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「言葉の対局室・別館」リレー将棋対局室

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[1640] ポカ・妙手選(別館) -3- ※ログ終了※
まるしお (/) - 2014年01月13日 (月) 06時13分

 詰将棋・次の一手などを一緒に楽しみましょう。

 お陰様で当別館で再開以来 voi.3 となりました。
 引き続きご愛顧をお願いします。

Pass

[1641] 出題中
まるしお (/) - 2014年01月13日 (月) 06時18分

 現在出題中の作品です。(前スレッドから継続)

 ポン太さん、毎回ありがとうございます。
 本作、おそらく正解でしょう。
 良き年でありますように。

 さっちんさん、▲初手▽2手目(変化して逃げる)としたときの次の詰め方も良い味ではありませんか?

―――――――――――――――――――――――――――――――――
武田 昇 作 7手詰(「詰将棋パラダイス」1955年4月号)

Pass

[1645] ますます不可解に・・
さっちん (/) - 2014年01月13日 (月) 09時11分

あれ?
さっちんはとんでもない勘違いをしてるのかにゃ?

逃げると▲3五角で早詰みじゃない?

そもそも初手が間違ってるのかな

Pass

[1649]
まるしお (/) - 2014年01月13日 (月) 10時11分

>逃げると▲3五角で早詰みじゃない?


 ご明察。
 この▲3五角もいい手ですね。

Pass

[1651] あはっ。。。
さっちん (/) - 2014年01月13日 (月) 10時41分

やっぱ 勘違いしてました。

正解手でないから 早詰みでよかったのだ。

もう 年々おつむの回転が・・・

はあ 今年も思いやられるにゃ

Pass

[1676]
大長考 (/) - 2014年01月14日 (火) 13時53分

まるしおさん、いつもありがとうございます。

角の打ち換え、見事です。

Pass

[1684] 見事見事
まるしお (/) - 2014年01月14日 (火) 19時12分

 大長考さん、本当にこのうち換えは見事ですね。

 発表されてから五十九年にもなるんですが、いまだに鮮烈。

Pass

[1742] 武田 昇 作 7手詰(解説-1)
まるしお (/) - 2014年01月17日 (金) 20時34分

 まず最初の4手を一気に進めてみます。

 ▲1一角成▽同玉▲3三角▽1二玉(下図右)

 初手、いきなり角をバサッと捨てたかと思うと、また再び3三へ打つ。
 ここまでの図と初形(下図左)とを比べてみて下さい。

 5五にいた角が3三に移動しています。
 不思議な感じですが、これが即ち角の「打ち換え」と呼ばれるもの。

 何故こんな奇妙なことをする必要があるのか。
 それはこの後(五手目)に用意した手を可能にするためなのです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
武田 昇 作 7手詰(「詰将棋パラダイス」1955年4月号)
左が初形(角の位置は5五)
右が4手進んだ局面(角の位置は3三)

Pass

[1745] 武田 昇 作 7手詰(解説-2)
まるしお (/) - 2014年01月17日 (金) 20時39分

 ▲1一角成▽同玉▲3三角▽1二玉と進めてからの5手目は、

 ▲2一銀不成(下図左)

 これに対して▽同玉と応じ▲2二金までの7手詰が本手順。
 しかしもし初形でいきなり▲2一銀不成とすると、玉はこれを取らずに上部へ逃げてしまう。
 角が5五のままでは駄目なんです。

 つまり最初の角の打ち換えの意味は、▲2一銀不成に対して玉が上へ逃げてきたときの対策。
 角が3三へ据えてあればたとえ逃げても▲2四金打まで。

 これか本作のカラクリです。

 【詰手順】▲1一角成▽同玉▲3三角▽1二玉▲2一銀不成▽同玉▲2二金まで7手詰


 しかしなんとも鮮やかです。
 盤面わずか5枚でこんなに見事に角の打ち換えが表現できるなんて、奇跡の発見という感じ。
 解答者に鮮烈な印象を与える秀作だと思います。

 なお、初手▲1一角成に対して▽1三玉と逃げる手には、▲3五角(下図右)という好手があり5手で詰んでしまいます。
 これがまた味のいい変化。
 何から何まで上手くできているものですね。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
武田 昇 作 7手詰(「詰将棋パラダイス」1955年4月号)
左は5手目▲2一銀不成。
右は初手▲1一角成に対して▽1三玉と逃げたときの▲3五角。

Pass

[1778] 見事な空間表現を味わって下さい
まるしお (/) - 2014年01月19日 (日) 19時06分

 「おや、この手順、どこかで見た気がするんだが」と思う方がいるかもしれません。
 どうもこの作品が最初のオリジナルらしい。

 空間表現が見事な逸品です。

 (※ 変化同手数の5手順がありますが、これは仕方がないところ。それも正解です)

 PC上で駒を動かして解きたい方はこちらから(「ここから駒を並べる」をクリック)ただし、環境によって動作しない場合があるようです

―――――――――――――――――――――――――――――――――
山本民雄 作 5手詰(「詰将棋パラダイス」1968年4月号)

Pass

[1779]
大長考 (/) - 2014年01月20日 (月) 11時32分

1手目が難しかった。

半日考えました。

5手詰みでも奥が深い…。

Pass

[1782]
大長考 (/) - 2014年01月21日 (火) 13時49分

空中に逃げ出した小鳥が、カスミ網に引っかかったような詰上がりです。

普通は考えもしない筋ですよね。実戦ではとても指せません。

いつも素晴らしい詰将棋を紹介していただき、感謝しています。

Pass

[1785] 古っ
さっちん (/) - 2014年01月21日 (火) 20時01分

詰めパラからの出題が続いていますが、

前の問題は1955年の4月号掲載とか。

ずいぶん歴史があるなあ いったいいつの創刊じゃ?

気になったので 調べたら1950年らしい。

おいらの生まれる前じゃった。


Pass

[1793] 皆さん、毎度どうも。
まるしお (/) - 2014年01月22日 (水) 06時12分

 台帳公算(「大長考さん」の誤変換!)、毎度どうも。

>空中に逃げ出した小鳥が、カスミ網に引っかかったような詰上がり

 なるほど。あえて逃げ出させて捕まえる。そこが醍醐味ですね。


 さっちんさん、「詰パラ」の歴史は相当古いです。鶴田諸兄さんの創った雑誌ですが、「紳棋会報」(1946年〜)という前身があり、そこから数えれば戦後と共に歩んできた雑誌ですね。

Pass

[1831] ヒントいっぱい。
まるしお (/) - 2014年01月24日 (金) 06時14分

 さてそろそろ解説の日が近付いてきました。
 五手にしてはちょっと難しいかもしれませんね。
 そこでヒント。

 ・初手は意外な手。(心理的抵抗感が大)
 ・三手目で一気に解決。(これで捕まっているから不思議)
 ・金はとどめ。(五手目に使う)

