通貨、通貨と財と金利、
[7014]グッキー
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2017年09月10日 (日) 02時31分
百円のものを生産すれば、百円の需要を造らなければ百円で売れない。これが完全競争市場の資金循環の基本です。
では生産性が上がり二百円のものを生産できるように成ったらどうなるか? 百円の需要しか無いのだから二百円のものを百円に値下げして売るしかない。所得が変わらず物価が半分に下がれば目出度し目出度しです。
しかし寡占市場では価格を下げてまで生産せず、価格が下がらないように減産する。 すると失業が発生し、需要が減るという悪循環が始まる。
では生産性が上がり二百円のものを生産できるように成ったらどうするか? 簡単です、消費者の財布に百円を足してやればよい。企業は二百円で売れ、二百円の需要を造ることが出来るように成る。 二百円のお金が消費者→企業→労働者等→消費者、と周り今までより倍の豊かな生活が出来るようになる。
銀行通貨発行制度は利潤追求で動くので、消費者の財布に百円を入れてやることが出来ない。これが不況を生む原因です。国民通貨発行制度なら、随時、お金が足りなければ消費者の財布にお金を入れてやることが出来るので不況など有り得無く成ります。
人間の造った財はすべて減価するのに、何で通貨は価値を維持させなければ成らないのか? これは社会による通貨保持者に対する優遇処置ではないか? 社会の上位10%の人達が金利による優遇処置を受けている。上位2番目の層は受け取り金利と支払い金利が同じくらい。残りの80%の人々がその費用を負担している。 グラフ参照http://www.shukousha.com/column/hirota/2438/
投資が足りなくて貯蓄を優遇するというのなら分かるが、貯蓄が有り余っているのに貯蓄を優遇するのはおかしいのではないか。
お金は実体経済の交換がスムーズに出来る適切な量をいつも保つべきだと考えます。 それで貯蓄が余り過ぎて居ればインフレに成る。名目金利0を維持して居れば貯蓄は実質マイナス金利に成り減って行く。 投資需要が多く貯蓄が少なければ金利がプラスに成りあがって行く。
ここで問題に成るのが減価しない財、地球です。地球を財とすれば、マイナス金利ならみんなお金から地球の一部に替えようとする。 地球を財とすれば、新しく生まれる者はみんな地球の使用料を払わなければ生きられ無く成る。 これって究極の搾取じゃない? ゲゼルは土地を60年年賦で買い上げ、土地を所有権から使用権に替える方法を言ってた=自由土地
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