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[69] 中原誠十六世名人のアドバイス
JC IMPACTU (/) - 2011年07月04日 (月) 00時00分

週刊新潮7月7日号に興味深い記事をみつけた。

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第三局も森内九段の快勝で、羽生名人の意外な3連敗。内容もよくない。
羽生さんと親しい英文学者の柳瀬尚樹氏も心配して、「羽生さんはどうしたんでしょうか」といわれる。私は「指し方がやや単調ですね。いつもはもっとゆったりした感じですが」と、そんなことしかいえなかった。
その二日後、朝早く目ざめたとき羽生さんの不調の因を考えてみた。第三局を中心に頭の中で今シリーズの棋譜を並べるが、指し方が不自然だなと感じた。
そのうち、テレビの中継で羽生さんがメガネをはずして考えている姿を思い出した。二度あり、初めて見たときは珍しいなと思っただけだったが.....。
「アッ」と思った。もしかして、メガネが合わないんじゃないかと。
羽生さんはおそらく近視と乱視のはず。これに40歳ごろから老眼が入るとやっかいなことになる。私も経験があるので気づいた。
挑戦者・米長邦雄九段(当時)との第45期名人戦第二局でのこと。
二日目の夜になってハプニングがあった。米長さんが鼻血を出したのである。次の間のソファーでしばらく休んでいるが、対局は中断されない。
局面は終盤で、私の方が少し苦しい。余裕があれば戻ってくるまで待つのだが、こちらも残り時間が切迫してきた。
このあと実戦には現れないが、私の方にちょっとした錯覚があった。
結果は私の負け。連敗のスタートになって考え込んだが、なかなか原因がわからなかった。悩んでいるうちに、そういえば終盤で考えているとき、読みの中で飛車の横利きをまちがえる錯覚をしたことを思い出した。
プロが飛車の横利きをミスするなど、ありえないことである。「目がおかしい」とようやく気がついた。
このようになかなか気づきにくいものだ。もっとも駒は見えているし、盤面は頭で考えると思っているせいでもある。
メガネを替えてから4連勝し、防衛した。盤面がハッキリ見えるのとボンヤリ見えるのでは、脳への伝達が違い、思考に関わるという。また、無理に見ようとすると脳が疲れやすくなる。
柳瀬先生から羽生さんへひとつのヒントになればと連絡してもらった。羽生さんからもお礼のファックスをもらった。何かピンとくるものがあったのかもしれない。
そういうわけで、ひょんなことから今期の名人戦とかかわりを持つようになった。しかし、全くの見当ちがいということもあるので、第四局は私も責任を感じていた。
羽生さんは新しいメガネで、みちがえるような内容で快勝した。
(後略)

(「週刊新潮7月7日号「名人戦七番勝負秘話」中原誠より引用)
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心温まる記事である。本記事は他にも最終局の十六世名人講評など三頁に渡って記されている。ぜひ書店で手にとってみていただきたい。3連敗4連勝は実現しなかったが、新しいメガネの羽生前名人の快進撃、しばらく続くのかもしれない。

このアドバイスを中原十六世名人は本人ではなく柳瀬氏を通じて伝えている。こういうところがいかにも超一流棋士の振舞のように感じられて私は嬉しかった。別に中原十六世が羽生前名人に直接伝えても、そのために連絡してもおかしなことではないのだけれど、それはおそらく「助言」に近いものとなる。中原十六世名人は、そう考えられたのではないだろうか。だから第三者を介したのではないか。私には、そんな気がしてならない。

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