三戸ゼミ掲示板 ―大学院版―
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[ No.612 ]
2014年度秋学期第16回大学院ゼミ報告
投稿者: 陳媛
2015年01月29日 (木) 21時07分 |
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【日時】01月28日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)鄭さん、阪本さん、岩田 (博士前期1年)陳、黄さん、沙さん、唐さん (学部生)木田さん
T先生のお話し ○人質事件 民間軍用会社社長湯川遥菜、後藤健二のイスラム国過激派によっての人質事件である。 身代金が払っておらず、湯川さんが過激派に殺された。その後、後藤さんは湯川さんの 殺害された写真を持ち、音声メッセージを残させられ、自分の自由との引き換えに サジダ・リシャヴィ死刑囚の釈放を日本・ヨルダン政府に強く要求した。 後藤さんのシリアに入る前のメッセージが何度も放送された。そのメッセージで、 後藤さんは責任は全部自分で負担すると言っていた。 もし、責任を持ってシリアに入ろうとしたら、死の覚悟をしなければならない。 政治問題になる前に、自裁すべきである。 ○企業論の整理 事実:学校・病院と言った組織は現在企業化している。企業のロジックで振舞っている。 学生・患者を「客」と見なし、「市場原理」の下で作用しているようになっている。 → 企業とは何だろうか。
第1章は企業とは何かを答える。 財・サービスの提供機関 存続するためには、マーケテイング・イノベーションが必要である。 第2章は企業の株式会社への転換 出資者の私的致富手段から社会的器官へ 第3章大企業化 企業の目的の変化が見える:利潤追求から自己永続体への変化 第4章 組織(マネジメント):組織存続(環境適応) キャノン、JAL等の会社は昔経営破綻し、会社としてはすでに潰れていた。しかし、経営し直し、発展してきた。 キャノン昔はカメラを商品として売り出したが、現在プリンターなどの異なった商品を売り出している。 会社として存続してきたのではなく、組織として存続してきた。 第5章「家」日本的環境適応 第6章企業と社会的器官である。 企業は「市場」を超えていく 「社会」(CSR)、「自然」(倫理)を配慮することが要求される。
○現代の家族は個人の意志によって形成されていく 例:卵子を母親から貰い、自分で生産する この場合に子供の母となるのは自分 卵子を他人に提供し、産んでもらう 子供の母となるのも自分である。 卵子(遺伝子)と関係なく、母になりたいという強い意志で母となる。
○社会的責任の歴史 本来の社会的責任:企業の反社会的な行為・活動の出現:公害、買占め、売り惜しみ問題 ↑利潤追求の過程、やり方によっての随伴的結果 この時代で、CSR概念が確立した
80年代:バブル経済期:企業によってのアピール 社会貢献活動(利潤の社会的還元) メセナ・フィナンソロピー 90年代:バブル崩壊し、企業は社会貢献活動をする余裕がなくなってしまう。 この時期に、環境問題、ワーク・ライフ・バランス問題が生じる。 2000〜:CSRからCSVへの転換する。CSRは利潤追求の手段化。 しかし、企業は必ず随伴的な結果を出す。企業の責任(responsibility)がなくなり、valueと変換し、CSR論の終焉?
