玄鳥 定例句会

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六月定例句会 投稿者:世話人 (2020年06月12日 (金) 13時46分)[17745]
   準備中です

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五月定例句会 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時54分)[17585]
定例句会の皆さま

 五月にして熱中症を心配せねばならぬ暑さです。
 お元気でしょうか。

 句会の準備が出来ました。明13日から句会を始めます。
 楽しい句会になりますように、活発なご意見をお寄せください。

 月番は先月最高点を得られました松谷眞佐子さんです。
 どうぞよろしくお願いいたします。


           世話人    安田循子


                    


         


眞佐子 > 今月の月番となりました松谷眞佐子でございます。パソコンの調子が悪く時々切れることがあります。心もとない月番ですがよろしくお願い致します。 (2020年05月12日 (火) 22時31分)[17586]

進 二 >  句会も終盤に入ってきましたところで、お願いを一つ。3月以降の流行り病の影響により句会開催が難しくなっていますので、今月末締めの「誌代同人費」を各支部で集めるのに難儀な状況が生じております。よく理解致しておりますが、処理上の問題もありますので、よろしくご尽力お願い致します。状況を鑑み数日の遅れは、今回止むを得ずとしますがよろしくお願い致します。句会の席への無粋なお話になりましたがよろしくお願いいたします。循子さん・月番の眞佐子さん今月も有難うございます。お邪魔をして済みませんでした。 (2020年05月17日 (日) 20時49分)[17691]

眞佐子 > 進二さま、いつもお世話いただきありがとうございます。誌代同人費の集金はこれから致しますのでよろしくお願い致します。 (2020年05月18日 (月) 19時41分)[17697]

世話人 > 句会も終盤です。書き残されたこと、おありではないでしょうか。どうぞ存分にお書き込み下さい。
進二さんからの「お願い」の件、皆さまのご協力よろしくお願いいたします。進二さん、お世話になります。 (2020年05月18日 (月) 20時25分)[17701]

月番 > 句会も残すところあと1日となりました。まだ書き込みされて無い方やまだご意見のある方の書き込みをお願い致します。 (2020年05月18日 (月) 21時52分)[17702]

世話人 > 主宰先生から全作品に選評を頂きました。皆さまの新たな書き込みも無いようなので、五月定例句会を閉じさせて頂きます。主宰先生、ご指導有難うございました。ご参加くださった皆さま有難うございました。月番を務めて頂きました眞佐子さん、お疲れ様でした。お礼申し上げます。
コロナ感染の脅威はまだ出口が見えません。くれぐれもお体に気をつけてお過ごし下さい。

     世話人   安田循子
(2020年05月19日 (火) 22時05分)[17722]

世話人 > お早うございます。二十日になりましたので、作者のお名前を発表しておきます。
今月の最高点句は宜子さんの作品でしたので、来月の月番を務めて頂くことになります。よろしくお願いをいたします。 (2020年05月20日 (水) 07時11分)[17723]

月番 > 主宰先生、全ての作品に選評をいただきありがとうございました。世話人さまお世話いただきありがとうございました。句会のみなさま沢山の書き込みありがとうございました。拙い月番でしたがこれで終わらせていただきます。 月番、松谷眞佐子 (2020年05月20日 (水) 09時44分)[17743]

宜子 > 世話人様、今月もお世話になりました。来月の月番、承知しました。微力ながら全力を尽くします。よろしくお願いします。 (2020年05月20日 (水) 11時50分)[17744]
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1、ていねいに手指を洗ふ昭和の日 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時20分)[17584]
  加津子、柊子、義之、眞佐子、循子、保子   6点


月番 > 最近は手洗いが上手になりました。みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時14分)[17602]

世話人 > さりげなく自然体で詠まれた句です。ていねいに手指を洗うという行為は最近のコロナ騒ぎで毎日メディア上で目にすることですが、そういう時事的なことを抜きにしても嫌味なく「昭和の日」に納まっていると思います。 (2020年05月13日 (水) 22時32分)[17610]

循子 > 上記、世話人とあるのは循子と訂正します。 (2020年05月13日 (水) 22時40分)[17611]

月番 > 循子さま書き込みありがとうございます。昭和の日が良かったですね。 (2020年05月14日 (木) 09時42分)[17614]

加津子 > 私も昭和の日でいただきました。 (2020年05月14日 (木) 10時11分)[17618]

柊子 > ていねいに洗う事と昭和の日とが響き合っていると感じました。それは手を洗う事に限らず、昭和の時代の日常生活の様々な事が、今よりていねいだったと。コロナ騒ぎが落ち着いた後にも心の隅に留めておきたいと頂きました。 (2020年05月14日 (木) 17時11分)[17619]

保子 > 「ていねいに」という言葉だけでもとても気持ちが落ち着きます。季語も良かったです。 (2020年05月17日 (日) 23時22分)[17693]

榮一 > 新型コロナウイルスの流行から丁寧な手洗い、外出時のマスクは日常になっています。昭和の日が生きていないです。 (2020年05月19日 (火) 14時33分)[17703]

世話人 > 作者は太田鈴子さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時13分)[17724]
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2、巣ごもりの廊下の木目夏立ちぬ 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時18分)[17583]
  直、柊子、千尋、保子   4点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時37分)[17587]

千尋 > 「巣ごもり」が春の季語なのでいかがしたものかと考えましたが、ここはコロナのため巣ごもりのように家に閉じこもっているということと解していただきました。
家の中にばかりいると家のいろんなことが気になります。本棚の本の並び方、食器棚の隙間、廊下の隅が目に入ります。ふと目についた廊下の木目に夏を感じたのですね。 (2020年05月14日 (木) 00時30分)[17613]

月番 > 千尋さま書き込みありがとうございました。巣ごもりには色々な意味があるようですが、掲句の場合はコロナのための巣ごもりですね。 (2020年05月14日 (木) 09時48分)[17615]

柊子 > 巣ごもりを季語として見落としていました。
こうやって自宅にいる時間が増えると、いつもは気付かない家の隅々に目がいく事が多々あります。夏になり、気持ちよく裸足で歩く廊下が目に浮かびました。 (2020年05月16日 (土) 15時21分)[17665]

> 我が家には、廊下はありません。ただ板の間があり、物置として使つています。本棚が2個、大きな絵が2個、あとゴルフ道具を少し、久し振りに掃除しました。 (2020年05月17日 (日) 16時10分)[17686]

保子 > 「巣ごもり」季語ではありますが、最近日常的につかわれているので迷います。「廊下の木目」にひんやりとした落ち着きを感じ、座五で雰囲気が変わり開放感がありました。 (2020年05月17日 (日) 23時52分)[17694]

榮一 > 巣ごもりは春の季語です。字余りになってもステイホームとすべきでは。 (2020年05月19日 (火) 14時37分)[17704]

世話人 > 作者は主宰先生です。 (2020年05月20日 (水) 07時14分)[17725]
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3、夢のあと指紋の残る春の月 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時15分)[17582]
  義之   1点


月番 > 難しそうな句です。義之さまお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時39分)[17588]

義之 > 「指紋の残る春の月」が好きで頂きました。私には思いもつかぬこのような発想は羨ましく感じます。因みに、心象句としても、それなりに映像も見えています。ただ上五「夢のあと」は、やや説明的なので、「白昼夢」くらいが私の好みです。 (2020年05月13日 (水) 16時22分)[17605]

月番 > 義之さま早速書き込みいただきありがとうございました。春の月がいいですね。


(2020年05月13日 (水) 19時30分)[17606]

循子 > この句はどことなく気になるし好きな句なのですが、それを具体的にどう選評を書けばいいのか迷います。義之さんがお書きのように心象句なのでしょう。ただ、義之さんには申し訳ないけれど、私は白昼夢のほうが説明的に思えるのですが。 (2020年05月14日 (木) 21時24分)[17622]

榮一 > 感覚は悪くありません。問題は「夢のあと」ですね。この導入部が作者の情念あるいはメルヘンを消してしまったような気がします。作者が句に入り切れていないように思います。 (2020年05月19日 (火) 14時44分)[17705]

世話人 > 作者は小川紫翠さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時16分)[17726]
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4、干しかごのピール半生夏はじめ 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時12分)[17581]
  宜子、主宰   3点


月番 > ピールを作るのにいい季候ですね。宜子様書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時42分)[17589]

循子 > 夏みかん、檸檬、土佐文旦などいずれのピールも美味しそうですね。味も香りも頭のなかに甦ってきます。ジャムもピールも手作りするのは楽しいですが、もう体力が無くて残念。乾き具合を確かめていらっしゃる様子が羨ましい。 (2020年05月15日 (金) 14時11分)[17630]

宜子 > この干しかごはきっと、ベランダに下げられている干しかご。中にはまだ半生のピールたち。こんなことに「夏はじめ」を感じている作者さん。素敵です。素材の目新しさ、しっかりした具象。一番に選びました。 (2020年05月15日 (金) 19時49分)[17638]

義之 > 半生のピールという言葉から想像したのは、大根、乾瓢、林檎の皮等です。柑橘類の皮で作る砂糖菓子とは努々思いつきませんでした。 (2020年05月16日 (土) 09時07分)[17651]

孝子 > 頂くつもりが見逃してしまいました。ピールの半生実感がありますね。季語もいいです。 (2020年05月16日 (土) 11時28分)[17655]

榮一 > レモンピールやオレンジピールを作っているのですね。作ったピールを毎朝ヨーグルトに入れて食べているのでしょう。夏はじめがいいですね。 (2020年05月19日 (火) 14時47分)[17707]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時17分)[17727]
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5、乱取りの畳打つ音五月来る 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時10分)[17580]
  淳子、紫翠、加津子、洋子、柊子、眞佐子、循子、保子、鈴子、進二   10点


