今年度７５００億ドルという大幅財政赤字の中、財政赤字を何処まで大幅に伸ばせるのだろう？
議会は健全財政派、緊縮財政派がほとんど「借金で潰れた国は無い」とするドンキ・ホーテは一人も居ない。

議会との調整で財政政策は縮小されるのでは無いか？
軍事予算の削減は議会の抵抗で難しい。とすれば公共投資、減税も限られたものになる。
景気回復狸音頭が癌だ。これが財政政策を制約する。

必然的に雇用の創出は貿易政策がメインに成る。
何処の国も失業というババを引きたく無い。貿易戦争に発展するのは必然だ。
戦前のブロック経済を思い出させる。
更にはイランや台湾の問題に口を出し覇権主義を継続すれば、戦前の状況に更に似て来る。

これでは雇用の創出が言葉倒れに成る。
雇用の創出が思うように出来無ければトランプは支持を失い、弾劾、暗殺という事態も考えられる。

雇用の創出、楽では無い。まずは景気回復狸音頭を打ち破り、財政政策に道を開かなければ成らない。

そういう意味でトランプ景気などという株高は害にしか成らない。
大統領に就任してから暴落したのではトランプの責任にされる。
就任演説でアメリカ経済は最低の状況ということを強調するしか無いだろう。
出来るだけ早く株を暴落させ、最低の状況からの出発ということにしなければ上手く行かない。
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株高、円安の反転警戒＝就任演説に戦々恐々―東京市場
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170119-00000152-jij-biz