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BBS言葉の対局室

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2013年8月27日(火)22時より「言葉の対局室・別館」リレー将棋対局室を開設致します。

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[1090] 読書 映像関連の会議室【2】 ※ログ終了※
JC IMPACTU (/) - 2012年11月26日 (月) 22時31分

【1】が終了しましたので引き続き【2】を立てておきます。

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[1136] かんくろうちゃん
ポン太 (/) - 2012年12月10日 (月) 22時44分

JC様が別のところで書いておられましたが、18代中村勘三郎氏が亡くなられました。
ふと私の妻が思い出話をしました。
妻と勘三郎丈は同じ年なのですが、丈が桃太郎を演じた頃から、舞台がはけた後や、先代の舞台稽古のときなどに二人で客のいない劇場でよく遊んだそうです。丈が売店のアイスクリームケースからアイスクリームを取ってきてくれたり、停まっているエスカレーターのベルトの上を滑り降りたり、ロービーの池にいる亀をすくいだして甲羅に落書きしたり、とても活発でわるさで面白いかただったそうです。
ついこのあいだ、大阪で舞台に出られた時に、妻の父が舞台を見に行き、挨拶をさせていただいたときに、とてもやつれていて、何か重篤な病気でなければよいがと語っていました。
惜しい人物が早死になさり、とても残念です。

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[1138]
JC IMPACTU (/) - 2012年12月11日 (火) 22時21分

ポン太さん

金曜プレステージ・緊急特別追悼番組 さようなら勘三郎という番組を先週、カミさんと一緒に視聴しました。勘三郎氏の病状については、数週間前から週刊誌で報じられていましたが、この番組をみる限り、その遥か以前から、病状は重篤であったことがよくわかります。

松竹は映画制作という部門を大幅に縮小していますし、大黒柱ともいうべき存在を失った今日、大変でありましょう。

先日、岸辺のアルバムを久しぶりに視聴しました。今見ても、私のベスト1だと確信しましたね。

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[1140]
JC IMPACTU (/) - 2012年12月14日 (金) 00時00分

高村薫「冷血」インタビューをここではご紹介したい。本好きな方であれば、おそらく「そそられる」はずである。

高村薫の作品、例えば「照柿」にしても「レディ・ジョーカー」にしても、私自身「格闘するような臨場感」を味わうことができた。著者は以前、何かの記事で「私はミステリーを置いているつもりはない」と述べたことがあるけれど、私も「ミステリー」を読んでいるという感じはしなかった。

今回の作品も「文学のチカラ」というものが如何なく示されている。少なくとも私は本作で「人生や価値観」というものを間違いなく揺さぶられた。忘れることのできない一作になった。

読み終えることが「たまらなく惜しい」と感じた作品である。見事という他はない。

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[1142] 東京ものがたり
ポン太 (/) - 2012年12月15日 (土) 02時09分

昨日テレビで東京ものがたりをみました。久世氏の演出で森光子と藤山直美の演技勝負ですから面白くないわけはありません。森光子氏はもともとは関西の芸人ですが、完全に東京の粋な女将になり、藤山直美はまさにはまり役の苦労人の世話女房を演じ、他の共演の方や久世氏の演出もさえ渡り、しゃれた喜劇になりました。例によって、妻の父から森光子氏のことをいろいろ聞きましたが、一つだけ語弊があるようなことを書かせて頂きますと、森光子とみやこ蝶々はものすごく仲が悪かったそうです。どちらも若い頃は、森光子は大変な美人で、みやこ蝶々は大変可愛かったそうです。どちらも喜劇畑で大成され、すでに亡くなられましたが、森光子は京都から東京にいかれ、蝶々は東京から大阪にきて
成功されたのはなにか興味深いです。

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[1146]
JC IMPACTU (/) - 2012年12月17日 (月) 23時26分

ポン太さん

藤山直美さんは私、好きですね。勘三郎氏(勘九郎氏の襲名前)と直美さんの現代劇を舞台で拝見したことがあります。森光子さんは、私は特段追っかけたということはありませんでしたが、テレビで「渡鬼」でしたか、最晩年の森さんが長台詞を口にしているときに、それはもう台詞を「読む」ような感じになっていて、視線も宙をさまようようなものでしたから、ああみていて辛いなぁと感じたことがありました。

今週は玉三郎の「日本橋」を観劇する予定です。

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[1153]
ビストロ (/) - 2012年12月20日 (木) 21時25分

見る、と宣言しておきながら、超多忙な仕事においまくられ・・

ようやく今日見てきました。 映画「アルゴ」。

よかったです。結末がわかっていながら はらはらどきどきの
展開・演出。 (まあ ベタといえばベタですが)

主人公と子どものシーンは泣けました。

イラン革命とそれ以前のアメリカの暴虐についてもわりに
フェアに描かれていました。
(イラン革命は起こるべくして起こった、という感じ)
特別にイランを悪者には描いていない。

その上で、CIAの一局員が 生死をかけた大博打に出る。

なによりこれが「実話」というのが本当に驚きです。

いい映画でした。

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[1157]
JC IMPACTU (/) - 2012年12月27日 (木) 00時09分

ビストロさん

私もいい映画だったと思います。テンポも含めて、ですが。

この年末年始は「採りだめた録画」のDVDをゆっくり視聴できれば、と思っていますが、はてさてどうなりますやら。

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[1164] 美輪明宏
ポン太 (/) - 2013年01月03日 (木) 11時36分

JC様あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
ところで、紅白歌合戦での美輪明宏氏のヨイトマケの唄が大絶賛されているようですが、美輪氏のような本物の芸術が評価されるのはとてもよいことですね。わたしも2,3年前にコンサートを見ましたが大変など迫力でした。
例によって妻は中学生か高校生の頃に、父の関係で、黒蜥蜴の舞台を何回か見て、その絢爛な舞台に感動したようです。コンサートも一緒に行ったのですが、舞台を又見たいといっています。妻の父に言わすと、美輪氏は大変礼儀正しいかたであり、なによりもものすごく頭のよいかただそうです。

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[1166]
JC IMPACTU (/) - 2013年01月08日 (火) 01時12分

