三戸ゼミ掲示板 ―大学院版―
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[ No.588 ]
2014年度秋学期第8回 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 唐楠
2014年11月23日 (日) 22時51分 |
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【日時】11月19日(水)13:00〜18:30 【場所】国社棟604室 【出席】 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)阪本さん、岩田さん、鄭さん (博士前期1年)黄さん、陳さん、沙さん、唐 (学部生)木田さん
・先生のお話 人間観について 人間―知 情 意
・鄭さんの修士論文報告 規範理論学のアプローチ
・岩田さんの修士論文報告 テーマ 日本CSRにおける江戸時代経営倫理の影響
V来週の予定
工場見学―大川印刷 11月26日(水) 12:45 JR戸塚駅 みどりの窓口で集合、バスで行きます 13:30から 工場見学 |
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[ No.589 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年11月24日 (月) 01時13分 |
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DVDを視聴した感想 1番目の内容はBOPビジネスではないと思う。 なぜかというと、ただ海外の途上国に送金、ローンといったサービスを提供する金融機関に過ぎない。 そう言ったサービスを提供しているビジネスはBOPビジネスとは言えないからである、 たとえば、日本におけるあらゆる大手銀行は途上国に送金できるサービスも提供している、これはBOPビジネスなのか? また、安部総理大臣はアフリカに何十億円の支援金を出して、それはBOPビジネスと言えるか? なんらかの違和感があるだろう。 しかも、2番目の日本ポリグルと1番目の決定的な違いは社会的課題を解決でき、 現地の住民らの雇用を創出している。 世界中に40億人のBOP層をターゲットとし、社会的課題を解決し、彼らを豊かにし、 雇用を守るというのはBOPビジネスの真の目的だと思う。
「BOPビジネスは公益に資するという「高い志と使命感」を持って進めることが必要となる。 経営理念に合致することで共通目標に向かって、邁進することができるからである。」を明確に打ち出して、BOPビジネスに乗り出した企業が大阪市に本社を持ち、日本ポリグルである。(ポリグルのホームページ参照)
同社は2002年に創業の資本金わずか1億円の会社だ。 それでも、「世界中の人々が安心して生水を飲めるようにすること……」という高い使命を掲げて実践している会社である。 会長である小田さんはこのことをいつも頭の中でかんがえていたという。 人間は常に問題意識を持っていればどこかでその解決策やヒントが閃くものだ。 あるとき納豆の粘粘成分であるポリグルタミン酸に気付いた。 浄化できる水の物質の研究を始まった。その故に、ソマリアの人々が長期的に汚水を飲むことを見事に解決できた。 また、BOPビジネスを成功させる鍵を握っているのは実はNPOやNGOとの連携がきわめて重要であると考えている。 疑問を持っているのはBOPビジネス、フェア・トレード、CSVといった三角形の関係がどうなるか、それとも三者はある程度でイコールの関係にあるのかが興味深かった。
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[ No.591 ]
投稿者: 中村貴治
2014年11月28日 (金) 09時48分 |
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黄くん、議論を読ませてもらいました!
私は1番目の内容もBOPビジネスと言っていいのではないか、と思っています。 きちんと調べて比較しないといけませんが、ひとまず、彼らが既存の金融機関と異なるのは、 通常であれば「信用がない」といって対象にならない相手を顧客として取引をしていることだと思います。
黄君が言うのは、彼らの活動は、 >「世界中に40億人のBOP層をターゲットとし、社会的課題を解決し、彼らを豊かにし、 雇用を守るというのはBOPビジネスの真の目的だと思う。」 ということに反している、ということでしょうか。
彼らが安定的な生活を営めるようになることで、更に良き雇用の対象になり、 もしくは彼らが事業を起こせば新たな雇用が生まれることにもなろうと思います。
まずは、財・サービスを提供することで、途上国の方々が安定的な生活を送るようにし、 雇用へとつながる基礎(インフラ)を作ることは、BOPビジネスに期待されているところではないでしょうか。
相手が豊かになっていないのなら問題ですが、番組上、そのようには見えませんでしたが…。
私としては、通常信用がないと考えられる相手にも迷わず融資するということは、 ふつうは考えられず、あの活動はBOPビジネスの中でもかなり良心的な方ではないか、と考えています。 どうでしょう。 |
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[ No.585 ]
2014年度秋学期第7回 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 沙海瑩
2014年11月13日 (木) 15時24分 |
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【日時】11月12日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)鄭さん、阪本さん (博士前期1年)黄さん、陳さん、沙、唐さん (学部生)木田君
T先生のお話し
現在の社会は行政、民間企業などによって作られるシステムと人々の生活によって構成されている。 しかし、単身化、同性婚、少子化の進みによって、従来の家庭の概念が崩壊している。 現在の社会は生活の部分が縮小し、人々がますますシステムに頼る社会になっている。
