玄鳥 定例句会

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4、花散る夜奥の間で彫る鬼の面 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時13分)[17402]
 紫翠、洋子、循子、義之、柊子、千尋、淳子   7点


月番 > 高点句です。どなたからでも、沢山の書き込みお願いします。 (2020年04月13日 (月) 10時04分)[17411]

紫翠 > 上五は「花散るや」で良い気がします。「散る」に対して「彫る鬼の面」が響き合っているように思います。 (2020年04月16日 (木) 11時12分)[17466]

月番 > 紫翠さん有難うございます、上五をやできる。皆様いかがですか。 (2020年04月16日 (木) 21時48分)[17479]

義之 > 「花散る夜」に惑わされ、どの様に句評を書くべきかと悩んでいたが、「花散るや」に合点です。一心不乱に能面を打つ人の姿が見えて来ると同時に作者の、意図されたであろう内面的な表現も損なわれていないと思います。 (2020年04月17日 (金) 01時25分)[17488]

洋子 > 私も、好きでいただいた句ですが、なかなか句評が書けませんでした。紫水様、義之様の鑑賞を読んで少しずつ、固まってきました。「花散るや」にすると、鬼面を打つ人の内面に桜が散っているというような感じがしてきました。最初は、花散る夜と鬼の面で、少しおどろおどろの世界かと思ったんですけど。 (2020年04月17日 (金) 12時02分)[17490]

循子 > 「…夜」が「…や」になっただけで、どこかこの句に感じられた執拗さが消えました。納得です。 (2020年04月17日 (金) 15時09分)[17494]

千尋 > あら、みなさんそうなの?
わたしは深夜族(古い・・)なので大抵のことは夜の方が集中してできます。だからかも知れませんが「夜」が効いていると思いました。花の散る夜に集中して彫られる鬼の面って凄み生まれてきそうです。 (2020年04月17日 (金) 16時52分)[17500]

淳子 > 私も千尋様と同じです。 (2020年04月18日 (土) 10時29分)[17509]

柊子 > 一読した時から、奥の間が気になっていました。やっと陽の射さぬ湿り気のある奥の間が、花散る夜と鬼の面を増幅させていると自分なりに解釈できました。 (2020年04月18日 (土) 14時45分)[17511]

榮一 > 悪くないと思いましたが唯一つ「彫る」で現実感と心象があやふやになってしまいました。 (2020年04月19日 (日) 11時26分)[17522]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2020年04月20日 (月) 06時57分)[17548]
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5、草野球の柔軟体操風光る 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時10分)[17401]
 紫翠、洋子、加津子、進二、直、鈴子、保子、美保子、柊子、千尋   10点


月番 > 今月の最高点句です。採られた皆様の書き込み、またはずされたかたのご意見も勉強になります。お願いします。 (2020年04月13日 (月) 10時07分)[17412]

紫翠 > 新鮮味に欠ける点はあるかもしれないが、上五・中七と下五の取り合わせで情景がよく伝わる。特に「柔軟体操」は上手いと思います。 (2020年04月14日 (火) 11時23分)[17429]

洋子 > 少し既視感があると思いましたが、風光るが実によく効いていて、さわやかで、気持ちよく読ませていただきました。コロナ籠りの昨今、早くこのような日がこないかと待ち望むばかりです。 (2020年04月14日 (火) 17時13分)[17436]

加津子 > 季語が効いていると思いました。 (2020年04月15日 (水) 09時59分)[17446]

月番 > 紫翠さまみなさまありがとうございます。活発なご意見よろしく。 (2020年04月15日 (水) 11時56分)[17452]

> 柔軟体操が佳いですね。 (2020年04月15日 (水) 13時06分)[17456]

柊子 > こんな時なので平凡な小さな幸せをもっと感じたい、と頂きました。草野球と風光るで景が広がりました。 (2020年04月15日 (水) 16時43分)[17459]

鈴子 > とても親しみを感じた?句でした。柔軟体操のゆる〜い動きに年齢層も読み取れます。 (2020年04月16日 (木) 20時04分)[17473]

循子 > bQ「瀬戸際の…」の句もそうですが、This is Haiku!と思います。こういう句が書ける人が羨ましい。ただ新鮮味に欠ける点はあるかも知れない、というご意見がありますが、同様のことを感じました。それは多分「風光る」のせいかも、と思っています。 (2020年04月17日 (金) 15時47分)[17497]

加津子 > 私は、つい季語に寄りかかってしまうことがあります。季語に対して冒険心を持ったほうがいいという事かなと思いました。 (2020年04月19日 (日) 09時37分)[17515]

榮一 > 多摩川や淀川の河川敷でふと目にする光景です。熱中できることがあるのは幸せですね。やはりどこかで見たような気にさせる句です。悪いわけではありませんが。 (2020年04月19日 (日) 11時31分)[17523]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2020年04月20日 (月) 06時58分)[17549]

世話人 > 今月も最高点を得られましたので、申し訳ありませんが、月番を引き受けて頂きます。よろしくお願いいたします。 (2020年04月20日 (月) 07時02分)[17550]
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6、後朝の源氏の牛車花通草 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時05分)[17400]
  孝子、循子、主宰   4点


月番 > 今現在のこの時期に、夢をもたしてくれるこの一句とられたかたも、見逃したかたも活発なご意見おまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時10分)[17413]

千尋 > 物語の中の世界から出られなかった。素っ気なくてあいすみませぬ。 (2020年04月14日 (火) 13時01分)[17430]

洋子 > とても良い雰囲気で、好きな物語の一景ですが、花通草がどう効いているのかと、迷いました。もしかして、夜ごとに「通う」の意味が入っているのでしょうか。通草の花自体は小さな素朴な花と記憶していますが。 (2020年04月14日 (火) 17時22分)[17437]

月番 > あけびの実はめだちますが。花は紫色のちいさいはなですね。ちなみにあけびには五葉あけびと三つ葉あけびがあり、にたものにむべがあります。 (2020年04月15日 (水) 12時05分)[17453]

循子 > 山野に自生する通草の実は山で採って食べたたことがありますが、花を見たことはありません。「季寄せ草木花」や「俳句の花」の写真を見ると、紅紫色とか薄紅色に垂れ下がって咲く、なかなか風情ある花です。作者の方は散歩の時にでも、この花を見かけて、ふと源氏物語の女性を思い浮かべたのでしょう。花の名から「通う」を連想することは、念頭になかったのですが、ひょっとしてそれもあるのかも知れません。色合いから紫の上が浮かびますが、あまり追及しなくても、牛車の音を聞けたらいいのでは、と。 (2020年04月15日 (水) 21時00分)[17464]

千尋 > ちょっと句から離れますが、毎日のように通る公園の道端にミツバアケビがあって花は毎年見ます。そして実を見たいと思って注目しているのですが、毎年雑草として実を結ぶ前に刈られてしまいます。残念です。大きな木の下で目立たない地味な花ですが、よく見ると可愛い花です。
蔓生で山道で見かける植物と思っています。牛車が山道を通れるのかしらと少々疑問に思っています。 (2020年04月16日 (木) 21時41分)[17478]

孝子 > あけびがだいすきなのですが、ふしぎなことに東京の何箇所かで道路わきの植樹にガードレールの柵にからませてあけびかむべかがみられます。どちらかと悩むのですが、花も見たし実も見たのに区別がつきません、だから山の中でなくても生えてるのではと思います、また山形に行ったときあけびの実のレシピつきでうってるのをみて、調理したことを思い出しました。こんなかわいい花を見つけて源氏の世界にいざなってくれた作者さんにこのすさんだ時代に夢をありがとうといいたいです。 (2020年04月16日 (木) 22時00分)[17481]

循子 > 牛車は花通草を見たときの連想であって、光君の牛車が実際に通るか否かは関係ないと思うのですが…。 (2020年04月17日 (金) 15時14分)[17495]

洋子 > なるほどです。花通草を見て源氏の牛車を連想されたのですね。私は先に「後朝の源氏の牛車」というフレーズができて、それに季語として「花通草」を付けられたのかと思って、少し納得がいかなかったのです。
(2020年04月17日 (金) 15時49分)[17498]

榮一 > この句にはアケビの花があるだけです。田舎暮らしのガキの頃毎年アケビを採りに行ったことを思い出します。アケビの花は小さくて下向きに咲いてあまり目立たない花です。花を見なくても葉っぱと蔓を見ればわかります。アケビの蔓はおねしょ封じになると言っておばあさんに取らされたものです。後朝の牛車は考えるほど艶めかしいものでありません。源氏が思いを残しながらゆっくりと揺られてゆく感覚をアケビの花の中に見たのです。 (2020年04月19日 (日) 11時44分)[17524]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時04分)[17551]
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7、塗り替えた古城の朱橋春の月 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時03分)[17399]
  紫翠、洋子、保子、眞佐子   4点


月番 > 赤い橋がとりわけ見事なのでしょうね。皆様の書き込みお待ちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時13分)[17414]

洋子 > 塗り替えた橋の鮮やかな朱色が春の朧月の中で鮮やかに見えていただきました。 (2020年04月14日 (火) 17時25分)[17438]

紫翠 > 歴史えの郷愁を感じました。 (2020年04月15日 (水) 10時54分)[17449]

眞佐子 > 富山城址公園の朱色の橋が浮かびました。丁度お城が見える所にあります。春の月がら穏やかな情景が見えてきました。 (2020年04月16日 (木) 14時43分)[17469]

保子 > 塗り替えた橋の朱色、春の月の下ではどの様な感じに見えるのかなと想像しました。 (2020年04月18日 (土) 00時38分)[17508]

榮一 > 城は古いものです古城と強調するのは感心しません。天守閣を持つ城ができたのは信長の安土城からです。句の城は何処か分かりませんが印象的であるのは間違いのないところです。春の月はもったいない配合です。 (2020年04月19日 (日) 11時50分)[17525]

世話人 > 作者は渡辺淳子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時07分)[17552]
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8、春嵐隔離患者のごとき日々 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 16時01分)[17398]
  剛   1点


月番 > 剛さんの独選です。またせんされなかった方のご意見は貴重です。たくさんのご意見お待ちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時16分)[17415]

> 掲句の隔離患者とは、そのむかしコレラや肺結核等に罹患すると病院に収容されて、癒えるまで外出は禁止され、隔離された。いわゆる隔離病棟である。いま世間は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」がもたらした、新型のコロナ肺炎で騒然としている、防止のために色んな施策や手段が講じられてゐるが、なかなか収まらないようである。周囲にウイルスを撒き散らすので、「不要不急の外出は控える」、「三密を避ける」とか、気儘に外も歩けない現実が有り、それを「隔離患者のごとき毎日である」との、呟きのように思えた。急速に発達した低気圧が接近して、春の嵐を天気予報が報じている。まさにダブルパンチである。 (2020年04月15日 (水) 15時35分)[17458]