 そして、「あえて逃げ出させて捕まえる。そこが醍醐味」というのが最大のポイント。

 もう一度考えてみて下さい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
山本民雄 作 5手詰(「詰将棋パラダイス」1968年4月号)

Pass

[1834] ヒントがなければわからない
ポン太 (/) - 2014年01月24日 (金) 09時56分

 いろいろ忙しくて、ゆっくり考えれなかったのですが、なんとかこのヒントのおかげで、わかったような気がします。
 まあ、何事もこの問題のようにスッキリ、さわやかに解決すればよいのですが、現実はうまくいきませんね。

Pass

[1843] スカッと解決したいなあ
まるしお (/) - 2014年01月24日 (金) 19時12分

 ポン太さん、毎度御苦労様。

 事情やら仕事やら、悩み多きあれこれが本作のようにスカッと解決すると爽快なんですがね。

 それにしても本作、少ない駒数で良くできています。

Pass

[1864] 山本民雄 作 5手詰(解説@)
まるしお (/) - 2014年01月25日 (土) 20時06分

 まず初手、実戦ならば▲8五金のような手を考えるが、当然ながらうまくいかない。
 飛車筋を開放したいので▲8三銀成や▲8五銀も詰将棋的ではあるが、駒が足りない。
 ▲7三飛成でどうか。以下、▽7五玉に▲6五銀。しかし▽7三馬と飛車を抜かれてアウト。

 というように、この図、初手がなかなか見えないのである。

 正解は ▲7三銀不成(下図右)。

 「え、7五に逃げられて大丈夫なの?」と誰もが不安に思うだろう。
 ところが、空中に逃げた鳥を次の一手で実は捕獲しているのだ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
山本民雄 作 5手詰(「詰将棋パラダイス」1968年4月号)
左が初形。右が初手、意表の▲7三銀不成。

Pass

[1888] 山本民雄 作 5手詰(解説A)
まるしお (/) - 2014年01月26日 (日) 17時07分

 ▲7三銀不成▽7五玉の後の三手目は、

 ▲6四銀不成(下図左)。

 逃げられたかと思ったら、あら、不思議。
 ▲6四銀不成で鳥は網の中へ。
 取れば▲5四金、▽6六玉は▲6七金、▽8六玉は▲8七金、▽8四玉なら▲7三飛成まで。
 どう応じても一手で詰みとは予想外。

 見事に空中捕獲が決まりました。

 【詰手順】▲7三銀不成▽7五玉▲6四銀不成▽同玉▲5四金まで5手詰

 心理の盲点を突いた見事な構図。作る側の視点で言えば、盤面五枚でこれを表現されてはグウの音も出ないというところです。

 (なお、二手目に▽8三玉と逃げた場合は▲8二銀成以下5手駒余らず。いわゆる変化同手数ですが、これは仕方のないところ。この手順でも正解です)

―――――――――――――――――――――――――――――――――
山本民雄 作 5手詰(「詰将棋パラダイス」1968年4月号)
左が三手目▲6四銀不成。右が詰め上がり。

Pass

[1898] 類似三作の比較
まるしお (/) - 2014年01月27日 (月) 18時50分

 さて、私は以前「駒音」の妙手選に下図(左)を出題しました。
 最近、女流王座戦中継ブログでも紹介されています。

 女流王座戦中継ブログより「青野九段作の詰将棋」(2013.11.3)

 作者は青野照市プロ。先崎八段に、「これは難しい。5分で解けたら五段です」と言わしめた図。
 なんと、山本民雄さんの作品と同一手順です。

 はてさて、どっちが先か?
 ということはさておいて、超短編作ではこういう衝突は起こり得る。
 けれども構図の簡素さでは山本作品が秀逸だと思います。

 さらにもう一つ。
 『内藤詰将棋200題』の第四十番に次の9手詰があるとのこと。(下図右)

 初形から▲3六角▽2四玉と進め、以下「▲3三銀不成▽3五玉▲4四銀不成」が同一手順。この後本作では▽2四玉と逃げ、▲3四飛成▽同玉▲3五金までの9手詰。

 どうでしょうか。この三作。
 貴方のお好みはどれ?

―――――――――――――――――――――――――――――――――
左 青野照市作(5手)(『古典詰将棋』光文社 1993年)
右 内藤国雄作(9手)(『内藤詰将棋200題』金園社 1966年)

Pass

[1902]
さっちん (/) - 2014年01月27日 (月) 23時51分

なるほど、なるほど 3題とも骨格は同じか

それにしても それに気がついたことのほうが凄い!

流石じゃのぉ

変化は内藤作が一番多いかにゃ?

Pass

[1913]
大長考 (/) - 2014年01月28日 (火) 10時24分

簡潔さという面では、山本民雄作が一番ですね。

空中詰めの基本形といえるでしょう。

それにしても、まるしおさん、本当に詳しいですね。

詰将棋の楽しさを教えていただき、感謝しています。

Pass

[1937] 早解き合戦
まるしお (/) - 2014年01月29日 (水) 19時45分

 早解き競争といきましょう。
 何分かかったか報告して下さい。

 私、恥ずかしながら十分くらいかかってしまった。
 あの手が見えなかった。

 今回は手数をあえて伏せましょう。
 短いです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
山田康平 作 「詰将棋パラダイス」掲載

Pass

[1938] 嬉し恥ずかし6分です
山崎知之 (/) - 2014年01月29日 (水) 20時10分

まるしおさんより早く!6分で解けました。


2つのうち1つの区切りがついて後処理中・・・(意味不明でご免なさい)
少し時間とこころに余裕が出来たので久しぶりに寄せていただきました。

Pass

[1939]
さっちん (/) - 2014年01月29日 (水) 20時13分

ふふふふ 2分

 手が狭いからにゃ

まるしおさんは成る手が見えなかったの?

Pass

[1946] 10分か無間地獄
ポン太 (/) - 2014年01月30日 (木) 00時42分

 うーむ、私の考える手順が正しければ、さっちんさんのヒントのおかげですが、なんとか10分位ですが、間違っていたら無間地獄です。

Pass

[1950] さあさあ、解いて下さいな。
まるしお (/) - 2014年01月30日 (木) 06時12分

 おはようございます。

 皆んな十分以内ですか。早いですねえ。
 誰か私より時間を要したという人はいないのか!

 私は三手目が見えなかった。
 なぜかというと五手目もうっかりしたから。

 お粗末でした。

Pass

[1953]
大長考 (/) - 2014年01月30日 (木) 09時22分

正確に測ったわけではないのですが、やはり6分位ですか。

特別、妙手というのが見当たらないのですが…。

今までの作品群が、強烈な衝撃を与えてくれたためでしょうか?

もしかしたら読み落としがあるのでしょうか?

