カタール危機、サウジの要求、
[6716]グッキー
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2017年06月13日 (火) 14時22分
サウジの要求を見て見れば、イスラエルーサウジの要求だ。
『イランとの外交関係の即時断絶 パレスチナ抵抗運動ハマース・メンバー全員の、即時カタール追放, ハマース・メンバーの全ての銀行口座凍結と、彼らとの取り引き停止, ムスリム同胞団メンバー全員のカタールからの追放, 反[P]GCC分子の追放, ‘テロ組織リスト’に対する支援停止, エジプト内政に対する干渉停止, アル・ジャジーラ・ニュース放送の停止, 全[ペルシャ]湾岸政府へのアル・ジャジーラによる‘暴言’謝罪, (カタール)が、[P]GCC政策と矛盾するひょっと行動を決してせず、憲章を遵守するという誓約.』
アメリカはイスラエルーサウジに引きずり込まれたのだろう。 いくらアラブが駆け引きが強いといってもまるで呑めない要求だ。まるで属国に成れと言っているようだ。 イランとの国交断絶は、イランと世界最大のガス田を共同開発している現在出来ることでは無い。 ハマス、ヒズボラへの支援停止はアラブの大義を捨てることに成る。これも出来ない相談だ。
イランとの断交、ハマス、ヒズボラへの支援停止、はっきりとしたイスラエル、サウジの要求だ。
カタールは世界の最富裕国、経済制裁ではこたえまい。輸入はイラン、世界からいくらでも輸入することが出来る。
サウジが軍事侵攻すると成ればどうなるか分からない。トルコはカタールと軍事同盟を結んでいる。トルコ軍が巻き込まれれば長期化する。 アメリカも中東最大の空軍基地を持って居るので知らぬ顔は出来まい。
トルコは軍事侵攻に最大限の圧力を掛けるだろう。軍事同盟を結んでいて知らぬ顔では面子が立たない。トルコーカタール軍事同盟とはトルコが金で雇われたということだ。
CIAはカタールでのクーデターを目論むだろう。これはカタールもイランも予測して居ることで暗闘が繰り広げられる。
ガス、石油ショックということに成れば、世界中のよたよたして居る国が最悪のスタグフレーションに巻き込まれ、 デモ、スト、暴動の嵐が吹き荒れる。現在でも火炎瓶が乱れ飛んでいるのに、これ以上酷く成ったらどうなることやら、革命ということも考えられる。
サウジは金満国で金の力で国民を黙らせていたが、原油価格暴落とシリア、イエメン、二つの戦争で財政悪化が著しい。金の切れ目が縁の切れ目と成る。 これ以上国民負担が増えれば体制が危うい。 サウジの体制が変わり原油ードルリンクが切れればドル基軸通貨体制の崩壊に繋がる。 ドル基軸通貨体制が崩壊すればアメリカの世界覇権も終わりを迎える。 ドル基軸通貨だから現在の米軍を維持できる。ドル基軸通貨体制が終われば米軍は縮小せざるを得ない。 アメリカも危うい道を進みだした。一蓮托生の道だ。 ーーーー
カタール危機:国家三つのならず者による、イランを弱体化させるための、もう一つの無様なたくらみ http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-8e12.html

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