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[288] 某月某日- nonsection genre - (4) - ※ログ終了※
JC IMPACTU (/) - 2011年12月12日 (月) 23時45分

新しいスレッドを立てておきます。

URLをご覧ください。北海道新聞のインタビューです。少々昔のものですが。

---------------------------------------------
それがプロになると、みんなライバル。みなさんも将棋の新聞記事を読んだことがあるでしょう。負けると名前だけしか出ない。写真も背中が写るだけ。一生けん命がんばっても、負けたらだめなんですよ。こんなはっきりした世界はないんじゃないかな。でも、逆にやる気が出たんです。
---------------------------------------------

だから清水さん、頑張って欲しい。「負けたらだめ」と本気でそう思っている女流棋士が何人いるか、数えると憂鬱になるのでやめますが、だからこそ。

[289]
JC IMPACTU (/) - 2011年12月13日 (火) 19時35分

通勤・移動の時間にこの本を読んでいた。詳細は以下に記すが、web上をどれだけ検索しても出てこない「内容」がここには紹介されている。判明しなかった棋戦の契約金とか、名人戦問題で、例えば佐藤康光九段が何を述べたかとか(こういうことを書くとヒストロさんは、おそらく書店に走るはずである)

例えば田丸昇八段は佐瀬一門の出身で、そこには米長邦雄永世棋聖がいて、氏は現在の会長で、だから「ほんとう」のことなどどうせ書けはしない、私も手にとるまではそう思っていた。しかしその予想は外れたといっていい。版元を考えてもわかるように、少なくともここには一方的な記述や極端な自己弁護はない。「名人戦」の経緯については、おこった出来事が淡々と記されている。

目次は次のような構成。

----------------------------------------------
<目 次>

第1章 名人戦契約交渉が決裂 1965年〜1976年

棋士たちに大きな影響力を及ぼした名人戦と順位戦制度
過去の名人戦の名勝負と盤上ドラマ
記録係を数多く務めた奨励会時代
連絡係、記録係として見た大山時代の名人戦
中原新名人が誕生した節目の年に田丸が四段昇段
将棋会館建設問題で理事会が総辞職して超大型内閣が発足
囲碁名人戦の契約金問題が将棋名人戦にも波及
名人戦の中原自然流と大内怒涛流の対決に大注目
痛恨の一手で名人位を取り逃がした大内
名人戦契約金問題の最中に中原―米長の名人戦
名人戦は連盟と朝日の交渉が決裂して古巣の毎日に復帰

第2章 幻の名人戦移籍案 1976年〜2003年

名人戦契約が終わった朝日のその後の将棋欄
朝日の将棋欄にプロ公式戦が4年ぶりに掲載
文化的な目玉事業として名人戦を守り育てた毎日
大山が連盟会長を退任して二上新体制に
連盟の渉外担当理事が朝日に名人戦復帰を打診
大山、中原、米長らの反対で朝日の名人戦問題は廃案
羽生世代の棋士たちが名人位を獲得して勢力図は様変わり

第3章 初の名人戦共催 2003年〜

二上が連盟会長を退任して後任に中原、米長
経営諮問委員会が朝日への名人戦移管を連盟に提言
連盟理事会が名人戦契約の解消を毎日に通告
連盟が苦肉の策として毎日、朝日の名人戦共催を提案
毎日が希望する名人戦単独主催案は臨時総会で否決
名人戦契約問題は毎日、朝日の共催で決着
初めて尽くしの共催名人戦で羽生が十九世名人を取得
名人戦の対局中に羽生にサインを頼んだ名観戦記者
将棋連盟と棋戦主催者の新聞社などとの関係

第4章 思い出の対局

2度目の「東西決戦」に勝って四段昇段
C級1組昇級と同時に相手の棋士の「首」を切った一戦
順位戦で最後の「師弟戦」となった佐瀬―田丸戦
名人経験者の塚田、升田と最初で最後の対局
夢うつつで考えた手法を用いて大山に初勝利
毎年のように降級の危機に陥ったB級1組時代
「羽生増刊号」で羽生の棋譜を並べて臨んだ羽生との対局
島との直接対決に勝って棋士20年目・41歳でA級昇級
A級順位戦の対局で兄弟子の米長の強さを痛感
B級1組に通算16期も在籍した実績が唯一の誇り

第5章 盤外エピソード

将棋雑誌に記事を書いたのを契機にカメラに興味
「カメラ小僧」になって写真を撮りまくった若手棋士時代
北海道・札幌での野外将棋イベントに参加
作家の山口瞳の自宅での将棋会はサロンの趣
将棋の国際普及事業で20日間にわたるアメリカ旅行
菅直人が厚生大臣室で好敵手の政治家と早指し将棋
『将棋世界』誌の編集長を2年間担当
今後の生き方は異能派の「桂香」のような持ち分
----------------------------------------------

私は最初にどの頁を開いたかというと「作家の山口瞳の自宅での将棋会はサロンの趣」である。本を途中から読むという習慣は私には全くといっていいほどないのだが、山口瞳さんが取り上げられるとなると、話は変わってくる。

そこにはこんな一節がある。

--------------------------------------------
 山口は将棋と棋士をこよなく愛し、自ら連盟の宣伝部長と名乗った。しかし、ある時期から将棋を指さなくなり、将棋界や棋士と距離を少し置いた。
 ひとつは健康上の理由で、将棋を指すと血圧が上がったという。長年の願望だった名人戦の観戦記を書いた達成感もあった。それから、親しくしていた何人かの棋士と考え方で行き違いが生じ、不和になったことも一因だったようだ...。
(田丸昇「実録名人戦秘話」2011年12月マイナビ刊より引用)
--------------------------------------------

「長年の願望だった名人戦の観戦記を書いた達成感」というのは、明らかに違っている。山口さんにとって名人戦の観戦記を発表することは、確かにひとつの願望ではあったが、それが第37期で終わることになった「理由」を田丸八段が知らないとは言わせない。終わらせたのは「誰か」ということだ。

それを知っていながら「達成感」などと勝手に締めくくってもらっては困る。この点、私は失望した。それは狡いと思うから。

この時代のことを知っている人は、到底納得できない。こういうことを「達成感」などとごまかしてはいけない。数年前の私ならば、この一節だけで怒り狂い、そうではないという事実を示しただろう。

ただ、今回はそういうことはあえてしない。田丸八段にそれを書けというのは、些か酷だと私は思っているし、この一件は、毎日新聞も巻き込んで、後日、騒動にもなった。そのことを蒸し返しても仕方がないし、どちらか一方に問題があるという話でもないからだ。少なくともこの点以外は、田丸さんは山口さんにきちんとした評価をされている。ならばそれはそれでいいという面もある。

こういう頁を最初に読んだことで、冒頭の私の疑念は的中するのではないかと厭な予感もしたのだが、全体を通してみれば、決してそういうことはなかった。後々、名人戦の問題を考えるときに、この本はいい資料になる。

