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歯科技工から歯科医療の将来を考える掲示板

歯科技工の海外委託問題訴訟を支援する会の掲示板です。 歯科技工から見えてくる歯科医療の将来を皆さんとともに考えていく場所としたいと思います。 誹謗中傷、著しいルール違反、公序良俗に反する書き込みは切除させて頂きます。　

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歯科技工士が気づかない不正請求の罠 (35) 日時：2008年07月15日 (火) 12時18分 名前：G3 歯科技工所を自営している皆さんには、これまでにお得意先の歯科医院から納品伝票を書き換えて欲しい、新しく打ち出して欲しいなどと依頼されたことは無いでしょうか。 過去数ヶ月、酷い時は１年近く遡ってインレーをクラウンに、クラウンをブリッジに、甚だしい場合は受注の記録も無い補綴物を納品したかのように伝票を出して欲しいと。 現在の保険点数、診療報酬では殆どの歯科医療、診療行為が赤字であります。　唯一収入減になっているのが補綴であり我々歯科技工士が委託され製作した上で歯科医院に納めている補綴物そのものです。 指示書があり、模型と齟齬がなければ私達は実直に作製するだけです。　補綴点数の７割なら７割、安くと言う事で３割や４割の料金でやっているのであればその金額で、私は疑う事も無く使用したキンパラ料金と共に請求するだけです。 仮に私ども歯科技工士がこれじゃ喰えないからと勝手に値を吊り上げて請求したり、１本を２本や３本として請求するとか、使用したキンパラを多く請求したりすれば、即刻納品した歯科医院から苦情や抗議の電話が来るはずです。 そうです、仮にでも歯科技工士が補綴物製作で料金や請求量を誤魔化せば怒り狂うのは納品先の歯科医師です。 当然ですがその様な誤魔化しを許さない歯科医師達であれば、きっと真面目に保険診療をなさっている事でしょうと私ども歯科技工士も安心な訳です。 しかし実態は上記のようなこちらはやっても居ない、請求しても居ない伝票をでっち上げるなり、改竄を要求されるなどの依頼、圧力が当然のように歯科医師から歯科技工士になされるのであります。 私達が知らぬこととは言え、歯科技工士のミスや過誤には異常反応を起こす歯科医師達が、レセプトに於いては不正請求や架空請求を行っており、露見しかければ辻褄併せの改竄やでっち上げを恥ずかしげも無く歯科技工士や歯科技工所に要求し頭を下げてくる。 こんな事、もう世間やお上はとっくに承知の事でしょう。 歯科技工士も知らなかったでは済まされません。 私達の作った補綴物が不正請求に利用されている事が分かれば、こちらが知らなかったという言い訳は通用しません。 ましてや改竄でっち上げに協力したとあれば、不正請求の共同正犯として当然ですが基金や税務署の監査指導の対象になります。 私達歯科技工士の存在が、潜在的な不正請求、医療過誤の原因となることは避けねばなりません。 国が斯くも我々歯科技工士に酷薄であるのは、我々歯科技工士の存在そのものが、歯科医師の不正やモラルハザードの温床に成っているとの認識があるからかもしれません。 私達自身、真摯に実直に職務に取りみ、間違っても不正請求に荷担したととられる事の無いように我が身を律していかなければなりません。 注目投票をする(189)

(36) 日時：2008年07月15日 (火) 23時15分 名前：G3 私が昨日要求された改竄やでっち上げ。 実はそのものずばりの架空請求を取り上げた大阪朝日放送のムーブという番組でやっていたとかで、 あまりのタイミングの良さに、私もびっくり。 歯医者の雑学さん（勝手にすみません） http://blog.iryou-zatugak.lomo.jp/?eid=846282 ここで見られます。 http://blog.iryou-zatugak.lomo.jp/?eid=846282

歯科技工士が気づかない不正請求の罠 (37) 日時：2008年07月17日 (木) 21時20分 名前：vrsca 真面目にやっている歯科医院や歯科技工所には別世界のこと。 歯科医療の崩壊が待ち遠しい。 壊れてしまえ歯科医療。 何でもいいから淘汰の時期が待ち遠しい。

(39) 日時：2008年07月18日 (金) 22時09分 名前：田舎の片隅より 書き換えは常套手段ですね。 僕らみたいに技工士になった時既にありがちなことだったりすると、最近までいけないこととは思ってなかったり。 なんていうか、「歯科医にとっては当たり前のこと」なのかと。 さすがに全員ってわけじゃないけど、いわゆる「●○家の裏技」の類と思ってました。