UM1の発表 唐楠さん:ポーターの議論はドラッカーの延長線にある。 沙さん:中国と日本とのCSR問題においての差 黄さん:バーリ・ミンズとCSR 陳:組織の社会的責任
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[ No.609 ]
2014年度秋学期第15回大学院ゼミ報告
投稿者: 岩田之之
2015年01月22日 (木) 10時11分 |
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【日時】1月15日(水)13:00〜17:30 【場所】国社棟604室 【出席】
三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)鄭さん、阪本さん、岩田 (博士前期1年)陳さん、唐さん、黄さん、沙さん 1、先生のお話
・○○(表現、報道、言論)の自由vs○○(信教)の自由 ・自由vs生命 いかなる理由があろうと「生命」を奪ってはいけないのか。 他者に「人間」以外も含まれているのか。 ・価値の相対化=自由 自由:責任ある選択(理性に限定された) ・身体―脳 身体:有限 脳:無限 ・市場―空間、歴史―時間
2、修士論文要旨の報告
阪本さん:企業の社会的責任論からのバーナード「伝達」概念の再検討 ―サプライチェーン内不祥事に対する責任問題を事例に―
鄭さん:キャロルのCSRピラミッドモデルの研究 ―「倫理的責任」という名は適切なのか―
岩田:日本CSRにおける江戸時代経営倫理の影響
3、中村さんの報告
テーマ: 「企業と社会」論におけるステークホルダー理論の検討 ―経営戦略論の視点とCSR論の視点―
4、来週の予定 修士1年四人の発表
先生へ: 今回も、ありがとうございました。 お体に気をお付けください。 皆様へ: みんなも体調管理を。
*削除キー:nono |
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[ No.611 ]
先生のお話
投稿者: 阪本夏美
2015年01月22日 (木) 14時32分 |
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「イスラム過激派テロ事件に見る問題の本質と21世紀の課題」
はじめに 今年に入ってからも一部のイスラム過激派による冷酷なテロ行為は止まない。 1月7日にはフランスの週刊新聞社、シャルリ・エブドが襲撃され、 12名者もの尊い命が奪われた。 この事件をきっかけとしてフランスやドイツで「表現の自由」「反イスラム」を掲げた大規模なデモが行われた。 日本も他人事ではない。一昨日、「イスラム国」とみられるグループが 人質となった2人の日本人の殺害予告と約2億ドルもの身代金を要求している。 「イスラム国」は日本を十字軍に加わった「敵」とみなし、我々に牙を向けている。 何故、このようにイスラム過激派は我々に敵対心を向け、残虐な行為を繰り返すのだろうか。 三戸先生にこのような問題の本質についてお話して頂いた。
(1)フランス銃撃テロの本質
「○○の自由」vs「○○の自由」 表現←報道←言論 信教…自由の抑制
今回の問題は風刺画という「表現」についての問題である。 〔風刺画とは…社会や人物のあり方を批判、嘲笑を目的に描かれた絵のこと。〕
表現の自由も個人的な価値・信条(大切にするもの)に過ぎないため、 今回の問題は「自分の価値・信条vs他者の価値・信条」であると言える。
(2)何故、表現の自由は価値とされ、イスラム過激派の行為は「悪」なのか。 何故、「表現の自由」は認められ、イスラム過激派の価値・信条は問題となるのかだろうか。 それは、@自分の価値・信条を暴力という手段により主張しているからであり、 A人間の生命を奪うからである。
@しかし、「ペンは銃より強し」というように、 「暴力」を身体的、直接的なものに限定せずに苦痛を与える行為と捉えるならば、 「風刺画」によりイスラム教徒に不快感を与えており それも「暴力」といえる。 つまり、自分の価値・信条を「暴力」により主張するという 暴力 vs 暴力の問題であった。
Aそれでも、「表現の自由」は支持され、テロ行為が非難されるのは、 テロ行為が人間の「生命」を奪う暴力だからである。
(3)「価値の相対化」という近代の理想 自分と他者の価値・信条を対等に捉えることは近代が目指す一つの理想である。 「価値を相対化」して考えなければならないのは、 人間は真理を知りえず、誤つ可能性のある「限定的な理性」しか持ちえないからである。 (だからこそ、自由=責任ある選択が重要となる)
