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「言葉の対局室・別館」リレー将棋対局室

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[14] ポカ・妙手選(別館) ※ログ終了※
まるしお (/) - 2013年08月28日 (水) 21時13分

 web駒音で「駒音版ポカ・妙手選」を始めたのは2010年2月15日でした。
 最初の問題は女流最強戦で里見さんが指したポカで、なんと馬を素抜かれてしまうというもの。
 それ以後、参加者の皆さんのお陰で、駒音閉鎖までに「妙手選」は45回を重ねることができました。
 初期には一問一スレッドで行っていましたが、スレッドが多く立つと過去ログ落ちする別スレッドも多くなってしまう。これを防ぐため、後に「妙手選」はコメント数100に達するまで同一スレッドで出題を続けることにしました。
 従って、三年四ヶ月の間の出題総数は45問ではなく、100問を越えていると思います。

 「妙手選」は私の企画でしたが、長続きしたのは私の出題に付き合って下さった方々のお陰です。参加者の皆さんが「妙手選」を創って下さったと思っています。

 駒音閉鎖後、「駒のさえずり」で「妙手選」を続けていこう期待しましたが、「さえずり」はどうも未だに出航できないようで、スレッドは立てられない、図面もアップできないという状態。誠に残念です。
 マリオさんの健康が回復し、「駒のさえずり」が駒音後継サイトとして本格的に動き出すことを願っています。

 さて、「言葉の対局室・別館」をお借りし、「妙手選」を再開させていただきます。
 一緒に楽しみましょう。
 皆さんからのコメントが頼りですので、「難しくて解く気がしない」「簡単すぎる」「この変化が分からない」等々、何でもいいですから感想をお寄せ下さい。

 最初の出題は早ければ明日、遅くとも数日以内に。
 どうぞよろしくお付き合い下さい。

Pass

[19] 高柳敏夫作品(簡素形の珍品)
まるしお (/) - 2013年08月29日 (木) 19時31分

 「妙手選・別館」最初の作品はこれ。

 作者は高柳敏夫八段(当時)。

 「言葉の対局室・本館」で以前JCさんが紹介していた図で、なんでも、石橋女流から出題され、詰ますのに三時間かかったとか。

 え! 三時間?

 実はこの作品、私にも思い出があるんです。
 まあそのことは後に紹介するとして、とりあえず王手をかけてみて下さい。

 三時間以内で詰ませられれば、あなたはJCさんより強い……かどうかは知りませんが、時間を多く費やした人ほど、本作への思い出はいつまでも強く残ることでしょう。
 良い思い出をつくって下さい。

 「あ、やられた!」という爽快感が命の作品。

http://shogipic.jp/v/1gP


Pass

[41] なつかしのポカ・妙手選ですね〜
さっちん (/) - 2013年09月03日 (火) 09時29分

アイヤー!駒音名物”まるしお選詰め将棋”の復活ありがとうございます。またまた愉しませていただきますので いや苦しみを味わうほうが多いですが よろしくお願いします。
それにしても 詰め将棋を解くのは何ヶ月ぶりだろうか。見るからに簡素な配置で数分もあれば・・・と思っていたが ▲1二歩△同玉・・不詰め ▲3一竜△1二玉・・詰まぬ。
そっか 詰め将棋は駒を捨てるのだった ▲2一桂成り△同玉▲2三竜△2二銀▲3二銀△1一玉▲1二歩 あれ?打ち歩じゃん 困った 困った。のっけから苦労させられるわい 作者はだれじゃ?高柳敏夫八段ですか 名前だけは知って居るぞ。中原誠16世名人のお師匠さんですな。

しかしこの図 どこかで見た記憶があるのだが思い出せない。まして詰め手順など・・おっそうか こんな上手い手が と金を作るのか!! 上手い手順だなぁ 久しぶりに爽快な気分。

Pass

[46] 再会を祝す
まるしお (/) - 2013年09月03日 (火) 18時30分

 アイヤー! さっちんさん、お待ちしておりました。
 とうとう来て下さいましたね。嬉しいです。
 これからもお引き立ての程、よろしくお願いします。

 本作、詰みを発見されたようですね。
 いろいろと紛れ筋があって迷ったあげく、「いやー、こんな手があったのか。これは盲点だなあ」という作品です。


 これはたしか『新感覚詰将棋』という高柳八段の本に載っている作品だったと思います(手元にないので確認できないのですが…)。
 私がこの図に初めて出会ったのは高校生の時。将棋仲間とああだこうだ言いながらいじり回してみたもののなかなか詰まなかった。そんな覚えがあります。

 今回この図に出会い、「ああ、あの作品だな」と思い出しました。
 ところが手順はすっかり忘れている。
 しばらく眺めていたが詰まない。
 そこで就寝前にもう一度チャレンジ、十分ほど考えて、解けないまま寝てしまいました。(詰将棋こそ最も効果的な眠り薬)

 翌朝、少し早く目が覚めたので、寝床に入ったまま頭の中で図を思い浮かべていたら、少しして閃いた。

 「あ、そうそう、この手この手、これが見えなかったんだ」

 主眼は三手目。
 心理の盲点を突く一手。
 この手が発見できれば一気に解決します。

Pass

[55] 恥ずかしながら
ポン太 (/) - 2013年09月03日 (火) 22時15分

 まるしお様皆様初めまして。時々、本館のほうでつまらぬ事を書かせて頂いているものです。この詰め将棋は以前に、本館でJC様が掲示されておられ、私はそれ以来いくら考えてもわかりませんでした。
 が、今回のさっちんさんとまるしおさんのヒントで解けたような気がします。13手詰めですか? 最後は銀ですか?
 うーん合って欲しいのですが。

Pass

[56] 正解御礼
まるしお (/) - 2013年09月04日 (水) 05時38分

 お早うございます。
 ポン太さん、初めまして。

 「13手で最後は銀」、見事、正解です。おめでとうございます。
 心理の裏を突く好作ですね。

 今後、5手や7手の短い作品も出題していきますので、どうかこれからもよろしく。

Pass

[57] ああよかった
ポン太 (/) - 2013年09月04日 (水) 16時09分

 まるしお様大変嬉しいです。
 どちらかというと短手数(七手以下とか)を期待しておりま す。もしよろしければ、可能なら、何手詰めか記して頂くと私のような初心者にはとても有り難いです。勝手なことばかり申しますが、よろしくお願いします。

Pass

[58] 手数表示を原則としています
まるしお (/) - 2013年09月04日 (水) 18時10分

 ポン太さん、コメントありがとうございます。

 出題の際の「手数表示」ですが、web駒音でも表示を原則としてきました。今回はちょっと考えがあってあえて手数を伏せたわけです。
 5手目以降は追い詰めですし、「13手」と書くとかえって尻込みしてしまう人もいるかな……と。

 まあ今回は例外とお考え下さい。

 次回作は短いのにしましょうかね。
 またよろしく。

  

Pass

[72] 画面上で駒を動かす
まるしお (/) - 2013年09月05日 (木) 18時17分

 暗算ではちょっとつらい。かといって盤駒を出すのは面倒という方に。

 下記のリンクをクリックしてみて下さい。
 本作の図面が現れます。
 次に右側の「ここから駒をならべる」をクリック。
 すると操作のできる盤面が出現。
 ドラッグで駒移動。右クリックで「成り→逆向き→成り→逆向き」の操作が可能。

