三戸ゼミ掲示板 ―大学院版―
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[ No.408 ]
2014年度春学期第3回 大学院三戸ゼミ報告
投稿者:
2014年04月24日 (木) 11時15分 |
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【日時】4月23日(水)13:00〜18:40 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)岩田さん、阪本さん、鄭 (博士前期1年)黄さん、沙さん、唐さん、陳さん (研究生)孫さん (学部生)木田さん
・DVDの視聴(中村さん、阪本さん、岩田さん、鄭) 「カンブリア宮殿 俺たちは『客を喜ばす』世界一の“企画”集団だ」 今回は身近な会社でTSUTAYAを運営するCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の社長、増田宗昭さんの話でした。 まずT-カードについてですが、これは、もともとツタヤの会員証だったそうで、TSUTAYA Tカードを持っている人は3859万人もいます。 つまり、およそ日本人の3人に1人がTSUTAYA Tカードを持っているということになります。 加盟店は、この購買記録をもとに料理の工夫とか改善をしたりして大幅な売上増を達成しています。 それから、CCCは代官山に60歳以上のシニアー層をターゲットにしたTサイトというお店を作りました。 ここではビデオのオンデマンド販売、つまり其場で欲しいビデオを作成してくれるほか、他では手に入らないような古いものなども入手できます。 これらのサービスを作った増田社長は「客を喜ばす“企画”を売る」ことを常に強調している。 DVDを視聴した方、ぜひ感想の書き込みお願いします。
・先生のお話 科学とは 科学というものは、対象と方法を限定してやるものであり、 対象と方法限定してから、データを集めなければなりません。 データを収集、分類を行い、法則性を発見することが、科学である。 普段のコメント・質問も、しっかりと分析整理してから行うことであり、 インターネットの書き込みのようなレベルでは、思考停止に等しい。
キヤノンという会社 キヤノンの中国におけるCSRが高く評価され、そして御手洗会長が、経団連の会長をやっていることが、 キヤノンが「良い企業」の証拠にはなれません。 実際にキヤノンがやっているプリンターのビジネスモデルが、キヤノンがいかに「良い企業」ではないことを暴露している。
経営資源について 現在、経営資源に「ヒト、モノ、カネ、情報」4つありますが、 昔の定義に「情報」というものはなかった。 これが、現代の経営がいかに変容してきたかの証拠である。 そして、インターネット・スマフォ・パソコンなどのものの便利さが、情報化へどのように影響を与えたのかについては、面白い研究になるかもしれない。
・鄭の修士論文仮テーマの発表 「中国進出日系企業の中国におけるCSRの現状と課題―キヤノンを例として― 先生からのコメント: @、肝心な情報を必ず入れること 入れるべき情報である中国のCSR評価基準を入れなかったことと、それがないために関連性が薄くなった評価図だけを入れたこと、 さらに参考文献を丁寧に、論文の組み立てと一致するような形にしなかったことを反省し、次回は必ず気をつけます。 A、研究動機が不明確 日本企業がこれから中国から撤退する傾向を示していることを背景に、日系企業の中国におけるCSRを研究する動機が不明確。 これからの計画: 先行文献と中国のCSR評価基準をきちんと整理して発表し、新たなヒントを探します。
・陳さんの発表 今までやってきたこととこれからやりたいこと
・来週の予定 ドラッカーの発表(合宿の続き)
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[ No.413 ]
投稿者: 中村貴治
2014年04月26日 (土) 23時49分 |
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1.DVD視聴 ―TSUTAYA(CCCカルチュア・コンビニエンス・クラブ)社長 増田宗昭
TV東京(2011年12月22日 放送)「カンブリア宮殿 ―モノを売る会社でもレンタルする会社でもない!俺たちは「客を喜ばす」世界一の“企画”集団だ!」
○なぜ敢えて宣伝しないのか、その狙い TSUTAYAは代官山に、シニア層をターゲットとした、 「蔦谷書店」を展開したが、その大々的な宣伝はせず、 クチコミにたよったのだという。 そうすることにより、狙いとする層に着実に訴えかけることができた。
鎌倉投信も、広告費を払ったことがないというように、 特に創業期はクチコミを重視したようである。 顧客として関係を持つ以上、その要求に応えることは、 企業の「責任」として必要となる。 顧客規定に定めている顧客を確実に集めることで、 不必要に事業規定をぶれさせないようにしているのだろう。
同じことは、「穴場」や「隠れ家」と言われる店、会員制の事業などにもいえる。 どちらが、どのようにいいのか、改めて考えてみたい。 (ただし、蔦谷書店に実際に行ったことのあるゼミ生としては、 若い人が多かったという声も聞かれたが)
○「空間・音」にこだわった店づくり 増田社長は、モノが増えた時代にはお客さんは「選ぶ場」が欲しくなると言い、 「蔦谷書店」では空間、音にこだわった店づくりをしていた。
現代は、インターネット上であらゆるモノを選び、購入し、 身体を移動せずに手にすることができるようになっている。 まさに「脳」の時代であり、五感で感じ「身体」的な活動を行う機会は、 どんどん少なくなっている。 養老孟司は、脳と身体は均衡が重要だと言うが、 増田社長の試みは「身体」を満たそうとする試みのように思える。 CD売上に反比例してライブ売上が増えているということも一例であると思うが、 今後「身体」を満たすために「空間・音」を重視する試みは増えてくるのではないだろうか。 ただ、今回のような空間・音作りはそれ自体人工的なものであるため、一時的なものに留まるだろう。
○事業規定は事業のコンセプトである。 TSUTAYAの事業規定は、 「新しい生活スタイルの情報として提供する拠点」であることであり、 ビデオレンタル+書籍販売を組み合わせた事業形態は、 そこから生み出されているという。
事業規定とはcon-ceptであり、様々な意味を内包するものである。 そこに豊かな意味を含ませることができれば、 様々な切り口から企画をたて、事業化することができるのだろう。
まず、どれだけ豊かな、将来性のある事業規定をたてることが できることができるのかということが、 企業存続にとってまず重要な点であり、 「経営の"センス"」と言われる問題なのだろうと感じた。
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