Pass

[1976] 早解き競争の結果です
まるしお (/) - 2014年01月31日 (金) 20時11分

 正解は、▲2一角▽同龍▲2二金▽1三玉▲2三香成まで5手詰。

 初手、いきなり▲2二金は▽1三玉と上がられて、玉方3二龍が2三地点に効いているので詰まない。
 ▲2一角▽同龍と敵龍を移動させてからの▲2二金で解決。

 初手▲2三角も筋だが、▽1三玉▲1四角成▽1二玉。詰みそうで詰まない。

 私は▲2一角は第一感で直ぐに見えたが、三手目の▲2二金に抵抗感があり、なかなか打てなかった。
 なぜかというと、▽1三玉と上がられたときの▲2三香成が、なんとなんと、浮かばなかったのだ!

 あーあ、暗算だとこんなこともあるのかなあ。


 それでは早解き競争の結果です。

 ・一位(2分)さっちん
 ・二位(6分)山崎知之
 ・二位(6分)大長考
 ・四位(10分)ポン太
 ・四位(10分)まるしお


 首位のさっちんさんには賞金百万円をお贈りします。
 (遠慮せずにお受け取り下さい。最近一億円のボロ儲けをしましたのでね)

―――――――――――――――――――――――――――――――――
山田康平 作 「詰将棋パラダイス」掲載
左が初形。
右が三手目▲2二金。私はこれが盲点に。おまけに、以下▽1三玉とされたときの▲2三香成も見えてなかったとは!

Pass

[1978]
さっちん (/) - 2014年01月31日 (金) 20時32分

Bravo!!

へへへ 実を言うと 所要時間20秒ほど

いわゆる一目

がっ 余詰めの検討に少々

まあ 初手がそれしかないからね〜^



Pass

[2003] 歴史的7手詰
まるしお (/) - 2014年02月01日 (土) 21時13分

 傑作です。
 7手詰ではじめて看寿賞を受賞した作品。

 さあさあ、この歴史的作品をぜひぜひ味わってみて下さい。

 PC上で駒を動かして解きたい方はこちらから(「ここから駒を並べる」をクリック)ただし、環境によって動作しない場合があるようです

―――――――――――――――――――――――――――――――――
小泉 潔 作(7手詰) 「詰将棋パラダイス」1981年5月号掲載
1981年度看寿賞短編賞受賞作

Pass

[2006]
さっちん (/) - 2014年02月01日 (土) 23時24分

手が広いにゃあ

 これは一目ではなんともならん

3日ほどお時間頂きたい

Pass

[2011]
さっちん (/) - 2014年02月02日 (日) 10時10分

やっと 詰んだぜ 手を焼いたにゃ

ったく 珈琲が冷めちまった

一番最初に捨てた手が正解だったとは・・

しかし 手駒がたくさんあるのに まだ駒を欲しがるとはねぇ




Pass

[2033] 詰パラ解答者が大絶賛
まるしお (/) - 2014年02月02日 (日) 20時20分

 この作品は発表時に解答者から大絶賛されました。
 詰パラの評価は解答者がABCを付けるというもの。
 Aは3点、Bは2点、Cは1点。合計して平均点を出す。

 本作、なんと「2.81」の高得点を出し、当時の高得点記録を作ったのです。

 「完にして璧 !! A」
 「普通の感覚じゃない。A」
 「不詰、誤植かと思った。A」
 「解図後、思わす巧妙! と言いたくなる。A」
 「無理のない形で高度な狙いを実現させた傑作。A」
 「ニクイ程良く出来ている。A」

 このように解答者から称賛の嵐。
 看寿賞短編賞の手数範囲は17手まで。普通だったら長手数の作品が選ばれるのですが、それらを押しのけ、見事短編賞を手中にしました。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
小泉 潔 作(7手詰) 「詰将棋パラダイス」1981年5月号掲載
1981年度看寿賞短編賞受賞作

Pass

[2034]
さっちん (/) - 2014年02月02日 (日) 20時40分

抜けがありました〜^

はあ〜また一から読み直し

はあ〜疲れた〜^やっぱ3日はかかりそう

Pass

[2035]
さっちん (/) - 2014年02月02日 (日) 21時03分

へへへやりました〜^

今度は間違いなし 最後は華麗な跳躍ですにゃ

最初から7八歩が気にはなっていたのよ


Pass

[2043] おめでとうございます
まるしお (/) - 2014年02月03日 (月) 05時54分

 さっちんさん、正解を発見されたようですね。

 時間をかけるだけの甲斐がある作品だと思います。
 フィナーレも見事。

Pass

[2047] 感心しました
24ヘボ五段 (/) - 2014年02月03日 (月) 12時21分

 なるほどねえ。本手順はしばらくで見え、かっこいいから
これが正解かなあ、と思ったのですが、2手目の変化に手間取りました。移動合があって難しい、困った、、、と思ったらその手順は外れ。別の手順で遁走寸前にピタっと捕まって駒余りになり、全部の駒に意味があるのだとわかりました。うまく作りますねえ。

Pass

[2049]
柳雪 (/) - 2014年02月03日 (月) 13時27分

う〜ん、かっこいいですね。

2手目5七桂合いだと思い、迷いに迷いましたが、違っておりました^^;。

詰み上がりが見事です。

Pass

[2063] この感動を!
まるしお (/) - 2014年02月04日 (火) 06時10分

 皆さん、解答ありがとうございます。

 さあ、今までの解答でだいぶヒントが出てきました。
 まだ手順が見出せないという方、解答コメントを参考に、もう一頑張りしてみて下さい。
 素晴らしい手順が出現しますよ。
 その感動をぜひ味わって欲しい。

 正解まであと一息です。
 

Pass

[2064]
山崎知之 (/) - 2014年02月04日 (火) 07時57分

電車移動中〜
ヒントのお蔭様で本手順らしきものには
たどり着けましが、、、
変化で苦戦中で〜す。

Pass

[2065]
大長考 (/) - 2014年02月04日 (火) 10時32分

とんでもない手順でした。びっくりしました。

不詰みだと排除していた形で詰むんですね。

変化も素晴らしい。

57桂合いの変化も、武骨な手順ですね。

詰み形に無駄がなく、見事というよりありません。

ありがとうございました。

Pass

[2067]
山崎知之 (/) - 2014年02月04日 (火) 16時42分

電車待ち、、、

解けました。
スッキリ見事なものですね〜

Pass

[2070] 変化も豪快
まるしお (/) - 2014年02月05日 (水) 06時08分

>2手目の変化に手間取りました。(24ヘボ五段さん)
>2手目5七桂合いだと思い、迷いに迷いました(柳雪さん)
>変化で苦戦中で〜す。(山崎さん)
>変化も素晴らしい(大長考さん)