 試してみて下さい。

高柳敏夫作珍品簡素図式の盤面

Pass

[87]
マキ (/) - 2013年09月07日 (土) 11時48分

まるしおさん

自力では全然解けず、まるしおさんのヒントを見てようやくヒラメキました。

よかったー。

またの出題期待してます。

Pass

[89] 解答感謝
まるしお (/) - 2013年09月07日 (土) 16時44分

 マキさん、解答ありがとうございます。
 なにげない図ですが、結構読まされますね。 

 web駒音時代同様、「別館」をお引き立て下さい。

Pass

[93] 高柳敏夫作超簡素形珍品の解答(1)
まるしお (/) - 2013年09月08日 (日) 16時53分

 この図、超簡素形なのになかなか詰んでくれません。
 「手は限られているはずなのに、なんでやねん」という感じ。

 まず目に付くのは、▲2一桂成と捨てて▽同玉に▲2三龍と寄る手。
 合駒を打ってくれれば▲1二銀までだが、▽2二銀と上がられると、▲3二銀▽1一玉で、次の▲1二歩が打歩詰で失敗。

 しかし▲2一桂成以外にどんな手段があるのか?
 ▲1二歩▽同玉に▲2三銀?
 ええいもう、高柳八段の異常感覚ならば、初手、掟破りの▲3一龍でどうだ!

 こんなことを延々と考えていて、終いには収拾がつかなくなる。
 私も最初そんな感じでした。

 ところが、結論を言えば、初手はやはり▲2一桂成でよかったのです。

――――――――――――――――――――――――――――――
高柳敏夫作(13手詰)

Pass

[94] 高柳敏夫作超簡素形珍品の解答(2)
まるしお (/) - 2013年09月08日 (日) 17時01分

 図は▲2一桂成に▽同玉と応じたところ。
 ここでいい手がありました。

 心理的盲点だったこの一手、早朝の寝床の中で発見したときは、「そうだそうだ、これだった」と嬉しくなりました。

 この手が分かれば後は一気です。

(正解手順は明日発表の予定)

――――――――――――――――――――――――――――――
高柳敏夫作品(▲2一桂成に▽同玉の図)


Pass

[96]
世渡り下手爺 (/) - 2013年09月09日 (月) 12時13分

ただ捨ては盲点になっていますね。

Pass

[100] 解説延期のお詫び
まるしお (/) - 2013年09月09日 (月) 21時14分

 世渡りさん、こんばんは。
 今後もよろしくお願いします。

 竜王戦挑決の方が佳境になってきたので、もう解説稿を書けそうもありません。
 すいませんが、観戦に専念しますので、解説は明日に――。

Pass

[106] 高柳敏夫作超簡素形珍品の解答(3)
まるしお (/) - 2013年09月10日 (火) 18時22分

 初手▲2一桂成▽同玉の局面で、次の手は、

 ▲1二銀打!(掲載図)

 これが実に見えないのです。

 もっとも、▲2一桂成▽同玉と進んだ局面が出題図ならばたぶん見える。
 しかし、▲2一桂成▽同玉が正しいのか正しくないのかがまだ確定されていないときにはこの▲1二銀打は死角になる。
 ▲1二銀が見えないからまた初手に戻るということになってしまうのだ。

 持駒は銀と歩、ならば最後の切り札として銀を残しておきたい、これが人情というもの。
 銀は1三に打ちたい。
 ところが1三に打つのは歩の方だった。

 銀を捨ててから歩を1三に据える。
 これが心理の逆。
 まったく盲点でした。
――――――――――――――――――――――――――

高柳敏夫作品(3手目▲1二銀打の図)

Pass

[107] 高柳敏夫作超簡素形珍品の解答(4)
まるしお (/) - 2013年09月10日 (火) 18時28分

 ▲2一桂成▽同玉▲1二銀▽同玉▲1三歩が最初の5手。(掲載図)

 こうして1三に歩を据えればもうゴールを通過したも同然。
 以下、▽1一玉なら▲3一龍があるので、当然▽2一玉と逃げる。
 そこで▲2三龍と寄る。
 ▽2二銀と上がる。
 ▲1二歩成と成る。

 1三に歩を据えるのではなにか心許ない気がしたが、こうして成ってみると力は絶大。
 以下、▽3一玉▲2二龍▽4一玉▲5二銀まで。
 13手で詰め上がりました。

――――――――――――――――――――――――――

高柳敏夫作品(5手目▲1三歩打の図)

Pass

[108] 高柳敏夫作超簡素形珍品の解答(5)
まるしお (/) - 2013年09月10日 (火) 18時31分

【正解手順】
 ▲2一桂成▽同玉▲1二銀▽同玉▲1三歩▽2一玉▲2三龍▽2二銀上がる▲1二歩成▽3一玉▲2二龍▽4一玉▲5二銀まで13手詰

 高校生の頃仲間と一緒にこの作品を解いたときには、さんざん苦労したにもかかわらず、7手目以降が気に入らず、「なんだ、だらだらの収束ではないか、これじゃあ価値半減だなあ」などと好き勝手なことを言っていたと思う。
 まあ、高柳八段にはずいぶん失礼なことをしてしまいました。

 久しぶりに解いてみて、やはり▲1二銀〜▲1三歩の味はなかなかのものでした。
 そういう手がこの簡素図式の中に隠れている。
 本作はもうそれだけでいいのです。
 数多の詰将棋の中で、この図はきっと後々まで語り継がれていくことでしょう。

――――――――――――――――――――――――――

高柳敏夫作珍品簡素図式
高柳敏夫『新感覚詰将棋』(1976年、日本将棋連盟発行)掲載作品

Pass

[112] 児玉孝一七段作品(5手詰)
まるしお (/) - 2013年09月11日 (水) 20時55分

 頭の体操に一題。

 「将棋世界」8月号の付録は「詰め手筋サプリ」と題した詰将棋集(児玉孝一七段作)。
 軽い手筋物が多い中、油断していると、ところどころに変な作品が混じっていて思わぬ苦労をさせられる。

 この図、改めて手順を辿ってみると大したことはないのだが、実際はかなり考えてようやく詰め上げたた。
 皆さんはいかがでしょうか。

――――――――――――――――――――――――――
児玉孝一作5手詰
「将棋世界」2013年8月号付録「詰め手筋サプリ」より

Pass

[114]
さっちん (/) - 2013年09月12日 (木) 00時11分

な〜んだ 簡単じゃん ▲3一馬△2三玉▲2二竜△1四玉・・あれ?あれ? 上部に逃げられちゃったよ。

 そっか やはり詰め将棋は捨て駒じゃ ▲2一馬△同玉▲3二竜△1一玉▲1二香まで ほらスッキリ

え? 不正解ですか? 2手目△2三玉でやはり詰まぬのかぁ。

なるほど では△2三玉を指させねば良いのか!!
となると初手はこれしかにゃいね。

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[130]
マキ (/) - 2013年09月13日 (金) 09時03分

私もかなり苦労しました(5手詰めなのに)。

手筋物は慣れたおかげですぐ解けるようになったのですが。

実戦では勝てないわけです

Pass

[137] 実戦では完全にアウト!
まるしお (/) - 2013年09月13日 (金) 21時31分

 これ、実戦だったら絶対に詰みを逃しますね、私は。

 まあ、「駒得は裏切らない」とか言って▲3一馬とやるでしょう。
 本当に見えづらい。

Pass

[148] 頭から湯気
ポン太 (/) - 2013年09月14日 (土) 23時30分

 頭から湯気が出るほど考えても解らなかったのですが、さっちんさんのヒントでわかりました。うーむ、どうも飛車と角の多い問題で、初手や三手目でこちらの駒が相手王から遠ざかるような感じの五手詰めは、どうもわたしのような初心者にとっては難問が多いような気がします。
 それでも、こんな感じの短手数で難問をヒィヒィ考えるのは、とても楽しいです。ありがとうございました。またお願いします。

