玄鳥 定例句会

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9 家族して壁に電飾十二月  投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時47分)[20641]
3点 剛 鈴子 主宰


月番 > 日本でも最近はクリスマスに限らず、歳末は建築物や自家をネオンサインで飾るのが多くなりました「家族して」に少し考えましたが、煌びやかな光の点滅に負けました。
(2021年12月12日 (日) 20時07分)[20660]

鈴子 > 月番さんが書いておられる「l家族して」の「して」は私自身は「家族みんなで」と解釈しました。子供の頃はよく使ってました。方言だったのかしらね〜 (2021年12月15日 (水) 18時35分)[20686]

> 寒くなると各地に大掛かりな電飾が灯されて、夜が賑やかになる。神戸などは六甲の山も飾られるらしい。名のある並木通りの樹や大小の塔、掲句の個人の家も。みな様々な電飾で師走を盛り上げる。12月がさらっと置かれているのが好ましいと思いました。「して」に躓いたのは「出て」とか「来て」なら、何となく自然の言い回しのような気がしたのです。 (2021年12月16日 (木) 09時45分)[20691]

洋子 > 「して」という言葉は秋田のほうでも普通に使っていました。「一人して」「二人して」「みんなして」・・・。単純に「で」に置き換えたらよくわかる言葉と思います。 (2021年12月16日 (木) 10時05分)[20693]

孝子 > 家族してのしてで悩みました。 (2021年12月17日 (金) 18時53分)[20715]

榮一 > 十二月から正月と家を電飾で飾ることが数年前から流行ってきたように思います。配線など大変な手間がかかるようです。何か月も前からコツコツと準備しながら飾りも増やしていくようです。毎年の楽しみとして家族で取り組んでいる様子が見えてくるようです。楽しそうですね。 (2021年12月19日 (日) 08時10分)[20734]

世話人 > 作者は進二さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時07分)[20752]
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10 極月や首の重たき阿弥陀さま 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時47分)[20640]
6点 紫翠 孝子 美保子 義之 眞佐子 加津子


月番 > 時々ですが、信仰は気持ちを休める大切なものだと思うようになりました。衆生の願いを背負って阿弥陀如来も主イエスも。   (2021年12月13日 (月) 09時21分)[20661]

義之 > 「極月」の斡旋で、少し意味的な要素を感じる一句かもしれません。 (2021年12月14日 (火) 08時37分)[20674]

紫翠 > 阿弥陀如来像の首が重いと感じた作者の感性に脱帽です。 (2021年12月15日 (水) 10時56分)[20684]

眞佐子 > 阿弥陀さまの首が重いという感じは季語の極月により我が身にも通じるような気がしてきました。 (2021年12月16日 (木) 21時33分)[20698]

孝子 > 首の重たき阿弥陀様に極月の斡旋。季語がうまいとおもいました。 (2021年12月17日 (金) 18時57分)[20716]

加津子 > 季語の極月に心情が現れていると思いました。 (2021年12月18日 (土) 11時31分)[20722]

榮一 > 十二月は俗に言うところの節季です。江戸時代には商の掛け売りの集金の時です。そんなことを踏まえると阿弥陀さまの重たき首が理屈に響きそうに思います。 (2021年12月19日 (日) 08時19分)[20735]

世話人 > 作者は剛さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時08分)[20753]
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11 夕焼けの言い訳聞きに冬の海 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時45分)[20639]
2点 義之 宜子


月番 > ネットに各地のライブカメラが有ります。空港や鉄道や都会の交差点。三浦半島から湾越し見える富士山の夕焼け。この句の言い訳は想像するに、夕焼けの富士山が観たいから。   (2021年12月13日 (月) 09時40分)[20663]

宜子 > ちょっと分かりにくいのですが、夕焼けの冬海との対話、おしゃべりかもと思っています。ですが、「夕焼け」は夏の季語。「冬夕焼の海」でも良いのでは? (2021年12月13日 (月) 22時00分)[20669]

義之 > 最近は季語の重複にあまり気にならなくなりました。とはいえ、夕焼けを「沈む日の」とか、やりようはあると思っています。そこから新たな詩の展開が始まると思うのです。 (2021年12月14日 (火) 08時27分)[20672]

千尋 > 沈む日はなるほどと思いますが、夕焼けは陽が沈んでから始まりますよ。 (2021年12月16日 (木) 23時43分)[20702]

義之 > 少し言葉が足りなかったようです。季語のダブリに気づいたとき、その言い換えだけでなく、様々な言葉に置き換えてみる中で、元句とは異なる新たな発見や展開が始まると思うのです。ただ、作者のこだわりは尊重したいと思います。 (2021年12月17日 (金) 07時55分)[20708]

榮一 > 擬人法ですがあまり生きていないようです。もっと滑稽に仕上げる方がいいように思います。冬の海は重たいです。 (2021年12月19日 (日) 08時22分)[20736]

世話人 > 作者は千尋でした。 (2021年12月20日 (月) 01時08分)[20754]
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12 切り抜いたごとく寒月仁王門 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時45分)[20638]
5点 孝子 進二 洋子 柊子 宜子


月番 > 腫れた冬空の月は寒さが増すような気がします。仁王門の上の月なんて剣戟の音でも聞こえそう。 (2021年12月13日 (月) 09時51分)[20665]

月番 > 「腫れた冬空」は「晴れた冬空」でした。 (2021年12月13日 (月) 10時29分)[20667]

宜子 > 寒の月は冴え冴えとしていて、まさに「切り抜いたごとく」でしょう。どっしりとした「仁王門」の存在感も好きでした。 (2021年12月13日 (月) 22時04分)[20670]

柊子 > 「切り抜いた」が寒月の鋭さにとても合っていると感じました。仁王門なら、そんな寒月に負けないでしょう。 (2021年12月14日 (火) 13時48分)[20678]

洋子 > 煌々と輝く、という表現がぴったりの寒月と、暗く映し出される仁王門が目に見えそうです。 (2021年12月14日 (火) 17時31分)[20683]

孝子 > 上五中七がドンぴたりでした。それにもってきた仁王門もよかったです。におうもんはいつも使いたい素材ですが、この句にはぴったりです。 (2021年12月17日 (金) 19時01分)[20717]

榮一 > 寒月は映像的にははっきりしています。仁王門が映像のどの位置にあるのか見えなてこなかったです。 (2021年12月19日 (日) 08時31分)[20737]

世話人 > 作者は紫翠さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時09分)[20755]
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13 極月や灯油ポンプの重い音 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時44分)[20637]
4点 紫翠 美保子 柊子 宜子


月番 > この灯油ポンプは家庭に配達されるタンクローリーの音のように思われました。12月の音は感覚としてみな重いのかも知れません。 (2021年12月13日 (月) 09時46分)[20664]

柊子 > エアコンの暖房が苦手で、いまだに石油ファンヒーターを使っているので、灯油ポンプにもお世話になっています。
電池式で楽になったとはいえ、灯油の量、吸油口の位置、タンクとの高低差で様々な音が生じます。
スムーズに流れている時に限って、年末にし忘れたことを思い出したりして…極月ですから。 (2021年12月14日 (火) 13時59分)[20679]

小川紫翠 > 我が家も炬燵と石油ファンヒーターが主役で、エアコンはあまり出番がない気がします。部屋ごとに置いてあるので灯油ポンプに親しみを感じます。 (2021年12月17日 (金) 11時14分)[20710]

孝子 > この句の作者さんに、申し訳ないのですが、私自身が灯油を買ったことも使ったことも私の人生上でまったくないのでわからなくてとれないということでした。 (2021年12月17日 (金) 19時05分)[20718]

千尋 > 火鉢と小さなガスストーブの生活に反射板の付いた石油ストーブが我が家に入ってなんと暖かいんだって思ったことを思い出しました。ポリタンクなんて無くて一斗缶で灯油は買っていました。それからずっと灯油ポンプはシュパシュパするのを使ってました。そのシュパシュパに「重い音」がちょっと分からなかったです。 (2021年12月19日 (日) 01時15分)[20725]

榮一 > 重い音に違和感を覚えました。むしろ無音のイメージです。 (2021年12月19日 (日) 08時35分)[20738]

世話人 > 作者は加津子さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時10分)[20756]
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14 リハビリの父の手柔し帰り花 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時43分)[20636]
6点 保子 孝子 美保子 洋子 加津子 千尋


月番 > リハビリとは「ダメージを受けた身体の調子を整えるものとして表現されます」とありました。イメージするのは、歩行訓練や機能面の訓練。この句の「柔し」は、(にこし)と読むようです。 (2021年12月13日 (月) 10時15分)[20666]

洋子 > 長い間調子の悪かったお父様が、いよいよ快方に向かって、リハビリもできるようになりました。長いこと使われなかった手は筋肉も落ちてふわふわ柔らかくなっています。その手を握りながら、治っていくのを楽しみにされているのでしょう。まさに帰り花が咲いた気分ですね。よかったですね。 (2021年12月14日 (火) 17時16分)[20680]

加津子 > 草むしりの好きな母の手が、柔らかくなってしまったのに驚いた記憶があります。使わないと筋肉は衰えてしまうのですね。季語が良かったです。 (2021年12月15日 (水) 20時51分)[20689]

保子 > 柔しを にこし と読む事を知りませんでした。ありがとうございます。返り花に大いなるを希望を感じました。 (2021年12月17日 (金) 00時40分)[20707]

孝子 > 娘は父親には弱いものです。懐かしさで一もにもなくいただきました。帰り花がよくきいていると思いました。 (2021年12月17日 (金) 19時08分)[20719]

榮一 > 悪くない句ですが帰り花はつきすぎる様に感じました。 (2021年12月19日 (日) 08時38分)[20739]