月番 > 柔道の乱取りでしょうか。今月の最高点です。多くの方の書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時46分)[17590]

紫翠 > 「五月来る」を取り合わせた作者の感性に脱帽です。 (2020年05月15日 (金) 10時45分)[17623]

洋子 > 柔道の受け身でバーンと畳を叩く弾んだ音が聞こえるようです。5月の爽やかさがその音を増幅させているようです。 (2020年05月15日 (金) 11時04分)[17626]

循子 > 畳打つ音に若者たちの汗の臭いまで伝わってくるようです。まさに「五月来る」です。 (2020年05月15日 (金) 14時17分)[17631]

眞佐子 > 志貴野支部の先輩の方に「乱取りを知らないのですか」と言われたのを思い出しながらいただきました。五月来るが好きでした。 (2020年05月15日 (金) 19時45分)[17637]

進 二 > 所属する剣道部の隣が柔道部だったので、稽古の合間、袴姿のまま格子窓からよく覗いたものです。畳を打つ音は、季節によって違っており、やはり耳に心地良かったのは春〜初夏そして秋だったように思います。イントロの「乱取り」から動きが、そこへ「音」。季語の「五月来る」も相応しく。正に「一本」決まりの句に。 (2020年05月15日 (金) 20時40分)[17646]

孝子 > 乱取りの五音に悩み見過ごしました。学生の体育の受付ですべておわりで残り剣道と柔道で泣く泣く柔道をとりました。女子はそういうひとが多くほとんどが受身とダンスみたいな汲み取りでした。ナノに体操嫌いの私が試合で授業やすむのはオッケイで初めて体操で優をもらった思い出があります。そのため受身の畳・・にはじっかんがあります・ (2020年05月16日 (土) 11時42分)[17656]

柊子 > 柔道をやった事はもちろん実際に見た事もありません。経験のある方なら爽やかな五月、じめじめした六月等、それぞれの音の違いがお分かりになるのだろうと想像して頂きました。 (2020年05月16日 (土) 15時05分)[17664]

鈴子 > 以前働いていた職場の前が古びた柔道の道場でした。昼中は子供の賑やかな稽古、夕方は仕事帰りの若者が汗を流しており、道場の窓ガラスに響く音まで聞こえたものです。皆さま書いておられるように「五月来る」が決まっていると思います。 (2020年05月16日 (土) 19時59分)[17670]

加津子 > 17音の歯切れの良い調べに、気持ちの良い音が聞こえてきました。 (2020年05月17日 (日) 07時56分)[17677]

榮一 > 柔道の乱取りとすぐわかります。句は悪くないが今年のことではなさそうです。そこがどうかと思いました。 (2020年05月19日 (火) 14時51分)[17708]

世話人 > 最高点句の作者は山内宜子さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時19分)[17728]

世話人 > お世話様ですが、来月の月番をお願いいたします。 (2020年05月20日 (水) 07時22分)[17730]
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6、筍にまだ残りある地の温み 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時06分)[17579]
  淳子、宜子、洋子、義之、眞佐子、剛   6点


月番 > 堀立の筍でしょうか。みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時48分)[17591]

洋子 > 堀りたての筍を手に持ったら、じんわりと暖かかった。それは土の持つ温度、地の恵みを感じているのです。 (2020年05月15日 (金) 11時09分)[17627]

循子 > 「地の温み」は確かな感覚です。それがこの句の強みでしょう。 (2020年05月15日 (金) 14時20分)[17632]

眞佐子 > 竹藪のある家に育ちましたので、堀立の筍には土の温みがあったのを思い出していただきました。 (2020年05月15日 (金) 19時50分)[17639]

宜子 > 掘りたてでなくても、八百屋さん、スーパーに並んでいるのでも、皮付きの筍の、あのずんぐりとした持ち重りのする感じはまさに「地の温み」です。筍そのものより「地の温み」を買って帰るような気がしました。豊かです。 (2020年05月15日 (金) 19時57分)[17641]

義之 > 筍の温みとは、少しけば立った表皮の所為かも。昔何度か行ったことのある筍狩りを思い出しました。確かに胸一杯に担いだ筍は暖かかった記憶があります。 (2020年05月16日 (土) 09時14分)[17652]

> 皆さんの書かれた通りである。私らの年代は戦後の食糧難の時代に生まれて育ち、食物に飢えていた時代である。喰い盛りの上にお金も無いし、疎開先の山や川へ、自然の食物を調達に行った当時の記憶が蘇えり、しんみりとする事になった。日本の四季は、筍に限らず、土地の恵みは多い。心して口にせねばなるまい。 (2020年05月18日 (月) 13時11分)[17696]

榮一 > 感じ方は悪くありません。ただどことなく類そう感があって敬遠しました。 (2020年05月19日 (火) 14時55分)[17709]

世話人 > 作者は村上直さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時20分)[17729]
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7、モンローの笑みのルージュや風光る 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 17時02分)[17578]
  孝子、鈴子   2点


月番 > 孝子さま、鈴子さまよろしくお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時50分)[17592]

循子 > マリリンモンローといえば、すぐにアンディウォーホルの作品群を思い出すのですが、掲句はもっと生々しい感じがするので、やはり映画の中のモンローでしょうか。「風ひかる」にやや違和感がありました。 (2020年05月15日 (金) 22時07分)[17649]

孝子 > もうモンローというと私たち年代にはすぐにこの状態、ほかもろもろのかたちが目に残ってるほどきょうれつです。このルージュの言葉だけでもモンローのいろいろな面がうかぶほどです。季語もモンローへの措辞としていいと思いました。 (2020年05月16日 (土) 11時51分)[17657]

鈴子 > マリリンモンローの真っ赤なルージュは今でもはっきり思い浮かびます。映画の内容はすっかり忘れてしまいましたが。中七の笑みのルージュは少々気になりました。 (2020年05月17日 (日) 23時05分)[17692]

月番 > モンローの顔立ち特にルージュは直ぐ思い浮かびますが、後はなかなか思い出せませなくなりました。 (2020年05月18日 (月) 19時49分)[17698]

j循子 > 私もやはり中七の「笑みのルージュ」は気になりました。 (2020年05月18日 (月) 20時04分)[17700]

榮一 > 好きな情景です。ただ、笑みに違うものを感じました。モンローは作られた偶像に生きた人形の様に思います。笑っているのか泣いているのかは彼女自身しかわからないのかもしれませんが。 (2020年05月19日 (火) 15時02分)[17710]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時23分)[17731]
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8、海舟の池畔の墓や柳絮飛ぶ 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時50分)[17577]
  淳子、宜子、紫翠、美保子、主宰   6点


月番 > 勝海舟でしょうか。みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時52分)[17593]

美保子 > 洗足池池畔にご夫婦のお墓があるそうです。季語も海舟にふさわしい季語と思います。 (2020年05月14日 (木) 19時12分)[17620]

循子 > たしか梟句会の大江戸吟行で、連れて行って頂いたように思いますが、ちょっと資料が見つかりません。佳句と思います。 (2020年05月15日 (金) 13時52分)[17629]

月番 > 足洗池池畔にお墓があるのを知りませんでした。掲句をいただけなくて残念でした。 (2020年05月15日 (金) 19時39分)[17636]

紫翠 > 「海舟」でなく「海舟の墓」に「柳絮飛ぶ」を取り合わせたことで作品が立ち上がった。詠み手によりいろいろな鑑賞が可能と思います。 (2020年05月17日 (日) 11時16分)[17680]

紫翠 > 「詠み手」でなく「読み手」です。 (2020年05月17日 (日) 11時18分)[17681]

榮一 > 洗足池の海舟の墓は知りません。海舟と言う人は実に多彩なひとですね。柳絮が風任せに自由に飛ぶさまが海舟によく似合います。 (2020年05月19日 (火) 15時07分)[17711]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時24分)[17732]
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9、終活の法話の講座風薫る 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時48分)[17576]
  直、鈴子、進二   3点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時54分)[17594]

循子 > 盛んに「終活」という言葉が一般にもメディア上にも飛び交っています。ここは法話ですから講師はお坊様。雰囲気がよく伝わってきます。「風薫る」も明るくて、いいなと思います。頂こうかなぁと思った句です。私事で済みませんが、私は行きあたりばったりで終活とは無縁のぐうたらです。 (2020年05月15日 (金) 14時36分)[17633]

月番 > 循子さまと同じで終活をする気がなくて困っています。 (2020年05月15日 (金) 19時54分)[17640]

鈴子 > 気になった句で頂きました。私自身も終活を考える年齢になっていながら何一つ深く考えた事がありません。どうなる事やら・・・・ (2020年05月16日 (土) 20時30分)[17671]

> 終活.について、色々考えておりますが,後3日程かかります。家族の事、色々な会のリーダーとしての跡継ぎ、まだ菩提寺も決めていない現状です。早急に頑張りますが、この句を選んで良かったです。
(2020年05月17日 (日) 12時17分)[17684]

進 二 >  受講すべき年齢にどっぷり至っているのですが、へぼ用に追われ、未だ受講の機会を得ていません。散歩する途中のお宮さんの鈴を振らして頂く心境で、この句頂戴致しました。気持ちはあるのです。上五中七の実に対する「風薫る」の俳号で、読み手にも前向きの気持ちが感じられていいですね。

(2020年05月17日 (日) 17時59分)[17687]

進 二 >  最下段の「俳号」は「配合」の間違いです。やはり、受講が必要なようで。 (2020年05月17日 (日) 18時02分)[17688]

榮一 > 断捨離の後の終活です。講座も盛んなようです。やはり仏教国ですね。 (2020年05月19日 (火) 15時14分)[17712]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時25分)[17733]
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10、タッパーのおかずを母に柿若葉 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時46分)[17575]
  加津子、鈴子   2点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時56分)[17595]