月番 > 剛さん有難うございます。またほかの意見の方もお願いします。 (2020年04月16日 (木) 22時03分)[17482]

循子 > 一昨年になりますが、似たような経験をしました。いわゆるガン病棟で、入院中は入口に透明のビニールカーテンが引かれていました。嗽と手洗いで一日が暮れた感じでしたが、敵の実態がわかっていたのですから、いまのコロナウイルスとは比較になりません。掲句が現在の世相を詠まれたものとすれば、あまりに解り過ぎるということになりますが、全く別のトラブルを詠まれたとしたら、時期が悪かったということになりそうです。
(2020年04月17日 (金) 16時20分)[17499]

美保子 > 今の状況をどなたかが詠んでくださるかと勝手に思っていましたが、こちらはもしそうだとすれば、現代の言葉ですので、ストレートなのかと、感じました。 (2020年04月17日 (金) 22時17分)[17505]

榮一 > まさにタイムリーです。流行り病にかかったことがないので用心しながら平常心です。あまり気にしないことですね。 (2020年04月19日 (日) 11時53分)[17526]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。お疲れ様でした。 (2020年04月20日 (月) 07時08分)[17553]
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9、満開の桜の上で風を聞く 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時59分)[17397]
  直   1点


月番 > 直さんの独選です。素敵な景色です。選されなかった方の貴重なご意見、勉強させてくださいませ。 (2020年04月13日 (月) 10時20分)[17416]

> 近鉄吉野線に乗り終駅が桜で、有名な吉野山である。一番に賑やかなのは、中千本であり、多くの店があリ、ここで、多く方が帰られる。ここから一時間以上登ると、奥千本になり、私は友達と西行庵までいつた。流石に寒くなり風感じた。 (2020年04月15日 (水) 14時36分)[17457]

循子 > 「桜の上で」がもうひとつピンと来なかったのですが、直さんの書かれた吉野山だと、下千本、中千本、上千本と花が咲き登っていきます。もう何年も前のこと、独りで上千本を目指して歩いていたら、途中で下の谷から凄い花吹雪が風と共に舞い上がって来ました。その風景の見事さは今も忘れられません。満開とありますから少しそれとは異なりますが、掲句がわかる気がしてきました。 (2020年04月15日 (水) 21時30分)[17465]

月番 > 奈良在住の方はとても羨ましく思います、何回も吉野詣でができるのですものね。私はあこがれながらも、吉野の桜はいまだにみられません。この句は吉野の桜でいきてくるのでしょうか。 (2020年04月16日 (木) 22時08分)[17483]

榮一 > 上はどうかと思いましたです。 (2020年04月19日 (日) 11時56分)[17527]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時09分)[17554]
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10、バス旅の果ては高野の山桜 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時57分)[17396]
  孝子、直、宜子、美保子、柊子、眞佐子、千尋、淳子   8点


月番 > 高点句です。たくさんのほめ言葉お待ちしてます。また選されなかったかたのご意見もおねがいします。 (2020年04月13日 (月) 10時23分)[17417]

美保子 > 昨年の秋から何度か、親子三人で旅行の話が出て、春こそはと思っていたら、このような状況になってしまいました。高野山もあこがれます。でも、とにかく、歩かないといけないと聞いて、想像だけで楽しむことにします。バス旅の最後を山桜が迎えてくれたのですね。何と素敵な終わりでしょう。今年は誰もが映像でしか、まともな花見をできなかったことでしょう。この句では想像の世界で楽しむことが出来ました。 (2020年04月14日 (火) 21時59分)[17442]

柊子 > 数年前、夫婦で紀伊半島を一周し、高野山にも立ち寄りました。歩き始めると、何とも言えない圧迫感?に二人して息苦しくなり早々に次の地へ向かいました。
あの高野山の山桜なら、さぞかし妖艶に咲いているのだろうと想像し頂きました。 (2020年04月15日 (水) 10時05分)[17447]

孝子 > 私事ですが、高野山の金剛峰寺の隣のお寺に私の祖母が主人の永代供養として、その後祖母の没後父が永代供養主となり。、父の没後に東京の高野山別院にお墓をつくりました。以後和歌山のお寺二箇所東京のお寺、母が信心深く自分の親のお寺岐阜と四つのお寺からの祈祷銭がわたし一人にきつくなり、母が93歳のとき、永代供養の和歌山の総寺院に母の100号の日本画の屏風を寄付がてらはじめて高野山に行きました。もういつのお寺は住職さんと話して祖母がご詠歌を別院で習った先生のお寺で過去帳からお布施以来がきたことがわかり、最後のお布施でおわりにしました。総寺院は一番いいお部屋に母の兼六園熊谷桜の屏風を飾って歓待していただきおわりにするつもりが、未だに回忌の連絡が来て、この前、100回忌の連絡があり調べたら私の父が生まれる前に亡くなった兄でした。さすがに・・思ったのですが、私の大好きな祖母の子だしちょうど祖母の命日に近かったので二人のぶんの祈祷遼を送りました。すみません。高野山から自分の思い出がでてしまいました。この時期外に出れないのでつまらないことでもいいかなと思いました。 (2020年04月15日 (水) 12時43分)[17454]

眞佐子 > 十年以上前にバス旅で高野山に行ったことを思い出していただきました。桜の季節ではなくて、牡丹の満開のころでした。 (2020年04月16日 (木) 14時55分)[17470]

千尋 > この句を読んだとたんに山桜の花吹雪のシーンが浮かびしました。「果ては」の効果でしょうか。 (2020年04月16日 (木) 21時21分)[17477]

榮一 > 高野の山桜からすれば果てはやはりきついです。 (2020年04月19日 (日) 11時59分)[17528]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時11分)[17555]
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11、ポムパムとナン打つ音や花疲 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時53分)[17395]
  宜子、義之、鈴子   3点


月番 > オノマトペですね。選された方。されなかった方のかきこみおまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時25分)[17418]

循子 > 「ポムパム」というオノマトペは面白い、と立ち止まったのですが、続くのが「ナン」ですから、三つ「n」が続くのを嫌い「m」音にされたのか…などと。花疲れの座り加減を考えているうち時間切れに。 (2020年04月14日 (火) 16時39分)[17434]

鈴子 > 「ナン」を打っている音を「ポムパム」と表現されたことで遥かムカシの事を思い出しました。30代の半ば、山岳会に入会した事が縁で、インドヒマラヤにトレッキングに参加したこと事があります。私たちの隊は男女合わせて23人位だと思いました。朝と昼はナンではなく、チャパテイでした。現地で同行したキッチンボーイが作って焼いてくれたチャパテイは素朴でしたが、珍しく毎日食べてました。 (2020年04月14日 (火) 20時55分)[17440]

月番 > 鈴子様有難うございます。いい経験をされたんですね。羨ましいです。学生のときの部室が山岳部で、山の会関係では一番ハードな山岳部で。屋上にほうれん草とか干してたのをおもいだします。後々の新聞で遭難騒ぎをみたときは心痛みました。チャパテイてどんなものですか。お茶ではないのですね。 (2020年04月15日 (水) 12時52分)[17455]

鈴子 > 月番さまがお尋ねのチャパティは「ナン」と形は違いますがどちらも日本でいう「パン」そのもので主食でした。小麦粉に水と塩を入れ練り込んだものをうどんを打つようにして20センチ位はあったかしら。大きなお煎餅のようなものを薪の燃えている処に乗せて焼いてました。全部焼き上がると一枚ずつお皿に貰いカレーを付けながら食べました。古〜い話でごめんなさい。 (2020年04月15日 (水) 19時29分)[17461]

宜子 > カレーに添えられるナンを打つ音を「ポムパム」なんて、なんと楽しそうなこと。ずっと聞いていたいです。「花疲れ」と言いながら「疲れ」は感じられず、お花見の賑わいだけが残りました。 (2020年04月16日 (木) 20時12分)[17474]

榮一 > ナン打つ音のポプパムの擬音語は面白いです。花疲との関係が入ってこなかったです。 (2020年04月19日 (日) 12時02分)[17529]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時12分)[17556]
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12、門柱の上の鉢植え花菜雨 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時51分)[17394]
  孝子、加津子、剛   3点


月番 > なにか深い、いみがあるような。季語みなさま活発なご意見おまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時28分)[17419]

加津子 > 桜草かしらと思いながらいただきましたが、季語の「花菜雨」の「花」と重なり、もったいなかったかなとも思いました。 (2020年04月15日 (水) 10時10分)[17448]

> 季節が到来すると、一斉に鉢植えの春の花が店頭に並ぶ、値段も手頃の様である、良く解らないが、たぶん外来種の植物が多いような気がする。門柱と云えば、集合住宅ではなく、一軒家だろう。郊外に義兄が一軒家を求めた、何度か尋ねたが、ブロックの塀に門柱と門灯、掲句の鉢植の花が並んでゐた。小さな花をめでるのも小さな幸せなのだと思った。モダンな近代建築と菜の花畑。菜花の畑に雨が降る。花菜は「菜の花」の別称。 (2020年04月16日 (木) 11時46分)[17468]

孝子 > 季語の花菜雨から、また門柱の上という危うさから。今の時期の不安定さとかあやうさをかんじました。 (2020年04月16日 (木) 22時14分)[17484]

榮一 > 句柄からすると個人の家ではなさそうです。イングリッシュガーデンの門かもしれませんがはっきりしなかったので。 (2020年04月19日 (日) 12時07分)[17530]

世話人 > 作者は樋口進二さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時14分)[17557]
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13、犬のいない一人の散歩金鳳花 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時49分)[17393]
   孝子、宜子、柊子、剛、千尋   5点 


月番 > 金鳳花割と地味なはなですね。皆様のたくさんな書き込みおまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時30分)[17420]

千尋 > 今はスーパーに行けばいつでもお仏壇の花は手に入りますが、少し前まだスーパーが無かったころ、近くにお花屋さんないところでは、庭や畑の隅にお仏壇用の花を育てていたと聞いています。
どういう理由で金盞花がお仏壇の花に選ばれたかは知りませんが、今でもたまに畑のすみの花壇に金盞花をみかけます。犬が死んでしまったあとの独りでの散歩、金盞花で一緒に散歩した日々の犬の姿を思い出したのではと思いいただきました。
わたしの友人は犬が死んだとき夫が亡くなったときより悲しかったと言っておりました。 (2020年04月14日 (火) 09時52分)[17427]

月番 > 千尋さま早速の書き込みありがとうございます。 (2020年04月14日 (火) 10時55分)[17428]

循子 > 確かに仏壇用の花は家の花壇や畑に作っていました。殊に百日草や千日紅など。金盞花もあったかも。これらは比較的長持ちしますしね。
掲句は「金鳳花」とあるので、散歩の途中の野原か道端に咲いていたのかと思います。
(2020年04月14日 (火) 15時17分)[17431]