世話人 > 作者は宜子さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時11分)[20757]
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15 堂々の雪の冠伊吹山 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時42分)[20635]
6点 紫翠 美保子 眞佐子 千尋 剛 鈴子


月番 > 伊吹山は新幹線からも見えるのでしょうか。富山から京都や大阪へ行くには湖西線で琵琶湖の北を通りますが、昔は長浜、米原等の経由だったので車窓の左に見えました。堂々に恐れ入って1点を投じました。 (2021年12月12日 (日) 19時32分)[20655]

紫翠 > 遠い記憶では、豊かな山野草の山と思っていました。上五中七に魅了されました。 (2021年12月14日 (火) 10時42分)[20675]

> 古事記等で名を知られる伊吹山を望むことが出来るのは、鉄道なら琵琶湖畔や過っての重要な鉄道要所であった米原。すぐ近くには天下分け目の戦いの関ケ原がある。伊吹山の冠雪を堂々と云はれれば、密かに天下人の徳川家康の影も見える。 (2021年12月16日 (木) 09時52分)[20692]

眞佐子 > 私も伊吹山は山野草の豊かな山だと思っています。最近は見る機会がありませんが、雪の伊吹山も堂々として見えるのですね。 (2021年12月16日 (木) 21時25分)[20697]

千尋 > 伊吹山は東海道新幹線の車窓からも見られます。東京神戸間で冠雪する山を近景で見られるのは富士山と伊吹山と思います。富士より伊吹の方が近くで見上げないと山頂は見えないので「堂々」に納得。剛さんと同じで恐れ入っていただきました。 (2021年12月16日 (木) 23時57分)[20703]

鈴子 > 一句を通して作者の方の表現力の確かさが読み取れました。早春の伊吹山を歩いてみたい気分です。 (2021年12月17日 (金) 14時07分)[20711]

孝子 > 伊吹山。高山植物。花の山に、ひかれてツアーで参加したことがあります。懐かしいです。雪の山もさもありなんと思いましたが、堂々のにちょっとひっかかってしまいました。 (2021年12月17日 (金) 19時12分)[20720]

榮一 > 新幹線で冬場に見かける伊吹山の景です。夏場より頂に雪のかぶった冬場のほうがはっきり意識されます。悪くない句ですが表現が大きすぎる様です。 (2021年12月19日 (日) 08時41分)[20740]

世話人 > 作者は義之さんでした。 (2021年12月20日 (月) 01時11分)[20758]
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12月の句会 投稿者: 世話人 (2021年12月12日 (日) 11時37分)[20634]
準備中

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11月の句会 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時52分)[20515]
前の公園の桜の葉が全部落ち銀杏が真っ黄色になっています。銀杏拾いの方もちょいちょい見かけるようになりました。
11月の句会の準備ができました。みなさま書き込みをお願いいたします。
何でも書き込んでください。

では宜子さん、月番をお願いいたします。



   句 会   12日(金)〜19日(金)
   作者発表  20日(土)        の予定です。


宜子 > 千尋さん、句会をご準備いただき、有難うございました。
今月の月番を務めます山内宜子です。すっかり秋めいて、我が家の庭の柿が赤く色づき、鳥たちがしきりと啄んでいます。明日か明後日には高枝鋏で柿取りをします。
今月も、15句の作品が出揃いました。それでは、句会を始めましょう!!皆さんのコメント、お待ちしています。 (2021年11月12日 (金) 19時53分)[20516]

世話人 > ただいま作者を発表しました。

主宰先生、参加者のみなさまたくさんの書き込みありがとうございました。
宜子さん月番ありがとうございました。
来月の投句の締切も5日です。ご投句をお待ちしております。 (2021年11月20日 (土) 11時50分)[20629]

月番 > 句会終了の日となりました。
千尋さん、作者発表有難うございました。
主宰先生、全句へのご指導、ご指摘感謝申し上げます。
参加の皆さん全員のコメントを頂きました。
おかげさまで月番の勤めを無事、果たすことができました。お礼申し上げます。

来月は今年最後の句会です。また楽しい句会となりますように。
これで、今月の句会を終わります。有難うございました。宜子 (2021年11月20日 (土) 16時40分)[20630]
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1 冬来る富士付いてくる車窓かな 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時45分)[20514]
4点 孝子 洋子 剛 鈴子


月番 > ドライブの様子でしょうか、この富士山はきっと雪を冠っているのでしょう。中央高速、走行中? (2021年11月12日 (金) 19時57分)[20517]

洋子 > 冠雪の富士がついてくるのでしょう。雪をかぶってなかったら周りの山並みにまぎれてあまり目立たないのですが、白い冠雪の富士はどこからでも目立ち、ついてくるように思われるのでしょう。冬ならではの実感です。 (2021年11月15日 (月) 09時33分)[20536]

月番 > 洋子さん、早速の書き込み、ありがとう。雪をかぶった富士山は、形の美しさが際立ちます。「富士付いてくる」が臨場感かと。 (2021年11月15日 (月) 17時07分)[20544]

孝子 > 旅行や外出のとき、よく月がついてくるのを、句にしたいと思います。それが富士は最高です。先日山中湖で同じ思いをしました。二日間は見えなくて三日目にやっと見れたときは日本はいいなと感動しました。 (2021年11月17日 (水) 19時53分)[20570]

鈴子 > 景がはっきり読み取れたところが良かったと思いました。外出する機会が少ないこの頃、間地かで富士山の空気を胸いっぱい吸いたいものです。 (2021年11月18日 (木) 18時30分)[20583]

> 冬は雪に覆われる地に住んでゐるので、冬は晴れ渡る太平洋側が羨ましい。高速道路も新幹線もまだ通じてゐない時代に、何度か米原を経由して東京や横浜に向かった記憶がある。車窓に裾を引く富士が見え始めるのは、何処だったか記憶にないが、富士を左に見ながら時間を忘れてゐた。日本を象徴する山の姿にはたとえようが無く感動した。通勤してゐた新宿、池袋間の山手線の外回りに、ビルのあわいに雪を頂いた富士が一瞬見える所があったが、もう見えないだろう。 (2021年11月19日 (金) 10時32分)[20591]

進 二 >  二日間東京で過ごし、昨晩遅くに帰宅。今回は往復共に山頂のみが見えました。往路では銀色に輝く新雪を、復路では夕闇の中で灰色に浮かぶ山頂を見ました。真横から見て、遠ざかる富士を振り返って見る、正に後ろから付いてくるようにも見えますね。また、剛さんのおっしゃているように私も新宿本社の窓から空気のきれいな三が日だけ富士山が見え、正月出勤のせめてもの慰めと思ったことを思い出しました。富士山は我々にとって特別の感がありますね。迷った句の一つでした。 (2021年11月19日 (金) 13時41分)[20596]

榮一 > 新幹線の中でのことですが冬来ると中七以下の関係がもう一つ平凡であるようだ。 (2021年11月19日 (金) 14時36分)[20599]

世話人 > 作者は千尋でした。
雪の富士はいつ見てもきれい (2021年11月20日 (土) 11時36分)[20613]

月番 > 雪の富士は、姿が一段ときれいですね。 (2021年11月20日 (土) 16時42分)[20631]
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2 路地曲がる灯油の車冬来る  投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時45分)[20513]
2点 義之 美保子


月番 > 灯油を売る車は、冬の風物詩になっています。その車がいま、路地曲がってきました。臨場感のある句かと。 (2021年11月12日 (金) 20時02分)[20518]

洋子 > 昨日、今年初めて灯油を買いました。灯油のメロディが聞こえてきたときは、待ちかねていたので、嬉しくて飛び出していきました。まさに冬の風物ですね。
でも1缶2300円・・。高くなりました。トホホでした。 (2021年11月15日 (月) 09時40分)[20537]

月番 > 洋子さん、灯油買ったのですか!まさにこの句のとおりだったのですね!車のガソリンも高いようで、トホホです。「灯油ガソリン助成金」なんてないかしらね。 (2021年11月15日 (月) 17時14分)[20545]

千尋 > 断然、暖かいからと石油ストーブを使っていましたが、この頃は安全第一とエアコン一筋です。
この句は「ゆーきやコンコンあられやコンコ…」の車ですね。
分かります。がちょっと道具が揃い過ぎたかなと思っています。 (2021年11月17日 (水) 01時00分)[20560]

美保子 > 我が家も今年から灯油ファンヒーターは出していません。まだ、やれないことはないとは思うのですが、まさに安全第一と言い訳をしています。ファンヒーター暖かいですよね。 (2021年11月17日 (水) 20時58分)[20575]

榮一 > これからの季節の灯油売りですです。冬来るでは常識の範囲であろう。 (2021年11月19日 (金) 14時38分)[20600]

世話人 > 作者は進二さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時37分)[20614]
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3 陶工の里の静けし照紅葉 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時44分)[20512]
6点 宜子 柊子 加津子 保子 鈴子 榮一


月番 > 「陶工の里」ですから、きっと焼き窯があって、もしかしたら「登り窯」なども見られるかもしれません。「静けし」いかがでしょう。 (2021年11月12日 (金) 20時05分)[20519]

加津子 > 「陶工の里」何か所か訪れたことがありますが、なぜか何処も静かです。話し声も静かです。照紅葉に一層静けさを感じました。 (2021年11月16日 (火) 13時14分)[20555]

柊子 > 静けさの中だからこそ、紅葉の赤が一層際立っている景が見えてきました。 (2021年11月17日 (水) 14時03分)[20567]

保子 > 照紅葉が良く効いていると思います。静けし 私の勉強不足という事がよく分かりました。 (2021年11月17日 (水) 16時10分)[20569]

鈴子 > 陶工の里の佇まいが目に浮かんで来ます。照紅葉が静かな里を引き立てているようです。 (2021年11月18日 (木) 19時34分)[20584]