(4)大脳により生み出された価値・信条 このように「限定された理性」による価値・信条はすべて大脳の産物である。 身体(生命)は滅びてしまえば、残ることはない、つまり有限であるのに対して、 大脳は宗教や社会システム、文章などを次々に生み出し、後世に受け継がれるため無限である。
「大脳」の産物…宗教、法、市場[無限]⇔「身体」の繋がり…生態系、地域・家族[有限]
(5)身体を置き去りにした21世紀 以上のように今回のフランス銃撃テロ事件は、 「自分の価値・信条」vs「他者の価値・信条」であることがわかった。 そして、この価値・信条は「(大)脳」による産物であり、 「身体」が置き去りにされている。
現在の「市場」システムは暴力に頼ることなく価値が認められないものを淘汰できる点で優れている。 しかし「市場」の取捨選択はあくまで現在の価値観にのみ基づいたものである。 「歴史」は脳の働きにより記録され、先祖から子孫という身体の繋がりにより受け継がれる。
「市場」…現在、空間的、(現在)最上なものを選択、脳により作り出されたシステム 「歴史」…時間的、身体と脳により未来へと受け継がれる。
身体を意識し、生態系と一体となり、物事を考えることで、 人間の生命だけでなく、他の生き物の生命をも尊重した未来を目指せるのではないだろうか。 |
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[ No.608 ]
2014年度秋学期第14回大学院ゼミ報告
投稿者: 鄭 ヨ
2015年01月15日 (木) 21時22分 |
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【日時】1月14日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)岩田さん、鄭 (博士前期1年)陳さん、唐さん、黄さん および聴講生二名
1、先生のお話
・民主化+産業化→大衆社会化 大衆社会化→個人(自由と平等) 大衆社会化の今の最終形態が、アメリカである。 そしてアメリカをはじめ、 ヨーロッパが民主化と産業化を過度に押し付け、絶対化にしようとする。 前近代→伝統・宗教の社会(家、血統) 近代→個人の社会
・方針、政策、計画などの言葉を名前にしたことが、 中国の近代化を象徴することである。 中国の構造が、腐敗を起こす構造である。 その核心は、「権力の私有化」であろう。
2、修士論文要旨の報告
岩田さん:日本CSRにおける江戸時代経営倫理の影響
鄭:キャロルのCSRピラミッドモデルの研究 ―「倫理的責任」という名は適切なのか―
3、中村さんの報告
テーマ: 「企業と社会」論におけるステークホルダー理論の検討 ―経営戦略論の視点とCSR論の視点―
4、来週の予定 中村さんの発表、修士2年三人の発表 |
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[ No.607 ]
2014年度秋学期第13回大学院ゼミ報告
投稿者: 唐楠
2015年01月11日 (日) 23時57分 |
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【日時】1月8日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 (博士後期1年)中村さん (博士前期1年)黄さん、陳さん、沙さん、唐 (学部生)木田さん
先生のお話 ・環境適応−生物学的概念 遺伝子+文化=人間 言葉は世界を切り分ける ・共同体→19c 私有財産/市場 →20c 社会的器官/組織管理(環境≠自己) ・知-脳 情-心 →大脳(理性) 意-腹
来週の予定 M2の皆さんと中村さんの報告 |
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[ No.605 ]
2014年度秋学期第12回大学院ゼミ報告
投稿者: 沙海瑩
2014年12月26日 (金) 20時49分 |
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【日時】12月24日(水)13:00〜17:00 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)鄭さん、岩田さん、阪本さん (博士前期1年)黄さん、沙、唐さん、陳さん (学部生)木田さん
クリスマスイブに今年最後のゼミをやりました!
