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「言葉の対局室・別館」リレー将棋対局室

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[3932] 将棋界、月間「ベスト3」
まるしお (/) - 2014年10月02日 (木) 17時56分

 将棋界の出来事「ベスト3」を月単位で選出していきます。
 これを元に「年間ベスト10」を決定し、その年を回顧します。


●選出基準●
――――――――――――――――――――――――――――
 ・客観性は必ずしも重視しない
 ・選出者個人の思いを重視する
 ・場合によっては月間「ベスト4」でも「ベスト5」でも可
 ・次点を設けるも良し
 ・自分で選んで自分で楽しむ
 ・読者に楽しんで貰えればなお良し
――――――――――――――――――――――――――――

 どなた様も気楽にご参加下さい。

Pass

[3934] 2014年9月の出来事
まるしお (/) - 2014年10月02日 (木) 18時39分

 恒例の月別ベスト3ですが、今回は「ベスト5」としました。
 九月は結構いろいろありましたので…。
 (客観性は二の次の私的選定です)

 ━━━━━━━━━━━━━━━
 将棋界 BEST5(2014年9月期)
 ━━━━━━━━━━━━━━━

 ・第1位 渡辺明、銀河戦で優勝(9/30放送、対局は 8/11)
 ・第2位 「電王戦タッグマッチ」に小暮克洋氏が警鐘を発す(9/7)
 ・第3位 今泉健司アマのプロ編入試験開始(9/23)
 ・第4位 西山朋佳奨励会員が二段に(9/21)、伊藤沙恵1級は退会(9/30)
 ・第5位 山田久美、47歳で四半世紀ぶりにタイトル挑戦(9/29)


●次点(順不同)

 ・糸谷哲郎六段が竜王戦挑戦者に(9/8)
 ・羽生善治が王位防衛(9/25)
 ・王座戦「羽生−豊島」は二勝一敗に(9/30)
 ・新四段誕生(9/13)
 ・清水市代女流六段が女流王将戦の挑戦者に(9/5)
 ・塚田恵梨花が女流棋士資格を申請、十月より参戦(9/22)

Pass

[3935] いろいろありました
さっちん (/) - 2014年10月03日 (金) 00時06分

まるしおさんの「月間ベスト3」を見ると
月替わりをあらためて実感するのですが 本当に矢の如しでございますね

ベスト3は まるしおさんと同じような選出になることが多かったのですが
今回は微妙に違いますです

第1位は糸谷六段、竜王戦の挑戦者でございます
羽生を退けての挑戦権獲得は特筆すべきものでありんす

第2位は清水、山田、アラフィフの挑戦者でございます
若手の台頭著しい昨今 おそらく 最後のタイトル戦かと思われます
特に久美姐さんにはびっくりでございました

第3位は羽生、王位を防衛 というより
木村八段健闘及ばず 無念の敗退でございます

渡辺明2冠の銀河戦優勝は至極当然でございまして ベスト10にも入りません しかしながら 不調の中にあっても優勝できるとはさすがでございます

Pass

[3937] 2014年9月の出来事ベスト5(その1)
まるしお (/) - 2014年10月03日 (金) 16時56分

渡辺明、銀河戦で優勝(9/30放送、対局は 8/11)(9月期・1位)

 これを一位に推す必要もないのだが、先月も第一位に「渡辺明、順位戦三連敗、NHK杯も初戦負け(8/29、8/10)」としていることもあり、まあファンとしての義理で第一位とした。

 七大タイトル戦では自分の保持する二冠以外ことごとく敗退し、ファンをがっかりさせている渡辺明。前竜王がいきなり竜王戦二組陥落とは何事か! 加えて、名人挑戦どころかA級残留が危ない情勢。
 こんな中での棋戦優勝は実に朗報であった。

 しかし、先月も言ったように、これだけではまだまだ不十分。日本シリーズと朝日杯でも優勝して貰いたい。


「電王戦タッグマッチ」に小暮克洋氏が警鐘を発す(9/7)(9月期・2位)

 小暮克洋氏のツイッター

 こういうことを言うと将棋村から弾かれるおそれがある。商売に差し支えることになるから、普通は表立っては誰も何も言わない。しかし小暮氏はあえて言った。止むに止まれぬ思いがあったからだ。
 私たちはここを汲み取らねばならない。

 しかし、言っているのは至極当然で良識的な見解だと思う。
 こういう意見は「将棋世界」に堂々と載せるべきなのだが、将棋界にはジャーナリズムが無いらしいから、批評めいたものは極力排除されてしまう。
 ここが問題。

 「将棋月報」とか、大昔の雑誌には棋界に対する痛烈な物言いがけっこう載っていたらしい。まだ民主主義なんてものが無かった時代の方が将棋界に自由にものを言っていたというのだから、不思議なものだ。

 小暮氏の見解はツイッターによって発表されたもので、細切れなので読みづらい。
 これをまとめて以下に再度転載させていただく。
 (私の注目した部分を太字にした)

―――――――――――――――――――――――――――――――――
 いささか悪ふざけが過ぎ、冷静さを欠いているのではないか。2016年から非公式戦として開始されると発表された非公式戦「電王戦タッグマッチ」のことである。棋士とコンピュータソフトがペアを組み、ソフトが示す指し手を棋士が取捨選択しながら対局を進めるというルールで巨額賞金を争う。

 週刊将棋の報道によれば「竜王戦、名人戦に次ぐ賞金を用意しています」とある。日本将棋連盟の理事サイドとしては、先行きが不透明なこのご時世で、破格の契約金を引っ張ってくることができたのは喜ばしく、会員にも手放しで、よくやった、と言われたい、という意識が根底にあることだろう。