ポン太さん

改めまして新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

「ヨイトマケの唄」は私も視聴していました。木村拓哉さんも冒頭に「いい前フリ」をしていましたし、以前なら「歌詞の用語」に神経をすり減らしていたメディア機関がこの唄をON-AIRしたことを、しかもNHKが最も視聴率を稼ぐこの番組で本楽曲を選択したことを私は高く評価しています。岡林信康の「手紙」という作品が流れることも今後はあるかもしれませんね。

さて、今日「直木賞候補作」が発表されました。平成生まれ最年少の「何者」は読んでいて「後味がいい」とはとてもいえませんが、別にそれは小説の絶対条件でも何でもなく、例えば湊かなえの「告白」が未だに評価されるのと同様、私は本作が「話題性」と「将来性」という面で受賞するのではないかと思います。

昨年は横山秀夫の「64」と高村薫の「冷血」が私にとってのベストでした。横山秀夫の「7年間の沈黙」を裏切ることのない名作だったと思います。主人公にどんどん「負荷」をかけるというのが氏の手法の核ですが、突っ込みどころはあるにしても、それを凌駕するだけの「主題」があったように感じます。

今年はうまくタイミングが合えば、ぜひオフ会でお会いしましょう。

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[1170] 64 途中
ポン太 (/) - 2013年01月12日 (土) 11時39分

半分読みました、14年前の不祥事まではわかりました。ウーム、あとはなんだろうか、懐かしい二渡のでかたもクサイ、長官視察が従来の死刑の時効の半年前くらいなので、死刑時効に関するモノでしょうか。しかし横山氏の作品の主人公の奥さんは美人が多く、しかも悲しい状態にあるという設定が多いような気がします。行方不明の娘はどうなるのか。うーん、今日中に読んでしまおう!
ところで、私はまったくわからないのですが、地方の警察でもあれほど、当局と記者クラブの関係は緊張したものなでしょうかね。なにかもっと持ちつ持たれつのような気がしていましたが。
読後又投稿させて下さいませ。

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[1172] 64読了
ポン太 (/) - 2013年01月14日 (月) 04時01分

うーむ、完全に私の浅薄な予想を裏切りました。実に、見事な収束だと思います。私にとって惜しむらくは、私は甘いので、なんとか娘さんの無事な消息がわかるような示唆だけでも欲しかったということはありましたが。しかし上手い。ここのところ続けて横山氏の著作を読んでいましたが、この重層的でありながら、見事な収斂は、他の作品を遙かに凌駕すると思います。わたしも横山氏の作品のほとんどを、特に警察モノは読んでいると思いますが、これが氏のベスト1だと思います。
日本の大きな範疇での推理小説のなかでも、私が読んだもののなかで、虚無への供物やレディジョーカーや、新本格の名作よりも上かもしれないと思います。
藤原伊織の作品の方が、好みでいえば好みですが、完成度はこの作品の方がかなり上だと思います。
JC様には、とても良い作品を教えて頂いて大変ありがとうございました。教えて頂かなかったら、出版に気づかなかったかもしれません。
高村女史の冷血をまたしてもアマゾンで注文しました。高村氏の作品を読むのは久しぶりです。とても楽しみです。
ところで、年末年始にスカパーで、JC様お薦め??の幻の湖がやってました。何回かに分けて断片的にチラチラみただけですが、
話の筋はJC様に教えて頂いていましたが、カメラワークや俳優の演技もまさに冗談に思えました。何かのパロディかなと思うほどです。昔、大映が作ったテレビドラマのような臭さでしょうか。
どのような裏事情があったのでしょうか。そちらの方が面白そうです。
腰をすえて冷血を読みたいのですが、果たしてどうなるのでしょうか、これからの地獄の2ヶ月に!

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[1178]
JC IMPACTU (/) - 2013年01月15日 (火) 23時35分

ポン太さん

『幻の湖』に関しては、私は言いたいことが沢山あります。(笑) 『砂の器・八甲田山の橋本プロが東宝50周年に問う感動大作』が、どうして、あんな無惨な作品になったのか、橋本忍さんが脚本(オリジナル)を仕上げた段階で、ご本人はともかく、誰でもいい、止める者はいなかったのか、出演者は何も思わなかったのか、業務試写で『公開無期延期』を決断できなかったのか。

御本人が失敗作であることを言葉少なく語っていますが、おそらくは大家を誰も止められなかったのでしょう。私はあんまり腹が立ったので、原作を古書店で買い求めましたが、半分も読めずに投げ出しました(笑)

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[1183]
JC IMPACTU (/) - 2013年01月17日 (木) 21時07分

第148回直木賞は朝井リョウ『何者』安部龍太郎『等伯』に決定した。

朝井リョウの「何者」を一読した際に「後味の悪い小説だなぁ」と思った。しかし、この作品は「直木賞」を受賞するだろうという確信に近いものがあった。今の「青春小説」というのは、こういう作品を言うのかもしれない。

大学を卒業すれば「就職」をする、ということを受け入れなければいけない時代だった。とはいえ、今振り返ってみると「悲壮感」のようなものはなかったような気がする。根拠なんてなかったが「何とかなるだろう」という感じかあった。ぼんやりしたものである〈笑)

日本の未婚者の実情と、「婚活」による少子化対策の可能性という資料の15頁をみていると、この数値には驚かざるを得ない。これでは少子化に歯止めはかからない。

週末はこの作品をみる。



小津の「東京物語」のオマージュになっているとは正直思えない。私は今なら「東京物語」が胸に沁みる年齢になったけれど、それをなぞるような作品を制作する意味というか必然のようなものがわからないという面がある。だから劇場に足を運んでみることにした。

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[1244] 将棋の天才達
ポン太 (/) - 2013年02月04日 (月) 21時34分

本日、故米長邦雄永世棋聖の将棋の天才達が送られてきました。週刊誌の連載のようですが、私は週刊誌掲載当時は全く読んでいないので、とても楽しみです。
 私の拙い考えでは、一方の当事者の米長会長が亡くなられ、もう一方のLPSA理事会は行動を起こしたので、なんらかの決着がつくことがなければ、事は収まらないのではと思います。なんとか両団体にとって、前向きの決着になればと願うのみです。
 オフ会の楽しみなおしらせがありましたが、なんとか日程を調整して参加したいのですが、今使用しているこのコンピューターでは、以前にJC様にメールしたいと思っても、アウトルックなんとかがどうたらとでてうまくいかなかったので、子供に教えてもらうか、別のコンピューターで返事します。前回も別のコンピューターで欠席の返事をだしたのですが、届いていましたか?
 また将棋の天才達を読了したら投稿させて下さいませ。
 それにしても、冷血、なかなかすすみません。

