三戸ゼミ掲示板 ―大学院版―
ホームページへ戻る
【投稿に際しての説明】
● 新規書き込みの投稿
掲示板トップページの上部で【名前】と【件名】、【内容】に加え、
【削除キー】を忘れずに入力し、 「書き込み」ボタンをクリックしてください。
※削除キーは、「編集」する際に使います。
※【MAIl】、【URL】、【アイコン】に触る必要はありません。
● 書き込み対するコメントのつけ方
コメントをつけたい書き込みの投稿日時の横にある「返信」ボタンをクリックすると、
新たにコメントを付けることができます。
ページが変わった後は、「新規書き込みの投稿」と同じように書き込んでください。
● 書き込み(「返信」を利用したコメントを含む)の「編集」の仕方
@ページ最下部の「Number」、「Pass」にそれぞれ、
・Number …投稿番号(各投稿のタイトルの前に書いてある数字)
・Pass …投稿する時に、各自で設定した「削除キー」と同じもの
を入力し、「編集」ボタンをクリックする。
Aページが変わるので、「Message」内の書き込みを編集し、
ページ下部の「編集を実行する」をクリックして完了。
※その他、もし不明な点があれば、掲示板にその旨を書き込みしてもらうか、
正直に先輩に聞きましょう!
|
[ No.510 ]
2014年度春学期第11回 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 陳媛 黄徐全
2014年06月19日 (木) 22時49分 |
|
|
|
|
【日時】6月19日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)岩田さん、阪本さん、鄭さん (博士前期1年)黄、沙さん、唐さん、陳 (研究生)孫さん (学部生)木田さん
・DVDの視聴(中村さん、阪本さん、岩田さん) NHK「沈黙の春〜レイチェル・カーソンの警告」
◎先生のお話 @広義な「理論」の分類: 規範論 (どうあるべきか) 理論(広い) 理論(狭) 解説書 (どうなっているのか) 技術論・政策論 ハウツウ書 (どのようにすればいいか)
広義な理論は三つに分けることができる。それは規範論、狭義的な理論、 技術論・政策論である。規範論は物事がどうあるべきかを論じる論理である。 狭義的な理論は物事がどうなっているのかを解説書のように説明する論理である。 技術論・政策論は「どうすればいいか」とハウツウを論述する論理である。 「医者が看病する」という例をあげてみれば、「どこが具合が悪い?」と 体の状況を「診断」する、どうなっているのかを確認する段階は狭義的な理論 の段階である。 どこに問題があるのかを判断し後に治療が始まる。病気を治すためのハウツウ が分からないと病気を治せない。この段階は技術論・政策論の段階である。
A現象から抽象化の理論へ 事象A (企業A) (企業B) →共通する規則性 →理論 (企業C)
話の由来:先生は水曜日の経営学総論の学部授業でハンズマンや東京ハンズに 関するレポートを出された。レポートの感想のところに、多くの人がハンズマン や東京ハンズがバーナードの理論に沿って事業を展開していると回答した。 先生は以上の図式を通してハンズマンや東京ハンズは理論に沿って事業を 展開しているのではなく、違う事象あるいは違う会社(現象)から見られる 共通のものがある。それらの現象を抽象化させた後、理論が形成される。
Bメタ概念/パラ概念 ギリシャ語である。メタは「高次な−」「超−」「−間の」「−を含んだ」 「−の後ろの」等の意味の 接頭語である。
C信頼について 能力に対しての信頼と意図に対しての信頼がある。 劉邦は天下が統一するまで人の能力を信じていた。
D起業と経営の違い 起業は事業を起こすことである。経営は企業を存続させることである。 つまり創業と維持の違いである。 例:山本七平『帝王学』文春文庫では、唐高宗、唐太宗を描いた。 唐高宗(李治)は天下を取った。起業したに等しい。唐太宗(李世民)は 天下の平和を維持しなければならない。これは経営に等しい。 「創業よりは守成が難しい」(起業より維持するのが難しい) 李世民は諫言を受け入れることで、天下の平和を維持することが可能になった。
◎岩田之之さんの発表 内容:第V部「社会の代表組織としての企業」 第7章:この尊厳と機会の平等 第8章:産業社会の中流階級 第9章:働く者の位置と役割
どういうロジックで起業は社会の代表的組織なのかという疑問を持って第V部を読みましょう。 個、尊厳、中流、代表の関係を気をつけましょう
◎課題 第U部の概要をA4半ページぐらいにまとめ、陳や阪本さんに送る。 第V部の概要をA4半ページぐらいにまとめ、岩田さんに送る。
◎来週の予定 @第U部や第V部のまとめの意見交換 A今週残った部分の続き
来週掲示板担当者:鄭さん、沙さん
|
|
[ No.512 ]
投稿者: 沙海莹
2014年06月19日 (木) 23時22分 |
|
|
|
|
第U部 事業体としての企業 企業が社会や人間のために働くには、事業体として機能して、存続することが必要である。企業とは人間組織であり、社会的存在である。企業の存続と成功は、リーダシップ、経営政策、意思決定と成果の尺度という三つの問題の解決に関わっている。 GMは分権制を採用し成功した。事業部に最大限の独立性と責任を与えつつ、全体の一体性を保持した。集権と分権のバランスに成功した。GMの分権制の目的は、機能と権限の分業を通じた一体性の確保にある。あらゆる決定と情報が、本社経営陣と事業部経営陣との間を双方に流れていなければならない。GMは、経営政策と事業をコスト、シェア、資本収益率によって評価することによって、上司と部下、本社経営陣と事業部経営陣の関係から主観的な要素を排除している。あらゆる人間の効率、実績、将来性の評価において、主観を排している。効率と実績を直接的かつ客観的な尺度を持って自動的に明らかにしている。 GMは戦時生産への移行において何が有効だったかはわからなくとも、その成功が分権の考え方、コンセプト、原理によっていたことは間違いなかった。厳守すべき分権制のルールというものは存在しなくとも、ものの考え方は存在した。GMにおいては、その特有の分権制のゆえに、リーダーの発掘と育成、傑物の出現や権力闘争に待つことなく本社経営陣の継承は可能、現実の問題に対応しうるだけの柔軟性をもちつつ指針として必要な一貫性をもつ経営政策は可能、経営政策と成果の尺度などの大企業に不可避の問題(経営陣の理解力と想像力を除き)が解決可能になっている。 分権制を社外に適用して、GMのディーラー政策は、ディーラーのフランチャイズ権の強化、ディーラーの経営支援、長期的視点からのディーラーとの利害の調整の三つの柱からなっている。ディーラー関係への適用においては、分権制はディーラー事業部を通じて事業に統一性をもたらすために使われている。 一般論としては、集権制が、コストと市場という二重のチェックを受ける分権制には劣らざるをえないということが明らかである。