 だが、本当に、いいのか。将棋界の末端にいる私のような人間がはなはだ僭越ではあるのだが、私が愛してきた将棋界の将来を考えた場合、ここはちゃんと自らの意見を表明すべきという結論に達した。棋士の魂は? 誇りは? 使命感は? 矜持は? 気高さは? 本当にこれでいいのか? と。

 一企業としてのスポンサーサイドに立てば、面白おかしく世間の注目を集め、将棋ファンの皆が楽しんでくれれば本望という理屈はわかる。だから、ドワンゴさんには、私は何のうらみも文句もない。だが、プロ集団の日本将棋連盟はどうか。今回のルールは「カンニングを正当化する棋戦」なのが問題だ

 こんな安易で楽チンな棋戦を認めちゃいけない、と私は思う。もちろん、理事の皆さんも一生懸命に将棋界のことを考えた末の結論には違いない。だが、いくらお金を引っ張ってきても、物事にはやっていいこととやっていけないことがあるはずだ

 日本相撲協会に新たなスポンサーが現れて、巨額の契約金と引き換えに、グローブの着用もOKということになっても誰も喜ばないし、暴動が起こることだろう。それと同じレベルの愚挙に日本将棋連盟は走ろうとしているように、私には思える。

 私は、やっていいこととやっていけないことがある、と書いた。理事側の論理でいえば、私とは少々基準が違い、この程度はやっていいことと考えていることになる。非公式戦の遊びで何億も頂戴できるなんて、望外の喜び。しかも、この程度は許容される範囲内であるという認識なのだろう。

 だが、本当にそうか。将棋のプロとしてのモラルの問題もさることながら、金さえもらえばカンニングもOKという判断の危うさ以外にも、直観的にやばいな、と感じる論点はいろいろある。

 まず、公益に資することを成り立ちの条件とする公益社団法人としての存立に関わるリスクだ。優勝賞金が何千万かはわからないが、こんな遊びで不相応なお金をばらまくことが許されるのか。公益に反する行為を日常的に行っているとすれば、認可の取り消しも危惧しなくてはいけないのではないか。

 加えて、一部の棋士だけに特権的に参加が許され、一攫千金が果たせる射幸性の高さが危うい。はっきり言ってソフトの意見に従えば、クレヨンしんちゃんだって羽生名人に勝てるチャンスが生まれる。それをプロ中のプロの日本将棋連盟に所属する棋士のみが努力もなしに、莫大な利益を享受できるのだ。

 もとより棋士という職業は盤上でどれだけ苦しくとも、歯を食いしばって頑張って頑張り抜いて、全責任をたった一人で受け入れるところに世の中の人たちから尊敬を浴びる存在理由が生まれる。難関の奨励会を潜り抜け、その先に待っているのが賭博的な要素の強い「おいしい地位」というのでは悲しい。

 いままで側面から支えてくれている、新聞社等のスポンサーサイドからすればどうだろうか。地道に真面目に戦う棋士たちを、全面的にバックアップしてくれた大切な彼らの存在をも、真正面から裏切ることになるまいか。この浮かれた遊びが序列第3位の賞金額というのでは、つらい仕打ちではないか

 日本将棋連盟が、この十数年、力を入れている、将棋普及を通じた少年少女への教育問題の影響はどうだろうか。真面目に努力する姿なしに、憧れの棋士たちが安直な大金を手にして満面の笑顔を浮かべるのを目の当たりにして、彼ら、彼女たちはどう思うだろうか。

 私が、あまりに拝金主義に心を奪われ、やってはいけない禁じ手と考えるこの棋戦についても、もちろん賛否両論はあるだろう。私は自分と意見の違う人たちを軽蔑もしないし、異論の存在は認める。それぞれの立場の違いからくる苦悩の末の判断の相違も、おそらくあるだろうから。

 しかし、一万歩譲っても、これだけの将棋界に大変革をもたらすような棋戦成立について、あまりにも物事があっさりと順調に進みすぎていることが、私は何より怖い。上から降ろされて、反対意見は封殺されながら、報告レベルで淡々と意思決定がなされているようなプロセスが、私は怖い

 棋士の存在価値が問われるような大問題を、内外の意見を聞きながら皆が喜ぶ形で推進していこうという雰囲気になっていないことを、私は憂える。ドワンゴさんだって、いくらお祭りが好きといったって、冷静に棋士の論理をぶつければ何かいい解決方法、落としどころが見つかる可能性は大いにあろう。

 そういう危機感をともに共有しながら、互いに意見をぶつけ合いながら、慎重に新棋戦の導入を検討してきたとは、私には思えない。棋士の一人ひとりの意見が違うことは、私はこの団体の誇るべき財産のひとつと常々思っている。そして各自がそれぞれを尊重しあう。当たり前のようで、難しいことだ。

 しかし、何となくこの数年、異論を徹底的に抑える方向にこの組織が少しずつ変わってきているように見えるのを、私はとても残念に思う。下位の者が上位の者に頭が上がらず、面従する傾向が強いのもこの団体特有の特徴ではあるのだが。

 部外者で何の力もなく、いままで政治的な意見表明はことごとく避けてきた私だが、今回は、後世の歴史家の評価にまで思いをはせつつ、どうしても、いてもたってもいられなくなった。どうか棋士の皆さん全員で、この問題についてはしっかりと議論を尽くしていただきたいと、心から願うばかりである。(2014.9.7)
―――――――――――――――――――――――――――――――――

Pass

[3947] 2014年9月の出来事ベスト5(その2)
まるしお (/) - 2014年10月07日 (火) 17時53分

今泉健司アマのプロ編入試験開始(9/23)(9月期・3位)