加津子 > 近くに住んでいる一人暮らしのお母様に、朝に夕に足を運んでいる誌友がいます。この句を読んですぐに彼女とお母様が浮かびました。おばあ様から3代に渡って、俳句をたしなまれるご一家。柿若葉がとても似合います。 (2020年05月14日 (木) 09時59分)[17617]

循子 > 優しい句ですね。加津子さんのご意見通り「柿若葉」がしっくり似合ってると思います。私に娘は無くて残念。 (2020年05月15日 (金) 14時44分)[17634]

月番 > 母はもういないのですが作者さんのようにもう少し世話をしてあげれば良かったと思います。 (2020年05月15日 (金) 20時03分)[17642]

鈴子 > タッパーのおかずをお母さまに。何だか羨ましくなりまりた。 (2020年05月17日 (日) 11時26分)[17682]

榮一 > 施設に入っている母かと思ったがはっきりしません。柿若葉も悪くありません。どこか纏まり切れていないものを感じます。 (2020年05月19日 (火) 15時18分)[17713]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時27分)[17734]
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11、ステイホームの庭木の手入れ梅けむし 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時44分)[17574]
  洋子   1点


月番 > ステイホームは良く聞く言葉です。洋子さま書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 22時59分)[17596]

洋子 > 新型コロナウィルスの拡散を防ぐため、三蜜を避け、ひたすら家にいて、と叫ばれていますが、長引くと、退屈です。そこで、「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」といばかりに、梅の木の手入れを始めたのですが、なんと梅けむしがいっぱいついていたのです。踏んだり蹴ったりのコロナ籠りが早く終わってほしいものです。 (2020年05月13日 (水) 20時55分)[17607]

月番 > 洋子さま書き込みありがとうございました。コロナ籠もり早く終わってほしいですね。 (2020年05月14日 (木) 09時53分)[17616]

循子 > 毛虫が頸筋に落ちてきた時の感触が甦ります。桜もそうですが、梅にも何故あんなに毛虫が付くのでしょうか。ステイホームの遵守とは言え毛虫と格闘の庭手入れ。さぞかし…と拝察しております。 (2020年05月15日 (金) 21時52分)[17647]

孝子 > またの初知識で梅けむしという言葉をしりました。桜には毛虫を、沢山みてるのですが桜毛虫というのはないですよね。それが梅ははなをみる。実を見ることはあっても毛虫は覚えがなかったので、梅けむしということばがあることに学ばせていただきました、。 (2020年05月16日 (土) 12時06分)[17658]

榮一 > まさに令和二年の今年でなった句です。 (2020年05月19日 (火) 15時20分)[17714]

世話人 > 作者は樋口進二さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時30分)[17736]
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12、透明な手話者のマスク青嵐 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時42分)[17573]
  直、剛、進二   3点


月番 > 男性の方のみお取りになっておいでです。書き込みよろしくお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時04分)[17597]

> 私の友人で、手話を、勉強して、人の役に立ちたいと、いつていました。手話者になるには、大変な努力が必要です。心意気が素晴らしいですね。 (2020年05月16日 (土) 13時55分)[17662]

> 時の疫である新型コロナウイルスの終焉はまだまだ先の事らしい。連日テレビ報道の多くは手話者が連れだって、このニュースを伝えるのが定番のようになった。手話者は指先や口先、身振りから、言葉紡ぎ出して、聴覚を失った人達に、時のニュースを伝える。目を(視覚)耳にして(聴覚)とでも言えば良いのか。この句のマスクは顔を覆う布や紙製の物では無く、フエイスシールドと呼ばれる透明の物だろう。例年ならこの季節は出かける事が多いが、今年は家に籠ってテレビを見ながら、嘆くばかりである。季節だけは裏切らず確実に廻る。 (2020年05月16日 (土) 14時14分)[17663]

循子 > なるほどフェイスシールドのことだったのですね。あれもマスクの一つではありますよね。コロナ騒ぎの最初の頃、マスクを付けずに総理の横で手話をされてるのを見て、命がけ仕事だなあと思いました。でも手話者は発語するわけではないので、無くてもいいのか、など考えていました。透明なマスクでピンと来なかったのは、申し訳ないような。 (2020年05月16日 (土) 15時36分)[17667]

洋子 > 聾者の方は、読唇術で言葉を理解するので、マスクをされたら困るようですね。手話通訳者の唇が動いているのを見かけますけど、声はださなくても唇の動きを示しているんでしょうね。フェイスシールドを付けた手話通訳者はまだ見かけていませんけど、とてもいいアイデアと思います。 (2020年05月16日 (土) 21時00分)[17672]

月番 > お取りにならなかった方もご意見お願いします。 (2020年05月16日 (土) 21時28分)[17673]

月番 > 皆様書き込みありがとうございました。先に入れたつもりのお願いが今頃入ってしまい失礼いたしました。 (2020年05月16日 (土) 21時36分)[17674]

加津子 > 今は、手話は主流ですが、以前は、ろうあ者に声を出させる教育でした。手話をするとろうあ者だとわかってしまう事の理由もあった様です。NHKの手話ニュースを読み取るのは、相当の教育を受けていなければわからないと思います。顔の大袈裟なほどの表情で読み取る場合もあります。私達もマスクの下で表情がとぼしくなっているかもしれませんね。ろうあ者の知り合いがいるので、少し気になった句でした。 (2020年05月17日 (日) 08時17分)[17678]

進 二 >  手話者の使命感と熱意が痛いほど感じられる句。今回の流行り病は歴史に語り継がれる社会事象で、「時事」では片付けられない事象に。「青嵐」の選択も良かったと思います。 (2020年05月17日 (日) 18時22分)[17689]

榮一 > フェイスシールドとは気が付きませんでした。それであれば透明もマスクもいりません。手話者のフェイスシールドでいいのではと思います。 (2020年05月19日 (火) 15時26分)[17715]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時29分)[17735]
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13、白髯の祖父の横顔桐の花 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時40分)[17572]
  孝子、紫翠、加津子、柊子、千尋、剛   6点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時05分)[17598]

紫翠 > 祖父像と作者の想いが「桐の花」で鮮明に伝わるように思います。 (2020年05月15日 (金) 10時50分)[17624]

孝子 > 私は生まれる前に両方の祖父が早く亡くなってるので祖父の思いがありません。そのためこの作者さんの祖父像にあこがれをもちこの季語の選択で祖父像を的確にみせてくれている上に思いもつたわりいい句だとおもいました。 (2020年05月16日 (土) 12時11分)[17659]

柊子 > 子規の横顔を詠んだ句を思い出したりしました。
この髯はほおひげを著すと知り、なおさら横顔が素敵な事でしょう。桐の花から自慢のお爺さまと想像できました。 (2020年05月16日 (土) 15時34分)[17666]

加津子 > 季語で想像が膨らみました。 (2020年05月17日 (日) 08時19分)[17679]

> 座敷の鴨居の上の小壁に掲げてある、祖父の肖像画とか写真のように思えたが、違うかも知れない。桐の花の家紋も有ると聞くし、また、日本国政府は桐の花を紋章にしてゐる事もあり、何らかの業績を残した、白髯の横顔と桐の花を勝手にリンクさせての想像であり、考え過ぎかもしれない、勝手な読みで済みません。 (2020年05月17日 (日) 19時53分)[17690]

榮一 > 悪くない句ですが従来的な表現が気になります。桐の花など美味いです。 (2020年05月19日 (火) 15時28分)[17716]

世話人 > 安田循子です。 (2020年05月20日 (水) 07時32分)[17737]
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14、籐椅子や推理小説最終話 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時35分)[17571]
  淳子、孝子、直、美保子、眞佐子、循子、進二、主宰   9点


月番 > 多くの方がお取りになっています。書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時07分)[17599]

美保子 > 廊下の一番日当たりのいい場所にある籐椅子がこの方の気に入りの読書の場所なのでしょうか。推理小説最終話ですから「ああ夕飯の支度が」と気になりながら、立つことが出来ない様子がうかがわれます。 (2020年05月14日 (木) 19時28分)[17621]

孝子 > このステイホーム期間で久しぶりに推理小説や本をよみなおしたり。テレビにくぎづけになったりしました。季語のもって来方が情景をうまくだしてると思いました。難をいうと下五がちょっときついなと思いました。 (2020年05月16日 (土) 12時18分)[17660]

循子 > 籐椅子は私の原体験というべきもので、まず心が立ち止まってしまいます。生まれる前から我が家にあったらしく、二階の縁側の籐椅子は子供の私が坐ると頭まで隠れるほどゆったりしていて、時々は籐の網目に髪の毛が引っ掛かった感触まで思い出します。そこで本を読むのが楽しみでした。クオレやイソップ、グリム、などもそうですが、巌窟王や鉄仮面、明智小五郎、アルセーヌ・ルパンらとも馴染みになりました。推理小説の中途で立つのは辛い。美保子さんがお書きのとおりです。 (2020年05月16日 (土) 16時11分)[17668]

循子 > 作者のかたは、時間を気にしながらだからも、最終章まできたら結末を知らずには居れないのです。気持わかるなぁ、と。主婦の気持です。 (2020年05月16日 (土) 16時20分)[17669]

眞佐子 > 十代の頃小説の最終話が知りたくて豆電球の下で立って読んだことがありました。今も最終話が知りたくてなかなか立つことが出来ません。籐椅子がいいですね。 (2020年05月16日 (土) 21時51分)[17675]

> 推理小説最終話ときたら、最後にどんなどんでん返しが、あるかと期待されて読者を離さない、籐椅子の季語と合わせてよい句と思いました。 (2020年05月17日 (日) 14時22分)[17685]

