玄鳥 定例句会

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5・冬の日を返す鈍色スカイツリー 投稿者:世話人 (2023年11月15日 (水) 20時22分)[23219]
 3点 加津子・眞佐子・美保子


月番 > 東京のスカイツリー。冬日に立つ電波塔は確かに鈍色。 (2023年11月16日 (木) 09時40分)[23230]

美保子 > 先日東京タワーの事をテレビでやっていました。今でもとても人気があるそうです。東京タワーには修学旅行と東京に居る時とで何回か行きました。スカイツリーは娘の所に行ってホテルで食事中にも「もうすぐ完成ね」と眺めました。いつか行けるものだと思っていましたが、コロナのせいもあって、その時から東京に行かなくなりました。又、スカイツリーに行きたいからという理由を付けてでも、東京に娘の所に行きたいです。冬の日と鈍色はいい感じだと思いました。 (2023年11月17日 (金) 23時01分)[23252]

月番 > 美保子さん、是非、お出かけくださいスカイツリー。あの高さからの景色は絶景です。お出でのときはご連絡ください。スカイツリーの入口で待ち合わせしましょう。一緒に「鈍色」確かめましょう。加津子さんも、眞佐子さんも。 (2023年11月18日 (土) 08時38分)[23254]

美保子 > 月番様ありがとうございます。うれしいです。姉とその娘が行った時に私の娘も一回だけ行ったきりのようなのです。「鈍色」ひびきが好きです。 (2023年11月18日 (土) 20時27分)[23261]

加津子 > スカイツリーの色は、最も薄い藍染めの白だそうです。日本古来の鈍食が冬日に映えて素敵な姿です。足元から見上げるスカイツリーは圧巻です。宜子様お誘いありがとうございます。東京タワーもついでにどうでしょう。 (2023年11月19日 (日) 00時25分)[23263]

眞佐子 > スカイツリーの色は藍染めの白でしたか。近くから眺めた事はありますが、一度昇ってみたいですね。冬日に映える鈍色が好きでした。宜子さんありがとうございます。 (2023年11月19日 (日) 10時32分)[23264]

作者 > 東京にいったついでに、深川の芭蕉庵とスカイツリーに寄ってきました。
頼りは友達のスマホの検索ばかり。上野駅前のホテルを足場にして歩き回りましたが、電車に乗ったりおりたり、そのたびに特に下りのエスカレーターがなくて、階段をのぼったり下りたり、大変な思いをしました。そこで1番の句に続くわけです。本当に上りのエスカレータ―だけしか見つかりませんでした。でもよく晴れた日でしたから、よかったです。眺望抜群、横浜の何とかタワーも見えました。皇居もありました。 (2023年11月19日 (日) 14時49分)[23269]

月番 > 美保子さん、「鈍色(にびいろ)」ほんとに響きがいいですよね。作者さんの言葉選びのよろしさを感じます。
加津子さん、東京タワーは夜景がいいですよ。外から見るのも、タワーに上って東京の夜景は感動します。昼はスカイツリー、夜は東京タワー、大都会満喫です!
作者さん、主に地下鉄はエスカレーターの無いところが多いです。上りが作れるのなら下りも作れそうなものですがね。エレベーターなら上り下りOK.。晴れててよかったですね。横浜のタワーは「マリンタワー」ですね。 (2023年11月19日 (日) 17時11分)[23275]

榮一 > 実景として受け止められる句ですが平凡な気がします。 (2023年11月22日 (水) 08時00分)[23303]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2023年11月23日 (木) 17時14分)[23316]
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6・投句紙の五七の余白小六月 投稿者:世話人 (2023年11月15日 (水) 20時21分)[23218]
0点


月番 > 投句の締切近し!あと五音が白いまま、共感しています。 (2023年11月16日 (木) 09時42分)[23231]

義之 > 月番様の導入文はいいですね。掲句をどのように解釈すべきか悩んでいましたが、納得です。俳句は12文字の勝負と云われます。季語が動くと云われぬよう、下五に収める季語を探しあぐねねているのです。 (2023年11月17日 (金) 20時20分)[23248]

月番 > 取り合わせる季語は大事ですね。ある俳句作家が「季語を措くのではなく、働かせるのだ」と書いています。またハードルが上がりました! (2023年11月18日 (土) 08時42分)[23255]

洋子 > 五七の余白って、季語をいれるための余白だったんですね。季語を働かせるって、とても大切なことだと思いました。 (2023年11月19日 (日) 17時07分)[23273]

月番 > 十二音ができていてあと五音、それも季語。というときの季語選びは楽しいです。うまく嵌ったときの快感!見つからないときは・・落ち込みます。 (2023年11月19日 (日) 17時16分)[23276]

月番 > 「余白」と「空白」とは違いますね。 (2023年11月19日 (日) 23時23分)[23284]

義之 > 広辞苑には「余白」は何も記されないで白いまま残っている部分、「空白」は書いてあるべき部分に何も書いていない白いままのところとあります。これを踏まえ考察するに、「余白」は書画の創作の結果として発生し、ある意味作者の芸術的意図が察しられるに対し、空白は様々なフォーマットの文書や書類の部分的な欄の単なる未記入と云った語感が思われます。 (2023年11月20日 (月) 10時54分)[23288]

月番 > 義之さん、調べていただいて有難うございます。「五七の余白」は、意図的に残したと読めますね。もしかしたら、このままで埋める気持ちは無いのかも知れません。 (2023年11月21日 (火) 20時05分)[23297]

榮一 > 余白の5に小六月を書いたと言うことか。575が整ったということなのかもしれません。 (2023年11月22日 (水) 08時06分)[23304]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2023年11月23日 (木) 17時15分)[23317]
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7・桜もみじ廃車置場のスポーツカー 投稿者:世話人 (2023年11月15日 (水) 20時20分)[23217]
5点 加津子・柊子・剛・宜子・主宰


月番 > かつては高速で、レース場で活躍したであろう華やかなスポーツカー。いまは仕事を終えて廃車に。花の木も紅葉に。 (2023年11月16日 (木) 09時45分)[23232]

柊子 > えっ、あそこのこと? と思った程、御殿場辺りでこの景を見ています。田んぼの途切れた窪地にキャンピングカーやスポーツカーなど数台がまとめて置かれ、土手の上から桜の枝が伸びています。桜の花の時期は切ないのですが、もみじの頃は何か救われた思いがします。 (2023年11月16日 (木) 15時12分)[23239]

月番 > 空き地や雑木林のそばの「廃車置場」って、なにか切ないですよね。「桜もみじ」が救いでしょうか。 (2023年11月16日 (木) 20時29分)[23241]

> 周囲に桜の樹がある置場だろうか。余り気が付かないが葉を散らす桜も、スポーツカーにも過っては華やかの背景がある。大方のスポーツカーの多くは目立つために赤だったような気がするし、動かす事も無かったが、好奇心の強い青年には目を瞠る車だった感慨がある。少し早い桜の紅葉の季節感と、廃車置場、世の無常と云うか、少し無残な光景である。 (2023年11月19日 (日) 11時14分)[23266]

加津子 > 高齢化の日本の行く末かなと切なく感じました。月番さんが言われるように桜もみじが美しいと思いました。 (2023年11月19日 (日) 12時40分)[23267]

月番 > 廃車置場って、無惨な光景であったり、切なかったりマイナスなイメージなので、季語はせめて「桜もみじ」で作者さんは締めたのかもしれません。 (2023年11月19日 (日) 17時22分)[23277]

榮一 > 対比の面白さのようです。満開の桜の華やかさと全盛期の赤いスポーツカーの颯爽とした姿を想像させます。季節の移ろいとその変遷の残滓が思われます。 (2023年11月22日 (水) 08時11分)[23305]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんです。 (2023年11月23日 (木) 17時16分)[23318]
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 8・割り箸を割いて霜月迎えけり 投稿者:世話人 (2023年11月15日 (水) 20時19分)[23216]
2点 義之・宜子


月番 > 割り箸をパシっと割って、蕎麦を掻き込む。もう11月、今年もあとわずか。 (2023年11月16日 (木) 09時47分)[23233]

義之 > 霜月、すなわち陰暦の11月である。調べてみると、陰暦11月1日は陽暦では12月13日とある。月番様の書かれたように、年末も間近なこの時期に割り箸は蕎麦を思い起こす。なじみの蕎麦屋で割り箸を割きながら、しみじみとした気分に浸ったのであろう。割り箸を割いたら11の数字になるとは夢夢思ってはならないのである。 (2023年11月17日 (金) 11時30分)[23243]