榮一 > 静けしはちょっと平凡だが焼き物の里はほとんどが山間にあることからすれば実感できる句である。 (2021年11月19日 (金) 14時41分)[20601]

世話人 > 作者は眞佐子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時38分)[20615]
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4 初時雨隣の席の指きれい  投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時43分)[20511]
3点 宜子 加津子 千尋


月番 > 指のきれいな人は誰?面白い終わり方です。 (2021年11月12日 (金) 20時08分)[20520]

千尋 > ちょっと昔流行ったドラマのワンシーンを思いました。タイトルは思い出せません。わたしは見ませんでしたが友人たちが面白いと言っていました。「初時雨」の効果でしょうか。 (2021年11月16日 (火) 01時29分)[20553]

加津子 > 電車に乗ったりするといつも手を隠します。指は太いし色は黒いし爪は貧弱だし。手の綺麗な人には憧れます。初時雨で手もしっとりとしていそうです。 (2021年11月16日 (火) 13時18分)[20556]

宜子 > 指のきれいな人は憧れます。細くて白くて長くて・・「隣の席」の「人」ではなく、指に焦点をあてて、全体をみせています。きっと、きれいな人です。 (2021年11月18日 (木) 20時20分)[20586]

榮一 > 席は人でいいような気がする。ひと工夫して席と変化をつけたようであるが人物像がぼやけてしまうような気がする。 (2021年11月19日 (金) 14時47分)[20602]

世話人 > 作者は保子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時38分)[20616]
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5 冬の斧削れぬものを削りけり 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時43分)[20510]
3点 柊子 義之 洋子


月番 > 削れぬものって何?それをも削る「冬の斧」です。 (2021年11月12日 (金) 20時11分)[20521]

洋子 > 外仕事のなくなった冬には、納屋などで何かを作ったりしてすごすのでしょう。小物を作ったりするのをテレビで見た記憶があるのですが、手斧で鉛筆を削っていました。それを思い出しました。 (2021年11月15日 (月) 09時44分)[20538]

月番 > 「手斧」というのがあるのですね。小型の斧かしら。 (2021年11月15日 (月) 17時24分)[20547]

柊子 > 斧は木を切り倒したり、薪を割ったりするもので、削る作業向きではないと思っていたので、凍てつく冬だからこそ何が削れるのだろうと面白く、頂きました。でも、鉛筆も手斧で削るのですか?よく分からなくなってしまいました。 (2021年11月17日 (水) 13時57分)[20566]

月番 > 「手斧」を「ておの」と読んでいましたが「ちょうな」と読むのですね。「ておの」が訛ったようです。 (2021年11月18日 (木) 20時24分)[20587]

柊子 > 月番さま
「ちょうな」ですか! 知りませんでした、ありがとうございます。「マサカリ担いだ金太郎」のマサカリ(鉞)も類義語なのですね。 (2021年11月19日 (金) 14時05分)[20597]

榮一 > 冬の斧に問題あり。春の斧や秋の斧や夏の斧もやはり削れないものを削れそうである。斧にも春夏秋冬はあるけれども冬の斧というものはないのではないかと思う。 (2021年11月19日 (金) 14時52分)[20603]

世話人 > 作者は宜子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時39分)[20617]
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6 寂しきは立冬の夜のメロンパン  投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時42分)[20509]
7点 宜子 孝子 柊子 義之 眞佐子 美保子 進二


月番 > 今月の最高点句です。「寂しきは」の打ち出し、いかがでしょう。 (2021年11月12日 (金) 20時12分)[20522]

美保子 > メロンパンそのものは寂しいものという印象はないと思う。立冬の夜の というところで寂しきは と繋がるのかなと思った。
ダイニングテーブルの上の一個のメロンパン。残業で遅くなった一人暮らしの女性。母親が子供たちが寝付いた後に大事に取っておいたパン。寂しき という言葉が加わるだけで、色んな物語が生まれるように思う。 (2021年11月16日 (火) 21時04分)[20559]

柊子 > メロンパンは苦手です。ただただ甘く、かさかさで口の中の水分を持っていかれて…私が立冬の夜にメロンパンを食べていたとしたら…寂しさが身に沁みました。 (2021年11月17日 (水) 14時23分)[20568]

孝子 > 菓子パンはあまり得意ではありません。とくに、メロンぱんは一時すごい人気でどこ其処の・・とか、並んで・・・とか人気でしたが。私はあまり得意ではなかったから、めろんぱんの句、いやいやと思いましたが、今回11月の句会に秋の季語はとるまいときめて、5句も減ると基本をずれてるのもはずすと、限られて、悩んでいるうちに寂しさを感じられるように思えていただきました。 (2021年11月17日 (水) 20時03分)[20571]

眞佐子 > メロンパンそのものは寂しくないのですが、立冬の夜にメロンパンが1個置かれていたら寂しく感じられるのではないかと思います。 (2021年11月18日 (木) 12時21分)[20582]

宜子 > 上五「寂しき」は、言わなくてもと思っています。眞佐子さんの書かれている通り「立冬の夜のメロンパン」だけで、充分寂しそうです。十二音で出来上がっている句のような気がします。 (2021年11月18日 (木) 20時30分)[20589]

進 二 >  眞佐子さん・宜子さんが、まわるく表現された通りに私も感じましたが、よく分かりますので頂きました。作者の主観表現は・・と言うことでしょうか。 (2021年11月19日 (金) 11時58分)[20593]

榮一 > 面白い句である。外したのは立冬だからである。冬の夜でよさそうである。 (2021年11月19日 (金) 14時54分)[20604]

世話人 > 作者は剛さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時40分)[20618]

世話人 > 今月の最高点でした。来月の月番をお願いいたします。 (2021年11月20日 (土) 11時48分)[20628]
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7 柿落葉具の何もない茶碗蒸し 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時41分)[20508]
2点 孝子 義之


月番 > 季語「柿落葉」と「茶碗蒸し」の取り合わせ。絵解きをお願いします。 (2021年11月12日 (金) 20時15分)[20523]

義之 > 掲句は色彩感の溢れる絵画のような一句、まさに月番様の言われる「絵解き」は的を射た、リーディングフレーズだと思い、その絵解き(謎解き)に挑戦である。さて、茶碗蒸しの定番の具といえば銀杏であり、具の無い茶碗蒸しはのっぺりとした黄色一色である。とすれば、「銀杏落葉具の何もない茶碗蒸し」が、先ずは浮かぶ。しかしながら作者はこの安易さを嫌ったのかもしれない。一方「柿落葉」はその複雑な色彩や、大型で肉厚な形から、ある種の絢爛豪華さがある。銀杏落葉の取り合わせでは付き過ぎと考え、敢えて、反語的な効果を狙い「柿落葉」を斡旋したのではなかろうか。個人的には「黄落や具の何もない茶碗蒸し」が好みである。 (2021年11月15日 (月) 09時01分)[20535]

月番 > 義之さん、わかり易い「絵解き」をしていただき、有難うございます。茶碗蒸しには「ぎんなん」ならば「銀杏落葉」それでは安易にすぎるから「柿落葉」でしたか!!なるほど。月番には思いもつかない展開でした。「絵解き」をお願いして大正解でした。十七音だから楽しめた世界かと。

(2021年11月15日 (月) 17時37分)[20548]

孝子 > 義之さんとまったく同じ思いでした。柿落葉は、言えば九谷焼のような色彩感と厚みをかんじます。そこに、和風のプリンのような、茶碗蒸しの斡旋みごとだとおもいました。 (2021年11月17日 (水) 20時10分)[20572]

榮一 > 具の何もないは言い過ぎのようである。もちろんそんな茶碗蒸しがあってもいいが何故か釈然としない。柿落葉の季節感さえも薄れるように思う。 (2021年11月19日 (金) 14時59分)[20605]

世話人 > 作者は加津子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時41分)[20619]
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8 秋の蝶野良猫の鼻触れていく 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時41分)[20507]
5点 宜子 柊子 洋子 眞佐子 鈴子


月番 > こちらは「秋蝶」に「野良猫」の斡旋です。可愛い風景ではあります。 (2021年11月12日 (金) 20時21分)[20525]

洋子 > 秋の蝶は弱弱しく、低く飛んでいます。ちょうど野良猫の鼻のあたりを飛び、野良猫に、今年はこれでお別れよ、バイバイと別れをつげていたりして・・・。 (2021年11月15日 (月) 09時49分)[20539]

月番 > 確かに秋の蝶は低く飛ぶイメージです。春の蝶や夏の蝶は高く飛びます。中七以下でその低さを描いているのですね。ストレートに「低く飛ぶ」ではなく・・すごいなぁ。 (2021年11月15日 (月) 17時42分)[20549]

眞佐子 > 秋蒔きの大根や小松菜を蒔き、少し大きくなると秋蝶が沢山やって来ます。みんな低く飛んで入るように思います。掲句の野良猫も手を挙げて蝶と遊んでいるよな気がします。 (2021年11月18日 (木) 12時05分)[20581]

鈴子 > 買い物帰りにひと休みするベンチでこんな光景を見かける事があります。ほっとするひと時です。 (2021年11月18日 (木) 19時43分)[20585]

柊子 > 風もない穏やかな日差しを感じました。蝶と猫、どちらも能動にも受動にもとれる気がしました。 (2021年11月19日 (金) 14時13分)[20598]

榮一 > 野良猫は眠っているのであろうが猫は敏感である。鼻に触れる気配を感じれば目を開けて手を出しそうである。鼻触れていくは現実感が乏しいような気がする。 (2021年11月19日 (金) 15時12分)[20606]

世話人 > 作者は美保子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時41分)[20620]
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9 ボクサーに伴走のチャリ冬の川   投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時40分)[20506]
6点 紫翠 洋子 美保子 進二 剛 主宰