というか、この問題を考えるときの「基本文献」と位置づけてもいい。私には非常に興味深く、面白かった。

Pass

[290] 早速買いました
ポン太 (/) - 2011年12月13日 (火) 22時43分

昨日は、女流の第一人者が、奨励会員一級に負けてなんともいえず憤慨してしまいました。加藤嬢はそして他の奨励会一級の普段の対局は当事者以外からは何の注目も浴びないでしょうが、このような場により、世間から注目されたのは、まあ皮肉をこめていえば、興行的には大成功でしょう。しかしこれからも、女流棋士達は、奨励会員たちの切られ役で甘んじるのでしょうか。囲碁や麻雀では女性プロも数は少ないですが、男も女も基本的に同じ土俵で戦っているのは女流制度がなかったからではないかと思ってしまいます。私は、女流棋士の自覚と奮起を期待したいと思います。まあ私が連盟の独裁者なら、なんだかの期限をもうけて女流制度の再構築をすると思います。
ところで、藤原伊織のてのひらの闇2を読み始めました。私もこの文体が好きです。何作か読もうと思います。このようなほとんど未読の作家に出会うとなにかとても得した気分になります。
田丸昇氏のブログは時々読むのですが、まあまあだと思ってましたが、JC様のような将棋界に詳しい方がおすすめなので、早速この本ともう一冊の田丸氏著書を購入しました。また感想文を書かして下さいませ。

Pass

[291]
JC IMPACTU (/) - 2011年12月13日 (火) 23時40分

ポン太さん

藤原伊織著作リストです。ご参考になれば。

ポン太さんがお読みになった作品、既にいくつかあると思いますが、代表作は「テロリストのパラソル」になるのでしょう。乱歩賞と直木賞のダブル受賞ですから。

勿論読ませる作品ではありますし、ジンとくる部分も用意されているのですが、某選考委員のように「声をあげて泣いてしまった」とまで言われると、それほどかなぁと悩んでしまいました。

私の好きな作品といえば、どれもハズレはありませんが「雪が降る」と「ダックスフントのワープ」(ミステリーかどうかは意見の分かれるところかもしれません)でしょうか。あと「シリウスの道」「ダナエ」もよかったですね。

「遊戯」は結局、未完でしたがこの作品を作者はどう仕上げようとしたのか、興味が尽きませんでした。

>しかしこれからも、女流棋士達は、奨励会員たちの切られ役で甘んじるのでしょうか。

この状況が数年続けば、女の子たちは「奨励会試験に合格するだけの基礎力」をつけて、女流棋戦の挑戦者に颯爽と登場するということになるかもしれません。女流棋士が大盤解説場で解説をしながら「私には指せませんね」とか何とか言い続ける光景ですよ。

>まあ私が連盟の独裁者なら、なんだかの期限をもうけて女流制度の再構築をすると思います。

独裁を今、ふるわなくとも「淘汰」される、もしくは「女流は女流で独立して頑張ってください」という宣告、それこそ「黒船」を自覚しなければいけないと思います。勝負に生きるというならば、その覚悟は最低限もたないと、という気はしますね。

「ヤバくね」と言っている間ににっちもさっちもいかなくなるという可能性は、もう否定できなくなってしまいました。

Pass

[292]
JC IMPACTU (/) - 2011年12月14日 (水) 23時51分

電王戦の公式HPに小さくこんな文字がある。

-------------------------------------
「第2回将棋電王戦」は平成24年中に行う予定です。

次回の対局者(プロ棋士とコンピュータソフト)は5月に行われる『第22回世界コンピュータ将棋選手権』の結果を見て、実行委員会が決定する。

-------------------------------------

加藤桃子女流王座登場、という気がするなぁ。清水市代さんの敵討は、桃子が.....というのは、共に高柳一門ということも考えると、絵面的には、もう何もいらないという気がする。

だんだん、この世界は残酷になるような、そんな気もする。

Pass

[294] てのひらの闇2読了
ポン太 (/) - 2011年12月18日 (日) 01時39分

てのひらの闇2は、JC様のおすすめの作品には入っていないようですが、10年以上まえに読んだてのひらの闇の印象が極めて良かったので読みました。作家の最後の刊行だったようですね。内容はやはり満足する物でした。トリックやテクニカルな部分が良いのではなく、JC様のおっしゃるように文体が、私の好きな、簡潔でわかりやすい文体なのと、登場人物がとても魅力的な点が、前作同様良かったと思います。何冊か読み続けようと思います。私はいろいろなジャンルの本を同時に何冊か併読しますので、時間はかかりますが、楽しみができました。ただそうなると、いよいよ勉強しなくなります。

Pass

[295]
JC IMPACTU (/) - 2011年12月19日 (月) 00時19分

ポン太さん

>てのひらの闇2は、JC様のおすすめの作品には入っていないようですが、

いや、この作品も面白かったですよ。ハズレのない作家というのは、なかなか私も出会えませんし。

私は最近、ノンフィクションばかり読んでいます。12/23には映画「山本五十六」が公開されますので、阿川さんを読み直し、半藤さんの新作にも目を通し、という感じですね。


Pass

[296] ダナエ、田丸名人戦読了
ポン太 (/) - 2011年12月22日 (木) 00時22分

田丸八段の名人戦はいろいろなことが書いてありましたが、読後感としては、朝日への移管提起とその後の共催への筋道は実はなかなか現実的な方法だと言うことが解った、ということです。ひょっとすると、米長会長とそのときの幹部は実はよくがんばったのかもしれませんね。田丸八段が会長よりの方だとしてもです。
ダナエは本当によかった。殺人のような犯罪的な事がなくても、ハードボイルドは成り立つのですね。まぼろしの虹も、潔い男と女が描かれていました。水母もくずれたCDの男らしさがなんともいえません。藤原伊織の男も女も実に潔い。潔く生きていけない私にとってなんともいえず、まぶしいです。藤沢周平の武家物の登場人物にある種通じる魅力のようではと思います。次も藤原伊織を読みます。藤原伊織のようにハズレの無い作家は他にいるのなら教えて下さいませ。ジャンルは問いません、
わたしにとっては、モームや山川方夫やスタンリーエリンや藤沢周平や山本周五郎やヘンリースレッサー以来の高確度の作家です。よろしくお願いします。

Pass

[298]
JC IMPACTU (/) - 2011年12月26日 (月) 20時35分

ポン太さん

>読後感としては、朝日への移管提起とその後の共催への筋道は実はなかなか現実的な方法だと言うことが解った、ということです。ひょ>っとすると、米長会長とそのときの幹部は実はよくがんばったのかもしれませんね。

そうですね。私も同様の印象を有しています。今では。
少なくともこの一冊は「佐瀬一門の棋士が、米長邦雄会長を只管に弁護する」という視点では書かれていません。「朝日・毎日の共催案が実現したことにより、両方の読者が名人戦の観戦記を読むことができるのですから。

ご承知のとおり中川大輔八段が平成21年12月21日付で「常務理事」の辞表を提出。受理されました。任期途中での辞任ですから異例といえば異例です。何人かの棋士に確認してみましたが、引き金となった背景を知る方はいらっしゃいませんでした。ただし、連盟の中で契約含めた大きな問題が生じているという状況もなく、対外的なことであるならば、むしろ谷川専務理事が矢面に立つ話ですから、私自身は「理由」のとおり、一身上の、個人的な都合だと思っています。

米長VSボンクラーズも先日の対局はあくまでも「エキシビジョン」本番になれば、もう少し拘った将棋をみせてくれることでしょう。私自身、期待もしています。

>ハズレの無い作家は

これは難しいですねぇ。好き嫌いというものは当然ありますし、格闘する読書になるとは思いますが(難しいというのではなく考えさせられるという点で)白石一文の「私という運命について」(角川文庫)をここでは挙げておきましょう。