鄭さんと岩田さんの修論は最後の報告をしました。
皆クリスマスカードを交換しました。
来年の予定は 1月7日 DVDの鑑賞 1月14日 M2の最後の報告と中村さんの報告 1月21日 M1の修論テーマについての報告 1月28日 餃子パーティをやる |
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[ No.606 ]
投稿者: 沙海瑩
2014年12月28日 (日) 14時22分 |
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補充 先生のお話し 社会は「進歩」してきたか 失ったもの:幸福の数、犯罪増加、 得たもの:欲求満足、豊か、便利、 科学技術など 「進歩」とは何か? 得たもの(ベニフイット)が失ったもの(コスト)より多い、失ったものを惜しみ、得たものを大切にしているのであれば、進歩と言える。 |
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[ No.604 ]
2014年度秋学期第11回 大学院ゼミ報告
投稿者: 黄 徐全
2014年12月18日 (木) 20時34分 |
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【日時】12月17日(水)13:00〜23:15 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)鄭さん、岩田さん、阪本さん (博士前期1年)黄、沙さん、唐さん、陳さん (学部生)木田さん T.先生の話 動機➪目的(設定)➪手段選択➪行為による結果(目的的結果と随伴的結果) 2.日本人の美醜 伝統的価値:滅私奉公、義理と人情 3.身体(自然)<大脳
U.修士2年生の三人の報告
1.鄭さん:キャロルのCSRピラミッドモデルの研究 ―「倫理的責任」という名は適切なのか―
2.岩田さん:日本CSRにおける江戸時代経営倫理の影響
3.阪本さん:近年不祥事の社会的責任研究からの考察 ―バーナードの責任観、道徳観、道徳的創造性を手掛かりに―
V忘年会 1.ピザについての企画 2.中村さん、木田さん、阪本さん、陳さん、黄が作ってきたポップコーンを試食、評価すること 3.映画の観賞(高倉健さんが演じていた「網走番外地」) 4.ゲーム 規則:それぞれが紙の一番上に自分の名前を書き、同じ紙の一番下に先生がそれぞれの名前を書いておき、迷宮の形で、線を引き、上と下の名前が線で繋げれば、一チームになる。そして、それぞれに事前に書いておいた一チームの相手の名前の紙を配り、周りの人が知らないように、裏面でチームの相手を三単語で表現し、みんなが書き終わってから、それぞれの書いた三単語を読み、残りの方々がその三単語によって、誰を表現しているかを当ててみることを通じて、あてさせた人数と当てた人数を点数で計算する。
あてさせた人数: 鄭8 岩田1 阪本8 木田5 沙7 黄8 唐2 陳3 中村8 あてた人数: 鄭5 岩田5 阪本6 木田6 沙4 黄4 唐6 陳8 中村6
以上の点数をランキングでまとめると: 1位:中村(14)、阪本(14) 2位:鄭(13) 3位:黄(12) 4位:木田(11)沙(11)陳(11) 5位:唐(8) 6位:岩田(6)
5.クリスマスカードをわたす相手を決めること 先生が掌に総計9枚のコインを持っており、適当に何枚のコインを片手の掌にだし、学生のみんながコインの枚数をあて、当てた人が残り、複数の人が残る場合はジャンケンで決める。そうすると、毎回必ず一人が勝ったので、その人が次の勝った人にクリスマスカードをわたす。以下のように、順番を決めた。
先生➪陳➪沙➪岩田➪黄➪唐➪鄭➪阪本➪中村➪木田➪先生
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[ No.600 ]
今週のニュース
投稿者: 黄 徐全
2014年12月12日 (金) 16時47分 |
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[ No.598 ]
2014年度秋学期第10回 大学院ゼミ報告
投稿者: 陳媛
2014年12月11日 (木) 21時01分 |
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【日時】12月10日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)鄭さん、阪本さん、岩田 (博士前期1年)陳、黄さん、沙さん、唐さん (学部生)木田さん
T先生のお話し ○社会、会社 「社」は昔で言えば「やしろ」(神様を祭るところ)であり、人 の集まる場所である。ある程度閉鎖的であり、特定のメンーバーが 集まる場所である。 日本は「企業」のことを「会社」と呼ぶのがそこからだと考えられる。 「会社」に集まって来たメンバーは特定であり、会社自体はある程度独立している と考えられるからである。 しかし、「社会」(society)というのはオープン的であり、そこにいる メンバーも不特定の多数である。「社」の意味とは食い違うところがある。