月番 > 割り箸を割いたら数字の11、このほうが分かりやすい!!イェイェ、そんなことではないのです。11月は蕎麦屋でシミジミするのです。 (2023年11月17日 (金) 19時54分)[23247]

榮一 > 不思議と蕎麦屋が出てきます。霜月までは納得しても迎えけりが中途半端な気がします。 (2023年11月22日 (水) 08時15分)[23306]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2023年11月23日 (木) 17時16分)[23319]
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9・里山を歩く半日冬うらら 投稿者:世話人 (2023年11月15日 (水) 20時18分)[23215]
6点 洋子・紫翠・鈴子・保子・眞佐子・美保子


月番 > お散歩でしょうか、どんぐり拾い?きのこ狩り?「半日」が羨ましいです。今月の高点句のひとつです。 (2023年11月16日 (木) 09時50分)[23234]

美保子 > 先日紅葉を求めて夫の運転で姉と一緒にえびの方面にでかけましたが、ほとんど青い葉っぱばかりでした。同じように丈夫でない友人とハイキング位できる体に生まれたかったね。と言い合っています。ドライブででも出かけられる事は幸せと思っていますが。掲句の上五中七はそれだけでいかにも冬うららだと。 (2023年11月18日 (土) 20時33分)[23262]

洋子 > とても心の和む景です。うららかな冬の日をあびて、半日も散歩?ができて、よかったですね。 (2023年11月19日 (日) 16時49分)[23271]

月番 > ほんとにホッとしますよね。一緒に散歩している感じ。 (2023年11月19日 (日) 17時24分)[23278]

眞佐子 > 最近は山歩きもしなくなってしまいました。半日の山歩き羨ましいです。冬うららの季語が良いですね。 (2023年11月20日 (月) 11時46分)[23290]

紫翠 > 「冬うらら」の着地がよかったと思います。里山の素晴らしい情景が浮かびます。 (2023年11月21日 (火) 10時46分)[23296]

月番 > 季語のとりあわせは大事です。あらためて勉強になりました。 (2023年11月21日 (火) 20時08分)[23298]

榮一 > 何処にも傷がなくて良くまとまっているが冬うららで平凡になったようです。優しい句です。 (2023年11月22日 (水) 08時18分)[23307]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2023年11月23日 (木) 17時17分)[23320]
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10・淡々とひと日過ぎたる暮の秋 投稿者:世話人 (2023年11月15日 (水) 20時17分)[23214]
2点 紫翠・保子


月番 > 「暮の秋」は、日の入りが早いせいか「淡々と」過ぎてしまいます。 (2023年11月16日 (木) 09時53分)[23235]

紫翠 > 日常生活の感慨と思います。予定していたことを始めようとしたら、もう暮れかけていて、予定を変更することが、たびたびのこの頃です。 (2023年11月19日 (日) 10時43分)[23265]

月番 > 今頃の5時はもう真っ暗です。早く帰らなくちゃ! (2023年11月19日 (日) 17時29分)[23279]

保子 > 悠々自適と思いきや、意外と老後は忙しい。淡々としたひと日を過ごせて良かったです。明日からは通院とか諸々あり、また多忙。 (2023年11月20日 (月) 10時27分)[23287]

榮一 > 淡々が救いになっているようですね。日が永いのも短いのもそれなりに意義がありそうです。夜は1日の終わりを告げて安息できる時間になるからではないかと思われます。 (2023年11月22日 (水) 08時25分)[23308]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2023年11月23日 (木) 17時18分)[23321]
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11・もみじ散り「戦前」の文字紛れおり 投稿者:世話人 (2023年11月15日 (水) 20時16分)[23213]
0点


月番 > 「戦後は戦前に通じる」というコワイ言葉があるそうです。渡辺白泉の句を思わせます。 (2023年11月16日 (木) 09時55分)[23236]

義之 > 難解句でお手上げです。月番様、もう少しヒントが欲しいです。 (2023年11月17日 (金) 20時24分)[23249]

義之 > 渡辺白泉を調べてみました「銃後俳句」と呼ばれる無季俳句が有名の様です。「戦争が廊下の奥に立ってゐた」「銃後といふ不思議な町を丘で見た」「憲兵の前で滑って転んぢやつた」「玉音を理解せし者前に出よ」「夏の海水兵ひとり紛失す」「蓋のない冬空底のないバケツ」単純かもしれませんが掲句の「もみじ散り」は流血の事かもしれません。ただ、もう少し云いたいことを具体的に表現して欲しかったと思います。
(2023年11月17日 (金) 20時45分)[23250]

月番 > ヒントは季語の「もみじ散る」ですね。これしか手がかりがありませんから。「流血」とも読めますが、もう少し抽象的、心象と読みたいですが、無理ですかね。白泉の句のほうが分かりやすいですね。 (2023年11月18日 (土) 08時49分)[23256]

榮一 > 中七以下は作者が思うほど見えてこないようです。例えば戦前の文字はどこに書いてあるのかあるいは作者の心象なのか・・などです。紛れおりは何も示唆していないように思います。 (2023年11月22日 (水) 08時30分)[23309]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2023年11月23日 (木) 17時19分)[23322]
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12・箒目に少しの歪み萩の寺 投稿者:世話人 (2023年11月15日 (水) 20時15分)[23212]
8点 洋子・加津子・柊子・紫翠・保子・眞佐子・美保子・主宰


月番 > 今月の最高点句。きれいに掃き清められた寺庭の、その箒目にふと視線が止まりました。 (2023年11月16日 (木) 09時59分)[23237]

義之 > 最高点句の選句を逃してしまいました。理由と云えば、神戸にも「萩の寺」が存在します。近くには「那須神社」もあります。掲句の上五中七から醸し出される雰囲気は京都の龍安寺です。そこで違和感を覚えてしまったようです。もう一点は、「歪み」と云う言葉は3次元的な意味を強く感じます。因みに「箒目」と云えば二次元的と思うのです。こういった違和感が、私に俳句は「詩」であるということを忘れさせてしまったようです。 (2023年11月18日 (土) 09時58分)[23257]

月番 > 貴重なご指摘、有難うございます。ひとつ勉強になりました。
「歪み」が三次元的ならば、視覚の「箒目」は、例えば「乱れ」ならば「箒目に少しの乱れ」と、二次元の景として見えます。そこに景だけでなく、気持ちというか、奥行きをもたせる効果としての「歪み」という選択はどうでしょうか? (2023年11月18日 (土) 10時22分)[23258]

紫翠 > 大変内容のあるな書き込み拝見しました。一読しての感じ方はいろいろあると思いますが、私は作者の心情を感じ取りました。 (2023年11月18日 (土) 11時16分)[23259]

月番 > 紫翠さん、書き込みいただき有難うございます。この句から私は京都の銀閣寺を思いました。「銀沙灘」でした。 (2023年11月18日 (土) 19時48分)[23260]

洋子 > 箒目のゆがみ、あるいは乱れの中に、作者の心情を読み取るところまでいかなくてはだめなんですね。 (2023年11月19日 (日) 16時58分)[23272]

月番 > ダメということはないですが、俳句は「比喩」と思っています。箒目の歪み、乱れは作者、または主人公のなにかしらの「思い」の比喩として措かれたのかと読みたいです。 (2023年11月19日 (日) 17時37分)[23280]

加津子 > 「歪み」と「萩」がいいなと思い頂きました。語彙に乏しい私には言葉選びも難しいです。循子さんが「玄鳥の人は物を知らなさすぎる」と言っていた事を常に思い出します。もう一年になるのですね。 (2023年11月19日 (日) 21時18分)[23281]

美保子 > 循子様…句会の度に沢山の事を教えて下さっていました。ちっとも身につかなくて、申し訳なかったけれど。又もテレビでやっていたのですが、ご飯の支度をしながら、途中で気が付いたら、竜安寺ではなくもっと大きな庭が映っていました。箒目のきれいな庭でした。その箒目にていねいに見なければわからないくらいの歪み。心情なのではないかと。 (2023年11月19日 (日) 23時05分)[23282]

眞佐子 > 箒目から全国大会で行った事のある竜安寺の石庭を思いました。じっと眺めていますと心が洗われるような気がしました。掲句の少しの歪みは作者さんの心情ではないかと思います。 (2023年11月20日 (月) 12時13分)[23291]