U鄭さんの修士論文報告 論文テーマ 「企業の社会的責任の合理性に関する考察―倫理学の視点から」
唐さんの報告 仮テーマ@「企業と社会」に関する理論の考察―ドラッカーとポーターの比較を中心に 仮テーマA日本企業のCSRに関する意識についての考察―受動的CSRから戦略的CSRへ―
V来週の予定 鄭さんの報告 岩田さんの報告
木田さんと阪本さんの進学お祝い
再来週は川崎工場見学
Wテキストの報告順番 テキスト「ネクスト・マーケット 貧困層を顧客に変える次世代ビジネス戦略」
目次 <PART1> 知られざる巨大策場 第1章 経済ピラミッドの底辺に眠る巨大市場 第2章 BOP市場におけるイノベーション 第3章 世界規模のビジネスチャンス 第4章 富を創造する経済エコシステム 第5章 市場を機能させる条件 第6章 社会を変革する経済開発 <PART2> ケース・スタディ − 12の事例に学ぶイノベーション 1 BOP市場への挑戦 2 問題をいかに解決すべきか? 3 常識を覆す解決策規 4 制度全体を革新する 5 イノベーションを世界に広げる親 6 BOP市場を支える行政サービス |
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[ No.586 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年11月14日 (金) 18時54分 |
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1.19世紀企業の規模は小さくて、つぶれることは容易になり、社会に与える影響も激動的ではなかった。 しかしながら、19世紀から20世紀にかけてベルトコンベアによって大量生産ができ、鉄道、通信の発達による企業の規模は急速に拡大している。 つまり、先生のおっしゃったように、20世紀大企業社会=システム社会、まさにそうであった。 それと同時に、20世紀の大企業は様々な難題に直面している。 たとえば、企業の規模がどんどん拡大しつつあり、勿論、企業が持っている経済権力も巨大している。 そのような巨大な経済権力の担い手である大企業を「誰が、誰のために、どのように」動かしているかが中心的な問題だと思う。 また、当然、大量生産に伴う発生している環境問題、資源問題を無視することはできない。随伴的結果も考慮に入れる複眼的管理が必要とされるだろう。
2. テキスト「ネクスト・マーケット 貧困層を顧客に変える次世代ビジネス戦略」
「第4章 富を創造する経済エコシステム」を担当する。
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[ No.587 ]
投稿者: 陳媛チンエン
2014年11月19日 (水) 09時45分 |
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[ No.583 ]
2014年度秋学期第6回 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 陳媛
2014年11月06日 (木) 21時39分 |
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【日時】11月6日(水)13:00〜19:00 【場所】国社棟604室 【出席】 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)鄭さん、岩田さん、阪本さん (博士前期1年)黄さん、陳、沙さん、(唐さん) (学部生)木田君
T.先生のお話 すごい人 立派な人 中国では唐大宗(李世民)、始皇帝などがすごい人だが、立派な人ではない。 日本では立派という人が今村均を一つの例として挙げれる。
判断基準:すごい人:「業績」によってその人がすごいかどうかを判断する。 立派な人:その人の「生き方」によって立派かどうかを判断する。 例:「美」、「義」を持って生きている人が立派な人である。 ○なぜ 今村均は立派な人であろうか。 今村均(1886ー1968)戦争時代の人物である。日本の陸軍軍人である。 最終の階級は陸軍大将であった。 エピソード1:第2次世界大戦後、戦犯として東京にある巣鴨拘留所に収容される 予定であったが、本人の希望でマスヌ島刑務所に入所していた。なぜそういう希望が あったかというと、本人は「(部下たちはみんな環境の悪い南方の刑務所で服役している) と考えると、自分が日本の東京にいることが出来ない」と思ったからでした。 エピソード2:刑期満了で日本に帰国してからは、東京の自宅の一隅に建てた 謹慎小屋に自らを幽閉し、戦争の責任を反省していた。一度も自宅に入ったことが ありません。元部下に対しても、出来るだけ援助を施した。 ➡部下のことを考え、少し環境のいい東京の刑務所に行かなかったことと、日本 に帰った後も元部下の援助を施したことは今村さんの「義」を感じるところである。 他の部下は環境の悪いところにいるのに、自分だけがよりいいところに入れない、 日本に帰ったとしても自宅に入らず、小部屋で幽閉し、戦争の責任を反省していた。 ここで、今村さんの「無私」という「美」を感じます。自分のことを考えるのではなく、 常に、自分が影響を与えた人間のことを考えていた。
○「無私」という「美」意識 「無」は中国の道教から由来している。「無」であるからこそ、いろんなことを 取り入れることが出来る。「私」というのは欲である。「無私」は自分の欲をなくす ことである。 @日本の宗教の歴史から見れるように、日本の文化は「無私」である。 飛鳥時代 神道 奈良・平安時代 仏教(儒教) 鎌倉時代 武士道(潔く) 江戸時代 日本の儒学 明治 キリスト教 武士道+儒教論語 日本独自のものが武士道しかなく、大部分は「外」から取り入れたものである。 Aもう一つの事実からも分かる――日本の「無私」 神宮寺の存在である。道家の中にお寺がある。これは他の国で絶対存在しない ことである。 Bさらに、日本の家族概念からも「無私」が見れる 中国の家族は「血縁」によって構成される。 日本の家族では「非血縁」でも家族の一員として認められる。家族の存続のためには、 非血縁の人でも受け入れ、高い位置に就かせる。(滅私奉公)