榮一 > 今年はコロナの影響でじっくりと本が読めます。ただ推理小説はあまり好きではありません。藤沢周平以来池波正太郎など時代小説ばかり読んでいます。最終話はドキドキするものですね。籐椅子が落ち着いていいですね。 (2020年05月19日 (火) 15時34分)[17717]

世話人 > 作者は和田柊子さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時33分)[17738]
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15、はまなすや水平線の暮れ残る 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時31分)[17570]
  紫翠、千尋、美保子、保子   4点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時07分)[17600]

紫翠 > 情景がそつなく表現され、作者の心情も伝わるような気がします。 (2020年05月15日 (金) 10時55分)[17625]

循子 > 夢二の絵を見るように綺麗な句です。好きです。 (2020年05月15日 (金) 21時59分)[17648]

美保子 > ハマナスは多分二十年位前に北海道に行った時に初めて見たのではなかったかと思います。その実がローズヒップティーだなんて最近知りました。でも、そうかなあと思い、検索したら、ハイビスカスも書いてありました。どちらも、そういうのでしょうか。掲句はハマナスの赤と水平線に暮れ残った夕日とが色がぴったりで北海道ならではだろうと思いました。 (2020年05月16日 (土) 11時16分)[17654]

千尋 > 「はまなす」といえば、どうしても知床岬、あのメロディが頭の中を流れてしまいます。団塊の世代ゆえに仕方ないことと思います。玫瑰の咲く季節に北海道にいったことはありませんが、未だに憧れの夕景です。 (2020年05月17日 (日) 01時18分)[17676]

保子 > 北海道で観光バスの窓から見たかな〜という感じなのですが、懐かしくて頂きました。 (2020年05月18日 (月) 00時05分)[17695]

榮一 > 玫瑰や今も沖には未来あり・・草田男を彷彿とさせます。悪くない句と思いました。 (2020年05月19日 (火) 15時40分)[17718]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。月番、お疲れ様でした。 (2020年05月20日 (水) 07時35分)[17739]
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16、耄碌の果ては菜の花畑かな 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時29分)[17569]
  孝子、宜子、千尋、美保子、循子、主宰   7点


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時17分)[17603]

循子 > 耄碌という言葉が他人事ではなくなってきたこの頃、「…菜の花畑かな」と開き直られると、なんだかほっとします。しかも微笑みながら、です。やがて煩雑な現実に戻らねばならぬのですが。
こういう句には気持まるごと持ってかれてしまう。理屈抜きです。 (2020年05月13日 (水) 22時25分)[17609]

月番 > 耄碌という言葉に自分も近づいていると思いながら頂くのを迷った句でした。菜の花畑で救われました。 (2020年05月15日 (金) 20時13分)[17643]

宜子 > 循子さんはともかく、 耄碌はもう、明日は我が身です。それでも、その果てにあるのが菜の花畑なら、取り立てて気にすることもないかと、思わせてくれます。循子さんの書かれている通り、理屈抜き、まるごと納得の句でした。 (2020年05月15日 (金) 20時18分)[17644]

美保子 > しょっちゅう、ミスをして東京の娘に電話でその対応法を教えてもらっているので、これは耄碌いわずに何というのでしょう。でも、もう少し、すすんだら、菜の花畑なのですね。色々悩まずに菜の花畑の中に居られるのでしたら、心配ないですね。 (2020年05月15日 (金) 20時31分)[17645]

榮一 > 耄碌は少し言いすぎとも思いましたがよくわかる句です。人は帰るところに帰るものだと感じます。しっかりと簡明で良いと思います。 (2020年05月19日 (火) 15時43分)[17719]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時37分)[17740]
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17、初蝶の舞い行く先の青い空 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時26分)[17568]
  


月番 > みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時18分)[17604]

循子 > 初蝶との出会いは何となくその日が幸せな気になれるものです。紋白蝶か紋黄蝶か。先日揚羽と黄蝶が一緒に私のまわりに舞ってくれて、一瞬でしたが、幸せでした。冬の毛虫がせっせとシクラメンの葉を食べるにまかせていて良かったなぁと関係ないこと思ったりして。この作者さんも空は青空だし、多分しあわせな一瞬に違いないのです。点が出なかったのは残念。 (2020年05月17日 (日) 11時56分)[17683]

月番 > 初蝶は春の季語ですので点が入らなかったのでしょうか。 (2020年05月18日 (月) 19時57分)[17699]

作者 > no16の句で、耄碌の話題が出ています。50年余り継続の趣味がコロナの影響で全面的にお休み行事取りやめ。高齢にて失うがあると変になります。この句も循子様の電話にて急いで出句したものの、推敲したものか、どうか?耄碌が始まっています。
              
 

  




    (2020年05月19日 (火) 14時45分)[17706]

榮一 > やはりスケッチに終わっているようです。 (2020年05月19日 (火) 15時45分)[17720]

世話人 > 作者は渡辺淳子さんでした。 (2020年05月20日 (水) 07時38分)[17741]
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18、しべしべしべふるふるふる嫌われて 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時24分)[17567]
  洋子、義之、剛   3点


月番 > 面白い句ですね。みなさまの書き込みお願いします。 (2020年05月12日 (火) 23時12分)[17601]

洋子 > 「しべしべしべふるふるふる」は季語「桜蕊降る」のことと勝手に解釈しました。こういうことをしていいかどうかわかりませんが。でも花が咲いたあとに、桜蕊がどんどん降りしきる様子がよく見えました。それなりにきれいだとおもうんですけど、嫌いな人もいるんですね。 (2020年05月13日 (水) 21時10分)[17608]

循子 > 上六、中六で十二音。全体で十七音に納まっています。「しべしべしべふるふるふる」という平仮名表記が桜蕊の降りしきる様を表して効果的です。ただ変則的なリズムが気になって選を躊躇いました。 (2020年05月13日 (水) 23時00分)[17612]

> 意識して平仮名を使い、破調の句に仕上げて面白い、言葉のリフレインはリズムになって詩情をもたらす。桜の花がすっかり散ってしまい、萼に付いた蕊が音も無く零れるように降る時期がある。花ほどの艶やかさは無いが、それはそれで絵になる。落ちた紅色の花蕊は、やがてそれも萎びて茶色になり土に還る。また「嫌われて」と切り捨てられたこの句は、必ずしも降る桜蕊を嫌うものかどうかも断言できないし、「嫌われて」の趣は人間の絡む人生模様であっても何の不思議も無い。 (2020年05月15日 (金) 13時39分)[17628]

洋子 > 剛様、なるほどです。嫌われて、を少し離して読めばより深い意味合いが感じられますね。勉強になりました。 (2020年05月15日 (金) 15時19分)[17635]

義之 > リフレインは一瞬の画像の切り取りでは無く、ゆったりとした時間の流れを感じさせる効果がある。杖に顎を置き公園のベンチに、ただ、ぼうっと座っている自分自身が見える。自虐的ながら正に我が老境なのである。 (2020年05月16日 (土) 09時01分)[17650]

洋子 > 義之様、ベンチに座っている老人の姿が見えてきます。素晴らしい鑑賞と思います。他の人の鑑賞を読むたびに自分の読みの浅さを思い知らされます。また勉強になりました。 (2020年05月16日 (土) 10時07分)[17653]

孝子 > はじめ、なにこれとおもったのですが、なんかいも何回も読み直してるうちに不思議なことにすごく好きな句になってきました。嫌われても逆接的におもえてきました。 (2020年05月16日 (土) 12時26分)[17661]

榮一 > 視覚と繰り返しの面白さを狙った句です。しかし同じ言葉を繰り返すことの煩わしさも感じさせます。座五の「嫌われて」は作者の感情です。遊びに徹して作るべきです。最後に季語を入れて「さくら蘂」としたいところです。 (2020年05月19日 (火) 15時55分)[17721]

世話人 > 作者は若林千尋さんです。 (2020年05月20日 (水) 07時40分)[17742]
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五月定例句会 投稿者:世話人 (2020年05月12日 (火) 16時10分)[17566]
準備を始めます

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ネット句会参加費(年会費)納入のお願い 投稿者:節子 (2020年04月15日 (水) 20時37分)[17463]
2020年度のネット句会参加費を受付けています。
 年会費  1000円 
 締切日  5月末日
 送金先  紀平節子(みなと支部) 郵送でお願いします。
(受領確認:句会掲示板に掲載しています。ご確認ください)

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四月定例句会 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時55分)[17406]
定例句会の皆さま

 選句が出揃いました。
 明日13日から四月定例句会を始めます。

 あまり明るいニュースもない苦しい日々が当面は続きそうですが、気を取り直して句会をお楽しみいただけたらと思います。
先月、最高点を得られました久野孝子さんに四月の月番をお願いいたします。皆さまの活発なご意見をお待ちしております。

               世話人   安田循子 


孝子 > 今月の月番の久野孝子でございます。行き届かぬところもあると思いますがよろしくお願いいたします。 (2020年04月13日 (月) 09時47分)[17407]

孝子 > 月番のかきこみやっとできましたが、パソコンがセブンなので、いつ止まるか心配です。よろしくお願いします。 (2020年04月13日 (月) 10時56分)[17426]

月番 > 句会もあと1日になりました。まだ参加してないかたまたご意見くださるかた、心おきなく書き込みお願いします🙇⤵️コロナ騒ぎで大変な時ですが宜しくお願いします。皆さまは大丈夫ですか。人ごとでないので、書き込みないかた心配しています。 (2020年04月19日 (日) 11時04分)[17517]

榮一 > 新型のコロナウイルスが蔓延しています。今は我慢の時です。くれぐれもご注意ください。 (2020年04月19日 (日) 11時05分)[17518]