洋子 > 私は箒目の歪みは、作者の心情ではなく、掃いた人の心の揺れのように思われるんですけど。 (2023年11月20日 (月) 14時06分)[23292]

榮一 > 実景が鮮やかに見えるところがいいのです。ふぁーつと記憶に残ります。 (2023年11月22日 (水) 08時32分)[23310]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2023年11月23日 (木) 17時20分)[23323]
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投稿者:世話人 (2023年11月15日 (水) 17時31分)[23211]
只今、11月句会の準備中です。

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投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時35分)[23108]
10月の句会の準備ができました。沢山の忌憚のない書き込みを宜しくお願いします。
なお、今月の月番は松谷眞佐子さんです。宜しくお願いします。


月番 > 主宰先生、お世話いただきありがとうございます。 皆様の選評よろしくお願いいたします。   眞佐子 (2023年10月16日 (月) 09時49分)[23110]

紫翠 > 句会に関係なく恐縮ですが、
『俳句四季』10月号に8句発表しました。読んでいただけると嬉しいです。 (2023年10月17日 (火) 11時02分)[23138]

月番 > 最近は本屋さんへ行く回数も少なくなりました。 「俳句四季」読みたいと思います。早速本屋さんへ行って来ます。 (2023年10月17日 (火) 20時23分)[23148]

宜子 > 『俳句四季』10月号、買ってきました。掲載された紫翠さんの八句ご紹介します。

   「疵のない空」
 風の盆天水桶に星が降る
 太陽が夕日にかわる大枯野
 疵のない空の残りし広島忌
 女から男生まれる神の留守

 白魚のうごくと光る命かな
 鐘のない鐘撞堂や終戦日
 落武者のごとく夕日のわらぼっち
 日の丸に穴あいている原爆忌

            以上 (2023年10月18日 (水) 20時10分)[23159]

紫翠 > 宜子さん有難うございます。 (2023年10月19日 (木) 10時17分)[23166]

孝子 > 申し訳ありません。パソコンとうとうだめなようです。受信メールも内容がひらけません。買うのにも手続きとか、できないので、大江戸はスマホでかろうじてできるのですが、パソコンめーるではむりかとおもいます。お世話になりました。ありがとうございます。 (2023年10月20日 (金) 16時44分)[23192]

月番 > 孝子さん残念です。私のパソコンも古くて時々玄鳥の場面がでなくなったり、返信のメールが出来なくなったりする事があります。今度の当番のコメントを入れようと思った時玄鳥の場面が出なくて、ヤフーで玄鳥俳句を検索して書き込みをしましたので気持ちが動揺してたくさんの間違いをして皆さんにご迷惑をかけすみませんでした。 (2023年10月20日 (金) 19時54分)[23193]

世話人 > 月番の松谷眞佐子さんお疲れさまでした。また、沢山の書き込みありがとうございました。期日になりましたので作者を発表いたします。 (2023年10月23日 (月) 10時40分)[23195]

榮一 > パソコンのOUTLOOkが壊れてメールのやり取りができなくなっています。しばらくご迷惑をお掛けします。宜しくお願いします。 (2023年10月23日 (月) 11時02分)[23209]

月番 > 主宰先生、全句に選評いただきありがとうございました。句会の皆様たくさんの書き込みありがとうございました。この辺で句会を終わりたいと思います。次回もお会いしましょう。  眞佐子 (2023年10月23日 (月) 15時10分)[23210]
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1・厨からハミング聞こえ月夜かな 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時31分)[23107]
1点 鈴子・


月番月番 > 厨のハミング良いですね。 (2023年10月16日 (月) 09時59分)[23111]

鈴子 > 厨からハミング聞こえてくるなん本当に素敵ですね。迷わず選をしました。月夜の美しさが際立ちました。 (2023年10月17日 (火) 19時28分)[23147]

榮一 > 情景はすぐに分かります。軽い感じで悪くはないのですが「聞こえ」は聞こゆの文語下二段活用の連用形のようです。文章としてはここで中止されていそうです。「かな」で終わるならば「聞こゆる」と連体形にして月夜に繋げるべきだと思います。文法にはあまり自信はありませんが。 (2023年10月20日 (金) 11時22分)[23176]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんでした。 (2023年10月23日 (月) 10時42分)[23196]
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2・まぼろしに夜汽車の通る月夜かな 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時30分)[23106]
3点 柊子・美保子・洋子・


美保子 > 銀河鉄道を思い浮かべました。少しうとうとしている時に夜汽車なのか銀河鉄道のように夜空に向かう列車なのか、見たような。 (2023年10月15日 (日) 21時46分)[23109]

月番月番 > 美保子さん書き込みありがとうございました。私も銀河鉄道を思い浮かべました。 (2023年10月16日 (月) 10時07分)[23112]

義之 > 上五の「まぼろしに」の措辞に何となく居心地の悪さを感じてしまい選を外しました。助詞の「に」が、「の」であれば、違和感は和らぐように思いました。
(2023年10月16日 (月) 18時14分)[23134]

柊子 > 盛岡のビルの壁画を思い出し、納得して頂きました。が何となくモヤモヤ…なるほど「まぼろしの」となるとすっきりしました。でも、そこに詠んだ方のこだわりもあるような気もしています。 (2023年10月17日 (火) 13時46分)[23142]

洋子 > 大きな満月を横切って列車が通る、という素敵な幻想です。好きな句です。 (2023年10月18日 (水) 22時56分)[23165]

榮一 > まぼろしが良くないようです。実在しない世界に夜汽車を通すことは心象風景であるとは思うがその心象風景を飾る言葉がまぼろしのようです。心象風景であるならば情緒の濃い言葉は避けることです。言葉が浮くと現実感や想いは薄れます。 (2023年10月20日 (金) 13時49分)[23178]

世話人 > 作者は石田剛さんでした。 (2023年10月23日 (月) 10時43分)[23197]
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3・のぼり旗花野の奥の蕎麦処 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時28分)[23105]
7点 孝子・加津子・保子・眞佐子・鈴子・紫翠・榮一・


月番月番 > 新蕎麦ののぼり旗でしょうか。 (2023年10月16日 (月) 10時10分)[23113]

紫翠 > おいしい蕎麦は意外と辺鄙なところに多いように思います。「のぼり旗」が効いているように感じられます。 (2023年10月17日 (火) 11時05分)[23139]

加津子 > 松本盆地の安曇野は今頃、新そばののぼり旗が風に揺れているでしょう。目の前に風景が広がります。 (2023年10月17日 (火) 15時54分)[23143]

鈴子 > 花野の奥の蕎麦処、吟行会で出掛けたいようなそんな気がしてきました。 (2023年10月18日 (水) 19時55分)[23158]

眞佐子 > のぼり旗に導かれて行く花野の奥が良かったです。 (2023年10月19日 (木) 22時20分)[23170]

榮一 > 具象的で悪くないようです。信州あたりの山間の鄙びた蕎麦処が出てきます。花野で季節感が濃く出た感じです。 (2023年10月20日 (金) 13時53分)[23179]

世話人 > 作者は宮本義之さんでした。 (2023年10月23日 (月) 10時44分)[23198]
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4・広電のブレーキの音秋深し 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時28分)[23104]
1点 柊子・


月番 > 公電は電報ではないようですね・機械的な事はよく分かりませんのでどなたか教えて下さい。 (2023年10月16日 (月) 10時52分)[23114]

義之 > 「広電」は広島電鉄の事かと思いました。富山にも走っていますが路面電車です。詳しくは分りませんが平和公園あたりにも広電で行けるのではないかと思います。「広電」はバスの運行もあります。 (2023年10月16日 (月) 12時41分)[23124]

月番 > 義之さんありがとうございました。路面電車ならブレーキの音がよく分かりました。 (2023年10月16日 (月) 14時25分)[23129]

柊子 > 広島の路面電車と思い頂きました。
夏は原爆忌、終戦記念日、夏休みならではの観光客も多いことでしょう。
そんな時期を過ぎ、広島市民の日常生活が戻ってきた気配を感じました。
一日、街を歩きましたが、色とりどりの路面電車が次々走ってくるのにびっくりしました。 (2023年10月16日 (月) 14時56分)[23133]