すごい建物 立派な建物 中国 万里の長城、故宮 碑林 日本 正倉院 判断基準:そのところの文化を表し、そのところでしか作れない建物である。 正倉院は聖武天皇・光明皇后ゆかりの品をはじめとする、天平時代を 中心とした多数の美術工芸品を収蔵していた施設である。 番人がいません。しかし、誰もが国宝をとって帰りません。 U.DVD鑑賞 NHK『カネミ 油症事件――毒と命 母と子の記録』 このDVDで何を問題にしているのか。 油症を患ったこと(社会の異物)が自分のせいではないことを 社会に認めてもらうことである。 V.来週の予定 テキスト『ネクスト・マーケット』の分担決め 鄭さんの発表
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[ No.584 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年11月06日 (木) 22時57分 |
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1.不祥事の定義 不祥事とは「関係者にとって不名誉で好ましくない事柄・事件」(広辞苑)であり、事件や事故も含まれると思う。 「不詳」とは@縁起の悪いこと、不吉なこと。 A災難、不運 不祥事は学術的な概念ではない。不正行為、違法行為、反倫理的行為から事件、事故に至るまでのものが含まれる。
2.不祥事の種類は多岐にわたっている。企業内と企業外の不祥事を分けることができる。 また、企業が不祥事を発生した後、被害者をはじめとする様々なステークホルダーへの悪影響は言うまでもなく、 極めて大きい、最悪の場合は企業が撲滅することにいたる。 しかも、企業ブランドにも悪影響を与えている。にもかかわらず、不祥事を起こしたことはどの程度に企業ブランドに悪影響を及ぼすかが興味深いである。 今回のゼミで、DVDを視聴してから、不祥事の悪影響は被害者のみならず、被害者の次世帯及び彼らの生涯にも生々しいい傷をもたらし、さらに社会に認められないほど生きている。 不祥事そのものよりもその後の対応が重要であることが改めて実感していた。
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[ No.578 ]
2014年度秋学期第5回 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 鄭 ヨ
2014年10月30日 (木) 22時29分 |
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【日時】10月29日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)阪本さん、岩田さん、鄭 (博士前期1年)陳さん、唐さん、黄さん (学部生)木田君
先生のお話 ・国家戦略の一つ 鎖国 歴史を振り返ってみると、なぜ日本が鎖国→開く→学習という循環を繰り替えてきたのかということを考えるのが面白い ・顧客の創造≠マーケティング、人的資源管理 ・近代国家の限界が来ている 一番の裏付けが近代国家の信仰である「無限の進歩」が成り立たなくなりつつあることである。 そして近代の個人主義を、日本の大河ドラマに無理矢理に当てはまるため、大河ドラマが「歴史を語る」の原点からずれている。 ・交換経済→貨幣経済→資本主義 贈与 フラ 互酬 ポトラッチ ・資本主義の裏付け 「功利主義」「自由主義」
M1の研究内容の報告 ・黄さん 「バーリ=ミーンズ「株式会社革命論再考―CSR(企業の社会的責任)を中心として―」 ・陳さん 「組織の社会的責任(OSR)の必要性」 ・唐さん 「中国における日系企業のあり方―CSRの視点から」
今週中に以下の2本からゼミのテキストを決めること 「ネクスト・マーケット―貧困層を顧客に変える次世代ビジネス戦略」 「NPO―非営利組織の制度、活動、マネジメント」
来週の予定 DVD、沙さんの発表、+α
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[ No.579 ]
大学院ゼミで使うテキストの紹介
投稿者: 黄 徐全
2014年10月30日 (木) 22時32分 |
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先生がご紹介して頂いた『ネクスト・マーケット』、『テキストブックNPO 第2版―非営利組織の制度・活動・マネジメント』の紹介(アマゾンより)
『ネクスト・マーケット』(これをやりたいです)
ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 ウォートン経営戦略シリーズ 世界には、1日2ドル未満で生活する貧困層が40億人いる。本書は、経済ピラミッドの底辺に位置するこの貧困層(Bottom of the Pyramid=BOP)こそ、今後急速に成長する魅力的な市場だと指摘。企業は彼らを、慈善や援助の相手としてはなく、ビジネスの対象として重視すべきと主張する。 貧困層を「顧客」や「消費者」に変えるには、先進国向けの製品・サービスに少し手を加えるといった対応では不十分。技術、製品・サービス、ビジネスモデルそのもののイノベーションが欠かせない。 BOP市場の基本となるのは、「パッケージ単位が小さく、1単位当たりの利潤も低い。市場規模は大きいが、少ない運転資本でも利益を出せる」ビジネス。例えば、米P&Gは低収入で現金不足のBOPに消費力を作り出すため、「使い切りパック」のシャンプーを販売した。ブラジルの家電チェーンは無理のない利子とカウンセリングで、BOPにも高品質な家電が買えるようにした。その他、医療、金融サービス、農業関連ビジネスなど様々な分野の成功事例も詳しく解説する。 BOP市場に参入することで得たノウハウ、実現したイノベーションは、先進国市場でも活用でき、企業の成長、発展に大いにつながると説いている。
内容(「BOOK」データベースより) インド、中国、アフリカ、南米…40億人のエネルギーが世界を変える!BOP市場から生まれる世界規模のイノベーション。「BOPビジネス」の大潮流を生んだベストセラー、さらに深い洞察と最新事例を加えた増補改訂版。世界最高のビジネス思想家C.K.プラハラード、渾身の提言。