柊子 > 以前、黒ラブがいた時には、散歩をしながら両親の事、娘達の事、他人には言いにくい事をずいぶん聞いて貰ったものです。
愛犬が逝ってしまったのでしょうか。
一人の散歩の心許無さが金鳳花のはかなさに通じるように思えました。 (2020年04月14日 (火) 19時03分)[17439]

美保子 > 飼い犬が逝ってしまってから、寂しかったり、おっくうだったりで、一人ではなかなか散歩をしなくなり、足腰が弱ってきているのを痛感しています。車の音だけで気づいて、玄関で待ち構えてくれる者がいなくなった淋しさは中々癒えるものではありません。作者さんの気持ちが痛いほどわかります。 (2020年04月14日 (火) 22時09分)[17443]

千尋 > 携帯の小さな画面で読んでおりました。金盞花ではなくて金鳳花でした。失礼いたしました。皆さまの優しさに救われています。 (2020年04月16日 (木) 21時15分)[17476]

孝子 > いつも犬を連れてお散歩してる知り合いがなんにんかいます。それがいつのまにか、ひとりでお散歩していることにふっとおもいがいきます。金鳳花のさびしげな花のようすが一人散歩のひとを慰めているようです・ (2020年04月16日 (木) 22時19分)[17485]

> たまたまの金鳳花と思いたい。私は名も知らなかった。背伸びをしない様な地味な野草である。「犬のいない散歩」に負けました。随分昔であるが、多忙だった都会生活者の頃、田舎に帰って犬を散歩の友として暮らすのが夢だった。目論見通りに叶えられた最初の犬を癌で喪い、次に縁のあった漆黒の女犬は、拠り所の無い事情で、二年程前に親の許へ帰し、作者のように「犬のいない一人」になった。もう足腰も衰え気力も失せて、家に籠り只管に当時を偲ぶばかりである。 (2020年04月17日 (金) 20時43分)[17502]

榮一 > 犬がいないのは飼っていないのか死んでしまったのか。もともと犬を飼っていない身からすれば一人の散歩は当然のことです。それにしても犬を連れて散歩している人の多いのが気になったのかもしれません。それそれですね。 (2020年04月19日 (日) 12時13分)[17531]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時16分)[17558]
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14、新聞紙面二分の一の桜かな 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時43分)[17391]
  直、剛、淳子、主宰   5点


月番 > 何かむづかしそうな句と思いましたが、とられた方、取られなかった方の双方のご意見おまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時34分)[17421]

> この句を、選句した時は、当然地元紙、奈良新聞他、吉野山に桜を見に来てねと、連日報道されると、思つていましたが,今年はコロナウイルスの為に新聞紙面に、記載されませんでした。残念ですが仕方がないですね。 (2020年04月17日 (金) 12時09分)[17492]

義之 > 直さんの句評を読み、ようやくこの句の意味が想像出来ました。本来なら。大々的に取り上げられる桜の記事も、今年はコロナウイルス騒ぎで、例年の半分という事かと。正解かどうか不明ですが、私の鑑賞力はこの程度です。主宰の書き込みが楽しみです。 (2020年04月17日 (金) 14時31分)[17493]

> 5大紙とか、中央5紙とか呼ばれる新聞に、一面全部を占める商品広告を見た記憶が有る。今年大相撲の春場所で、私の地方の新聞社は当地の力士の活躍に、連日紙面を割いた、全面も有ったし、号外のような半分の紙面も連日配達された。掲句は桜の名所を持つ、地方紙だろうと思う。古木か大樹か。たぶん羨望の眼差し。 (2020年04月17日 (金) 19時43分)[17501]

榮一 > 今年は有名どころの桜見物もままならなかったですが小さい頃に慣れ親しんだ摩耶山の麓の桜のトンネルを見に行きました。桜も年を取って所々植え替えられていました。昔の面影は残っていましたが全盛期とは異なります。新聞紙面に大きく取り上げられた桜に癒されますね。 (2020年04月19日 (日) 12時19分)[17532]

榮一 > 広げた感動が伝わってきました。 (2020年04月19日 (日) 12時20分)[17533]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時18分)[17559]
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15、通るだけの長屋の花見なきさくら 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時40分)[17390]
  進二   1点


月番 > 進二さんの独選です。どうぞ書き込みお願いします。また選されなかったの貴重なご意見よろしくお願いします。 (2020年04月13日 (月) 10時40分)[17422]

循子 > 進二さん、お先に失礼します。大阪の住吉あたりを想像しました。あの辺は長屋が多かった。川べりには桜も植わっていたような…。満開の花を住民たちも通行人も通るだけで花見をするわけでもない、下町風景と思いました。下五がすべて仮名書きなので、一読して、ちょっと戸惑いました。「なき」か「さくら」かのいずれか漢字にすることは作者のかたの意に反するでしょうか。 (2020年04月18日 (土) 21時00分)[17514]

> 通り過ぎましたが、食指の動く句でした。古典落語に「長屋の花見」が有り、この噺を人間国宝だった五代目柳家小さんが、得意にしてゐたかどうかは、知りませんが、若い頃、何処かの寄席で聴いた事がありました。大家が貧乏な長屋の店子を連れて、上野の山へ花見に行き、大家と店子の軽妙なやりとり噺。花より団子です。かな書きは意図してゐると思う。 (2020年04月19日 (日) 10時59分)[17516]

榮一 > 江戸で言えば墨堤か飛鳥山などが思い浮かびかす。さしずめ今年の上野の山かもしれません。なきは無きとすべきでしょう。 (2020年04月19日 (日) 12時24分)[17534]

進 二 >  剛さんご指摘通り古典落語の「長屋の花見」ですね。ケチな大家の誘いで貧乏長屋の一行が花見茣蓙を開いた所、3本の一升瓶に入っていたのは「番茶」、だし巻卵は色は同じだが沢庵づけ、こんな調子のお話。今年の上野のお山の通り抜けるだけの花見をからませた句ですね。滑稽話ですが、俳諧も元々は滑稽の意味がありますので、作者のこの思い付きに敬意を表して頂戴しました。我が家では「5月号」の発送作業と重なり入力が遅くなってしまいました。今、登代子が少し離れた所で袋詰め中です。循子さん遅くなって済みませんでした。 (2020年04月19日 (日) 13時43分)[17538]

循子 > 落語の「長屋の花見」がベースにあるとは、思いが及びませんでした。剛さん、進二さん、有難うございました。 (2020年04月19日 (日) 14時23分)[17539]

月番 > 進二さま忙しいところありがとうございます‼️また奥様もありがとうございます。いつもいつもご苦労かけます。感謝です。 (2020年04月19日 (日) 19時20分)[17541]

世話人 > 作者は主宰先生です。 (2020年04月20日 (月) 07時20分)[17560]
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16、海に出て我が家を探す養花天 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時38分)[17389]
 紫翠、進二、眞佐子、循子   4点


月番 > 季語の花曇すてきですね。皆様のご意見おまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時43分)[17423]

循子 > そこはかとない孤独感が感じられます。花曇でなく養花天が据えられているので、程よい春愁感があり、心惹かれます。
「海に出てて」とあれば、つい「…木枯帰るところなし」と呟いてしまうのが、誓子の句。二十数年前は記憶力も人並みにあったのです、嗚呼! (2020年04月15日 (水) 16時47分)[17460]

眞佐子 > 私も循子さまと同じで養花天に惹かれていただきました。 (2020年04月16日 (木) 15時02分)[17471]

孝子 > 花曇りをべつのいいかたで養花天と知ってからつくりたい季語のひとつと思いながらなかなかできません。循子さんのいわれるように春愁感のある句だといきるのですね。勉強になります。ありがとうございます。 (2020年04月16日 (木) 22時27分)[17486]

紫翠 > この作品の印象を説明するのは難しい。「養花天」が作者の思いを伝えているように思います。 (2020年04月17日 (金) 11時35分)[17489]

美保子 > 皆様の書き込みを読んで、改めて、素敵な句だとしみじみと思っております。 (2020年04月17日 (金) 21時42分)[17503]

榮一 > 取るかどうか迷った句です。神戸や横浜では考えられることですから。養花天も効いています。 (2020年04月19日 (日) 12時27分)[17535]

世話人 > 作者は若林千尋さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時21分)[17561]
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17、絆創膏探して冬は終はりけり 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時29分)[17388]
  宜子   1点


月番 > 宜子さんの独選です。どうぞかきこみよろしくお願いします。また選をされなかった方の貴重なご意見おまちしてます。 (2020年04月13日 (月) 10時46分)[17424]

循子 > この句は心情的に非常にわかって共感するのですが、「冬終はりけり」は花も終りのこの時期に、ちょっとどうかという感じがありました。地域で気候の差があり、何とも言えませんが。選するかしないか最後まで迷いました。 (2020年04月14日 (火) 15時30分)[17432]

宜子 > 循子さんの書かれたとおり、四月に「冬終はりけり」はないですね。二月か三月の投句なら良かったですね。冬の終わり、春めいた時期に切り傷でもしたのでしょうか、絆創膏を探している作者さん。なんとなく好感が持てます。 (2020年04月16日 (木) 20時23分)[17475]

榮一 > やはり冬の終わりは遅い気がします。もう晩春ですから。ただ感じの良く出た句ではありますが。 (2020年04月19日 (日) 12時32分)[17536]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2020年04月20日 (月) 07時22分)[17562]
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18、駅ピアノの親子連弾おぼろの夜 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時27分)[17387]
 進二、鈴子、保子、美保子   4点


月番 > 親子連弾すてきですね。選されたかた、選されなかったかたのご意見よろしくおねがいします。 (2020年04月13日 (月) 10時54分)[17425]

千尋 > BS2の駅ピアノを見ております。自由に誰でも弾けるピアノで、先日は神戸の西神中央駅で高校生の女の子とお母さんが見事な連弾を披露されました。
駅ピアノ、空港ピアノなかなか楽しい番組です。番組の宣伝ではありません。
テレビのシーンが浮かんでしまいましたので、季語があっているかどうか悩んでいます。 (2020年04月16日 (木) 22時00分)[17480]

循子 > 千尋さんが「悩んで」おられるように、この句に季語を付けるのは難しいですね。 (2020年04月17日 (金) 15時25分)[17496]

美保子
BSでそんな番組があるとは知りませんでした。夫が勤めていた銀行跡にピアノも置かれていると聞いてはいますが、一度も目にした事がないのです。そのくらい、町に出かける事がなくなってしまいました。それはさておき、時々、そのピアノを弾いているのを見かけたと夫の報告を受けていました。そのことが今回の句につながりました。夜ではない方がいいかなとは思いました。 (2020年04月17日 (金) 22時12分)[17504]