○社会と似ている言葉 社会と似ている言葉といえば二つがある。一つは「公」であり、もう一つは 国家である。 日本の「公」(大家)であり、「家」と考えている。血統や地縁に関係なく、 一緒に守るべしところである。しかし、中国では「家」が血統によって形成され、 ある程度排他的であり、「私」の場所である。
○公の反対言葉:個人 個人は英語で言えば、individual,atomである。 individual:divideとは分離である。inは単語の前にあれば、その単語の反対 の意味を示す。そのため、 individualは分離不可の意味である。 atomは原子である。当時、物子の最小単位と思われ、それ以上分離できないと考えていた。 individualもatomもそれ以上分離できないため、個人となった。 ヨーロッパ人の考え方すれば、個人は理性(知性)がある。 個人の上に必ず全知全能の神が存在し、下には、獣、物が存在する。
○「有名」の内容の変化 昔、大家族の出身であれば、名があり、有名と思われていた。 現在、大家族は「企業」に取って代わり、大企業は「有名」と思われるようになった。 また、インターネット、マスコミの発達により、マスコミによく出ている人物が 有名と思われる。 U鄭さんの発表 「表」をもう少し見やすくするため、一工夫が出来る。(記号あるいは表記を通して) 岩田さんの発表 テーマが結論を示し、テーマを書くのが大切である。
V DVD鑑賞 『カンブリア宮殿ーー北川紙器印刷』 北川印刷の社長は小さい頃、父や授業員たちが一所懸命作っていたチラシが ゴミとして捨てられる光景を見て、「捨てられない印刷をする」と決心した。 「捨てられない」という言葉が適切ではなかった。印刷とは情報を伝達する 仕事である、印刷物に掲載されている情報が吸収されたら、印刷物が最後の最後に やはりゴミとして捨てられる。 北川さんの考えはおそらく、少しでもお客さんの目にとどめてほしい印刷物を作る ということである。そうすると、「捨てられない印刷をする」のではなく、「少しても お客さんの目に届く印刷物、無駄のない印刷物」を作るということになると考える。
大川印刷の顧客はB(B to B)まで行っていない。一所懸命品質検査をしたが、最終に それを見る顧客を考えていなかった。例えば、佐藤製薬と提携し、佐藤製薬の薬説明の チラシを印刷したが、チラシに載っている字が小さく、見にくく、チラシが大低読まれずに 捨てられてしまう。これば、最終そのチラシを読む顧客を考えていなかったためである。 しかし、北川印刷は紙の触感(凹凸)、デザインなどをし、最終的にその印刷物を見る 顧客を考えている。エフピコの最終消費者の利用を考え、スーパーにいろいろトレーの助言を する構造と同じである。B to B to C
W 来週の予定 鄭さん、岩田さんの発表と忘年会(高倉健が主演していたDVDの鑑賞)
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[ No.599 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年12月12日 (金) 14時59分 |
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1.大川印刷: 大川印刷は主に品質、環境方針と地域貢献活動といった二つの側面からCSRに取り組んでいる。 「自社の商品を通じて、社会貢献を実践するソーシャルプリンティングカンパニー」が印象に残った。 わたくしが感じたのは「大川印刷の社員一人ひとり、商品一つひとつが、自社のCSR伝えるメッセンジャー」と 「製造工場の見学もCSRコミュニケーションである」だと思えるようになった。 しかしながら、「本業を通じて、社会に貢献すること」の「本業を通じて」というのは正直に言えば、感じなかった。 大川印刷が商品の正しさを常に真摯に追求しているのは賞賛に値すべきだと思う。 ただし、大川印刷はBtoBまでしかやっていなく、BtoCまでのプロセスを考えていなかった、 つまり、顧客の視点から、大川印刷が担当している佐藤製薬の薬の説明書のみに品質を追求しているが、 顧客は薬の説明書の字が小さく、読みにくく、わかりにくく、結局読まれずに捨てられたということを視点に入られなかった。
2.北川紙器印刷(株)の特徴: @色への拘り(どんな色でも作り出せる)(独自の調合データ、7000色以上、赤だけ150種類がある) A奇跡の経営術(脱下請け術、激安) 北川社長は小さいときに、自社製のチラシが捨てられていた光景を見、恥をかかせられていたことがあったため、印刷への捉え方が変わった。 彼は大学でデザインを学んだから、「印刷は芸術だ」という風に考えている、 DVDのみを見ている限りでは、彼はデザイナーとして成功していることを認めているが、 「印刷とは何か、わが社の事業は何か」ということが彼の視点に入られていなかった。