『テキストブックNPO 第2版―非営利組織の制度・活動・マネジメント』:
新しい社会の担い手NPO(非営利組織)の全貌を理解する。学生・研究者からビジネスパーソン、実務家までの幅広いニーズに応えるスタンダードなテキスト。2011~12年の法律・税制の大改正など、最新の動向を網羅。
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[ No.580 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年10月30日 (木) 23時48分 |
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1.論文を作成する際に、留意点 @中村さんがご指摘されていたように、問題意識を明確に書かなければならない(何故このテーマに取り組むのかをはっきり書くことである。) A論文の結論を導くために、どういうストーリ(目次)になっているか(プロセス)がきわめて重要である。読み手が納得できなければ、論文になれない。 よって、読み手を頷くために、論文の目次(プロセス)に工夫しなければならない。
2.先生のアドバイスを頂いて、第二章:CSR研究者はいかに『近代株式会社と私有財産』を理解されてきたか、 第三章は以下の三つの中から、一つを絞って、バーリ=ミーンズの「株式会社観」と「経営者の権力の正当性」という観点からCSRを論じることにする。 @会社は誰のために経営されるべきか(バーリ、ドッド論争) A『二十世紀資本主義革命』と会社良心論 B『財産なき支配』と社会的合意論 また、これから、引き続き、関連資料を収集し、読み取れることが重視し、来年の1月ゼミで進捗報告をする。
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[ No.581 ]
投稿者: 陳媛
2014年11月01日 (土) 21時41分 |
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テキストの選択 「ネクスト・マーケット」を選びます。
・どのように低い値段で いい商品をピラミッドの 底辺の方々に届くのか、 その手段を知りたいです。 ・自分の夢を実現するには 一つ有効で実行可能な方法だ と考えているからです。 |
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[ No.582 ]
投稿者: 唐楠
2014年11月02日 (日) 23時53分 |
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『ネクスト・マーケット』を読みたいです。 アマゾンのあるレビューによると、この本は、「貧困層向けのビジネスは利益を生みにくく、成功しない。貧困層は福祉の対象であって、ビジネスの対象ではない」という先入観対して批判を加えて、BOPの巨大市場の実状と、ビジネスと企業、そしてグローバル経済の未来が見えてくる。 ほかにも「久しぶりに骨太な本」「常識をくつがえす」など、評価がいいです。内容紹介を見るとすごくおもしろいと感じて、読みたいです。 |
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[ No.576 ]
2014年度秋学期 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 岩田之之
2014年10月26日 (日) 20時59分 |
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【日時】10月22日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)阪本さん、鄭さん、岩田 (博士前期1年)黄さん、陳さん、沙さん、唐さん (学部生)木田君
先生のお話 ・グローバル資本主義と日本資本主義 日本資本主義―高度成長を果せた原因―関係性注視、常に相手から学ぼうとする。 ・消費社会、大衆社会、情報社会、金融資本主義、現代資本主義 ・主体性/関係性/信頼性に基づいて協力していく ・和―自己主張しない ・現在の日本は主体性のかたに交換している など
修士論文報告 ・阪本さん 「企業の社会的責任研究におけるバーナード理論展開の可能性」 ・鄭さん 「規範倫理学の代表的な4つの立場」 ・岩田 「一部の江戸時代企業/400年企業の資料」
来週の予定?
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[ No.577 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年10月27日 (月) 00時23分 |
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1.今日の朝、電車に乗っているわたくしがいつものように、ラジオニュースを聞いており、 そのニュースの中から聞き出していた「日本において、最も高い障碍者雇用率は福島県福島市にクラロンという会社であった。 障碍者雇用率は37%に昇っているという衝撃的な数字に驚いていた、 ご周知のように、今年9月、先生、皆さんと一緒にエフピコに見学していた、エフピコの障碍者雇用率は16.1%であることがわかった。 エフピコの小松会長は「ネガティブ経営」と「高い障碍者雇用率」を標榜しており、日本全国にエコなトレー事業を展開、販売し、トレー業界で60%のシェアを持っている。 しかしながら、クラロンという会社の障碍者雇用率はエフピコより遥かに高く、37%に至っている。 ゼミで先生のおっしゃったように、「情報は伝聞にすぎないものだよ」という話は印象に深く残っている。 ついでに、携帯で「クラロン」を検索し始まった。以下の情報を皆さんとともに享受したいと思うので、 ぜひ開いてみてください。
クラロンのホームページ クラロンの紹介