Pass

[299] 藤原伊織読書中
ポン太 (/) - 2011年12月29日 (木) 10時52分

JC様 さっそくのお勧めありがとうございます。藤原伊織読破後の目的にします。いま、中編集ダックスフントのワープをユウレイ以外読了しましたが、表題作がすばる賞をとったとのことで、純文学てきですな。なかなかああいう形而上的な悩みというか、考えはそれはそれで面白いです。ただ、解説にもあるように結末がある種の崩壊でおわるところが、当時の作家のニヒリズムを表しているのかもと思います。わたしが思うに、おそらく作家はあのような状態を吹っ切って、後の作品の登場人物のような、男女ともにハードボイルドというか、ダンディズムの人物を描く境地に至ったのではということです。まあ、ぐちゅぐちゅ悩んでもしようがないから、風を切って歩いていくという、私に出来ない生き方ですが。とにかく面白いですな。このようなことを言うと、語弊がありますが、私は関西人ですが、このようなハードボイルドな主人公は関西人にはあまりいないと思います。だいたい、関西人は私も含めて、口うるさく、ガラの悪い、品のない、声のでかい、卑怯未練な人間が多いと思います。まあわたしはその筆頭格ですが。藤原伊織の主人公のように、颯爽としていないのです。やはり江戸前の小説ですね。
ところで話は変わりますが、コンピューター将棋のことですが、盤側で馬さんがおっしゃっているように、十年位で名人竜王よりCPUが強くなるとすると、人間のタイトル戦の解説をCPUを中心にしてするようなるのでしょうか。つまり、人間はどれだけCPUに近い手をさせたから、勝ったというようなことです。模範解答はCPUが作り、人間はそれを元に答え合わせをするようなことですか。おそらくこれでは、強さを競う興業としては成り立たないでしょう、確実に新聞社等は競技としての棋戦の掲載は取りやめるか、大幅縮小でしょう。連盟は競技者の集団から、一般人に対する普及組織としてしか存続できなくなり、将棋をする人はまさに趣味で将棋を指し、ソフト同士の試合をたまに見て、やっぱりCPUは強いや、と感心するのでしょうか。まあこれが必然ならしようがないですが。ふと思うのですが、ソフトがどんどん強くなったら、ソフト同士の対戦の棋譜を我々人間は理解できるのでしょうか。


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[300]
JC IMPACTU (/) - 2011年12月31日 (土) 11時27分

さて、今日は大晦日。

ボン太さんへのコメントは年が明けて、ゆっくり拙見を述べてみたいと思います。

年末まで色々とバタバタしておりましたが、ようやく、ゆっくりできました。28日は「将棋寄席」に参加し、その後の懇親会で、あれやこれやの雑談に花が咲きました。惠子さんには、色々な方々を御紹介いただけましたこと、この場を借りて深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

中川八段の件、年明けになれば少し事情がみえてくるかもしれません。「いいかげん」なことを書くわけにはいきませんし、「誤った前提」に何を重ねたところで、それは「害」であると私は考えていますので。

来年の皆さまの益々のご健勝とご多幸を祈念申し上げます。

どうぞよいお年をお迎え下さいませ。

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[301] 春風寿福
JC IMPACTU (/) - 2012年01月01日 (日) 11時27分

新年あけましておめでとうございます。

昨年は大きな災害にみまわれた大変な一年でもありました。

「良い年を願う」のではなく、「良い年にする」という強い意志が問われる、そんな昇龍の年ではないかとも思います。

この三ヶ日は、拙宅でのんびり酒を呑んで過ごします。
直木賞候補、おそらく「ラブレス」は入るでしょう。今読んでいる「コラブティオ」も、候補になると思います。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

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[302]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月05日 (木) 07時20分

正月休みも終わり、今日から仕事始めです。

ポン太さんへのresも兼ねてとなりますが、そもそも小説の主人公に「関西人」という設定が、やはり少ないように思います。例えば、宮本輝の作品は「関西」を舞台にしたものが多く、従って登場人物にも、関西ことばが飛び交うのですが、そこにいわゆる【クール】な人々は登場しません。

だから、そんな人がいないというわけではないと思いますが、言葉のもつイメージなのでしょうね。私は関東にも関西にも知り合いが多いのですが、仕事はともかく、プライベートでは、関西の方々の突っ込みに驚くことは多いですね。豪快な感じがします。

私は九州の生まれですから、自分でも案外、シャイだなぁとは今でも時折、そう感じますね。

NHKの東西ライバル対決(将棋特番)をみていましたが、引退していても、米長さんという棋士は負けると悔しいんですね。勝負師の本能なんだなぁと思いました。

私には正直、CPUの指す中盤の最善手というものが、よくわからないという面があります。その意味でも、永世棋聖との勝負は注目しています。感想戦もしっかりみせてほしいですね。何度やってもCPUが勝つのかどうか、わかりませんが。

今は【人間】に勝って欲しい、そう願います。

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[305]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月05日 (木) 18時16分

自分へのお年玉ということで衝動買いのように
この商品を買い求めた。衝動買いではあるのだけれど、後悔は微塵もない。それほどに満足しているし、年齢を重ねると、さほど驚くということもなくなるのだが、この体験は本当に衝撃だった。

私はメーカーの回し者では勿論ないけれど、お近くで機会があったらぜひ試していただきたい。今まで使っていたものを全て処分してもいいほどの「感動」があった。

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[308]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月07日 (土) 14時09分

松本博文氏(将棋web中継記者)がweb上から「姿」を消した。mtmt氏のことである。

例えばこういうことが記憶に新しい

緊急声明 日本女子プロ将棋協会「LPSA」については、雇用関係を結んでいるのは毎日新聞社であり、道義的な問題はともかく、毎日新聞社と松本氏の間に「契約解除に相当する正当な理由」が存したのかどうかが判明しない以上、憶測や推測のもとに何かを述べるようなことはしたくない。

御礼とさらなるご支援のお願いには下記のようなことが記されている。

-------------------------------------
今後更なる事態の進展がありました場合(めでたく全面解決した場合、または解決困難となった場合など)改めてご報告申し上げたいと存じます。
-------------------------------------

錦織氏が現在もLPSAの「名誉理事長」であるかどうか、私は存じ上げない。或いは既に退任されているのかもしれないが、もしも松本氏の「webリセット」が、上記引用文をひきずっての再燃であるとするならば「LPSA」として、何らかのコメントが発表されるものだと私は考えている。「誠実」というのはそういうことではないだろうか。

人が「リセット」をすることは自由である。しかし、松本氏もweb活動で様々な「利益」を享受したはずだから「リセット」するにあたって、最小限の言葉で構わないから「お別れ」をすべきではないかという気がする。私のようにHNを用いた者ですら「その場を去る」にあたっては「駒音」でもコメントを残した。「盤側」でも(これは撤回したが)そのことを記した。

「場を大事にする」とは、そういうことなのだと私は思っている。市井の人々が初歩的な、理系などちんぷんかんぷんな私ですら「この程度の場」を有することができる。情報を発信するということは、かってはごく限られた人々の、いわば特権でもあった。そういう道具を手に入れたのであれば、何故もう少し、そんな場を大事にしないのだろうか。大事にしなければ育つものも育たない。

将棋でもそうだが「攻めているとき」は面白い。受けというのはしんどいものである。指し切って負けることをアマチュアは「恥」とはしないというのも、何とはなくわかるような気がする。逆に「受け切って」勝っても、私がヘボだからか、あまり爽快感というものがない。負けるよりはいいはずなのだけれど。

私は以前、松本氏と毎日新聞、連盟との騒動を眺めていたときに、コアな将棋ファンが疑問を感じている以上、一連の問題をまとめて一冊の本にでもしてくれれば、と願ったことがある。氏の立場なら、やってやれないことはないという気もしていたのだが残念ではある。

