飯盒炊爨、茶菓を提供するちょっとした集会、取り合わせるフレーズにより色々なシチエーションが想像できます。宜子さんの推敲句「紙皿に兄の残せしくぬぎの実」がいいですね。書かずとも「いつまでも」感が包含されています。 (2022年11月18日 (金) 11時33分)[22049]

宜子 > 「紙皿」は、効果的に働いているようですね。 (2022年11月18日 (金) 19時52分)[22050]

月番 > 俳句にとって「コスパのよい言葉」。意識して集めると又楽しみが増えそうです。 (2022年11月19日 (土) 09時40分)[22055]

榮一 > 散歩の途中に拾った団栗です。紙皿に置いたままで日にちが立ったようです。中原中也の詩に「月夜の浜辺」というのがあります。月夜の晩に、波打際でボタンを一つ拾い役立てようとしたわけでもないが捨てるに忍びず袂に入れます。拾ったボタンは指先に沁み、心に沁みます。そしてそのボタンを捨てられようか?と自身と皆に問いかけます。そんな匂いまで昇華させたい句です。 (2022年11月19日 (土) 11時11分)[22067]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時53分)[22082]
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13・滑り台滑り抜ければ冬が来る 投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 22時07分)[21970]
4点 義之・眞佐子・剛・宜子・


月番 > 一読した時、冬の中へ滑り抜けたのかと思ってしまいました。いえいえ、そうではなさそうです。 (2022年11月13日 (日) 15時22分)[21997]

義之 > 子供のころは意識していませんでしたが着衣と滑り台の関係は結構強いものがあると思います。気持良く滑るには適切な服装が必要です。全身厚着の着衣は滑り台に最適なようです。掲句は長大な滑り台でしょうか、「滑り抜ければ冬が来る」に納得です。 (2022年11月15日 (火) 11時11分)[22010]

> この句の滑り台はお子様用のものでは無く、宮本さんと同じく遊園地等のスライダーとかローラーとか呼ばれる曲がりくねった大規模なものだろうと思う。
好きであろうが嫌いであろうが、季節は人間の否応なしに到来する。冬が来るのを待つ人もゐるだろうが、雪の降る土地に住めば、雪の難儀を覚悟しながら冬を迎え、そして廻り来る春を待つ。
(2022年11月17日 (木) 14時21分)[22027]

宜子 > 下五が季語の「冬来る」でも「冬近し」でもない「冬が来る」このキッパリ感が中七の「滑り抜ければ」をうまく受けていていい感じでした。さあ、その冬の中へスキップして入っていくのです! (2022年11月18日 (金) 09時36分)[22046]

眞佐子 > 随分前に怖がる孫を抱いて遊園地の滑り台を滑り降りたことを思い出しました。滑り抜ければ冬が来るのフレーズが感覚的に好きでした。 (2022年11月18日 (金) 19時58分)[22051]

榮一 > 滑り抜ければ冬が来るがどうか。滑り台の滑る途中で冬になる・・ぐらいが面白いように思います。 (2022年11月19日 (土) 11時20分)[22068]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2022年11月20日 (日) 21時55分)[22083]
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投稿者:世話人 (2022年11月12日 (土) 21時33分)[21969]
只今工事中
 選句の未着があるため少し遅れます。御了承をお願いいたします。

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投稿者:世話人 (2022年10月12日 (水) 23時19分)[21872]
今日は少し寒いです。今月も大いに書き込みをお願いいたします。
今月の月番は石田加津子さんです。宜しくお願いします。


加津子 > おはようございます。主宰先生、お忙しいところ句会の準備をして頂きありがとうございます。今月の月番を務めます石田加津子です。よろしくお願いします。 (2022年10月13日 (木) 08時20分)[21873]

月番 > 先生、全句に渡りご指導ありがとうございました。 (2022年10月19日 (水) 14時23分)[21952]

世話人 > 書き込みをありがとうございました。20日になりましたので作者を発表いたします。 (2022年10月20日 (木) 19時57分)[21953]

月番 > 先生ありがとうございました。又、皆様のご協力に感謝申し上げます。寒暖の差が激しい毎日です。皆様、ご自愛下さいますように。 (2022年10月20日 (木) 21時48分)[21968]
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1・敬老の日は薄紅のお饅頭 投稿者:世話人 (2022年10月12日 (水) 23時12分)[21871]
 1点 柊子・


月番 > 我が町では、町内の和菓子屋さんのこし餡とつぶ餡のようです。穏やかな時を感じます。 (2022年10月13日 (木) 08時41分)[21874]

柊子 > 以前、横浜市は敬老の日にお饅頭を配っていました。長寿だった伯母の家は四箱も頂いたと懐かしく思い出しました。薄紅で頂きました。 (2022年10月16日 (日) 10時35分)[21903]

榮一 > 敬老の日はわが町内では自治会が70歳以上の人に赤飯を配っています。どこでもよく似た行事があるのですね。特に惹かれることでもなかったです。 (2022年10月19日 (水) 09時50分)[21937]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2022年10月20日 (木) 19時59分)[21954]
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2・秋澄むやマスクの合唱コンクール 投稿者:世話人 (2022年10月12日 (水) 23時09分)[21869]
2点 加津子・鈴子・


月番 > マスク越しの歌声。文化祭でしょうか。 (2022年10月13日 (木) 08時43分)[21875]

加津子 > コロナ禍の中、マスクを着けての練習は苦しかったでしょう。頑張ってと声を掛けたくなる句です。 (2022年10月16日 (日) 12時27分)[21909]

洋子 > 先日、NHKの全国合唱コンクールが放映されていましたが、全員マスクをかけて歌っていましたね。でも、マスク越しにきれいな声が流れてきました。マスクがなかったら、もっともっと素晴らしい歌声だったろうにとかわいそうに思いました。
私は次第に聴力がおちてきて、句会で、マスク越しのご意見がなかなかききとりにく、苦労しています。 (2022年10月16日 (日) 13時18分)[21913]

月番 > 洋子様、同じくです。マスクをつけなくても良い生活に戻れるのも近いようですが、インフルエンザも有ることだし、マスクを外すのにも勇気が要りそうです。 (2022年10月16日 (日) 14時30分)[21914]

鈴子 > 加津子さんと同じ気持ちになりました。マスクを付けて毅然としてコンクールに臨む姿に拍手を送ります。 (2022年10月17日 (月) 19時29分)[21927]

榮一 > コロナ禍の世相ですね。マスクをしながらの合唱は何かスカッとしないですね。 (2022年10月19日 (水) 09時52分)[21938]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2022年10月20日 (木) 20時00分)[21955]
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3・サスペンスの終わりなき夢地虫鳴く 投稿者:世話人 (2022年10月12日 (水) 23時08分)[21868]
1点 美保子


月番 > 終わりのなき夢と「地虫鳴く」が呼応しているようです。 (2022年10月13日 (木) 08時55分)[21877]

美保子 > サスペンスは前出て来た登場人物をしっかり覚えなくてはならないので、苦手でしたが、宮崎出身の新川帆立さんが「このミステリーが凄い」大賞に選ばれて、ミーハーの私は読んでみた次第です。終わりなき夢とはどういうことを指しているのかはわからないのですが、月番様が書いていらっしゃるように「地虫鳴く」と呼応しているようです。 (2022年10月15日 (土) 20時51分)[21900]

榮一 > 終わりなき夢がもう一つ理解できませんでした。ただ引き込まれてゆく感じにしては夢はいかがかと思いました。 (2022年10月19日 (水) 09時55分)[21939]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2022年10月20日 (木) 20時02分)[21956]
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