世話人 > 主宰先生、すべての作品に評を書き込んで頂き、有難うございました。
皆さま、まだ時間はありますので、追記したいとか、疑問点などありましたら、どうぞ。 (2020年04月19日 (日) 14時28分)[17540]

月番 > 主宰先生すべての句に御指導ありがとうございました。また世話人さまありがとうございました。句会参加してくださいましたみなさまありがとうございました。ふつつかな司会で不行き届き多々ありましたが、どうにか持ちこたえたようです。まだ少し時間があります。宜しくお願いします🙇⤵️ (2020年04月19日 (日) 19時28分)[17542]

世話人 > 新たな書き込みも無いようなので、四月の定例句会を閉じさせて頂きます。参加者の皆さまのお蔭で世話人は楽しませて頂きました。主宰先生のご指導にお礼を申し上げます。そして熱心に月番を務めて下さった孝子さん、本当にお疲れ様でした。感謝しています。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。くれぐれもご注意ください。

     世話人   安田循子 (2020年04月19日 (日) 22時18分)[17543]

世話人 > 二十日になりましたので、作者のお名前を発表しておきます。 (2020年04月20日 (月) 06時51分)[17544]

加津子 > コロナ禍の中、世話人様、月番様、投句者の皆様、主宰先生ありがとうございました。いつもながら消極的な参加ですが、ネット句会がいつも通りに開かれて嬉しかったです。首都圏の端っこの自然豊かな山北で春を楽しんでいます。泥付きの筍や蕨、蕗など春の恵みのほろ苦さに血液を浄化しています。来月もまた、皆様とお会いできるのを楽しみにしています。 (2020年04月20日 (月) 11時03分)[17564]

世話人 > 加津子さん、有難うございます。 (2020年04月20日 (月) 13時42分)[17565]
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1、時の疫や厠に覗く里桜 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時20分)[17405]
 加津子、循子、義之、美保子、淳子、主宰   7点


月番 > 高点句です。皆様のご意見お願いします。 (2020年04月13日 (月) 09時56分)[17408]

循子 > 時の疫(え)、時の気(け)、いずれも流行り病のこと。随分むつかしい言葉です。マイペディアやブリタニカによると、平安末期の語彙を初めていろは順に配列して、その後鎌倉時代に成立した≪伊呂波字類抄≫に出ている古語のようです。いまの新型コロナウイルスもまさに時の疫。 その意味で実にタイムリーな句。
厠は外厠で、庭に咲いている古木の桜が窓の傍まで枝を伸ばしている。田舎の大きな屋敷の景でしょう。回想の句かも、と。 (2020年04月14日 (火) 16時10分)[17433]

美保子 > 今の世の中の状況を自分では詠めないのに、どなたか詠んでくださるのではと思っていました。そのものずばりではなく、それでも、里桜と合わせる事で、希望の持てる句だと思いました。夫が週に数回自転車で会社に行くのですが、「里桜が咲いていたよ」というので、どういうのを言うのかなと思ったら、少し緑がかっていたけど、たぶん、白い花に葉っぱの緑が映っているのだろう。」というのです。そういう桜なら、見た事があると思い出したのですが、本当にそれが里桜なのかは?です。 (2020年04月14日 (火) 21時51分)[17441]

加津子 > 循子様ありがとうございます。より句を感賞できます。上五の今の状況を現わす言葉に勉強になりました。どんな状況であれ、里桜は今年も咲いて変わらぬ姿に共感を覚えました。 (2020年04月15日 (水) 09時55分)[17444]

月番 > 循子さまみなさまありがとうございます。里桜は山桜にたいするいいかたで、桜は全国でも数百種類あり、高尾の桜保存林には全国各地からの桜が1300本あります。種と違い栽培品種には数多くあり里桜のなかのものは一重八重ともにたくさんの名があります。新宿御苑にも65種1100本の桜があり、里桜の栽培品種グループとして白雲・太白.翁・狩衣。嵐山・八重に一葉・兼六園熊谷・・たくさんの里桜があります。こんな時期なので花見どころではありませんがひとひらの桜、1本のさくらにもこころいやされますね。 (2020年04月15日 (水) 11時50分)[17450]

美保子 > 山桜に対して、里桜というのですね。ありがとうございます。検索したのですが、今一、ピンとこなかったのです。それにしても、随分沢山の種類があるのですね。宮崎の文化公園と言うところにも十種類ぐらいは植えられていたように思います。 (2020年04月15日 (水) 20時15分)[17462]

榮一 > 淡々と描写しています。その姿勢を好もしく感じます。遠くからでも桜は綺麗です。 (2020年04月19日 (日) 11時08分)[17519]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2020年04月20日 (月) 06時53分)[17545]
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2、瀬戸際の夕日のにじみ竹の秋 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時17分)[17404]
 義之、主宰   3点


月番 > 瀬戸際の夕日ですね。おとりになられた方、また採られなかった方は特にご意見お願いします。 (2020年04月13日 (月) 10時00分)[17409]

義之 > 「瀬戸」とは狭い海峡という意味から、関門海峡や、尾道海峡、そして音戸の瀬戸、といった地名を想起する。時に潮汐の干満によって激しい潮流を生ずる瀬戸も、太陽の沈むころ海面は朱色に染まり、岬の竹林の古葉も黄ばむ季節、竹の秋なのである。春の瀬戸の、日没の一瞬を切り取った作品であり「夕日のにじみ」の表現は共感できる。やがて瀬戸は次第に闇に包まれて行くのである。 (2020年04月17日 (金) 01時10分)[17487]

洋子 > 瀬戸際がわかりませんでしたが、夕日が沈む直前のことかと思いました。日没の直前に海面を染める残照を見ておられるのかと思いました。 (2020年04月17日 (金) 12時05分)[17491]

循子 > 洋子さんと同じ読みをしました。 (2020年04月18日 (土) 20時28分)[17513]

榮一 > 義之さんの解釈と洋子さんの解釈があります。狭い海峡にしても大海にしてもいずれも海に沈んでゆく夕日を思います。滲むのは空気中の湿気が多いからでしょう。夕日に照らされて竹の秋の色が一段と鮮明に見えてきます。 (2020年04月19日 (日) 11時18分)[17520]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2020年04月20日 (月) 06時54分)[17546]
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3、千年の山門守る山桜 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時16分)[17403]
 洋子、加津子、鈴子、保子、眞佐子   5点


月番 > 千年の山門すてきですね。たくさんの書き込みおまちします。 (2020年04月13日 (月) 10時02分)[17410]

洋子 > この「山門」はお寺の入り口にある門というより、「山門」=「寺」と読みました。そうすると平安時代から続く由緒あるお寺のたたずまいが見えて、その背後を囲む山の山桜が見えて、大きな、厳粛な景が見えてきました。山桜も古木で、お寺を守るように咲き誇っていることでしょう。これぞ日本という景です。 (2020年04月14日 (火) 17時07分)[17435]

加津子 > 景がすっと目の前に浮かんだ句でした。 (2020年04月15日 (水) 09時56分)[17445]

月番 > 洋子さま加津子さまありがとうございます。千年の古刹景色がみえますね。 (2020年04月15日 (水) 11時53分)[17451]

鈴子 > 千年の山門を守っているのが桜ではなく山桜とされた事が見事と思いました。 (2020年04月16日 (木) 19時59分)[17472]

保子 > 安心感で頂きました。 (2020年04月18日 (土) 00時32分)[17507]

眞佐子 > 毎年山菜取りに行く山の途中にその昔、霊山信仰の中心だったお寺があります。前には山桜数本あり山門を守っているようです。山に入る時はお参りをして出かけます。掲句の山門守る山桜が良く見えてきました。 (2020年04月18日 (土) 17時26分)[17512]

榮一 > 従来的な調子の句です。景色も千年の荘厳さも感じられて悪くないです。題材が揃い過ぎの感が残ります。 (2020年04月19日 (日) 11時22分)[17521]

世話人 > 作者は村上直さんです。 (2020年04月20日 (月) 06時56分)[17547]
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4、花散る夜奥の間で彫る鬼の面 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時13分)[17402]
 紫翠、洋子、循子、義之、柊子、千尋、淳子   7点


月番 > 高点句です。どなたからでも、沢山の書き込みお願いします。 (2020年04月13日 (月) 10時04分)[17411]

紫翠 > 上五は「花散るや」で良い気がします。「散る」に対して「彫る鬼の面」が響き合っているように思います。 (2020年04月16日 (木) 11時12分)[17466]

月番 > 紫翠さん有難うございます、上五をやできる。皆様いかがですか。 (2020年04月16日 (木) 21時48分)[17479]

義之 > 「花散る夜」に惑わされ、どの様に句評を書くべきかと悩んでいたが、「花散るや」に合点です。一心不乱に能面を打つ人の姿が見えて来ると同時に作者の、意図されたであろう内面的な表現も損なわれていないと思います。 (2020年04月17日 (金) 01時25分)[17488]

洋子 > 私も、好きでいただいた句ですが、なかなか句評が書けませんでした。紫水様、義之様の鑑賞を読んで少しずつ、固まってきました。「花散るや」にすると、鬼面を打つ人の内面に桜が散っているというような感じがしてきました。最初は、花散る夜と鬼の面で、少しおどろおどろの世界かと思ったんですけど。 (2020年04月17日 (金) 12時02分)[17490]

循子 > 「…夜」が「…や」になっただけで、どこかこの句に感じられた執拗さが消えました。納得です。 (2020年04月17日 (金) 15時09分)[17494]

千尋 > あら、みなさんそうなの?
わたしは深夜族(古い・・)なので大抵のことは夜の方が集中してできます。だからかも知れませんが「夜」が効いていると思いました。花の散る夜に集中して彫られる鬼の面って凄み生まれてきそうです。 (2020年04月17日 (金) 16時52分)[17500]