Pass

[152] あなどれない
まるしお (/) - 2013年09月15日 (日) 20時58分

 ポン太さん、解答ありがとうございます。

 頭から湯気が出るほど考えられたそうですが、この作品は「詰め手筋サプリ」収録作の中でも、私がもっとも時間がかかったものの一つ。

 五手だと言ってもあなどれない。
 初手、なかなかこうは指せません。

Pass

[183] 児玉孝一作5手詰(解説)
まるしお (/) - 2013年09月18日 (水) 18時35分

 この図、玉方2六飛が意外に頑張っており、角得とばかりに▲3一馬は▽2二歩合で詰まなくなる。
 「そんなことせずとも、▲1三香打の一手詰ではないか」ですって? いやいや1三には角が効いているから▽1三同角で駄目。
 また、詰将棋らしく▲2一馬と捨ててみたいが、▽同玉なら▲3二龍以下詰むものの、取らずに▽2三玉で上が広い。

 初手の正解は、

 ▲4一馬(掲載図右)

 取れる角を取らずにわざわざ玉から遠ざかる一手。
 これがなかなか見えてこない。
 私も発見に時間がかかりました。5手詰なのに。

 ▲4一馬とする理由は、馬の効きを2三地点に残しておくというもの。
 これに対して▽2二歩(角銀桂香)ならば▲1三香▽2一玉▲3二龍。
 ▽2二金と抵抗しても、▲1三香▽2一玉▲3一龍。

 よって2手目は▽4二角と龍を外すが、▲1三香▽2一玉▲3二馬。
 初手▲4一馬の効果で2三からの脱出ができないために詰みとなる。

【正解手順】
 ▲4一馬▽4二角▲1三香▽2一玉▲3二馬まで5手詰

 まさに初手一発の作品ですが、誘い手が多く、作者としても「まずは成功」と言ったところでしょう。

――――――――――――――――――――――――――――――
児玉孝一作5手詰(左が初形、右は初手を示した図)
「将棋世界」2013年8月号付録「詰め手筋サプリ」より

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[199] 児玉孝一 作 9手詰
まるしお (/) - 2013年09月19日 (木) 18時26分

 児玉孝一七段の「詰め手筋サプリ」からもう一題。

 「なんだ、ほとんど考えることなく詰んでしまった」という人も多分いるでしょう。
 しかし人によっては相当苦労する。

 わたしも大苦労。作者にまんまとやられました。

 試してみて下さい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
 児玉孝一作 9手詰
「将棋世界」2013年8月号付録「詰め手筋サプリ」より

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[201]
マキ (/) - 2013年09月19日 (木) 19時52分

ひゃー、何という偶然。

今朝、仕事先に行く途中の電車の中で解こうとしてできなかった問題ではないですか。発売時にやった時は楽にできたはずと思うと、余計あせってしまって(^^;

まるしおさんのヒントを読んだら、あらま簡単に解けました(笑)。


Pass

[205]
さっちん (/) - 2013年09月20日 (金) 08時43分

とりあえず 玉頭を叩きますね。▲1三歩 △2一玉 ▲2二飛 △3一玉・・だめか。

ならば ▲2二飛 △1三玉 ▲1三歩 あら打ち歩だわ。 

 そっか これは打ち歩打開がテーマだな。

飛車をどこかに捨てるに違いないぞ。

▲2二飛 △1三玉 ▲2三飛不成 △同銀 ▲1四歩 △1二玉  不詰めかぁ。

▲2二飛 △1三玉 ▲2四飛成 △同桂 ▲1四歩 △1二玉  これも詰まんなぁ。

まさか 合い駒がテーマか? ▲1四飛に何を合いするのだ?角合いは詰み。金、銀、飛、香も詰む。 桂合いで逃れているにゃあ。

あれ? 思いつく王手は全て試したのだが・・

 もう一度 最初に戻るか。 おっ な〜んだ三手目が好手か。

 やっぱりね 詰め将棋は駒を捨てるにあり!
 

Pass

[206] 偶然を祝す
まるしお (/) - 2013年09月20日 (金) 20時24分

>ひゃー、何という偶然。

 マキさん、そうでしたか。びっくりです!


>三手目が好手

 さっちんさん、これが私には見えなかった。
 好手というか、俗悪というか、まんまとやられました。

Pass

[210] 頭血だらけ
ポン太 (/) - 2013年09月21日 (土) 18時45分

 死にものぐるいで考えて、頭を掻きまくり血が出た位考えても解らなかったのですが、またしてもさっちんさんのヒントを、再読熟読して、何とかわかりました。
 私のような初心者には三手目から五手目の連携がなかなか難しかったです。
 しかし解けて良かった。また鍛えてくださいませ。

Pass

[215] これに懲りずに……
まるしお (/) - 2013年09月22日 (日) 19時45分

 ポン太さん、「頭血だらけ」とは壮絶です!
 でも詰んだようで、目出度し目出度し。
 私は初手から三手目の連携に悩みました。

 なお、難解な作品に対しては、「こういうふうに進めてみたが、詰まない。どこに見落としがあるのか?」などという感じで書き込んでみて下さい。こちらからも適宜ヒントを出しますので…。

 これに懲りず、どうかこれからもよろしくお願いします。

Pass

[224] 児玉孝一 作 9手詰(解説)
まるしお (/) - 2013年09月24日 (火) 18時34分

 作者はこれを「引っかけ問題」と言っている。
 まさしく、私は引っかかった。

 このかたち、2一に逃がしたときの対策が必要。
 「となると、▲1三歩ではだめだな」――こう考えてしまった。
 それで▲2二飛と打ち、何とか手をつなげようと考えたのだが…。

 初手の正解は、なんとこの▲1三歩。
 ▽2一玉と逃げたときに、

 ▲1一馬(掲載図右)

 いやあ、こんな手があったのか!
 手筋物に慣れているとこういう筋悪な手が難しい。

 以下、▽同玉▲1二飛▽2一玉▲2二歩▽3一玉▲1一飛成まで9手詰。

 取った歩を2二に打って飛車成りまで。玉の脱出を食い止めました。


 この「詰め手筋サプリ」、手筋物が大半ですが、こういう変な図がポコッと混ざっていて、頭の変換ができずに手こずりました。


―――――――――――――――――――――――――――――――――
児玉孝一作 9手詰 左図が初形、右図は3手目。
「将棋世界」2013年8月号付録「詰め手筋サプリ」より

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[233] 二上達也作 11手詰
まるしお (/) - 2013年09月25日 (水) 20時43分

 『二上詰将棋代表作』(日本将棋連盟、1974年)から最も駒数の少ない作品を。
 盤面わずかに四枚。
 手駒も二枚だから王手の数は限られる。

 11手詰ですが、サービス問題のつもり。ただ暗算だと見落とす手があるかも。(実は私がそうでした)

二上達也作 11手詰(『二上詰将棋代表作』より)

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[249]
さっちん (/) - 2013年09月26日 (木) 22時25分

まあ 簡素な配置で持ち駒も少ないので 紛れが少ないのは仕方ない。

 二度の目銀捨てが この作品の狙いでしょうか。

 久しぶりに 二上九段のお名前を拝見しましたので 連盟HPの棋士紹介欄に目を通してみました。

もう 引退されてから23年もたつのですね。タイトル戦登場回数は26回とすばらしい棋暦。 しかし、大山名人の全盛期と重なりタイトル獲得は通算5期。勝負の世界に似つかわしくないが、やや不運であった。しかし、その分 愛弟子の羽生善治がきっちりお返しをしている。

  いわゆる”10倍返しだ!!” 

