完全競争市場と寡占市場、
[6174]グッキー
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2016年12月08日 (木) 14時45分
完全競争市場では生産を増やすしか収益を得る道が無い。 価格が下がり過ぎれば他の有利な商品を生産することに成る。
寡占市場では価格が下がるまで増産しない。価格が下がれば減産を行う。
完全競争市場の商品と寡占市場の商品の交換によりアンフェアトレードが発生する。 これが格差の原因と成る。
カカオ豆生産者はカカオ豆を増産することでしか収益を上げられない。 従って価格はいつも低位のままだ。 これと先進国の寡占市場商品と交換するからいつまでも貧しいままだ。
原油生産国はOPEKを創ったから、原油市場が寡占市場と成り、原油生産国は一躍富裕国の仲間入りした。
非正規労働者の労働力は完全競争市場の商品だ。 労働力を減産したら餓死してしまうw これと大企業の寡占商品と交換するから格差が起きる
ようは競争したんじゃ儲からない。競争に成らないようにすれば儲かるということ。
この完全競争市場と寡占市場の商品との交換で、アンフェアトレードが起きないように工夫を凝らして来たのが市場経済の歴史だ。
まだまだアンフェアトレードは残っているのに、何だ、派遣労働解禁、解雇規制緩和、労働力をどんどん完全競争状態に追いやろうとする=歴史の逆行 資本だけが儲かれば、資金循環が成り立たなくなり経済は破綻する。
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