若者は何処に行くのか?
[6244]グッキー
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2016年12月29日 (木) 16時53分
昔は会社を辞めても、いざと成れば3K労働をすれば稼げるという思いが有った。 知り合いの大学生は地下鉄建設のバイトをしていた。 1日1万2千円くらいで良い収入に成ったみたいだ。 バイトでタクシーの運転手をしていたのも居た。 夜の銀座、赤坂などに行くと余禄だけで1万円くらいに成ったと言う。 競馬場、競輪場などに毎日行く運転手も居た。帰りに乗合で5人乗せ2万くらいの余禄を稼いでいたみたいだ。 サラリーマンの平均年収よりよっぽど良いので、そのままタクシーの運転手に成った者も居た。 死体洗浄という仕事も聞いたことが有る。 みんなが嫌がる仕事なので、月40〜50万円の収入に成ると言っていた。
今は3K労働をしても賃金は安いみたいだ。 必死で公務員や1流企業に就職しないと将来が見えない。 就職したら必死に会社にしがみ付いて居なければ成らない。 会社を辞めれば特殊技能でも無い限り所得は下がって行くばかりだ。 そしてグローバル化により平均賃金は下がって行くばかりだ。
スキルを持てばなどというのは為政者の言い訳に過ぎない。 スキルはみんなが持って無いから価値が有る。みんなが持っているスキルは価値は無い。 つまり落ちこぼれない為にスキルを身につけるということに成る。 そしてどう足掻こうと雇用環境の悪い中では落ちこぼれる者が必ず出る。
いったいこんな環境の中で若者は何を考えて居るのか? 今を必死に生きて居るだけか? 餓鬼世界の中で必死にもがいて居るだけか?
世代間戦争というのが有る。餓鬼地獄の中で必死に奪い合いをしようという餓鬼の発想だ。 餓鬼は己の住む餓鬼世界を餓鬼世界と認識することは無い。
そして火炎地獄、血の池地獄、絶望の時が来る。
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