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[1250]
JC IMPACTU (/) - 2013年02月06日 (水) 02時01分

ポン太さん

「オフラインミーティング出席調整の件」あのがとうございます。「オフミ告知スレッド(1249)番に、改めて募集の方法について記述させていただきました。

これをご利用いただくことにより、ポン太さんの「お悩み」は解決致します。どうぞご活用くださいませ。

米長前会長の新刊は、既に承知しておりましたが、ポン太さんのコメントを機に、私も買い求めました(笑)

今から、ちょっとだけ読んでみることにします。

「冷血」は前篇の後半あたりから俄然面白くなる(と思います)

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[1263]
JC IMPACTU (/) - 2013年02月12日 (火) 20時56分



大なり小なり、みなさんそれぞれあるのだろうが、私はそれでも人一倍「痛がり」である。注射なんぞ厭で厭で仕方がない。

でいながら風邪をひくと、薬よりも点滴を主治医にお願いする。胃が悪くなるのが辛いし、眠気に襲われるのも困る。時間があるときは2本点滴を頼んだりもする。それでいてこの映画に描かれる注射や点滴はみていて辛い。

ホスピスというのは「余命宣告」「現段階の医療では完治しない」「生きる時間を定められた人々が訪れる場所」である。従って「命を再び与えられての退院」はない。「どう死んでいくのか」を家族や医療スタッフと考えるところでもある。

こういう映画が身に沁みる年齢になった。とはいえ、将来、ホスピスにもし私が入ったら「どういう死に方」を選びとれるかという自信はない。「死を前に何かを決意した人は強い」そんなことを思った。



例えばこういう作品は「日本アカデミー賞優秀作品賞」にエントリーされることは、おそらくない。それを「大人の事情」などというならば、ある意味「賞」というのは、そもそも何なのかという気がしなくもない。

私が民放を報道番組以外みないというのは、私自身の「思考停止」を心底、怖れるからでもある。

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[1272] いろいろ
ポン太 (/) - 2013年02月16日 (土) 12時51分

スカパーを見ていましたら、高橋伴明監督が、光る雨?とかいう連赤の総括を描いた映画を撮っていたのですね。恥ずかしながらしりませんでした。高橋監督が連赤ものを撮りたいというのは、かってどこかで読みましたし、たしか長谷川ゴジ監督が、先に撮られてしまった、とどこかで書いていたのはこの作品のことだったのでしょうか。私は、若松監督のものもこの作品も見ていません。以前なら見たくなかったということでしょうが、正直なところもう興味がないと言った方がよいのかもしれません。
 LPSAの問題もわたしには、対岸の火事ですらありません。連盟もLPSAもどうなるのかなあ、と思うくらいのことです。
しかし、JC様は、石橋氏やその他のLPSAの関係者とおしりあいで、その苦衷の心境をご存じのためかもしれませんが、実に丁寧に、ネットの書き込みに対応されるなとおもいます。わたしのような無責任なものからすれば、賀茂氏の年表は興味があり、大変価値があると思いますが、あるいはことの是非はともかく爺様の内部事情の記載は面白いですが、それ以外のこれに関する書き込みはほとんどに興味がもてません。なにに興味を持つかは人によりますので、そのことをどうこう言いませんが、JC様はそれらの各種の書き込みに、本当に丁寧に対応されているなと思います。
 現実の連盟やLPSAの動きにはおそらくなんの影響もない書き込みに、丁寧に対応されるのは、やはり先程かきましたように、石橋氏その他の方の苦衷の心境を知りすぎるほど知っておられるからでしょうか。JC様の誠実さのあらわれだと思いますが。
 ところでまだどうなるかわからないのですが、駒込は、赤坂からか品川からか、どちらが電車でもタクシーでも近いのですか?

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[1275]
JC IMPACTU (/) - 2013年02月16日 (土) 13時49分

ポン太さん

立松和平原作の「光る雨」は読みましたが高橋伴明監督の映画は、ひょっとしたら私は未見かもしれません。そういう記憶がどんどん曖昧になっていくというのは悲しいものです(笑)

長谷川和彦監督の「連赤」は未だに映画化されませんし、おそらく実現しないという気もしていますが、若松孝二監督と「サイン会」でのやりとりの中で「ゴジが撮る撮るというから待ってたんだけどさぁ」と苦笑されていました。

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JC様はそれらの各種の書き込みに、本当に丁寧に対応されているなと思います。
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自分でも時々、酔狂なことをやっているなぁと苦笑しています。
この掲示板を開設してしばらくしてから「掲示板のカウンター」を設置してみました。web仲間のひとりから「お前、管理者をやるのならカウンターは設置した方がいい。お前が利口ぶってもバカをやっても「どれだけのアクセスがあるか」というのは、知っておくにこしたことはないよ」と勧められたからです。

私は今でも「数字」を気にしたことはありませんが、これだけのアクセスと人数をみると、あんまり無責任なことは書けないなぁとは思ったりもします。まぁ、それとこれは何度か書きましたが、匿名であっても「リアルな私が書いた」ということを私自身は常に自覚するわけですから「言葉に好かれたい」とは思いますね。

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赤坂からか品川からか、どちらが電車でもタクシーでも近いのですか?
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赤坂と駒込の距離感が私にはよく掴めないのですが、今度聞いておきますね。品川から駒込というと山手線で30分ぐらいでしょうか。

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[1319] 将棋の天才達読了
ポン太 (/) - 2013年03月03日 (日) 11時15分

 一ヶ月かかってやっと読みました。忙しくて仕様のない時期ですが、もう一ヶ月たったのかという思いです。
 本は、いろいろな各棋士のエピソードがあり、面白いものでした。あの文章を読む限り、私が甘いのかもしれませんが、どうしても米長会長は悪人には思えませんでした。
 非常にプライドが高く、つき合い方の難しいかたかもしれませんが、その履歴・実績からみて、そういうことも致し方ないのではとも思います。