(40) 日時：2008年07月19日 (土) 06時57分 名前：やどかり 先日、お得意様と不正請求の話をしていたら これは三種類に分けられるのだ、とありがたいレクチャーを して頂きました。 だからなんなのか・・・？ ヨウわからん・・

(41) 日時：2008年07月19日 (土) 23時07分 名前：田舎の片隅より 三種類って何なんですか？ 不正請求にも種類があるってことでしょうか？ やり方、方法がってことかな？ まあ、正直技工士からした場合、不正の片棒担いだからって何らかの利益を得られるわけでなく、強いて言うなら「明日も仕事をもらいにくる」許しを得てるだけなので、鬱屈してしまうのかもしれません。 料金問題をはじめ、「患者のため」「歯科医にも生活がある」「スタッフにも給料が必要」いつもこの三つぐらいが「正当な理由」なわけですが、技工士のことは一つもないですよね。 それは当然で、不正の片棒担いだからって技工士に何か利益を還元してたらうまみが減ってそれをする意味が薄れてしまうし、料金なんて直接関係するし、技工士ははじめから「よそ者」でなければ歯科は成り立たない。 そういうところに、言葉にすればつい恨み節になってしまう鬱積した思いがたまるのかも。 それじゃいかんと分かりつつも……まあ人間なかなか悟りの境地には立てないと。(苦笑)

(42) 日時：2008年07月21日 (月) 13時27分 名前：G3 基金や保険者の皆さんが、このレセプト、本当かなと疑問に思うとして、例えばラバーダムの異常な請求量がありながら、メーカー出庫数量は限りなくゼロに近かったら、こりゃ誰が見てもおかしい訳で。 んだから、ラバーダム加算は無くなったはず。 改竄や架空請求が納品先の歯科医院で行なわれているかなどということを、一々聞いていたら受注など出来ません。 第一そんな事を聞かれたら、出さないでしょう。 今回、要求された改竄は、手元の記録と付き合わせると明らかに補綴部位が増えていたり、こちらに受注も納品の記録も無い物だったので、はあ〜〜これが架空請求の手口なのかとがてんが行った次第。 初めてのことじゃないけど、医療保険や保険制度を知る前では、歯科医院に協力するのも業務の内くらいにしか捕らえていなかった。 これじゃ、患者さんも支払い側も国だって浮かばれませんよ。 どんな形の不正であっても、不正と言う形でお金は歯科医院に落ちます。　インプラントの前処置を保険請求して置き、インプラント自体の診療報酬を請求したとして、保険が撒餌となり、美味しい現金の部分はしっかり歯科医院に落ちる訳です。 患者さんも損をしていないと思うかも知れませんが、そうじゃないと思います。 保険料が不正の結果として歯科医院に払われたのなら、それは保険料を納めてきた全ての国民を騙している事になります。 本来なら全額負担せねばならないインプラントの患者さんの医療費まで、別の保険診療しか受けられ無い保険料を払いつづけている国民が負担せねばならないとは、これも騙されたような物です。 何かと言えば、食わせてやっているのは俺たちだと言う歯科医院や歯科医師達ですが、果たしてそうなのでしょうか。 後６年ほど、今の状態が続いたとして、このペースで歯科技工士が減少を続ければ、大手のラボも無傷ではすまないでしょう。 歯科技工士の減少と、歯科医師の減少。 歯科医療業界の現実に対する「気づき」の現れだとすれば、そこには１６年くらいのタイムラグがあります。 歯科医師の自然な減少が表に出てくるのは後６年してから。 しかし、歯科技工士の減少は１９９８年に技工業界のおかしさが表ざたになってからですから既に１０年目です。 歯科医師数は今も年間１２００人は自然増があります。 しかし、歯科技工士は年に数百人は減少しています。 今は３５０００人位ですが、新卒者の数から引退や廃業者の数を引いたらマイナスな訳ですから、６年後には３００００人を切っている事だってありえます。 その時、歯科医師がまだ増加しているとしたら・・・・ 若い歯科医師がだぶりまくる歯科医院と、よいよいで老眼の歯科技工士が細々と存える歯科技工所。 今でさえ、現行制度では改竄や架空請求でもしなければ、必要な医業収入が確保できないのですから、そこに今度は補綴の外注が滞るようになれば、一気に歯科医院の淘汰が始まるのでしょうかね。 自業自得とは言え、とばっちりを受けるのはいつも患者さんだから報われません。

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