GMの集権的な大事業部は、製品は効率的に低コストで生産できようが、リーダーの発掘と育成に劣る。 第V部 社会の代表的組織としての企業 社会的組織と物質的進歩は理念的な価値のための手段であるがゆえに価値ありとするアメリカは、理想主義者でも現実主義者でもない。二元論者である。社会と社会的組織がどこまで約束と信条を実現しているかを見ていくにあたっては、いかなる社会組織といえども、その価値とするものの実現を無視しては存続しえないとの認識が必要である。 機会の平等と言う正義を与えることなくして、社会的な位置、役割、意味という尊厳を与えることはできない。同時に、社会的な位置と役割という尊厳を与えることなくして、機会の平等という正義を与えることはできない。もし企業がアメリカ社会の代表的組織であるならば、これらアメリカ社会が信条とするものを体現する存在でなければならない。一人ひとりの人間に機会の平等を与え、位置と役割による尊厳を与えなければならない。人間の尊厳は仕事を通じてのみ得られる。加えて、企業は昇進の機会についても平等でなければならない。機会の平等と言う名の正義、社会における位置と役割という名の尊厳を統合して実現することこそ、産業社会の代表的組織としての企業の最大の課題である。 産業社会の中流階級ともいうべき職長と時間給の平の工員とでは、解決すべき問題はかなり異なったものとなる。前者は位置と役割に関わる問題である。後者は位置と役割に加えて機会の平等が問題となる。中流階級意識をもつ職長の助けがなければ、経営側は工場内に占める場所がない、自由企業体制も一般の支持を受けることはありえない。しかし、職長の地位は経営側と工員の間にあって、双方の性格をともにもつ存在である。従って、一般の工員が中流階級に組み込まれ、職長の地位も確立されることになる。 平の工員に機会の平等を与えるための第一の方策が、訓練によって技術専門学校や工科系大学の卒業生レベルの能力をもたせることである。二、能力を得、能力を示すための手立てを工場内に設けること。三、高度の技術と責任を伴う仕事に適したものを選別するために、心理検査や適性検査を利用する。四、仕事への関心を刺激すること。 産業社会における機会の平等と市民性の実現こそ企業にとっての利益だということである。企業というものが経済的な組織であるのみならず、社会的な組織であることを意識するようになったことこそ重要な成果だった。
|
|
[ No.516 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年06月21日 (土) 00時20分 |
|
|
|
|
第U部 事業体としての企業
企業が社会や人間のために働くには、事業体として機能しなければならない。事業体としての企業にかんしては三つ大きな問題がある。 @経営政策に関わる問題である。事業体たるものは経営政策を持たなければならない。しかも、その経営政策には、状況の変化と問題の発生に対応する柔軟さがなければならない。 Aリーダーシップに関わる問題である。リーダーの不足を招かないためにはどうするか。リーダーたる者をいかに訓練し、いかにテストをするかという問題である。日常の企業活動に不可欠のスペシャリストをいかにして経営政策を策定することのできるゼネラリストに変えるかという問題である。 Bそれら経営政策とリーダーの評価の尺度に関わる問題である。景気に左右されず、手心を加えることのできない客観的な尺度が必要である。 ドラッカーは以上の三つの問題を解決するためには、GMに焦点を当てながら、第U部のストーリを展開していくと考えられている。なぜかというと、問題解決への道は理論の検討から入らなければならない。しかし、理論の検討は社会の現実によって、検証し適用しないことには意味がない。よって、第U部は事業体としての企業の検討に当たって、現実に存在する企業であるGMの分権制を取り上げられ、これらの問題の解決を提示していると考えている。 GMにおいては、分権制のゆえに、大企業に不可避の問題のいくつかが解決可能になっている。しかしながら、この分権制は社外パートナーとの提携にも適用するか。本社経営陣と事業部経営陣との関係より下のレベルでも適用されうるか。またほかの産業でも適用されうるか。この分権制の普遍性と有用性を論じていた。 つまり、冒頭で提示した三つの問題の解決策が分権制だと考えられている。
第V部 社会の代表的組織としての企業
近代社会における産業技術なくしては大企業が存続しえないというのが広く認識されている、 だが、社会にとって、重要なことも自らの存続である。 産業技術が目的合理的行為における大量生産を可能とする大規模事業体を必要とすることがすでに明らかになっている。 大規模事業体は近代社会における当然のものとし、中核的に位置づけ存在しており、アメリカ社会において、理念と制度の如何にかかわらず、欠かせない社会の代表的な組織である。 また、アメリカにおいて企業が社会の代表的組織になったという事実もさることながら、代表的存在である。 アメリカはキリスト教の社会観を墨守し、その昔ながらの原則の上に、自らの社会を構築してきた。 だが、アメリカの社会の代表的な組織に対しては、調和以上のものが求められる。 なぜならば、それ自身が社会の信条の実現を約束しなければならないからである。そもそもそれらの組織を社会の代表的組織だとしたらしめているものが社会の信条の実現の約束である。 言い換えれば、代表的組織としての企業と社会との関係においては、機能上の調和に加え、目的上の調和が必要になる。企業を強化する手段そのものが社会の約束と信条を実現しなければならない。 そうしないと、アメリカでは機能する産業社会そのものが期待しなくなる。 そして、アメリカ社会の約束と信条を実現するために、重要な役割を担っているのはアメリカの中流階級である。具体的な方法は二つがある。 @正義の約束即ち機会平等の約束が生ずる。 A自己実現の約束、よき生活の約束、より正確にいうならば、一人ひとりの人間の尊敬の約束即ち位置と役割への約束が生ずる。 アメリカ社会に特有の中流階級意識と社会構造、職長の社会における位置関わりを持つ。 もし、アメリカの中流階級社会を維持発展させようというのであれば、この職長の社会的位置を維持していくことが不可欠である。 職長が経営側に入っていく機会とその中流階級としての位置と役割を堅持していくことが必要である。
第V部では、著者は社会の代表的組織として、社会の信条と約束の観点から分析していたと考えられている。 社会的な信条と約束の実現に寄与することによって、社会の一体性を深化させているかを分析しなければならない。 この分析は社会において中心的な位置にある組織について特に重要な意味を持つ。 なぜならば、社会にとって中心的な組織が社会の信条と約束の実現にいかに貢献するかが、社会そのもの機能を左右するからである。
|
|
[ No.519 ]
投稿者: 唐楠
2014年06月22日 (日) 06時11分 |
|
|
|
|
第U部 事業体としての企業