榮一 > 広島電鉄は各地の市電などを譲り受けて走らせています。そのために色や形はばらばらです。古い車両ですからブレーキの音も高そうです。秋深しも先ず先ずです。 (2023年10月20日 (金) 13時57分)[23180]

世話人 > 作者は石田加津子さんでした。 (2023年10月23日 (月) 10時45分)[23199]
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5・秋深む坂の途中で列車音 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時27分)[23103]
0点 


月番 > 秋の澄んだ空気の中で列車の音も坂の上まで聞こえそうですね。皆様の書き込みお願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時01分)[23115]

義之 > 「坂の途中で列車音」と云えば鉄道の発達した日本中の何処にでも遭遇する景色だろうと思います。それだけに新鮮味が薄かったのかもしれません。季語も動くように思います。 (2023年10月20日 (金) 06時13分)[23172]

榮一 > 何処と言って特徴がない句です。中七が働いていないようです。 (2023年10月20日 (金) 14時00分)[23181]

世話人 > 作者は伊藤保子さんでした。 (2023年10月23日 (月) 10時46分)[23200]
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6・性別は必須項目夢二の忌 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時26分)[23102]
3点 義之・宜子・紫翠・


月番 > 様々な書類には性別が必要ですが夢二の忌との関係はどうでしょうか。書き込みお願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時08分)[23116]

義之 > かなり離れた取り合わせの句ですが映像はしっかり見えます。作者の思いは全く分かりませんが、何となく納得しています。 (2023年10月16日 (月) 13時07分)[23125]

紫翠 > 下5の飛躍した取り合わせですが、イメージ的に説得力があるように思います。 (2023年10月17日 (火) 11時11分)[23140]

宜子 > なぜ「性別は必須項目」なのかは竹久夢二の絵から想像するしかありません。夢二の絵の特徴である黒猫やバランスの悪い女性の姿からすると妙に「性別は必須」と思えてしまいます。不思議な魅力的な句です。 (2023年10月18日 (水) 20時19分)[23161]

月番 > 皆さんご意見ありがとうございました。何となく解ってきたような気がします。 (2023年10月19日 (木) 22時11分)[23169]

加津子 > 宜子様ありがとうございます。私も月番様と同じく何となくわかったような気がします。夢二の絵は前からバランスが悪いと思っていました。特に手が大きく男のような感じがしていました。バランスの悪い女性の言葉にとても共感しました。 (2023年10月20日 (金) 11時25分)[23177]

榮一 > ジェンダーレスが叫ばれて久しいです。各人の性癖は特別とは思わないが個人差は歴然と存在します。善し悪しの問題ではなさそうです。必須項目は社会への批判とも取れなくはありません。夢二は特に女らしい女を描いた作家です。対比は微妙です評価も変化していそうです。 (2023年10月20日 (金) 14時17分)[23182]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2023年10月23日 (月) 10時47分)[23201]
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7・秋うらら終の棲家の鍵ひとつ 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時25分)[23101]
9点 柊子・義之・洋子・加津子・眞佐子・剛・鈴子・紫翠・榮一・


月番 > 鍵ひとつは一人暮らしでしょうか。書き込みお願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時12分)[23117]

義之 > 「秋うらら」とあるので悲痛さは感じられませんが、達観した淋しさのような気分は滲み出てくるように思います。「鍵ひとつ」の措辞に対する感じ方は読者それぞれにあるように思いますが、月番様の書かれたように一人暮らしを意味しているのでしょう。 (2023年10月16日 (月) 13時23分)[23126]

洋子 > 義之さんの「達観した淋しさ」という読みに感心し、共感致しました。 (2023年10月16日 (月) 14時41分)[23130]

紫翠 > 発想と無駄のない表現に感服しました。「秋うらら」が上手いと思います。 (2023年10月17日 (火) 11時14分)[23141]

加津子 > 鍵ひとつのシンプルな生活を季語の「秋うらら」で楽しんでいる様に思いました。 (2023年10月17日 (火) 15時59分)[23144]

鈴子 > 秋うららを上五に設定されたことにより掲句の中身が見えて来て鍵ひとつに悲壮感は感じられなく好感が持てました。 (2023年10月19日 (木) 19時50分)[23168]

> 有名な一茶の「これがまあ終の棲家の〜〜」本歌取りである。秋うららが救いのようであり、確かに一人暮らしも悠々自適の暮らしのように思われて、羨ましい。鍵が光って見える。

(2023年10月20日 (金) 10時16分)[23174]

榮一 > 鍵一つが終の棲家に良く似合っています。秋のうららかさが良く効いています。読み終えてまぎれのない句です。 (2023年10月20日 (金) 14時21分)[23183]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2023年10月23日 (月) 10時49分)[23202]
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8・霧深し利尻礼文の赤灯台 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時24分)[23100]
7点 孝子・義之・洋子・宜子・眞佐子・剛・榮一・


月番 > 利尻島と礼文島の灯台ですね。霧深しが良いです。たくさんの書き込みお待ちしています。 (2023年10月16日 (月) 11時18分)[23118]

義之 > 日本最北端の二つの島の美しい風景の絵葉書のような作品です。知識が無いので赤灯台が見えてきません。両島の海峡を挟んでそれぞれの島に赤灯台があるのでしょうか。作者の立ち位置も見えにくいようです。 (2023年10月16日 (月) 13時35分)[23127]

眞佐子 > 北海道で一番行きたい所が利尻島と礼文島でしたが未だに行けていません。珍しい植物がたくさん有るらしいです。地図で見ますと灯台のマークが幾つもありますので赤い灯台もあるのでしょうね。日本最北端の霧深しがよかったです。 (2023年10月17日 (火) 21時25分)[23150]

義之 > 赤灯台の意味を調べてみました。船が海から港に入るとき関門の右に赤灯台、左に白灯台が見えるよう配置され、岬や磯の独立した灯台とは目的が異なるようです。そういう意味からすると、掲句は船の出入港の景と云えそうです。連絡船か漁師船の港の様子を描いたものでしょう。 (2023年10月18日 (水) 08時00分)[23154]

洋子 > 幻想的な美しい光景です。
義之さん、ご説明ありがとうございました。 (2023年10月18日 (水) 14時28分)[23155]

月番 > 義之さんありがとうございました赤灯台の意味がわかりました。富山湾にも赤い灯台がありますが何も考えずに見ていました。 (2023年10月18日 (水) 19時43分)[23157]

宜子 > 霧の深い海、その海に向けて灯台が二基。寺山修司の〈マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや〉が思われました。霧の中の「灯り」はいろいろなことを連想させます。 (2023年10月18日 (水) 20時31分)[23162]

> 旅行会社がツアーを組む、北海道の観光地である。訪れた事は無いが、日本の最北端、稚内から島と島を結ぶフエリーも有るようで、日本海側の領土から、霧が晴れるとロシアを望むことも出来るらしい。深い霧は幻想を伴うのだろう。港に出入りする船の目印である赤灯台は、象徴的な灯台である。 (2023年10月20日 (金) 09時54分)[23173]

榮一 > いかにも北海道の秋の景色です。利尻礼文の地名もうまく座っています。眼前に赤灯台が見える様です。 (2023年10月20日 (金) 14時24分)[23184]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2023年10月23日 (月) 10時49分)[23203]
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9・秋天の天使のはしご昇る友 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時23分)[23099]
2点 美保子・義之・


月番 > 「天使の梯子」は幸せを呼ぶと言われていますが友との関係はどうでしょうか。書き込みお待ちしています。 (2023年10月16日 (月) 11時22分)[23119]

義之 > 映像は詩的ですが情感が勝ちすぎているかもしれません。 (2023年10月16日 (月) 13時39分)[23128]

榮一 > 友への追悼句のようです。雲の間から零れる太陽の光の帯は色々な呼び方があるようです。ヤコブの梯子の言い方もあります。いずれにしても西洋の宗教臭がする言葉です。昇る友は言い過ぎのようです。 (2023年10月20日 (金) 14時30分)[23185]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2023年10月23日 (月) 10時50分)[23204]
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10・秋冷や晒しの布巾縫い上がる 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時22分)[23098]
5点 柊子・美保子・洋子・加津子・宜子・


月番 > 晒しの布の巾に何かを縫い上げたのでしょうか。書き込みお願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時28分)[23120]