 王位戦の決着、進行中の王座戦、竜王戦の挑戦者決定戦をあえて次点扱いにし、この編入試験を第三位にした。
 私は七月期の第三位にも「今泉アマのプロ編入試験受験資格獲得」を選び、次のように書いた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
 この編入試験、私はプロのタイトル戦以上に注目している。
 毎日毎日将棋会館で行われている一般棋戦、さらには各地で行うタイトル戦、これらはもう棋士の日常業務のようで、「明日は東京に出て行くからは」といった悲壮感がない。
 今度の編入試験は、勝てば棋士、負けたらアマのまま。つまり、人生を懸けた大一番なのだ。現在のプロ棋戦は完璧に制度化されているため、そういう類の非日常的大一番がもうなくなっているのである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――

 「これに負けたら二度とチャンスは巡ってこない」という大一番の相手は、初戦が宮本プロ、そして十月になって行われた第二戦が星野プロ。どちらも大いに苦労して四段に這い上がってきた人物。
 この二人が今泉アマの夢を打ち砕く側にまわるというのも皮肉な話で、ここにもまたドラマがある。
 どちらもニコニコ生放送で(見られる範囲で)視聴したが、プロ側の悲壮感というのも並大抵なものではないと感じた。

 この編入試験は、しっかりと取材し、一冊の本に、あるいは一編の映像作品にして欲しい。

 「今泉健司さんを応援する会」公式ブログ


西山朋佳奨励会員が二段に(9/21)、伊藤沙恵1級は退会(9/30)(9月期・4位)

 二人の明暗が分かれた。

 「伊藤沙恵奨励会1級が10月より女流初段に」日本将棋連盟

 「西山朋佳奨励会初段が二段に昇段」日本将棋連盟

 伊藤沙恵は二十一歳の誕生日(10/6)までに初段に上がることが絶望となり、九月末日付けで女流へ転向。奨励会を退会した。
 この件に関する記事は、たいがい、「伊藤沙恵奨励会1級が十月より女流初段に」といった書き方で、「二十一歳の誕生日までに初段に上がれないものは退会」という奨励会規定にあえて触れないような配慮をしている。
 しかしその規定をクリアーできずに退会を余儀なくされたことこそが本質なのである。
 ライバルの加藤桃子や西山朋佳が初段になったのに自分はなれなかった。その屈辱と挫折感は絶対にあるはずだ。
 私もまた残念でならない。途中、初段に上がるチャンスはあった。しかし生かせなかった。

 私が今後の伊藤沙恵に望むのは、女流プロの特典を生かし飛躍して欲しいということだ。
 「女流プロの特典」とは、即ち男性棋戦への参戦である。これは西山・加藤らの現役奨励会員にはできない。
 女流タイトル保持者などの強豪はほとんどの男性棋戦へエントリーされる。タイトル戦はもちろん、NHK杯や銀河戦へ出るチャンスもある。朝日杯や新人王戦だってある。
 そういう機会を掴み、男性棋士に勝って欲しい。奨励会退会者の意地を見せて欲しいのである。そうすれば伊藤沙恵の女流転向は「再起」になり得る。

 一方の西山朋佳は里見香奈に続く史上二人目の女性奨励会員二段となった。
 里見よりも年齢的に早い昇段であり、楽しみだ。
 ひょっとしたら三段に上がり、静養中の里見よりも早く三段リーグに参戦するかもしれない。
 そんな期待でわくわくする。

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[3950] 2014年9月の出来事ベスト5(その3)
まるしお (/) - 2014年10月08日 (水) 20時38分

山田久美、47歳で四半世紀ぶりにタイトル挑戦(9/29)(9月期・5位)

 これについては「女性将棋」スレッドですでに感想を述べた。「山田“チャレンジ”久美」の倉敷藤花戦三番勝負が待ち遠しい。

 九月には清水市代御大も女流王将戦の挑戦者になっている。こちらは四十五歳。すでに十月四日の第一戦を勝利しており、復位が濃厚という感じもする。四十五歳の復位というのもなかなか味があるが、どうなるだろうか。

 九月の女流棋界では他に塚田恵梨花の女流棋士申請があった。
 研修会でC1に上がったのはもうだいぶ前。資格申請しないまま時が過ぎていったが、今考えると、これはどうもこの夏の「高校選手権」参加のためだったような気がする。惜しくも優勝戦線には絡めなかったが、これで踏ん切りが付いたのだろうか。十月から女流棋士となる。
 両親が共に棋士というはじめてのケースだが、今後に注目。

 「塚田恵梨花研修会員が10月より女流2級に」日本将棋連盟

 それからもう一つ、中村真梨花の骨折休場というのがあった。

 「休場のお知らせ」日本将棋連盟

 これは残念なこと。女流名人戦リーグでは五連勝で挑戦の最有力候補だったが、残り四つを不戦敗となれば、現在六勝一敗の清水が中村を差し置いて抜け出すのはほぼ確実。
 ただ、里見香奈女流名人の容態がどうかということも関わってくる。
 里見の健康が回復せず、来年のタイトル戦に出られないということにでもなれば「清水−中村」のタイトル戦もあり得る。(まあ、現在五勝三敗の岩根忍が熊倉との最終戦に勝って「清水−岩根」の公算が強いだろうが……)

 女流名人戦リーグ勝敗表

 ところで、骨折の状態はどんな具合なのだろうか。
 入院中であれば仕方がないが、仮に「足の骨折で座れない」程度のものであれば、椅子対局をすべきではないか。
 椅子対局ではないが、昔こんなことがあったそうだ。
 戦後四、五年経った頃、「丸田祐三 vs 五十嵐豊一」の対局があった。このときの丸田は貧血で立っていられない状態だったそうで、なんと、盤の側に横になって対局したというのである。
 五十嵐が指すと符号で教えて貰い、自分の指し手が決まると起きあがって指し、また横たわる。