Pass

[251] やはり死にものぐるい
ポン太 (/) - 2013年09月27日 (金) 09時29分

 いくら考えても解らなかったので、もうギブアップしようかと思ってましたら、例によってさっちんさんがヒントをくださり、二度目の銀、でなんとかわかりました。11手詰めになると、私のような初心者には、さっちんさんのヒント、ご指導がなければとても困難のようです。ありがとうございました。
 これからも、まるしおさんの出題、さっちんさんのご指導よろしくお願いします。

Pass

[253] 解ければ最高!
さっちん (/) - 2013年09月27日 (金) 18時23分

>ポン太さん

詰め将棋は何度も悩み、諦めそうになったりして、「おっ こんな手があったか!」 と詰め筋を発見した時の達成感は気分のいいものですよね。

 これからも一緒に愉しみましょう

Pass

[255]
まるしお (/) - 2013年09月27日 (金) 18時29分

 さっちんさんに同玉。

 私もさんざんそうやって悩み、そして楽しんできました。

Pass

[308] 二上達也作 11手詰(解説)
まるしお (/) - 2013年10月02日 (水) 18時28分

 この図、まあ初手は順当に▲1三銀でしょう。
 1一に逃げると▲2二角があるので、2手目は▽2一玉。

 ここがまず最初のポイント。
 ▲1二角などとしては続かない。
 ここは▲3一銀成と捨てるのが好手。
 ▽同玉と取らせてから、▲2二角と打つ。

 実はこの2二角の配置が詰め方にとって絶好なのだ。

 ▽2一玉と逃がしてからの次の手が二番目のポイント。

 ▲1二銀成(掲載図右)

 私はこの手を見逃し、時間を食った。

 以下は、▽同玉▲1三飛成▽2一玉▲1一龍まで。

 奇麗に詰め上がりました。

【詰手順】▲1三銀▽2一玉▲3一銀成▽同玉▲2二角▽2一玉▲1二銀成▽同玉▲1三飛成▽2一玉▲1一龍まで11手詰

 簡素な初形が美しい作品です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
二上達也作 11手詰『二上詰将棋代表作』(日本将棋連盟、1974年)より
左が初形。右が7手目▲1二銀成の局面。

Pass

[332] 二上達也作 9手詰
まるしお (/) - 2013年10月04日 (金) 18時20分

 二上九段の作品をもう一つ。
 今度は本格的。
 ちょっと手強いかも。

 ご健闘下さい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
二上達也 作 9手詰 
「将棋世界」1992年10月号付録「二上達也、珠玉短編集」より

 PC上で駒を動かして解きたい方はこちらから(「ここから駒を並べる」をクリック)

Pass

[335]
24ヘボ五段 (/) - 2013年10月04日 (金) 21時23分

なるほどー。3〜5手目の連携に気づくのに、しばらくかかりました。飛車も角もきれいに消えますね。

Pass

[337] うぃ〜
さっちん (/) - 2013年10月04日 (金) 21時38分

 いや〜盤面広すぎ〜^

水割り 3杯、4杯、いや5杯かな 覚えておらん

呑み過ぎた〜 詰め将棋は明日西よ(明日にしよの誤変換)

で、24ヘボ五段さん お久しぶり〜〜

Pass

[340]
さっちん (/) - 2013年10月05日 (土) 08時11分

 熟睡できた〜 今朝はとてもすっきりじゃ

で、モーニング珈琲のみながら 早速詰め将棋 

 好きじゃのぉ

なるほどね〜 邪魔駒消去に 逃げ道封鎖

 とどめは 角のダイブ   いつもながら 良くできてるなぁ 

Pass

[344] お久しぶりです!
まるしお (/) - 2013年10月05日 (土) 20時16分

 24ヘボ五段さん、お越しいただき、嬉しいです。

 駒音ではお世話になりました。
 引き続きよろしくお願いします。

 本作、3〜5手目の意味が一目では分かりません。(理解に時間を要する)
 そこがミソですね。

Pass

[358] 美味しい詰め将棋
大吉 (/) - 2013年10月07日 (月) 18時10分

お世話になります。解けました。
6四歩は余詰防止の配置なのですね。(余詰防止の駒を意識したことは、おそらく初めての経験)
美味しいものを適量ということが、初老のおじさんには食生活でも詰め将棋でも良いようですねぇ。

Pass

[360] お懐かしい!
まるしお (/) - 2013年10月07日 (月) 19時44分

 大吉さん、お懐かしゅうございます。
 よく訪ねてきて下さいました。
 またまた、よろしくお付き合い下さい。

 ご指摘のとおり、本作はこの6四歩配置が一つのポイント。
 これにより作意が限定されています。(余詰防止というよりも、変化同手数駒余りによる作意限定)

―――――――――――――――――――――――――――――――――
二上達也 作 9手詰 
「将棋世界」1992年10月号付録「二上達也、珠玉短編集」より
 PC上で駒を動かして解きたい方はこちらから(「ここから駒を並べる」をクリック)

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[369]
大長考 (/) - 2013年10月08日 (火) 15時29分

久しぶりに解いたらめちゃ難しい。

丸1日掛かりました。

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[372] ヒント1
まるしお (/) - 2013年10月08日 (火) 18時17分

 大長考さん、御苦労様でした。

 本作は7三の角をどう働かせるかが鍵ですね。

 6二〜5一方面ばかりに目が行きますが、実は……。

 ↑ これ、重要なヒントです。

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[397] 二上達也作 9手詰(解説-1)
まるしお (/) - 2013年10月11日 (金) 17時56分

 初手の候補は三通り。▲5二飛打か▲4三金か▲4三飛打。
 まあ実際は誰もが▲5二飛打から考えるだろう。これにより玉の可動範囲がぐっと狭まる。
 ところがその後がなかなか難解なので、初手に戻って4三から打つ手を考え始めたりする。
 そうなるとかなり時間を食ってしまう。

 初手の正解は平凡に▲5二飛打。
 ▽3一玉と逃げたときに狙いの強手、

 ▲3三飛成!

 一見、何のために捨てるのかよく分からない。
 実は、5三の飛車が邪魔駒になっているのである。

 右下の図を見ていただきたい。(▲5二飛打▽3一玉までの局面)
 もし盤面に5三の飛車がなければ▲6四角成という王手がある。
 これが盲点になっている。
 角を引いて使うということに思いがいかないのだ。

 つまり、▲3三飛成は▲6四角成を狙いにした捨て駒というわけだ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
二上達也 作 9手詰 
「将棋世界」1992年10月号付録「二上達也、珠玉短編集」より
左(初形)、右(▲5二飛打▽3一玉までの局面)

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[398] 二上達也作 9手詰(解説-2)
まるしお (/) - 2013年10月11日 (金) 18時01分

 三手目▲3三飛成を▽同桂と取ってくれれば、狙いの▲6四角成が実現する。2一へ逃げ場はできたものの、▲3一金と打ってそれまで。

 従って▲3三飛成には▽同馬と取る。
 すると今度は▲6四角成とできない。
 4二に敵馬の効きができてしまっているのだ。
 さあどうするか。

 ここで、次の好手、▲2二金。(下図左)
 これで解決する。

 もし▽同馬なら馬筋がずれたので▲6四角成以下9手駒余りで詰み。
 よって▽4一玉と逃げるが、
 それには習いある手筋、▲5一角成。
 ▽同馬と取らせて、
 ▲3二飛成まで。