保子 > 「駅ピアノ」「空港ピアノ」という番組を良く観ます。演奏者の演奏した後の一言が楽しみ。ピアノを弾く海外の方達の様々な人生に興味があります。テレビからのイメージで選句しました。中七を気にしなければ季語は良いのではと思います。テレビに頼って選句したので作者さんごめんなさい。 (2020年04月18日 (土) 00時30分)[17506]

鈴子 > 「中七の親子連弾」に何か懐かしさを感じました。廃校になった学校のピアノやオルガンが駅のコンコースに設置されていて誰でも自由に弾けるとか。聞いた事があります。千尋さんや保子さんが書いておられる「駅ピアノ」「空港ピアノ」というテレビ番組があることは知りませんでした。

(2020年04月18日 (土) 14時15分)[17510]

榮一 > 神戸市営地下鉄の終点の西神駅に駅ピアノが置いてあります。BSテレビの深夜番組で放送されていました。親娘の連弾もありました。悪くないようです。 (2020年04月19日 (日) 12時37分)[17537]

世話人 > 作者は安田循子です。 (2020年04月20日 (月) 07時24分)[17563]
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四月定例句会 投稿者:世話人 (2020年04月12日 (日) 15時18分)[17386]
  準備を始めます


てすと > http://bbs.sekkaku.net/ (2020年11月20日 (金) 05時12分)[18799]
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三月定例句会 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 21時54分)[17223]
定例句会の皆様

各地の河津桜が満開のようです。かたや新型コロナウイルスがパンデミックの様相を呈しており、安心して花見酒というわけにもゆかぬ世相です。
この閉塞状況がいつまで続くのやら先が読めませんが、まずは三月の定例句会を明日13日から開かせていただきます。ネット句会なればこそということで、皆さまのご参加をお待ちしております。
月番は二月定例句会で最高点を得られた松谷眞佐子さんです。明日13日から19日まで、よろしくお願いいたします。


眞佐子 > 今月の月番の松谷眞佐子でございます。行き届かぬところもあると思いますがよろしくお願い致します。 (2020年03月13日 (金) 08時30分)[17224]

世話人 > 句会も大詰めに近くなりました。お書き忘れや疑問点などはございませんか?ありましたら、まだ間に合います。どうぞ。 (2020年03月19日 (木) 19時23分)[17361]

世話人 > 主宰先生が全作品にコメントを入れて下さいましたので、この句会を閉じさせていただきます。主宰先生、ご指導有難うございました。ご参加下さった皆さま有難うございました。そして月番を務めて下さいました眞佐子さん、ほんとうにお疲れさまでした。おかげさまで今月の句会を事無く終えることが出来ました。
今回はbPの作者久野孝子さんと、10の伊藤保子さんがそれぞれ10点で、同点では有りますが、主宰先生の選が入った孝子さんに四月の月番をお願いすることになります。どうかよろしくお願いいたします。
 新型コロナウイルスのパンデミックが気になります。皆さま、くれぐれもご自愛ください。 (2020年03月19日 (木) 23時42分)[17362]

世話人 > 世話人は安田循子でした。 (2020年03月19日 (木) 23時49分)[17365]

月番 > 主宰先生、全作品にご指導いただきありがとうございました。たくさんの書き込みをして下さいました句会の皆様、そして世話人さまありがとうございました。拙い月番でしたがこのへんで終わらせていただきます。寒暖の激しいこの頃でございます。新型コロナも気になります。皆様ご自愛下さい。 (2020年03月20日 (金) 18時43分)[17385]
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 1、鯛めしのお焦げの匂ふ雛の夜 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 21時15分)[17222]
  紫翠、加津子、洋子、美保子、柊子、宜子、循子、進二、主宰  10点


月番 > 今月の高点句の一句です。沢山の書き込みお願いします。 (2020年03月13日 (金) 08時35分)[17225]

進 二 >  鯛めしの景に旨味が少し焦げた香も添えて、まだお若い一家の幸せな空間が短い言葉でよく出ているなと感じました。もちろん、可愛い女の子を主役に。時間帯まで示して。主役はお孫さんでしょうかね。どうぞ、良い人生を。佳い句になりましたね。 (2020年03月13日 (金) 20時38分)[17249]

循子 > 匂いのある句はいいですね。雛壇に灯が入り、美味しそうな鯛めしのお焦げが匂ってくる。視覚と嗅覚に訴える巧みな一句と思います。 (2020年03月14日 (土) 14時04分)[17259]

洋子 > 炊飯器で炊くと炊き込みご飯はどうしてもうっすらとお焦げがつきます。それがまたおいしいのです。幸せなお嬢ちゃまを囲む暖かい家庭のありよう。いいですね。「鯛めしのお焦げの匂(ひ)雛の夜」と切った方が好みなんですけど。

(2020年03月15日 (日) 14時12分)[17274]

千尋 > へそ曲りですみません。みなさんの言われるとおり嗅覚的にも視覚的にもとても惹かれましたが、最後の「夜」にひっかかりました。小さな子供のお祭りには夜が合わないように感じました。ここは「夕」でしょうか。 (2020年03月15日 (日) 17時34分)[17287]

美保子 > 私も頂きましたが、小さなお子さんですから、千尋様の書き込みの「雛の夕」それとも「雛の昼」もありかなと思いました。 (2020年03月15日 (日) 19時23分)[17291]

柊子 > 鯛めし、私は毎年ご近所とのお花見に炊き、桜の塩漬けを一片乗せて握ります。気楽なお花見なので美味しいお焦げもご馳走です。でも雛祭りの鯛めし、私だったら焦がさずに真っ白に炊きたい、またはお焦げを除けて装いたいと思いつつ頂きました。 (2020年03月17日 (火) 16時34分)[17321]

加津子 > 凛としたお雛様におこげの匂い、面白みのある句と思いました。 (2020年03月18日 (水) 14時31分)[17327]

紫翠 > お焦げとお雛さまは合わないと思いますが、「雛の夜」としたことで、「お焦げ」と響き合うように感じた。工夫が活かされた作品。 (2020年03月19日 (木) 11時12分)[17335]

榮一 > 女の子が小さければ雛祭にはちらし寿司ではないかと思う。娘さんも大きくなれば大人たちが好む夕食になりそうである。鯛めしは正にその一つであろう。おこげのかすかな匂いもいいものである。 (2020年03月19日 (木) 15時24分)[17340]

榮一 > 三月三日なのである。 (2020年03月19日 (木) 15時25分)[17341]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2020年03月19日 (木) 23時53分)[17366]

世話人 > 来月の月番をお願いいたします。 (2020年03月20日 (金) 00時11分)[17384]
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 2、御朱印帳の墨の掠れや梅の花 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 21時12分)[17221]
   紫翠、孝子、直、眞佐子、千尋   5点


月番 > 朱印帳の墨の掠れることがありますね。書き込みお願いします。 (2020年03月13日 (金) 08時40分)[17226]

孝子 > 御朱印帳の好きな方、多いですね。私も昔頂いたことがありましたが、ちいさなお寺でバイトの高校生ぐらいのひとにかかれたことからやめてしまいましたがその後ブームで見事な筆の字をみるようになり、やはりすばらしいと後悔しています。墨のかすれも味のあるものです。季語も寺社めぐりによいころですがすがしさや貴賓のよさも感じられて素敵です。 (2020年03月15日 (日) 19時38分)[17292]

眞佐子 > 私は筆字の上手下手は解らないのですが、御朱印帳の字はどれも手慣れた字で墨の掠れもうまく書かれていると思います。梅の花もうまく付いていると思います。 (2020年03月15日 (日) 19時39分)[17293]

> 私は四国の高松に仕事の関係で4年住みました。88寺巡りを致し御朱印を多く頂き大事に、持つています。特に春は佳いですね。 (2020年03月15日 (日) 21時20分)[17301]

紫翠 > 「梅の花」の着地が上手い。桜ではこの味はでないように思います。 (2020年03月19日 (木) 11時17分)[17336]

榮一 > 隙がなく悪くない句ですが句材が従来的で新鮮味に欠けるように思う。 (2020年03月19日 (木) 15時28分)[17342]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2020年03月19日 (木) 23時54分)[17367]
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 3、入学やジャック・チボーのよぎる頬 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 21時10分)[17220]
  


月番 > 点数が入りませんでしたが何方からでもご意見お願いします。 (2020年03月13日 (金) 08時42分)[17227]

循子 > とても気になる句でした。わたしの世代にとって、ジャック・チボーは青春の象徴です。マルタン・デュ・ガールの「チボー家の人々」は大河小説なのに、仲間たちと競って読んだものです。掲句はどなたか身近な入学子(お孫さん?)の頬にチボー家のジャックが甦ったということでしょうか。一瞬、自分の青春の記憶が重なったこともあるでしょう。わかるなぁと思ったのですが、「よぎる頬」は具体性に欠けるように感じました。残念です。 (2020年03月14日 (土) 14時31分)[17260]

月番 > 循子さまありがとうございました。「チボー家の人々」は思い出したのですが内容が思い出せませんでした。 (2020年03月14日 (土) 20時11分)[17262]

孝子 > 国文学が好きでしたので、即座にチボー家の人々が浮かばなかったのが私にとっての致命的な無知でもうしわけないです。そのため理解がついていかなくて、作者さんごめんなさい。 (2020年03月15日 (日) 19時43分)[17294]

榮一 > チボー家の人々である。戦争によって運命が翻弄される若者の姿が描かれた長編小説である。入学=青春の思い出なのであろう。若き頃の小説のイメージの偶像がふと蘇ったのかもしれない。少し独善的なようである。 (2020年03月19日 (木) 15時42分)[17343]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2020年03月19日 (木) 23時55分)[17368]
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 4、父若く貧しき頃の雛の軸 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 21時08分)[17219]
  孝子、剛、進二、主宰   5点


月番 > 懐かしいお雛様の軸なのでしょう。書き込みお願いします。 (2020年03月13日 (金) 08時46分)[17228]

進 二 >  立派な段飾りではなくとも、お父様の愛情をしみじみと感じ、胸の内で「有難う」とおっしゃっている景でしょうね。1.の句共々いいなと受け止めました。 (2020年03月13日 (金) 20時48分)[17250]

孝子 > 私は満州からの引き揚げでまして小さいときに父が入院したりして、苦労していたのでお雛様など夢の存在で、そのころになると抱き人形みたいのをもらったくらいです。この父親もお雛様を上げたくても、無理で軸のお雛様を見つけて、喜んでもとめたのでしょう。愛情の感じられるなきたいぐらいきもちの感じられる句です。 (2020年03月15日 (日) 19時54分)[17295]

> 三月の節句に思うのは、貧しかった若い父が節句に買ってくれた雛の掛け軸。「頃」から薄れて見えるのは終戦直後の生活だろうか。記憶の中の父は何時までも若く、齢をとる事は無い。少女時代の侘しくて切なかった記憶が蘇えるのだろう。 (2020年03月17日 (火) 10時56分)[17315]