月番 > 「チャリ」は自転車。自転車とするより今は「チャリ」の方が馴染むのでしょうか。冬のトレーニングです。 (2021年11月12日 (金) 20時18分)[20524]

洋子 > 冬の川がうまく座っているように思いました。 (2021年11月15日 (月) 09時50分)[20540]

> 冬の川の土手を走るボクサーには可なりの悲壮感が有る。伴走の自転車にはトレーナー。減量等もトレーニングのメニューに有るのだろう。若い時代の友人に4回戦ボーイと呼ばれるプロのボクサーがゐたが大成はしなかった。そんな思いがこの句を採らせたが、ふとチヤリ(自転車)の事を、私の悪たれの頃はハイコロなんて香具師の隠語で通用していたのを思い出し、チャリなんて呼ぶのは何時頃からだろうかに思いが飛んだ。そして連鎖的に、「若気の至り」を、最近は「ヤンチャ」なんて言葉が罷り通るし、世の中に乗り遅れた老人の感がしきりである。 (2021年11月15日 (月) 11時43分)[20543]

月番 > 剛さん、上五中七で、いろいろなものが見えてきますね。省略の良さでしょうか。その、いろいろもののいくつかを、剛さんが見せてくれました。納得です。「ハイコロ」「ヤンチャ」最近はカタカナ語のハンランです。 (2021年11月15日 (月) 18時10分)[20550]

紫翠 > 「チャリ」がポイント。なかなか思いつかない言葉です。情景のよく見える作品と思います。 (2021年11月16日 (火) 10時44分)[20554]

美保子 > ドラマの一場面のような気がしないでもないのですが。冬の川で身近なものになったようです。チャリはママチャリなどと普通に言うようになりましたね。ヤンチャと言う意味がわからないでいたのですが「若気の至り」という意味だったのですね。何となくもやもやとしていました。 (2021年11月17日 (水) 20時42分)[20574]

進 二 >  今、広辞苑の改訂版の編集が追い込みに入っているようですが、一時的な流行り言葉に終わるのか、定着するのかの判断に苦しんでおられるようですね。「チャリ」もそんな「たぐい」のように思いましたが「冬の川」がボクサーの厳しい立場をよく表現していますので頂きました。 (2021年11月19日 (金) 12時20分)[20594]

榮一 > 映画や漫画の世界観である。漫画明日のジョーでよく見かけたロードワークである。まさにチャリであった。 (2021年11月19日 (金) 15時16分)[20607]

世話人 > 作者は孝子さんでした (2021年11月20日 (土) 11時42分)[20621]
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10 学食の黙食の札鵙日和 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時39分)[20505]
6点 紫翠 加津子 進二 千尋 鈴子 主宰


月番 > コロナ禍ゆえの「黙食」、学食が辛いです。季語の「鵙日和」の効き方は如何でしょう。 (2021年11月12日 (金) 20時26分)[20526]

紫翠 > 上五は「学食」に限定されるのと、「食」の重なりが気になるので工夫の余地があるような気がします。下五は「鵙の贄」などの関わりから効果的。内容のある良い作品と思います。 (2021年11月15日 (月) 11時13分)[20542]

月番 > 「学食」「黙食」と、「食」の重なりですね。「黙食」は削れないでしょうから、変えるとすれば「学食」ですね。「ランチ時」「寮生の」「女子寮の」う〜ん・・・どなたか良いお知恵を。 (2021年11月15日 (月) 18時18分)[20551]

加津子 > 大学の広い構内の学食。大きな窓のある静かな食堂のパーテンションで仕切られたテーブル。鵙の声が寂しく感じます。 (2021年11月16日 (火) 13時25分)[20557]

千尋 > 今は「学食」も「黙食」もとりあえず外せない言葉とわたしは思っています。 (2021年11月17日 (水) 01時18分)[20562]

鈴子 > 千尋さんと同じ気持ちです。食事時間が明るく楽しい時間でありたいものです。 (2021年11月18日 (木) 20時29分)[20588]

進 二 >  我が家の近くの大学正門と通用口には、コロナ以来門柱に「学生以外の方の「構内」通り抜けご遠慮下さい」の表示がなされております。加津子さんも「大学構内」と表現されておりますが、大学では常に「校内」ではなく「構内」が常に使われていましたので、ここは「構内の・・」で収まると思います。私も過去に「構内の・・」を使った句を使ってきました。作者さんが詠まれた舞台はまた別の大学と思いはしますが。「鵙日和」の季語は、こんな穏やかな「鵙日和」なのに、私のよく通り抜ける構内の学食には、こんな札が中々取れずにと悲しんでおられるのだと読ませて頂きました。 (2021年11月19日 (金) 13時02分)[20595]

榮一 > コロナの中での学食である。鵙日和であれば話は芝生の広場ですればいいのである。 (2021年11月19日 (金) 15時20分)[20608]

世話人 > 作者は洋子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時43分)[20622]
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11 耳を増やして風の音聞く草もみじ 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時38分)[20504]
1点 剛


月番 > 「耳を増やして」本当に増やしているはずはなく、増やした感じということと読みましたが。「風の音」を聞くためですから。 (2021年11月12日 (金) 20時30分)[20527]

> 住まいから見える、立山の弥陀ヶ原の草紅葉にはもう既に雪が何度か降った。尾瀬沼辺りも有名であるが 樹(木)に限らず、草原や空地等の名も知らぬ草も又見事に紅葉する。穏やかな風では無い、冬を呼ぶ冷たい風にひれ伏してゐる草。そんな情景だろう。私はこの十年来携帯電話の声を右耳が僅かに拾える失聴者ある。雨風や自然の音は勿論、話し声もよく良く聴き取れないので、中々人にも自分からは話しかけることが出来ない。「耳を増やして」は作者の俳句的なセンスである、耳の無い私の疲れた涙目が反応した。 (2021年11月15日 (月) 10時05分)[20541]

月番 > 上が七音でも「耳を増やして」いいですね、剛さん。 (2021年11月15日 (月) 18時21分)[20552]

世話人 > 作者は主宰先生でした。 (2021年11月20日 (土) 11時44分)[20623]
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12 脳に効く落葉ふむ音一里塚 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時38分)[20503]
4点 孝子 保子 千尋 主宰


月番 > 「落葉ふむ音」が脳に効くといわれると、そんな気がしてきます。 (2021年11月12日 (金) 20時36分)[20528]

千尋 > この頃何かにつけて老化というか、歳のせいということをしみじみ感じています。足の裏で感じた落ち葉の感触、音。愛おしくて大事にしたいと思います。 (2021年11月17日 (水) 01時14分)[20561]

孝子 > この句にふと、赤ちゃんが泣き止まないとき、ビニール袋だかを釈迦釈迦とすると、泣き止むとか。どうもおなかの中にいたときのように安心するらしいと聞いたことを思い出しました。だから、脳に効く音が落葉踏む音ときいてすぐに、納得しました。いいところを見つけた独自の感覚に脱帽です。好きな句です。 (2021年11月17日 (水) 20時18分)[20573]

保子 > 生きているから落葉を踏める。そしてその音も聞こえる。実感します。一里塚 がちょっと分からなかったです。 (2021年11月17日 (水) 23時22分)[20577]

榮一 > 乾燥した枯葉を踏む音は気持ちの良いものである。脳に効くは作者の感覚である。その感じかたも面白い。一里塚は江戸時代のものであろう。箱根山周辺にもありそうである。 (2021年11月19日 (金) 15時31分)[20609]

世話人 > 作者は紫翠さでした。 (2021年11月20日 (土) 11時45分)[20624]
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13 雪しんしん真紅と紺の傘二つ 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時37分)[20502]
1点 紫翠


月番 > 雪の降る中を二つの傘が並んで行きます。なにか物語が始まりそうです。 (2021年11月12日 (金) 20時38分)[20529]

紫翠 > 上五だけでイメージが広がり選をしました。字余りですが違和感はありません。取り合わせの「真紅と紺の傘」が秀逸。「二つ」は省略可能で工夫がいるように思います。 (2021年11月17日 (水) 10時39分)[20565]

榮一 > 雪しんしんは使い古さた形容のようである。古い東映の映画を見ている感じである。白と赤と紺の配合は映像的ではあるが。 (2021年11月19日 (金) 15時37分)[20610]

世話人 > 作者は義之さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時46分)[20625]
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14 霧の朝ひときわ白き仏舎利塔 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時36分)[20501]
6点 紫翠 眞佐子 美保子 保子 進二 剛


月番 > 霧の中に浮かぶ「仏舎利塔」・・なにか意味がありそうです。 (2021年11月12日 (金) 20時40分)[20530]

紫翠 > 中七はやや弱いように感じますが、霧と仏舎利塔の取り合わせは秀逸と思います。 (2021年11月14日 (日) 10時24分)[20533]

月番 > 紫翠さん、早速の書き込み、有難うございます。取り合わせのよろしさですね。 (2021年11月15日 (月) 08時34分)[20534]

美保子 > 霧と仏舎利塔、幻想的でいいと思いました。霧も白いものですが、その中に浮かぶひときわ白き 仏舎利塔で塔が浮き立つ様子が分かります。 (2021年11月16日 (火) 20時55分)[20558]

眞佐子 > 富山県の高岡市と氷見市の境界に二上山(ふたがみやま)があります。274メートルの低い山です。毎年、正月に登ることにしています。その中腹に仏舎利塔や大伴家持像があり楽しい山です。天候によって雪をかき分けたり、晴れた日は海まで見えます。冬霧が立ちこめると仏舎利塔も美保子さんのおっしゃるように幻想的に見えます。今年は足を痛めて行けなかったので掲句が一番に目にはいりました。 (2021年11月18日 (木) 11時01分)[20579]