 初形に配置されていた飛車と角が奇麗に消えて詰み上がりました。(下図右)

【詰手順】▲5二飛打▽3一玉▲3三飛成▽同馬▲2二金▽4一玉▲5一角成▽同馬▲3二飛成まで9手詰


 本作、変化で▲6四角成と引いて使うところがなかなか見えませんね。
 私も結構手間取りました。
 好作です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
二上達也 作 9手詰 
「将棋世界」1992年10月号付録「二上達也、珠玉短編集」より
左(5手目▲2二金の局面)、右(詰め上がり図)

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[411] 昼間勉作 7手詰
まるしお (/) - 2013年10月12日 (土) 18時29分

 本図は発表原図に長手数の余詰があったが、手順は素晴らしいものだった。
 掲載したのは某氏の修正図。(将棋ソフトでの検討では完全作とのこと)

 実に面白い作品なので解いてみて下さい。

 PC上で駒を動かして解きたい方はこちらから(「ここから駒を並べる」をクリック)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
昼間勉作 7手詰(近代将棋1968年8月号)修正図

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[416]
世渡り下手爺 (/) - 2013年10月13日 (日) 10時55分

なんで、2五にと金がいるのかな?

実戦では5二に飛車打ちたいのですがね〜。

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[417] 愛はだめなのよ
さっちん (/) - 2013年10月13日 (日) 13時46分

初手が手広いですにゃ 

 まあ 玉が4二ならば簡単ですねぇ 

 となるとそこへおびき出せばよいのか!


>実戦では5二に飛車打ちたいのですがね〜

 むむ これはカモフラージュなのかヒントなのか

Pass

[425] 頭フラフラ
ポン太 (/) - 2013年10月14日 (月) 01時51分

 爺様(私より少しだけ年長な方なので、私とは爺様同士ですが)とさっちんさんのヒントでやっと解けました。
 恥ずかしながら、まるしおさんご提供の駒動かしソフトをどうしたらよいかわからないので、つまりどうしても駒が出てきませんので、数十年ぶりに駒を並べました。駒を見つけるのに苦労しました。
 しかしこの問題は、わたしのような初心者にはなんというか、お二人のヒントなしには、とても無理な、361度回転したような問題です。
 しかしながら、こんなイジメ?!にあうのはとても楽しいものです。前回の問題は、解らないまま、あまり考える時間もなかって、結局解けませんでしたので、これからまた鍛えて下さいまし。

Pass

[432] アナログの良さ
まるしお (/) - 2013年10月14日 (月) 17時50分

 ポン太さん、毎回悩ませてすいません。

 将棋盤の上で駒で動かす感覚はいいと思います。
 アナログの良さを実感します。私も手が見えないときは盤駒を使って楽しんでいますよ。


 PC上で駒を動かして解きたい方はこちらから(「ここから駒を並べる」をクリック)

●上記サイトの使い方

 1.「ここから駒を並べる」をクリックすると盤面が現れる。
 2.動かしたい駒にマウスカーソルを合わせる。
 3.左クリックして、そのままドラッグ。
 4.目的の場所で左クリック解除。(これで駒が移動します)
 5.「成」にしたい場合は、その駒にカーソルを合わせて右クリック。
  (右クリックごとに、成→反対向き→成→反対向き、という動作をする)

Pass

[433] すみません
ポン太 (/) - 2013年10月14日 (月) 19時45分

 すみません。どうしてもソフトがうまく操作できません。
黄色い木目調の盤面と駒台は表れるのですが、駒が出てきません。仕事でコンピューターを使用することは、ほぼ毎日のことですが、所詮決まったソフトを操作するだけです。
 わたしはアナログ年寄りでがんばります。

Pass

[437] アナログの勧め
まるしお (/) - 2013年10月15日 (火) 06時01分

>黄色い木目調の盤面と駒台は表れるのですが、駒が出てきません。

 そうですか。
 そんな現象があるとは…。

 せっかく(何十年かぶりに)盤駒を見付け出したのですから、アナログの良さを満喫して下さい。

Pass

[438]
世渡り下手爺 (/) - 2013年10月15日 (火) 09時14分

ふむ、我が家の電脳機にも駒が出てきませぬ。最近の電脳機、年寄りにはアナログを使えとしているのかの〜。

と言う事で、磁石の携帯用でも出すかな、これは時代物じゃで。

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[439] 柘植の駒を使ってのんびり
大吉 (/) - 2013年10月15日 (火) 11時10分

我が家のパソコンにも駒が出てこないけれど、特に問題は無い。
世渡り下手爺様のあとに駒について書くことは元気が必要だけれど、柘植の盛り上げ駒を大島椿の油で手入れして使っています。
詰め将棋はまだ解けないけれど、解答が発表されるまでに解けなければそれも良しと、のんきに考えています。

蛇足で雑感を少々、勝手に連想しているのですが
「銀じい」 →  佐伯銀蔵 、中村嘉津雄。
「くもじい」→  父親が入道雲母親がうろこ雲 伊武雅刀
「駒じい」 →  世渡り下手爺様
この頃、じじいという言葉に敏感になっているのです。

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[442]
世渡り下手爺 (/) - 2013年10月15日 (火) 15時29分

大吉さま

盛上げ駒について一言だけお願いがございます。

『椿油は決して使わないで下さい』

よく、椿油を使うことが書かれておりますが、駒にとっては実はよろしくはありません。今回の将棋検定試験の模擬問題にも出ておりますが、間違った考え方です。

油は漆を溶かす材料でして、それが駒に染込みますと、汚れも一緒に呼び込みます。また、それを続けますと、駒の中に油が溜まり、木の導管に入り込んだ漆を溶かし、繋ぎがゆるくなり漆の剥奪を起す場合もあります。

駒は乾拭きが一番でして、手油がついたものを拭き落すことで長持ちを致します。乾拭きを続ければ今までの油分も少しづつ抜けますので、是非とも乾拭きをして頂ければと思います。

その場合に、絹は使わないで下さい。漆には丈夫過ぎてよくありません。木綿かタオルで使った後に軽く手油や汚れを拭き落すだけで駒は数十年は使えるものです。

油は、その瞬間は駒木地が輝いて見えますが、決して良いことがございません。間違った手入れの仕方が一人歩きをしてしまっておりますのでご注意をして頂ければと思います。

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[443]
大吉 (/) - 2013年10月15日 (火) 17時34分

世渡り下手爺様了解です、ご教示有難うございます。今後はタオルの乾拭きだけにいたします。

Pass

[454] 最初の三手の感触
まるしお (/) - 2013年10月16日 (水) 06時02分

 この作品、なんと言っても最初の三手です。
 とてもとても面白い。
 「何でこんな手順が成立するの?」という感じ。

 盤と駒を使って、指でこの感触を確かめて欲しいと思います。



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昼間勉作 7手詰(近代将棋1968年8月号)修正図

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[455] 飛車は限定だ
さっちん (/) - 2013年10月16日 (水) 08時04分

>柘植の盛り上げ駒を使えば 一段とすばらしい感触だろうなあ 
ん? その感触では無いですか。

この作品、初手に結構悩みましたね。▲4一銀、▲4二飛、▲3

一角成り・・と有力な手が多い。

>この作品、なんと言っても最初の三手です。

 そう この玉将はきっと草食系ですにゃ。 愛することなく身

を引くのよね。


Pass

[457]
大長考 (/) - 2013年10月16日 (水) 12時49分

凄い手ですね。

気が付かなかった。

桂合いで駄目だと思っていた。

3三がポイントなのか!