企業は社会的組織であり、人間組織である。事業体としての大企業は存続しなければならない。 企業の存続と発展には、リーダーシップに関わる問題、経営政策に関わる問題、意思決定と成果の尺度に関わる問題という三つの問題を解決しなければならない。 これらの問題を解決するため、GMは分権制を採用し成功した。GMの分権制とは、事業部に最大限の独立性と責任を与えつつ、全体の一体性を保持した制度である。 分権制は集権と分権のバランスに成功した。分権制のゆえに、大企業に不可避の問題のいくつかが解決できることとなっている。 そして、GMはその分権制を社外にも採用する。 GMのディーラー政策はディーラーのフランチャイズ権の強化、ディーラーの経営支援、長期的視点からのディーラーとの利害の調整という三つの柱からなっている。 しかし、分権制にも問題が存在する。分権制は、社外パートナーとの提携にも適用するか。本社経営陣と事業部経営陣との関係より下のレベルでも適用されうるか。またほかの産業でも適用されうるか。 著者は分権制の普遍性と汎用性などを議論したにもかかわらず、分権制は大企業の組織構造上の問題を解決しうる極めて有望な方法だということは間違いない。
第V部 社会の代表的組織としての企業
近代社会の中核に位置するのは、産業技術であり。産業技術なくして社会は存続できない。 アメリカにおいては、産業技術を用いて大量生産を可能とする大規模事業体すなわち大企業が、社会の代表的な組織となっている。 社会の代表的組織としての企業と社会との関係においては、機能上の調和に加え、目的上の調和が必要になる。企業を強化する手段そのものが社会の約束と信条を実現する必要がある。 自己実現の機会の平等、社会における位置づけと役割の増大ということを実現することが、産業社会の代表的組織としての企業の最大の課題である。 アメリカ社会の約束と信条を実現することには、中流階級が重要である。 アメリカ社会に特有の中流階級意識と社会構造、職長の社会における位置関わりを維持することによって、中流階級社会が維持発展させることができる。 また、働く者の位置づけと役割については、労使問題と平の工員に機会の平等を与えることを解決しなければならない。 産業社会の代表的組織としての大企業をいかに効率よく機能させ、社会問題を解決するのは緊急課題である。
|
|
[ No.520 ]
投稿者: 孫嬌
2014年06月22日 (日) 19時44分 |
|
|
|
|
第二部 事業体としての企業
本書の第一部に相互補完の3つの方面から企業を社会や政治的分析して、そして会社として独立主体その運行分析する。社会の代表的組織は、詳しく述べて大企業に実現するかどうかはそれで社会の信条と約束である。会社の目標と社会機能の関係分析する。ドラッカーは、産業社会の代表的組織として、大手企業頑張らなければならない、この3つの方面の調和を構築する。この3つの方面の分析分別第二、三、四部分の内容を構成している。 会社とは何か、組織として存続することが必要である。企業の持続と成功の運行は三つの相互依存の問題を処理がいいという次第である。即ち、経営政策問題、リーダーシップ問題、評価の尺度問題である。大企業にとって、才能のあるリーダーシップを育てするは十分に重要だ。同様に、大企業は満足長期的利益の基本政策も必要だ。実施して諸般の政策の時、必須の人為的な影響を受けない客観的判断基準は一つ要因である。 この3つの要求を満足は同時に、企業が安定的に発展できる
第三部 社会の代表的組織としての企業
調査を通じた分権制はGMで業績を発見した。ドラッカーは分権制の運行を詳しく考察した、彼は発見して、分権制の形成は、企業の発展の過程の中で徐々に変化が整っている。分権制が続けるかどうかの深化と完備、会社生存の3つの基本問題を解決できかどうかと関心を持ってた。 大企業については実現できるかどうかはそれで社会の信条と約束である。分析を通じて、ドラッカーは大企業を含む企業のすべての従業員、現場のリーダーシップも普通の労働者、産業社会で実現する機会均等を起こして彼らの国民の意識は、大企業の責任である。それも大企業の生存と発展の根本的利益である。 |
|
[ No.521 ]
投稿者: 阪本
2014年06月22日 (日) 22時19分 |
|
|
|
|
ドラッカー第3部 中流階級、個人の尊厳、機会の平等、代表的組織の関係性
第3部における企業の分析は、社会の信条と約束の観点(テキストp.13)から行われている。 何故、社会の信条と約束の観点からの分析が必要かといえば、中心的な組織が社会の信条と約束の実現に貢献しているか否かが、社会の存続と機能に左右するからである。
・アメリカの社会観 アメリカ人にとって、国が重要なのは自分の信条と価値を体現しているからである。 社会を人間の信条と価値への貢献で評価している(p.123)。 組織に対しても同様である(企業=代表的組織)。
・アメリカ社会における約束と信条の実現(p.126) 個人の尊厳、機会の平等(人間の位置と機能)、自己実現の約束 それらを実現できれば、人は中流階級になる。 企業は、いかに位置と機能を個人に与えられる機会を提供できるかが問題。
アメリカ社会の信条と価値は、個人の尊厳と機会の平等、自己実現である。 特に個人の尊厳と機会の平等の同時実現は中流階級を生む。 アメリカ社会において中流階級をいかに生み出すかが問題であり、それは社会で位置と機能を得ることによって達成できる。 社会の中で位置と機能を得られる場が企業である。
第2部 報告者のまとめ
社会は存続しなければならず、社会の存続には大規模生産を必要とする。 大規模生産を担っているのが大企業であるから、大企業は社会にとって重要な役割を果たしており、維持・存続していかなければならない。 また、そのような企業は技術的な面で社会にとって必要なだけでなく(p.5)、企業は、人の生活、生き方を規定し、方向づけ、社会観を定め、問題を生み、解決していく存在である(p.6)。 (企業は、人に社会の位置と役割を与えられる存在である。)
企業は存続していかなければならない。 ドラッカーは、@事業体として、A社会の代表的組織として、B産業社会の存在として企業を分析し、その役割を示した。 しかし、企業の存続には、まず、企業が目的を持った自立した存在でなければならない。 そこで、企業の目的を明確に示すための経営政策が必要である。 また、組織を維持・存続させていくには、次世代を担うリーダーを育成しなければならない。 そして、そのような人材を客観的に評価できる尺度が必要である。 それらの問題を大企業の中で解決していくには、分権制を採用するのが有効である。 特に分権制は、リーダーの育成に適している。 ドラッカーは、分権制を事業部制としてだけでなく、 社外のパートナー・シップの関係としても論じているが、そこには検討が必要である。
|
|
[ No.524 ]
投稿者: 鄭 ヨ
2014年06月24日 (火) 01時46分 |
|
|
|
|
