本を配っている世界各国のムスリム兄弟姉妹に、日本でのダウワについてアドバイスを求めました。
でも、日本の状況は特殊なようで、例になりそうな事例は見つかりません。
それでもなんとか返事をしてくれようと、「ホームページにはカウンターをつけたほうがいい」 とアドバイスをくれたり、アラブ・イスラーム学院のサイトを教えてくれたり。笑
●「日本人へのダウワは難しそうだ、まず創造主がいることを信じてもらわなくてはいけないから」 という声がありました。
たしかにその通り、だから私たちは困っているのよ、と思いますよね。
でも、Dr.Zakir Naik は無神論についてプラス志向に言っています(ダウワのページに紹介してある英語のビデオや文章中にあります)。
「神の存在を信じない人はイスラームの信仰告白の半分の段階までできている」 と。
「神はいない。アッラーのほかには。」 の前半分!
だから、残り半分を信じさせればいいというのです。
●「日本人は(私が知る限りでは)読むのがとても好きだから、それはダウワに有利だ」 という声もありました。
これはどうでしょうか?
私は始め、「そうは言っても、みんな読むのが好きなわけでもないし、好きだとしても関心のないものは読まないでしょう」 と思いました。
・・・そこまで考えて、「なら、関心のあるものにするのはどうか?」 と閃めきました。
今まで私は周りの人へのダウワをこのサイトにある本に頼りすぎていたかもしれないと思いました。
シカゴバスでイスラームへ の方のように、通りでもらった本をよく読んでムスリムになりたいと思う方も中にはいるようですが、私はこれからこういう本は補助的に使うつもりです。
私はイスラームに興味を示さない人にも、「話に乗ってこないなら本」 という感じで片っ端からとりあえず本を渡してきたのですが、そうではなく、一人ひとりの関心や、宗教や哲学、歴史など諸々の知識に合わせて、どこから始めてどのようにつなげるかを自分で考えることにしました。
家族や友人、知人たちに本を渡してダウワをしていたつもりでいましたが、そんな簡単なものではなかったのですね。
みなさんはもう前からそんなことはご存知かもしれないと思います。私ほど浅はかな事をしている方はそういないと思いますし、恥ずかしいですが。
たとえば先日、知人にイスラームを紹介するために手紙を書きました。本を送るのでなく。その人に合わせた内容をじっくり考えながら書いたため、休みの日を丸5日は費やしました。
本を送らないからその分書くのも大変で9枚になりました。(本当はもっと書きたかったのですが、イスラームを紹介する初めての手紙だし、それでも少なくしようと努めたのです。)
●あとは、「日本でのダウワには以前から関心を持って見ているので期待している」 「アッラーが助けてくださるように」 と応援してくれる声がありました。