イタリアは経済破綻状況だ。去年暮れにイタリア第３位の銀行モンテ・パスキが破綻し国有化されたばかりだ。
特殊要因が有って破綻したのでは無い、不況で不良債権が積み上がって破綻した。
これは何処の銀行も同じということだ。

そこに大量の難民が押し寄せる。需要と仕事を造れば解決するが、EUの３％財政ルールとユーロに阻まれて財政は身動きが取れない。
皺寄せは低中所得層に行く。移民排斥に傾くわけだ。

政治は五つ星運動、北部同盟、右翼がが勢力を伸ばしている。
既存支配政党は壊滅状況だ。欧州の既存支配政党はほとんど凋落しているが、なかなか新しい、これはというものが出て来ない。
今の状況を解決出来る思想、政策が出て来ないからだ。

イタリアも秋には総選挙、どうなるのかまったく分からない。
ユーロの一角でも崩れれば、ユーロは加速度的に崩壊して行く。
しかしユーロは止めることを想定して創られて居ない。無秩序に崩壊すれば大混乱に陥る。
プラグマティックに解決する方法を見つけなければ成らない。
地域通貨で生活できるように経済基盤を創って置けば、ユーロ崩壊の衝撃に耐えることが出来る。
ーーーー

イタリアの難題　−押し寄せる難民、ＥＵの機能喪失状況
https://blogs.yahoo.co.jp/olympass/55973841.html