お金の話
[6243]グッキー
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2016年12月29日 (木) 05時10分
無人島で百人で分業化経済をする。 その無人島では衣食住、十分なものが生産出来るとする。
お金が無ければ分業化経済は困難だから、みんなで相談して通貨を創る。 通貨はみんなの負債で有り、所有しているものの資産とする。
まずみんなの生産力を見計らって通貨を創り、みんなに平等に配るしか無いだろう。(生産力に従って通貨を創る)
それで少なければまた通貨を創り、みんなに平等に配る。多すぎればみんなから平等に回収するというのが当然のことだろう。
ここで一つの農家が広大な農地を所有し、お米を独占的に生産するように成ったとする。 独占的に生産すれば儲かるので、お金を倉にごっそり貯めてしまう。
お金が減り需要が減れば、独占的に生産する者は、生産を減らし価格を維持しようとする。 するとますます実物経済のお金が減り、需要が少なく成ってしまう。 価格を維持しようとすれば更に生産を減らし、やがて餓死者が続出することに成る。
どうしたら良いか? お金を貯めた者から取れば良いか?お金を貯めた者は取られまいと必死に抵抗する。 まあ、だいたいお金を貯めた者は社会を牛耳り、人を雇って抵抗するから上手く行かない。
お金が足りなく、生産力に比べお金が少ないのなら、お金を創ってみんなに平等に配れば良いのではないか。 生産力に見合う需要は確実に創るものとする。 これならみんな困らない。
お金が溜まり過ぎればお金の価値が減り減価するだけのことだ。 お金を貯め過ぎた者はお金の価値が減るのはけしからんと文句を言うだろう。しかし直接に取られるのでは無いから争いには発展しないだろう。 もともとお金と商品を等価にするには、お金を減価させるのが当然のことだ。
大きな格差とは経済主体間の拮抗力の違い、寡占、独占から起きる。 市場経済に必然的に起きる、市場経済の欠陥だ。 市場経済を行うなら、人々はこの欠陥への対処法を考えなければ成らない。
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