人はみんな与えられた状況の中で「最善と思えるもの」を選択する。
「最善」では無く「最善と思えるもの」何だよね。
しかし人は最善と思えるものが最善と思い込んでしまう。

メイ首相、ブレクジットは経済的損失と思って居るのでしょう。しかしブレクジットが選択された以上、自分が強力な指導力で有利に離脱しなければ成らないと。
もちろん緊縮政策を止めるつもりは無い。

EU離脱とは経済政策のフリーハンドを手に入れるということ。EUの３％ルールとはニューディール政策はやってはいけませんということ。
しかし景気回復狸音頭で誤魔化しているが、今は大恐慌と同じくらい酷い状態、GDP比３％の財政赤字では、かろうじて奈落の底に堕ちて行くのを防いでいる状態、とても景気回復など出来ない。

日本はGDP比６％の公的債務を積み増してやっと息をしている状態です。これはもう大恐慌状態と同じです。

景気を回復させたいならGDP比６〜１０％くらいの財政赤字を出す必要が有る。
EU離脱してフリーハンドを得たのなら当然そうすべきですが、緊縮財政堅持なんてしていたら悪い面だけ出ます。

フーバーはひたすら均衡財政を行い鉱工業生産を半分に減らした。人間というのはこれだけ痛い目に合っても忘れてしまうんですね。
結局、アメリカも日本もドイツも英国も行き着いたところは積極財政、財政大幅赤字です。
積極財政をしないと暴動、革命に成っちゃうからしたのかなｗ他に手の打ちようが無い。

メイ首相の思い込みが英国を苦しめることに成る。
もっと話し合って考えれば「もっと正しいと思えるもの」が見えて来るのでしょうが、人間の石頭というのは手に負えないｗ

結局、エリート、知識人、ミドル以上は自分に痛みが無いから地べたの痛みが分からない。
暴動、革命ということに成って、始めてこれは拙いんじゃないかと考えるのかな？
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英首相、出口調査聞き「泣いた」＝与党過半数割れの総選挙で
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00000169-jij-eurp