 こんこな風景に比べれば、椅子対局導入など容易(たやす)いものだろう。
 ちなみに、この試合、丸田の勝ちだったという。(山田史生『将棋名勝負の全秘話全実話』講談社 2002年 より)

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[3951] 今泉さん二連勝 あと一勝でプロへ
マキ (/) - 2014年10月09日 (木) 05時09分

今泉さんが、10月5日の対星野四段戦にも勝利して、プロ棋士へあと一勝と迫りました。次の相手は三枚堂四段。

三枚堂四段は関東所属なので、千駄ヶ谷の将棋会館で対局になると思います。宮本四段戦、星野四段戦は今泉さんにとってはホームの関西将棋会館での対局でしたが、次局はアウェイ。それがどう影響するか。

今泉さんには次局で決めてほしいです。




Pass

[4018] 2014年10月の出来事
まるしお (/) - 2014年11月04日 (火) 17時05分

 恒例の月別ベスト3です。
 まずは表のベスト3。

 ━━━━━━━━━━━━━━━
 将棋界 BEST3(2014年10月期)
 ━━━━━━━━━━━━━━━

 ・第1位 竜王戦開幕、糸谷挑戦者が二連勝(10/19、10/31)
 ・第2位 王座戦、羽生がフルセットの末に防衛(10/23)
 ・第3位 女流王将戦は香川愛生が初防衛(10/22)
 ・次点  今泉アマ、プロ編入試験二連勝(10/5)

 当たり前すぎで面白くもなんともありません。
 そこで、今月は裏のベスト3をメインとします。
 客観性は完全に無視し、完全極私的選定で突っ走ります。

 ・第1位 熊坂学五段、森内竜王を下す(10/22)
 ・第2位 浦野真彦八段、退院(10/9)
 ・第3位 石橋幸緒、全国身障者将棋大会の指導棋士を務める(10/18)
 ・次点1 渡部愛、清水市代を下しマイナビ女子オープンベスト8に(10/27)
 ・次点2 NHK杯「羽生−高橋」は解説者・加藤一二三の独演会に(10/19)

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[4019]
柳雪 (/) - 2014年11月04日 (火) 19時01分

裏のほうが面白いですな^^。

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[4082] 2014年10月の出来事ベスト3(その1)
まるしお (/) - 2014年11月18日 (火) 21時50分

 10月のベスト3を発表してから約半月が経ってしまいました。
 うかうかしていると今月も終わってしまう。
 11月ベスト3を選ぶ時期になる前に、10月ベスト3の感想を――。


熊坂学五段、森内竜王を下す(10/22)(10月期・1位)

 「週刊現代」の先崎コラムにも取り上げられたこの一局。同僚プロもやはり熊坂学の頑張りに目を瞠り、今後の動向が気になるのだろう。先崎さんは素直にエールを送っていた。
 とにかく、引退を迫られている男が現役竜王を下すのだから爽快といわずして何と言おうか。
 十月期、ダントツの一位に推す。

 その熊坂学、明日(11/19)は朝日杯の対局がある。相手は「戸辺−塚田」の勝者。どちらが出てきても現在の杜の熊さんなら勝ち目はある。
 さらにその翌日は王座戦(対千葉幸生)。
 さらにさらに今度の日曜日はNHK杯二回戦(対畠山鎮七段)だ。テレビ棋戦なのですでに勝敗は決しているものの、われわれには分からない。ハラハラドキドキの観戦になるだろう。

 引退かC2復帰かの瀬戸際に立つ男・熊坂学。
 これほどのドラマを持つ棋士はいない。
 将棋連盟は彼の対局を全てPC中継すべきである。

 熊坂五段の順位戦復帰の目を考える・5(一公の将棋雑記)2014.10.25

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[4089] 2014年10月の出来事ベスト3(その2)
まるしお (/) - 2014年11月19日 (水) 19時54分

浦野真彦八段、退院(10/9)(10月期・2位)

 自らを称して、「詰将棋指し」。
 しかし浦野真彦はかつて棋王戦ベスト4まで進出した「将棋指し」でもある。

 この頃のエピソードが「将棋世界」10月号に掲載されている。(「感想戦後の感想」欄)

 当時『5手詰ハンドブック』の制作最中であったが、棋王戦で勝ち上がっているのでなかなか時間が取れない。
 結局敗者復活戦で敗れるのだが、このとき、これで『ハンドブック』の方に集中できると思ってホッとしたというのである。

 この転倒ぶりこそが「詰将棋指し」。正に面目躍如と言える。

 その浦野さんが、しばらく前に病を得て休場となった。病名や病状などの詳しいことは知らないが、恐らく棋士人生で最大の危機だったに違いない。
 身体が悪ければ「本業」の「詰将棋制作」にも影響が出る。

 心配だったが、ようやく退院し、棋戦へも復帰したようだ。
 まずはホッとした。

 奨励会時代は、対局中に煙詰のアイデアが浮かんできて、目の前の将棋を読むのではなく、頭の中で詰将棋創作をし始める始末だったとか。
 根っからの「詰将棋指し」なんですね。
 どうか健康を維持し、良い作品をたくさん見せて下さい。

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[4093] 祝 
さっちん (/) - 2014年11月19日 (水) 20時30分

浦野さんにはお世話になっていますだ 一手詰みハンドブック

これはいい本ですよ 詰みの基本形が網羅されている

今 7歳の娘に特訓中 たまにだけどね

興味を持ってくれたらなあと思っていますだ

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[4101] 2014年10月の出来事ベスト3(その3)
まるしお (/) - 2014年11月20日 (木) 20時02分

石橋幸緒、全国身障者将棋大会の指導棋士を務める(10/18)(10月期・3位)

 まずは下記リンクをクリックして下さい。

 第27回 全国身障者将棋大会(『いけるい』の将棋日記)2014.10.18

 ああ、写っているではありませんか。あの懐かしいお方が。
 こういう報告をして下さる「いけるい」さんに感謝!