2. グローバル資本主義が、アメリカのみならず世界経済を発展させ、世界を物質的に豊かにし、 文化の交流を促し、人々にさまざまな情報をもたらしてきたことは事実である。 また、市場経済が世界に拡大することによって、先進国と途上国との間の所得格差の拡大、 途上国内の貧富の差の拡大、地球環境の問題が深刻化になりつつあり、 グローバルな世界の中、安易に市場経済化を広げることが正しいかどうかは言い切れないと言わざるを得ない。 中国はグローバル化することで成長しようとしたため外資を導入しており、 所得格差の縮小や労働者の賃上げによる経済成長を試みた場合、 ベトナムをはじめとするもっと賃金水準の低い国に資本が流出する。 そのため賃金を上げることができず、賃金が上がらないのにバブルで物価だけが上がっているため、 各地で労働者の暴動が頻発している。 また、中国は少子高齢化により市場は拡大しなくなり、労働者の減少によって賃金の上昇をもたらすが、 賃金の上昇は中国の輸出市場戦略に致命傷を負わせるとしている。 |
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[ No.571 ]
2014年度秋学期 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 阪本
2014年10月16日 (木) 12時48分 |
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【日時】10月15日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)阪本 (博士前期1年)黄さん、陳さん (学部生)木田君
I先生のお話(報告者:阪本、木田) 「『信頼』と情報化社会における『伝聞』」 「和魂○才〜日本の美意識と近代」
U修士論文報告 阪本「バーナードの道徳的創造性とバーナード研究者の理解」
V来週の予定 M1〜2から3名報告 |
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[ No.572 ]
投稿者: 阪本
2014年10月17日 (金) 12時37分 |
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「『信頼』と情報化社会における『伝聞』」
「いつも」時間通りに来る 「いつも」遅れて来る この「いつも」が意味することは違っている。 「いつも」時間通りに来るは、「必ず」という意味を含意し、 「いつも」遅れて来るは「大抵」、「よく」であり、≠「必ず」 それほど、人の姿勢や態度、意識に対して、厳しい。 「信頼」を得ることは簡単なことではない。
また、「事実」ではなく「イメージ」によって周りからの「信頼」が形成される。 つまり、自分はその人が遅れて来ることを見ていなくても 誰かから聞いた「情報」によって自分の中にその人のイメージが出来上がっていく。
情報化社会では、この「伝聞」である「情報」に多く触れることになり、 それによって、意思決定やビジネスが行われる。 「情報」=「伝聞」社会においては、個人、組織において「情報」を流す主体(媒介)の「信頼」が問われる。
情報化社会の陥穽とは、 「大抵」が「必ず」になり、 「情報」=「伝聞」社会を「事実」として認識してしまうことである。
「和魂○才〜日本の美意識と近代」(キーワード)
日本の美意識:「美―醜」「恥―名」 他者の目、「見られている」意識が無くなった。=「恥」が無くなった。
近代における価値 自分(の欲望、感情)に正直になれ 人権→進歩=近代化
絶対唯一 (⇔相対) 真理――― 真―偽 正義――― 善―悪
【aaa】
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[ No.573 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年10月18日 (土) 12時49分 |
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1、信頼(trust) @.「彼はいつも時間通りにくる」(ポジティブ)---常に(100%)時間通り ⇒「事実」に対して厳しい(信頼感に繋がる、姿勢、態度、意識) A.「彼はいつも遅れてくる」(ネガティブ)---よく、たいてい(6〜90%)遅れてくる(常にではない、しょっちゅう) ⇒「人」に対して厳しい 信頼者; 「自分の信頼によって、被信頼者の信頼性を動機付けることが出来る時のみ、相手を信頼する」 被信頼者; 「自分の信頼性によって、信頼者の信頼を動機付けることが出来る時のみ、相手に対して信頼性を示す」
2.「情報」=「伝聞」≠事実 情報化社会において、「意思決定、ビジネス」は媒体に依存している。 世の中で情報=伝聞は千差万別である。 現代人である私たちの生活には、多様な情報であふれている。 しかし、洪水のような大量の情報の全てが有益なものとはいえない。 有利的なものもあれば、信用できないものもある。 中国には「親しく見たものは確かであるが、噂に聞いたことはあてにならない」という古い諺があった。 高度情報化社会に生きている私たちは、情報を主体的に正しく見分け、適切に判断し、 利用する能力を身につけることを必要とする。 「情報」=伝聞が正しければ、信頼の形成につながるだろう。
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[ No.574 ]
先生のお話し
投稿者: 木田 世界
2014年10月18日 (土) 16時23分 |
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<「信頼」はイメージから>
a.「彼はいつも時間通りにくる」(ポジティブ)---常に(100%)時間通り ⇒「事実」に対して厳しい b.「彼はいつも遅れてくる」(ネガティブ)---よく、たいてい(6,70%)遅れてくる(常にではない) ⇒「人」に対して厳しい
a.とb.の「いつも」の意味合いは違ってくる。aは実際に毎回出席しているような人に対してしか使われないが、 b.は必ずしも毎回遅れてくるわけではないが、度々遅れてくる人に対しても使われる。 つまり、b.のような発言は、事実に基づいてというよりも、イメージに基づいて発せられている。