第U部 事業体としての企業 事業体としての企業は存続しなければならない→事業体としての企業には大きな問題を三つ抱えている @経営政策について、事業体として、企業の経営政策は、状況の変化と問題の発生に対応する柔軟さがなければならない。 Aリーダーシップについて、後を継ぐものをいかにして育成し、その育成の成果をいかにして確認するのかという問題である。その核心としては、スペシャリストをゼネラリストに育つことである。 B客観的な尺度について、つまり、経営政策とリーダーの評価の尺度であり、景気に左右されず、手心を加えることができないことがこの尺度の不可欠な条件である。 そこで、ドラッカーが注目したのは、GMは分権制であった。分権制とは、事業部に最大限の独立性と責任を与えつつ、全体の一体性を保持した制度である。GMの分権制は集権と分権のバランスを見事に達成し、上記の三つの問題を解決したのである。 更に、この分権制は社外にも適用できるのかについて議論したが、結果はどうであれ、分権制は企業の組織構造上の問題を解決しうる有効な方法であることは間違いないであろう。
第V部 社会の代表的組織としての企業 社会の信条と約束の視点→企業 理由:、中心的な組織が社会の信条と約束の実現に貢献しているか否かが、社会の存続と機能に左右するからである。 アメリカにおいては、産業技術を用いて大量生産を可能とする事業体が、社会の代表的な組織となり、社会の代表的組織としての企業と社会との関係においては、機能上の調和に加え、目的上の調和が必要となる。 企業を強化する手段そのものが社会の約束と信条を実現する必要がある。 そういった中で、アメリカ社会の約束と信条を実現するために、重要な役割を担っているのはアメリカの「中流階級」である。 アメリカ社会に特有の中流階級意識と社会構造、職長の社会における位置関わりを維持することによって、中流階級社会が維持発展させることができるのである。 |
|
|
[ No.507 ]
2014年ブラジルワールドカップのベスト4予測:
投稿者: 陳媛 黄徐全
2014年06月19日 (木) 17時05分 |
|
|
|
|
賞:一番当たった人は春学期の最後ご飯会で無料で満喫できる。
2014年ブラジルワールドカップに出場した国: Aグループ:ブラジル、グロアチア、メキシコ、カメルーン Bグループ:スペイン、オランダ、チリ、オーストラリア Cグループ:コロンビア、ギリシャ、コートジボワール、日本 Dグループ:ウルグアイ、コスタリカ、イングランド、イタリア Eグループ:スイス、エクアドル、フランス、ホンジュラス Fグループ:アルゼンチン、ボスニア・ヘルツェゴビナ Gグループ:ドイツ、ポルトガル、ガーナ、米国 Hグループ;ベルギー、アルジェリア、ロシア、韓国
|
|
[ No.508 ]
投稿者: 陳媛
2014年06月19日 (木) 17時09分 |
|
|
|
|
ベスト4予測: ブラジル、アルゼンチン、イタリア、ドイツ |
|
[ No.509 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年06月19日 (木) 20時11分 |
|
|
|
|
ベスト4予測: ブラジル、アルゼンチン、ドイツ、オランダ。 |
|
[ No.513 ]
投稿者: 鄭 ヨ
2014年06月20日 (金) 18時12分 |
|
|
|
|
ベスト4予測: オランダ、ウルグアイ、アルゼンチン、ドイツ |
|
[ No.515 ]
投稿者: 唐楠
2014年06月21日 (土) 00時15分 |
|
|
|
|
ベスト4予測: ブラジル、コロンビア、アルゼンチン、ドイツ |
|
[ No.517 ]
投稿者: 阪本
2014年06月21日 (土) 22時37分 |
|
|
|
|
遅くなって申し訳ありません。
1オランダ 2ドイツ 3フランス 4ベルギー |
|
[ No.518 ]
投稿者: 三戸
2014年06月22日 (日) 00時14分 |
|
|
|
|
無難に押さえておこう。 ブラジル、オランダ、フランス、ドイツ、
|
|
[ No.522 ]
投稿者: 岩田之之
2014年06月23日 (月) 08時20分 |
|
|
|
|
遅くてすみません。
ブラジル、ドイツ、フランス、アルゼンチン |
|
[ No.523 ]
投稿者: 中村貴治
2014年06月23日 (月) 19時48分 |
|
|
|
[ No.526 ]
投稿者: 孫嬌
2014年06月24日 (火) 06時31分 |
|
|
|
|
[ No.501 ]
今週のニュース
投稿者: 阪本
2014年06月13日 (金) 00時38分 |
|
|
|
[ No.502 ]
投稿者: 孫嬌
2014年06月13日 (金) 15時37分 |
|
|
|
[ No.503 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年06月15日 (日) 01時20分 |
|
|
|
[ No.506 ]
投稿者: 陳媛
2014年06月16日 (月) 16時43分 |
|
|
|
|
名古屋のファミマ店員のキレっキレぶりで地元で大人気
自分はファミマでアルバイトをしており、ファミマのイメージに関するニュースに敏感になっています。 レジを叩く音が店内にパチンパチンと響きます。普通、これはお客さんの反感を買うが、 彼は逆に女性高校生の中で人気を集めています。このことをどう思うべきなのか。また、 他の客層の地元の人はどう考えているのかを調べる必要があります。
性的少数者配慮が課題に 対応や商機、手探りの企業 ちょうと金曜日の中村良夫先生の国際コミュニケーションという授業でこの問題を 取り上げられました。性的少数者を示すLGBTたちは結婚したら、子供を持たないため、 経済的に余裕を持っているはずです。LGBTの市場は大きいはずです。 |
|
|
[ No.500 ]
2014年度春学期第10回 大学院三戸ゼミナール報告
投稿者: 阪本
2014年06月13日 (金) 00時37分 |
|
|
|
|
【日時】6月11日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)岩田さん、鄭さん、阪本 (博士前期1年)黄さん、沙さん、唐さん、陳さん (研究生)孫さん (学部生)木田さん
・DVD視聴 ニッポンの“反転攻勢” 〜世界を席巻する“和”の主役たち〜 キティちゃん、1000円カットのQBハウス、加賀屋、おばちゃん手作りのジーンズの海外進出
・陳さん報告 ドラッカー著『企業とはなにか』 第5章 社外パートナーとの連携 第6章 分権制はすべての答えか
・分権制とは? 分権制⇔集権制 分権制とは、一つの組織を事業部ごとに分けて(事業部制)、そこに自主権(意思決定権)を与えること。 GMは更に、経営層が、各事業部を調整、サポートしている。
・分権制は、事業部制のことか、パートナーシップも含まれるのか? ・分権制は、何故採用されたのか? リーダーのためか?マネジメントのためか?