 LPSAと連盟の間がここまでこじれたのは、勿論ながら米長会長がご存命のころからですが、当初は米長会長がLPSAのほうに出向かれて、いろいろ話し合いもなさっていたのではなかったでしょうか。そこでいろいろな両者のすれ違いがあり、我々外部のものがわからないようなことも起きたのでしょう。
 少なくとも、あのときに於いては、なんらかの話を継続し得たのも事実なのではと、愚考します。
 今回もなんとか、水面下でも交渉が継続して、穏やかな決着をみて欲しいと思う人がほとんどでしょう。
 私のようなまったくの外部の人間からみれば、石橋氏の対局拒否に至った理由や、その後の連盟とLPSAのやりとりなど、あるいは連盟とLPSAのどちらに是非があるなど、ほとんどどうでもよいことです。
 生意気を承知で敢えて言いますならば、お互いにこのような形で泥試合を見せるのは、どのような思いや経緯があろうと、みっともないということです。
 互いにもっと別のやり方・手段、があったのではと思います。
 
 どのような形で決着がついても、ことここにいたっては、連盟LPSA双方に、ダメージが残るのではと危惧いたします。将来のために乗り越えなくてはならない障害かもしれませんが、どうでしょうか。

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[1320]
JC IMPACTU (/) - 2013年03月03日 (日) 22時05分

ポン太さん

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あの文章を読む限り、私が甘いのかもしれませんが、どうしても米長会長は悪人には思えませんでした。
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米長さんが会長になられても「米長ファン」の方々は沢山いらっしゃったと思います。私も米長永世棋聖が「理事職、会長職に就かず」棋士として生涯を終えられたのであるならば、私には「中原十六世名人」の存在はあるものの、これほど批判的にはならなかっただろうという気はしています。

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生意気を承知で敢えて言いますならば、お互いにこのような形で泥試合を見せるのは、どのような思いや経緯があろうと、みっともないということです。
 互いにもっと別のやり方・手段、があったのではと思います。
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私自身は「もっと別のやり方・手段」というのはついに思いつきませんでしたね。もちろん一方の組織が「隷属に甘んじる」という選択をすれば、全く違う「景色」がみられたことでありましょう。ただそれを「解決」とは、普通、人は呼ばないと考えます。

忍耐にも限度というものがあるでしょうし「本気で主張すべきは主張する」ということを今しなければ、傍はともかく、悔やんでも悔やみきれない「みっともなさ」が組織の代表として残る。
石橋代表理事はそうお考えになったのでは、という気がしていますね。私はその立場を今回は、はっきり支持します。

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[1334] 升田幸三の孤独
ポン太 (/) - 2013年03月10日 (日) 10時34分

 忙しいために、上記の本をJC様に教えてもらってもなかなか読めません。 冷血はすでに、この時期に読むのはあきらめて、四月になってゆっくり読もうと思います。 テレビで知った、加賀まりこ氏の自伝の、純情ばばあになりました、も当初予想していた軽いタレント本と違い、とても読み応えのある本のため、かえってなかなか進みません。
 現在、寝る前に10分ほど読む本は、友人が引っ越しの時にくれた、なつかしい片岡義男の90年代の短編小説です。もっと以前の、氏がブームになった時にはそれなりに読んだのですが、まあ、あの時代、野生時代という雑誌があった時代、を反映したものだったと思います。 90年代のものはもう少し、大人になったというか、スッキリした恋愛小説です。それも別離と再会を、色々な形で描いたものなど、恋愛小説というより、心理小説?かもしれません。今の私からみれば、いずれもはるかかなたの話ですが、不快にならずに読めます。
 ところで、四月六日のオフミ会をなんとか出席したいのですが、まだ調節がつきません。〆切が16日なので、なんとかなればよいのですが。

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[1337]
JC IMPACTU (/) - 2013年03月11日 (月) 21時25分

ポン太さん

片岡義男といえば、私は氏の小説を読んだ記憶は殆どありませんが、彼女が演じた役 原節子の戦後主演作を見て考える(中公文庫)は何度も読み返しました。いわゆる映画論・映像論ですので、小津の三部作をご存知の方には実に面白い作品だと当時、感じましたね。元々は早川書房から相当前に刊行されたものです。

私は今、小説の合間に小津も絹代も寅さんも―城戸四郎のキネマの天地―という升本喜年氏の作品を読んでいます。1926年生まれで、新刊を刊行するバイタリティには脱帽という他はありません。

オフ会はポン太さんの場合、遠方からのご参加ですので、前日までにご連絡をいただければ大丈夫ですよ。ただ、当日の連絡方法や集合場所がありますので、参加が決まりましたら、管理人へメール(オフスレッドをご参照ください)より、一度、ご連絡下さい。


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[1379] すみません
ポン太 (/) - 2013年03月23日 (土) 09時59分

 JC様 大変申し訳ないのですが四月六日の会合は参加できそうにありません。残念ですが、次回を楽しみにしたいと思います。出席の皆様が楽しい時間をお過ごしになるよう願っております。
 ところで、河口老師の、升田幸三の孤独、の芹澤九段のところまで読みました。すでにどこかで読んだこともありました、JC様の記述かもしれません、がやはりなかなか興味深かったです。
 世間的には十分な成功者でも、本人の価値からみれば自分に満足できなかったようですね。この本の中で、河口老師は繰り返し、芹澤九段の本質的な繊細さと優しさを記述しておられますが、生活としての勝負事には本当は向かなかったのかなという気がします。なにか別の仕事につかれても成功なさったと思いますが、それで勝負事やばくちを趣味的にというか、生活の中心におかなければ、非常に強い明るくさらっとした趣味と、才気溢れるビジネスを両立した人生をおくられたかもしれないなと愚考いたします。
 将来、芹澤九段が元気だった、大山会長の時代と、21世紀の米長会長(特にその死後つまり現在)の時代が比較される日が来ることもあるような気がします。全くの素人考えですが、どうも米長会長の死後急にバタバタと、色々なことが起きているような気がします。米長会長の行動の結果が騒動の原因の一つとしても、米長会長存命ならここまで、ばたばたが表に出たかなと思います。 私が以前に、両者みっともないのではと書いたのは、こようなことを表に出したら、連盟LPSAの両方から中立な、多くの将棋ファンをはじめとする周りの人から、やはり将棋界もか、と思われるのではと思ったのです。
 現実には将棋界はじめすべての世界でどろどろしたものがあると思いますが、まあなんとか汚いことは当事者間で解決して、素人には良いところだけ見せて欲しいという、無い物ねだりかもしれませんが。
 