榮一 > 貧しいは要らない気がします。いずれにしても若い父の精いっぱいの愛情を感じさせる句です。 (2020年03月19日 (木) 15時45分)[17344]

世話人 > 作者は安田循子です。 (2020年03月19日 (木) 23時55分)[17369]
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 5、梅日和終の住処の二DK 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 21時06分)[17218]
  加津子、洋子、淳子、剛、保子、循子、進二、鈴子   8点


月番 > 高点句です。書き込みお願いします。 (2020年03月13日 (金) 08時48分)[17229]

進 二 >  子供達も家を出て、夫婦二人の生活に。三世代同居が標準であった時代を懐かしんでいたってしょうがないのだから、ここは、現実を受け止めて、楽しんでいくとするか。丁度梅日和、近くの梅苑まで二人でいくか、帰りにいつもの珈琲館で美味しいのを飲むことにして。こんな風情の情景でしょうかね。我々玄鳥世代の句でしょうね。前向きな姿勢でいいと思いますね。 (2020年03月13日 (金) 21時07分)[17251]

月番 > 進二さまのお話前向きでいいですね。 (2020年03月14日 (土) 12時43分)[17257]

循子 > おだやかな老年夫婦の暮しぶりが見えて、ほっとするようです。「梅日和」がうまく効いています。七十代のご夫婦でしょうか。 (2020年03月14日 (土) 14時39分)[17261]

美保子 > 最近、平屋のコンパクトな新築の家が増えて来たような気がします。夫婦二人に戻り、そんなに広い家は要らないと皆、同じ事を考えるのだろうと羨ましく思います。今更、建てなおすには経済的にも、体力的にも勇気がいります。マンションか小さな家、終の住処、窓からは梅林が見える。あこがれます。 (2020年03月14日 (土) 22時09分)[17263]

洋子 > 周りに終の住処に移られた人がチラホラ増えてきました。マンションや、サ・高・住と言われるものや、いろいろですが、一人、二人住まいには二DKで十分、梅日和を楽しんで暮らしていかれることと思います。   (2020年03月15日 (日) 14時27分)[17275]

加津子 > きちんと整理された慎ましやかな暮らしが見えました。 (2020年03月18日 (水) 14時34分)[17328]

世話人 > 淳子さん、せっかく選句をして下さっているので、ご感想を入れてくださいませんか? (2020年03月18日 (水) 15時12分)[17329]

> 小林一茶が生地の豪雪について詠んだ句に「これがまあつひの栖(すみか)か雪五尺」がある。和歌で云う本歌取り、俳句ならパロディと云うべきだろう。私も何時だったか、どんな句だったかは、忘れたが、「終の棲家」で1句を投じた記憶が有る。この句の「2DK」は、個人の一軒家なら狭すぎるし、集合住宅だろう。梅日和や2DKから、紛れもない、充足してゐる日々の暮らしと、達観とでも言えば良いのか、俗な世間の煩はしい事に関わることも無くなった、穏やかな生活が出現する。皆さんの書かれた通りである。 (2020年03月18日 (水) 15時50分)[17330]

鈴子 > 終の住処の二DKに気持ちの良い暮らしぶりが見えてきます。季語の梅日和が心地よく調和しているように思います。 (2020年03月18日 (水) 21時08分)[17331]

淳子 > 進二様のおっしゃる通りの日頃を送っています。近いうちに古城公園の梅園にでかけてみることにします。 「





(2020年03月19日 (木) 13時50分)[17338]

榮一 > 二DKは現代的な表現です。老夫婦二人なら丁度いいのかもの知れません。無い者のひがみかもしれませんが。ただやはり二DKにこだわりました。 (2020年03月19日 (木) 15時51分)[17345]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2020年03月19日 (木) 23時56分)[17370]
名前

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 6、涅槃会やひとりひとりに薄日射し 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 21時03分)[17217]
  紫翠、加津子、孝子   3点


月番 > 日の光は何方にも公平に射します。書き込みお願いします。 (2020年03月13日 (金) 08時54分)[17230]

紫翠 > 上五を「涅槃図」とするとよく分かるがつまらない感じがする。「涅槃会」が上手く収まっている。中七下五の表現が深い味わいを醸し出している。 (2020年03月15日 (日) 11時36分)[17267]

循子 > 「涅槃図」だったらつまらない感じだったというご意見は、なるほどと思います。。 (2020年03月15日 (日) 15時18分)[17279]

孝子 > 私も涅槃会がきいてると感じました。だからひとりひとりが生きてくると思いました。 (2020年03月15日 (日) 19時58分)[17296]

洋子 > 飯田龍太の「どの子にも涼しく風の吹く日かな」を思い出しました。天の恵みはすべての人に行きわたってほしいものです。が、新型コロナのような災いはもう誰にもいかずに終息してほしいものと切にな願っています。 (2020年03月16日 (月) 10時20分)[17306]

榮一 > 釈尊への追慕です。「ぬかづけばわれも善女や仏生会・久女」を思い出します。射しが緩いように思います。 (2020年03月19日 (木) 16時02分)[17346]

世話人 > 作者は渡辺淳子さんです。 (2020年03月19日 (木) 23時57分)[17371]
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 7、皺の手で釣り銭返す植木市 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 21時01分)[17216]
  義之、淳子、宜子、鈴子、千尋   5点


月番 > 思わず自分の皺の手を見ました。書き込みお願いします。 (2020年03月13日 (金) 08時57分)[17231]

宜子 > 月番さん、私も自分の手を見ました!皺どころか、シミまでも。「植木市」という明るい日差しの中、植木屋さんと客とのやり取りがワンシーンのように見えます。明るくて、長閑でいいですね。今年の植木市はどうなるのでしょう。東京は昨日、雪が舞いました。春の雪です。 (2020年03月15日 (日) 13時31分)[17271]

千尋 > 宜子さん、ちらも少し冷えましたよ。さて、皺の手というとついどうしても自分の手に見入ってイヤになりますが、釣り銭貰うではなくて返すなので、植木屋さんの手に皺があったのでしょう。その手から大事に育てられた小さい木を一本買われた。大事に育てられたと思えるのは手の皺から感じられたからです。 (2020年03月15日 (日) 17時45分)[17288]

鈴子 > 植木市などのぞいた事もない私ですが、20年も前のある時、本郷のとある神社の植木市に。何を買うでもなくボンヤリしている私に「数珠珊瑚」の小さな鉢を勧められて買った時の事を思い出しました。皺の手どころか現在の私の手は筋ばっていて改めて見て、あ〜あ〜と声が出てしまいました。数珠珊瑚の鉢は毎年私を楽しませてくれてます。ホントに愛らしい実がつきます。 (2020年03月16日 (月) 11時59分)[17307]

美穂子 > 数珠珊瑚、家にもあります。他の鉢や地面に実が飛んで、次々に増えていきますよね。他の花と一緒に挿しても、かわいくて、大好きです。千尋様の書いていらっしゃるように、植木屋さんの手に皺があったのでしょうね。そうすると、大事に育てられたということまで、想像できますね。 (2020年03月17日 (火) 21時32分)[17325]

榮一 > 植木屋の大将の皺の手です。年がら年中植木の世話をしていればの手です。纏まった内容です。 (2020年03月19日 (木) 16時05分)[17347]

世話人 > 作者は村上直さんです。 (2020年03月19日 (木) 23時58分)[17372]
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8、山桜旅立つ時を目論みぬ 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時58分)[17215]
  孝子、直、淳子、美保子、主宰   6点


月番 > 旅立ちの季節ですね。書き込みお願いします。 (2020年03月13日 (金) 08時59分)[17232]

美保子 > 実は頂いたのに、読むほどに迷っています。擬人法と捉えて、山桜も誰かと一緒に山から旅立ちたいのか、それとも山桜は今まで見守って来た学生の旅立ちの時に合わせて咲いてあげたいのか。それでも、雰囲気はやはり好きなのです。 (2020年03月14日 (土) 22時23分)[17264]

月番 > 美保子さまのご意見どちらだとお思いになりますか。皆様のご意見お願いします。 (2020年03月15日 (日) 12時27分)[17270]

循子 > 山桜が散るときを考えているとも取れるし、主人公が新しい旅立ちを目論んでいるとも取れるし、迷うところでした。わたくし的には後者を取りたいのですが…さて? (2020年03月15日 (日) 15時23分)[17280]

孝子 > 今の時期はコロナで論外ですが、それをおいておくと、私は山桜できれていつ旅にでようかともくろんでいる作者がみえます。花の時期は難しいもので、ことに桜は自分の用事とかも考えると難しいとおもいます。昔高遠の桜を見に行くのに毎年工場のある飯田のひとにお伺いをたてても、満開の桜を見るのに何年もかかったことを思い出しました。今年はお花見の会も取りやめになりせめて多摩川の桜を散歩しようかと思ってるところです。 (2020年03月15日 (日) 20時10分)[17297]

> 私も若者が、春になり、新しい旅立ちを目論んでいると、思います。佳いですね。 (2020年03月15日 (日) 21時01分)[17300]

榮一 > 山桜は花と同時に赤い色の若葉が生えます。染井吉野とは趣が異なります。山桜と言えば吉野です。西行の旅立ちを思います。望月の花の下での旅立ちを目論んだ西行です。 (2020年03月19日 (木) 16時12分)[17348]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2020年03月19日 (木) 23時59分)[17373]
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9、春一番海があふれて空になる 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時54分)[17214]
  義之、淳子、美保子、柊子、宜子   5点


月番 > 気になる句でした。書き込みお願いします。 (2020年03月13日 (金) 09時03分)[17233]

美保子 > 空の色を映して海の色になると知ったのは大人になってからでした。本当にそうなのか?でも確かに、自慢の堀切峠からの眺めは晴れていれば、本当にきれいな青い海です。それとは違って、海があふれて空になる・・・春一番が吹き荒れて、波が高くなって空になってしまうって素敵だと思いました。
話はそれますが、コロナウィルスの影響で、学校が休みになり、今、糸井重里さんがやっていらっしゃる「ほぼ日」のサイトの中の「ほぼ日の学校オンラインクラス」が三月いっぱい無料です。私は万葉集講座の永田先生と俵万智さんのに興味があってそこから読み始めましたが、三月も半ばになってしまったので、十五分の物を選んで読んでいます。シェークスピアや歌舞伎の講座もあって、本当に興味が出てきたら、有料でも参加すればと思っています。お節介ですみません。興味を持たれたら、探してみて下さい。 (2020年03月13日 (金) 22時51分)[17254]

月番 > 美保子さまありがとうございます。色々な講座があって面白そうですね。 (2020年03月14日 (土) 12時49分)[17258]

宜子 > 海が溢れたらそれは空になるのですね。春一番の風の中なら、ありそうです。「空になる」の言い切りが気持ちよかったです。 (2020年03月15日 (日) 13時36分)[17272]

