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「言葉の対局室・別館」リレー将棋対局室

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[2083] (削除)
システムメッセージ (/) - 2014年02月08日 (土) 09時15分

投稿された方の依頼により、2016年06月21日 (火) 16時09分に記事の削除がおこなわれました。

このメッセージは、設定により削除メッセージに変更されました。このメッセージを完全に削除する事が出来るのは、管理者の方のみとなります。

Pass

[2085]
まるしお (/) - 2014年02月08日 (土) 21時54分

 将棋好きの連中が棋戦結果に一喜一憂したり将棋界にもの申したり。
 そんな会話だけでも私は楽しいですがね。

 気楽に続けて下さい。

Pass

[2098]
さっちん (/) - 2014年02月09日 (日) 12時15分

「将棋教室in片田舎」その23

「こんちわー師範、善さん よく降ったねえ」

「あら俊ちゃん よく出て来られたねえ 山奥から。きょうは雪かきで忙しいかと・・」

「よく言うよ!ここから一山超えるだけじゃん」

「あははは その山を越えるとねえ、川端康成の小説じゃあないけど『長い峠を越えるとそこは雪国だった』なんてね」

「もう 師範まで!そんなことより今日は女流名人戦じゃね?」

「立会人から大盤解説まで全て女流棋士が担当しているらしいね」

「ほほう 初めての試みじゃね? で、大盤での解説は誰がするの?」

「善さんの好きな香川女流王将だよ。聞き手が村田女流で記録が室谷女流」

「香川は嫌いじゃないけど 解説できんのか? あのう・・え〜と・・ばかりじゃ困るぜ!」

「村田さん〜ここはどう指すべきでしょう? 聞き手に聞いたりしてね。あっ、中継コメを参考にするか」

「あははは 香川さんならそつなくこなせますよ。まあ これも良い経験になるでしょう。これからもこのような機会は増えそうですから」

「ふ〜ん 連盟の台所事情かなあ? だいぶ経費安く済むんじゃね?」

「まあ それもあるかも知れないが、安倍さんが国連で演説したように、これからの社会は女性パワーを活用すべきということですよ」

「ふ〜ん 女性パワーね〜 男社会にどっぷり浸かった保守主義の理事どもが考えるとは思えんが・・」

「でも 女流棋士達にとってはちょっぴりでも仕事が増えるわけだから 歓迎すべきことかもね」

「だよなあ。なぜか伊藤明日香がゲストとして呼ばれてるもんね。何しに来るんだろうね。まさか 解説ではないよね」

「事務方も 人選に頭痛いんじゃね? それとも誰かの口添えがあるのかなあ?」

「あんまし 穿った見方はしないように! でも これだけ女流棋士が増えると仕事の割り振りが大変なのは想像できるね」





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[2114]
さっちん (/) - 2014年02月10日 (月) 23時20分

「将棋教室in片田舎」その25

「今日は日曜なのに 明のやろうが来ないね。メンツが揃ったらこの前のリベンジしてやろうと思ってるのに・・」

「あははは 善さん 返り討ちにされるだけだよ!」

「いやいや この前はさあ おいらだけ仏滅だったのよ。引きが良かったのか悪かったの分からねーけど、東場の第2局でさあ 久々に良い配牌だったのよ。タンピン狙いの二向聴、うまく行けば3色まで持っていけそうなのよ。で、親だけど当然字牌の東なんかは早めに切るよね。そしたら次の自摸が東なのよ、またまたその次が東なのよ。こんなことってあり?しかも東はドラなのよ」

「そうだったね、そん時の明くんの台詞が可笑しかったなあ。

『おやおや 善さん余裕がありますねえ。ダブ東ドラ3の手を大掃除されるとは・・』

『何でぇその大掃除たぁ』

『掃除だからほうきする』

『明、てめーなめんじゃねーぞ』

とこんな調子だったよね」

「リベンジしなきゃ気が済まねーってわかるだろ? で、明捕まった?」

「それがねぇ先ほどから電話してるんだけど。あっ 掛かって来た。えっ、なになに あっ、そう 分かった!」

「明くんね、今スキー場だって。何でもスナック駒音の忍ぶちゃんと行ってるらしいよ」

「なんだって!彼女いない歴40年のあいつがデートだってか。どうりで大雪が降るはずだ」

「ところでよーNHK杯はどうだった?」

「丸ちゃんが勝ったよ。ベスト4だね」

「ちょと早いけど 決勝は郷田vs丸山か?」

Pass

[2124]
さっちん (/) - 2014年02月11日 (火) 20時06分

「将棋教室in片田舎」その26

「メンツが揃わねーんじゃしょうがねーなあ、俊ちゃん指そうか?」

「そうだね、リーグ戦やりますか」

「でもよー羽生は相変わらず強いね、早指し戦は!」

「おや善さん 聞き捨てならない事をおっしゃいますねぇ。今度も名人挑戦は羽生さんですよ。確かに朝日杯やNHK杯はダントツの勝率ですがA級での勝率もまた桁違いでっせ」