 所司和晴・石橋幸緒・渡辺弥生・渡部愛――このメンバー、この名を見て、私にはなんだか胸にぐっと迫ってくるものさえあるのである。

 いつだったか、所司師匠主催の将棋大会の場でLPSAの「One Dayトーナメント」が催されることになった。ところがそれを知ったどこやらの会長が所司先生を呼び出し、なんと異端審問のようなことをした。
 このときは、全くケツの穴の小さい野郎だと怒りに震えた。了見の狭さにも程があるというものだ。

 そのとき、連盟所属棋士として「One Day」に出場する予定だったのが、所司門下の渡辺弥生だった。(たしか伊奈川愛菓の名もあったと思う)

 こういうメンバーが「全国身障者将棋大会」という場で顔を合わせて普及と指導に務める。
 いいではないか。

 以前「語録」にも取り上げたが、原田泰夫の「界・道・盟」の精神を、先崎学は次のように解説している。

 「この三つは、私が思っていたようにフラットなものではなく、順に、階級があるというのである。正しくはこうだそうだ。まず、アマプロ問わず将棋に関わる人達の〈将棋界〉が優先してある。次にその人々が守るべき〈将棋道〉がある。そして、その下に、プロの団体である〈将棋連盟〉がある。だから、プロの棋士は、界や道を守るために、おごらず、精進しろというものなのだ」

 けだし、「将棋界」を狭く捉えてはならない。

Pass

[4102] 変ってないね
さっちん (/) - 2014年11月21日 (金) 08時22分

おっ 懐かしや〜 元気そうじゃん 安心しましたぞ

> このときは、全くケツの穴の小さい野郎だと怒りに震えた。了見の狭さにも程があるというものだ。

ありゃ 品の良いまるしおさんが オラと同じ思いだったとは・・・
あん時の会長はんが他のお方だったら 今の将棋界はどんな景色になっていたでしょうなぁ
 
そういえば 渡部愛ちゃんには師匠が居なかったですよね
所司さんに依頼するのはどうなんでしょう 
それか ワタナベの縁で明2冠にお願いする手もあるなぁ

Pass

[4176] 2014年11月の出来事
まるしお (/) - 2015年01月02日 (金) 17時18分

 延び延びになってしまった月別ベスト3。
 まず11月の分。
 最初に表のベスト3を。

 ━━━━━━━━━━━━━━━
 将棋界 BEST3(2014年11月期)
 ━━━━━━━━━━━━━━━

 ・第1位 日本シリーズは渡辺明が羽生善治を破って優勝(11/16)
 ・第2位 電王トーナメントは元奨励会員の作成したAWAKEが優勝(11/3)
 ・第3位 女流王座戦、三連勝で加藤桃子が復位(11/29)
 ・次点1 里見香奈が女流棋戦に復帰する由の発表(11/10)
 ・次点2 和田あき、マイナビ女子オープンベスト4に(11/6)

 次に裏のベスト3を。

 ・第1位 倉敷藤花戦決着後記者会見の山田久美にグッとくる(11/23)
 ・第2位 石橋幸緒、ニコニコの麻雀番組でぶっちゃけトーク(11/24)
 ・第3位 天野貴元アマ、赤旗名人に(11/9)

Pass

[4177] 2014年12月の出来事
まるしお (/) - 2015年01月02日 (金) 17時20分

 今度は先月の分。
 まず表。

 ━━━━━━━━━━━━━━━
 将棋界 BEST3(2014年12月期)
 ━━━━━━━━━━━━━━━

 ・第1位 糸谷哲郎が竜王位を強奪(12/4)
 ・第2位 今泉健司、41歳でプロに(12/8)
 ・第3位 女流名人戦は清水市代が挑戦者に(12/2)
 ・次点  羽生善治、棋王戦挑戦を決める(12/22)

 次に裏のベスト3を。

 ・第1位 ブラジルから江越くん来日、森師匠の元へ(12/8)
 ・第2位 伊藤英紀氏の名誉毀損裁判、決着(12/16)
 ・第3位 熊坂学復帰ロード進行中(〜12/25)

Pass

[4178] 「2014年ベスト10」選定のために
まるしお (/) - 2015年01月02日 (金) 21時16分

 さて、「2014年の将棋界ベスト10」を選定することにしましょう。
 その前にまず、上記11月分と12月分以前の十ヶ月の各月ベスト3(5)を改めて書き出してみます。


 ━━━━━━━━━━━━━━━
 将棋界 BEST3(2014年1月期)
 ━━━━━━━━━━━━━━━

 ・第1位 石橋幸緒、引退発表(1/28)
 ・第2位 谷川浩司、A級から陥落(1/10)
 ・第3位 高浜愛子、29歳で女流3級有資格者に(1/12)
 ・次点1 中井広恵、フリーの女流棋士に(1/23)
 ・次点2 伊藤英紀氏の電王戦裏話連載(ブログ「A級リーグ指し手1号」にて)


 ━━━━━━━━━━━━━━━
 将棋界 BEST3(2014年2月期)
 ━━━━━━━━━━━━━━━

 ・第1位 朝日杯公開対局に七冠揃い踏み(2/8)
 ・第2位 ベテラン、相次いで陥落――順位戦
 ・第3位 里見香奈、体調不良で半年の休場(2/27)
 ・次点1 渡辺明、突然のゴキゲン中飛車
 ・次点2 女子アマ王位戦優勝者はネット予選から(2/16)
 ・次点3 魚拓「対日本将棋連盟等との事実関係について」(2/25)