義之 > 中七・下五は季語が含まれない本体部分で、映像がしっかりと描写されており、その内容もインパクトのあるものです。気になるのは春一番の取合せが原因と結果の形になってしまうことです。取り合わせは色々あるでしょうが、私的には「たんぽぽや」くらいが面白いかと思います。 (2020年03月15日 (日) 16時24分)[17286]

榮一 > 理屈や意味で捉えようとしても仕方がない句です。瞬間的に受け取るかどうかの問題かもしれません。海が溢れて空では平凡かも。 (2020年03月19日 (木) 16時16分)[17349]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2020年03月20日 (金) 00時00分)[17374]
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10、歩くとは足上げること花菜風 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時50分)[17213]
 加津子、義之、洋子、美保子、剛、柊子、循子、眞佐子、進二、千尋  10点


月番 > 最高点句の一句です。皆さんの意見お願いします。 (2020年03月13日 (金) 09時05分)[17234]

洋子 > 1月から膝を痛めて、びっこを引いていました。左ひざが痛くて、まっすぐあげられず、コンパスを回すように外側から開いたり、段差の時には、太腿を手で抱き上げたりして動かしていました。この句はその時の状態をよく書かれていて、思わず飛びつきました。ちょっと、読み方が違うかもしれませんが、実感でした。 (2020年03月13日 (金) 10時37分)[17244]

月番 > 洋子さまありがとうございました。年を取りますと足を上げることは大切ですね。 (2020年03月13日 (金) 19時59分)[17246]

進 二 >  我々高齢者の厳しい実感に、「花菜風」という柔らかく情緒のある季語の配合、いいですね。季語の選択が抜群と思いまいした。司馬遼太郎の「菜の花の沖」の菜の花畑一帯は現在の神戸の東灘区・灘区一帯の広い山裾と思われ、そこに住む者としては「菜の花」という季語には引かれますね。現実の上五中七に対し、明るく趣のある季語の配合、いいですね。 (2020年03月13日 (金) 21時34分)[17252]

進 二 >  「菜の花や月は東に日は西に」蕪村が摩耶山の上から詠んだ句とされています。そういえば「菜の花や摩耶を下れば日の暮るる」もありましたね。 (2020年03月13日 (金) 21時50分)[17253]

美保子 > 三十年ほど膠原病から来る色々な病気で、歩くのもゆっくりになり、先日は私より年上と思われる方に一つだけ空いている席を勧められました。とてもありがたい気持ちと見た目にもそんなに病人に見えるのかなと複雑な気持ちで、そのことを娘に話したら、「とにかく、病院で座れることはありがたいのだから、喜んで座らせて頂けばそれでいいのよ」と気が楽になる助言をしてくれました。普通の人より自然には足が上がってない私のようです。進二さまの書かれていらっしゃるように、季語が優しくていいなと思いました。 (2020年03月13日 (金) 23時00分)[17255]

義之 > 年齢のせいか、平らである筈の床の上でさえ、躓きよろめくという事態に困惑しております。私自身はまともに歩いているつもりでも、足がしっかりと上がっていないのでしょう。家に閉じこもってばかりで無く、外出をし、花菜風を楽しみたいものです。季語の花菜風に勇気を頂いた一句でした。 (2020年03月15日 (日) 07時19分)[17265]

眞佐子 > 最近は足を上げることの大切さを痛感しています。花菜風がよかったです。 (2020年03月15日 (日) 12時01分)[17268]

循子 > 定例句会のなかで私が一番の年嵩であると承知していますが、もう足を上げたつもりが殆ど上っていないのが現実。義之さんの書いておられるとおりです。足あげて転ばぬように…と思ってはいるのですが。花菜風で句が明るくなりました。 (2020年03月15日 (日) 15時33分)[17281]

千尋 > ほんに、歳を重ねるごとに歩くことが大事でそのためには足を上げることだということが身に沁みますね。この句はみなさんの書かれたように「花菜風」が明るくて希望があっていいなと思いました。 (2020年03月15日 (日) 17時52分)[17289]

> 当たり前の事を述べて箴言のように面白い。この時代の便利の車社会に毒されてとまでは云えないが、人間は歩かなくなった事は確かである。私もその一人であるが、歩けなくなったと歎く人達も多い。故に身体(足腰)が、弱体化した。加齢と云う自然の理に逆らうことも無いと思いながらも、矢張り寝たきりには為りたくないという健康志向が強い。この世に罷り通るのは、老いも若きも、挙りての色んな健康法であるが、この句はそんな事を皮肉ってゐるようにも思える、皆さんの書かれた通り、花菜風に明るい前途が見える。 (2020年03月16日 (月) 12時04分)[17308]

柊子 > 毎日のように健康サロンで会うお姉さま方の体験談から人生勉強させて頂いています。頭はクリアでも摺り足の方が多くて…帰り道が心配になります。それでも花菜風に誘われれば、明日もお会い出来そうです。 (2020年03月17日 (火) 16時53分)[17322]

榮一 > その通りと思いましたが。それ以上は感じませんでした。意外とまともですしね。 (2020年03月19日 (木) 16時19分)[17350]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2020年03月20日 (金) 00時01分)[17375]
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11、紙雛ドーナツ盤に落す針 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時47分)[17212]
  眞佐子、鈴子、循子、千尋   4点


月番 > ドーナツ盤懐かしいですね。書き込みお願いします。 (2020年03月13日 (金) 09時07分)[17235]

世話人 > 紙雛は可愛いけれど、小さな風にも揺れて、コケてしまいます。親の世話にしばしば新幹線を利用した時期に、東京から乗り合わせた年配の女性に、紙雛の一揃いを頂いたことがあります。作って他人様に上げるのが趣味ですとのことでした。見ず知らずの元教師のかたからの贈り物を大事に飾りましたが、何しろすぐ倒れる。やがて、申し訳ないことですが、処分することになりました。
「ドーナツ盤に落とす針」とありますが、その瞬間の不安定な心地が、なるほどと思わせるものがあります。ドーナツ盤でなくとも、子供のときにレコードの針を落とす時の不安をいまも思い出します。思いがけない取合せを面白く感じました。 (2020年03月15日 (日) 14時53分)[17276]

循子 > 上記、世話人>は循子>とすべきでした。うっかりしました。 (2020年03月15日 (日) 15時07分)[17277]

眞佐子 > 子供のころ童謡集のレコードがあり、循子さまと同じで針を落とすのにいつも躊躇していたのを思い出しました。 (2020年03月17日 (火) 15時26分)[17318]

鈴子 > 子供の頃父方の祖母が折ってくれた紙雛を思い出しました。この頃はドーナツ盤も見かける事もありませんが針を落とすときの緊張感が伝わって来るようです。 (2020年03月18日 (水) 21時37分)[17332]

榮一 > 紙の雛が丸い額縁に入れられて飾ってあるのを見た記憶がある。紙の雛は千代紙のようなもので作ってあったように思う。ドーナツ盤のレコードは懐かしいですがディスクも似たようなものです。いずれにしても懐かしい想い入れがありそうです。 (2020年03月19日 (木) 16時36分)[17351]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2020年03月20日 (金) 00時03分)[17376]
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12、胡麻豆腐の青磁の小鉢春の寺 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時45分)[17211]
  義之   1点


月番 > 義之さまのご意見お願いします。 (2020年03月13日 (金) 09時09分)[17236]

義之 > 選句にあたり「春の・・」という季語の使い方に、「夏の・・」「秋の・・」ではどうかと、少し身を引いたのですが、十年ほど前、早春の永平寺を訪れた時のことを思い出して頂きました。急斜面の伽藍の回廊や、雪解の水音が印象的でした。私の好みとしては、敢えて寺とは言わず、座五は「雪解水」のような、しっかりとした季語を取り合わせて頂ければと思います。 (2020年03月13日 (金) 09時39分)[17243]

月番 > 義之さまありがとうございました。「雪解水」いいですね。 (2020年03月13日 (金) 20時02分)[17247]

美保子 > 義之様の書き込みはネット句会以外の句会に参加していない自分にはとても勉強になります。季語はこんな風に決めるといいのだなと思いました。雪解水私もいいなと思いました。 (2020年03月15日 (日) 19時15分)[17290]

孝子 > 割合と好きな句で迷いました。胡麻豆腐も青磁の小鉢もすきです。でも寺がつきすぎとかんじました。義之さんの季語いいですね。 (2020年03月15日 (日) 20時17分)[17298]

榮一 > 法事の精進料理なのでしょう。一つのパターンのようです。 (2020年03月19日 (木) 16時37分)[17352]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2020年03月20日 (金) 00時04分)[17377]
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13、真っ白な土器にこそ春の風 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時43分)[17210]
  直、保子   2点


月番 > 何方からでもご意見お願いします。 (2020年03月13日 (金) 09時14分)[17237]

世話人 > 真っ白なかわらけには、いろいろな記憶が蘇ります。一生懸命に投げても、運動神経ゼロの私のかわらけは近いところに無残にも落ちてしまう。うまく春の風に乗ってくれたら、すべては上手くいっただろうに…。採りたくて採れなかった句です。 (2020年03月15日 (日) 15時14分)[17278]

循子 > 上記、循子です。 (2020年03月15日 (日) 15時47分)[17283]

孝子 > 土器にかわらけ投げのいみが含まれていることに、頭がまわらずに。そうだから春の風がいきてるのかと、遅ればせながら理解がいきました。反射がわるくなさけないです。 (2020年03月15日 (日) 20時35分)[17299]

> 私がこの句を頂いたのは、白い土器に春らしい色を塗り新しい作品を創る楽しみかと思つていました。辞書で確認して見ると、かわらけ投げとあり残念でした。 (2020年03月15日 (日) 22時07分)[17302]

保子 > 若い頃、富士山頂の噴火口後に土器を投げて楽しんだ事を思い出しました。「真っ白な土器にこそ」が気になり、投げることではなくて直さんの言われるように白い土器なのかなと今ちょっと思っています。 (2020年03月16日 (月) 21時30分)[17310]

月番 > 神社の結婚式に出席して御神酒頂いた時の土器がいくつかありますが、投げるのも同じなのですね。 (2020年03月17日 (火) 15時40分)[17319]

榮一 > 原石鼎は秋風を模様のちがふ皿に吹かしました。春の風邪は真っ白な土器こそふさわしいと作者は思ったのです。 (2020年03月19日 (木) 16時44分)[17353]

榮一 > 風です。 (2020年03月19日 (木) 16時44分)[17354]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2020年03月20日 (金) 00時05分)[17378]
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14、ざんばら髪の肩の開け荷や銀杏の芽 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時40分)[17209]
  紫翠、洋子、保子   3点


月番 > 皆さんの意見お願いします。 (2020年03月13日 (金) 09時16分)[17238]