淳子 > 私も千尋様と同じです。 (2020年04月18日 (土) 10時29分)[17509]

柊子 > 一読した時から、奥の間が気になっていました。やっと陽の射さぬ湿り気のある奥の間が、花散る夜と鬼の面を増幅させていると自分なりに解釈できました。 (2020年04月18日 (土) 14時45分)[17511]

榮一 > 悪くないと思いましたが唯一つ「彫る」で現実感と心象があやふやになってしまいました。 (2020年04月19日 (日) 11時26分)[17522]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2020年04月20日 (月) 06時57分)[17548]
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5、草野球の柔軟体操風光る 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時10分)[17401]
 紫翠、洋子、加津子、進二、直、鈴子、保子、美保子、柊子、千尋   10点


月番 > 今月の最高点句です。採られた皆様の書き込み、またはずされたかたのご意見も勉強になります。お願いします。 (2020年04月13日 (月) 10時07分)[17412]

紫翠 > 新鮮味に欠ける点はあるかもしれないが、上五・中七と下五の取り合わせで情景がよく伝わる。特に「柔軟体操」は上手いと思います。 (2020年04月14日 (火) 11時23分)[17429]

洋子 > 少し既視感があると思いましたが、風光るが実によく効いていて、さわやかで、気持ちよく読ませていただきました。コロナ籠りの昨今、早くこのような日がこないかと待ち望むばかりです。 (2020年04月14日 (火) 17時13分)[17436]

加津子 > 季語が効いていると思いました。 (2020年04月15日 (水) 09時59分)[17446]

月番 > 紫翠さまみなさまありがとうございます。活発なご意見よろしく。 (2020年04月15日 (水) 11時56分)[17452]

> 柔軟体操が佳いですね。 (2020年04月15日 (水) 13時06分)[17456]

柊子 > こんな時なので平凡な小さな幸せをもっと感じたい、と頂きました。草野球と風光るで景が広がりました。 (2020年04月15日 (水) 16時43分)[17459]

鈴子 > とても親しみを感じた?句でした。柔軟体操のゆる〜い動きに年齢層も読み取れます。 (2020年04月16日 (木) 20時04分)[17473]

循子 > bQ「瀬戸際の…」の句もそうですが、This is Haiku!と思います。こういう句が書ける人が羨ましい。ただ新鮮味に欠ける点はあるかも知れない、というご意見がありますが、同様のことを感じました。それは多分「風光る」のせいかも、と思っています。 (2020年04月17日 (金) 15時47分)[17497]

加津子 > 私は、つい季語に寄りかかってしまうことがあります。季語に対して冒険心を持ったほうがいいという事かなと思いました。 (2020年04月19日 (日) 09時37分)[17515]

榮一 > 多摩川や淀川の河川敷でふと目にする光景です。熱中できることがあるのは幸せですね。やはりどこかで見たような気にさせる句です。悪いわけではありませんが。 (2020年04月19日 (日) 11時31分)[17523]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2020年04月20日 (月) 06時58分)[17549]

世話人 > 今月も最高点を得られましたので、申し訳ありませんが、月番を引き受けて頂きます。よろしくお願いいたします。 (2020年04月20日 (月) 07時02分)[17550]
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6、後朝の源氏の牛車花通草 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時05分)[17400]
  孝子、循子、主宰   4点


月番 > 今現在のこの時期に、夢をもたしてくれるこの一句とられたかたも、見逃したかたも活発なご意見おまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時10分)[17413]

千尋 > 物語の中の世界から出られなかった。素っ気なくてあいすみませぬ。 (2020年04月14日 (火) 13時01分)[17430]

洋子 > とても良い雰囲気で、好きな物語の一景ですが、花通草がどう効いているのかと、迷いました。もしかして、夜ごとに「通う」の意味が入っているのでしょうか。通草の花自体は小さな素朴な花と記憶していますが。 (2020年04月14日 (火) 17時22分)[17437]

月番 > あけびの実はめだちますが。花は紫色のちいさいはなですね。ちなみにあけびには五葉あけびと三つ葉あけびがあり、にたものにむべがあります。 (2020年04月15日 (水) 12時05分)[17453]

循子 > 山野に自生する通草の実は山で採って食べたたことがありますが、花を見たことはありません。「季寄せ草木花」や「俳句の花」の写真を見ると、紅紫色とか薄紅色に垂れ下がって咲く、なかなか風情ある花です。作者の方は散歩の時にでも、この花を見かけて、ふと源氏物語の女性を思い浮かべたのでしょう。花の名から「通う」を連想することは、念頭になかったのですが、ひょっとしてそれもあるのかも知れません。色合いから紫の上が浮かびますが、あまり追及しなくても、牛車の音を聞けたらいいのでは、と。 (2020年04月15日 (水) 21時00分)[17464]

千尋 > ちょっと句から離れますが、毎日のように通る公園の道端にミツバアケビがあって花は毎年見ます。そして実を見たいと思って注目しているのですが、毎年雑草として実を結ぶ前に刈られてしまいます。残念です。大きな木の下で目立たない地味な花ですが、よく見ると可愛い花です。
蔓生で山道で見かける植物と思っています。牛車が山道を通れるのかしらと少々疑問に思っています。 (2020年04月16日 (木) 21時41分)[17478]

孝子 > あけびがだいすきなのですが、ふしぎなことに東京の何箇所かで道路わきの植樹にガードレールの柵にからませてあけびかむべかがみられます。どちらかと悩むのですが、花も見たし実も見たのに区別がつきません、だから山の中でなくても生えてるのではと思います、また山形に行ったときあけびの実のレシピつきでうってるのをみて、調理したことを思い出しました。こんなかわいい花を見つけて源氏の世界にいざなってくれた作者さんにこのすさんだ時代に夢をありがとうといいたいです。 (2020年04月16日 (木) 22時00分)[17481]

循子 > 牛車は花通草を見たときの連想であって、光君の牛車が実際に通るか否かは関係ないと思うのですが…。 (2020年04月17日 (金) 15時14分)[17495]

洋子 > なるほどです。花通草を見て源氏の牛車を連想されたのですね。私は先に「後朝の源氏の牛車」というフレーズができて、それに季語として「花通草」を付けられたのかと思って、少し納得がいかなかったのです。
(2020年04月17日 (金) 15時49分)[17498]

榮一 > この句にはアケビの花があるだけです。田舎暮らしのガキの頃毎年アケビを採りに行ったことを思い出します。アケビの花は小さくて下向きに咲いてあまり目立たない花です。花を見なくても葉っぱと蔓を見ればわかります。アケビの蔓はおねしょ封じになると言っておばあさんに取らされたものです。後朝の牛車は考えるほど艶めかしいものでありません。源氏が思いを残しながらゆっくりと揺られてゆく感覚をアケビの花の中に見たのです。 (2020年04月19日 (日) 11時44分)[17524]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時04分)[17551]
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7、塗り替えた古城の朱橋春の月 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時03分)[17399]
  紫翠、洋子、保子、眞佐子   4点


月番 > 赤い橋がとりわけ見事なのでしょうね。皆様の書き込みお待ちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時13分)[17414]

洋子 > 塗り替えた橋の鮮やかな朱色が春の朧月の中で鮮やかに見えていただきました。 (2020年04月14日 (火) 17時25分)[17438]

紫翠 > 歴史えの郷愁を感じました。 (2020年04月15日 (水) 10時54分)[17449]

眞佐子 > 富山城址公園の朱色の橋が浮かびました。丁度お城が見える所にあります。春の月がら穏やかな情景が見えてきました。 (2020年04月16日 (木) 14時43分)[17469]

保子 > 塗り替えた橋の朱色、春の月の下ではどの様な感じに見えるのかなと想像しました。 (2020年04月18日 (土) 00時38分)[17508]

榮一 > 城は古いものです古城と強調するのは感心しません。天守閣を持つ城ができたのは信長の安土城からです。句の城は何処か分かりませんが印象的であるのは間違いのないところです。春の月はもったいない配合です。 (2020年04月19日 (日) 11時50分)[17525]

世話人 > 作者は渡辺淳子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時07分)[17552]
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8、春嵐隔離患者のごとき日々 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時01分)[17398]
  剛   1点


月番 > 剛さんの独選です。またせんされなかった方のご意見は貴重です。たくさんのご意見お待ちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時16分)[17415]

> 掲句の隔離患者とは、そのむかしコレラや肺結核等に罹患すると病院に収容されて、癒えるまで外出は禁止され、隔離された。いわゆる隔離病棟である。いま世間は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」がもたらした、新型のコロナ肺炎で騒然としている、防止のために色んな施策や手段が講じられてゐるが、なかなか収まらないようである。周囲にウイルスを撒き散らすので、「不要不急の外出は控える」、「三密を避ける」とか、気儘に外も歩けない現実が有り、それを「隔離患者のごとき毎日である」との、呟きのように思えた。急速に発達した低気圧が接近して、春の嵐を天気予報が報じている。まさにダブルパンチである。 (2020年04月15日 (水) 15時35分)[17458]

月番 > 剛さん有難うございます。またほかの意見の方もお願いします。 (2020年04月16日 (木) 22時03分)[17482]

循子 > 一昨年になりますが、似たような経験をしました。いわゆるガン病棟で、入院中は入口に透明のビニールカーテンが引かれていました。嗽と手洗いで一日が暮れた感じでしたが、敵の実態がわかっていたのですから、いまのコロナウイルスとは比較になりません。掲句が現在の世相を詠まれたものとすれば、あまりに解り過ぎるということになりますが、全く別のトラブルを詠まれたとしたら、時期が悪かったということになりそうです。
(2020年04月17日 (金) 16時20分)[17499]