 ━━━━━━━━━━━━━━━
 将棋界 BEST3(2014年3月期)
 ━━━━━━━━━━━━━━━

 ・第1位 渡辺明、棋王と王将を防衛するも竜王戦では1組から陥落(3/19他)
 ・第2位 第三回電王戦 および ponanzaに挑戦百万円マッチ
 ・第3位 新四段は苦労人の個性派(3/8)
 ・次点1 渡辺愛の昇級・昇段(3/4・3/13)
 ・次点2 盛り上がらなかった「いちばん長い日」(3/7)
 ・次点3 和田あきが連盟から女流棋士デビュー(3/9・3/25)


 ━━━━━━━━━━━━━━━
 将棋界 BEST3(2014年4月期)
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 ・第1位 第三回電王戦終了、プロ棋士惨敗。(4/12)
 ・第2位 名人戦、羽生がいきなり二連勝。(4/23)
 ・第3位 渡辺明、王座戦本戦トーナメントで初戦負け。年内のタイトル挑戦無し!(4/30)
 ・次点1 NHK杯戦、新メンバーでスタート(4/6〜)
 ・次点2 棋聖戦は森内俊之竜王・名人が挑戦者に。(4/30)
 ・次点3 プロ編入試験に新規定。受験料五十万円。(4/18)


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 将棋界 BEST3(2014年5月期)
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 ・第1位 羽生善治、四連勝で名人位奪取(5/21)
 ・第2位 加藤桃子、里見香奈を下して女王の座に(5/8)
 ・第3位 波乱の世界コンピュータ将棋選手権(5/3〜5/5)
 ・次点1 マイナビチャレンジマッチ出場者資格改定(5/11)
 ・次点2 武市三郎・大野八一雄の引退(4/30、5/1)


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 将棋界 BEST3(2014年6月期)
 ━━━━━━━━━━━━━━━

 ・第1位 女流プロ十六人出場のマイナビチャレンジマッチ(6/22)
 ・第2位 製品版 ponanza に不評の嵐、ついに返品回収へ(6/13)
 ・第3位 松本博文、初の著書『ルポ 電王戦』出版(6/10)


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 将棋界 BEST3(2014年7月期)
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 ・第1位 月刊「詰将棋パラダイス」、通巻700号発行(7/1)
 ・第2位 徹夜の対戦、電王戦リベンジマッチ(7/19〜20)
 ・第3位 今泉健司アマ、プロ編入試験受験資格を得る(7/5)


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 将棋界 BEST3(2014年8月期)
 ━━━━━━━━━━━━━━━

 ・第1位 渡辺明、順位戦三連敗、NHK杯も初戦負け(8/29、8/10)
 ・第2位 様々なドラマ、マイナビ女子オープン一斉予選(8/9)
 ・第3位 里見香奈、休場を延長(8/29)

 ・次点1 NHK杯「熊坂学−香川愛生」戦に興奮(8/3)
 ・次点2 記者の怠慢、電王戦会見(8/29)
 ・次点3 小学生・中学生女子将棋名人戦決勝(8/31)


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 将棋界 BEST5(2014年9月期)
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 ・第1位 渡辺明、銀河戦で優勝(9/30放送、対局は 8/11)
 ・第2位 「電王戦タッグマッチ」に小暮克洋氏が警鐘を発す(9/7)
 ・第3位 今泉健司アマのプロ編入試験開始(9/23)
 ・第4位 西山朋佳奨励会員が二段に(9/21)、伊藤沙恵1級は退会(9/30)
 ・第5位 山田久美、47歳で四半世紀ぶりにタイトル挑戦(9/29)

 
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 将棋界 BEST3(2014年10月期)
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●表
 ・第1位 竜王戦開幕、糸谷挑戦者が二連勝(10/19、10/31)
 ・第2位 王座戦、羽生がフルセットの末に防衛(10/23)
 ・第3位 女流王将戦は香川愛生が初防衛(10/22)
 ・次点  今泉アマ、プロ編入試験二連勝(10/5)

●裏
 ・第1位 熊坂学五段、森内竜王を下す(10/22)
 ・第2位 浦野真彦八段、退院(10/9)
 ・第3位 石橋幸緒、全国身障者将棋大会の指導棋士を務める(10/18)
 ・次点1 渡部愛、清水市代を下しマイナビ女子オープンベスト8に(10/27)
 ・次点2 NHK杯「羽生−高橋」は解説者・加藤一二三の独演会に(10/19)


 見直してみると結構色々あったんですねえ。
 さあ、どれを選ぼうか。

Pass

[4179]
升田がNo.1 (/) - 2015年01月02日 (金) 21時55分

まるしおさん。年間ベストお疲れ様です&ありがとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

私め的にはやはり断然1位が『石橋さん引退』です。
女流棋界の損失だと思っています。

2位:糸谷竜王誕生
3位:伊藤英紀氏裁判決着
4位:世界コンピューター将棋選手権(AWAKE)
5位:第3回電王戦プロ惨敗
6位:ponax回収返金
7位:熊坂五段復帰ロード
8位:里見香奈長期休場・復帰あるのか
9位:奨励会2段と初段のタイトル5番勝負
10位:北海道将棋連盟合併否決

