偽ニュースの裏側には
「世界はアメリカの齎す秩序で維持されなければ成らない、ネオコンドクトリン」が有る。
アメリカの齎す秩序とはコーポレートクラシー、大企業支配だ。

シリア紛争が始まった頃、悪逆アサドが住民を虐殺して居るという言葉が飛び交った。
アサドが住民を虐殺している。爆撃で虐殺している。
「何で爆撃で住民を虐殺するの？」と聞けば「虐殺の目撃者を消す為に爆撃している」と言う。
話に成らない。そんなことをしたら目撃者だらけに成ってしまう。
どうも人権活動家というのは怒りに狂うと盲目に成ってしまうみたいだ。こんな馬鹿な話を単純に信ずる。

そのうちオバマが化学兵器を使ったら爆撃すると言いだした。そんなものを使う分け無いじゃんと思って居たら使われた。
偽旗作戦だと見え見え。
オバマは爆撃すると言ったが英国議会が爆撃に反対、欧州が腰砕けに成り、ロシアが仲介に入り沙汰止みと成った。
後に反政府軍が化学兵器を使ったという証拠がぞろぞろ出て来たが、アメリカでは今でもアサド政権が化学兵器を使ったと言われている。
マスコミの物量作戦には敵わないよｗ

エジプトのクーデターも偽ニュースばかり有った。
「モルシの経済失政、急激なイスラム化に反対して大規模なデモが起きている」
ええ、何にもやる暇は無かったんじゃないと思って居たら「モルシは大統領の椅子に座って居ただけだ」とエジプトの元将軍が書いて居た。

「２０００万人のデモ隊が繰り出している」
冗談よしてくれ、５０００万人の人口しか居ないのに２０００万人のデモが起きるわけが無いじゃん。
「モルシとシシの最後の会談で、そんなことをすればアメリカが許さないぞとモルシが言った」
「モルシの側近が米軍の駐留を求めた」
何て記事も出た。
ええ、エジプトはアメリカの第２の武器援助国、アメリカとエジプト軍が親しいのは当然、どうなってるんだというような記事だ。
アラブではアメリカは嫌われている。悪印象を持たそうとした記事に見えた。
アメリカとイスラム同胞団が通じて居るというのも良く分からない。
エジプトの同胞団は貧民救済組織だと思って居た。

シシ政権は同胞団の弾圧だけでなく学生運動、一般市民のデモへの弾圧も始めたと現地の日本人ブロガーが書いて居た。そのブロガーはもう政治情報を書くのを止めると言って居た。弾圧を恐れたのか？
シシ政権の立ち位置は未だにどうなって居るのか分からない。

トルコは更に分からない。ハイエナが腐肉を漁っているように見える。
テロリストに補給して居るのは間違い無いだろう。で無ければテロリストが存在できない。
ロシアやイランと協調と言ってみたり、アメリカのミサイル攻撃を支持と言ってみたり、その時、その時で利の有る方に付くように見える。

世の善男善女はこの偽ニュースに振り回されるのだろう。
アメリカではシリア、イランは独裁弾圧人権無視国家で、アサド政府は化学兵器を使ったと思われている。
トランプも善男善女の一人なのか？
新しい安全保障問題補佐官マクマスターがホワイトヘルメットの映像でトランプとイヴァンカを騙した？

シリア: トランプは第三次世界大戦を始めたのかも知れない
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