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[1383]
JC IMPACTU (/) - 2013年03月25日 (月) 20時04分

ポン太さん

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JC様 大変申し訳ないのですが四月六日の会合は参加できそうにありません。残念ですが、次回を楽しみにしたいと思います。出席の皆様が楽しい時間をお過ごしになるよう願っております。
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承りました。次回のご参加を楽しみにしております。

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この本の中で、河口老師は繰り返し、芹澤九段の本質的な繊細さと優しさを記述しておられますが、生活としての勝負事には本当は向かなかったのかなという気がします。なにか別の仕事につかれても成功なさったと思いますが、それで勝負事やばくちを趣味的にというか、生活の中心におかなければ、非常に強い明るくさらっとした趣味と、才気溢れるビジネスを両立した人生をおくられたかもしれないなと愚考いたします。
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芹澤さんと河口さんは、若い頃からの「遊び仲間」でもありますし、芹澤さん自身が河口さんに「お前さんは大山のことを書け。俺は木村さんのことを書く」と託したこともあり、芹澤さんは残念ながらそのことを果たすことはできませんでしたが、それなりの関係性はあったにしろ、その一方で山口瞳氏のFCの会報に「芹澤は山口さんに金の無心をして断られたので、以来、関係がおかしくなった」などと変なことも記した方です。

山口瞳さんは「江分利満氏の優雅なサヨナラ」で、自身の周囲に起った出来事を回想するかのごとく、棋界についてもいくつかの記述を残しています。そう、例えば大山十五世名人が山口瞳さんに土下座したことまで、ですが。

私は山口さんの愛読者ですが「その理由」というのは、棋界の出来事に相当通じていないと、何のことだかわからない話でもあります。「そういうことを書くのであれば、大山十五世が土下座した理由をすっきり、はっきり書けばいいのに、と当時、そんなことを思った記憶があります。

もし河口氏が示したような事実があるならば、山口さんのことです。はっきりそう示したでしょう。私は今でもそう確信しています。私は未亡人とも棋界と山口さんの関係について、随分と話を伺う機会に恵まれましたが、問えば正直に話をされる治子未亡人が、そんな話になったことはただの一度もありません。

山口瞳ファンは「芹澤九段に対して極めて否定的」な方が圧倒的に、少なくともFCではそうですが、私は必ずしもそうではありませんでした。そういう意味で、私は河口さんの記憶や思いこみを必ずしも全て肯定はしないという面が、実はあります。

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どうも米長会長の死後急にバタバタと、色々なことが起きているような気がします。米長会長の行動の結果が騒動の原因の一つとしても、米長会長存命ならここまで、ばたばたが表に出たかなと思います。 私が以前に、両者みっともないのではと書いたのは、こようなことを表に出したら、連盟LPSAの両方から中立な、多くの将棋ファンをはじめとする周りの人から、やはり将棋界もか、と思われるのではと思ったのです。
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そうですね。晩年の米長永世棋聖は「さわやか日記」における記述を相当に抑制された、色々と書くべきではないという諌言があったということを複数の関係者から聞いたことがあります。確かにそれ以来、トーンは随分と変わりましたが、米長会長が存命であれば、女流棋士会のああいうコメントは出せなかったでしょうね。また、女流棋士会もあのようなコメントを発表しようとも思わなかったというか、できなかったでしょう。

新年度になれば、色々と「はっきり」することが出てくるのでは、という気もしています。そういうことも時には必要なのでありましょう。

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[1385]
JC IMPACTU (/) - 2013年03月28日 (木) 23時06分

<初回生産限定>仁義なき戦い Blu‐ray BOX [Blu-ray] が発売された。発表と同時に即、予約をした。ゴールデンウィークにゆっくり視聴しようと思っている。今から楽しみだ。

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Blu-rayで甦る5作品に加え、本ボックスには、ここでしか手に入らないボーナスDISCを2枚付属する。ボーナスディスク1として、シリーズ5部作が新たに一大叙事詩として再編集され、1980年に公開された「仁義なき戦い 総集篇」がBlu-rayで初ソフト化! さらにボーナスディスク2として、深作欣二・笠原和夫両名の没後にNHKで放送され、関係者の貴重な証言を多数収録したドキュメンタリー「“仁義なき戦い"を作った男たち」をDVDで収録。また、作品世界を解説したブックレットに加え、「~頂上作戦」公開時にシリーズを通して唯一制作されたパンフレットを縮小復刻! 「仁義」ファン必携、究極のBlu-ray BOX!
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特典というのはこうでなければいけない。既にアマゾンの業者販売では「初回限定終了」を見越してか、高値がつけられている。例えば「古書」の場合、私が探す文学の類は、辛抱強く探していると何とかまぁみつかるものだけれど、廃盤になったDVD、初回限定終了後に当該商品を探すのは実に大変なのである。しかも相当に高価になる。

私はこの作品を大学の時にみた。確かオールナイト興行ではなかったかと記憶している。「仁義なき戦い大会」みたいなものだった。ちょっと独特の雰囲気だったことを今でも覚えている。

例えば東宝なら「黒澤作品」松竹なら「小津安二郎や野村芳太郎、寅さん」という人々の記憶に残る作品がある。東映で考えてみると「仁義なき戦いであり笠原和夫作品」が私には思い浮かぶ。この作品には「仁義なき戦い」調査・取材録集成という資料集も刊行されているが、笠原和夫の「徹底した実証主義」というのは驚嘆に値する。脚本家という職業に憧れたこともあったが、正直、この本を読んで、私は息を呑むというか、とても私にはできないことだと白旗を上げた。

今日のような時代になっては、こういう作品も地上波で放送されることはない。それにしてもNHKは「仁義」のドキュメンタリーなどよく制作したものだと感心する。私はその作品は未見だから、余計に楽しみなのだ。

gyaoというサイトで「仁義なき戦い」の第1作目が無料で視聴できる。(2013年3月28日現在)興味のある方はぜひご覧いただきたい。

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[1397] オフミ会よかったですね
ポン太 (/) - 2013年04月08日 (月) 22時33分