3.視点の大切さ、重要さ
視点が遠くまで見える➪将来 視点が広範囲まで見える➪全体
両社を対比してみると、それぞれの経営者の視点が異なっていると思うようになった。 確かに、大川印刷は商品の良質を真摯に追求し、積極的にCSRに取り組んでいることは賞賛すべきだ。 おそらく、大川社長は高い倫理観を持っているはずだ。ただし、顧客の目線、立場から考えていない。 北川社長はデザイナーとして「印刷は芸術だ」というふうに考え、 「そもそも印刷とは何か」「印刷の事業は何か」を視点に入られていない。 しかも、DVDの前半は北川印刷、色への拘りを流している。 後半は北川社長がデザイナーに集中的に流している、簡潔に言うと、DVDの前半と後半がずれていると思う。 両社ともトレーを生産・販売しているエフピコに学ぶべきだと思う。 エフピコは大川印刷と同じように、BtoBをやっているが、常に顧客の立場からスーパーに提案しており、 結局顧客、スーパーから信頼を得ており、日本のトレー業界で60%のマッケートシェアを獲得している。 まさに成功している中小企業だと言える。
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[ No.601 ]
投稿者: 阪本夏美
2014年12月13日 (土) 11時47分 |
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1大川、グラフの共通点:「人間力」で付加価値。 北川社長はインタビューの中で印刷産業は「機械の精度が上がり均質化しているので、これからは『人間力』で差をつける」と仰っていました。 大川印刷も、環境に配慮したインクや原材料の使用、障害者の支援、社会貢献など、 印刷(技術・品質)だけでなく「人間力」で付加価値を付けている。
2印刷の社会的価値は何か。 「グラフ」は、他の印刷会社が嫌がるような要望にも応えることから、「最後の駆け込み寺」と呼ばれている。 そんな「グラフ」の北川一成社長は、幼少期から両親の仕事の手伝いをしていたが、 年末あんなに頑張って作ったチラシが、年明けになると捨てられている。そんな状況を見て、 「最初は、印刷の価値を見いだせなかった」と仰っていた。 その時、先日の大川印刷で、社員の方に、入社した理由について尋ねたとき、 「印刷は社会的に必要であるから」と言っていたことを思いだしました。
印刷の社会的役割は「情報を伝える」である。 北川社長は「情報を伝える」ことにとどまらず、「人の記憶に残る」や「捨てられない」印刷を目指しているように思う。 しかし、印刷は、たとえ捨てられたとしても、伝えるべき情報を伝えることができればそこに社会的価値がある。 その意味では、大川印刷も、印刷の社会的役割を果たしているといえる。 大川印刷が、グラフを異なるのは、食品、医薬品関係の印刷を担当している点から、 徹底した衛生面の管理と、印刷の正確さが求められることだ。 これは、特殊な商品の情報を「伝える」という点で応えるべき顧客(取引企業)の要請である。
しかし、消費者の視点から考えれば、医薬品の説明書は読みにくく、目を通さないまま捨ててしまうのが実情だろう。 それを印刷の工夫で、どのように伝えていくかが、社会的価値として印刷業界に問われていることではないかと思いました。
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[ No.602 ]
投稿者: 鄭 ヨ
2014年12月17日 (水) 11時50分 |
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北川印刷 北川印刷は、印刷を芸術として捉えている、 それが故に、「捨てられない印刷をする」を目標に、印刷の色に拘るほか、デザインにかなり力を入れている。 しかし、果たして北川印刷の「印刷物」の捉え方は、正しいのであるだろうかについて、私は疑問を持つ。 何故ならば、すべての印刷物を北川印刷の考えたように「捨てられない」ものになれば、環境にやさしい印刷の情報が一切伝わってこないため、それが環境に大きな負担をかけるようになる。
大川印刷 大川印刷は、「捨てられない印刷をする」のではなく、 「印刷物」は、「正確に情報を伝達する媒介」として捉え、 環境面においては、北川印刷より、環境にかける負担が小さいと考えられる。 そして、生産の過程には、環境にやさしい・従業員にやさしいやり方を一生懸命考えていることが伝わってきた。 私の考えでは、印刷物の捉え方においては、大川印刷>北川印刷である。 問題点としては、栄養ドリンク・薬品の説明書が読みづらいことから、 エフピコのように最終消費者のことまで考え、BtoBtoCのやり方をとれるのではないかということである。 この問題については、大川印刷が気づいていない状況と気づいていてもやらなかった状況によって、また結果が変わってくると思われる。 |