10位はリストにはありませんでしたが自分的には
興味あり。連盟札幌支部「みずなら」との関係を
今も見守っています。

Pass

[4181] まるしお版 2014年将棋界ベスト10
まるしお (/) - 2015年01月03日 (土) 10時11分

 決定! 2014年・将棋界ベスト10

 もちろん極私的選定であります。
 数々のタイトル戦を無視し、あえてこんなものを選ぶ。
 「獄死的選定」と言はば言え。
 では――。

――――――――――――――――――――――――――――――――
 ・第1位 石橋幸緒の引退(1/28)
 ・第2位 里見香奈、体調不良で休場(3月〜)
 ・第3位 熊坂学五段、引退との戦い
 ・第4位 今泉健司、41歳でプロに(12/8)
 ・第5位 山田久美47歳、四半世紀ぶりにタイトル挑戦(11月)
 ・第6位 伊藤英紀氏の名誉毀損裁判、決着(12月)
 ・第7位 女流プロ十六人出場のマイナビチャレンジマッチ(6/22)
      および一斉予選(8/9)
 ・第8位 糸谷哲郎が竜王位を強奪(12/4)
 ・第9位 渡辺明、後手番で振飛車を多採
 ・第10位 小暮克洋氏、電王戦タッグマッチを批判(9/7)

 ・次点1 羽生善治の圧倒的存在感
 ・次点2 西山朋佳が女性最速奨励会二段に(9/21)
 ・次点3 松本博文の**出版『ルポ 電王戦』(6/10)
――――――――――――――――――――――――――――――――

Pass

[4189] 2014会長イヤー
谷川ファン (/) - 2015年01月12日 (月) 09時30分

2014年は以下に決まりでございます。

1:谷川会長紫綬褒章授賞!!!棋界の誉れ!!!
2:谷川会長最期の闘い順位戦(そうならないよう祈るのみでございます)
3:里見三段長期休場
4:羽生名人復位も滑る羽生(はにゅう)が紛らわしいでございます
5:チャレンジ久美様四半世紀振りのタイトル挑戦(TT)
6:N香川女流王将の太腿攻撃に耐えた熊先生、最初で最期の輝き
7:電王戦大活況、礼儀正しいDENSO御謹製「電王手君」に萌え萌え
8:時間責めの魔術師糸谷新竜王誕生冴えんな
9:女名リーグ全勝街道の真梨花妃大怪我休場
10:加藤桃子初段に鍛えられてる先崎九段今期もB2大健闘

Pass

[4211] 1月のベスト10
まるしお (/) - 2015年02月04日 (水) 20時42分

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 将棋界 BEST10(2015年1月期)
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 今月はベスト10を選んでみました。
 それでは第10位から。

●第10位
 王将戦開幕、現在渡辺王将の「2−1」

 本当ならこれを第一位にしなければいけないのだけれど、あえて最下位に。
 (自分の中でなんとなく盛り上がってこない)

●第9位
 中井広恵、女流初の通算600勝達成(1/22)

 清水市代より勝ち数は上回っていたというのは意外。
 連盟サイトに会長の賛辞が載ったのも意外。
 いずれ復帰ということか?

●第8位
 杜の熊さん絶体絶命(1/23)

 熊坂学、昨年の最終戦に負け、今月も二敗。
 この三連敗はさすがに厳しすぎる。
 引退回避の道が消えたわけではないが、奇跡のレベルになってきた。
 NHK杯予選で去年のようなことを起こして欲しい。

●第7位
 朝日杯対局時間を変更、夜の観戦が可能に

 ベスト16が出そろい、これをベスト4に絞る戦い。
 一日四人、午後二時から対局し、勝者は午後七時からベスト4進出をかけて決戦。
 かつての大和杯のような夜間観戦ができ、しかもニコニコ生放送もある。戸辺誠が解説で出たときに視聴したが、堪能できた。
 この時間変更はなかなかよろしい。

●第6位
 和田あき、マイナビ女子オープン決勝へ(1/13)

 準決勝で矢内理絵子を破る。
 最後の大胆な馬捨で大魚を逃したかと思ったが、踏ん張って勝ちきったのは見事。 
 次は決勝。(相手は甲斐か上田)
 かつての長谷川優貴シンデレラの再現成るか、大いに注目。

Pass

[4212] 1月のベスト10(2)
まるしお (/) - 2015年02月05日 (木) 17時12分

●第5位
 内藤國雄、今期を最後に引退(1/7)

 「膝と腰の痛みで長時間の対局が難しくなったことに加え、コンピューター全盛の現代将棋と私の棋風が合わなくなった」というのが引退の理由。
 残念。
 これからは「詰将棋の内藤」としていつまでも活躍して下さい。

●第4位
 浦野真彦、復帰後初勝利(1/19)

 去年の十月に退院、十一月から棋戦復帰。その初戦が不戦勝とは驚いた。
 しかしその後五連敗。
 ああ、まだ完全な身体ではないのかなあと心配していたら、一月十九日に勝って実質の初勝利。そればかりか、次も次も勝って三連勝。
 ようやくホッとした。

●第3位
 電王戦リベンジマッチ、運営側がギブアップ(1/1)

 元旦の朝まで続いた「森下卓九段 vs ツツカナ」の人間側継盤使用マッチ。森下大優勢になったが、人間も疲労の限界が近付く。
 「意識が朦朧となって、寄せ切る自身がなかった」という森下、普段の頭なら寄せられそうだが、それを断念、確実な方法として敵駒を取って加算していくような指し方になってしまった。
 けれどもツツカナも投げないので、まだこれから何十手も続く様相に。一手十分ルールだからいつ終わるか分からない。
 私はこの戦いを「デスマッチ」として見ていたので、どちらかがギブアップするまで続けるのが筋だと思った。森下九段が朦朧としてとんでもない手を指したり、倒れて試合続行不可能になったとしても、それもまたドラマ。
 逆にツツカナが駒を取り尽くされて惨憺たる最終図になるというのも面白い。
 しかし実際にギブアップしたのは運営側だった。
 なんたるお粗末。
 この対局を「実験」と捉える人々はこの措置を人道的だと評価した。善良なる観戦者諸氏に支持され、私の期待した「世紀のデスマッチ」は突然のお開きとなってしまったのである。

●第2位
 里見香奈、女流棋戦に復帰(1/8)