・分権制の誕生と発展
19世紀まで、企業―市場 20世紀前半 集権型 20世紀後半 分権型(企業の大規模化) 21世紀 パートナーシップ、グリーン調達は、分権制の発展型か? 日本の企業は19世紀型の「企業―市場」か、分権制の発展型に二分する?
・その他お話 @目次を書きだす Aテキストの内容を理解する 質問は理解できないところか、納得できないところ B型と心
・来週 ドラッカー第V部の報告 岩田さん 掲示板担当者 鄭さん、黄さん
・6月16日 先生がコメンテーターをされるイベント テーマ「働く」
【日時】6月16日(月)18:30〜 【会場】33Labo(さんさんラボ) 東京都千代田区丸の内3−2−3 富士ビル3F
|
|
[ No.504 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年06月15日 (日) 01時32分 |
|
|
|
|
感想: 1.目次を書きだす 目次はテキストの発端だと思う。 テキストを読む際には、内容を理解できなかったら、一番いい方法は目次を書きだすことである。 著者はどういうふうに考えているか、テキストはどういうふうにストーリを展開しているかが一目瞭然である。 目次がテキストへの理解の近道として重要な作用力があるに違いない。
2.テキストの内容を理解せよ 2000年前の中国には「葦編三絶」という古い言葉があった。 「葦編三絶」とは、孔子は晩年に「易経」を愛読し、それを何度も繰り返し読んだので、 その書を綴ったなめし皮の紐が何度も切れたという物語から出た言葉である。
「韋編三絶 」の意味は何度も繰り返し、熱心に本を読むことのたとえだ。 また、学問に熱心なことのたとえだ。 「韋編」は文字を書いた木札(木簡という)や竹の札(竹簡という)を皮のひもで綴つづった古代中国の書物だ。 「三絶」は三度断ち切れる意だ。 また、何度も断ち切れる意。 「三」は三度の意と数の多いことを表す場合とがある。 つまり、テキストの内容を理解するまでに、何度も繰り返し、 テキストを読まなければならなくならざるを得ないと思う。
3.「型」は心を表す。 これからの日々の勉強においても、以上の三つを頭に入れながら、行動していこうと思う。
|
|
[ No.505 ]
投稿者: 陳媛
2014年06月16日 (月) 16時23分 |
|
|
|
|
レジュメ反省点のまとめ: 6月11日に大学院ゼミでドラッカーの『会社とは何か』の第5章、第6章の レジュメを作りました。先生のご指導やみんなの質問を受け、レジュメの 不足点をまとめてみました。 @レジュメをもっと読みやすくなるようにまず目次を書くことです。 今回のレジュメで、いままで学んだことや最後の2、3行目の結論の部分は 何ら見出しもついていなく、初めて読む人にとっては、「この部分は何を 言っているのか、本文との関係は何か」と少し考えさせられてしまう。 改善すべきなところ:目次を作り、各段落のテーマ(見出し)を はっきり書き、目次に組み入れることです。 A内容の順番を気をつけることです。章のはじめのところの内容は始めて 読む人でもすーっと入っていけるような内容を準備すべきです。今回のレジュメ では、「自動車ディーラーとメーカーとの利害の衝突」から始まりました。 しかし、第5章の内容を俯瞰して見れば、GM社は主に分権制によって、ディーラーと の衝突を解決したことを言っています。そのため、レジュメの順番もまず分権制 とは何か、なぜ社外のパートナーとでも適応をするかを具体的に説明し、その後、 衝突や具体的なGMの解決の例を書くべくです。 B自分も分からないことをレジュメに書かないことです。今回のレジュメで、 自分が説明できていない何箇所がありました。自分でも説明できないレジュメを 初めて読む人にとってはさらに読みづらくなります。 C余分なことを書かないことです。例えば、今回のレジュメで、自動車ディーラーの 規模、内容とかも書きました。内容の中の保険業務は第5章主な内容との関係が薄いため、 書かない方がよいです。 D何篇も読んでどうしてもわからないところを質問にすることです。今回本を読む時に、 自分が「GMの社外パートナーとの提携は分権制なのか」とずっと疑問に思い、 読んでも分からず、自分の中でも答えを出せなかった。こういう問題を疑問点のところに 書くべきです。 とにかく、対象を初めて読む人を想定し、作ったレジュメを何篇も読んで、 読みずらいところ、分かりにくいところを直すべきです。疑問点もよく考えるべきです。
|
|
|
[ No.495 ]
投稿者: 唐楠 孫嬌
2014年06月06日 (金) 01時46分 |
|
|
|
|
【日時】6月4日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士前期2年)阪本さん、岩田さん、鄭さん (博士前期1年)黄さん、陳さん、沙さん、唐 (研究生)孫 (学部生)木田さん
1、先生のお話 ・まとめについて まとめのとき、自分が担当する部分の内容だけではなく、 その本の全体から考えなければならない。 著者が本を書いた時間、背景は何であるか、 書かれた時のことと現在と何か違いがあるのか、 担当する章は本の全体の中でどういう位置にあるのかなどを 考え、資料を調べ、自分が内容を理解する。 そして、聞く人も理解できるようにまとめする。
・質問について ただ知りたいことはダメ、 自分が考えたが分からないことを質問として出す。 自分が何も考えずことは質問にならない。
・勉強について 単位のための勉強ではなく、 自分のため真剣に勉強する必要がある。
2、阪本さんの発表 ドラッカー『企業とは何か』3−4章
3、来週の予定 陳さんの発表 ドラッカー『企業とは何か』5−6章 来週の掲示板は阪本さんと岩田さんにお願いします。 |
|
[ No.497 ]
投稿者: 岩田之之
2014年06月09日 (月) 20時15分 |
|
|
|
|
なぜ「分権制」をするのか。
第三章の中で、 なぜ分権制を採用するのかについての説明がありますが、 実際に、正解は第二章にあると考えています。 第二章では、企業が人間組織であるとかいてあります。 人間組織を機能したり企業を繁栄したりさせるのはリーダーであります。 将来性ある若者を指揮をとることのできる地位につけ、 たとえ補佐役として優秀であっとも、 リーダーとしての能力を持っているのに限りませんから。 中央と現場の間で権限と責任を的確に配分し、 中央リーダーだけではなく、 現場リーダーも十分に強くし、責任を負うことが大切であります。