また、もし「◯◯はよく遅れる」という噂(情報)を聞いたあと、◯◯が遅れてきたのを見れば、やはり◯◯は遅れて来るやつだというイメージを持ち、信頼を持てないだろう。
だから、人からの信頼は「事実」よりも「イメージ」や「情報」に基づいて形成される、と言える。
<情報化社会の陥穽>
情報とは、伝聞である。 自分で直接見たものは経験であり、情報というと他者やメディアから見聞きしたものをいう。 だから、情報化社会とは、「伝聞」社会である。
情報とは「伝聞」であり、事実ではない。 情報化社会では、意思決定やビジネスは、情報それ自体や情報媒体・機器へ依存している。 「伝聞」したことを正しいと思うのは、情報を提供する人への信頼があるからに過ぎない。
「伝聞」でしかない情報をもとにあらゆる意思決定やビジネスが行われるのが、現代の「情報化社会の陥穽」と言えるだろう。
<日本人の美意識>
日本人は、「人からどのように見られるのか」を意識してきた。日本人の美意識は、「恥」の感覚であった。しかし、最近の日本人には「人からどのように見られるのか」という意識がなくなってきた。
たとえば、何人かでエレベーターに乗っているときに、平気で2階3階で降りる学生が居る。彼らは、そのせいで他の人が待たされるということも、待たされる他の人がどのように思われるかも意識しない。 昔の日本人であれば、他の人が降りる階まで上がっていって、その階から階段を降りて目的の階まで行くだろう。
日本人が「恥」という美意識を持ったのは、日本人が一神教の神を持たなかったからである。 一神教の国の人にとっては、神こそが正しく、絶対的なものである。一神教の社会で神が信仰されなくなった後は、 神に代わる何らかの「正義」「真理」(e,g.人権) が主張された。 「絶対」・「唯一」を前提とする一神教の正義に対して、日本人は「恥」「(自分を含む)人の目からどのように見られるか」という「相対」的な美意識を持った。
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[ No.575 ]
投稿者: 陳媛チンエン
2014年10月21日 (火) 14時39分 |
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『ガイアの夜明け 中国でリベンジ!』(2012年04月03日撮影) このDVDの内容は中国へ進出した日本企業が再チャレンジする話である 十分なリターンを得られずに一度撤退した日本企業がリベンジをし、 再び中国に進出する。主に二つ企業を取り上げた。 一つは外食産業のリンガーハットであり、もう一つはアパレル産業のラブリークイーンある。 リンガーハットは野菜のチャンポンで日本の女性の間で人気を集めている。 チャンポンの発祥地である中国でも人気になるのではないかと、2002年に 中国の青島に進出した。しかし、予想通りに行かず、撤退を余儀なくされた。 失敗した原因として、一つは日本で人気があったものをそのまま中国へ持って行き、 中国人の口に合うような商品を開発しなかった事。もう一つは中国人の習慣を つかめなかった事である。その失敗の経験を活かし、今度は中国人に合うような 商品を開発した。それはとんかつをのせたチャンポンである。 ドレスを販売するラブリクイーン社も中国の市場を獲得するため、中国へ進出した。しかし、中国人は ドレスを着て結婚式に参加する習慣がなく(普段着の場合が多い)、中国人への売り込むが 失敗してしまい、撤退した。現在、中国では生活水準が上がってき、富裕層が増加してきた。 これらの富裕層を狙い、再び中国に進出した。果たして、この二社の再度の進出は成功できるのか、 DVDの中では言っていなかった。 私にして見れば、リンガーハットはとんかつチャンポンだけで勝負するなら、 成功を収められないのではないかと考えた。中国では、野菜が安く、普段家で 十分野菜を取ることができる、その代りに、お肉は家でそれほど食べないと考える。 そのため、外食するにあたって、お肉を好む傾向がある。そういう意味では、野菜 ばかりのチャンポンを変え、肉を載せるのが正しいと思う。しかし、中国人は健康意識が高く、 揚げ物が好きだが、体にあまり良くないので、たまにはよいが、食べるなら、健康にいいもの を食べたい傾向にある。なので、揚げたとんかつではなく、肉の生姜焼きみたいな健康に 良い商品をより開発したほうがいいのではないかと考える。 ラブリークイーンは現時点ではまだまだ売れないのではないかと考える。中国人は 「喧兵奪主」(派手な服を着て注目を集め、元々の主役である新郎新婦の オーラを奪ってしまう。また、周りが普段着で来ているのに、 自分だけが派手な服を着ていると、KYだと思われてしまう恐れもある)が嫌いである。 この中国人の考え方、習慣を変えるにはまだまだ時間がかかると考える。つまり、 現段階ではまだ市場が小さいと考える。 以上のように、中国に進出するにあたって、中国人の考え方、習慣を調べた上で、 事業を展開したほうがいいと考える。
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[ No.569 ]
2014年度秋学期第2回 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 阪本
2014年10月12日 (日) 18時04分 |
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【日時】10月8日(水)13:00〜18:00、19:00〜学期始めに食事(カラオケ) 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)鄭さん、岩田さん、阪本 (博士前期1年)黄さん、陳さん、唐さん、沙さん (学部生)木田君
T先生のお話 自立<自律
自立は経済的独立を意味し、 自律は、セルフ・コントロール、セルフ・マネジメントができることを意味する。 自分をコントロールし、マネジメントができる人間は、他者に対してもそのようにできる。
U博士前期課程2年修士論文テーマ報告 1阪本『企業の社会責任研究におけるバーナード理論展開の可能性』