「その羽生がなんで森内にやられぱなっしなんじゃ? 師範どう思う?」

「何故なんでしょうか。良く分かりませんが、あえて推理すれば名人戦への対策とか準備の違いがなあ」

「というと?」

「羽生さんはA級リーグだけでなくほかの棋戦でも勝ちまくってるでしょ。昨年度のデータを見ると羽生さんは51勝17敗、森内名人は13勝12敗。実に対局数だけで3倍近い。それに、タイトル戦が多いから拘束される日数も多い。つまり森内名人と比較して研究できる日が極端に制約される訳だよねえ」

「なるほど、研究量の差か!一理あるなあ」

「俊ちゃんはどう思う?」

「う〜ん 師範の説が尤もだと思うけど、敢えて違う説を言えば体力かなあ」

「えっ? 二人は同年代だよ!」

「そうなんだけど、体格がね。羽生さんも白いものが目立ってきたし、何時間も集中して頭脳を酷使するとかなり疲労するんじゃないかと・・」

「そういえば太地との深夜に及ぶ王座戦で、勝ちはしたが相当疲れていたなあ」

「王将戦の第一局でも終盤、かなりの長考の末指した手なのに明らかな負け筋だったりしたもんな」

「う〜ん なるほど体力の差ねぇ。一理あるかも」

「最も印象に残っているのが2年前の名人戦第5局の終局場面、記憶に無い?」

「おうおう 覚えてるぜ。簡単な必死を見落として、7,8分考えて投了した将棋だろ!」(掲載図)

「あの時の、憔悴しきった羽生さんの姿が脳裏から離れないのよ!」(写真は王座戦の時)

「そんなこともあったねえ。善さんはどう思う?」


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[2152]
さっちん (/) - 2014年02月14日 (金) 08時01分

「将棋教室in片田舎」その27

「将棋のことは分からないけどね。ほら あれだよ、ストイック。NHKでやってただろ、一芸に秀でるにはストイックな生活をすべきだって」

「ああ 仕事の流儀の井山特集ね。見た見た」

「おいら 思うんだよね。羽生さんも男だから。ふらふらっと魔が差すこともあるんじゃないかと」

「じゃあ何かい、どっかの女に入れあげてるとでも・・」

「とは言っていないけど 可能性はねえ。でもね 仮にそうであっても羽生を責めてはいけないぜ」

「あははは 羽生さんに限ってそのようなことは・・善さん、自分を基準に考えていない?」

「いやいや 絵里子ママのことはあいつがおいらにぞっこんなのよ。そうじゃなくって、男のDNAには誰にでも突撃指令が書いてあるのよ」

「ほへ〜〜 善さんの口からDNAとは・・こりゃあ恐れ入谷の鬼子母神」

「あははは 善さんらしいね。ところでまじめな話、今度の名人戦は羽生さんにとっては正念場だよ!」

「そうだよね、昨年まで3連続敗退だもんね。しかも年々悪くなる一方、3−4,2−4,1−4 の結果は意外だなあ。特に昨年なんか、森内不調、羽生は好調の中での対戦でありながらわずか1勝だからなあ」