 皆さんが指摘しているように、これが本作の魅力の一つ。
 私自身、先ず本手順を発見。「でもここで合駒をされるとどうなるの?」という感じでした。

 豪快な大駒捨てがあったんですね。(7手駒余り)
 さすがに奥が深い。

Pass

[2077] 歴史に名を刻む作品
まるしお (/) - 2014年02月06日 (木) 21時59分

 詰将棋看寿賞は1950年に制定されました。ですからもう六十年以上の歴史があるわけです。
 しかしその中で7手詰が受賞したのはたったの三回。

 ・小泉 潔 「詰将棋パラダイス」1981年5月号
 ・赤羽 守 「詰将棋パラダイス」1983年9月号
 ・谷口 均 「詰将棋パラダイス」2009年11月号

 小泉作品はこの三回のうちの最初、史上初の7手詰受賞作――というか、当時の最短手数受賞作として看寿賞の歴史に名を刻むことになりました。

 しかし面白いもので、そのわずか二年後に赤羽守さんの作品が短編賞に選ばれます。これが史上二作目の7手詰受賞作。こちらも素晴らしい作品で、以前「駒音」で紹介しました。

 以来約半世紀、7手の受賞作は出なかったのですが、谷口均さんが2009年度の短編賞に選ばれます。
 これも受賞直後に「駒音」で紹介し、また当別館でも再出題いたしました。

 歴史に名を刻む作品はどれも素晴らしいです。


 さて本作、皆さんのコメントから、初手は5筋に飛車を打つ手だということが分かりますね。
 では何段目に打つのか?

 七段目はどうも逃げられて続かない。
 ではひとつ離して八段目?
 いやいや、九段目か?

 まあ八段目か九段目かの検証は後回しにして、本手順は飛車打ちに対して玉が4五に逃げます。
 そこからは五手。
 そして最終手を発見すれば、飛車は八段目か九段目かが分かるという仕掛けになっています。

 まだ正解が見出せないという方、以上のヒントで、いざ、もう一度!

―――――――――――――――――――――――――――――――――
小泉 潔 作(7手詰) 「詰将棋パラダイス」1981年5月号掲載
1981年度看寿賞短編賞受賞作

Pass

[2080] 小泉 潔 作(7手詰看寿賞作品)解説@
まるしお (/) - 2014年02月07日 (金) 19時40分

 それでは謎解きを始めましょう。
 この王様、意外に狭い。
 現在は4五以外に動けない状態。
 しかし4五に逃げられたときにどうするかが問題です。

 初手の正解は、▲5九飛!
 いちばん下に打つ限定打。
 なぜそうしなければならないのかは後に説明するとして、本手順はこれに対して▽4五玉と逃げます。

 実はここで中合の筋があるのですが、これも後で説明。

 ▽4五玉には実戦的に▲4七龍と王手したくなります。合駒を打ってくれれば桂打ちまで。
 しかし▽4六銀という移動合があって逃れ。
 従ってここは素直に▲5七桂と打ちましょう。この桂を打ちたいが故に初手に飛車を遠くに打ったわけです。

 ▲5七桂には▽5六玉の一手。
 また元の位置に戻ってきました。

 さあ、ここからは三手です。
 このフィナーレが素晴らしい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
小泉 潔 作(7手詰) 「詰将棋パラダイス」1981年5月号掲載
1981年度看寿賞短編賞受賞作
左が初手▲5九飛。右は4手目▽5六玉まで。

Pass

[2096]
ポン太 (/) - 2014年02月09日 (日) 10時21分

忙しくてあまり考えられずにいまして、少し考えたところでは、今の四手目までの掲載図のところで、わからないので思考停止になりましたが、この掲載図をみて角がわかりました。さっちんさんの7八歩に意味があるというのは大きなヒントでした。
 うーむ、難しい。

Pass

[2101] 小泉 潔 作(7手詰看寿賞作品)解説A
まるしお (/) - 2014年02月09日 (日) 17時19分

 ▲5九飛!▽4五玉▲5七桂▽5六玉と進めた後の5手目は、

 ▲6七角(掲載図左)

 これがフィナーレ第一弾の捨駒。実に気持ちよい。

 ▽同玉と取らせてから、最終手、

 ▲4五桂!(掲載図右)

 この桂跳ねで詰んでいる。アクロバティックな詰め上がりが決まりました。
 この最終手、反対側に▲6五桂と跳ねては駄目。▽4七歩と合駒が効きます。▲4五桂は敵の香筋を遮断するための限定跳びなのです。

 さて、ここまでくると初手▲5九飛の意味が分かります。
 5八に打つと最後に▽5八玉と飛車を取って遁走されてしまうというわけです。
 見事なものですね。

 【詰手順】▲5九飛▽4五玉▲5七桂▽5六玉▲6七角▽同玉▲4五桂まで7手詰

 以上が本手順ですが、問題が残りました。
 初手に対する中合にはどう詰ますのか?
 これを次に検証しましょう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
小泉 潔 作(7手詰) 「詰将棋パラダイス」1981年5月号掲載
1981年度看寿賞短編賞受賞作
左が5手目▲6七角。右は桂跳ねまでの詰め上がり。

Pass

[2102] 小泉 潔 作(7手詰看寿賞作品)解説B
まるしお (/) - 2014年02月09日 (日) 17時23分

 まず▲5九飛に▽5八歩と合駒をした場合。本手順どおりに進めさせ、最後に▽5八玉と逃げようという魂胆。
 しかしこれには、▲同飛▽4五玉のときに、▲4六歩。
 これを▽同銀なら▲4四龍、▽同となら▲5四角。いずれも7手駒余り。
 ここら辺の変化を処理する駒配置が巧みです。

 また、▽5八歩に代えて、頭の丸い駒を合駒したときは、桂は反則なので角合になりますが、▲同飛▽4五玉▲4四角まで。(7手駒余り)
 すっきりと割り切れています。

 次に▲5九飛に▽5七桂という合駒もある(掲載図左)。(歩や角なら上記手順で詰み)
 この場合が面白い。

 ▲5九飛▽5七桂▲同龍▽4五玉に、

 ▲5四角!(掲載図右)

 いやー、変化にもこんな大胆な捨て駒があったとは!
 以下、▽同玉なら▲5五龍、▽同となら▲5六龍。いずれも7手駒余り。
 ▲5四角の只捨てがすぐには見えないため、手順中の▲5七同龍がちょっと指しにくくなっています。
 ここら辺もまた作品に厚みを加えていて素晴らしいところ。

 作者の小泉潔さんは当時超短編の世界に新風をもたらした気鋭の作家。
 この作品はたぶん氏の代表作だと思います。

 それにしても素晴らしい詰め上がりです。
 最後の跳躍で全ての駒が活きる。
 見事。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
小泉 潔 作(7手詰) 「詰将棋パラダイス」1981年5月号掲載
1981年度看寿賞短編賞受賞作
左が2手目▽5七桂の捨合。右はこの変化手順中の▲5四角。

Pass

[2109] 早解き競争(その2)
まるしお (/) - 2014年02月10日 (月) 17時09分

 早解き競争第二弾といきましょう。
 簡素形の7手詰です。
 何分かかったかコメントして下さい。

 私、最初の数分では解けず、そのまま外出、ときどき頭の中で手順を辿るものの駄目。
 帰ってきてから改めて図面を睨んでいたら十分ほどで解決しました。

 外出時間は約一時間だったので、所要時間は一時間十数分?