先生から頂いた新たな視点(ありがとうございます) ○企業の社会的責任の変遷 60〜70年代:公害 E→(−)S 利潤追求否定 CSR1,2,3 80年代:社会貢献 E→(+)S 倫理的利潤肯定 企業市民 ↓↓↓ SとEの一体化 2000年:CSV S→E グリーン調達 E=S (ネガの関係
E,S一体化時代における組織観はOpen Systemという見方ができる。のでは。
○組織観の変容 Closed System Open System 単一個別組織体 → 複数へ 権限体系 → 責任体系 ↓ 道徳的創造論
2鄭さん『中国企業CSRの現状と課題―倫理の視点から』 3岩田さん『日本CSRにおける江戸時代企業倫理の影響』
V木ゼミお知らせ 来週10月16日(木)は、16:30〜(予定)から木ゼミを行います。 BOPビジネス、フェアトレード、又は、ソーシャルファイナンスを勉強予定。
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[ No.570 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年10月14日 (火) 23時17分 |
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1.いよいよ秋学期が始まるようになった。 一週間近くが経ってしまって、依然として、先生の話は頭に残っている。 新しい学期、新しい顔、新しい態度、そして誰にも負けない努力をしようという決心は絶対翻さない。 先生の「自律、自立」話を頂き、自立(経済的)、自律(セルフコントロール、セルフ・マネジメント)を指しており、自分はどっちに属しているかを日々で考えている。 また、よりよい学生生活を送るために、自分の計画をカレンダーで書き、一歩、一歩ずつ頑張っていき、 卒業した時に、開放感のみならず、達成感も味わいたい。
2. 企業の社会的責任の変遷について改めて勉強していた 60〜70年代:公害 E→(−)S 利潤追求否定 CSR1,2,3 80年代:社会貢献 E→(+)S 倫理的利潤肯定 企業市民
SとEの一体化 2000年:CSV S→E グリーン調達 E=S (ネガの関係にある)
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[ No.568 ]
2014年度秋学期第1回 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 黄 徐全
2014年10月01日 (水) 21時50分 |
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【日時】10月1日(水)13:00〜16:00 【場所】国社棟604室 【出席】 (先生は体調を崩されたため、足を運んで頂けなくて、非常に残念でならない。先生の健康を心からお祈りしております。) OBの日尻田さん (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)阪本さん (博士前期1年)黄、陳さん、唐さん、沙さん (学部生)木田さん
1.阪本さんの報告 コンプリヘンシブ・エグザミネーション 修士論文計画書 修士論文タイトル『バーナードの組織観と責任観〜企業社会責任研究における意義〜』 研究目的・意義 論文構成
2.今学期のスケジュールを決めること 10╱1 阪本さんの報告 10╱8 M2の岩田さんと鄭さんの報告(修士論文について)、うちあげ 10╱22 M1の報告と阪本さん(コンプリヘンシブ) 10╱29 M2の報告 11╱5 (工場見学)?、テキスト? 11╱12 M2の報告 11╱19(工場見学)?、テキスト? 12╱3 M2の報告 12╱10 (工場見学)?、テキスト? 12╱17 M2の報告 12╱24 M2の報告(修論の最終チェック) 1╱7 ? 1╱14 M2の報告(口頭試問にむけて) 1╱21 ? 1╱28 M1の報告
3.来週の予定 M2の岩田さんと鄭さんの報告(修士論文について)、うちあげ
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[ No.566 ]
2014年度 経営哲学学会
投稿者: 阪本
2014年09月10日 (水) 17時13分 |
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【日時】9月8・9日 【場所】東京富士大学
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[ No.567 ]
投稿者: 阪本
2014年09月10日 (水) 17時23分 |
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○中村さん『ステークホルダー理論の可能性』 <報告の概要> …
○山下先生『マズロー自己実現論の意味』 山下先生の報告と三戸浩先生の感想から思ったこと。
<報告の概要> 研究背景:有名なマズローの欲求階層説は、他者を操作するようなモチベーション理論として論じられたわけではなく、 実はマズローの「セルフコントロールのできる意思決定者」としての人間存在の実現を目指すものだった。 そのような人間規定に立って欲求階層説を理解するべきであり、 そのためには、マズローの欲求階層説における「自己実現」の理解が不可欠だ。 結論:マズローのいう自己実現的人間は、心理的健康な状態、 @個人の外部環境との関係が上手くいっている。 A個人の内面の調和がとれている(これは、個人的に欲求が満足しているかではない。) であることで、それは、存在認識、存在価値認識、統合力が備わった意思決定者であること。
三戸先生質問と感想: 個人の心理的健康状態は、組織にも言える。 @外部環境との関係→ステーク・ホルダーとの良好な A内面の調和→組織内部(従業員等)
<思ったこと> 従業員満足→企業(媒介)→顧客満足 企業の健康は従業員の健康によりもたらされ、従業員、企業の健康は、顧客、社会の健康に繋がる 心理的健康状態は、国の場合にもあてはまる。国民の心理的健康状態と国との関係。
個人、組織の健康は、何によってもたらされるのか、どう実現できるか。実現可能か。 「企業と社会」:産業社会における企業の健康と社会の健康の相互(依存)関係。 資本主義、産業社会の衰退期における関係の結び方は?