Pass

[462] 2手目もポイント
まるしお (/) - 2013年10月16日 (水) 18時13分

 「7手で詰んだけど、駒が余っちゃった」という方はいませんか?

 2手目の応手により、駒が余らなくなります。
 この2手目が何ともとぼけた味。

 

Pass

[483] 最後のヒント
まるしお (/) - 2013年10月18日 (金) 20時23分

 玉が2三に上がられた時どうするか。
 それを考えて××を打つ。

 (本手順は2三に上がらない)

 2二にいる角をどう使うか。
 この角の活用のために最初の三手が必要。

 詰手順になんともとぼけた味わいがあります。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
昼間勉作 7手詰(近代将棋1968年8月号)修正図

Pass

[491] 昼間勉作7手詰(解説)
まるしお (/) - 2013年10月19日 (土) 18時23分

 まず正解手順を最初に示しましょう。

 【詰手順】▲5二飛▽4一玉▲4二飛成▽同玉▲3一角成▽同玉▲4二銀まで7手詰

 どうですか、この最初の三手。なんとも面白いでしょう。

 まず目に付くのは初手▲3一角成。取ってくれれば▲4二銀まで。
 ところが実際は取らずに▽2三玉と逃げられて届かない。
 しかし、もし玉が4二の位置ならば、▲3一角成には▽同玉の一手になる。

 ということで初手▲4二飛打も有力なのですが、これも▽2三玉で逃れてしまう(実際はかなりきわどいんですが…)
 そこで、▽2三玉対策として、一つ離して▲5二飛と打つのが正解。
 もし▽2三玉なら、▲1三角成▽3四玉▲5四飛成。これで捕まっている(7手駒余り)。

 といって、▲5二飛に▽4二合駒は▲同飛成と取られ、▽2三玉と逃げても今度は▲3三龍がある(これも7手駒余り)

 よって初手▲5二飛には▽4一玉と応じる。
 これが、「すっと身を引く」ようで奇妙な味。

 この▽4一玉のときにも▲3一角成としたくなるが、これは両王手ではないので▽3一同金と取られてしまい、駄目。

 そこで詰め方は初志貫徹、4二地点におびき出すべく、さらに▲4二飛成と押し売りする。

 ここの応酬が本作の見せ場。詰将棋の醍醐味。

 結局最初の三手で玉位置を4二へ移動させるのに成功し、待望の▲3一角成が実現するというストーリーです。
 面白いからくりですね。
 このアイデアが盤面八枚という好形で表現されているところも見逃せません。

 なお、原図は玉方「2五と」が桂馬でした。すると、肝心の狙いが実現せず、初手▲4二飛に▽2三玉としても、上部へ脱出した玉を追い回して詰んでしまうらしい。(この余詰は後に発見されたようです)
 なんとも残念。
 もし本修正図が完全作ならば、古今七手詰傑作集にぜひ加えたいものです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
昼間勉作 7手詰(近代将棋1968年8月号)修正図
左が初形。右は5手目▲3一角成の局面。

Pass

[492]
大吉 (/) - 2013年10月20日 (日) 12時28分

なるほど、納得です、「いやぁー詰め将棋って本当におもしろいですねぇー」昔こんなことを言うかたがおりました。

緑茶を飲みながら、柘植の駒を並べ「美味しい詰め将棋」を楽しむ、日常生活がより豊かになる、タオル地のハンカチで駒を乾拭きして駒箱に収める。パソコンの画面よりも将棋盤のほうが風情があります、おじさんにはこれが一番です。


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[493] コメント御礼
まるしお (/) - 2013年10月20日 (日) 16時04分

>緑茶を飲みながら、柘植の駒を並べ「美味しい詰め将棋」を楽しむ

 いやあ、いいですねえ。
 盤も駒もこういう作品を並べて貰えれば本望。

 これからもお楽しみ下さい。

Pass

[499] 本家「妙手選」より
まるしお (/) - 2013年10月20日 (日) 16時21分

 勝又清和先生の本家本元「新手ポカ妙手選」2012年度版から。(「将棋世界」2013年7月号付録)
 全39題の中で特に印象に残ったもの。
 「事実は小説より奇なり」というけれど、作り物の詰将棋も舌を巻くような妙手が実際の対局に現れました。

 加古川清流戦「▲澤田真悟四段−▽都成竜馬三段」 2012.5.10

 図は、▲7一角の王手に対して9三にいた玉が▽9四玉と上がってきたところ。
 対面玉で危険がいっぱい。
 まずは先手の次の一手を当てていただきましょう。

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[500] ちょと戻りますが
さっちん (/) - 2013年10月20日 (日) 17時25分

前問の詰め将棋の話題に戻りますが、あの詰将棋の作者(昼間勉)は初めて聞きました。本名か筆名か区別がつきませんが、筆名ならば昼間は勉強と推測して当時は学生かな?(全くの見当違いかも)

で その後の作品は何かあるのでしょうか?この作品からはセンスのよさを感じますが。

そこで 昼間勉でググってみたところ 

意外なブログがヒット

次のような 面白い初形のバカ詰(七手詰)がありました。

Pass

[504] 次の1手は久しぶり
さっちん (/) - 2013年10月20日 (日) 20時46分

上のバカ詰めは無視しましょう。

まるしお殿出題の次の一手問題

>作り物の詰将棋も舌を巻くような妙手が実際の対局に現れました。

>まずは先手の次の一手を当てていただきましょう。

この出題文から推察すると 現局面では後手玉に詰みはないのでしょう。

となると次の1手は先手玉の詰みを防ぐ手じゃな。選択肢がほとんどないから 端歩かにゃ?

Pass

[506] お久しぶりです
山崎知之 (/) - 2013年10月20日 (日) 22時32分

まるしおさんの 本家「妙手選」より 分かった気がします。
王手掛けずに三手必死でしょうか。

読むだけにしているつもりでしたが、詰め将棋のように悪戦苦闘
せずに解けたみたいで嬉しくなって書き込んでしまいました。

Pass

[507] 四銀ばか詰、解けました
まるしお (/) - 2013年10月20日 (日) 22時36分

>上のバカ詰めは無視しましょう。

 無視できません。

 あ、分かりました。
 銀と玉のスイッチですね。

 「昼間勉」というのはさすがにペンネームでしょうね。
 「近代将棋」などによく作品を発表しておられた実力者です。

Pass

[508] 駒音ではお世話になりました
まるしお (/) - 2013年10月20日 (日) 22時41分

 おおおおー、山崎知之さん、お久しぶりです。

 読んでいただいていたのですか。
 ありがとうございます。

 ぜひぜひぜひぜひ、書き込んで下さーい。
 リレーも加勢して下さーい。
 お願いします。

 「澤田−都成」の実戦、絶妙な三手ですね。さすが!

Pass

[510] アイヤー
さっちん (/) - 2013年10月20日 (日) 23時18分

おっ#%&*#&”%#<&%&’$# ←あまりの懐かしさに言葉にならず。

 蛇さん お久しぶりです。

 へ〜3手必死ですか。このヒントで分かりましたよ。

 なるほどね こんな詰めろ逃れがあるんだ。

こんな手を 実戦で指せたら 気分いいだろうな。

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[525] 加古川清流戦「澤田真悟−都成竜馬」
まるしお (/) - 2013年10月22日 (火) 18時40分

 この局面(下図左)、8五地点をどちらが獲るかが鍵。
 後手からの▽8五金(先手玉詰み)をまずは防がなければならないが、先手澤田の放った手は、

 ▲6四飛打!