氏の今回の振舞は「信頼の失墜」につながるのではないか、そんな気がしなくもない。

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[310]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月08日 (日) 23時00分

ニコニコ動画より(見逃されたみなさんのために)


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[311]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月08日 (日) 23時11分

上州将棋まつりにおける米長邦雄会長のミニ講演会



「盤側の談話室」にコメント部分を要約したが、この映像が「そのもの」にあたる。

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[312]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月10日 (火) 01時13分

1月9日は成人式。

私が成人式を迎えた年といえば、もう何十年も前のこと。当時は1月15日をそう呼んだ。何年経過してもこの「成人の日」は懐かしい思い出として忘れることがない。

高校の卒業式の日だった。皆、大学はバラバラで、私も郷里を離れたのだけれど「成人式の日」は、皆、地元に集まろうと約束をして別れた。当時のことだからwebも電子メールもありはしない。

成人式を迎える数日前には、内々で手紙が飛び交い、その日の午前中に学校近くの成人式会場に集合。19歳の者もいた。成人式というのは「住居の行政区」によって式典場所が定められているのだけれど、そんなことはお構いなしである。仲間内で事情を話して、同じ会場に参加させてもらった。まぁ、何とはなく大らかな時代だったのかもしれない。

式典を終え、ボウリングで汗を流し、そのあとは学生街で酒である。私たちの時代には「カラオケボックス」なんてものはない。呑む、話す、呑む、話すの繰り返しである。最後には友人の家に皆で転がり込むようにおしかけ、鍋に(いいかげんに)おでんの具やらを入れて、また酒である。皆、雑魚寝で翌日、頭を振るようにして、それぞれの街に戻って行った。

彼らとは今でも思い出したように、それぞれが出張で訪れたり出向いたりした時に「酒」を呑む。「一体、当時あんなに何を話していたのだろうね」と顔を見合わせるのだけれど、ちっとも思いだせない。「年齢なのかねぇ」「いや、元々たいした話をしていないんだよ。人生がどうとか、仕事がどうだとか、役に立つ話がなかったんたんだなぁ」「そうかなぁ」皆、笑いだす。

不思議と忘れないことのひとつに「悪友どもの彼女の名前」というものがある。こういう「名前」が出るともう大変。言い訳やら心情やら今だから語れる話が噴き出してくる。それがまた真実味があって、皆が身を乗り出したりする。考えてみれば、高校時代の交際相手と結ばれた者が一人もいない。

たまたま山本周五郎の作品を読み返していたら、こんな一節にぶつかった。

「よそのことは知らないが、どこでも一人ぐらいは臆病者と呼び、そう呼ばれても怒らないような人間が必要なんだと思います」(「ひとごろし」より)

あの頃、みんな「臆病者」だったなぁと思う。しかし、今振り返ってみれば、それは決して恥ずかしいことではない、そんな気がしなくもないなぁ。

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[313] セメントマッチ
ポン太 (/) - 2012年01月10日 (火) 22時56分

JC様明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
にこにこ動画の米長会長の上州での講演を見せてもらいました。なにか独特のアクのようなものが出てて、とても面白かったです。
ただ、彼はいつも、すべてのことを勝負事ととらえているのかもしれませんが、今度の自身のコンピューター戦及びその後のプロ棋士とCPUとの電王戦をかなり真剣にとらえているのが解りました。ある意味で、逃げずにどうどうとプロ棋士の存亡をかけて戦う覚悟が見えました。
実際5連敗したら、CPUの完全勝利により、プロ将棋界は興業として大変な危機を迎えるでしょうから、それこそ、王将の歌ではないですが、なにがなんでも勝たねばならぬ、でしょう。
羽生は一年間休場して、CPUとの戦いに備えることが可能なら出場するというところと、各棋士の対戦料を提示するところなど、かなりの覚悟で戦う意思が見えてとても興味深いです。
つまるところ将棋は対戦者がどちらが強いかを競うゲームなのですから、黒船CPUとたたきつぶし合いのセメントマッチをプロ棋士が本気の本気で戦うのは、とても傍観者としてはワクワクしながら、なんとなく恐いような気がします。
米長氏が会長だから、このような企画、興業が成立したのかもしれませんね。とにかく今は、頑張れ!米長!ですね。
成人式前後の恥ずかしく懐かしい思い出は、いま読んでる藤原伊織の読後感とともに書かせて下さいませ。

Pass

[314]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月11日 (水) 19時45分

「週刊新潮」と「週刊文春」は親子二代で定期購読していることもあり、いつものように目を通す。「米長会長」の記事を週刊誌で読むのも久しぶりのことだ。

週刊誌メディアの方、何人かの棋士とも電話で話をする機会があったが「全くの期待外れ」である。辞めたのは中川八段なのだから、この場合、その本人に取材するということを「していない」のは全くの踏み込み不足である。暇ダネみたいな扱いになっている。中川八段は「1月27日、会員棋士に対して行われる定例の報告会で、辞任理由を全てぶちまけるようです」(中川八段の親しい棋士仲間)と結ばれているが、そもそも、その親しい棋士仲間に「辞任の理由」を聞いた様子もなく、定例の報告会以降の「続報」が示される雰囲気もない。辞任して二週間以上も立つというのに、対象に迫れてもいない。暇ダネと断じる所以でもある。

この程度なら、かえって米長体制は更に「一致団結」を強めるだろう。こういう記事では「影響力も構築できず、他誌の後追いも全く期待できない。要するに迫力が決定的に不足している。

朝日新聞阪神支局襲撃事件の「実行犯」誤報事件というものがあった。誤報というよりもこれは完全な嘘報で、当時編集長の総括記事もそれに輪をかけた酷い内容で、以来「週刊新潮」の取材力は確実に落ちているという印象が私にはある。物心ついた時から家には「週刊文春」「週刊新潮」が届けられ、今尚両誌を定期購読しているから、私はこういう記事を読まされると、実に哀しくなってしまう。週刊新潮は山口瞳が「男性自身」を32年近く連載した媒体だから、今後も引き続き、読み続けてはいくけれども、どうか、いい意味で私を驚かせてくれるような記事で迫って欲しい。はっきり言うなら、同業者に笑われるような埋没するしかない記事を書いてはいけない。

さて、ポン太さん

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

まぁ、正直申し上げますと米長邦雄会長、永世棋聖の対外的な発言を全部が全部、鵜呑みにするわけではありませんが、引退したとはいえ、永世棋聖の称号を有し、加藤一二三九段に負けた新春対局で「あんなに悔しそうな表情を隠さない」面を思えば、少なくとも「いいかげんな気持ち」では臨むはずがない。これはやはり真剣勝負だと私は思っています。米長会長であっても船江四段であっても加藤一二三九段であってもCPUが対戦相手である限りは、私は「人間」を応援します。前々から申し上げていることでもあるのですが。

購入して読んでいなかった佐々木譲の「暴雪圏」という警察小説を今は読んでいます。寒い時に「寒い場で繰り広げられる話」を読むと、身にしみるという感じがありますね。


Pass

[315]
ビストロ (/) - 2012年01月11日 (水) 20時38分

ひゃひゃひゃ 新潮記事について JCさんは何を書くかなあと
思っていたら、大体予想どおりだった。

佐々木譲さんの北海道警シリーズは シリーズものとしては
近年で 一番のエンターテインメントだと思います

Pass

[316]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月11日 (水) 21時07分

ビストロさん

>ひゃひゃひゃ

ああ、びっくりしました。ビストロさんと「ここ」で遭遇すると私は何とはなく驚いてしまいます(笑)