 オフミ会盛況のようでよかったですね。私は当日東京におりまして、早朝からとても気ぜわしく動き回っておりました。
 なにを昼飯や晩飯に食ったかもさだかではありません。それでも晩飯は、かなり旨いフレンチを麻布か飯倉あたりでご馳走になった記憶があります。ご馳走のワインでベロベロになりましたが、あるいは、自分からベロベロになったのかもしれません。
 翌日曜日は石川県に飛びました。大変な疲労でした。月並みな表現ですが、心が折れそうになります。
 じっくりと、皆様と語り合いながら、ゆっくりと、仕事を離れて、旨い酒を飲みたかったです。JC様が怒らないで頂きたいですが、たとえそれが連盟やLPSAに関するシビアな話を聞きながらでもです。本当に、オフ会に参加して美味い酒を飲めなかったのが、痛恨の極みです。
 秋にはなんとしても、不肖私の下手な推薦の銘酒を飲んでいただきたい、と心より思います。
 ところで、妻の父は、JC様お薦めの原節子の本を、とても楽しんで読ませていただいたようです。
 私は島九段の本が売り切れなので、とりあえず加藤九段の羽生論の本を買いました。また読了したら、投稿させてくださいませ。
 

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[1399]
JC IMPACTU (/) - 2013年04月09日 (火) 17時58分

ポン太さん

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オフミ会盛況のようでよかったですね。私は当日東京におりまして、早朝からとても気ぜわしく動き回っておりました。
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そうですか。東京にいらっしゃったのですね。この日は夜から天気が崩れましたので、大変ではなかったかと思います。

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じっくりと、皆様と語り合いながら、ゆっくりと、仕事を離れて、旨い酒を飲みたかったです。JC様が怒らないで頂きたいですが、たとえそれが連盟やLPSAに関するシビアな話を聞きながらでもです。本当に、オフ会に参加して美味い酒を飲めなかったのが、痛恨の極みです。
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オフの参加メンバーですとか、どんな話をしたかというようなことについては、幹事である私が参加者のみなさんに「オフの話をオンラインに持ち込まない」ことを「お願い」(ルール)していますので、ここには一切記しませんが、春と秋には、世渡り氏の許諾をいただける限り、オフラインミーティングを開催したいと思っています。次回、お会いできることを楽しみにしています。

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ところで、妻の父は、JC様お薦めの原節子の本を、とても楽しんで読ませていただいたようです。
 私は島九段の本が売り切れなので、とりあえず加藤九段の羽生論の本を買いました。また読了したら、投稿させてくださいませ。
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それは何よりでした。原節子さんは勿論ですが、最近では岸恵子さんもスクリーンを飾ることはなくなりましたね。八千草薫さんが引退されたら寂しいだろうなぁと思っています。

島さんの本は「売り切れ」ですか。ちょっとびっくりしました。

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[1419] 加藤一二三氏のことなど
ポン太 (/) - 2013年04月15日 (月) 01時24分

 今、加藤一二三氏の羽生論を読んでます。私は大昔から氏のファンだったのですが、あまり理由はありません。最近あのユニークな人物像が皆の人気を集めているようです。しかしこの本は、まだ読み始めたばかりですが、どうも面白くない。以前、一二三の玉手箱?、という本を読んだ時も、実は途中でギブアップしました。雑誌とかの文章からも同じようなことを感じるのですが、どうも氏の文章は自分の自慢が多すぎるような気がします。今度の本にしても、羽生論か自分の自慢話かよくわからないようなところがあります。とても好人物であろう、ということはよくわかるのですが、なにか鈍感で滑稽に見える部分もあります。わたしは、そんな部分も含めてのファンなのですが、実際に知り合って、仕事でも一緒にしたら、なかなかいらいらするのかもしれません。芹澤九段が、あまり加藤氏のことを良くは書いていないのは、繊細な芹澤氏からみれば、加藤氏にいろいろな違和感を感じた事もひとつの理由かなとおもいます。まあもう少し読んでみます。
 ところで電王戦の塚田九段は見事だと思います。何故塚田氏が、電王戦に出場になったのかはわかりませんが、局後の会見での涙は、単に引き分けて良かったという思い以上の万感の想いがこみ上げたのではないかと、全くの想像ですが愚考いたします。
 おそらくは、この人間臭さが、永久に人間が機械より上回る点でしょう。
 まあしかし、電王戦のホームページの米長永世棋聖のインタビューは見事ですね。パジャマで、声も時々詰まりながらも、薬の副作用でしょうか、丸坊主を隠そうともせず、実に論理的に語っていたと思います。おそらくはお亡くなりになる、ごく近い時期だと思います。最後の、おいみんなガンバレよ、の言葉には泣きそうになります。これが氏の、電王戦を超えて、将棋を愛好する全ての、プロもアマも関係者も、私のような単なるファンもふくめての人々に対する別れの言葉なのだと思います。
 おそらくは、塚田九段もいろいろ複雑な思いを吹っ切って、闘いに臨み、現在の自分の力のすべてを使い、まさに泥沼の引き分けを勝ち取った、のではと思います。いいものを見せてもらったと思います。
 ところで、冷血を読むのをボチボチ再開します。また投稿させて下さいませ。
 

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[1420]
JC IMPACTU (/) - 2013年04月15日 (月) 19時29分

ポン太さん

三国連太郎さんの訃報に接した際に、ふと緒方拳さんのことを思い出しました。何かの記事で読んだ記憶がありますが、強くお互いを意識していて、尚且つ、両者共に、どこかでそれぞれを認めていないという面があり、何かのときに三国さんは緒方さんから聞かれたそうです。「釣りバカのようなつまらない映画に何故、貴方は出演するのですか」と。

朝日新聞には「スーさん、安らかに」という見出しがありました。三国さんの代表作が「釣りバカ」とは思いませんが、私は好きな映画でしたね。

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』をさきほど読了しました。増刷決定、忽ちにして80万部で、都市部では売切店も多いようです。