 PC上で駒を動かして解きたい方はこちらから(「ここから駒を並べる」をクリック)ただし、環境によって動作しない場合があるようです

―――――――――――――――――――――――――――――――――
赤羽 守 作(7手詰)「将棋世界」1993年1月号掲載

Pass

[2111]
山崎知之 (/) - 2014年02月10日 (月) 17時58分

5分程で出来ました!

自分としては上出来!!
5手で詰むな・・・(2分経過)あっそうか・・・分かったという感じでした。

Pass

[2112]
柳雪 (/) - 2014年02月10日 (月) 20時01分

えへへ、瞬間的に約20秒で解けました。
 
7手詰めだと分かっていたので、駒数からその変化に最初から飛び込めたようです

Pass

[2113] 嘘ついてません
ポン太 (/) - 2014年02月10日 (月) 23時14分

 わたしの考えた手順が正解なら、3分です。ただ柳雪さんのヒントが大きかったからなのですが、間違っていたらどうしましょ?

Pass

[2117] これ 好作
さっちん (/) - 2014年02月10日 (月) 23時31分

 みんな早いにゃ〜

おそらく 5分以上

 なぜか トイレに行こうと思ったら 解けちゃた

こういう感じの詰め将棋は好きだなあ

 ピリッと利いた感触の良い手がたまらん!

Pass

[2118] なんでこうなるの?
まるしお (/) - 2014年02月11日 (火) 06時05分

 皆さん、早いなあ。
 前回に続き、私の負けレースですか…。

 小泉さんの看寿賞作品の本手順は五分で見えたのに、なんでこうなるの?

 本作、三手目と五手目が盲点。
 詰め上がりも全く予想外。
 正に「好短編」だと思います。

Pass

[2133]
大長考 (/) - 2014年02月12日 (水) 12時24分

私は5分掛かりました。

長考派にとって早解き競争は苦手ですね。

集中力も衰えているし…。

3手目がいい感じです。

最後は角の筋が良く効いています。

Pass

[2138] 早解き競争(その2)正解発表
まるしお (/) - 2014年02月12日 (水) 18時39分

 まず初手▲1八銀は妥当なところ。手持ちに金が二枚あるので取ることはできない。
 逃げることになるが、左へ行くと金をベタベタと打ってそれまで。
 よって▽1九玉と逃げる。
 その次、

 ▲2九金打!(掲載図右)

 この▲2九金打に私はなかなか気付かなかった。
 ▲2八銀と引きたくてうずうずしているところを、ぐっとこらえての着手。なんともにくい構成だ。
 ▽同飛成とわざわざ近付けてから▲2八銀と引く。
 うーん、これも味がいい。

 2九地点がふさがっているので、▽1八玉には▲1七金まで。(▲2九金▽同飛成の効果)
 止むを得ず▽同龍と取るが、そこで、

 ▲2九金打!

 これで詰んでいる。
 玉が角の射程に入っているため、▽同龍と取れないというわけ。
 粋な詰め上がり。

 二回の▲2九金が決め手の好短編でした。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
赤羽 守 作(7手詰)「将棋世界」1993年1月号掲載
左が初形。右が3手目▲2九金打。

Pass

[2139] 柳雪殿に二百万両!
まるしお (/) - 2014年02月12日 (水) 18時41分

 さて、早解き競争の結果です。

 ・1位(20秒) 柳雪さん
 ・2位(3分) ポン太さん
 ・3位(5分) 山崎知之さん
 ・3位(5分) 大長考さん
 ・5位(5分+)さっちんさん
 ・6位(1時間十数分)まるしお

 第一位の柳雪さんには二百万両を進呈。
 大江戸銀行に飛脚で送付しましたので、お受け取り下さい。

 しかし二十秒というのはちっょとレベルが違いすぎる。反則じゃ!(二百万両没収?)

―――――――――――――――――――――――――――――――――
赤羽 守 作(7手詰)「将棋世界」1993年1月号掲載
左が初形。右が終形。

Pass

[2141]
柳雪 (/) - 2014年02月12日 (水) 23時14分

飲んで帰ってきたらなんと二百万両!を没収じゃと。。。

褒めてくれると思ったのに。。。ww

エーン、いじめっこがいた〜〜〜。

Pass

[2146] 岸本雅美 作(9手詰)
まるしお (/) - 2014年02月13日 (木) 19時04分

 この作品は結構難しいところがあります。

 どうにもつかまりそうにありませんが、強手一発で解決。
 いざ、チャレンジ。

 PC上で駒を動かして解きたい方はこちらから(「ここから駒を並べる」をクリック)ただし、環境によって動作しない場合があるようです

―――――――――――――――――――――――――――――――――
岸本雅美 作(9手詰)「将棋世界」1959年8月号掲載

Pass

[2148]
柳雪 (/) - 2014年02月13日 (木) 23時33分

ああやって、こうきて、3手目にドッカーン、なるほど。

Pass

[2150] お見事!
まるしお (/) - 2014年02月14日 (金) 06時17分

 うーん、この難解作も柳雪殿にかかると……。

 恐れ入りました。
 没収した二百万両を返却いたします。

Pass

[2151]
山崎知之 (/) - 2014年02月14日 (金) 06時19分

昨日5分間考えて解らず休憩・・・放置・・・
柳雪さんのヒントを読んだ瞬間に閃き解けたみたいです。

変化同手数が気になるので見落としがあるかも…

Pass

[2153]
さっちん (/) - 2014年02月14日 (金) 08時04分


角交換は振り飛車から・・

 飛車先の歩は切らず・・

玉飛接近するもの・・

 穴熊はパンツをすぐ脱ぐ・・

 横歩はやはり8四飛車・・

 まだなにかあったような 指し将棋のセオリーも変わったにゃ〜

で、とうとう寄せ方の常識も変わった?

 玉は上段に追え・・これがトレンドなのか?

この詰め将棋 上部がスカスカ 抑えたくなるが人情なれど さにあらず 
逃がすと見せて 鳥もちでぺたっ

Pass

[2155]
柳雪 (/) - 2014年02月14日 (金) 10時26分

ワ〜イ、二百万両だ〜〜!!

と言う事は、みんなで翁の処で大宴会じゃ!