>大体予想どおりだった。

喜んでいいのか悲しんでいいのかわかりませんが(笑)せっかくきてくださったのですから、ビストロさんの「(記事に対する)評価」をお聞かせいただきたいものです。「私はそんなことわかりません」などとは言わずに(笑)

そうそう「王将戦」の中継だけ連盟モバイルと毎日サイトで何故違うのかと、ビストロさんが「あちらこちら」で叫んでいましたが(笑)私なりに考えるところを書いておきます。

つまり「王将戦」の中継を担当された松本博文氏(mtmt氏)を毎日新聞はどうあれ、将棋連盟としては「絶対に起用しないぞ」という、わかりやすいといえばわかりやすい連盟の意思表示が反映されたもの、それ以上でもそれ以下でもないのだろうと私は思っています。

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[317]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月12日 (木) 00時11分

実は今週(1/11)発売の週刊文春には先崎学八段が以下のようなコラムを書かれている。(先ちゃんの浮いたり沈んだり)一部を引用してみよう。

---------------------------------------------
新年の話題は、何といっても一月の十四日に行われる私の師匠米長邦雄と、コンピュータ「ボンクラーズ」の一戦であろう。事情をよく知らない人は、まだまだ人間のほうが強いと思われるかもしれないが、そう単純ではない。「ボンクラーズ」は、ネットの対局サイトでもぶっち切りのレーティングを持つ強豪なのである。私としては、師匠だから応援するのはもちろんだが、それを抜きにしてもとにかく人間の応援をしたいという気持である。コンピュータというのは、決して退化しないし、詰みは絶対に逃さない(答えがしっかり出せる局面においてはコンピュータは神なのだ)し、どうにも憎らしいのである。ひょっとしたら、私は古風な人間なのかもしれない。
いずれ人間は歯が立たなくなるのだろうが、その時をできるだけ先延ばしにするべく人類の底力を見たいのである。(中略)
昨年、日本という国はヒドイ目にあったけれど、明けぬ夜はないともいうし、今年あたりは、ひょっこりと明るい年にになるかもしれない。国家なんて大それたことをいうガラではないが、国家が明るくなるためには、庶民ひとりひとりが、仕事を、そして打込める趣味を充実させ、明るくなることが第一歩であろう。先行きは不透明だし、腹の立つことは多いし、税は高いけれど、とりあえず身近なところを充実させれば、人は明るくなり、ひいては国も活力が出るはず。
そのためにも、まことに微力ながらも将棋というものでお役に立ちたい。世の中に景気がついた時、名脇役として将棋界は位置付けされたいものである。珍しく、真面目にこんなことを考えている。
(週刊文春1月19日新春特別号「先ちゃんの浮いたり沈んだり」より引用)
---------------------------------------------

この原稿は、年末のあわただしい中に書かれたとある。しかし中川常務理事の辞任後であろう。先崎八段の真意はどうであれ、文春誌上で「師匠を応援する」と書かれた。私は別にそのことを「悪い」とは思わない。人間を応援するというのは、私と同じ心境でもあるからだ。

「名脇役として将棋界は位置付けされたい」人々の「暮らし」を主役としたときに、先崎八段はそう考える。ならば、その前に「将棋界の今」をどう考えるのか。会長支援というならばそれはそれでいい。「会長打倒」というなら、これもこれでいい。私はボンクラーズと米長邦雄永世棋聖との対局で「どちらを応援するか」ということと「会長の支援・不支援」は別のことだという強い思いがある。味噌も糞もというと変だが、それまで一緒にするような「次元の低い」スタンスをとらない。

ただし「名脇役」というならば、どちらであれ、そのスタンスをはっきりして欲しいという気はする。別に若い時の先崎さんのように「とんがれ」とか「突っ張れ」というのではない。「情と理」を示して欲しいということなのである。棋士としての「生き方」を決めるには、若すぎるという年齢ではないのだから。

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[318]
ビストロ (/) - 2012年01月12日 (木) 22時54分

>ビストロさんの「(記事に対する)評価」

そうですね〜
取材が浅いのは その通りだと思います。
せめてノーコメントでもいいから、本人に取材しては?とは思います。ノーコメントならそう書けばいいわけですから。

ただ、最近の週刊誌の「ワイド特集」というのは

「深くは取材しません。そんな時間と金はありません。
 とりあえず、どこに火があるか煙はあるか。それを探して
 そこから 本当の問題を探っていきます」

ということだと思っていますので、いいんではないでしょうか。
一週間にあんな本数のタイトルを出して、全てに深く取材したら、
金も身も持たないでしょう。

ただ、私が疑問に思ったのは「有名ブロガー」という肩書き?。
例えば「将棋界に詳しい」とかいろんな形容詞が考えられるところ、「有名ブロガー」というのはなんでしょう?と思いました。

一般の人がみたら、寅さんって何者?と、なんだかさっぱりわからないんでは?

 で、連盟は、「ああ、またか」ってな感じでしょうけど、記事をみるのは一般の人で、そのうち何割かは「煙があるということは
なんか不正があるんだろうな」と理解すると思います。

 それは米長さんにとって、やはり「痛くも痒くもない」とは
ならないのでは?


 青葉記者の問題については、まあ、そうだろうなあとは思っていましたが、まさかそれだけの理由で?? 本当に?と驚きです。

 そこまでしますかね〜

 つまり名人戦にせよ、王将戦にせよ 青葉記者が中継するときだけ、携帯中継に別の人をたてる、ということでしょうか。
 はあ〜  ま、好きにしてください、ってな感じでしょうか。
 

Pass

[319]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月13日 (金) 00時58分

ビストロさん

今、録画しておいた勝新太郎・中村玉緒出演の「王将」を眺めながら、傍らにある中村浩「棋神・坂田三吉(1980年・講談社刊)をめくり、時折、web上の「久保-羽生戦」を追い(羽生さんの勝ちは動かないですねぇ)この画面のビストロさんのRESを読む、なんてことをやっています。あ、101手で久保さん投了。

>ただ、最近の週刊誌の「ワイド特集」というのは

>「深くは取材しません。そんな時間と金はありません。
>とりあえず、どこに火があるか煙はあるか。それを探して
>そこから 本当の問題を探っていきます」

勿論そういう面があることを一概に否定するつもりはありません。ただ、この企画を作り、進行した者にも書き手にも「これをどうしてもやりたい。年末年始進行の制約はあっても、この問題を取り上げたい。世に問いたい」という輝きも思いも、私には全く感じられませんでしたね。非常に極端なことを言うならば、ネットのあちこちを適当に拾って、つないで「暇ダネ」いっちょあがりみたいな感じにみえました。私も何人かのメディアライターやアンカーを存じ上げていますが「雑誌というものが対価を支払ってもらう以上、webの情報には(ない)ものは、最低限追い求めます」と誰もが異口同音に口にします。少なくとも新聞社系、新潮、文春レベルであるならば、ですが。

だから「後追い記事」なんてまぁでてこないと思っていますよ。そんな気概が感じられる記事にはみえない。

>「有名ブロガー」というのはなんでしょう?と思いました。

それは「書き手」のみが知るというところでしょうが、と金倶楽部に寅金氏が過去に書かれた「ブログ」でもみたのでは、というところでしょうか。それこそ私にはよくわかりません。

>一般の人がみたら、寅さんって何者?と、なんだかさっぱりわからないんでは?