洋子 > 春場所が始まっています。今はざんばら髪でもいつかは大銀杏を結える横綱になるぞという思いを銀杏の芽から読み取りました。 (2020年03月13日 (金) 10時42分)[17245]

月番 > 洋子さまありがとうございました。ざんばら髪と銀杏の芽がうまく繋がらなかったのですが、よく解りました。 (2020年03月13日 (金) 20時07分)[17248]

紫翠 > 内容的には洋子さんの書かれている通りと思います。上五中七の簡潔な表現と「銀杏の芽」の取り合わせがよくマッチしている。。 (2020年03月14日 (土) 12時00分)[17256]

循子 > お相撲さんが担いでいる荷物は明け荷または開け荷というのですね。私、知りませんでした。
先場所、幕尻で優勝した奈良出身の徳勝龍が、ころころと負けるので気が気ではない。(蛇足です) (2020年03月15日 (日) 15時45分)[17282]

保子 > 明け荷、ざんばら髪 銀杏の芽 大銀杏 情景としてしか見ていなかったのですが、洋子さんの言われるように夢のある句と思いました。 (2020年03月16日 (月) 21時54分)[17312]

世話人 > 私は皆さんと逆に、「銀杏の芽」が直ぐに大銀杏と繋がってしまうところに、やや不満があって、通過しました。しばらくは立ち止まって考えたのですけれど。 (2020年03月17日 (火) 20時51分)[17323]

作者 >  もう、句会も終わりのタイミングになりましたので、一言だけ。大阪場所の会場は、御堂筋の近くにあり、場所中、力士の姿をよく見かけます。御堂筋は銀杏並木で知られており、その季語を配合しました。洋子さんの解釈もよくわかります。この辺りも俳句の面白い所だなと受け取りました。ご入力頂いた皆様有難うございました。 (2020年03月19日 (木) 12時19分)[17337]

榮一 > 若い付き人の力士です。まだ髷もゆえない若者です。そのうちに幕内に上がって大銀杏を結うのです。少し理屈を感じました。 (2020年03月19日 (木) 16時48分)[17355]

榮一 > 銀杏の芽でないほうがいいようです。 (2020年03月19日 (木) 16時50分)[17356]

世話人 > 作者は樋口進二さんです。 (2020年03月20日 (金) 00時06分)[17379]
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15、お辞儀して顔上げぬまま卒業す 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時37分)[17208]
 直、宜子    2点


月番 > 我が家にも今日卒業式の子がいます。掲句もありかなと思います。 (2020年03月13日 (金) 09時22分)[17239]

宜子 > どうして顔を上げなかったのでしょう。すぐに思い浮かぶのはきっと涙顔を見られたくなかったのだと思います。学校への、友達との思い出が深かったのでしょう。別れの季節ですね。 (2020年03月15日 (日) 13時44分)[17273]

循子 > 卒業式は涙、涙で、顔が上げられなかったのですね。よほど、学校生活が楽しかったのだろうと思えば、幸せなお子さんです。ほっとします。 (2020年03月15日 (日) 15時51分)[17284]

> 卒業式は、ほとんどこれが最後の別れと思うと涙、涙です。特に男子は特別と思います。 (2020年03月15日 (日) 22時22分)[17303]

榮一 > なぜ顔を揚げないままののかがよく分かりませんでした。現在の学校のいじめ等複雑な事情があるのかもしれませんが。 (2020年03月19日 (木) 16時53分)[17357]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2020年03月20日 (金) 00時07分)[17380]
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16、寝苦しき夜は耳傾けて風信子 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時35分)[17207]
  


月番 > 点数は入りませんでしたが、皆さんの意見お願いします。 (2020年03月13日 (金) 09時24分)[17240]

循子 > 七七五の句ですが、耳傾けているのが小さなおとの音楽で、風信子は取合せなのか。それとも一句一章として風信子の囁きに耳傾けているのか。掴み難いところがありました。 (2020年03月15日 (日) 16時01分)[17285]

孝子 > 私は耳傾けてに、てに問題があるとおもいました。てだから風信子の声をきくとおもうのだと思います。耳傾けるときると何に耳を傾けるのか想像の分野が生じるとおもいます。そうすると取り合わせの風信子がかすかにゆれている音も聞こえるような詩もかんじられるのではないでしょうか。 (2020年03月17日 (火) 13時54分)[17316]

月番 > 私も風信子は取り合わせなのか風信子のかすかな音に耳を傾けているのか解らなくなりました。 (2020年03月18日 (水) 22時03分)[17333]

榮一 > 耳傾けている実態が曖昧ですね。 (2020年03月19日 (木) 16時55分)[17358]

世話人 > 作者は若林千尋さんです。 (2020年03月20日 (金) 00時08分)[17381]
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17、塩抜きの薄きしおみづお水取 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時34分)[17206]
  


月番 > 点数は入りませんでしたが、皆さんの意見お願いします。 (2020年03月13日 (金) 09時25分)[17241]

宜子 > 中七「薄きしおみづ」は、きっと塩漬けされた魚の塩を抜くための塩水かと思いますが、そのことと東大寺二月堂の修二会が、どのように繫がるのかが、わかりませんでした。単に「しおみづ」と「お水取」の「水」つながりではないでしょう。もう少し手がかりが欲しかったです。また「しおみづ」は、正しくは「しおみず」と書くと思います。
(2020年03月16日 (月) 17時57分)[17309]

世話人 > PCの具合が悪いとのことで、口頭による投句をして頂きましたので、表記に関する責任は世話人にあります。
宜子さんがご指摘の「しおみづ」は「しおみず」と書くべきという件ですが、古語では「みづ」とも書きます。「お水取り」が季語であるところから「みづ」としたのは、世話人の思い込みだったかも知れません。作者のかたの意に反していましたら、お詫びいたします。 (2020年03月16日 (月) 21時39分)[17311]

千尋 > 古語と有れば「しおみず」は「しほみづ」と書くようですよ。
お水取りの水は真水じゃなかったけ?と考えていてこの句の中に入って行けませんでした。 (2020年03月17日 (火) 00時20分)[17313]

宜子 > 「しほみづ」ならば古語ですね。「しおみず」なので混乱したようです。発音は同じですものね。ところで「しほみづ」は「潮水・汐水」と読んで、二月堂の「お水取り」が、日本海に近い若狭神宮寺の「お水送り」を受けての行事ですので、「薄きしほみづ」と繋がってくるのかなと今、思い至りました。世話人さん、千尋さんのアドバイスのおかげです。句会でこのような気づきがあるのは有り難いです。なんとか作者さんの句意に近づけそうです。 (2020年03月17日 (火) 08時26分)[17314]

千尋 > お水取りは二度見に行った事があります。鵜瀬から汲み上げた霊水、お香水を奈良へ送ります。鵜瀬は山中の遠敷川の瀬で海水が混じるということはないと思います。 (2020年03月17日 (火) 14時35分)[17317]

月番 > お水取りは見た事ありませんが、塩抜きの薄きしおみづとお水取りの関係が解りませんでした。 (2020年03月17日 (火) 15時50分)[17320]

千尋 > あれ!先程、肝心なところを書き間違えました。お水取りは一度、お水送りを二度見に行きました。
やはり、しおみすとお水取りの関係がわからないです。 (2020年03月18日 (水) 01時28分)[17326]

榮一 > 取り合わせにしてはしおみづとお水取がややこしいですね。 (2020年03月19日 (木) 17時02分)[17359]

世話人 > 作者は主宰先生です。 (2020年03月20日 (金) 00時09分)[17382]
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18、梅真白一人暮らしの急須かな 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 20時32分)[17205]
 剛、保子、柊子、眞佐子、主宰、鈴子   7点


月番 > 皆さんの書き込みお願いします。 (2020年03月13日 (金) 09時29分)[17242]

柊子 > ティーバッグではなく、勿論ペットボトルでもなく、ご自分のためにお急須でお茶を淹れておられる。一人になっても、この様な暮らしをしなくては!と背筋が伸びる思いで頂きました。梅真白がぴったりです。 (2020年03月15日 (日) 11時23分)[17266]

眞佐子 > 柊子さまと同じです。一人になっても急須でいれたお茶を飲みたいとおもいます。梅真白がいいですね。 (2020年03月15日 (日) 12時19分)[17269]

> 急須と窓越しの梅の花から、作者の云う一人暮らしの勝手な想像が始まる。時には家族(同居人等)が、煩わしいと思った事が心の中に兆して、悔いているのかも知れない。まだ慣れない一人暮らしに気が塞いでいるように私には見えた。長い冬が後退を始めて、春は近い。梅は花を付け桜の便りも聞こえ始めた、朝の一刻。云うまでも無く、孤独な急須と湯呑茶碗である、電気ポットも見える。  (2020年03月16日 (月) 10時02分)[17305]

循子 > 私の兄が逝き、母が逝き、ひとり残った父は万古焼の急須を愛用。私が行ったときは、いつも上手にお茶を淹れてくれました。死後、私はそれを持ち帰り、何年か使いました。手触り、艶などを思い出します。父の死は白梅の盛りでした。ちょっとこの句は辛かった。 (2020年03月17日 (火) 21時13分)[17324]

鈴子 > 一人暮らしの日常を詠んだと思うのですが座五を急須かな、と止めたところに興味がわきました。 (2020年03月18日 (水) 23時07分)[17334]

榮一 > 日本茶を飲みながら窓越しに白い梅を見ているのです。紅茶でもなく珈琲でもなく緑茶を急須でいれて飲んでいるのです。来し方は思いようもないが欲も得もない境地のようです。 (2020年03月19日 (木) 17時09分)[17360]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2020年03月20日 (金) 00時10分)[17383]
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三月定例句会 投稿者:世話人 (2020年03月12日 (木) 11時31分)[17204]
準備中です

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二月定例句会 投稿者:世話人 (2020年02月12日 (水) 17時05分)[17056]
定例句会の皆さま
 
ひと月が過ぎるのは早いですね。
 
さっそく二月の句会が始まります。先月より一句少ないので、4句選は苦しかったというご意見もありました。多少は甘めのご意見も含めて、いろいろと書き込んで頂ければ世話人は幸いです。無論、辛口のご指摘はたいへん勉強になります。

月番も兼ねることになっております。よろしくお願いいたします。


                 世話人    安田循子

              



世話人 > 句会もあと一日となりました。追記なさりたいことなど、何でも存分にお書きください。 (2020年02月18日 (火) 23時24分)[17164]

世話人 > 主宰先生が全ての作品に批評を書き込んで下さいましたので句会はここで閉めさせて頂きます。
主宰先生、ご多忙のところご指導有難うございました。参加して下さった皆さま、お蔭さまで、この座も賑わいました。ありがとうございました。
新しいウイルスの蔓延で、世のなか騒然としておりますが、どうぞ皆さまご体調に気を付けられますように。
       世話人  安田循子 (2020年02月19日 (水) 23時21分)[17183]