美保子 > 今の状況をどなたかが詠んでくださるかと勝手に思っていましたが、こちらはもしそうだとすれば、現代の言葉ですので、ストレートなのかと、感じました。 (2020年04月17日 (金) 22時17分)[17505]

榮一 > まさにタイムリーです。流行り病にかかったことがないので用心しながら平常心です。あまり気にしないことですね。 (2020年04月19日 (日) 11時53分)[17526]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。お疲れ様でした。 (2020年04月20日 (月) 07時08分)[17553]
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9、満開の桜の上で風を聞く 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時59分)[17397]
  直   1点


月番 > 直さんの独選です。素敵な景色です。選されなかった方の貴重なご意見、勉強させてくださいませ。 (2020年04月13日 (月) 10時20分)[17416]

> 近鉄吉野線に乗り終駅が桜で、有名な吉野山である。一番に賑やかなのは、中千本であり、多くの店があリ、ここで、多く方が帰られる。ここから一時間以上登ると、奥千本になり、私は友達と西行庵までいつた。流石に寒くなり風感じた。 (2020年04月15日 (水) 14時36分)[17457]

循子 > 「桜の上で」がもうひとつピンと来なかったのですが、直さんの書かれた吉野山だと、下千本、中千本、上千本と花が咲き登っていきます。もう何年も前のこと、独りで上千本を目指して歩いていたら、途中で下の谷から凄い花吹雪が風と共に舞い上がって来ました。その風景の見事さは今も忘れられません。満開とありますから少しそれとは異なりますが、掲句がわかる気がしてきました。 (2020年04月15日 (水) 21時30分)[17465]

月番 > 奈良在住の方はとても羨ましく思います、何回も吉野詣でができるのですものね。私はあこがれながらも、吉野の桜はいまだにみられません。この句は吉野の桜でいきてくるのでしょうか。 (2020年04月16日 (木) 22時08分)[17483]

榮一 > 上はどうかと思いましたです。 (2020年04月19日 (日) 11時56分)[17527]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時09分)[17554]
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10、バス旅の果ては高野の山桜 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時57分)[17396]
  孝子、直、宜子、美保子、柊子、眞佐子、千尋、淳子   8点


月番 > 高点句です。たくさんのほめ言葉お待ちしてます。また選されなかったかたのご意見もおねがいします。 (2020年04月13日 (月) 10時23分)[17417]

美保子 > 昨年の秋から何度か、親子三人で旅行の話が出て、春こそはと思っていたら、このような状況になってしまいました。高野山もあこがれます。でも、とにかく、歩かないといけないと聞いて、想像だけで楽しむことにします。バス旅の最後を山桜が迎えてくれたのですね。何と素敵な終わりでしょう。今年は誰もが映像でしか、まともな花見をできなかったことでしょう。この句では想像の世界で楽しむことが出来ました。 (2020年04月14日 (火) 21時59分)[17442]

柊子 > 数年前、夫婦で紀伊半島を一周し、高野山にも立ち寄りました。歩き始めると、何とも言えない圧迫感?に二人して息苦しくなり早々に次の地へ向かいました。
あの高野山の山桜なら、さぞかし妖艶に咲いているのだろうと想像し頂きました。 (2020年04月15日 (水) 10時05分)[17447]

孝子 > 私事ですが、高野山の金剛峰寺の隣のお寺に私の祖母が主人の永代供養として、その後祖母の没後父が永代供養主となり。、父の没後に東京の高野山別院にお墓をつくりました。以後和歌山のお寺二箇所東京のお寺、母が信心深く自分の親のお寺岐阜と四つのお寺からの祈祷銭がわたし一人にきつくなり、母が93歳のとき、永代供養の和歌山の総寺院に母の100号の日本画の屏風を寄付がてらはじめて高野山に行きました。もういつのお寺は住職さんと話して祖母がご詠歌を別院で習った先生のお寺で過去帳からお布施以来がきたことがわかり、最後のお布施でおわりにしました。総寺院は一番いいお部屋に母の兼六園熊谷桜の屏風を飾って歓待していただきおわりにするつもりが、未だに回忌の連絡が来て、この前、100回忌の連絡があり調べたら私の父が生まれる前に亡くなった兄でした。さすがに・・思ったのですが、私の大好きな祖母の子だしちょうど祖母の命日に近かったので二人のぶんの祈祷遼を送りました。すみません。高野山から自分の思い出がでてしまいました。この時期外に出れないのでつまらないことでもいいかなと思いました。 (2020年04月15日 (水) 12時43分)[17454]

眞佐子 > 十年以上前にバス旅で高野山に行ったことを思い出していただきました。桜の季節ではなくて、牡丹の満開のころでした。 (2020年04月16日 (木) 14時55分)[17470]

千尋 > この句を読んだとたんに山桜の花吹雪のシーンが浮かびしました。「果ては」の効果でしょうか。 (2020年04月16日 (木) 21時21分)[17477]

榮一 > 高野の山桜からすれば果てはやはりきついです。 (2020年04月19日 (日) 11時59分)[17528]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時11分)[17555]
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11、ポムパムとナン打つ音や花疲 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時53分)[17395]
  宜子、義之、鈴子   3点


月番 > オノマトペですね。選された方。されなかった方のかきこみおまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時25分)[17418]

循子 > 「ポムパム」というオノマトペは面白い、と立ち止まったのですが、続くのが「ナン」ですから、三つ「n」が続くのを嫌い「m」音にされたのか…などと。花疲れの座り加減を考えているうち時間切れに。 (2020年04月14日 (火) 16時39分)[17434]

鈴子 > 「ナン」を打っている音を「ポムパム」と表現されたことで遥かムカシの事を思い出しました。30代の半ば、山岳会に入会した事が縁で、インドヒマラヤにトレッキングに参加したこと事があります。私たちの隊は男女合わせて23人位だと思いました。朝と昼はナンではなく、チャパテイでした。現地で同行したキッチンボーイが作って焼いてくれたチャパテイは素朴でしたが、珍しく毎日食べてました。 (2020年04月14日 (火) 20時55分)[17440]

月番 > 鈴子様有難うございます。いい経験をされたんですね。羨ましいです。学生のときの部室が山岳部で、山の会関係では一番ハードな山岳部で。屋上にほうれん草とか干してたのをおもいだします。後々の新聞で遭難騒ぎをみたときは心痛みました。チャパテイてどんなものですか。お茶ではないのですね。 (2020年04月15日 (水) 12時52分)[17455]

鈴子 > 月番さまがお尋ねのチャパティは「ナン」と形は違いますがどちらも日本でいう「パン」そのもので主食でした。小麦粉に水と塩を入れ練り込んだものをうどんを打つようにして20センチ位はあったかしら。大きなお煎餅のようなものを薪の燃えている処に乗せて焼いてました。全部焼き上がると一枚ずつお皿に貰いカレーを付けながら食べました。古〜い話でごめんなさい。 (2020年04月15日 (水) 19時29分)[17461]

宜子 > カレーに添えられるナンを打つ音を「ポムパム」なんて、なんと楽しそうなこと。ずっと聞いていたいです。「花疲れ」と言いながら「疲れ」は感じられず、お花見の賑わいだけが残りました。 (2020年04月16日 (木) 20時12分)[17474]

榮一 > ナン打つ音のポプパムの擬音語は面白いです。花疲との関係が入ってこなかったです。 (2020年04月19日 (日) 12時02分)[17529]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時12分)[17556]
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12、門柱の上の鉢植え花菜雨 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時51分)[17394]
  孝子、加津子、剛   3点


月番 > なにか深い、いみがあるような。季語みなさま活発なご意見おまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時28分)[17419]

加津子 > 桜草かしらと思いながらいただきましたが、季語の「花菜雨」の「花」と重なり、もったいなかったかなとも思いました。 (2020年04月15日 (水) 10時10分)[17448]

> 季節が到来すると、一斉に鉢植えの春の花が店頭に並ぶ、値段も手頃の様である、良く解らないが、たぶん外来種の植物が多いような気がする。門柱と云えば、集合住宅ではなく、一軒家だろう。郊外に義兄が一軒家を求めた、何度か尋ねたが、ブロックの塀に門柱と門灯、掲句の鉢植の花が並んでゐた。小さな花をめでるのも小さな幸せなのだと思った。モダンな近代建築と菜の花畑。菜花の畑に雨が降る。花菜は「菜の花」の別称。 (2020年04月16日 (木) 11時46分)[17468]

孝子 > 季語の花菜雨から、また門柱の上という危うさから。今の時期の不安定さとかあやうさをかんじました。 (2020年04月16日 (木) 22時14分)[17484]

榮一 > 句柄からすると個人の家ではなさそうです。イングリッシュガーデンの門かもしれませんがはっきりしなかったので。 (2020年04月19日 (日) 12時07分)[17530]

世話人 > 作者は樋口進二さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時14分)[17557]
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13、犬のいない一人の散歩金鳳花 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時49分)[17393]
   孝子、宜子、柊子、剛、千尋   5点 


月番 > 金鳳花割と地味なはなですね。皆様のたくさんな書き込みおまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時30分)[17420]

千尋 > 今はスーパーに行けばいつでもお仏壇の花は手に入りますが、少し前まだスーパーが無かったころ、近くにお花屋さんないところでは、庭や畑の隅にお仏壇用の花を育てていたと聞いています。
どういう理由で金盞花がお仏壇の花に選ばれたかは知りませんが、今でもたまに畑のすみの花壇に金盞花をみかけます。犬が死んでしまったあとの独りでの散歩、金盞花で一緒に散歩した日々の犬の姿を思い出したのではと思いいただきました。
わたしの友人は犬が死んだとき夫が亡くなったときより悲しかったと言っておりました。 (2020年04月14日 (火) 09時52分)[17427]