> 確かに幻想的な景色である。白は清浄の色である。身も心も洗われる気持ちになるのだろう。遥か古い時代の寺の三重や五重の塔も仏舎利が収めてあるらしい。舎利とは遺骨や遺体を意味するらしい、故にお釈迦様の遺骨である。米粒ほどと聞いたが。仏教徒にとっては拝まざるを得ないだろう。 (2021年11月19日 (金) 11時56分)[20592]

榮一 > 横山大観の朦朧体の絵を見ているようである。霧の切れ目に白い仏舎利塔が見えたようである。悪くない景である。 (2021年11月19日 (金) 15時41分)[20611]

世話人 > 作者は柊子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時46分)[20626]
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15 野良猫の好きなベンチや日向ぼこ 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時36分)[20500]
4点 眞佐子 加津子 保子 千尋


月番 > ベンチに日向ぼこする野良猫。間違いのない取り合わせかと。 (2021年11月12日 (金) 20時43分)[20531]

千尋 > 公園の近くを住処にしている猫は、同じ時間に同じ所にいます。居心地の良いところなんでしょう。また必ず相棒がいますよねぇ。猫の場合も、子どもや老人の場合も。 (2021年11月17日 (水) 01時25分)[20563]

保子 > 最近猫に呼ばれるんです。何?どしたの?などと会話してます。植え込みや室外機の上にゆったりとして〜。今日はお留守でした。 (2021年11月17日 (水) 23時14分)[20576]

加津子 > 買物の帰りに荷物をヨッコラショと置いて一休みする好きなベンチ。猫に先を越されてしまった。猫も犬も居心地の良い場所を知っている。 (2021年11月18日 (木) 09時14分)[20578]

眞佐子 > 一昔前は車庫の扉がなかったので夜遅くか帰って次の日の朝車のボンネットが猫の足跡でいっぱいになっていました。野良猫に日向ぼこのべんちがあって良かったです。 (2021年11月18日 (木) 11時44分)[20580]

榮一 > 二匹目の野良猫である。冬温かく夏は涼しく、猫も犬もお気に入りの場所はあるものである。やや常套的である。 (2021年11月19日 (金) 15時45分)[20612]

世話人 > 作者は鈴子さんでした。 (2021年11月20日 (土) 11時47分)[20627]
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11月句会の準備 投稿者: 世話人 (2021年11月12日 (金) 13時34分)[20499]
古い写真が出て来ました


宜子 > 千尋さん、写真の掲載、ありがとう。壇上でお話しているのは土肥幸弘先生?11回大会はどこでの開催でしょう? (2021年11月12日 (金) 20時48分)[20532]

千尋 > 富山ですが、どこでしったっけ。
氷見漁へ行ったとき? (2021年11月17日 (水) 01時28分)[20564]

宜子 > 富山大会は何度か参加しました。思い出がいっぱいです。翌日の観光で高岡の大きなお寺に参拝しましたね。前泊で氷見の「青柳」に皆で泊まったりも。楽しかったですね〜、懐かしいです。古い写真っていいですね。 (2021年11月18日 (木) 20時39分)[20590]

眞佐子 > 物置から写真が見つかりました。第11回は雨晴温泉磯はなびでした。前日は渡し船で伏木港を一周して勝興寺の七不思議を見て雨晴海岸の義経岩を見学したと思います。観光は氷見漁港のクルーズと万葉歴史観だったとおもいます。宜子さんの青柳前泊は第7回の砺波ロイヤルホテルでした。観光は五箇山と国宝瑞龍寺でした。遅くなってすみませんでした。もう少し早く捜せば良かったです。 (2021年11月20日 (土) 20時47分)[20632]

宜子 > 眞佐子さん、写真、探してくださってありがとう。雨晴温泉でしたか!大きなお寺は「瑞龍寺」ですか。すごく立派なお寺だった記憶です。改めて、その折はお世話になりましたm(_ _)m「こきりこ節」覚えています。 (2021年11月21日 (日) 10時09分)[20633]
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10月の句会 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 12時00分)[20347]
神戸は残暑に苦しめられました。ようよう今週末から涼しくなるようです。
10月の句会の準備ができました。みなさま書き込みをお願いいたします。
何でもどんどん書き込んでください。

今月の月番は宜子さんです。よろしくお願いいたします。


   句 会   12日(火)〜19日(火)
   作者発表  20日(水)        の予定です。


月番 > 今月の月番を務めます山内宜子です。皆さんのコメント、楽しみにしています。宜しく書き込み、お願いします。
先日の東京震度5の地震で、寝ていた体の下を地震の波が通り過ぎていく経験をしました。コンマ何秒のことでしたが。
(2021年10月12日 (火) 20時38分)[20364]

世話人 > ただいま作者を発表しました。

主宰先生、参加者のみなさまたくさんの書き込みありがとうございました。
宜子さん月番ありがとうございました。
来月の投句の締切も5日です。ご投句をお待ちしております。 (2021年10月20日 (水) 14時12分)[20496]

宜子 > 千尋さん、作者発表、有難うございました。
今月も、主宰先生のご指導が頂けました。感謝申し上げます。
そして、皆様のたくさんのコメント。
こちらからも、いろいろ学ばせていただきました。
まさに俳句は「座の文芸」と実感いたしました。
来月も、全員参加の句会を楽しみにしております。
急に寒くなって、慌ててストーブを出しました!
どうか、皆様も、暖かくお過ごしくださいますよう。
これで十月の句会を閉めさせていただきます。宜子 (2021年10月20日 (水) 19時03分)[20497]
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1 浮世絵の悪の美学や曼珠沙華 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時53分)[20346]
4点 紫翠 洋子 宜子 剛


月番 > 「浮世絵」に「悪の美学」かなり印象的な言葉の斡旋です。季語の曼珠沙華との取り合わせ。いかがでしょう。 (2021年10月12日 (火) 19時30分)[20348]

義之 > 浮世絵と曼珠沙華といえばすぐに花魁のかんざしの姿を思い浮かべますが、悪の美学といえば、歌麿でしょうか。 (2021年10月13日 (水) 10時29分)[20372]

宜子 > 浮世絵といえばまず歌麿でしょうね。まして「悪の美学」とあれば。他に、切手にもなった菱川師宣の「見返り美人」もありますが、「悪の美学」ではないですしね。この一句から、浮世絵美人画のいくつかを想起させられました。 (2021年10月13日 (水) 20時19分)[20380]

洋子 > 浮世絵は詳しくないのですが、目玉をぎょろりとむいて、悪の形相の人がいます。それも好き好きでいい絵と思って高値がついたりします。曼珠沙華も、美しいと思う人も、縁起が悪いと思う人もいます。その辺が似ているのかなと思いました。 (2021年10月16日 (土) 10時57分)[20423]

紫翠 > 「悪」の一字で焦点が乱れたのですが、「曼珠沙華」でピントが合いました。詩情豊かな作品と思います。 (2021年10月16日 (土) 11時08分)[20424]

> 彼岸花と呼ばれる曼殊沙華は群れて咲く妖しい花である。浮世絵は、戯画や風刺画もある。また、あからさまに流通する事は無いが、江戸時代に彫られた多くの浮世絵版画の「あぶな絵」もある。悪であるからこそ、それは美しい。と私は単純なのですが。 (2021年10月17日 (日) 10時54分)[20438]

循子 > 「悪の美学」は具体性に欠ける感じがしたので、掲句を通過しました。
河鍋暁斎(きょうさい)を思い浮かべますが、曼珠沙華と結びつけるところまで私は行き着けません。国芳?でもすぐに猫が出て来るし…というわけで、ちょっと難しい。 (2021年10月17日 (日) 23時03分)[20445]

月番 > 中七「悪の美学」で、選が別れたようです。作者さんからすれば、ここが語りどころだったと思います。 (2021年10月18日 (月) 05時16分)[20448]

榮一 > 悪の美学は言葉の意味が先行して実物が薄れてゆきます。美人画でも大首絵でもない世界ですね。枕絵などの裏もありますが。 (2021年10月19日 (火) 08時56分)[20462]

世話人 > 作者は孝子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 13時56分)[20480]
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 2 ぶてぃっくのテディベアの赤い羽根 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時52分)[20345]
2点 鈴子 主宰


月番 > ひらがな書きの「ぶてぃっく」効いているのでしょうか。 (2021年10月12日 (火) 19時34分)[20349]

孝子 > フランス語のちょっとした洋品店、ひらがながきははじめてみたのですが。永井荷風のふらんす物語などもあることから、作者のこだわりかと思います。そこがとるかとらないかの分かれ道とおもいます。私はこだわるなら、すべてひらがなにしてほしかったかなと思います。 (2021年10月15日 (金) 16時11分)[20414]

鈴子 > 月番さんが書いておられる様にひらがな書きの効果は薄かったように思います。しかしテディベアの可愛いさで選をしました。ブティックのテディベアとするとカタカナ続きになる事と配慮されたからと思いました。 (2021年10月16日 (土) 22時11分)[20433]

月番 > 鈴子さん、確かに「ブティックのテディベア」ですと、カタカナが続きますね。ここは、ひらがな書きが効いているのかもしれませんね。 (2021年10月18日 (月) 05時24分)[20449]

榮一 > ぶてっくはカタカナが続くと硬い感じがするのを意識的に避けたようです。具体的で景が見えてきます。熊のぬいぐるみにつけてある赤い羽根が印象的です。 (2021年10月19日 (火) 09時06分)[20463]

世話人 > 作者は循子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 13時57分)[20481]
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3 ぼろぼろの手帳の白紙いわし雲  投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時52分)[20344]
4点 義之 紫翠 柊子 剛