柊子 > 晒を何枚か重ねて、ふきんを作ったのでしょう。縫いかけや編みかけの物が身近にあると、シチューを煮込んだりする隙間時間に楽しみが増えます。
糸の色は? どんな模様? プレゼント用ならイニシャルを入れるかも?
秋冷ならではの楽しみを感じて頂きました。 (2023年10月16日 (月) 14時42分)[23131]

洋子 > 晒しで布巾を縫いあげたんでしょう。刺し子できれいな模様をいれて。
秋冷の時期に、晒の柔らかい優しい手触りが感じられていい句と思いました。
姉が徒然に刺し子の晒布巾を縫っていつも送ってくれたものでした。
今辞書を引いたら晒は夏の季語になっていました。 (2023年10月16日 (月) 14時55分)[23132]

月番 > すみません。読み違えていました。晒しの布巾が縫い上がったのですね。洋子さんのおっしゃる様に角川の大歳時記では晒布(さらし)さらし布は夏の季語とありました。現在では白木綿のことだそうです。 (2023年10月16日 (月) 20時24分)[23135]

美保子 > 四十の頃を最初に何度か入院しました。最初の入院の時は刺し子の布地に印刷されているものを買ってきてもらって、退屈を紛らわしました。二人の母にはエプロンに刺し子をして迷惑をかけているお詫びに上げました。晒は夏の季語でしたか。晒の洗う程に柔らかくなる質感がいいですよね。 (2023年10月16日 (月) 20時33分)[23136]

加津子 > 私は真っ新な布巾を想像しました。すぐ乾くし吸水も良く、使い勝手が良いので毎日愛用しています。季語とは知りませんでした。 (2023年10月17日 (火) 16時05分)[23145]

宜子 > 晒しの布巾の手触りは確かに「秋冷」でしょう。指先の触感と秋の肌感覚。すてきな取り合わせと思いました。 (2023年10月18日 (水) 20時36分)[23163]

榮一 > 女性の句のようです。共感も女性だけです。白い晒しの布巾を縫い上げた気分からすると秋冷は合わない感じです。 (2023年10月20日 (金) 14時41分)[23186]

世話人 > 作者は太田鈴子さんでした。 (2023年10月23日 (月) 10時52分)[23205]
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11・酒蔵のクラフトビール秋ともし 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時21分)[23097]
6点 加津子・保子・宜子・剛・鈴子・榮一・


月番 > 酒蔵でクラフトビールを作っているのでしょうか。ご意見お願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時31分)[23121]

加津子 > ビールも季語でしょうか。 (2023年10月17日 (火) 16時06分)[23146]

月番 > ビールも季語ですね。掲句は座語に「秋ともし」の季語がありますので酒蔵のクラフトビールは季節は関係が無いのではないかと思いました。皆さんいかがでしょうか。ご意見お願いします。 (2023年10月17日 (火) 20時51分)[23149]

保子 > クラフトビール 小規模な醸造所がつくるユニークで個性豊かなビールとの事。酒蔵 での醸造に物語性が感じられます。秋ともし で完成間近かと。 (2023年10月17日 (火) 22時17分)[23152]

加津子 > 「クラフトビール」が固有名詞の様に感じ、季語の「秋ともし」が大きいので選句をしましたが、どうもその辺りが曖昧で自信がありません。いつも迷います。 (2023年10月18日 (水) 20時16分)[23160]

宜子 > 日本酒の「酒蔵」ではなく、ビール工場の「酒蔵」と思いました。今はやりのクラフトビール。軽めの口当たりが「秋ともし」の感じでした。 (2023年10月18日 (水) 20時42分)[23164]

鈴子 > クラフトビール初めてしりました。「秋ともし」が心地良く納まり一度出かけて見たい気になりました。 (2023年10月19日 (木) 19時08分)[23167]

> 酒税法なる法律が改正されて、小規模なビール会社が多く地方にも登場した、「地ビール」と総称されてゐるが、クラフトとは、職人技のビール、手作りのビールを云うらしい。この句の酒蔵の解釈は地方の酒の醸造元とも読めるが、街中の呑み屋も酒蔵を名乗る。カウンターの後ろに並ぶ地方のビールではなかろうか。 (2023年10月20日 (金) 10時53分)[23175]

榮一 > 日本酒の小さな酒蔵がビールを造ったようである。酒とビールでは製法が違うとは思う。蔵元の若者が意欲を以て挑戦しているように思う。秋ともしも意欲の表れのようである。 (2023年10月20日 (金) 14時56分)[23187]

作者 > 伊丹の白雪酒造の、半オープンのような大きなレストラン?でクラフトビールをだしています。最初は味見のように小ぶりのグラスに4種類のクラフトビールをだし、あとは気にいったクラフトビールを注文して、ふつうのグラスでのみます。
お料理もしゃれていておいしくとても気にいりました。
その近くに柿衛(字はもう少し違いますが、出てきませんので、かきもり、とよみます)文庫があり、「稲畑汀子と宇多喜代子、女性の時代の俳句」という催しを22日までやっておりますが、そのなかのシンポジウム「女性の俳句」に参加しました。パネリスト;和田華凛・倉橋みどり・永田紅、司会;坪内稔典。「ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜」の逢ふ、が、合ふ、だったらどうかなどといういうことを話し合っていました。友達が稔典さんの本にサインしてもらったのですが、「どこの結社ですか」と聞かれて「玄鳥」とこたえると「玄鳥しっています」と答えられたとのことで、とても嬉しかったです。

(2023年10月20日 (金) 16時42分)[23191]

月番 > 作者さん珍しいお話ありがとうございました。行ってみたいですね。 (2023年10月21日 (土) 19時40分)[23194]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2023年10月23日 (月) 10時54分)[23206]
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12・新米搗く水車の音や夕日影 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時20分)[23096]
3点 孝子・保子・紫翠・


月番 > 山麓では今も水車を利用しているようです。書き込みお願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時34分)[23122]

保子 > 水車の音が聞こえてくるようです。全国大会で見た三連水車を思い出しました。四万十大会の時だったかもしれません。 (2023年10月17日 (火) 22時32分)[23153]

紫翠 > 「夕日影」で句が立ち上がったように感じます。 (2023年10月18日 (水) 15時02分)[23156]

榮一 > 村里の秋の風景です。水車は今は珍しいように思えますがないとは言えません。落ち着いた安寧の夕日影を感じさせます。 (2023年10月20日 (金) 15時06分)[23188]

世話人 > 作者は松谷眞佐子さんでした。 (2023年10月23日 (月) 10時55分)[23207]
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13・二十世紀丸ごと齧る波の音 投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時18分)[23095]
5点 美保子・孝子・保子・眞佐子・剛・


月番 > 二十世紀梨でしょうか。確か鳥取県が有名でしたね。皆様の書き込みお願いします。 (2023年10月16日 (月) 11時38分)[23123]

美保子 > 梨を丸ごと齧る場面は中々ないと思いますが、若い人ならあるかもしれないと思いました。果汁たっぷりの梨は齧るたびに果汁がしたたり落ちて、見ているだけでもおいしそうです。波の音が聞こえる、海の近くでしょうか。思い出の中の波の音でしょうか。 (2023年10月16日 (月) 21時30分)[23137]

保子 > 二十世紀丸ごと齧り で句意が伝わりました。大胆な表現だなと思いました。 (2023年10月17日 (火) 22時01分)[23151]

眞佐子 > 丸ごと囓るが壮快です。波音が聞こえて来そうです。 (2023年10月19日 (木) 22時27分)[23171]

榮一 > 普通では二十世紀だけでは季語になりません。梨は幸水、豊水、二十世紀と通常は呼ぶようです。梨が省かれた呼び方です。梨でなければなりません。 (2023年10月20日 (金) 15時15分)[23189]

> 二十世紀とか長十郎と名の付く梨が正統であった時代がある。今は品種改良が進んで三水と呼ばれる幸水や、豊水、新水等スーパーに並ぶ時代である。皮を剥かれた梨は瑞々しい。丸ごと齧れば、きっとひたひた寄せる水の音が聞こえるのだろう。

(2023年10月20日 (金) 16時09分)[23190]

世話人 > 作者は主宰でした。 (2023年10月23日 (月) 10時56分)[23208]
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投稿者:世話人 (2023年10月15日 (日) 11時17分)[23094]
只今、準備中です。

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投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時14分)[22997]
句会の準備ができました活発な書き込みをお願いします。今月の月番は山内宜子さんです。宜しくお願いします。


