いまさら「容疑者Xの献身」
[215]桃
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2013年07月09日 (火) 00時26分
氷河さんこんばんは!
ガリレオ新作映画の宣伝として週末テレビで放映してましたが、私、これまでこの映画見ていなくて。 氷河さんが以前レビューされていたのを読んで興味があったので、見てみました! 思いっきりいまさらですみません(^_^;)
うーん、犯人をかばうためにあそこまでする、石神の思いがすごいですよねー。 家族や恋人ならまだわかるけど、片思いの相手とはいえ全くの他人じゃないですか。 恩があるといっても、客観的に見たら、特別何かしてくれたわけでもない。 偶然訪ねてきただけ、挨拶してくれただけ。 ゲームしてはしゃいでる声が聞こえてくるなんて、人によったら逆に「うるせえ!」 なんてトラブルになるような話かも、です(^_^;)
それだけに、そんな些細なことに言い表せないほど救われて、毎日幸せをもらって生きていた 石神の孤独な日々が、余計切ないです。
湯川が真相を暴いて花岡が自首してきたときの石神の慟哭が、何とも言えなかったですねぇ… 自己満足に過ぎないとしても、花岡親子の幸せを自分が守っていると思えることが、 石神にとっては自分の人生でどれほど輝かしく、幸せなことだったかと思うと、 「そっとしといたれよ!(/_;)」 なんてつい思ってしまったり。 DV夫はともかく何の関係もない人を殺してしまってますからそれじゃダメなんですけど。
でも湯川はそんな倫理観で動いたわけではないだろうし、なぜ真相を暴いたんでしょうね。 友人である石神に、そんな幸せは本物ではないと、石神の人生はそれだけではないんだと、 気づいてほしかったのかなあ…。 花岡親子が大きな秘密と罪悪感を抱えたままで幸せに暮らしていけたかどうかも疑問だし。 取り調べ室で石神の慟哭を聞いて涙する湯川も、切なかったですね。
この後、石神が絶望のどん底から立ち上がることができたのか、花岡親子は罪悪感からは解放 されたけど現実的に幸せに生きていけたのか(工藤が支えてくれたらいいけど、ダンカンが 誠実そうにはどうにも見えなかった私…(^_^;)←偏見)、すごく気になるところでした。
映画見に行きたいけど暑い…
[216]氷河二代目@タイトルに伏線が隠されてるっぽい
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2013年07月11日 (木) 19時07分
いえいえ、今更だなんてことはないですよ! レビューも読んでくださってありがとうございます。
犯人をかばうためにあそこまでする、というのは多分第三者が普通に持つ感想だと思うんですが、石神にとっては 「あそこまでする」ではなくて、当たり前のことだったんじゃないかなと思います。 本当にたまたま偶然だった、些細なこと、それが石神には些細なことではなかったと。 命を救われた、人生をささげても惜しくないという人たちだったということですしね。 そこのところが映画ではよく伝わってきてよかったなぁと思います。
湯川が暴いたのは、あの時点での三人の生活が「偽りの幸せ」の上にあると思ったからではないでしょうか。 ずっとこのまま彼らは苦しみを抱えて生きていくことになる、それでは本当の幸せは手に入らないのではないか、 そう考えた結果ではないかと。 湯川先生は確かに犯人の動機にも犯行理由にも興味はないといいますが、それが友人だったらやはり、感情も 動くかと思います。
現実的な話をしてアレですが、情状酌量の余地ありとされれば罪は軽くなりますし、もちろん友人のために湯川先生は 動くでしょうし、きっと10年後か、15年後か、花岡親子と石神は幸せに暮らしていけるのではないか、と思います。 (確かに石神の方が罪が重いんですが) 工藤に関しては確かにちょっと頼りにならなさそうな(笑)。
今回の映画も湯川先生のどんな一面が見られるのか楽しみです。
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