月番 > 千尋さま早速の書き込みありがとうございます。 (2020年04月14日 (火) 10時55分)[17428]

循子 > 確かに仏壇用の花は家の花壇や畑に作っていました。殊に百日草や千日紅など。金盞花もあったかも。これらは比較的長持ちしますしね。
掲句は「金鳳花」とあるので、散歩の途中の野原か道端に咲いていたのかと思います。
(2020年04月14日 (火) 15時17分)[17431]

柊子 > 以前、黒ラブがいた時には、散歩をしながら両親の事、娘達の事、他人には言いにくい事をずいぶん聞いて貰ったものです。
愛犬が逝ってしまったのでしょうか。
一人の散歩の心許無さが金鳳花のはかなさに通じるように思えました。 (2020年04月14日 (火) 19時03分)[17439]

美保子 > 飼い犬が逝ってしまってから、寂しかったり、おっくうだったりで、一人ではなかなか散歩をしなくなり、足腰が弱ってきているのを痛感しています。車の音だけで気づいて、玄関で待ち構えてくれる者がいなくなった淋しさは中々癒えるものではありません。作者さんの気持ちが痛いほどわかります。 (2020年04月14日 (火) 22時09分)[17443]

千尋 > 携帯の小さな画面で読んでおりました。金盞花ではなくて金鳳花でした。失礼いたしました。皆さまの優しさに救われています。 (2020年04月16日 (木) 21時15分)[17476]

孝子 > いつも犬を連れてお散歩してる知り合いがなんにんかいます。それがいつのまにか、ひとりでお散歩していることにふっとおもいがいきます。金鳳花のさびしげな花のようすが一人散歩のひとを慰めているようです・ (2020年04月16日 (木) 22時19分)[17485]

> たまたまの金鳳花と思いたい。私は名も知らなかった。背伸びをしない様な地味な野草である。「犬のいない散歩」に負けました。随分昔であるが、多忙だった都会生活者の頃、田舎に帰って犬を散歩の友として暮らすのが夢だった。目論見通りに叶えられた最初の犬を癌で喪い、次に縁のあった漆黒の女犬は、拠り所の無い事情で、二年程前に親の許へ帰し、作者のように「犬のいない一人」になった。もう足腰も衰え気力も失せて、家に籠り只管に当時を偲ぶばかりである。 (2020年04月17日 (金) 20時43分)[17502]

榮一 > 犬がいないのは飼っていないのか死んでしまったのか。もともと犬を飼っていない身からすれば一人の散歩は当然のことです。それにしても犬を連れて散歩している人の多いのが気になったのかもしれません。それそれですね。 (2020年04月19日 (日) 12時13分)[17531]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時16分)[17558]
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14、新聞紙面二分の一の桜かな 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時43分)[17391]
  直、剛、淳子、主宰   5点


月番 > 何かむづかしそうな句と思いましたが、とられた方、取られなかった方の双方のご意見おまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時34分)[17421]

> この句を、選句した時は、当然地元紙、奈良新聞他、吉野山に桜を見に来てねと、連日報道されると、思つていましたが,今年はコロナウイルスの為に新聞紙面に、記載されませんでした。残念ですが仕方がないですね。 (2020年04月17日 (金) 12時09分)[17492]

義之 > 直さんの句評を読み、ようやくこの句の意味が想像出来ました。本来なら。大々的に取り上げられる桜の記事も、今年はコロナウイルス騒ぎで、例年の半分という事かと。正解かどうか不明ですが、私の鑑賞力はこの程度です。主宰の書き込みが楽しみです。 (2020年04月17日 (金) 14時31分)[17493]

> 5大紙とか、中央5紙とか呼ばれる新聞に、一面全部を占める商品広告を見た記憶が有る。今年大相撲の春場所で、私の地方の新聞社は当地の力士の活躍に、連日紙面を割いた、全面も有ったし、号外のような半分の紙面も連日配達された。掲句は桜の名所を持つ、地方紙だろうと思う。古木か大樹か。たぶん羨望の眼差し。 (2020年04月17日 (金) 19時43分)[17501]

榮一 > 今年は有名どころの桜見物もままならなかったですが小さい頃に慣れ親しんだ摩耶山の麓の桜のトンネルを見に行きました。桜も年を取って所々植え替えられていました。昔の面影は残っていましたが全盛期とは異なります。新聞紙面に大きく取り上げられた桜に癒されますね。 (2020年04月19日 (日) 12時19分)[17532]

榮一 > 広げた感動が伝わってきました。 (2020年04月19日 (日) 12時20分)[17533]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時18分)[17559]
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15、通るだけの長屋の花見なきさくら 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時40分)[17390]
  進二   1点


月番 > 進二さんの独選です。どうぞ書き込みお願いします。また選されなかったの貴重なご意見よろしくお願いします。 (2020年04月13日 (月) 10時40分)[17422]

循子 > 進二さん、お先に失礼します。大阪の住吉あたりを想像しました。あの辺は長屋が多かった。川べりには桜も植わっていたような…。満開の花を住民たちも通行人も通るだけで花見をするわけでもない、下町風景と思いました。下五がすべて仮名書きなので、一読して、ちょっと戸惑いました。「なき」か「さくら」かのいずれか漢字にすることは作者のかたの意に反するでしょうか。 (2020年04月18日 (土) 21時00分)[17514]

> 通り過ぎましたが、食指の動く句でした。古典落語に「長屋の花見」が有り、この噺を人間国宝だった五代目柳家小さんが、得意にしてゐたかどうかは、知りませんが、若い頃、何処かの寄席で聴いた事がありました。大家が貧乏な長屋の店子を連れて、上野の山へ花見に行き、大家と店子の軽妙なやりとり噺。花より団子です。かな書きは意図してゐると思う。 (2020年04月19日 (日) 10時59分)[17516]

榮一 > 江戸で言えば墨堤か飛鳥山などが思い浮かびかす。さしずめ今年の上野の山かもしれません。なきは無きとすべきでしょう。 (2020年04月19日 (日) 12時24分)[17534]

進 二 >  剛さんご指摘通り古典落語の「長屋の花見」ですね。ケチな大家の誘いで貧乏長屋の一行が花見茣蓙を開いた所、3本の一升瓶に入っていたのは「番茶」、だし巻卵は色は同じだが沢庵づけ、こんな調子のお話。今年の上野のお山の通り抜けるだけの花見をからませた句ですね。滑稽話ですが、俳諧も元々は滑稽の意味がありますので、作者のこの思い付きに敬意を表して頂戴しました。我が家では「5月号」の発送作業と重なり入力が遅くなってしまいました。今、登代子が少し離れた所で袋詰め中です。循子さん遅くなって済みませんでした。 (2020年04月19日 (日) 13時43分)[17538]

循子 > 落語の「長屋の花見」がベースにあるとは、思いが及びませんでした。剛さん、進二さん、有難うございました。 (2020年04月19日 (日) 14時23分)[17539]

月番 > 進二さま忙しいところありがとうございます‼️また奥様もありがとうございます。いつもいつもご苦労かけます。感謝です。 (2020年04月19日 (日) 19時20分)[17541]

世話人 > 作者は主宰先生です。 (2020年04月20日 (月) 07時20分)[17560]
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16、海に出て我が家を探す養花天 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時38分)[17389]
 紫翠、進二、眞佐子、循子   4点


月番 > 季語の花曇すてきですね。皆様のご意見おまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時43分)[17423]

循子 > そこはかとない孤独感が感じられます。花曇でなく養花天が据えられているので、程よい春愁感があり、心惹かれます。
「海に出てて」とあれば、つい「…木枯帰るところなし」と呟いてしまうのが、誓子の句。二十数年前は記憶力も人並みにあったのです、嗚呼! (2020年04月15日 (水) 16時47分)[17460]

眞佐子 > 私も循子さまと同じで養花天に惹かれていただきました。 (2020年04月16日 (木) 15時02分)[17471]

孝子 > 花曇りをべつのいいかたで養花天と知ってからつくりたい季語のひとつと思いながらなかなかできません。循子さんのいわれるように春愁感のある句だといきるのですね。勉強になります。ありがとうございます。 (2020年04月16日 (木) 22時27分)[17486]

紫翠 > この作品の印象を説明するのは難しい。「養花天」が作者の思いを伝えているように思います。 (2020年04月17日 (金) 11時35分)[17489]

美保子 > 皆様の書き込みを読んで、改めて、素敵な句だとしみじみと思っております。 (2020年04月17日 (金) 21時42分)[17503]

榮一 > 取るかどうか迷った句です。神戸や横浜では考えられることですから。養花天も効いています。 (2020年04月19日 (日) 12時27分)[17535]

世話人 > 作者は若林千尋さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時21分)[17561]
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17、絆創膏探して冬は終はりけり 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時29分)[17388]
  宜子   1点


月番 > 宜子さんの独選です。どうぞかきこみよろしくお願いします。また選をされなかった方の貴重なご意見おまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時46分)[17424]

循子 > この句は心情的に非常にわかって共感するのですが、「冬終はりけり」は花も終りのこの時期に、ちょっとどうかという感じがありました。地域で気候の差があり、何とも言えませんが。選するかしないか最後まで迷いました。 (2020年04月14日 (火) 15時30分)[17432]

宜子 > 循子さんの書かれたとおり、四月に「冬終はりけり」はないですね。二月か三月の投句なら良かったですね。冬の終わり、春めいた時期に切り傷でもしたのでしょうか、絆創膏を探している作者さん。なんとなく好感が持てます。 (2020年04月16日 (木) 20時23分)[17475]

榮一 > やはり冬の終わりは遅い気がします。もう晩春ですから。ただ感じの良く出た句ではありますが。 (2020年04月19日 (日) 12時32分)[17536]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時22分)[17562]
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