週刊新潮の読者で「琴線に触れ能動的に他の情報を獲得しようとする読者」がどれだけいるかは何ともいえませんが、まぁ、例えばwebで検索すれば、寅金氏がネット上に発表されたものを見つけることは、そう難しいものではありません。その時点で様々な評価も出てくるのだろうと思います。

>それは米長さんにとって、やはり「痛くも痒くもない」とはならないのでは?

「愉快」ではないと思いますよ。それは。

ただ「煙」かどうか「噂の噂みたいな話」で読み飛ばされる程度のものなのか、信憑性に足る部分は、少なくともあの記事からは具体的なものとしては何も示されていない、その情報が「正しいのか、違っているのか」については何もわからないわけです。
つまり「柱になるものがない」んですね。

だから「色々あるけれど、一丸となって頑張ろう。名人400年祭や女流棋士たちの成長をいい機会として、将棋界を盛り上げて行こう」ということで終わるだろうなぁと思います。

>そこまでしますかね〜

私は全然驚きませんでした。毎日新聞の中継サイトの起用云々にまで、連盟は口出ししているようには今回みえませんから、なるほど、こういうことなのかと思いましたよ。「あなたはあなた、私は私」ということなのでしょう。

>青葉記者が中継するときだけ、携帯中継に別の人をたてる

だと思います。

さて寝る前に少し「暴雪圏」です。私は佐々木譲の直木賞受賞作は評価していませんし「警官の血」も「病」という設定には無理があると思っているのですが、この作品は、今のところ面白いですね。

Pass

[320]
ビストロ (/) - 2012年01月13日 (金) 07時43分

 おはようございます。

 佐々木譲さんの「警官の血」は確かに私もあまりいいとは思いませんでした。  何より読後感がよくない。

 私としては佐々木さんには「ストックホルムの密使」みたいな歴史物や、現在世界にある矛盾を題材に書いてほしいのですが、なかなか難しいようです。

 で、佐々木さんの北海道警シリーズ、特に佐伯が出てくるシリーズは面白いです。  「うたう警官」から始まって、今、5作目?くらいの「密売人」でしたっけ? まで出ています。

 キャラが立っていてテレビドラマの原作みたいな小説ですが、あまりものを考えずに楽しめる作品だと思います。


Pass

[321]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月14日 (土) 09時50分

決して「馬鹿馬鹿しい対局」ではない。

現役を退いた七十近い老人が、戦うのである。感情を持たない【理】だけを相手に脳味噌に汗をかき、最善を目指す。人の名誉を賭けて戦う将棋が、馬鹿馬鹿しいはずがない。

人間が勝てば、人々に何とはない勇気を与えてくれるだろう。NHkも、同時進行のドキュメンタリーを制作している。

私は何度もここに記した。

どうか、人間のチカラを見せて欲しい。

Pass

[322]
香奈ファン (/) - 2012年01月14日 (土) 13時29分

初めて投稿します、香奈ファンです。

>決して「馬鹿馬鹿しい対局」ではない。

全くその通りですね。


「馬鹿馬鹿しい対局」と言っているのは、駒音など一部のアンチ米長派だけでしょう。あの辛口の馬さんだって注目のカードですからね。

私も、この5年かけての5番勝負に注目しています。人間的にはとやかく問題があり、私個人も彼の昔からの女性観などには不快感を感じていますが、今回のイベントはうまくやっているなと感じます。

決着を5年後に延ばすことによって、人間将棋の価値をうまく延命し、かつ、コンピューターに負けるにしてもファンの心理を徐々にソフトランディング風にあきらめの境地に導く、また、うまくすれば人間将棋の偉大さをファンの前に披露出来ると言う、とてもうまいイベントプロデュースだと思います。

Pass

[323]
香奈ファン (/) - 2012年01月14日 (土) 22時09分

ボンクラーズとの対戦終わりましたね。
まずは米長会長にご苦労様でしたと申し上げるべきでしょうね。

以下は私の感想です。JCさんは如何様に感じましたか。

人間側が負けたのは残念ですが、私は人間棋士側にも得る物があったと思います。


それは、今までは、人間は果たしてコンピューターより強いのか、コンピューターに負けたら人間の棋士としての
価値がなくなるのではないかという、人間サイドにのみ揶揄を含んだ問いかけが向けられていたのに対して、

今後は、コンピューターソフト側に対しても、こんな、ファンや視聴者の期待を無視した、千日手でも十分オーケー、相手の陣形が崩れるまで、ずーっと手待ちでもオーケーという、全く面白くない将棋しかさせないソフトとの対戦に何の意味があるのか、という問いかけが出てくるのではないか、と思われるからです。



例えば今日の対戦では、米長側が負けないために、4二金、3二金や、8三王、7二王を繰り返して手待ちをしたらどうなっていたでしょう。
1戦目千日手、2戦目も千日手などの展開に持ち込んでいたらどうなっていたでしょうか。
当然棋士側が、それでもプロか、金をとってやるイベントかと非難されるでしょうが、その場合責任は両者にあるわけで、人間側だけが責められるのは本来おかしいことです。


相撲なら無気力試合、柔道なら「指導」の対象になり、両者がブーイングの対象になるでしょうね。




お金を払って見る価値のある将棋とは、先日の王将戦での佐藤挑戦者の「5七王」とかのワクワクするような面白い将棋であると思うんですね。




もし棋士側がコンピューターには負けるわけにはいかないと、魅せる将棋を指す棋士としてのプライドを完全に捨て、負けないことのみを最優先し、コンピューター側に対して一方的に不利にならないように、相手の差し手に合わせて何回でも千日手を繰り返し、何回でもさし直し局を続けていたらどうでしょうか。
将棋ファンは人間対ソフトとの対戦に誰も興味を持たなくなり、そういう指し方だけを研究してきた棋士は廃人棋士になり、
ソフト側も棋士側にお金を払うだけで何の回収も出来ず、両者とも得る物がなくなってしまうのではないかと思われます。


そういう危機感が現在、人間側にはあるが、ソフト側には無く、
将棋を面白く見せるという工夫無しに、ワンパターンの序中盤、じれた相手の終盤のスキを見つけてからの、半導体の進歩にだけ頼った高速の「読み」だけでは、何のためのソフトなのという疑問が出てきているのではないでしょうか。



今のような偏った陣形、ワンパターンの序中盤の差し方しか出来ないソフトでは、将棋の面白さは見せられず、
せいぜい、人間の棋士同士の対戦時の、中盤以降の差し手を予想するなどという用途にしか使えないのではないでしょうか。



今回はコンピューター側の勝利というより、多くの将棋ファンがソフトへの幻滅を感じたということで、両者痛みわけかもしれませんね。


もし、予定のとおり今後も続けるなら、千日手指し直しは1回までで、再度千日手ならノーサイドゲーム(引き分けで終了)とし、
人間棋士側は複数でのぞみ、棋士個人としてのプライドをかけて望まなくても良いようにする(その場限りの勝負にのみ徹する)、などの新ルールが必要かも知れません。

ただいずれにせよ、ソフトの序中盤の戦法が今回のようなら、両者の対戦に期待する人は激減するわけで、不毛の戦いになりそうで、今まで受けて立たないのは卑怯だとでも言うように一方的に揶揄されてきた棋士側にとって、こんな泥仕合ならやらなくても良いという見解も出てきそうな雰囲気になってきたのは、今回の成果でしょうか。