月番 > 使い古された手帳にまだ白紙のページが。「いわし雲」が配されています。 (2021年10月12日 (火) 19時36分)[20350]

義之 > 手帳や日記の類は長期にわたって保管しながらも、転勤・出向や、退職、再就職など、生活のリズムが変化した折に纏めて処分していました。最近では62歳から12年間勤めた会社時代の手帳をすべて処分しました。心境はまさに天高き鰯雲です。 (2021年10月13日 (水) 08時54分)[20371]

月番 > 手帳の処分は、過去との決別すら思えます。決別した後の「鰯雲」が潔いですね。 (2021年10月13日 (水) 20時30分)[20382]

紫翠 > 義之さんは処分されたようですが、当方はそのまま。記入したページと白紙のページのバランスが、「鰯雲」に行き着くようなイメージがあります。 (2021年10月15日 (金) 11時28分)[20410]

柊子 > 私の句帳はA6のノートです。いつもバッグの片隅で待機しています。夏を越したノートは汗やら湿ったハンカチ、水筒などで結構疲れた姿です。そんなノートですが、白紙は俳句の伸びしろであって欲しいと感じました。空高い、秋の鰯雲ですから。 (2021年10月16日 (土) 17時09分)[20425]

紫翠 > 句帳までは思いが届きませんでした。私もノートを使っています。また、たまったノートも処分できずに。この作品「手帳」を「句帳」すると雰囲気が変わるように感じます。 (2021年10月17日 (日) 10時57分)[20439]

> 捨てられない手帳やノートには、その当時の思い出が詰まってゐる。読み返すと鮮やかとは云えないが、切れ切れにその時代が甦る。私事だが、20年前に突然死んだ母の残した物の中に、私の若い頃の1冊のノートが有った。それは虫に食われてぼろぼろであったが、開いたら紙魚が走った。そんな思い出がこの句を採らせた。懐かしい過ぎ去った涙の時代よ。 (2021年10月17日 (日) 11時20分)[20440]

循子 > 手帳やアルバムの処分は、懐かしい時代のものほど見返すことなく処分するに限ります。義之さんの潔さはお手本です。私は未練がましい人間なので、見れば棄てられませんが、年齢や体調を考えて、コンテナごと処分を始めています。掲句は残された白紙のページを詠まれたものですが、ほんとは何を書きたかったページなのか、想像するのも一興です。 (2021年10月17日 (日) 23時24分)[20446]

月番 > 「白紙」がこの句のポイントだったようです。勉強させていただきました。 (2021年10月18日 (月) 05時29分)[20450]

榮一 > 手帳やノートは使い切ってことがありません。ぼろぼろはどうでうかね。 (2021年10月19日 (火) 09時09分)[20464]

榮一 > ・・・ですかね。 (2021年10月19日 (火) 09時10分)[20465]

世話人 > 作者は主宰先生でした。 (2021年10月20日 (水) 13時58分)[20482]
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4 モービルの奏づバランス律の風 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時51分)[20343]
4点 紫翠 保子 柊子 主宰


月番 > 「モービル」は、石油会社の名前「モービル石油」ですね。おそらく「モビール」のことでしょう。 (2021年10月12日 (火) 19時43分)[20351]

紫翠 > 上五は月番さんのご指摘通りと思います。難しい季語の「律の風」をうまく使ったと思います。 (2021年10月13日 (水) 10時46分)[20374]

柊子 > モービルは、最初からモビールをうっかりなさったのだと思い頂きました。
娘と海外の美術館に行った時に仰ぎ見た、ふーわり漂うようなモビールが連想でき、秋の柔らかな風を感じました。
「律」を「りち」と読むことや、陽の春の調べを表す「呂」は季語になっていない事など大変勉強させて頂き、ありがとうございました。 (2021年10月14日 (木) 14時47分)[20393]

循子 > 私はよく知らないでの発言ですが、モービルもモビールも同じ物ではないでしょうか。もともと(mobile)という外国語から出ているのでは?「律の風」をうまく使った、というご意見に同感。 (2021年10月14日 (木) 18時09分)[20397]

月番 > 循子さん、書き込み有難うございます。この後も宜しく。 (2021年10月15日 (金) 03時52分)[20406]

孝子 > 循子さんのいわれるようにどちらも同じなら、モービルよりもビールではとおもいます。モビール油もあるし。作者がモビールのつもりで作られたなら、確認してほしかったです。俳句は助詞ひとつが問題にされます。教職をとるひとには、源氏物語の訳で助詞三つで卒業三分の一が落とされるという有名教授がいました。もしモビールのつもりならと、きついことを書きました。でも律の風知らなくて、りちのかぜでひいてとてもいい季語いい句とおもいました。 (2021年10月15日 (金) 16時35分)[20416]

保子 > モービルを見ると続きのようにモビールが出てきます。響としてはモビールがいいかな何て勝手に思います。律の風 素敵な季語でした。
(2021年10月15日 (金) 16時47分)[20418]

循子 > 「律の風」を最初に玄鳥で見かけたのは、もう何年も前の近畿連合会の句会で、辰男さんの作ではなかったかと思います。美しさで心に残りました。モビールについての蛇足ですが、京都市の国立近代美術館だったか意味もなく優雅に揺れている大きなモビールに見とれた記憶があります。掲句はモビールのあえかな音を陽とお聴きになったのですね。保子さん、私もモビールのほうが…と思いましたが、何度も呟いてみると、どっちでもいいような気がしてきました(笑) (2021年10月16日 (土) 21時31分)[20428]

洋子 > 私も「律の風」というと辰男さんを思い出しますので、この際と思って調べてみました。ありました。「2008年玄鳥近畿連合会新春交礼俳句大会」で顧問土肥幸弘先生の採られた特選句「祇王寺とつづく竹林律の風」という句でした。入会して間もなくのころでしたがとても感動したことを覚えています。循子様思い出させてくださってありがとうございました。 (2021年10月17日 (日) 17時03分)[20442]

月番 > 洋子さん、「祇王寺とつづく竹林律の風」美しい句ですね。探し出してくださって有難うございます。 (2021年10月18日 (月) 05時32分)[20451]

循子 > 洋子さん、手間を惜しまず調べて頂き、有難うございます。助かります。
(2021年10月18日 (月) 15時39分)[20459]

榮一 > モービルでは石油会社が出てきます。モビールのほうが良いように思います。モビールを動かしている律(りち)の風が爽やかさを感じさせてくれます。 (2021年10月19日 (火) 09時15分)[20466]

世話人 > 作者は義之さんでした。 (2021年10月20日 (水) 13時59分)[20483]
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5 手回しのコーヒーミルや後の月  投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時49分)[20342]
7点 孝子 加津子 鈴子 眞佐子 保子 宜子 主宰


月番 > 今月の高点句のひとつ。電動のコーヒーミルが普及しましたが、手回しのあの、ガリガリという音から、カリカリと軽くなる瞬間の楽しさは捨てがたいです。 (2021年10月12日 (火) 19時47分)[20352]

加津子 > コーヒーミルの重い手ごたえが次第に軽くなっていく時間と月の距離感がいいと思いました。 (2021年10月14日 (木) 19時30分)[20399]

孝子 > 手回しのコーヒーミルが、しまわれたままにあることを思い出しました。子供の生まれる前です。今はインスタントがほとんどです。季語との距離感がいいです。 (2021年10月15日 (金) 16時40分)[20417]

眞佐子 > 電動のコーヒーミルしかないのですが昔を思い出していただきました。後の月が良かったです。 (2021年10月16日 (土) 20時59分)[20426]

循子 > 手回しのコーヒーミルは今でも憧れです。茶房やデパートの売り場で見かけると横目で睨みながら通り過ぎます。連れ合いが珈琲に拘る人だったらよかったのに、と思う瞬間です。
皆さんがお書きになったように、後の月が程よく効いているようです。独りの今は何もかも面倒になり、酒ならぬコーヒーバッグで痛飲。 (2021年10月16日 (土) 21時48分)[20430]

鈴子 > ゆったりとしたひと時の作者さんの気持ちが読み取れました。季語の「後の月」素敵です。私自身は朝食後に古くなったコーヒーミルをだましだまし廻して豆をひいて
ます。

(2021年10月17日 (日) 19時53分)[20444]

月番 > 素材のよろしさと、それに取り合わせた季語のとバランス。俳句を味わうひとときですね。 (2021年10月18日 (月) 05時36分)[20452]

榮一 > コーヒー店では手回しなどでは商売になりません。最近は豆に熱などの負担をかけることなく挽ける電気製品もあるようです。手で回しながらコーヒーの匂いを嗅ぐのもたのしいものですね。後の月を見ながらの一杯は贅沢ですね。 (2021年10月19日 (火) 09時23分)[20467]

世話人 > 作者は進二さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時00分)[20484]
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6 スーパーの笊に故郷の菊香る  投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時48分)[20341]
2点 洋子 千尋


月番 > スーパーでは、食用菊もパック入り。でも、笊に盛られていれば故郷の香りが。視覚と嗅覚の句。 (2021年10月12日 (火) 19時50分)[20353]

洋子 > 「もってのほか」という名前の黄色い菊、東北の菊です。故郷の食物をいただくとしみじみ癒され、元気が出てきます。 (2021年10月13日 (水) 11時06分)[20375]

千尋 > 秋になると東京のスーパーには食用の菊の花が並ぶことを娘が東京へ嫁いで初めて知りました。東京には東北出身の方が多いのでしょうね。野菜売り場に菊の花だけの大きな袋詰めを見たとき食べるということをイメージ出来ませんでしたが仙台にしばらく住んでた娘に食べ方を教わりました。
笊に盛られた菊の花の香りに惹かれてきっと買われたでしょうね。 (2021年10月13日 (水) 14時30分)[20377]