 まさに詰将棋のような捨駒。
 ▽同金と取れば8五地点への効きが無くなるので、8五から金銀を打っていけば後手玉は詰み。
 また、▽8五金としたいが、その瞬間に後手玉が獲られてしまう。
 では▽8五歩はと言えば、これが打歩詰。

 ということで、▲6四飛の奇手に対し、後手は▽8四歩と控えて打った。
 詰めろ逃れの詰めろ。

 白熱の攻防だが、次の一手で後手は投了した。
 その一手とは?

 考えてみて下さい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
加古川清流戦「澤田真悟−都成竜馬」 2012.5.10
左は106手目、▽9四玉の局面。右107手目▲6四飛打。

Pass

[526]
まるしお (/) - 2013年10月22日 (火) 18時44分

 ▽8四歩打までの局面を示しておきます。(下図)

 都成三段は先手の次の一手を見て投了。
 これも妙手

Pass

[531] 玉頭戦は妙手が多い
さっちん (/) - 2013年10月22日 (火) 21時14分

「ふとう」と入力したら正当な指し手なのに「不当」と変換しやがった。不届きなPCじゃ。

△9四玉と逃げ出して 後手は勝ったと思ったでしょうね。ここで▲6四飛車とはうまい手があったですにゃ。こうゆう手はまっこと気分が良い。

そこで、△8四歩がまたまた詰めろ逃れの詰めろか。で、次が詰めろ逃れの必死ですか。見事な応酬じゃ。やはり 将棋は面白いぜよ!

で、時の人となった都成三段は今期の加古川清流戦でベスト4.
新人王戦優勝は 単なるフロックではないですね。

Pass

[572] 加古川清流戦「澤田真悟−都成竜馬」
まるしお (/) - 2013年10月24日 (木) 20時00分

 下図左が▲6四飛打に対し▽8四歩と抵抗して逆に詰めろをかけた局面。
 ここで先手澤田四段の放った決め手は、

 ▲9六銀打!

 敵歩の頭にズコンと銀を置いて、「詰めろ逃れの詰めろ」逃れの詰めろ。(この手を見て後手は投了)
 ▽同歩は▲9五金からの詰み。
 ▽8五歩(金)も▲同銀で6四飛の横効きが生きてくるので駄目。

 ▽6四金と飛車を取る手もあるが、これには▲9五銀がある。
 以下、▽同玉▲9六歩▽9四玉▲9五歩▽8三玉▲8二金。
 ここで▽7四玉と出られて一瞬あっと思うが、▲7五金▽同金▲同歩以下詰み。
 鮮やかに決まっています。

 それにしても▲6四飛▽8四歩▲9六銀とは、なんとも見事な終幕があったものです。

 澤田四段は39手目から秒読みで、109手で終局するまでずっと一分将棋だったとのこと。
 それでこの鮮烈な幕引きを演出するとは、たまげます。

 加古川清流戦「澤田真悟−都成竜馬」棋譜 2012.5.10

 この加古川清流戦、今年の決勝三番勝負(佐々木勇気四段 対 千田翔太四段)は26日開幕です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
加古川清流戦「澤田真悟四段−都成竜馬三段」 2012.5.10
左は108手目、▽8四歩の局面。右109手目▲9六銀打(投了図)。

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[586] 左真樹 作 ばか詰(7手)
まるしお (/) - 2013年10月25日 (金) 18時23分

 さっちんさん出題の四銀ばか詰を片づけてから次にいきましょう。

 本作は「ばか詰」というパズル。
 先手と後手が協力して、最短(7手)で詰め上げて下さい。
 (ただし、王手は放置しないこと)

 正解発表は明後日ころ。急いで詰めてね。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
左 真樹 作 ばか詰(7手)「詰将棋パラダイス」1979年1月号

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[597] あれ???
さっちん (/) - 2013年10月26日 (土) 08時15分

駒を並べたいときは 将棋盤を引っ張り出すのが面倒なので、

まるしおさんご紹介の この将棋盤を使っています。

 今、もう一度並べてみたけど、詰まない。

 やっぱ、バカ詰めは感覚が合わないね。

この将棋盤で考えよう

Pass

[614] 左真樹 作 ばか詰(7手)解説
まるしお (/) - 2013年10月27日 (日) 18時23分

 本図、私はこう考えた。
 まず、銀を捨てては詰みそうにない。一枚なら捨てても良いが、その場合、銀三枚の詰め上がりはかなり制約がある。
 よって、銀を捨てずに王手を続ける。

 こういう方針で始めたら比較的短時間で詰み上がりました。

 【正解手順】▲2八銀直▽1八玉▲1九銀▽2九玉(掲載図右)▲3八銀直▽3九玉▲4八銀左まで7手詰

 初形(下図右)と四手まで進んだ図(下図右)を見比べて下さい。
 玉と銀が入れ替わっています。

 こういうのが面白いんです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
左 真樹 作 ばか詰(7手)「詰将棋パラダイス」1979年1月号
左が初形。右が四手進んだ局面。

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[621] 今話題の「桐谷さん」の詰将棋
まるしお (/) - 2013年10月28日 (月) 18時41分

 「株主優待生活」で人気沸騰の「桐谷さん」。
 本作は「松本博文ブログ」のコメント欄で紹介されていたもの。

 難しく考えず、実戦感覚で詰めて下さい。

 PC上で駒を動かして解きたい方はこちらから(「ここから駒を並べる」をクリック)ただし、環境によって動作しない場合があるようです

―――――――――――――――――――――――――――――――――
桐谷広人 作(11手詰)

Pass

[653]
大長考 (/) - 2013年10月31日 (木) 14時28分

初手が分からなかった。

筋が悪い手で、なかなか指せません。

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[655] 桐谷氏作品
24ヘボ五段 (/) - 2013年10月31日 (木) 19時37分

 25歩は何のためにある? としばらく悩みました。
 確かにこの初手はスジワルですねえ。
 詰手筋らしき誘い手もあり、私も初手にたどり着くまで
 時間がかかりました
 

Pass

[660] 初手の誘惑
まるしお (/) - 2013年10月31日 (木) 20時06分

 私もてっきり初手はあの手かと思いました。
 「あの手」こそ筋ですからねえ。

 でもこれ、玉方に上手い受けがあって実は逃れている。

 そこに本作の価値あり。
 あくまでも「実戦的」に迫るのが正解だったというわけ。

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[664] アナログ思考
ポン太 (/) - 2013年11月01日 (金) 02時13分

 私のような初心者には、この初手が何故筋悪かわかりませんでしたので、ヒントの意味がなかなか解らなかったのですが、駒を並べたらわかりました。初心者には、自然な手なのでしょうね。むしろ、途中の馬や角のほうが難しいです。
 ところで、馬鹿詰めというのはあまり理解できません。どのようなルールか一応調べたのですが、よくわかりませんでした。
 かなり棋力の高い方々が、楽しまれるようなものなのでしょうね。私は、普通の初心者向け詰め将棋で、イジメテ、いや、鍛えて頂く所存だす。

Pass

[665] 解答御礼。
まるしお (/) - 2013年11月01日 (金) 06時12分

 ポン太さん、おはようございます。
 いつも解いていただいてありがとうございます。
 本作、詰将棋に慣れた人ほど初手は指しづらいでしょうね。
 唯一の詰将棋らしい手が5手目の馬でしょうか。
 見事、正解です。