Pass

[324]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月14日 (土) 22時54分



香奈ファンさん

私の記憶違いであれば、御容赦いただきたいのですが,HNに記憶がありまして、確か「web駒音」で「盤側の談話室」での発言を紹介いただき、違う意見の存在というものをお示しいただけたのではなかったかな、と思っています。いずれにしましても、このサイトでは初めてですね。どうぞ、よろしくお願い致します。

結果はご承知のとおりですが、私もさきほど「盤」にざっと棋譜を再現してみました。ヘボな私の実戦にはこういう将棋の経験は全くありませんので、よくわからないところはあるものの、序盤は後手の言い分が通っているという感じはしましたね。

ただ「激指10」にこの棋譜をそのまま入力し「形勢判断」をみたところ、ついに一度も後手有利の判断は下されませんでした。
91▲7七桂以降は、差は広がるばかりという解析です。正直驚きました。

私は「一貫して人間を応援する」というスタンスですが、終局後の記者会見で、開発陣の方が「感無量」だったのでしょう。声が震えるシーンがありました。CPUも初めての対局(確か中原名人との駒落対局だったという記憶があります)では「一人千日手」どころか、突然駒がワープする、枚数を超えた駒が突如出現するという時代からのスタートでした。以来、開発陣のみなさんの苦労は並大抵のものではなかったと思います。そのCPUが初めて男性の棋士に勝ったのです。私は「人間」を応援していましたが、この会見のシーンには貰い泣きしそうになりました。それが素晴らしい進化であるということは疑う余地がありません。深甚なる敬意を表したいと思います。高いハードルをまたひとつ、クリアしたのですから。

次年度のルール変更については、おそらく米長さん自身、もし自分が敗れれば「織り込み済みの計画」だったと思います。その場で発表したから唐突にみえたというだけで、事前に想定事案として計画されていたのだろうと考えています。心憎い演出だと思いますね。この変更、一ファンとしては歓迎しています。

会見での米長永世棋聖、本人にしかわからない「悔しさ」があったのでしょう。渡辺竜王が対局前に「持ち時間3時間ですから、ちょっと言い訳はきかない」と話していましたが、その将棋を米長さんは負けた。きつかったと思います。

いずれにしてもこの勝負、更に新たなステージが登場します。私は注目しますし、何度でも何度でも、人間を応援します。

「駒音」のみなさんの発言については、とりたてて感想めいたものはありません。私は早々に退散しましたが、それでも当時は、米長批判に「なるほど、面白い視点があるなぁ」と、気がつかされることは、まだあったようには思いますが。

Pass

[326]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月15日 (日) 12時06分

ボンクラーズ対局後米長永世棋聖記者会見を読む。読売新聞から△6二玉を奇策と称されたことに、米長会長は不快感を隠そうとしない。

二手目「△6二玉ふたたび」であった。私は△9四歩を予想していたので、この点については外したことになる。

例えば人間同士の平手対局で、下位者が上位者に(まぁ上位者が先手番ということはあまりないけれども)こういう手を指せば、必ずここで指導が入る。或いは雷が落ちる。後手△6二玉という二手目の将棋など、普通はみる機会がない。そういう棋譜に「違和感」を感じるのは、ある意味当然のことでもある。

私自身は、例えば永世棋聖の矢倉をみたかった。或いは「米長玉」の囲いをみたかった。偽らざる私の印象である。途中まで「飛車落対局」をみているような、そんな気がした。

米長永世棋聖なりに、研究に研究を重ねた結果、これならば「勝てる」「いい勝負になる」という確信があったからこその△6二玉である。つまり永世棋聖は当然のことながら「勝ちに行く戦略として、ボンクラーズへの戦略として」この手を選んだ。いわば「ボンクラーズに限定した作戦」ということになる。故にこの一手について、それを罵るようなつもりはない。おそらく今、人間で「ボンクラーズ」を最も熟知しているのは米長さんだろう。

記者会見で米長永世棋聖は「(△6二玉ではなく)私が弱かったということ」だと、敗因を述べている。負けた原因など、その全てが「私が弱かったから」に収斂されるようなものだが、このときの映像を眺めていて、やはり私は辛かった。

「CPUに指し手を読ませない手」としての△6二玉、なるほど考えてみればこれこそ「泥沼流」そのものであったのかもしれない。
そういう意味では「ボンクラーズ相手に、徹底的に勝ちにいくことを目指した」ということでもある。遮二無二というか、何が何でもというか。

これは「たられば」になってしまうのだが、もし人間が「先手番」であったなら、初手▲6二玉だったのか、それとも▲7六歩や▲2六歩、或いは他の指し手であったのか、会見場にいたならば私はそんなことを聞いてみたかった。

確か「クローズアップ現代」だったと記憶しているが、この棋戦のインサイドドキュメントが、今後放送されるはずである。ぜひ注目してみたい。人間の努力、開発陣の努力を映像はどう伝えるのだろうかということに、私自身、強い関心を有している。

以前にも書いたことがある。羽生十九世名人は「CPUと将棋を指さない理由について」【性格が悪くなりそうだから】と語ったことがあった。今回の一局を拝見して、私は何とはなく、羽生前名人が語ったこの一言が、何とはなく身に染みる。「なるほどなぁ」と思うのである。

寝起き直前だったのだろう。不思議な夢をみた。「米長永世棋聖とCPUの対局で、中井広恵女流六段が、まるで自分の対局であるかのように力を入れて解説しているのだ」こういうシーン、残念だが現実的にはありえない。対局終了後、どちらが勝ったのかがわからないというのが夢の夢たる所以でもあるのだが、盤上に中井さんの手が動く。米長永世棋聖が笑いながらそれをみている。そこで目が覚めた。

私は中原誠十七世名人のファンである。
しかし、盤上で米長永世棋聖が盤を前に考えている姿をPCで眺めながら「ああ、美しいなぁ」と思ってしまった。これは理屈抜きの話である。

将棋を愛する子供たちは、あの姿をみて何を感じるのだろう。好きであればあるほど憧れる。そう、大人の論理とは少しばかり別のところで。それは決して悪いことでも馬鹿馬鹿しいことでも無駄でもない。勝負には「勝ちと負けがあり」敗者は全てを背負うのだということが、子供たちには、よりわかるのではないだろうか。

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[327]
香奈ファン (/) - 2012年01月15日 (日) 21時42分

ご記憶頂いていた香奈ファンです。どーもー。

この将棋ソフトと人間の対局に関しては、もう少し触れて見たいと思いますが、もう少し考えをまとめて、2-3日してから述べたいと思います。

今日の女流名人戦は、香奈ちゃん残念でした。どうも、ここ2戦の連敗は、立場が今日では逆転して、彼女の方が上位者で、守る立場のために切れが悪く、清水さんの方が挑戦者(下位者)として集中力に勝っていたように思えるのですが。

まあ、私は香奈ファンですが、清水ファンでもあり、女流としては抜群の安定度を誇り、対局姿勢が美しい清水さんのタイトル復帰も見て見たい気がするので、まあ良しとするかと、自分を納得させています。

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[328]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月16日 (月) 00時07分

香奈ファンさん
>>2012年01月14日 (土) 22時09分へのresです。

---------------------------------------
例えば今日の対戦では、米長側が負けないために、4二金、3二金や、8三王、7二王を繰り返して手待ちをしたらどうなっていたでしょう。
1戦目千日手、2戦目も千日手などの展開に持ち込んでいたらどうなっていたでしょうか。
---------------------------------------