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[ No.603 ]
投稿者: 沙海瑩
2014年12月17日 (水) 13時20分 |
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北川印刷は“捨てられない印刷物”を目指す技術の追求と、 経営者とデザイナー双方の視点に立った“経営資源としてのデザインの在り方”の提案により、 地域の中小企業から海外の著名高級ブランドまで多くのクライアントから支持を得る。 デザインと印刷を結合する点について、売り上げは増加した。 経済的面に対してはいいけど、環境への配慮はあんまり提言しなかった。 大川印刷に関して、一番感心なのは環境への配慮です。 大川印刷は、その中核事業であるオフセット印刷の他、納品に至るまで、 「エコライン」発想のもとトータル的な環境負荷低減を推進しています。 エコラインによる「環境負荷低減」から一歩進み、「環境を回復させる」というコンセプトのもと、 森林活性化や地球温暖化防止に貢献する商品開発を行っています。 また、印刷時に出る端材や試し刷りに使用する紙、その他オフィスにおいて使用される紙など、 様々な用紙の分類を細かく設定し、リサイクルやリユースを促進しています。 日本の中小企業さえまでこんなに企業の社会的責任を重視して、すごく感心しました。
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[ No.597 ]
2014年度秋学期第9回 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 阪本
2014年12月07日 (日) 05時17分 |
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【日時】12月3日(水)13:00〜18:30 【場所】国社棟604室 【出席】 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)鄭さん、岩田さん、阪本 (博士前期1年)黄さん、沙さん、唐さん、陳さん (学部生)木田くん
T報告 M2、3名の修士論文報告
U先生のお話
子どもの名前について 日本では、漢字2文字がスタンダード。 名前は、子どものときは「音」大人になれば「意味」が重要となる。
日中ともにこの名前は親の「価値」があらわれる。 日本の場合は、親の名前の漢字を一字もらうことがあるが、 中国の場合は、兄弟が同じ漢字をつかうことがある。 (追記します。)
V来週の予定 鄭さん、岩田さんの修士論文報告 印刷会社のDVD
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[ No.590 ]
大川印刷(株)への工場見学
投稿者: 黄 徐全
2014年11月26日 (水) 20時16分 |
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【日時】11月26日(水)13:30〜17:00 【場所】大川印刷(株)の戸塚工場 【出席】 三戸先生 OG:鄒さん (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)阪本さん、岩田さん、鄭さん (博士前期1年)黄、陳さん、沙さん (学部生)木田さん、藤田さん、三厨さん、笹井さん
見学のスケジュール: 「会社説明➟工場見学➟大川社長の講演➟ワールド・カフェ➟まとめ、発表➟質疑応答➟記念撮影➟解散」
皆様、今日、お疲れ様でした。大川印刷(株)への工場見学を通じて、学んだことがいっぱいあると思いますが、印象が新しいうちに、コメント、感想、学んだこと等を早めに書いてください。
ookawa |
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[ No.592 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年11月28日 (金) 13時11分 |
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一昨日、大川印刷に工場見学でお付き合っていただいた先生、皆さん、お疲れ様でした、そして有難うございました。二日間が経ったが、企業側からいただいたCSRレポート、CSRの和をじっくり読んだ。 大川印刷はCSRに積極的に取り組んでいる中小企業の中でもっとも典型的な例だと思う。 おそらく大川哲郎社長が高い倫理観を持っているはずだ。 CSRレポート、CSRの和によって、大川印刷は主に品質、環境方針と地域貢献活動といった二つの側面からCSRに取り組んでいる。 「自社の商品を通じて、社会貢献を実践するソーシャルプリンティングカンパニー」が印象に残った。 わたくしが感じたのは「大川印刷の社員一人ひとり、商品一つひとつが、自社のCSR伝えるメッセンジャー」と 「製造工場の見学もCSRコミュニケーションである」だと思えるようになった。 疑問はそもそも商品・サービスの価値がなければCSRも存在しないのか? |