こういうことを書くと「オマエの能力の無さを棚に上げてふざけたことを言うな」とハルキストからお叱りを受けるかもしれませんが「1Q84」のような、読者が予め作品に「寄り添う」という決意をしないと読めない作品という(それでも読みましたが)のは、この年齢になると辛くなっていて、本作はどんなものかと読み始めたのですが、実にいい作品でした。

私は高校時代の友人関係というものが、おそらくは尤も濃密だったという面があります。地元に残る者、郷里を離れる者、もちろんこの小説の関係性のように「突然、一人を排除するとか、一人が排除される」ということはなかったのですが、過去に向き合うときに、あの三年間、特に高三の一年間は、未だに忘れられない出来事に満ち溢れています。そういう意味では「タイムスリップ」したような気にもなりました。多様な解釈が存する小説というものは、やはり面白いですね。

加藤一二三さんの本は、私も書店で立ち読みしましたが、買わなくてもいい本という判断に至りました。

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[1425]
JC IMPACTU (/) - 2013年04月18日 (木) 03時59分

幸い、本を買い求めるということについては、私は幼年期から過分に恵まれていた。家の近くにある小さな書店だったが、ジャンルを問わず、本だけは「ツケ」で購入することを許されたからである。小説でもマンガでも随筆でも、何の規制もなかった。何を買い求めたかということを両親に報告するといった義務もなかった。

そういう環境の中で、私が最初に自分の小遣いも併せて買っていた初めての「全集」がある。遠藤周作文庫という、その名のとおり「出版界初の文庫版個人全集」(講談社)だった。この本を今でも私は所蔵していて、時々読み返すことがある。

石橋幸緒女流四段との「出会い」以降、私の中であるフレーズがふと思い出されることが何度かあった。「生きることと生活することとの違い」である。

遠藤周作の「ただいま浪人」という作品の中に次の一節がある。

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生きることは世間や他人を無視して自分の心にあくまでも忠実に生きること。だが生活することとは、世間や他人をやはり考慮して自分の未来をつくること
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断っておくが、私は今のLPSAなり石橋代表理事のスタンスを「世間や他人を無視して」とは微塵も思っていない。勿論、無頼でも我儘だということでもない。自分の心にあくまで忠実に生きる選択をされ、それがおそらくは「ぶれない」ということ。つまり「生きる」ということを選び取られた姿勢に感銘を受けるということはあっても。

私は「生きることと生活すること」を天秤にかけて「生活すること」を選んだ。「人生の浪人」になることを怖れたからである。そのことに「不満」があるわけではない。生活の基盤もそこにあり、例えば今、キーボードを叩いていることですら、その基盤に支えられていることを自覚もしている。恵まれてもいると感じている。

遠藤周作のエッセイにこのような一文がある。

「大人であるための一つの条件は自分に対する疚しさというコンプレックスが頭の中でどこかで働いていることを必要とする」

「生活すること」を選ぶということは、ある意味「疾しさ」を伴うものだと私は思っている。その「疾しさ」を抱え込むと決めた方が人は楽になるという面があるのかもしれない。だから私は「生活すること」を選んだ。

遠藤周作のエッセイを最近、改めて読む機会が増えた。

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「他人がわかると思い、その人を軽々しく裁いたり、罰したりできる者こそ、人間を知る地点からもっとも遠い」

「誰だって怒る権利はある、憤る権利はある。だが他人を裁く資格などどんな人にもありはしない」
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未知の方から「JCさんは、一体何故、LPSA支援を強く打ち出すようになったのか」という、長文のメールを頂いた。送信者によれば「JCさんは変貌した」のだそうである。

以前にも記したが、私が将棋に尤も熱中したのは学生時代であり、それは中原誠十六世名人の全盛期でもあった。そもそも女流棋界というものが、林葉さん、中井さんの登場までは大きな話題になることもなかったし、同時進行というかたちで「女流棋界」
の分裂を当時、追っかけたということもない。そういう意味では熱心な将棋愛好者という時間軸とはずれている面があった。

色々なきっかけがあり、色々な出会いがあり、再入門を考えだした頃から、プロの先生との定期的な指導対局も含めて、再燃というほどではないが、素朴に「再度、向き合う」ようになったというのが正しい。

山口瞳氏と米長邦雄氏の「騒動」を調べてみたい、芹澤博文九段との思い出がふと頭をよぎったりと、偶然が続いたのである。将棋ペンクラブに入会させていただいたことも大きかった。

その経緯の中で、連盟の対応について「怒ったり憤ったり」ということが増えた。ただ「匿名」だからといって「スタイル」を変えないというのは、私が自分に課した自分との約束だから、それは今後も守り続けるし、それができなくなったら私は、こういう場での「発言」そのものを止めてしまう。そういう「使い分け」だけはしたくないのだ。

私は「生きる」と決めた方は応援していきたい。それは何より大変なことだと思っているからである。

以上、未知の方への返信として、ここに残しておきたい。

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[1473] 電王戦のことなど
ポン太 (/) - 2013年05月04日 (土) 01時19分

 電王戦は人間側の完敗でしたね。まあしかし遅かれ早かれのことだったのでしょうから、仕様がないなと思い始めました。
 コンピューターのほうが人間より、今よりももっと強くなったらおそらく、誰もCPと人間を比較しなくなるのでしょうね。
 駒音で将棋ファン氏が大層興味深い、私にとってはとてもタメになる、ある種の解説のようなことを書いておられました。たしか以前に、馬氏も盤側で似たようなことを解説なさっていたような気がします。おそらくお二人の解説は正しいのでしょう。
 このままどんどんCPが強くなっても、人間よりは遙かに強くなっても、やはりそれも相対的な強さなのだと言うことかなと思いました。必勝とか必敗とか必分けのような絶対のものではないということなのだと、足りない頭で理解しました。
 昔、機関車ができたころ、機関車と人間か馬が早さを競ったというのを、どこかで読んだ気がします。
 今、私が車を運転したら、オリンピックのマラソン金メダリストに、マラソンで負けないと思います。多分そんなことは、ここに書くのも意味のないことでしょう。
 ただ、前に私自身が考えていたことと変化したのは、CPが遙かに人間より強くなり、名人戦の解説にCPを使用するようになっても、生身の人間の名人戦には、興行的な意味合いに於いても、やはり人を引きつけるのではと思うようになったのです。
 もちろん、将棋ファン氏がかいておられことのなかで、特に興味深かったことの一つにあるように、デコレーションしたCP同士の闘いも興業として成立するのではと思います。もっと言えば、CP同士の闘いは博打の対象にも容易に成り得ると思います。
 つまり、機械は機械、人は人で将棋も、少なくとも興業面では、成立するような気がします。
 オリンピックも競輪も競馬もF1もあるようにです。
 ところでまたまたJC様に甘えて、勝手な無理なお願いをしたいのですが、このごろ長編を読めない私のために、残念ながら冷血は7月に予定している旅行で読もうと思っているかわいそうな私のために、何冊か面白い短編集を教えて頂けませんか?ジャンルは問いません。軽め、も含めて頂ければ思います。
 なにとぞよろしくお願いします。