月番 > 洋子さん、「もってのほか」聞いたことあります。「もってのほかの美味しさ」から付けられた名前とか。残念ながらまだ、食したことはありませんが。
千尋さん、私も八百屋さんの店先に花だけを摘まれた菊が売られているのを見たときは、料理するより、まず見とれてしまいました。なんたって色がきれいですよね。 (2021年10月13日 (水) 20時26分)[20381]

循子 > 以前に新潟の農家出身の方とお付き合いがあり、初めて黄色い食用菊を知りました。酢の物にして美味しく戴いたのを香りと共に思い出します。故郷新潟からは大きなビニール袋にパンパン詰め込んで届くのだということでした。その後、東北の物産展で、きれいにうっすらと並べられたものに出会いましたが、それは友人の新潟直送とは別物のようでした。スーパーの「笊」に実感あり。いいですね。
  (2021年10月14日 (木) 17時33分)[20396]

義之 > 「もってのほか」は「菊膾」の傍題として歳時記に記載があります。 (2021年10月15日 (金) 15時16分)[20412]

洋子 > ネットで検索してみたら、もってのほかというのは、紫がかったピンク系の色の花のようですね。
只山形産もってのほかとして、黄色の菊の写真が出ていましたので、そっちもありかなあとおもっています。どっちの色の菊の花も酢の物にして食べたことがあります。義之さんありがとうございました。
(2021年10月15日 (金) 16時56分)[20421]

月番 > この句を読むたびに、口の中がほのかにお酢の香りで満たされました。 (2021年10月18日 (月) 05時39分)[20453]

榮一 > 「もってのほか」は食用菊として有名ですね。販売するにしては笊が分からなかったです。故郷の菊は産地が明記してあったのでしょうね。 (2021年10月19日 (火) 09時30分)[20468]

作者 > 私が買い物をするスーパーでは菊の花はジッパー付きの袋入りで、更に竹の平たい笊に入れて
販売しておりました。勿論ジッパーの袋に産地も明記してありました。きっと見栄え良くという配慮からとおもいます。笊の菊の花は懐かしさもあり、嬉しい買い物でした。
(2021年10月19日 (火) 15時11分)[20479]

世話人 > 作者は鈴子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時01分)[20485]
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7 解体の風呂屋の煙突後の月 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時48分)[20340]
3点 義之 美保子 宜子


月番 > 町の銭湯は、本当に少なくなりましたね。類句が多くありそうな景ですが、「後の月」との取り合わせはいかがでしょう。 (2021年10月12日 (火) 19時54分)[20354]

義之 > 「風呂屋の煙突」は確かに類句が多くありそうですが、「解体」に惹かれて頂きました。月明りの夜空に煙突の解体用の足場のシルエットが浮かび上がる景が見えてきます。
(2021年10月12日 (火) 23時04分)[20365]

月番 > 早速の書き込み、有難うございます。煙突の解体には足場が必要ですね。月明かりの夜は、煙突や足場がよく見えそうです。 (2021年10月13日 (水) 03時09分)[20368]

美保子 > 風呂屋と言う言葉に弱いです。学生時代、私たちは当たり前でしたが、下宿の台所とトイレは共同でお風呂は銭湯に通ったものです。東京暮らしが長かった従妹たちも皆似たような所に住んでいたので、特別に貧しかったとも思いませんでした。母は今でも、可哀そうだったといいますが。解体が決まっている。ありそうな話ですね。朝ドラのモネも銭湯に下宿していましたね。完全に解体されてしまったわけではない、銭湯の煙突。後の月、素敵です。 (2021年10月14日 (木) 21時15分)[20402]

月番 > 美保子さん、お風呂屋さんの煙突って、大きく「〇〇湯」とか書いてあって、町の目印だったような気がしますね。 (2021年10月15日 (金) 04時08分)[20408]

循子 > となりの橿原市。今井町は古い町並みを保存して、観光の目玉のひとつになっています。銭湯の「栄温泉」も営業中。風呂屋の煙突って存在感ありますよね。昭和へタイムスリップ出来そうな。富士山の絵など今もあるんでしょうか。掲句の煙突は取壊しの憂き目に会うのか。時の流れですね。 (2021年10月16日 (土) 22時12分)[20434]

榮一 > 解体の風呂屋には既視感があります。それで通り過ぎました。 (2021年10月19日 (火) 09時34分)[20469]

世話人 > 作者は眞佐子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時02分)[20486]
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8 冷蔵庫すっからかんの十三夜 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時46分)[20339]
1点 鈴子


月番 > 「すっからかん」と言われると、ほんとうに空っぽ!という感じがします。「すっからかんの」の「の」が気になっています。 (2021年10月12日 (火) 20時00分)[20355]

義之 > 冷蔵庫で切れていますので、これはしっかりと夏の季語の句かと思えば、すっからかんの十三夜と秋の俳句の本体部が現れます。冷蔵庫を夏の季語として扱わないのであれば、月番さんのご指摘通り、「の」の位置は気になります。ここは、「十三夜すっからかんの冷蔵庫」が一般的な語順かと思いました。作者の心情を推察すれば、「私は精神的にも物理的にもすっからかん。空には十三夜の月が昇っている。私の心は、まるで空っぽの冷蔵庫のようだ。」といったところでしょうか。 (2021年10月13日 (水) 11時37分)[20376]

月番 > 義之さん、推敲していただき、有難うございます。私も語順を入れ替えて〈十三夜すっからかんの冷蔵庫〉だと思いました。それともうひとつ、原句のままで、そのまま「すっからかんの十三夜」と読んで、「十三夜」そのものが「すからかん」だというのは、どうでしょう?読みに少し無理があるような気もしますが。面白い素材ですので、皆さんのご意見もほしいところです。 (2021年10月13日 (水) 20時06分)[20379]

義之 > 書き込みをしながら「すっからかんの十三夜」の措辞に私も月番様と同じこだわりを感じていました。季語以外の五文字を上五に工夫すれば面白い作品となる気がします。思い付きとして「大八洲・・・」「五重の塔・・」「羅生門・・」等々。「何もかも・・」なら、一句一章の句になります。探せばもっとぴったりなものがありそうです。 (2021年10月13日 (水) 23時57分)[20386]

月番 > 「大八洲・・五重塔・・羅生門」いいですね。〈寺の塔すっからかんの十三夜〉とか。私も探してみます。このあたりが俳句を楽しむ醍醐味のひとつではないかと思っています。 (2021年10月14日 (木) 05時30分)[20387]

鈴子 > 月番さんの書いておられるように「すっからかんの」「の」はやはり気になりますね。「すっからかんに」でしょうか。義之さんの書き込みで勉強させてもらいました。十三夜の取り合せは良かったと思いました。 (2021年10月17日 (日) 19時30分)[20443]

榮一 > すっっからかんが十三夜であれば作者の心情としては理解できそうです。しかし冷蔵庫では昨今の世情の自粛が出てくるようで良くないですね。
(2021年10月19日 (火) 09時45分)[20470]

世話人 > 作者は剛さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時02分)[20487]
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 9 金木犀なにわナンバー門曲る 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時45分)[20338]
3点 美保子 加津子 千尋


月番 > 「なにわナンバー」なのですね。なぜか説得力がありそうです。 (2021年10月12日 (火) 20時02分)[20356]

千尋 > 「なにわナンバー」の車には生粋の大阪人が乗っているような気が勝手にしています。大阪のおばちゃんは独特な雰囲気で知られてますがおっちゃんも言わずもがなです。
香りのきつい金木犀と取り合わせに惹かれました。 (2021年10月13日 (水) 14時48分)[20378]

月番 > 千尋さん、「なにわナンバー」の車には、大阪のおっちゃんが乗っていますよね。門を曲がって、どこへ行くのだろう・・東京の品川ナンバーでは、面白くもなんともないです。 (2021年10月13日 (水) 20時40分)[20383]

加津子 > 平仮名のナンバーいいですよね。調べたら「いわき」「つくば」「とちぎ」「なにわ」4つありました。「なにわ」は、やはりインパクトがあります。神奈川の片田舎になにわナンバーが走っていたら、やり過ごして距離を置きます。季語がいいと思いました。 (2021年10月14日 (木) 19時25分)[20398]

美保子 > なにわナンバーもインパクトがありますが、門曲がるの先はどこに行くところかしらと読み手の想像を膨らませてくれるところがいいなと思いました。私の想像なんてせいぜい実家に帰った時か帰る所かな位なのですが。 (2021年10月14日 (木) 21時25分)[20403]

月番 > 加津子さん、平仮名のナンバー、そんなにあるのですか!漢字ですと「磐城」「筑波」「栃木」「浪速・難波」少し読みにくいですね。 (2021年10月15日 (金) 04時03分)[20407]

榮一 > 個性の強い大阪人は独特です。裏がないのも大阪人らしいかもしれません。句は平凡な事実だけのようです。大阪や神戸で見れは当たり前、東京や横浜で見ればまた違ったものになりそうですが。 (2021年10月19日 (火) 09時50分)[20471]

世話人 > 作者は保子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時03分)[20488]
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10 秋うらら盲導犬の尾のリズム  投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時43分)[20337]
8点 美保子 進二 孝子 加津子 鈴子 眞佐子 保子 宜子


月番 > こちらも高点句の一つ。犬の尾にリズムを感じている作者。「秋うらら」なればこそかと。 (2021年10月12日 (火) 20時06分)[20357]

義之 > 電車の中で見かける盲導犬は緊張しているので、掲句のようなうららかさは見られません。自宅で主人とともにくつろぐ盲導犬の姿でしょう。 (2021年10月13日 (水) 10時33分)[20373]

月番 > 義之さん、確かに信号待ちや駅のホームの盲導犬には「尾のリズム」はなさそうです。盲導犬も、家で寛いでいるときは、役目を離れて、ただの「愛犬」になって「尾のリズム」なのですね。 (2021年10月13日 (水) 20時44分)[20384]