つまり、 リーダーを育成するために分権制をするのではないかと考えています。
|
|
|
[ No.493 ]
今週のニュース
投稿者: 唐楠 孫嬌
2014年06月05日 (木) 00時09分 |
|
|
|
[ No.494 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年06月06日 (金) 00時18分 |
|
|
|
|
経営者の高額報酬について
経営戦略を企画・実践するために、企業活動の中心的役割を担うのは本来的には経営者である。 この経営者への関心は以前にも増して高まってきており、経営者への評価が重要となってきている。 そして、経営者評価に関連する重要な指標の一つとして経営者報酬への関心が高まってきている。 なぜなら、経営者はその職責として企業価値創造に関与するが、 経営者の企業価値創造への貢献の対価として、創造された企業価値の中から経営者へ報酬が分与されるためである。 この経営者報酬に関し、経営者報酬の適正性についての検証と評価を行うためには、 経営者報酬の情報開示が非常に重要となると考える。 前日のニュースで日産自動車のゴーンさんの年収入は10億円が超えたのにかんして、非常に好奇心を持ち、試したくなった。
マルハニチロホールディングス(HD)のグループ企業だったアクリフーズで昨年起きた冷凍食品への農薬混入事件で検証委員会が最終報告書を公表する
|
|
[ No.496 ]
投稿者: 鄭 ヨ
2014年06月08日 (日) 01時26分 |
|
|
|
[ No.498 ]
投稿者: 岩田之之
2014年06月09日 (月) 20時23分 |
|
|
|
[ No.499 ]
投稿者: 阪本
2014年06月10日 (火) 08時53分 |
|
|
|
|
[ No.476 ]
今週のニュース
投稿者: 鄭ヨ 沙海瑩
2014年05月29日 (木) 15時39分 |
|
|
|
[ No.477 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年05月29日 (木) 23時56分 |
|
|
|
[ No.478 ]
投稿者: 孫嬌
2014年05月30日 (金) 15時13分 |
|
|
|
[ No.481 ]
投稿者: 中村貴治
2014年06月01日 (日) 06時40分 |
|
|
|
[ No.484 ]
投稿者: 阪本
2014年06月03日 (火) 09時48分 |
|
|
|
[ No.486 ]
投稿者: 沙海瑩
2014年06月03日 (火) 12時48分 |
|
|
|
[ No.488 ]
投稿者: 岩田之之
2014年06月03日 (火) 20時21分 |
|
|
|
[ No.491 ]
投稿者: 唐楠
2014年06月04日 (水) 01時38分 |
|
|
|
|
[ No.475 ]
2014年度春学期第8回 大学院三戸ゼミ報告
投稿者: 鄭ヨ 沙海瑩
2014年05月29日 (木) 15時08分 |
|
|
|
|
【日時】5月28日(水)13:00〜18:00 【場所】国社棟604室 【出席】 三戸先生 (博士後期1年)中村さん (博士前期2年)阪本さん、岩田さん、鄭 (博士前期1年)黄さん、陳さん、唐さん、沙 (研究生)孫さん (学部生)木田さん
1、DVDの視聴 農協改革案について 内容としては、留学生の皆は理解しづらいところが多いのではないかと思い、農協に関する情報を整理してみた。
まず、農協の基本情報及び農林水産省との関係について: 農業協同組合 今回の改革案について: 農協改革って何をするの?そもそも農協ってどんな組織?
今回の改革案の主な内容 ・全国農業協同組合中央会(JA全中)を頂点とする中央会制度の廃止 ・農産物の集荷販売を担う全国農業協同組合連合会(JA全農)の株式会社化 ・農協の金融事業(JAバンク)を農林中央金庫に移管
一方、農協の「自己改革案(革新プラン)」の主な内容は: ・地域で中心的な役割を果たしている農家を、農協の理事として登用する ・食品メーカーなどを農協に参加させる ・農産物などの輸出額を、10倍以上に増やす
2、先生のお話 ・DVDについて 組織は、これまでの環境に適応するために制度を作る。 そして適応できなくなった時に、再構築(リストラクチャリング)しなければならない。 農協においては、改革がリストラクチャリングである。 農協改革案は、JA全中をはじめとする農協のトップ層に、既得権益を一気に手放すことを要求するがゆえに、 農協トップ層からの反発が大きい。 実際にDVDの中で農協の二番手は最後まで反発を続けたが、 反発の内容から、その人・農協がどんな立場に立って、物事を捉えていることが分かる もともと農協改革案の目的は、 ・日本を守る・農業(農民)を守る ことですが、 一方農協の二番手の議論、そして農協の「自己改革案(革新プラン)」の内容から、彼らの目的は ・農協を守る・全中を守る ことであった。本来、この二つは、日本そして農業(農民)を守るための一つの手段であるべきだが、 目的になってしまい、既得権益を手放ししたくないという考えが丸出しである。 今回の件で、あらゆる組織の自己改革はいかに難しいのかがはっきり分かる。しかし、競争を直ちに導入すればよいのかということも、議論する必要がある。
・リーダーシップ リーダーシップは@全体感 A責任感という二つの素質で構成される。 一言にまとめると、「無私」である。
・馬鹿という言葉の起源 これは、中国の四字熟語「指鹿為馬」からである。 つまり、鹿をさして馬となすということである。 この物語について、興味のある方是非チェックしてください。 指鹿為馬(鹿をさして馬となす)
3、課題 @3−4から下の正誤表を見て、「重要な誤訳」を挙げよ。 (http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~ueno/students/seminar/concept-seigo.html) A皆が整理した第2章のレジュメを見て、各グループのレジュメに対してコメント、質問、感想、また皆と一緒に議論したい点があれば、どんどん書き込んでください。
4、来週の予定 ドラッカー『会社とは何か』3―4章の発表
【aaa】 |
|
[ No.479 ]
投稿者: 黄 徐全
2014年05月31日 (土) 18時04分 |