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[1485]
JC IMPACTU (/) - 2013年05月10日 (金) 00時29分

ポン太さん

リクエストを頂戴していながらご返信が大変遅くなりました。申し訳ありません。電王戦については改めて記したいと思いますが、今日は、

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ところでまたまたJC様に甘えて、勝手な無理なお願いをしたいのですが、このごろ長編を読めない私のために、残念ながら冷血は7月に予定している旅行で読もうと思っているかわいそうな私のために、何冊か面白い短編集を教えて頂けませんか?ジャンルは問いません。軽め、も含めて頂ければ思います。
 なにとぞよろしくお願いします。
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につきまして、とり急ぎ拙いご紹介を優先したいと思います。

実は最近、私は「短編集」というものを殆ど読んでいませんし、いくつかのものはあっても、ここでお薦めしたいというものが実はありません。で「読みやすく面白い」と感じたもの、考えさせられたものについて述べてみたいと思います。

花の中学生応援団 泣いて笑った成長物語

紹介ページにありますように、本書はフジテレビの「ザ・ノンフィクション」で放映されたドキュメンタリーの活字版です。ポン太さんがお住まいのエリアではネットされていませんが、youtubeでご覧いただくことが、現在可能です。

本書をお読みになられた上で、番組をご覧いただくと(私の場合は逆でした)これはこれで、新たな発見に遭遇できるかと思います。おそらくは潤沢な制作費をかけているわけでもないというか、そういう時間帯の番組ではないという面もありますが、私はこの番組を必ず視聴(録画も含めて)していますし、作り手の「良心」というものをこれほど感じさせてくれる番組は稀有と申し上げてもいい、そう思っています。

シネマの極道―映画プロデューサー一代

小林信彦が本書を高く評価していることもあって、発売時に読みましたが、おそらくは綺麗碁事でも嘘もないであろうひとつの回想録に仕上がっていますし、松竹とも東宝とも違う東映の独特の雰囲気が伝わってきます。おそらくこういう時代の空気が再現されることはないのでしょう。勢いという面において。

夫婦の一日 遠藤周作

「お薦めの一冊」と言われて紹介するだけではなく、私が人様に買い求めて差し上げた本としては、この薄い文庫本がいちばん多いかもしれません。カミさんも「本当にいい作品」と、時折、思いだしては、語り合うことがあります。

さてさて、ご満足いただければいいのですが。

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[1487] ありがとうございます
ポン太 (/) - 2013年05月10日 (金) 21時42分

 JC様のご推薦本のうち早速、遠藤周作とシネマ極道を購入しました。またもやアマゾンで!
 妻の父がまた入院しましたので、シネマ極道を病院に持っていってやろうと思います。
 私は、遠藤周作を読むのは久しぶりなので、とても楽しみです。ありがとうございました。
 今実は、道尾秀介の短編連作集の光媒の花を読んでいます。半分くらい読みましたが、なかなかのものです。
 私は、氏のことを知らなくて、スカパーの番組で豊崎女史が推薦しておられて、知りました。
 かなりの人気作家のようですね。ひょっとすると、以前にJC様がお薦めになられていたら大変失礼なのですが。
 いまたくさんの在庫のように未読のほんがあります。さまざまなジャンルですが、増えるばかりです。
 なんとかゆっくり読める日々が来るのを待っているのですが、
そうなると今度は、生活苦で読めないのかもしれません。いやはやです。また、読んだ本の感想をしるさせてくださいませ。
 そうそう、最近大島渚の日本の夜と霧を録画して見ました。
今度のスカパーの機器は使い易いです。おそらくJC様も見ておられるでしょうが、私は今まであまり見たくなかったのですが、今回ゆっくり見ました。感想は次回に書かせて下さいませ。

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[1489]
JC IMPACTU (/) - 2013年05月11日 (土) 10時31分

ポン太さん

道尾秀介の「光媒の花」はのちに直木賞受賞作となった「月と蟹」よりも私は好きでしたね。柔らかい文章が書ける好きな作家のひとりでもあります。

「光」という短編集は私の涙線を直撃しましたし(笑)「カラスの親指」は話の結末が印象に残っています。

私は大島渚監督の作品「少年」とか「絞首刑」とか色々とみましたが、おそらくあの「松竹ヌーベルバーグ」という作品の傾向はよくわかりませんでしたね(笑)

もう少しストレートにというか、わかりやすく撮るということも必要じゃないのかなとは思いました。ただ「戦メリ」の「メリークリスマス。ミスターローレンス」はホントに痺れましたね。

新しいスカパーのレコーダーで、専門チャンネルの数々をどうぞお楽しみください。何か営業マンみたいですが。

Pass

[1490]
JC IMPACTU (/) - 2013年05月11日 (土) 13時23分

例年と変わらない程度には邦画を中心に映画をみているのだけれど、あまりパッとしたものがない。しかし



この作品は素晴らしかった。ラスト15分は「滂沱の涙」である。別に「泣けた作品がいい作品」というつもりはないが、そもそも笑える映画(喜劇)の新作など邦画界は制作しないのだから、仕方がない。

この作品はミステリーである。広末涼子という役者さんの「喋り方」が厭で、私はこの女優がいいと思ったことは一度もなかったが、本作の彼女は見事だった。

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[0] 最大レス件数を超えました
システムメッセージ (/) - 2025年01月31日 (金) 03時27分

最大レス件数「35」を超えましたので、これよりレスは出来ません。

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