支払い?、無論大先輩の翁が。。。w

Pass

[2156]
大長考 (/) - 2014年02月14日 (金) 18時12分

めちゃ難しい。

初手だけは分かるが、後の飛車打ちパターンを整理しています。

Pass

[2160] 強すぎる!
まるしお (/) - 2014年02月14日 (金) 20時17分

 しかし皆さん強いなあ。

 「いやあ、この3手目は全然見えなかった! 感動しました」くらいのことは言って欲しいんですけど……。

 私はこの3手目にガツンと頭を叩かれましたよ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
岸本雅美 作(9手詰)「将棋世界」1959年8月号掲載

Pass

[2162]
さっちん (/) - 2014年02月14日 (金) 21時14分

はははは 3手目どころか初手に苦労させられましたよ。

どう見ても1四玉から上部にスルスルっと逃げられそう。

で、詰め将棋らしくないなあと思いつつ初手▲1五飛車。

この変化を延々と一晩中不休不眠で読むも詰まず。 

これはきっと誤植に違いないと判断し 出題者に文句の一つも言ってやろうと思っていたら

なんと二人も正解者が。むむこれは1五飛車に問題ありと思い至り 3手目のドカーンに行き着いた次第。


Pass

[2164] どうかしら
ポン太 (/) - 2014年02月15日 (土) 01時01分

 おそらく正解だろうという手はわかったような気がしますが、私のような素人にも、詰め上りがきれいな形だと思いますが、王が歩をとってからの、飛車を並べて金がズリズリ上がるのはそれなりに野暮ったくて面白いのですが。
 まあ私の考えた手が正解だと考えてですが。

Pass

[2165] どなた様も、ありがとうございます。
まるしお (/) - 2014年02月15日 (土) 06時19分

 ポン太さん、おそらく正解です。
 難解作への挑戦、御苦労様でした。

 山崎さん、たしかに三手目を取らない変化も9手駒余らずですね。まあこれは仕方ないところ。本手順が鮮やかですから。

 大長考さん、その飛車の打ちパターンの中に「ドカン」があるんですよ。これには私も驚きました。

 さっちんさん、そうこなくっちゃあ。
 ふむふむ、苦労して苦労して、ようやく三手目の「ドカン」に辿り着いたと……。

 正直に告白していただいたので、お小遣いに五万円振り込んどきました。(他の解答者には内緒にね)
 

Pass

[2166]
大長考 (/) - 2014年02月15日 (土) 10時55分

成程、風呂場で閃きました。

ちょっと気が付かない強手ですね。

ここしかないのですね。

凄いこと考えますね。

Pass

[2190] 岸本雅美 作(9手詰)解説@
まるしお (/) - 2014年02月16日 (日) 21時31分

 このかたち、上部がスカスカじゃないですか。
 これはとにもかくにも▲1五飛と押さえておかねばどうにもならない。
 ▲1五飛▽1四歩合に▲2三香成でどうだ。
 以下、▽同玉なら▲2四飛、▽同角なら▲2四金…。
 なんだ、7手で簡単に詰んじゃった。

 いやいや、▲1五飛には▽1四金合という限定合駒があって逃れているのです。(以下、▲2三香成に▽同玉と応じると金の横効きがあって▲2四飛が利かない)

 しかしこの初形、▲1五飛の他に手があるのだろうか。
 まてよ、▲1五飛▽1四金合に▲2三香成などとシャレずに、2三に駒をぶち込んでなんとかならないか。

 と、そんなことを考えあれこれ変化を追っていると、ついには迷路に陥り、「これはきっと誤植に違いない、出題者に文句の一つも言ってやろう」ということになってしまう。

 初手の正解は、いきなり、▲2三香成

 えっ? と思う。
 玉や角で取ってくれれば持駒をぺたぺたと打って並べ詰みだが、当然ながら▽1四玉と上がる。

 この広い空間で、こんなことしてはたして捕まるのだろうか……。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
岸本雅美 作(9手詰)「将棋世界」1959年8月号掲載
左が初形。右が初手▲2三香成。

Pass

[2191]
さっちん (/) - 2014年02月17日 (月) 07時56分

あははは まるしおさん それおいらの思考経路ですだ

にしても ちょっと漏らしただけなのに

 細部に至るまで 全く同じとは・・

ふ〜む まるしおさんには 下手なことは言えないなあ


Pass

[2210] 岸本雅美 作(9手詰)解説A
まるしお (/) - 2014年02月17日 (月) 17時23分

 下図左は▲2三香成に▽1四玉と逃げた局面。
 ここでも当然▲1六飛と打ちたい。
 しかし▽2五玉にどうするか。
 ▲1五飛打でも▲2五飛打でも▲2五金打でも▽3四玉。
 即ち、3四からの逃走路がある。

 結局▲1六飛と打ったのでは詰まない。
 「ならば初手▲2三香成が違っていたのだろう」となって、また初手に戻るという堂々巡り。
 ここがこの作品の難解なところなのです。

 実は下図左で凄い手があった。

 ▲3四飛打!(下図右)

 どうですか、この手。
 頭をガツンとやられたでしょう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
岸本雅美 作(9手詰)「将棋世界」1959年8月号掲載
左は初手▲2三香成に▽1四玉と逃げた局面。
右はこの局面での強手▲3四飛打!

Pass

[2217]
さっちん (/) - 2014年02月17日 (月) 23時24分

ガツン! やられました〜^

この▲3四飛打!が捨て駒だったら

 もっと格好良かったかもね

 

Pass

[2222] 愛の手(合いの手)感謝
まるしお (/) - 2014年02月18日 (火) 06時17分

 さっちん殿、各スレッドで毎度絶妙の合いの手(愛の手)を入れていただき、こちらも励みになります。
 今後もよろしく。

>この▲3四飛打!が捨て駒だったらもっと格好良かったかもね

 むむむ、するとさっちん殿はこの▲3四飛打を取らない方の手順を選んだということですかな?

 うーん、それも正解なのだろうが、やや意外。



 

Pass

[2224]
さっちん (/) - 2014年02月18日 (火) 08時17分

そっか 同手数だにゃ(早詰みと勘違い)

 じゃあ 同銀とした方が格好いいや

いやね 上部に追い込んだほうが詰みにくいので・・

 そこを詰ますのもなかなかのものかと

しかし、飛車はやはり捨てた方が美しいなあ

Pass

[2237] 岸本雅美 作(9手詰)解説B
まるしお (/) - 2014年02月18日 (火) 18時40分

 敵銀の効きにガツンと打ち込む▲3四飛。
 その意味するところは、逃走路の事前閉鎖。

 この▲3四飛に対する応手は五通り。

 @▽同銀(素直に取る)
 A▽1五玉(上部へ逃げる)
 B▽2五玉(上部へ逃げる)
 C▽2四歩合(中合で頑張る)
 D▽2三玉(成香を取る)

 Dは▲2四飛で簡単。
 Aは▲1四飛打▽2六玉▲1七金▽2五玉▲1六金まで(9手駒余らず)……これも正解扱い
 Bは▲2四飛打▽1六玉▲2七金▽1五玉▲2六金まで(9手駒余らず)……これも正解扱い
 Cは凝った応手だが、▲1三飛▽2五玉▲2四成香▽2六玉▲1七金まで(9手駒余り)