|
|
|
|
1. 重要な誤訳: @自由企業体制の定義への曖昧さ(根本的な間違い) ドラッカーは一体何を強調しているのか。自由企業体制の真なる定義なのかあるいは自由企業体制といえば、 大多数のアメリカ人が考えている自由企業体制とは何かあるいはアメリカ人の一般的に考えている自由企業体制とはなのかが上田氏が理解していないと思う、 また、テキストのP4のところを読んで、自由企業体制の目的は利潤追求になっちゃった。 しかも、P4とP110の自由企業体制の定義が完全に矛盾している. つまり、前後の自由企業体制の定義は上田氏が造語した。
A消費者が欲する財・サービスを市場で貨幣を支払う形でもらえる。当然、価格は需給によって決まる。権力にぜんぜん関係ないと思う。
BP40の「企業の目的は経済活動である」、これは根本的間違ったと思う。(利潤追求から存続追求へと)
つまり、上田氏が訳している『企業とは何か』を読んで、これは上田氏が考えている『企業とは何か』に過ぎない。 ドラッカーが考えている『企業とは何か』の神髄ではないと思う。 日頃、本屋さんでドラッカーを立ち読んだ際に、本の一番の後ろの送りつけに書いたが、 「上田氏はドラッカーが日本での分身とされてきた」、これは違うじゃないか。 ほかのドラッカーのシリーズも同じなのかを試したくなる。
2.皆さんのレジュメを読んで、うちのグループよりはるかに優れたと思う。 疑問点に関して、阪本さんのグループが作ったレジュメの疑問点の一番目を皆さんと一緒に議論したい。
|
|
[ No.483 ]
投稿者: 阪本
2014年06月03日 (火) 09時46分 |
|
|
|
|
DVD: 先生のお話 農協の改革案は以下の二つの問題から発している。 経済・経営学的に考えれば、戦前、戦後のこれまでの環境から新たな適応する制度となるために 経営資源を再構築しなければならない。 しかし、一方で、法律、近代論からなる問題がある。 それは、フェアかどうかの問題であり、個人と進歩の中で、自由とフェアが正義となる近代において、 農協の独占的状態と法的な優遇は非難の対象となる。
感想: 各農業体と全国農業協同組合連合会(JA全農)の関係性は? 全農の改革は農協全体の解体と弱体化に繋がる危険性があるのか?
先日のニュースでアメリカの農業団体が日本が農産物の関税維持に対する反応としてTPPの交渉から除外すべきであるとの共同声明を発表した。 日米協議決裂すればTPPから日本除外を=米農業団体
農業においてこのような反対意見を表明する代表的組織は、日本では全農である。 改革によって、組織の影響力が弱まらないだろうか? 政府の政策等における組織の影響力、発言力が弱まれば、農業自体の弱体化に繋がりかねない。
|
|
[ No.485 ]
投稿者: 沙海瑩
2014年06月03日 (火) 12時34分 |
|
|
|
|
私は第二章のところで 「企業は社会的組織である。 共通の目的に向けた一人ひとりの人間の活動を組織化するための道具である。 しかしその共通の目的とするところは、 企業に関わる一人ひとりの人間の目的の総和ではない。 共通の目的ではあっても共同の目的ではない。」 ここでの「共通の目的」と「共同の目的」はどこが違いますか。
|
|
[ No.487 ]
投稿者: 鄭 ヨ
2014年06月03日 (火) 18時58分 |
|
|
|
|
明らかな誤訳 第二章「客観的な評価の尺度」の中で、 企業の目的について、「to be economically efficient」と書いてあり、 上田氏は字面的に「経済活動である」と訳したが、それだと「efficient(効率)」、つまり「存続」のの側面が省略されたかのように思われる。 実際に、ドラッカーを理解していれば、企業の目的は「営利」を目的とする「経済活動」と訳すことはまずありえないことである。 上田氏は、「日本のドラッカーの分身」と宣伝されているが、果たして上田氏は、ドラッカーを理解しているのだろうか。 |
|
[ No.489 ]
投稿者: 岩田之之
2014年06月03日 (火) 20時46分 |
|
|
|
|
concept of the corporation −− 企業とは何か corporation−−法人 会社−−会社法により成立した法人−−corporation なぜ「会社とは何か」ではなく、「企業とは何か」にされましたか。 誤訳かどうか明らかに判断しかねますが、疑問点です。 |
|
[ No.490 ]
投稿者: 孫嬌
2014年06月03日 (火) 23時35分 |
|
|
|
|
莎さんへ: 私の理解は、共通の目的は一人ひとりの人間活動が社会の中で組織になります。 その組織は共通の部分ですが、一人ひとりが何の為にその仕事をする、会社に対してどうなりたい、様々な目的があります。 だから、共同の目的ではないです。 正しいかどうか分かりません、ただ個人の理解です。 |
|
[ No.492 ]
投稿者: 陳媛
2014年06月04日 (水) 09時04分 |
|
|
|
|
最近は自己管理ができていないです。 やることがたくさんあり、うまく時間 を調整できず、いつも何かに 迫られている状態に陥っています。 少し自分にうんざりさせられています。 時間がある時は、バイトで体が疲れて 動きたくないです。時間がない時は 急いで課題をやり、バタバタしてしまいます。 この現状をどうにかして変えるように頑張ります。 時間はないわけがないです。ただ自分が うまくメリハリのバランスを取ることができず、 やらなければならないことの順番づけをうまく できていないです。二つバイトの内容、課題、 読みたい本…貪欲で、覚えたいことがたくさん あり、頭には混乱が生じています。しっかりと 健康管理をし、しっかりと時間を効率に 利用するように頑張ります。 ドラッカー『企業とは何か』第二章 自分のグループのレジュメの改善すべき点: @重要なところははっきりと書き出し、 黒字にするか、大文字にするか分かりやすく 書くべきです。 A一つの段落が途中でページ分けし てしまうところがあります。これは何回の レジュメチェックで改善できると考えます。 Bまだ自分の言葉で語ることが できていないです。
|
|
|
[ No.473 ]
課題
投稿者: 三戸
2014年05月27日 (火) 10時28分 |
|
|
|
|
中村君、 「ピーター・ドラッカー『大企業とは何か』 現行訳を読むときの注意点,および正誤表」 ありがとう。お手柄だね!