世話人 > 12番の句の訂正です。炭鉱は炭坑に訂正いたします。宜しくお願いします。 (2023年09月14日 (木) 07時17分)[22998]

月番 > 主宰先生 句会を準備いただき、有難うございます。
今月も、皆様の選評、鑑賞を楽しみにしています。たくさんのコメントお願いします。それでは9月の句会、スタートです! 宜子

  句  会 20日(水)まで
  作者発表 21日(木) (2023年09月14日 (木) 13時56分)[22999]

世話人 > 丁寧な書き込みをありがとうございます。月番の山内宜子さんお疲れさまでした。予定通り作者の発表をいたします。 (2023年09月21日 (木) 17時01分)[23079]

月番  > 主宰先生、各句への選評、ご指導有難うございました。またひとつ学ぶことができました。参加いただきました皆様、たくさんのコメントを有難うございました。
お彼岸に入って、さすがの猛暑も少しだけ和らいだようです。遠くに秋の気配を感じながら九月の句会を終わります。また来月お会いしましょう。宜子 (2023年09月21日 (木) 20時37分)[23093]
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1・ゆったりと鈴虫のなく時間帯 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時08分)[22996]
5点 柊子・洋子・保子・鈴子・剛・


月番 > 夜、鈴虫の鳴き声を聞いていられたら、それだけで至福の時。 (2023年09月14日 (木) 14時03分)[23000]

洋子 > 一日の仕事が終わり、ほっと一息。鈴虫の鳴き声も聞こえ、安らかな夜のひと時です。 (2023年09月16日 (土) 10時49分)[23029]

月番  > いち日の疲れが取れそうです。 (2023年09月16日 (土) 19時58分)[23036]

鈴子 > 以前は路地を歩いていると鈴虫の鳴き声が聞こえて来ましたが近頃は聞いたことがありませんがやはり時間帯があるのでしょうか。 (2023年09月18日 (月) 16時11分)[23051]

保子 > 時間帯 が気になりましたが、虫の鳴き声は
心穏やかになります。
(2023年09月18日 (月) 17時02分)[23053]

> 若い頃に鈴虫を貰って幼虫から育て、孵化させたりして何度か季節を過ごした記憶がある。特に時間帯は無いと思うが、家の中が静かなら真昼でも鳴いてゐました。もう聴こえなくなった耳の底に、何であんな虫がと云う思いが、今でもはっきりと音色を残してゐます。「それだけで至福の時」「安らかな夜のひと時」「心穏やかになります」「いち日の疲れが取れそう」みな、平和な時間。間違いなくゆったりに通じると思いました。 (2023年09月19日 (火) 11時48分)[23059]

榮一 > 時間帯からすればゆったりしているのは作者のようである。句の形からすれば鈴虫がゆったりと鳴いてゐる様に見えるが鈴虫がゆったりと鳴くことに違和感を覚えた。 (2023年09月20日 (水) 09時42分)[23066]

世話人 > 作者は小川紫翠さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時03分)[23080]
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2・吊皮のしずくの形秋意かな 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時07分)[22995]
6点 美保子・義之・眞佐子・宜子・剛・紫翠・


月番 > 電車やバスの吊革、たしかに「しずく」の形かもしれません。 (2023年09月14日 (木) 14時06分)[23001]

眞佐子 > 電車やバスの吊革が「しずく」の形に見えたのだと思いました。まだまだ残暑が厳しいですが吊革のしずくの形により秋はすぐそこまで来ているように感じます。 (2023年09月18日 (月) 11時31分)[23049]

> 秋声と同じく秋意も抽象的な季語である。文献に「秋の風景や天候に揺れ動く心の働きのこと。秋の風や秋の雨など に象徴される、いくらか沈んだ気分であろう」とある。勤め人の頃に、早朝の電車に乗った記憶が蘇える。吊革に繋がる人もゐない電車の吊皮は、一斉に同方向に揺れる。あの頃は一体何だったのだろうと、いま思う。きっとあの頃は涙の形だったに違いない。 (2023年09月19日 (火) 10時42分)[23058]

義之 > 何十年にわたり電車に乗ってきたが吊皮を見てこのような感想を持ったことは一度もない。年老いて、殆んど電車に乗らなくなった今、ふと吊皮が涙の雫の形だったのだと気づいたのである。 (2023年09月19日 (火) 14時00分)[23063]

榮一 > 下五を「かな」で纏めるならば形(かたち)と秋意の切れはいただけません。中八でも「形の」あるいは「形の・かたの」とする方が良いと思う。感じ方は面白いですが。
(2023年09月20日 (水) 09時51分)[23067]

世話人 > 作者は石田加津子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時04分)[23081]
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3・月明や本棚に耳置いて来し 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時05分)[22994]
2点 柊子・眞佐子・


月番 > 月の夜の本棚に「耳」を置いてきたという。「耳」はなんの比喩でしょう? (2023年09月14日 (木) 14時10分)[23002]

柊子 > 周りの音も聞こえないほど、読書に没頭していたのだろうと思いました。ふと気付けば意外なほど月が明るく、一人、月を眺める姿が想像できました。 (2023年09月15日 (金) 17時07分)[23018]

月番 > 「耳置いて来し」は、読書に没頭していたことなのですね。「月明や」が印象的ですね。 (2023年09月16日 (土) 09時03分)[23022]

眞佐子 > 月があまりにも美しいので先ほどまで読んだ本も調べ物もみんな本棚に置いて今は月だけを見ていたい気持ちでしょうか。 (2023年09月18日 (月) 11時18分)[23048]

榮一 > 面白い発想の句です。取れなかったのは「来し」が緩く感じられたからです。断定的にも弱い気がします。ここは「置いてある」と強く言い切りたい気がします。月明やより月光やが良さそうです。 (2023年09月20日 (水) 10時00分)[23068]

世話人 > 作者は山内宜子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時04分)[23082]
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4・和を以て貴つとし継子のしりぬぐい 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時05分)[22993]
1点 洋子・


月番 > 「和を以て貴つとしとなす」は、有名な聖徳太子の「十七条の憲法」の第一条。それと「継子(ままこ)のしりぬぐい」との取り合わせ。選者の選評が待たれます。 (2023年09月14日 (木) 14時18分)[23003]

洋子 > 継子のしりぬぐいなんておそろしい名前と思って、検索してみたら、花はピンクの小花が10個くらい固まっているとてもかわいらしい花なのです。
とげとげの茎や葉はおいといて、この固まって咲く花が、和も以て尊つとし、なのではないかと思い、いただいた次第です。
独選なので、冷や汗ものでした。スマホやネットでいろいろ調べたのですが、中には牧野富太郎が名付けたなどという今風のコメントが1行だけみつかりましたけど、ほかの誰も書いていないので、❓です。
支部の句会で、「ヘクソカズラ」のことが出ましたが、恥ずかしながら、この手の命名に心がひかれるようです。 (2023年09月16日 (土) 10時31分)[23026]

加津子 > 恥ずかしながら今「継子の尻拭い」検索しました。家の回りでよく見るピンクの可愛らしい花で名前に驚きました。可哀想な名前、誰が付けたんでしょう (2023年09月16日 (土) 13時55分)[23031]

月番  > 「継子の尻拭い」は秋の季語「蓼の花」の傍題にありますね。なんとも恐ろしい命名です。chatGTPにかけてみますと、蓼には茎にトゲ状のものがあるので、実子ではなく継子をイジメる時の比喩としてその名前がついたとありました。特定の花の名前ではないようです。それにしても、季語の傍題に入るのですね。上五の「和を以て〜」からすると、「継子であっても仲良く」ということかしら。 (2023年09月16日 (土) 19時52分)[23034]

榮一 > 季語だけで9音です。17音からすればあとは8音です。句は9音/9音の構成ですが難しい選択です。 (2023年09月20日 (水) 10時09分)[23069]

世話人 > 作者は主宰です。 (2023年09月21日 (木) 17時05分)[23083]
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5・二人かなついて来るのは秋の声 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時03分)[22992]
1点 剛・


月番 > ついて来る「秋の声」はどんな声? (2023年09月14日 (木) 14時20分)[23004]

> まだ夏の暑さが続いてゐるが、秋の声とは、夏の暑さが過ぎて空気が澄み切り雨や風の音など、自然が醸し出す様々な音を云うようで、それは季節が向かう寂しさである。この齢まで連れ添った夫婦の世界だろうと思うが、何となく矢切の渡しや,船頭小唄が、見え隠れするようで面白い。夫唱婦随のお惚気なのかも知れない。 (2023年09月19日 (火) 10時22分)[23057]