この「手待ち」の問題については、解説の渡辺竜王も何度か指摘をされていましたね。人間同士の対局で、やむをえず千日手となる場合は当然ありますが、CPUとの場合「人間側(プロ側)が打開しななければ駄目じゃん」(笑)みたいな雰囲気があります。おそらくCPUには「打開云々」とは、まぁ考えないでしょうから。

---------------------------------------
当然棋士側が、それでもプロか、金をとってやるイベントかと非難されるでしょうが、その場合責任は両者にあるわけで、人間側だけが責められるのは本来おかしいことです。
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ご指摘のとおりですね。

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お金を払って見る価値のある将棋とは、先日の王将戦での佐藤挑戦者の「5七王」とかのワクワクするような面白い将棋であると思うんですね。
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解説、検討陣含めて「5七玉」のような「顔面受け」は「怖い」わけです。私もみていて怖かった。ある意味対局者だからこそ指せた手でもあります。確かに面白い将棋でした。

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将棋ファンは人間対ソフトとの対戦に誰も興味を持たなくなり、そういう指し方だけを研究してきた棋士は廃人棋士になり、
ソフト側も棋士側にお金を払うだけで何の回収も出来ず、両者とも得る物がなくなってしまうのではないかと思われます。
---------------------------------------

CPUと人間の対局が、プロ棋士の実戦研究に役立つかということになると、私は難解な局面の読みの参考、或いは詰みがあるかどうかという確認以上には、寄与できる面は今のところ、あまりないのかもしれません。ただ「CPUと人間の対局」どちらが勝つのかという点については、もうしばらく興味は続くのだろうという印象が私にはあります。次回の対局で、例えば人間側の得意とする戦法で挑む棋士がどの程度みられるのか、それとも「CPU固有の思考プログラム」を外す戦法が最有力なのか。このあたりをみてみたいですね。

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ただいずれにせよ、ソフトの序中盤の戦法が今回のようなら、両者の対戦に期待する人は激減するわけで、不毛の戦いになりそうで、今まで受けて立たないのは卑怯だとでも言うように一方的に揶揄されてきた棋士側にとって、こんな泥仕合ならやらなくても良いという見解も出てきそうな雰囲気になってきたのは、今回の成果でしょうか。
---------------------------------------

記者会見で、谷川十七世名人が「勝負勘」の問題に触れていましたが、少なくとも序盤から中盤の入口あたりまでは、人間側が悪いという局面ではありませんでした。私は本当に升田九段の上手飛車落みたいな感じでこの将棋を眺めていたのですが、いずれにしても、人間側が一度、勝利を挙げて欲しいということを願っています。その上で、色々と考えなければいけない「課題」はあるのかもしれませんね。

Pass

[330]
JC IMPACTU (/) - 2012年01月16日 (月) 20時37分

盤側の談話室の「コンピューター将棋総合(2)」のスレッドNo.9554・9558に「馬って得意なのよね」氏と「とんぐり」氏が「米長邦雄永世棋聖VS CPU」について感想を述べられている。この二人の見解に、私は殆ど異論がない。

馬さん(私は当該サイトでは「馬って得意なのよね」氏を、ある種の親しみを込めて、そう呼んでいる)の発言。

------------------------------------------
そもそも米長に惨敗の責任を問うんやったら、米長みたいな引退済みのジジイに対コンピュータの相手をやらせた現役棋士の連中こそ非難されるべきやとワシは思う。「会長、ワシが相手しまっさかい、会長は会長らしゅう見守っててくれや、そん代わりタップリ対局料もらいまっせ」ちゅうんが何人も居ってしかるべきや。
プロの勝負師の団体なんやさかいな。
------------------------------------------

例えばこういう発想は、私にはなかった。しかし、言われてみるとそのとおりである。少なくとも「負けた責任を問う」などと言いだすと、これはもう「その筋の抗争」めいた話であり「喧嘩腰」である。そんなことは誰も願ってはいないし(まぁ「駒音」にはそういう方々がいらっしゃるようだが、私はそういう方々を(将棋ファンというのかどうか)実は疑問を感じてもいる。これは米長会長に対する批判や私怨の感情とは全く別のことだと考えるからだ)例えば、今「盤側の談話室」の常連投稿者で、米長永世棋聖・会長を無批判に礼賛する方など、おそらくは誰もいない。私はそう思っている。

終了後の記者会見で渡辺竜王は「(今やれと言われても厭だが)下の者が負け続けて、その結果というなら、やらなきゃ仕方ないでしょうね」という趣旨のことを述べた。少なくともこの発言で「渡辺竜王」は「対戦を必ずしも忌避しない」ということがよくわかった。さすが竜王である。こういう時に「うだうだ言わない」というのも、一流のプロには求められるのだろう。

とんぐりさんのいう

------------------------------------------
A級やタイトルホルダーが参加すれば、これが最初で最後の人間対コンピューターの公式団体対抗戦となるかも知れません。(中略)
なお、人間対コンピューターの対局に限り「千日手は引き分け」とするのが妥当であると思います。
------------------------------------------

というのも、考えさせられる点ではあります。また、とんぐりさんが同サイトで紹介されました電王戦観戦記 ほかではあまり語られない舞台裏も、興味深い内容でした。

私は今回盤側の談話室の発言を、おそらくは初めて具体的にここに引用しましたが、実際に鋭い視点からのコメントでもありましたし、こういう「やりとり」と「情報共有」ができるサイトは、優れていると考えるからです。それを何故、盤側ではなくここに記したかといえば、サイト内の内輪褒めみたいなものは、どうも気恥ずかしいし、私ごときのコメントがサイト内で「邪魔になるのも申し訳ない」ということです。ただ、盤側の一住人というよりも、「言葉の対局室」のお世話係という立場で、このふたつのコメントを紹介したかったんですね。どうしてもということです。

記者会見の映像を示しておきましょう。



この映像の16分00秒あたりからが質疑応答です。△6二玉奇策について「あなたの物の考え方ではわからないと思います」と永世棋聖は述べています。私はこの映像をみて、それは確かに「強い言葉」ではありますが、前後、周囲の雰囲気含めて、このやりとりに米長棋聖の「品位」を問うという感覚は全くわかりません。ごくごく普通の、範疇内のものです。見苦しさなど微塵も感じませんでした。実際の映像で、ご確認いただければと思います。

Pass

[332]
ビストロ (/) - 2012年01月17日 (火) 22時14分

 う〜ん 米長ーボンクラーズ 感想続き

 私の国語力なんて JCさんの数学力ほどもないんでうまく言えないんですが。。。

 棋士の生き様を批判するのはいい
 会長のやりかたを批判するのもいい
 棋譜についてあれこれ言うのもいい

 でも 棋士が人間が 将棋盤に全力で向かって棋譜をつむぐことだけはじゃましてはいけないし尊重しなくてはいけないと
私は思います。 

 その辺 寅さんの立ち位置はしっかりしているなあと思いました。(でも あからの 時には 寅さんにいじめられたけど)


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[333] ちょっとほろ酔い
ビストロ (/) - 2012年01月17日 (火) 22時25分

しかし 寅さんと馬さん 書いている内容を見ると
二人ともほとんど同じ思想とだと思うのですが
なんであんなに仲が悪いんでしょう。

ま、思想の方向と人間の相性は関係ないか。。


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[0] 最大レス件数を超えました
システムメッセージ (/) - 2025年01月31日 (金) 12時11分

最大レス件数「35」を超えましたので、これよりレスは出来ません。

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