 ということで、@の▽3四同銀と素直に応じるわけだが、ここでようやく、待望の一手、上部から押さえる飛車打ちが成立する。

 5手目、▲1六飛。

 もし2五へ逃げると、▲2六金まで。
 3四地点がふさがっていて逃げられないのだ。
 これ、まさに、▲3四飛打と捨てた効果。

 よって▽2三玉と成香を外すことになるが、止めの一発。

 7手目、▲1三飛成。(下図右)

 いやあ、奇麗に決めるものです。
 今打った飛車をすぐに成り捨てて収束。実に気持ちよいエンディング。

 【詰手順】▲2三香成▽1四玉▲3四飛▽同銀▲1六飛▽2三玉▲1三飛成▽同玉▲2四金まで9手詰

 ガツンの▲3四飛打とスパッの▲1三飛成が好対照。
 凄い手を考え出すものですね。
 見事。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
岸本雅美 作(9手詰)「将棋世界」1959年8月号掲載
左が初形。右が7手目▲1三飛成の局面。

Pass

[2240] 次が待ち遠しい
さっちん (/) - 2014年02月18日 (火) 20時41分

いつもながら 懇切丁寧な解説 お見事!!

 しかし、2枚の飛車をスパッと捨てて とどめは金

  鮮やかだなあ

こんな詰め将棋は 解いていても楽しい

 さあ 次はどんな妙手が隠れているか 楽しみだのにゃあ

Pass

[2249]
大長考 (/) - 2014年02月19日 (水) 09時23分

本当に素晴らしい。

将棋世界の詰将棋は易しいという印象があったのですが、これは凄いですね。


Pass

[2259] 27手で終局の大ポカ
まるしお (/) - 2014年02月19日 (水) 18時44分

 「表題に偽りあり」と言われそうなので、実戦からのポカを当てていただきましょうか。

 第八回天王戦「塚田泰明八段 vs 田丸昇八段」(1992.2.26)
 相懸かり縦歩取り模様から25手進んだ局面。
 後手田丸の▽4四角に対して先手塚田が▲9七角と覗いたところ。

 実戦はこの後田丸が指し、塚田が指し、田丸が投了。

 つまり次の一手が大ポカだったというわけ。
 26手目と27手目を当てて下さい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
第八回天王戦「塚田泰明八段 vs 田丸昇八段」(1992.2.26)
25手目、▲9七角の局面。

Pass

[2263]
さっちん (/) - 2014年02月19日 (水) 19時42分

ポカならお任せあれ

 これは一目でござる

 おいらなら 間違いなく

 へへへ 桂得じゃ〜〜と△○○○○ 

間髪いれず▲○○○○ どひゃ〜〜

  田丸の見事なまでの白髪はこの時出来たのでござる

 しかし まるしおさんもなんとタイムリーな問題を・・

 実は ここだけの話 リレー将棋も記録的な短手数で終わりそうなのでござる ふふふ

*後から 指し手のみ○○に変更

Pass

[2266]
柳雪 (/) - 2014年02月19日 (水) 21時37分

う〜ん、これはさっちんどのと同意見ですが、まずは△8六飛が大ポカですよね。▲9七角で終っとるwww。2手前が問題でも良かった程の悪手ですな。

Pass

[2274]
大長考 (/) - 2014年02月20日 (木) 11時40分

この局面で最善手は5三角ですか。

それ以外は駄目ですね。

Pass

[2277] 大不出来の将棋の後の椿事
まるしお (/) - 2014年02月20日 (木) 17時28分

 いったい将棋プロ公式戦に於ける最短手数記録は何手なんでしょうか(反則決着を別にして)。
 この将棋、いくらなんでも二十七手はちょっとどうかと思いますね。

 図の先手▲9七角に対し、後手は▽8九飛成。すかさず▲3二飛成で後手投了。
 柳雪さんの言うように、この局面ではもう駄目なのかもしれませんが、いかにもお粗末でした。
 全手順は下記リンクより。

 将棋の棋譜でーたべーす「塚田泰明八段 vs 田丸昇八段」(1992.2.26)第八回天王戦

 ところで、皆さん驚くかも知れませんが、このときの田丸昇八段はB級1組所属でありました(四十一歳)。
 さらにさらに、この翌月三月、彼はなんとA級へ昇級しているのです!

 どうですか、ビックリしたでしょう。
 周囲もこれには驚いたらしく、当時の「将棋世界」順位戦最終局特集のB1レポート記事タイトルは、

 「田丸が上がっちゃた」

 当時のB1メンバーは、島・福崎・森・大内・加藤・真部・桐山・青野・淡路・森安など、錚々たるメンバー。これらを押さえて、田中寅彦と田丸昇が昇級したわけです。(次点が小野修一というのもやや意外)

 ちなみに次の期のA級は大山十五世名人が一局だけ戦って亡くなります。そのため降級者は一人。田丸八段の成績は二勝七敗(対大山不戦勝を含む)、一期で降級となりました。
 (中原誠名人への挑戦者は米長邦雄、四十九歳)

―――――――――――――――――――――――――――――――――
第八回天王戦「塚田泰明八段 vs 田丸昇八段」(1992.2.26)
25手目、▲9七角の局面。

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[2294] 菊池盛満 作(7手詰)
まるしお (/) - 2014年02月21日 (金) 18時26分

 「将棋世界」の「詰将棋サロン」は17手まで。5手詰や3手詰が出題されることはほとんどないから、事実上7手が最短手数だ。
 その7手詰がその月の優秀作に選ばれたのである。
 実に珍しいことだ。

 興味津々で解いてみる。
 なるほど、この手順なら頷ける。

 腕試しにどうぞ。

 PC上で駒を動かして解きたい方はこちらから(「ここから駒を並べる」をクリック)ただし、環境によって動作しない場合があるようです

―――――――――――――――――――――――――――――――――
菊池盛満 作(7手詰)「将棋世界」1993年4月号 優秀作

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[2295]
柳雪 (/) - 2014年02月21日 (金) 20時01分

飲み屋のチーママのような香車(笑)

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[2297] ふむふむ
ポン太 (/) - 2014年02月22日 (土) 02時36分

 柳雪さんのヒントで、わかったような気がしますが、どうでしょうか。最近、なんとか解けることが多くなったのはここで厳しく苛めて、否、鍛えていただいた結果だと感謝しておりますが、何故かコンピューターを新しくして、子供が調節したら、駒動かしソフトが操作可能になったため、考えるのが楽になったのも少しあると思います。
 またこれで、何十年ぶりかで使用した駒と盤は仕舞い込もうかと思ったら、子供が欲しいようなので、良かったです。
 駒も盤も私が子供時代に、自分の小遣いでかったものなので、安物でも、犬にかじられてぼろぼろでも、愛着のあるものなので、なんとなく安心しました。 

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[2298] 解答感謝
まるしお (/) - 2014年02月22日 (土) 06時05分

 おはようございます。

 犬にかじられてぼろぼろになった駒というのも歴史を感じさせていいですね。

 私はこの作品、暗算で解きましたが、時間は相当かかりましたよ。
 

Pass

[2299]
山崎知之 (/) - 2014年02月22日 (土) 07時18分

電車の中で解けました〜
成る程チーママですね〜

3回に分けてトータル20分程かかりましたが、
まるしおさんのお蔭様で詰め将棋が楽しくなってきました。

Pass

[2300]
山崎知之 (/) - 2014年02月22日 (土) 07時31分

あ〜 読み抜けが、、、
考え直します。
楽しいはずが少し苦しくなってきた〜

追記:今度こそ解けました。
トータル30分かな、電車が揺れて思考も揺れました〜トホホ。

Pass

[2302] 2,3分
さっちん (/) - 2014年02月22日 (土) 09時00分

今回は珈琲の冷めぬうちに何とかなりましたよ

 初手がほぼ限定なので読みやすい

しかし 例えるなら この香車、控えめなさっちんのようだと言って欲しかった

優秀作に選出されたのは チーママのように控え目な香車の動きが評価された?