月番 > 至らぬ月番で申し訳ありませんでした。皆さまのご協力にお礼申し上げます。失礼な点がありましたら、どうぞお許しねがいます。
今月の最高点を得られましたのは、松谷眞佐子さんです。来月の月番をお願いいたします。 (2020年02月19日 (水) 23時29分)[17184]
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1、手を握るだけの見舞いや春の昼 投稿者:世話人 (2020年02月12日 (水) 16時20分)[17055]
 宜子  保子  千尋  鈴子   4点


月番 > 優しさが伝わってくるようです。採られた方々いかがでしょうか。 (2020年02月12日 (水) 22時21分)[17057]

宜子 > 手を握るだけで伝わるものがあるお見舞い。お病気の方と見舞われた方との関係がおぼろげに見えるようです。もしや快復の見込めない病とは思えないです。「春の昼」ですから。もしかしたら長患いかもしれません。それでも、穏やかな安らぎを感じます。季語の力でしょうか。 (2020年02月15日 (土) 14時09分)[17090]

循子 > 「手を握るだけ」とあるので、言葉が通じない状況かと思いました。そう読むと逆に「春の昼」が切なく響いてきます。宜子さんとは別の意味で「季語の力」かもしれません。 (2020年02月15日 (土) 15時07分)[17094]

月番 > 他の方々はどうお読みになったでしょうか。 (2020年02月15日 (土) 15時08分)[17095]

洋子 > 「・・・・だけの見舞い」というフレーズはよく見かけるなあと思いましたが、手を握ることしかなすすべがないというお見舞いは切ないですね。 (2020年02月15日 (土) 16時58分)[17102]

作者 > この句に関してお詫び申し上げます。昨年の12月24日妻が、右足膝の手術を行ない、食べ物は、病院食のみで、本を持参する位でした。1月20日に退院し今は家で、少し歩く練習をしています。それと、4月末まで、週1回リハビリに行く事になつています。拙い句でご心配をおかけしました。よろしくお願いいたします。 (2020年02月16日 (日) 14時44分)[17119]

鈴子 > 年の離れた友人の終末期は胃瘻を装着するようになり切なかった事を思い出しました。手をさするだけでしたが、柔らかな御手でした。 (2020年02月16日 (日) 16時01分)[17120]

千尋 > 病状によって呼吸器を装着したりすると会話ができません。そういう方のお見舞いかもしれないとも思いました。 (2020年02月16日 (日) 21時45分)[17127]

保子 > お見舞い、逢えたという安堵感が伝わってきました。



(2020年02月18日 (火) 00時27分)[17137]

榮一 > 身体を動かせないような状況はわかるが、むしろ症状が重いのかなど余分なことを考えてしまう。手を握るだけは言いすぎのように思う。春の昼が救いではあるが。 (2020年02月19日 (水) 15時15分)[17168]

世話人 > 作者は村上直さんです。 (2020年02月19日 (水) 23時39分)[17187]
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2、春立つや車の下に走る猫 投稿者:世話人 (2020年02月12日 (水) 16時18分)[17054]
 孝子  直  剛   3点


月番 > 月番は「に」にこだわりましたが、よくわかりません。まず採られたかた、ご意見をどうぞ。 (2020年02月12日 (水) 22時34分)[17058]

> 立春と云っても名ばかりで、まだまだ寒い日が続く。恋の猫には少し早いが、家に帰りそびれた家猫や、半野良が車庫の中に一夜の宿を借りた。寒がりの猫にとって車の下は暖かい。家主が車を動かしに来たので走り去った。私もいく度かそんな経験をしたが、早春の一齣。目撃者の視線は暖かい、まさに走る猫である。人間に飼われる犬や猫は従順だし羞恥心も有る。ゆえ有って、生活を共にしてゐた犬を親元へ帰したが、悔いが何時までも残った、ひとりは寂しいものである。 (2020年02月14日 (金) 10時04分)[17077]

月番 > ありがとうございました。「家主が車を動かしに来たので走り去った」で、納得です。 (2020年02月14日 (金) 23時01分)[17084]

循子 > 「車に下を」ではないのか、と最初に思い込んでしまったので、「に」に違和感を持ったのです。読みが浅い。 (2020年02月15日 (土) 15時01分)[17093]

孝子 > まだ春とは名ばかりの寒い夕方、このあたりに縄張りのあるらしき猫が声がけをした私にきっとした目をむけていつもの駐車場の車のしたに走った。私はこの猫の祖先は私が子供のころ飼っていたハンサムな猫の子孫ではとかってに思っている。刹那をみごとにあらわした句とおもいます。 (2020年02月18日 (火) 13時11分)[17149]

榮一 > 猫は狭いところが好きで路地の細いところや駐車場の車の下に隠れることはよく目にすることである。其の点を思えば春立つがひびかないようである。 (2020年02月19日 (水) 15時20分)[17169]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2020年02月19日 (水) 23時40分)[17188]
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3、梅東風や手書きの地図をもらひけり 投稿者:世話人 (2020年02月12日 (水) 16時16分)[17053]
 加津子  孝子  直  美保子  鈴子   5点


月番 > かなり強い切れで書かれていますが、意図があってのことかも知れません。加津子さん、いかがでしょうか。 (2020年02月12日 (水) 22時44分)[17060]

加津子 > 月番さんの言われるように確かに切れの「や」は少し強いかなと思いました。けれど手書きの地図に想像が膨らみました。今どきはスマホで調べてなんてありますが、線が曲がったり、紙よりはみ出しそうになったりした地図をいただいたら感激です。「や」はそんな思いも感じます。 (2020年02月13日 (木) 09時35分)[17066]

月番 > 加津子さん、ありがとうございます。たしかに手書きの地図には温みがありますよね。 (2020年02月13日 (木) 20時43分)[17074]

美保子 > 最近は手書きで地図を書いて下さるなんていう幸運にはなかなかめぐりあえません。梅東風は 春先の柔らかい風とありますので、手書きの地図と雰囲気はとてもあってるかと思いました。 (2020年02月14日 (金) 22時16分)[17081]

義之 > 「・・や・・・かな」の形は避けるようにと習ったのですが、掲句のような「・・や・・・けり」は
許されるのでしょうか。どなたか教えて頂けませんか。
(2020年02月15日 (土) 02時36分)[17085]

月番 > 月番が最初に「かなり強い切れで…云々」と書いたのは「…や…けり」についての疑問です。義之さんがお書きになったように、基本的に「…や…かな」、「…や…けり」は避けるようにと教わってきました。例外として挙げられるのは周知のとおり中村草田男の「降る雪や明治は遠くなりにけり」で、これは抱字(かかえじ)に関わってくるので、私の手にあまります。「普通禁じられているものだが、この句では例外的に効果をあげている(平井照敏)」とあります。基本は基本として覚えているべきですが、作句の時には私も気付かずにいることがあります。 (2020年02月15日 (土) 15時40分)[17096]

美保子 > 「…や…けり」気づきませんでした。そうですねえ。 (2020年02月15日 (土) 21時22分)[17105]

加津子 > 恥ずかしながら気づきませんでした。困ったものです。私も教えていただきたいです。 (2020年02月16日 (日) 00時40分)[17106]

月番 > 以前に小川紫翠氏が玄鳥誌上に、俳句の参考書、参考文献について詳しく書いておられましたから、それをご覧になったら切字については適当なものが見つかるとおもいます。月番が17096の平井正敏氏の文を引きましたが、その少し前に「切字は、季語とともに、最短詩型である俳句に、暗示性と調べを与える不可欠の仕組みになっている」と切字の定義をしています。 (2020年02月16日 (日) 12時18分)[17114]

月番 > (つづき)上記の定義から発展して、句またがり、二段切れ、三段切れの話になるのですが、この項は宮津明彦の執筆になります。ほんの一部を引用します。(降る雪や明治は遠くなりにけり  草田男)をあげて、「や・かな」「や・けり」は二段切れの中でも特に焦点が分裂するとして嫌われているが、この句は現代俳句が成功したゆいいつの例…一般にすすめられることではない、とあります(角川選書「俳句用語の基礎知識  村山古郷+山下一海=編)不勉強の拙い書き込みですが、参考になればと思います。 (2020年02月16日 (日) 12時41分)[17115]

加津子 > 何回も声に出して読んでみました。ながれに不自然さが感じられませんでした。という事は、成功しているのかなと思いました。けれど俳句の定義に外れているという。選句にどう向き合えばいいのでしょう。 (2020年02月16日 (日) 19時51分)[17124]

鈴子 > 迂闊にも「や、けり」に注意が行かず選をしました。手書きの地図を想像するのは私にとって楽しい時間でした。 (2020年02月18日 (火) 10時27分)[17141]

千尋 > 「や・かな」「や・けり」の句はリズムがいいし、感動点がはっきりしていて読んでも詠んでも気持ちの良い句となっています。あまりにも調子の良い句はチェックしながら読み、詠み直してみた方が良さそうです。わたしはそうしております。 (2020年02月18日 (火) 12時12分)[17144]

孝子 > 皆様と同じです。先日私もお店の場所ですが手書きの地図を亡くなられた友人のご主人にわたしたばかりです。ご主人野話し相手というかはなしをきいてあげることが友への供養とおもっています。話とびすみません。やけりは困っていたときに助かったな位の詠嘆とみてました。たしかにうっかりです。気がついてちがういい方をさがすべきでしたね。 (2020年02月18日 (火) 13時25分)[17150]

加津子 > 千尋様ありがとうございます。初心を忘れてしまっていたようです。選句には真摯に向き合わなければいけないと思いました。 (2020年02月18日 (火) 16時21分)[17156]

作者 > 「や・けり」のこと、皆さんにご指摘頂き、有難うございました。投句の際は気が付かず、選句の折に気づきましたが、もう遅く、そのままに致しました。基本的にはやはり、避けるべきと思っています。もう一度、推敲します。月番さん、お手数おかけしました。また、いろいろご教示頂き、勉強になりました。 (2020年02月18日 (火) 19時35分)[17157]

月番 > この月番も「出来た!」と思って一夜明けたら、、季語が無かったり「や・かな」、「や・けり」だったり、を繰り返しています。 (2020年02月18日 (火) 23時16分)[17163]

義之 > 「や・かな」「や・けり」の句はリズムがいいという千尋さんの書き込みについてですが、「三段切れ」の句も力強くリズムが良いですね。個人的にはこれら全てが許容されるという時代の到来を嘱望します。 (2020年02月19日 (水) 03時18分)[17167]

榮一 > や・けりですね。この形が絶対だめだと言うことではありませんがやはり敬遠してしまいます。観梅の風景は見えて来そうで悪くないとは思いますが。 (2020年02月19日 (水) 15時23分)[17170]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2020年02月19日 (水) 23時41分)[17189]
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