 「ばか詰」は、後手側がわざと早く詰むように逃げるというパズルです(「協力詰」という場合もある)。
 先手と後手が協力して「最短手順」で詰めます。(ただし、王手は放置しない)

 前掲の四銀初形作品も、最短7手で詰めようとすると結構考えさせられます。

Pass

[679] 限定合での逃れ順
まるしお (/) - 2013年11月02日 (土) 20時10分

 この初形、私の第一感は当然▲3一角。
 もうこれしかないという一手。

 ▽同金なら▲2四馬〜▲2三馬まで。
 ▽1二玉は▲3二龍まで。

 よって、2二に合駒をするしかないが、それには▲1四龍
 ▽同玉と取らせて▲2四馬まで。

 ということで、初手▲3一角が決まったようだが、実は▽2二香合で逃れているというのが本作の売り。
 ▲3一角▽2二香合▲1四龍▽同玉▲2四馬▽同香で、「あっ!」と声を上げさせるという寸法。

 同じ2四に効かせるにしても▽2二飛合では、▲同角成〜▲3二龍〜▲4二飛で詰み。
 つまり、初手▲3一角には香車の合駒だけが唯一逃れているんです。

 となると、初手はいったい?

―――――――――――――――――――――――――――――――――
桐谷広人 作(11手詰)
左、初形。右は▲3一角に▽2二香合の局面(限定合で逃れ)。

Pass

[682]
世渡り下手爺i (/) - 2013年11月02日 (土) 21時25分

>となると、初手はいったい?

俗なイモ手かも知れません。実戦ではこう指すでしょうね。

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[686] 桐谷さんの詰将棋(解説@)
まるしお (/) - 2013年11月04日 (月) 21時38分

 本作の初手はなんと、▲2四角
 俗手、イモ筋、凡手――詰将棋にあるまじき手である。

 そして、▽2二玉と逃がしてから、▲3二龍。
 これまた駒取りの実戦感覚。
 詰将棋のセオリーから外れた出だしだ。

 下図右はこの▲3二龍に▽同玉と応じたところ。
 ここで初めて詰将棋らしい手が出ます。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
桐谷広人 作(11手詰)
左、初形。右は▲2四角▽2二玉▲3二龍▽同玉の局面。

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[695]
さっちん (/) - 2013年11月05日 (火) 18時51分

>ここで初めて詰将棋らしい手が出ます。

らしい手といえば 捨て駒ですにゃ

 それも強力な馬かな???

 

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[710]
大吉 (/) - 2013年11月06日 (水) 07時44分

結果的に時間を多く使いました、3四に逃げられたらダメということで、始皇帝氏(思考停止)になってしまった。ボケ防止になりました。今更ですが、桐谷七段は詰め将棋も見事なのですね。

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[721] 桐谷さんの詰将棋(解説A)
まるしお (/) - 2013年11月06日 (水) 20時07分

 ▲2四角▽2二玉▲3二龍▽同玉と進み、玉が狭そうでいて逆に広そうな局面になったが、ここで、

 ▲4一馬(掲載図左)

 これが網を絞る決め手となる。
 ▽同玉ならばもちろん頭金。
 よって▽4三玉と逃げるが、以下は追い詰め。

【詰手順】▲2四角▽2二玉▲3二龍▽同玉▲4一馬▽4三玉▲4二角成▽3四玉▲2四馬▽4五玉▲4六金まで11手詰

 意外なところで詰め上がりました。
 おそらく実戦からの取材だと思うけれど、初手▲3一角に▽2二香合の逃れ順があることで作品が成立したといった感じ。
 筋の逆を行く作品で、私にはかえって解きにくかったです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
桐谷広人 作(11手詰)
左、▲2四角▽2二玉▲3二龍▽同玉に▲4一馬の図。右は詰め上がり。

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[742]
大長考 (/) - 2013年11月08日 (金) 13時21分

手筋ばかりに頼ると、こういった武骨な手に気が付かなくなってしまいます。

反省しました。

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[746]
まるしお (/) - 2013年11月08日 (金) 17時30分

>武骨な手

 そうですね。実戦的な普通の手が詰将棋では「武骨」となって指しにくい。
 作者はそこら辺を狙ったんでしょう。

 ▲4一馬も一手だけの妙手(筋)として光っています。

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[751] 余興として
まるしお (/) - 2013年11月08日 (金) 20時19分

 下図を見て下さい。

 別スレッドで紹介された武市三郎作必至図を改作したもの。

 完全作になっているかどうか分かりませんが、何手で必至になるでしょうか?
 

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[753] 25手?
さっちん (/) - 2013年11月08日 (金) 20時42分

おおっ 曲詰めならぬ 曲必死?

 一つずつ歩の移動とは 面白いことを考えますにゃ

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[760] 3手、、、じゃなかった
24ヘボ五段 (/) - 2013年11月09日 (土) 12時56分

 3手進めて、さて受けは、、と考えたらありました。
 そこから延々のびるんですね。さっちんさん、ヒントありがとうございました。

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[777]
さっちん (/) - 2013年11月10日 (日) 19時56分

>さっちんさん、ヒントありがとうございました。

いやいや、強豪の五段どのにヒントなどとてもとても・・

実は、この必死問題は別スレで出題があり、まるしおさんと3手必死じゃない?いや五手必死じゃない?とやりあった問題なのです。

で、その問題を まるしおさんが美味くアレンジしたのがこれなのです。


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[793] 25手の必至
まるしお (/) - 2013年11月11日 (月) 19時12分

 この必至図(武市三郎作の改作)、まず最初に作意手順を示します。

▲1三桂▽同銀直
▲3二飛▽9二飛▲同飛成▽同歩
▲3二飛▽8二飛▲同飛成▽同歩
▲3二飛▽7二飛▲同飛成▽同歩
▲3二飛▽6二飛▲同飛成▽同歩
▲3二飛▽5二飛▲同飛成▽同歩
▲3二飛▽4二飛▲同飛成まで25手必至

 どうでしょうか。
 詰将棋の繰り返し趣向のような感じになりました。

 まずは▲1三桂と王手、▽同銀直に▲3二飛と据えるのがポイント。
 次に▲2二飛成を狙っています。
 と同時に、▲3一桂成▽同銀▲1二飛成の詰め方もある。

 この両方を防ぐには4筋以遠の二段目に飛車を受けるしかない。
 必至も詰将棋同様玉が最も長く生き延びる応手を選ばなければいけない。それで▽9二飛といちばん遠くに打つ。

 これが最強の抵抗となりますが、▲同飛成と取ってからまた▲3二飛と据える。
 以下、玉方は、8二・7二・6二・5二・4二と飛車を打って手数を伸ばすものの、最後▲4二同飛成でついに撃沈。
 どう応じても次に詰みがあります。

 つまり、▽4二同歩でも、▲3一飛▽同銀▲同桂成▽同玉▲3二銀まで。4二に歩を吊り上げた効果で玉は脱出ができません。
 結局、攻め方としては▽4二歩と吊り上げたいのですが、玉方が抵抗して飛車を遠くに打つものだから何回も▲3二飛と繰り返し打つことになる。
 その結果ずらっと並んだ一段目の歩がそれぞれ前進していくという趣向手順が現れたというわけです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
武市三郎作必至図(「将棋世界」2013.11月号)を改作した図
左が初形 右が終形

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[0] 最大レス件数を超えました
システムメッセージ (/) - 2025年01月31日 (金) 03時27分

最大レス件数「100」を超えましたので、これよりレスは出来ません。

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