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[ No.563 ]
エフピコ(株)工場見学
投稿者: 黄 徐全
2014年09月05日 (金) 22時46分 |
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【日時】9月05日(土)10:00-18:00 【場所】エフピコ愛パック(株)茨城工場、(株)茨城ピジョンリサイクル 【出席】 三戸先生、中村さん、阪本さん、木田さん、陳さん、黄、OGの鄒さん、藤田さん、坂本さん、安藤さん及び鎌倉投信(株)の方々
●今日、エフピコへの工場見学を通じて、各自が学んだこと、感想、疑問点等を書いてください。
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[ No.564 ]
投稿者: 阪本
2014年09月06日 (土) 15時04分 |
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(1)リサイクルについて 使用済み食品パック、トレーの発生は、エフピコの企業活動による随伴的結果です。 そして、食品トレーの普及とその後のゴミの大量発生は、社会的課題と認識されるようになりました。 エフピコは、自社の商品の随伴的結果の解決のみならず、 他者のパックやトレーをリサイクルし、再利用を行うことで、 社会的課題を解決しているといえます。 この取り組みに対し、多くの企業は社会的存在としてエフピコの活動に共感、協力すべきであると思いました。
(2)障害者雇用について 私は、弱者と言われている人々(女性、障害者、高齢者ら)が、 会社で働くことを望むなら、 (会社で働くことが、社会に統合され、やりがい、生きがい、誇り、自信を持てるのであれば)、 そのようにしていくのが社会にとって良いことであると考えています。 何名かの方は、健常者がしたくない仕事を障害者にさせていると感じていたようですが、 私はそのようには思いませんでした。 何故なら、彼らは他の選択があるにも関わらず、働くことを選んだからです。 私は、これまで障害者は社会の経済発展の担い手にはなれないと考えられていたのではないかと思います。 それを、「会社の競争力には欠かせない人材」として位置付けたことにエフピコのすごさがあります。
社会の維持と発展には多様な人間が必要なのでしょうか? 私は、多様な人々がいるから、彼らをメンバーとして受け入れ、 社会を創っていくべきであると考えています。 且田社長や愛パックの従業員は、障害者の雇用における効率性をメリットとして述べていましたが、 彼らの思想の根本には、障害者の人権や尊厳という正義があります。 正義、哲学、思想によって価値を持つある事象を多くの人が納得するようなロジックにし、実行させていく、 その担い手は、正義や価値に立脚した人物であることがわかりました。 社会的器官となった企業が社会の課題を解決していくには、 そのような人物との出会い、 そして、それを受け入れる経営者の姿勢が会社の運命を決めるのです。
(3)社会的器官、社会的企業、大規模化(エフピコは中小企業なのか?それ以上なのか?) エフピコは、相次ぐ工場の設置と、グループ会社の設立によって会社規模を拡大していると思うのですが…。 (また、2005年には東証一部上場。「所有と経営の分離」も進行中か?) しかも、大規模化の理由は、製品の製造・販売における合理化だけでなく、 リサイクル、障害者雇用の実現を理由として。 19〜20世紀の「所有と経営の分離」が社会のインフラ系、消費者の豊かさの実現を背景とし、 資金調達の結果(+投資家の流動性の確保)が、大規模化の一要因でるのに対し、 エフピコの大規模化は、本業ではなく、随伴的結果に対する責任と、社会的課題に対する対応によって、もたらされている。 これは、21世紀の大規模化現象の形でしょうか。????
・社会的器官が社会的課題を解決し、社会的企業であろうとすることは会社規模の拡大をもたらすのか? ・社会的企業は(大規模化→)社会的器官化するのか?
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[ No.565 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年09月06日 (土) 21時58分 |
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1.エフピコのリサイクル 使用済みのトレー、ボトルを回収し、リサイクル工場で一度原料に戻した上でまた新しいトレーを作り出す、 このトレーからトレーを作り出すリサイクルシステム「トレーtoトレー」「ボトルtoトレー」は、 世界で初めてエフピコが実現させていた。 このようなエコ型、循環型のトレーを生産するのはエフピコが他社に負けなく、 強い競争力を維持してきた武器だと思うようになった。
2.障害者雇用 エフピコは障害のある人が障害のない人と同様、その能力と適性に応じた雇用の場に就き、 地域で自立した生活を送ることができるような社会の実現を目指し、 障害のある人の雇用をしている。 障害のある人は我々と同じように、この社会に生きており、同じく人間なのに、 何故軽蔑するか、不公平じゃないか、 障害のある人を尊敬、雇用すべきだと思う。 そもそも日本における780万人あまりの身体障害者、知的障害者、精神障害者たちの力をどのように生かすか、 そして彼達のあるべき姿を現代社会にどのように位置づけるかを考えている。 ドラッカーと先生のおっしゃったように、彼らはエフピコで働くことを通し、 社会に統合され、地位、機能、やりがい、生き甲斐を持つようになったのはまさにエフピコと他社が異なり、 エフピコの凄さを改めて感じていた。
3.毎日我々が使用済トレー、ボトルが山ほど大量発生しており、ゴミの処理がすでに社会的問題になっちゃった。 780万人あまりの障害者を持つ日本はこの障害者雇用の問題を取り組まなければならない。 だから政府が企業に対し、雇用する労働者の2.0%に相当する障害者を雇用することを義務付けていた。 エフピコは以上の二つの社会的問題を積極的に取り組んでいる。 よって、エフピコは社会的企業なのかを考えている。 エフピコは次に高齢者、女性(弱者)、ホームレスを雇用するかを期待している。
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