私も早速行ってみた。 そして、みんなに課題を出す。
@[期限:5/28]3−4から下の正誤表を見て、「重要な誤訳」を挙げよ。 (http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~ueno/students/seminar/concept-seigo.html)
A[暫定期限:6/04]誰か(CSRを学ぼうとしているものは)、「環境経営史」について報告せよ。 (http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~ueno/research/green/index.html) 【kadai5.27】 |
|
[ No.480 ]
投稿者: 中村貴治
2014年06月01日 (日) 05時51分 |
|
|
|
|
三戸先生、新たな問いを有難うございます。 期限が過ぎてしまい申し訳ございませんが、 勉強のためにも改めて@から取り組みたいと思います。
@3−4から下の正誤表を見て、「重要な誤訳」を挙げよ。 【重要な誤訳】 最も重要な誤訳は上田氏が「社会組織」、「社会的組織」を造語しながら、しかも文脈上強調的に用いていることである。→[13],[20] この用いられ方では、ドラッカー自身が提唱している重要な概念と捉えられてもおかしくない。 ドラッカーの理論を後世に伝える上で、不適切な訳と考える。
また全体的に「制度」という訳が避けられているからか、 上田訳では「社会の中の企業」(≒社会的制度)という側面が、希薄になっているように感じられる。 今後読み進める上で気にかけたい。
[3-4]@上田訳では、市場 対 政府の図式が描かれていることが見えない。 A自由企業体制では企業が利潤目的で活動することも捨象されている。
[13]@原著では単に"institution"であるが、上田訳ではなぜか(あえて?)「社会組織」と訳されており、これは造語というべきである。 補.上田訳では"organization"も"institution"も「組織」と訳しているが、「組織」と「制度」は学問的には異なるものと考えるべきだろう。 ドラッカーがあえて「制度」という言葉を用いるには、何か意図があると考えるべきではないか。 恐らく、ドラッカーにおいてはおおむね、企業を社会の中に位置づけ、その社会に対する役割を論じる際には「制度(institution)」を、 企業をその中における人間、その活動の総体として論じる際には「組織(organization)」を用いているように思われる。 A上田訳ではperformanceを「機能」と訳している。一般には通用するだろうが、機能(function)を概念として捉えた時には、 訳の厳密さが求められる。
[20]やはり"institution"が「社会的組織」として訳され、文頭で強調されているが、上田氏の造語である。 後世にこれがドラッカーの概念であると捉えられる恐れを考えると、誤訳と言うべきである。
[39]上田訳では「企業の目的は経済活動である」とあるが、正しくは「効率的に運営される(to be economically efficient)」ことである。 仮説であるが、ドラッカーは企業に求められることとして「機能」と「存続」の二つを掲げ、区別しているように思われる。 企業の目的が「効率的に運営される」事といった時、機能をよく果たすことと存続すること、両者が言葉の範疇にあるが、 「経済活動である」といった時、経済的「機能」の側面しか言及されない。 よって、上田訳ではドラッカーの言わんとしていることが歪曲されかねないと考え、誤訳と判断した。
[40]上田訳では「制度」が「企業」と訳されている。
[178]…「年功制」と「選任順位」は似て非なるものだろう。 選任順位はレイオフなど勤続年数による処遇の差を表わすが、 年功制は「年齢(・勤続年数)」と「功」が共存しており、「功」における競争の側面がある。 (追記:しかし選任順位にも、@勤続期間のみによって先任順位を定めるもの, A上記のほかに能力,熟練,適性,勤務成績などを加味して決定するもの, B組合役員に上位の先任権を認める場合、などがあるという(参照)意見もある)
【補.“節約”】 63.86.133.176.
【補.悪訳】 [122]「市場によるテストはコストで十分代替できる」とは、「社会主義的競争」の一語がなければ理解しがたいのではないか? |
|
[ No.482 ]
投稿者: 阪本
2014年06月03日 (火) 09時33分 |
|
|
|
|
先生、課題を出していただきありがとうございます。 書き込みが遅くなってしまって申し訳ありません。 とりあえず、院ゼミで報告したとことまでで検討してみました。 続きは随時していきます。 中村さんもサイトを紹介して頂き、ありがとうございました。 言葉の概念を考えるのにとても勉強になりました。 しかし、一部を検討した結果、訂正者の訳も信憑性があるかは疑問です。 (新しいものは疑え精神です) その点について意見を伺いたいです。
13,20 institutionを社会組織と訳してはいけないのか? Institution を英英辞典で引くと a large organization founded for a particular purpose, such as a college, bank, etc.(Concise Oxford English Dictionary)とある。 つまり特定の目的や役割をもった大規模な組織を表す言葉がinstitution である。 (大)企業が財・サービスの提供を目的としているならそれは目的によって存在する制度体であり、組織である。 ドラッカーはその企業を社会との関係で捉えており、企業が社会の中で存続することが目的であるならinstitutionを「社会組織」と訳して問題あるのだろうか。 「組織」には、規模の概念がないので社会的大組織とすべきだろうか? (社会的制度体と訳せばよかったのだが…。) この点については更なる他の文献の比較と検討が必要である。
39「企業の目的は経済活動である。」であるのか「企業の目的は効率的に運営されること。」なのか? 厳密には、経済活動(特に生産、販売において)における効率的な運営である。 この章では、事業体としての企業として述べられており、それは、企業の一つの側面の分析結果でしかない。コストとシェアによって企業で働く人間の業績を評価するという文脈のなかでの発言なので、economically (生産・分配・消費活動での)は適切に訳すべきである。
178 SeniorityはNenko System(The seniority-wage system)か? Wiki では日本の年功序列はこのように表現されている。 Nenko System(English) 年功序列=日本独特の年齢に応じて賃金を上げていくシステムとして認識されているようだ。 このシステムが確立、機能していたのは1960〜1980年のことである。 ドラッカー著『企業とは何か』は1946年に出版されたもので、 その時に、年功序列について詳しく認識していたわけではないと思う。 従って、Seniorityは年功序列を指す言葉ではないので誤訳である。
|
|
|
[ No.468 ]
今週のニュース
投稿者: 黄 徐全 陳 媛
2014年05月21日 (水) 22時13分 |
|
|
|
[ No.472 ]
投稿者: 鄭 ヨ
2014年05月26日 (月) 13時01分 |
|
|
|
[ No.474 ]
投稿者: 阪本
2014年05月28日 (水) 08時14分 |
|
|
|