賃金下落圧力
[6802]グッキー
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2017年07月01日 (土) 12時51分
アニメ業界は年収110万円ガ平均賃金という。1日平均労働時間11時間、月25,5日労働という。 最低賃金を大幅に下回って居る。
アニメ業界だけでは無い。西陣織やタクシー業界など歩合や請負で働く仕事はみんな最低賃金を下回っている。 最低賃金が有るからそれが歯止めと成り、それ以上の賃金下落を防いでいる。 しかし賃金下落圧力はブラック労働へと向かう。 賃金が市場実勢価格より高ければそういうことに成る。
労働需給がタイトなのに賃金が上がらないという摩訶不思議な事態が起きて居るという。 何故か?原因はいろいろ有ると思う。 就職を諦めた待機労働力がたくさん有るのではないか。 忙しさにはばらつきがあり、社内失業、仕事が無くて困っている企業も沢山あるのではないか。 途上国の安い労働力に発注することも出来るし、安い労働力を導入することも出来る。 結果、賃金実勢価格は最低賃金を下回ることに成る。 実勢価格が最低賃金を下回って居ればブラックは無く成らない。 ブラックとは実質賃金が最低賃金を下回っているから起きる現象だ。
何の用意も無く大資本、大企業の要求によりグローバル化、規制緩和を推し進めた結果がこれだ。 今更グローバル化を急激に変えることは痛みが多すぎる。 途上国の低賃金を放置して来たことの結果とも言える。 出来ることは世界的に労働力の有効活用を行うしかない=つまり需要を増やす。 協調的保護主義に戻すことも必要だろう。 ーーーー
「10年もたない」現役アニメ監督が語る、過酷な製作現場の内情と解決策 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170627-00000346-oric-ent
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