榮一 > 秋の声は静かな音のようです。二人について来る秋の声はそれなりに意味深いもののようです。ただついて来るはどうかと思いました。 (2023年09月20日 (水) 10時15分)[23070]

世話人 > 作者は鈴木美保子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時06分)[23084]
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6・大江戸も相撲も安房も大雷雨 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時02分)[22991]
1点 鈴子・


月番 > 「大江戸」のあとの「相撲」は「すもう」もしかしたら「相模」(さがみ)では? (2023年09月14日 (木) 14時24分)[23005]

鈴子 > 月番さまありがとうございました。相模と読んで選をしました。リズムもよく景が広がり好きな句です。 (2023年09月15日 (金) 08時49分)[23013]

月番 > 鈴子さん、早速にコメント頂き有難うございます。私も「相模(さがみ)」ではと思うのです。〈おおえど・さがみ・あわ」と字数が4・3・2ですので、とてもリズムがいいですよね。景も広がります。でも、もしかしたら「相撲(すもう)」かも・・作者さんのコメントいただけたら助かります。 (2023年09月15日 (金) 09時27分)[23014]

作者 > 訪れる事ももう無いかもと思いながら、眺めた海や山を思い昔を偲んでいます。三浦半島の先端の城ヶ島や久里浜の丘陵地から望む景観は、横須賀、浦賀水道、房総半島、相模湾の上に浮かぶ富士山。なかなか雄大なものがあります。ご指摘の通りの相模です。 (2023年09月15日 (金) 10時55分)[23015]

月番 > 作者さん、早速に書き込みをいただき、有難うございます。「相模」ですね。安心しました。
では、関東各地の旧国名をリズムよく並べた後の「大雷雨」です。皆さんのご感想をお願いします。 (2023年09月15日 (金) 13時06分)[23016]

孝子 > そのまま、相撲とよんでわからないと思いました。たしかに相模ならいただきました。
いただきました。このごろの大雷雨。私もぶつかって、帰りを急ぎいつもなら避けてる道の絵のタイルに足をかけつるっと大店頭、びしょぬれ恥ずかしく、かえって大打撲でした。よい句とおもいます。     (2023年09月16日 (土) 21時13分)[23037]

孝子 > 月番さん同じ色になりごめんなさい。転倒です。 (2023年09月16日 (土) 21時16分)[23038]

鈴子 > 掲句の大雷雨は少し気になりましたが「雷雨かな」と止めたら句がかなり変化してしまうでしょうか。 (2023年09月18日 (月) 20時27分)[23056]

榮一 > も・も・もで地名を繋いだ句です。関東地方の線状降水帯の感想のようです。よくわかる句ですが。 (2023年09月20日 (水) 10時19分)[23071]

世話人 > 作者は石田剛さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時07分)[23085]
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7・数独を孫に伝える夏休み 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時01分)[22990]
1点 孝子・


月番 > おじいちゃん、おばあちゃんが得意の「数独」を孫に教えてます。得意げです。 (2023年09月14日 (木) 14時31分)[23006]

孝子 > 主婦の買い物感覚の数字はすきですが。数独はまったく苦手です。でも好きな友人や電車でその本で書き込みしている紳士もよくみます。憧れです。夏休みに得意なものを孫に伝授できるなんてすばらしいです。 (2023年09月16日 (土) 21時23分)[23039]

義之 > 一時数独にはまり1〜2時間をかけて解いていました。その後エクセルで数独解読のプログラムを完成させ、数秒から数分で解けるようになりましたが今はやっておりません。掲句のように孫に私のプログラムを引き継いでもらいたいものです。 (2023年09月19日 (火) 17時43分)[23065]

榮一 > 孫俳句です。孫俳句が総て悪いとは思いません。数独を伝えるがこなれていない様です。 (2023年09月20日 (水) 10時21分)[23072]

世話人 > 作者は伊藤保子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時08分)[23086]
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8・黒犬のよぎるおわらの風の盆 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 07時00分)[22989]
9点 美保子・加津子・洋子・眞佐子・鈴子・宜子・剛・紫翠・榮一


月番 > 今月の高点句のひとつ。「黒犬」をよぎらせた効果でしょうか。 (2023年09月14日 (木) 14時34分)[23007]

加津子 > 静かなおわらの風の盆に黒犬。映像が拡がり頂きました。 (2023年09月16日 (土) 08時38分)[23020]

月番 > 「風の盆」だけでも情景は浮かびますが「黒犬」をよぎらせると、もっと鮮明になりそうです。まさに映像の拡がりですね。 (2023年09月16日 (土) 09時06分)[23023]

洋子 > 黒犬がよぎったことで、おわらの風の盆の夜の闇の深さが、増幅されたように感じられました。  (2023年09月16日 (土) 10時35分)[23027]

眞佐子 > 夜通し踊られる風の盆の闇に黒犬がよぎったことで情景が現実味を帯びたような気がしました。 (2023年09月18日 (月) 11時05分)[23047]

鈴子 > 数十年前の事を思い出しました。友人に誘われて風の盆に憧れていたこともあり出かけました。踊り子さんの編み笠から見え隠れしててるお顔を思い出しました。風情のある風の盆を楽しみました。 (2023年09月18日 (月) 17時22分)[23054]

鈴子 > すみません、見え隠れしているです。 (2023年09月18日 (月) 17時26分)[23055]

> おわら風の盆はメジャーではない盆踊り。小説やテレビなどのマスコミが宣伝して風の盆は世に出たように何時も思う。意外性と云うべきか、漆黒の犬をよぎらせて、三味や胡弓を引き連れて踊る人と、陶酔してゐた観客を我に還らせたようである。この季節の踊りや祭りは全国津々浦々に多彩である。阿波や郡上八幡等々〜〜。興行としての祭りが過ぎれば、何やら幔幕の裏でお金を数える人達が見えて仕方が無い。 (2023年09月19日 (火) 14時37分)[23064]

榮一 > 風の盆では踊り手や三味線、胡弓に眼がいきがちになります。それを外して黒猫に焦点を外したのが成功しているようです。風の盆にも祭りと日常が同居しているのです。 (2023年09月20日 (水) 10時25分)[23073]

世話人 > 作者は久野孝子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時09分)[23087]
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9・手を伸ばす小川彼岸の無花果よ 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時59分)[22988]
1点 美保子・


月番 > 小川の向こう岸の無花果に思わず手を伸ばしています。 (2023年09月14日 (木) 14時39分)[23008]

美保子 > 無花果は子供の頃から大抵庭に植えてあり、結婚してからも母が取っておいてくれたものです。夫の実家にも大きな木が二本あり、コンーポートやジャムにしたものです。ですから、無花果と言う言葉にすぐ反応してしまいます。小川彼岸と言っても何とか手が届く、小川に落ちてしまわない川幅でないと。 (2023年09月17日 (日) 21時30分)[23045]

榮一 > 句意は鮮明です。ただ「彼岸」は向こう岸と言うことですが仏の匂いが気になるし漢語の表現が硬いです。無花果は毎日ヨーグルトに入れて食べています。 (2023年09月20日 (水) 10時32分)[23074]

世話人 > 作者は宮本義之さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時10分)[23088]
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10・古びたるコーヒーミルや暮れの秋 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時58分)[22987]
8点 柊子・孝子・加津子・義之・保子・眞佐子・紫翠・榮一・


月番 > こちらも高点句のひとつ。使いこまれたコーヒーミルと「暮れの秋」との取り合わせです。 (2023年09月14日 (木) 14時42分)[23009]

加津子 > コーヒーミルと共に歩んできた時間を感慨深く懐かしんでいる作者が浮かびました。 (2023年09月16日 (土) 08時32分)[23019]

月番 > 「古びたる」が、これまでの時間を思わせますね。きっと、コーヒーの香りのような時間。 (2023年09月16日 (土) 09時12分)[23024]

柊子 > コーヒーミルを使う度に楽しかったこと、悲しかったこと…たくさんのことがよみがえり、しみじみとした時間がいかにも暮れの秋だと思いました。 (2023年09月16日 (土) 15時11分)[23033]

孝子 > 古びたるコーヒーミルがなんともいい感じです。季語もなんともいえない愛情や情感をかんじさせてくれていいです。 (2023年09月16日 (土) 21時33分)[23040]

