寡占による超過利潤、
[6500]グッキー
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2017年03月25日 (土) 17時48分
大恐慌の原因は未だに特定されて居ないがJ.K.ガルブレイスの言う「寡占による超過利潤が投資では無く貯蓄に回れば経済は破綻する」が正しいと思う。
『寡占による超過利潤』大資本、大企業に取っては許されざる言葉、有っては成らない言葉だ。 こんな言葉が飛び交って居れば、大資本、大企業に課税しろとワーッと言って来ることに成る。 経済学者が忖度して押入れの隅に隠してしまったのだろう。
このおかげで経済学は百年停滞した。 未だに緊縮財政だ、健全財政だという者が後を絶たず、「緊縮財政派やばい」くらいの小さな声しか出て来ない。
不況よりも均衡財政が優先される。 不況で社会が疲弊してどうしようも無く成ると財政赤字を増やす。パン屑をばら撒く。
考えて見れば簡単に分かる。バブル崩壊で銀行が信用創造能力を失えば、通貨は実物経済から利子と貯蓄で金融市場に吸い上げられるばかりだ。 政府が財政赤字で実物経済に通貨を供給しないと簡単に奈落の底に落ちてしまう。 それを健全財政と言い渋々行えば万年不況ということに成る。
中央銀行は意図してか、しないでか、大量の量的緩和を行いバブルを起こし、実物経済に通貨を供給しようとしている。 しかしバブルは人々の楽観と天才的詐欺師が居ないと起きない。 39000円の株価が未だ20000円までしか回復して居ない。とても楽観など起きないだろう。
バブル創造に失敗しミニバブルしか起こせなかったので、その後始末が大変だ。 ミニバブルでも崩壊すれば、疲弊している経済には大打撃だ。 必死に日銀、年金で一手買いして株価を支えねば成らなく成った。いつまで持つかは不明だ。
アメリカも同じようなものだろう。11月9.10日の株価を見れば、政府部門でしか出来ないようなダウ連動ETFの大量買いが有った。 暴落相場から上昇相場に押し戻した。 誰もこのことを言わない、言っては成らない秘密なのだろう。 株価は上がり始めると、上がるから買う、買うから上がるのサイクルに入る。 しかし上がれば上がるほど重力が掛り、政府部門でも青天井で上げることは出来ない。
きっと破綻しそうな金融機関が多いので政府部門が買い支えたのだろう。 欧州の枯れ木林のような銀行群は株価暴落には耐えきれなく成っている。 欧州で金融恐慌が起きれば、即座にアメリカ、日本へと伝播する。
絆創膏を貼り貼り持たして居る経済、百年前から進歩が無い。 崩壊する時は大崩壊だろう。 新しい経済思想が居る、新しい経済理論が居る。進歩が必要だ。 革命的経済論 http://blog.goo.ne.jp/gultuki24
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