 本当に見たいのは三段リーグを戦う里見香奈である。
 嬉しいけれど嬉しくない。
 ああ、どうしたら完全復調して三段リーグに挑戦できるのだろう。

●第1位
 河口俊彦、急逝(1/30)

 これは全くもって残念至極。
 あと十年は頑張って欲しかった。
 河口俊彦を「辛口」と評する風潮があるが、私はそれほどでもないと思う。甘口だらだらのライターばかりだからそう見えるだけだろう。
 ものを書くに際し、配慮は必要だが、配慮して遠慮ばかりしていたら面白いものは出てこない。
 「書く芸」は「指す芸」とは別物である。棋士たちにはそれが分からないらしい。
 おもねることなく、「書く芸」で真っ向勝負する書き手がいて欲しい。
 団鬼六は大山十五世名人が世を去ったとき、「こっちに断りなしに死なれた」と書いたが、河口俊彦の急逝もそんな感じだ。
 もうあの文章が読めないなんて……。

Pass

[4244] 2015年2月の出来事
まるしお (/) - 2015年03月03日 (火) 21時10分

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 将棋界 BEST10(2015年2月期)
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 今月もベスト10を選んでみました。
 しかし、進行中の王将戦と棋王戦は圏外という暴挙。「リアル車将棋(2/8)」も選んでおりません。
 いつもながらの極私的獄死的選出。
 それでは第10位から。

●第10位
 女流名人戦、誠にあっけなく終了(2/8)

 体調不良の里見女流名人に気を遣ったということはないだろうが、清水さんのクソ粘りも見られず、あっさりと片が付いてしまった。面白くない。


●第9位
 奨励会三段リーグ編入試験は大苦戦(2/7)

 立命館の中川、そして「オールイン」の天野、両者とも大苦戦。中川アマはプロ棋士に何回も勝っているのでもう少しいけると思ったが、やはり三段の力は並のプロと同等ということか。次が正念場。

●第8位
 朝日杯公開対局決勝、渡辺、羽生に屈す(2/14)

 日本シリーズと銀河戦を制した渡辺明、ここで朝日杯優勝となれば、タイトル戦をことごとく敗退している汚名を返上できると思ったのだが……。
 しかしまあ、奇跡的追い上げで名人戦挑戦の可能性を残しているのだから、そちらに期待しましょう。

●第7位
 丸田祐三九段、逝く(2/17)

 九十五歳。天寿を全うしたと言えるだろう。爆発的な活躍はなかったものの、A級在位二十四年はやはり素晴らしい。将棋界運営の裏方としての働きも大きかったようだ。この人に文筆面の才能があったらいろいろと面白い裏話を書いてくれただろうにと思うとやや残念。

●第6位
 藤井九段、B2へ降級(2/19)

 これは何たること。藤井九段はA級を張るべき人物である。それが、上がって復帰どころか下がってしまったとは!
 落ち癖が付くと凋落が早まる。「新手一生」の精神にかけては棋界屈指の存在。もう一度劇的活躍を期待したいのだが……。

[4246] 2015年2月の出来事
まるしお (/) - 2015年03月04日 (水) 17時02分

●第5位
 横山泰明六段、十二年目のC2脱出(2/12)

 これは感動的。十年もC2にいれば、普通はもうそこが己れの住処になってしまうところ。脱出の意気込みも次第に萎えてくる。
 何度もチャンスを逃しながらも、十二年間、良く持ちこたえたものだ。妻の島井咲緒里も大泣きしたとか。
 そもそも現在の大人数C級2組など、順位戦制度の欠陥露呈会場みたいなもの。その中で、よくぞ辛抱しました。今後に期待大。

●第4位
 内館女史の無知暴言デタラメ記事掲載を謝罪する文、「将棋世界」に掲載(2/3)

 この謝罪文掲載について、どう感じたか、全ての棋士・女流棋士、さらには将棋世界編集部員、マイナビの将棋関係者に逐一聞いてみたいものだ。とくに田名後編集長に。
 編集権ではどうにもならない力が働いていたのかどうか。

●第3位
 渡部愛、新人王戦で男性棋士を破る(2/5)

 女流棋士がはじめて男性棋士に勝つまでに何連敗したか。良く覚えていないが、何十連敗といったオーダーだったのでは?
 そういう歴史があって、女流だんだんと力を付けてきた。渡部愛の勝利は彼女一人の殊勲というよりも、女流全体の成果としても評価したい。
 女流が男性棋士に勝つ。私はこれがいちばん嬉しい。そしていつの日にか、「女流棋士」というレッテルが無くなることを願う。

●第2位
 ブログ「将棋語録(言葉にこもる人生)」を開設(2/5)

 個人的出来事を二位にさせていただいた。
 まったくもって、自分がブログを始めようとは夢にも思わなかった。人生、ひょんなことからいろいろな展開を見せるものである。
 不安いっぱいの中、えい、とばかりに始めてみると、面白いことがいろいろ見えてくる。
 とくに、アクセス解析というものが気になってしょうがない。新規開店したお店でお客さんを待つ心境。思いの外多数の来店があって大喜びしたと思ったら、その三分の一、四分の一に激減したり。
 まあそれでも、見てくれる人がいるということはありがたい限り。そしてこれは、本掲示版での蓄積があったればこそ。

 まるしお撰「将棋語録」(言葉にこもる人生)livedoor blog

●第1位
 さっちんさんはいまどこに?

 個人的ついでに、昨年末以来気になっていることを第一位にした。
 この掲示板で私がいろいろ書いてこられたのは、さっちんさんが上手に合いの手を入れてくれたからこそ。そのさっちんさんが姿を見せなくなり、私の書く意欲は激減した。
 以前生きるか死ぬかの大病を経験したとか。そういう心配はしたくないが……。
 健康でおられることを祈る。



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