眞佐子 > 古びたるコーヒーミルと季語の暮れの秋の取り合わせが好きでした。 (2023年09月18日 (月) 10時53分)[23046]

義之 > 「古びたる」と書いているので壊れてはいないのだろう。作者は今もこの道具を使って珈琲豆を挽いているのである。人生の喜びや悲哀と云った感情にオーバーラップする。 (2023年09月19日 (火) 13時53分)[23062]

榮一 > 電動の自動のコーヒーメーカーが流行りの時代です。簡単で美味しいコーヒーもできる様です。コーヒーミルを長年愛用してきたようです。豆を挽いたときの香りもいいものです。それが生活になっているのです。 (2023年09月20日 (水) 10時38分)[23075]

世話人 > 作者は太田鈴子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時11分)[23089]
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 11・博物館の緩いスロープ夕かなかな 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時57分)[22986]
10点 美保子・柊子・加津子・義之・洋子・保子・鈴子・宜子・紫翠・榮一・


月番 > 今月の最高点句!選んだ皆さんのコメント、お願いします。 (2023年09月14日 (木) 14時46分)[23010]

紫翠 > 「緩いスロープ」と「夕かなかな」の取り合わせに尽きると思います。 (2023年09月15日 (金) 16時41分)[23017]

加津子 > 季語が良いと思いました。 (2023年09月16日 (土) 08時40分)[23021]

月番 > 「夕かなかな」いいですよね〜。取り合わせは、大事です。 (2023年09月16日 (土) 09時15分)[23025]

洋子 > 長い夏がおわり、博物館で、ゆっくり一日を楽しみ、夏の疲れを洗いながして帰るところです。カナカナが秋を告げ、ゆったりといやされた思いが伝わります。 (2023年09月16日 (土) 10時45分)[23028]

柊子 > 博物館で過ごした満足感と心地よい疲れを緩いスロープから感じ、そんな背を夕かなかな見送っている気がしました。 (2023年09月16日 (土) 15時05分)[23032]

美保子 > 夕かなかな、自分では使ったことがないと思いますが、やさしいような、素敵な季語ですね。博物館や美術館の出入り口には長い階段と緩いスロープがありますね。かなり昔から車いすなどに配慮されていたのですね。掲句を読んで当たり前のようにそのことまで思いが至るような句です。 (2023年09月16日 (土) 23時11分)[23044]

鈴子 > 夕かなかなと止められた作者の方のセンスの光る句と思いました。 (2023年09月18日 (月) 15時25分)[23050]

義之 > 「夕かなかな」の効果でしょうか、認知症の夫の車椅子を妻が押して博物館から出てきた、そんな映像が想像されました。秋の夕焼けが美しく広がっています。 (2023年09月19日 (火) 13時35分)[23060]

榮一 > 木々に囲まれたような博物館の佇まいが落ち着いた感じです。図書館や博物館などは閉館が5時ごろです。カナカナに送られて緩いスロープを帰るのです。秋の終わりを感じさせます。 (2023年09月20日 (水) 10時42分)[23076]

世話人 > 今月の最高点句です。作者は松谷眞佐子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時12分)[23090]
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12・炭坑のカナリア夜の曼殊沙華 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時55分)[22985]
5点 孝子・加津子・義之・宜子・榮一・


月番 > 炭坑に入る時、ガス漏れ感知のためにカナリアを入れた籠を先頭の人が持って入ります。「夜の曼珠沙華」との取り合わせです。 (2023年09月14日 (木) 14時51分)[23011]

加津子 > 心がざわざわする句です。闇に浮かぶカナリアの黄、曼殊沙華の赤。最近の気候変動の災害が頭をよぎりました。 (2023年09月16日 (土) 13時46分)[23030]

月番  > 「闇・黄色・赤」と、たしかに何か起こりそうな配色です。災害ですか! (2023年09月16日 (土) 19時55分)[23035]

孝子 > 夜の曼殊沙華がきになりましたが、炭坑のカナリアはよくきいていたので、作者のかんじゅせいに興味をもっていただきました。
(2023年09月16日 (土) 21時43分)[23041]

義之 > 何処にでも咲いていそうな曼珠沙華、九州に今も残るのぼた山にもそういう風景が見られるかもしれない。意味性が強い句であるが、心に響く。
(2023年09月19日 (火) 13時41分)[23061]

榮一 > 昔の炭坑の風景です。現代ではきっちりとした計器が準備されていることだと思われます。炭坑の薄暗さの中のカナリヤの羽の色と夜の曼殊沙華の花の色がよく合っているようです。死を知らせるカナリヤと死人花と言われる花の取合せは曼殊沙華に対する作者の心の奥の花のようです。忌み嫌われている曼殊沙華は奇麗な花なのです。 (2023年09月20日 (水) 10時53分)[23077]

世話人 > 作者は和田柊子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時13分)[23091]
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13・秋ともし捨てよ捨てよの五七五 投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時54分)[22984]
2点 孝子・保子・


月番 > 俳句は「多作多捨」と言われます。 (2023年09月14日 (木) 14時58分)[23012]

孝子 > いつもいつも気にして入るのにステラ家ない私がいます。すてるくらいなら推敲に推敲したいと思いますが、駄句は推敲しても駄句なのでしょうか、たまに天からふってきたときはうれしいのですが、作者はこの季語のように一番句作にいい時期をたんのうしているのですね。 (2023年09月16日 (土) 21時54分)[23042]

孝子 > すいません。修正不可です。捨てられない私です。 (2023年09月16日 (土) 21時57分)[23043]

保子 > 作句のための標語というかスローガンのように感じ、初心忘るべからずと思いました。 (2023年09月18日 (月) 16時58分)[23052]

榮一 > 捨てよ捨てよの575と言われてもな〜との思いです。多作多捨はよく言われましたが多作は難しい一面もあります。このようにストレートに言われると秋の灯火もどこかへ消えてしまいそうです。 (2023年09月20日 (水) 11時00分)[23078]

世話人 > 作者は森内洋子さんです。 (2023年09月21日 (木) 17時14分)[23092]
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投稿者:世話人 (2023年09月14日 (木) 06時52分)[22983]
9月の句会の準備中です。

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投稿者:世話人 (2023年08月13日 (日) 11時36分)[22888]
句会の準備ができました。活発な書き込みをお願いいたします。句会は8月20日までです。今月の月番は石田加津子さんです。宜しくお願いします。


加津子 > 今日は。今日から三日間ご先祖様の接待に追われます。句会の月番ですが、
皆様のご協力宜しくお願いします。 (2023年08月13日 (日) 11時52分)[22889]

月番 > 関西の皆様、台風7号の暴風雨は通り過ぎましたでしょうか。吹き返しの風にご注意ください。お見舞い申し上げます。台風に負けずに句会のご参加宜しくお願いいたします。 (2023年08月15日 (火) 17時43分)[22912]

洋子 > 月番様、お見舞いありがとうございます。
昨日と今日、句会が予定されておりましたが、昨日の句会は普通に行われました。が、15日は台風直撃という天気予報なので、15日の句会は中止ときめました。
今日15日、怖いもの見たさでおきましたが、やっぱりばっちりやってきました。一日雨が降っていましたが、ここ神戸では風がそれほど強いとは思いませんでしたが。今は雨もだいぶおさまっています。
日頃の夏の疲れをとろうと昼寝をしてすごし、合間合間にテレビを見ましたが、各地で大変荒れていたようですね。被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。 (2023年08月15日 (火) 20時14分)[22918]

月番 > 洋子さま、被害がなくてなによりです。豪雨の被害には胸が痛みます。 (2023年08月15日 (火) 20時49分)[22924]

月番 > 主宰先生、全句に渡りご指導ありがとうございました。この秋はまだ高温が続くようです。モリモリ食べて運動をし社会参加のネット句会を楽しみにフレイル予防に努めましょう。ありがとうございました。 (2023年08月20日 (日) 13時19分)[22968]

世話人 > 沢山の書き込みをありがとうございました。月番の石田加津子さんお疲れさまでした。21日ですので作者を発表いたします。 (2023年08月21日 (月) 17時04分)[22969]

世話人 > 追記、鈴木美保子さんは家事都合で今月は投句はありませんが選句の方はしていただきました。ありがとうございました。 (2023年08月21日 (月) 17時23分)[22982]
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