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[ No.593 ]
投稿者: 岩田之之
2014年11月29日 (土) 12時15分 |
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先日大川印刷へ工場見学に行ってまいりました。 印象残ったのは主に2点あります。 1点目は、大川印刷様がCSRを重視していることです。 特に、ただの社会貢献ではなく、本業を通じて、社会課題を積極的に取り組んでいます。 地域型の中小企業なので、できることが限られていると思いますが、その積極的に挑戦する姿がとても大事なのではないか。 2点目は、大川社長さんの考え方です。 価格だけの競争はしないようにして、価格に負けない品質を大切にしています。 そして、常に本業を社会貢献に繋げるポイントを考えています。 逆に言えば、大川社長の考え方があるからこそ、大川印刷は今の姿があるわけだと思います。 では、疑問は、どういうふうに自社の社員に誇りを持たせたりするのですか。 |
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[ No.594 ]
投稿者: 陳媛チンエン
2014年12月02日 (火) 23時18分 |
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大川で主に2つのことで感動しました。 一つは人を大切にしていところです、もう一つは 品質管理のところです。 人を大切にしていところ。二階の廊下で 一人一人の授業員のイメージへのメッセージが 貼ってあります。この制度によって授業員間の距離が縮み、 楽しい職場に仕上げることができると考えています。 自分の会社での役割を確認でき、職場にとって 重要な存在であることを感じれます。また、授業員の 働きやすい環境をも考えています。例えば、工場の匂いを出来るだけ 減らしています。そこから、この会社はどのようにして授業員が心ちよく 働けるのかをよく考えていると思います。 もう一つ感動したのは品質管理です。細かい! そこまで厳しく品質をチェックしているんだと尊敬しました。 小さな汚れとか普段では気にもしていなかったです。 このことによって、この会社は結構しっかりしているなと感じました。
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[ No.595 ]
投稿者: 沙海瑩
2014年12月03日 (水) 12時37分 |
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大川印刷の工場見学について、一番感心なのは環境への配慮です。 大川印刷は、その中核事業であるオフセット印刷の他、納品に至るまで、 「エコライン」発想のもとトータル的な環境負荷低減を推進しています。 エコラインによる「環境負荷低減」から一歩進み、「環境を回復させる」というコンセプトのもと、 森林活性化や地球温暖化防止に貢献する商品開発を行っています。 また、印刷時に出る端材や試し刷りに使用する紙、その他オフィスにおいて使用される紙など、 様々な用紙の分類を細かく設定し、リサイクルやリユースを促進しています。 最後のワールドカフェもとても楽しかったです。 皆自分の意見を交換して、まとめてから発表した。 日本の中小企業さえまでこんなに企業の社会的責任を重視して、すごく感心しました。 いい勉強になりました。
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[ No.596 ]
投稿者: 鄭 ヨ
2014年12月03日 (水) 13時08分 |
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今回の見学を通じて、感想は二つあります。 一つ目は、大川印刷のCSR観についてです。 大川印刷は中小企業でありながらも、CSRに積極的に取り組んでいる。これは、社長の大川哲郎が本業を通じて、解決できる社会問題を念頭に置きながら事業を展開しているからでしょう。 具体的には、CSRの和によって、品質、環境方針と地域貢献活動といった側面からCSRに取り組んでいる。 まさに「自社の商品を通じて、社会貢献を実践するソーシャルプリンティングカンパニー」です。 二つ目は、このCSR観を保ち、そしてより多くの企業に広げていくためには、企業の存続発展に不可欠な利益の大切さを改めて認識しました。 |
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