加津子 > 私は、ご主人様と同じリズムでお尻をフリフリ歩いている盲導犬が浮かびました。 (2021年10月14日 (木) 19時49分)[20400]

義之 > 成程そうだったのか、加津子さんと同じような鑑賞が出来ていたならこの句は頂いていたでしょう。 (2021年10月15日 (金) 01時45分)[20404]

加津子 > 訓練された盲導犬は、愛犬にはなれないんです。。ご主人さまとは信頼関係で結ばれているのだと思います。 (2021年10月15日 (金) 11時15分)[20409]

進 二 >  盲導犬の控えめに振り続けるしっぽのリズムは、それが躾けられた結果の一つであるだけに、何とはなしの切なさ、いじらしさを感じますが、この句は「秋うらら」の配合で救われたと感じました。犬の立場からすれば試験に不合格になって犬らしく生きた方が幸せだったのでしょうが。 (2021年10月15日 (金) 15時12分)[20411]

保子 > 散歩中の信号待ちの一瞬でしょうか。盲導犬にとってのちょっとした解放感かなと思いました。 (2021年10月15日 (金) 16時54分)[20420]

眞佐子 > 盲導犬の事は良く解っていないのですが、秋うららの季語と犬の尾のリズムが良く合っていると思います。 (2021年10月16日 (土) 21時08分)[20427]

鈴子 > 一読して気持ちのほっこりする句でした。盲導犬の動きも見えてくるようです。  (2021年10月18日 (月) 14時43分)[20458]

榮一 > 主人と共に歩いている盲導犬の歩く尾のリズムのようです。主人の歩行に合わせるようなリズムに読者は秋のうららかさを感じたようです。悪くありません。 (2021年10月19日 (火) 09時55分)[20472]

世話人 > 作者は柊子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時04分)[20489]
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11 面を取る冬瓜に薄色の餡 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時42分)[20336]
  


月番 > 食べ物は美味しそうに書くという教えがあります。掲句、美味しそうです。 (2021年10月12日 (火) 20時08分)[20358]

義之 > 美味しそうですね。和食のコース料理の一品、あるいは京都あたりの観光地のランチの一皿といった景を想像します。点が入らなかったのは、切れが無く、やや説明っぽい散文調の仕上がりで、一見レシピの様です。俳句の素材的には面白く一票を投じようかなと考えた句でした。「面取りの冬瓜餡の透き通る」 (2021年10月14日 (木) 06時22分)[20389]

作者 > 義之様、推敲ありがとうございます。とても素敵です。友達から朝どれの冬瓜を貰ったので、面取りをして出汁をきかせ銀あんをかけ、柚子を飾りました。とても美味しく、嬉しくてどうしても俳句にしたかったんです。 (2021年10月14日 (木) 16時01分)[20395]

孝子 > 冬瓜いかにもこれぞ日本と思う食材ですね。この料理をおもうと。視覚味覚嗅覚を感じます、ほのぼのとした湯気までかんじます。いただきたかったのですが、義之さんのとうりです。 (2021年10月15日 (金) 16時53分)[20419]

循子 > お料理が目に見えて、きれいな出来上がりも想像出来ます。今は冬瓜のあんかけは上品なお味と思いますが、子供のとき伯母の家で出されて、泣きたかった記憶があります。
ことし京都の料亭に間違って入りました。何品目かに静々と出された冬瓜の餡かけは、これはもう文句のつけようのない味で、やはり日本料理はダシが命だねぇと、いっぱしの口をききながら戴きました。この句を通過したのは単に自分が好きでない料理だからです。相済みません。
(2021年10月16日 (土) 22時37分)[20435]

榮一 > 葛餡がかけられて旨そうな冬瓜ですが・・。 (2021年10月19日 (火) 09時58分)[20473]

世話人 > 作者は加津子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時04分)[20490]
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12 早々と寝入りし夫や夜長し 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時41分)[20335]
3点 進二 千尋 剛


月番 > なぜ、早々と寝入ってしまったのでしょう。いろいろ想像すると楽しいです。秋の夜長ですし。 (2021年10月12日 (火) 20時11分)[20359]

千尋 > 妻の気持ち夫知らず。じゃあないかな〜 (2021年10月13日 (水) 23時35分)[20385]

月番 > 「寝入りし夫」ですから、書いているのは妻。奥さんは何を感じているのでしょうねぇ。私の気持ちも知らないで!「夜長」が、手がかりになりそうです。 (2021年10月14日 (木) 05時35分)[20388]

加津子 > 実は、私は夫の寝た後の1人の時間が好きです。テレビをボッーと見たり、雑誌を読んだり。先に寝るよと必ず声を掛けるので、いつもどーぞと答えます。秋の夜長好きな一人の時間です。 (2021年10月15日 (金) 19時11分)[20422]

循子 > 加津子さんの尻馬に乗りますが、、これは妻にとって黄金の時間でもある。夜長をどう使おうと自由なのだから。 (2021年10月16日 (土) 22時00分)[20431]

進 二 >  我々世代の日常の寸景を句に。坦坦と読ませて頂きました。夜長の一景として。 (2021年10月17日 (日) 13時59分)[20441]

> 穏やかで、恙ない暮らしが見えるではないか、幸か不幸か我らの年代は、少なからず一人暮らしを余儀なくされ、生活が一変した方も多いだろうと思う。そんな身には、とても羨ましいのではなかろうか。疎ましい等とは努々思うなかれ。

(2021年10月18日 (月) 10時48分)[20456]

榮一 > 長年にわたり夫婦をやっているとこんな時もありそうです。 (2021年10月19日 (火) 10時00分)[20474]

世話人 > 作者は洋子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時06分)[20491]
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13 鱗雲V字隊列の鳥がゆく 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時40分)[20334]
  


月番 > 大きな景です。自分も一羽の雁になって飛んでいるようです。 (2021年10月12日 (火) 20時15分)[20360]

循子 > 鰯雲、V字隊列の鳥、どちらも印象の強いものなので、かえって焦点がぼけてしまったように感じました。 (2021年10月17日 (日) 23時30分)[20447]

月番 > 気持ちがいい句と思うのですが、選するまで行かなかったのは、焦点がぼけた・・そうだったのですね。 (2021年10月18日 (月) 05時46分)[20454]

榮一 > 満天のいわし雲の下を鳥がV字型の隊列を組んで飛んでいるようですがいわし雲ばかりが目に入ってくるようです。V字形の鳥の印象が薄いようです。いわし雲か鳥か焦点を絞った方がいいように思います。
(2021年10月19日 (火) 10時10分)[20475]

世話人 > 作者は美保子さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時07分)[20492]
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14 千年の古墳の孤独吾亦紅 投稿者: 世話人 (2021年10月12日 (火) 11時39分)[20333]
5点 義之 美保子 洋子 眞佐子 柊子


月番 > 「孤独」と言われると、確かに古墳は千年孤独なのですね。吾亦紅は手向け?でしょうか。 (2021年10月12日 (火) 20時19分)[20361]

義之 > 全く整備されていない草木ぼうぼうの古墳を想像しました。 (2021年10月12日 (火) 23時14分)[20367]

洋子 > 20年ほど前、奈良の山辺の道を歩いた時、畑などの広がり人の気配のない所に大きな天皇陵がありました。深々と水をたたえたお濠の向うに林があり鳥居があったと思います。その静謐な感じは身が引き締まる思いで、こんな静かなところに来たことがない、また何度でもきたいと思いました。多分景行天皇陵だったと思うのですが。この時のことを思い出しました。 (2021年10月14日 (木) 09時32分)[20390]

美保子 > 宮崎には西都原に大きな古墳があります。きちんと整備され、資料館もりっぱで、まわりには桜の季節には菜の花畑が広がり、今ならば、コスモス畑がひろがります。芝生も広く、子供たちとも随分行きました。大人ばかりになってからもつつじを見に有名な鰻を買って行ったものです。そういう、私達のせいぜい、母の百年をさらに十人分、古墳は動かずに見つめてきたのでしょうか。菜の花やコスモスは観光のために近年植えられるようなったと思います。吾亦紅は古墳の孤独に寄り添ってきたのでしょうか。 (2021年10月14日 (木) 20時58分)[20401]

月番 > 千年の古墳は、様々なことを思わせますね。 (2021年10月15日 (金) 03時49分)[20405]

眞佐子 > 以前、句会の皆さんといっしょに山辺の道を歩いた折り幾つかの古墳に出会ったことを思い出しました。千年の古墳の孤独と言われるとそうかなと思います。草の生い茂った所では吾亦紅も自生しているのでないかとも思いました。 (2021年10月16日 (土) 22時05分)[20432]

循子 > 眞佐子さん、もう随分前になりましね。みなさん、今より若くて健脚でした。景行天皇陵は天理市の169号線に面して堂々たる佇まいです(その向かいにだんご屋があるので、つい寄りたくなる)さすが日本武尊の父君だけのことはあります。但し景行天皇は12代なので、千年どころではないようですが。古墳も陵も謎であることが魅力なのでしょうか。眞佐子さんが書かれたとおり御陵の森に吾亦紅も自生していますでしょう。


(2021年10月16日 (土) 23時19分)[20437]

柊子 > 孤独と吾亦紅の取り合わせに頷いてしまいました。吾亦紅だったら千年も二千年も孤独に寄り添ってくれそうです。 (2021年10月18日 (月) 16時46分)[20460]

榮一 > 孤独はどうですかね。吾も亦も孤独に係るようです。
(2021年10月19日 (火) 10時16分)[20476]

世話人 > 作者は紫翠さんでした。 (2021年10月20日 (水) 14時07分)[20493]
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