Pass

[2304]
柳雪 (/) - 2014年02月22日 (土) 10時11分

さっちんどの

私は、控えめなと言うよりも、裏で支えながら、帰ろうとすると
「あら、帰さないわよ」と言う強者のような香車だと思っておりました^^;。

Pass

[2305] なるほど
さっちん (/) - 2014年02月22日 (土) 10時49分

>強者のような香車

うっ 上手いにゃ 座布団一枚!

 あら〜もうお帰りになるの? 柳雪さま

今夜は私にとことん付き合ってくださるんじゃあなかったの?

  私そのつもりでしたのよ 今夜は帰らないって!

さあ 呑みましょうよ

 結局 鼻の下を伸ばした柳雪どのは・・






Pass

[2310] 参りました。
まるしお (/) - 2014年02月22日 (土) 17時06分

 さっちんさんは2,3分ですか。

 参りますねえ。
 私は二十分くらいかなあ。
 二手目の発見だけで五分くらいかかっています。

 優しすぎ チーママ談義に 花が咲く(く)

 苦労して 解いた証の すかし詰め(め)

  

Pass

[2312] きれいなすかし詰め
24ヘボ五段 (/) - 2014年02月22日 (土) 18時51分

 「サロン」は毎号見ているはずですが、昔解いたのかどうか、
記憶がさっぱりありません(^^;)
 狭い玉だし、サロンの「初級」(11手以内)という表示より、7手と分かっているぶん有利。しかも、香車はきっと、ここに動くに違いない。
 と、決め打ちで手順を読んだのですがしばらく詰まず。5,6分してようやく、5手目に気づき、決め打った香車移動の意味が分かりました。
 なるほど、きれいな詰め上がりです。優秀作になったのに納得しました。

Pass

[2314] 川柳復活?
さっちん (/) - 2014年02月22日 (土) 20時50分

>私は二十分くらいかなあ。
 二手目の発見だけで五分くらいかかっています。

ええっー そんな風に言われると正解かどうか心配じゃ
で、もう一度読み直しましたよ〜

 何度読んでも二手目は移動合い これ以外だと バカ詰めの親戚になっちゃうよね

でもって 懐かしいなあ しりとり川柳 

 目がかすみ そのせいにする 詰まぬ玉(く)

  繰り言を 川柳にのせ 憂さ晴らす(す)



Pass

[2320] 5手目にも好着手あり
まるしお (/) - 2014年02月23日 (日) 06時11分

>香車はきっと、ここに動くに違いない。と、決め打ちで手順を読んだ

 ひえーーー、そうなんですか。
 これまた恐れ入りました。

 でも5手目の感触はとても良いですよね。
 私も発見に時間がかかりました。
 5手目の後の7手目なのでよけいに詰め上がりが栄えます。

Pass

[2334] 菊池盛満 作(7手詰)解説@
まるしお (/) - 2014年02月24日 (月) 17時20分

 初手に香車を動かして龍の開き王手をしたいところだが、▽2八玉▲2七龍▽1九玉で逃れている。玉方3六桂の効きが大きい。
 そこで2八へ逃がさぬように▲1九角と打つ。
 これで2八に合駒をさせてから、▲4三香成とでもすれば、以下▽4六玉▲4七龍まで。

 あれあれ、5手で詰んでしまいました。

 しかしこれは不正解。
 初手▲1九角には▽2八桂成と移動するのが最強の応手。(掲載図右)
 3六への退路を用意した手で、玉方の手としては味がある。

 ここで同じように▲4三香成とすると▽3六玉と脱出。
 以下、いろいろやってみるがどうもうまくいかない。

 さて、どうするか。▲4三香成以外の手というと……。

 ここで「チーママ」が登場するわけだ。

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菊池盛満 作(7手詰)「将棋世界」1993年4月号 優秀作
左が初形。右が▲1九角に▽2八桂成の局面。

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[2346] 菊池盛満 作(7手詰)解説A
まるしお (/) - 2014年02月25日 (火) 17時30分

 本局のポイントは3手目。
 ここで、

 ▲4六香(掲載図左)

 たった一枡だけ香車を動かす。
 誰かさんのように控えめで慎ましいのか、それとも「帰すものか」と逞しいのか、それはともかくとして、この手が本局の主眼。

 その意味するところは、4五への香車の効きを残すこと。つまり、将来玉が4五から逃走するのを未然に防いでいるのである。
 控えめだが実に計算高い。

 当然玉方は▽3六玉と応じる。
 このままでは2五から脱出されてしまう。
 そこで強手、

 ▲2七龍

 ▽同成桂と取らせて、

 ▲5八角(掲載図右)

 あら不思議、これで捕まっている。王様は動けない。
 2五のと金は5八の角で、4六の香は1九の角で支えられているのだ。
 ▲2七龍を▽同成桂と取らせた瞬間に1九の角が効きを復活させるという構成が憎いところ。

 まるで二つの凧糸が交差しているような感じの詰め上がりではありませんか。

 この詰め上がりで重要なのは4六香。もしこの香車をもっと遠くまで移動していたとしたら玉は4五から脱出してしまう。
 これが3手目▲4六香の意味だったわけ。(5手目2七龍のときにも4五からの脱出を防いる)

 わずか7手の中に色々な見せ場をつくった逸品です。

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菊池盛満 作(7手詰)「将棋世界」1993年4月号 優秀作
左が3手目▲4六香と一つだけ上がったところ。
右が▲5八角の透かし詰めが決まった最終図

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[2351] 好作
さっちん (/) - 2014年02月25日 (火) 19時34分

心理の裏をつく

 意外性のある駒の動きが 味を醸し出している 

  作者もそこを意識して作っているんだろうなあ

 うまいもんです

ところで 四手目△3六玉の変化はいかに・・


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[0] 最大レス件数を超えました
システムメッセージ (/) - 2025年01月30日 (木) 15時51分

最大レス件数「100」を超えましたので、これよりレスは出来ません。

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