「同じ相手に4タテを食ったんじゃあ 羽生のプライドが許さないでしょうね。何か対策を練ってくるでしょう、きっと」

「だからさあ、普通に指せば羽生が一番だって。別宅通いをちょっと控えれば 森内なんて敵ではないぜ」

「あははは 善さんは相変わらずだなあ」

Pass

[2161]
さっちん (/) - 2014年02月14日 (金) 21時11分

「将棋教室in片田舎」その28

「じゃあさあ マジな話 羽生はどんな対策するっていうの?」

「そうねえ 研究量なら森内が上だと思うから。対策を練るとすれば森内名人の穴かなあ」

「ええっー森内名人は男だよ。羽生はそっちの趣味があったの?」

「もう! 善さんはすぐ茶化すからなあ」

「へへへ めんご!」

「森内名人が研究しているのは おそらく矢倉、角換わり、横歩取りが中心だと思うんだよね、そこで裏をかくには・・?」

「おっ そっかマイナー戦法ね!」

「ふむふむ そうすると今度の名人戦はバラエティに富んだ戦法が見られってことだな。そいつぁ楽しみだ!」

「まあ 私の拙い推測だから当てにはならないがね。昨年すでにその気配があったのよ」

「えっ?そうなの」

「うむ ほら 昨年は1,2局とも相掛かりだったでしょ。これプロもあまり指さないよね」

「う〜ん 確かにそうかも知れんぞ。もしかして 羽生さんの振り飛車が見られたりして・・」

「おいおい わくわくする様な事を言ってくれるじゃないの。4月が待ち遠しいぜ!」

Pass

[2173]
さっちん (/) - 2014年02月15日 (土) 22時04分

「将棋教室in片田舎」その28

「師範、善さん、俊ちゃん はい お土産」

「ありがとうね〜明ちゃん。どう楽しかった?」

「ええー楽しかったですよ!久しぶりなのでちょっと足が痛いけどね」

「楽しくて良かったねえ、明ちゃん。で、お前達は何処まで行ったんだよー」

「善さん、聞いてないの?スキー場ですよ」

「バカか そうじゃねーよ。いい線まで行ったかって聞いてんだよ!」

「いい線って?」

「だめだこりゃ 師範 何とか言ってやってよ!」

「昨日のスキー旅行は 忍ちゃんからのお誘いだったんでしょ?」

「いや お誘いって訳じゃなく頼まれたんです。この間呑みに行った時にね たまたまスキーの話題になってさあ。行ったことないから連れて行って欲しいと・・」

「何にも分かっちゃいねーなあ。スキーが目的ならみんなを誘うだろ!大勢で行った方が楽しいからよー」

「二人で行くって事はだ、忍ちゃんがお前に気があるって事じゃないか!」

「えーっ それは無いですよ。だって一言も僕のことを好きだなんて言ってないですよ、忍ちゃん」

「お前ね!本当に!本当に!おバカだねえ。頭徒割って覗いて見たいわ」

「女の子が初デートでだなあ、自分から好きですなんて言える訳ないだろ!なんかそれとないアプローチが無かったかよ!」

「別に!お昼のお弁当は私が用意するから、明さんは運転だけお願いねって言われただけ」

「けっ 女心が分かんないのかねえ。私は料理が得意ですってアピールしてるんじゃないか。その弁当うまかっただろう?」

「もう 最高でした!! 味付けはいいし彩りはいいし種類も多くて今まで食べた中で・・」

「ほ〜ら図星だよ。こりゃあ間違いないな、ほの字だよ。他にもなんかあっただろ」

「なんにもないですよ!僕が忍ちゃん疲れたでしょう?と聞いたらうう〜ん私は大丈夫よ。明さんこそ運転しっぱなしで疲れたでしょう。私はそんなに急がないから疲れていたら休んで頂戴ねって話しただけ」

「で、お前 どうしたの?」

「早く帰ってちょっと横になればこんな疲れはへの河童 ははは と笑い飛ばしました」

「はあ 救いようが無いわ!そこまで言われて気がつかねーのかよ。スキー場への街道沿いにはモーテルが一杯あるじゃんか!休んで頂戴ってことは入ってもいいですよってことだろ。他には!」

「横になっても疲れは取れるけど、疲れを取るには温泉が一番だってお店のママが言ってたわ!とか何とか言っていたような・・」

「なるほどね、ほんとおめでたい奴だよお前は。それは 温泉に一緒に入りましょう!って誘ってるんじゃ!」

「ええっ そうなの?」

「もう お前はず〜〜とチョンガーでいろ!」


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[2184] スナック駒音にて
さっちん (/) - 2014年02月16日 (日) 12時59分

「将棋教室in片田舎」その29

「ママ 聞いた? 明のやつ手も握らなかったんだぜ」

「いまどき珍しい青年ね!忍ちゃんも落ち込んでいたわ。一生懸命お誘いしたけどだめだったって」

「将棋界にも似たような奴がいるのよ。40過ぎていまだ独身、普通のサラリーマンより稼ぎはいいし、見た目も悪くない。なのに浮いた噂一つ無し。明と一緒でうぶなのか、鈍感なのか良く分からんわ」

「ふふふふ 郷田さんでしょ。二枚目なのにねえ」

「おや よく知ってるねえ、ママ。 だいぶ前だけど朝寝坊して対局に間に合わず不戦敗になったんだぜ。あん時はずいぶん周りから早く嫁をもらえ!って言われたらしいよ」

「まあねぇ 女の子も自立できる時代だから 結婚願望はあまり強くないのかもね」

「そうみたいだよ。国土交通省の統計を見てごらん、驚くよ。女性の平均初婚年齢は29歳、30代後半でも2割が未婚らしい。男にいたってはさらにひどい。一生結婚しない奴も2割ほどいるらしい」

「ふふふふ 私もその2割の仲間ね!でもねえ結婚しなくても私最高に幸せよ。ねえ善さん!」

「だったらいいけどよー。ところで、そろそろ師範と俊ちゃん来るはずなんだけど、遅いなあ」

「あらあ 明さんは?」

「明も誘ってあるから来るんじゃない?でさあ 何とか忍ちゃんとくっ付けようぜ」

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[2215]
さっちん (/) - 2014年02月17日 (月) 23時12分

「将棋教室in片田舎」その30

「ママ〜もう一杯!! ウィッ」

「あらあら 珍しく荒れてるわねえ、俊ちゃん」

「俊ちゃんさあ 愛ちゃんがブログやめたことがショックで落ち込んでいるのよ。トコトン呑ませてやって。潰れたらおいらが送っていくからさ」

「そういやあ 大平プロも止めちゃったね。結構本音を書くから気に入っていたんだが・・」

「ふん どうせどっかの理事が横槍を入れたんだろう!」

「ったくだよ。渡辺の野郎も最近は当たり障りの無いことしか書かないし、面白くないや。石橋が引退した時にも一言も無かったぜ。石橋は渡辺の書の師匠だろ!師匠が引退したら普通なんかコメントするだろう!」

「確かに 棋士のコメントを見ていても、『明日対局です、頑張ります。』だけじゃあね」

「けっ、言論統制でも敷いているんだろ!北朝鮮も真っ青の千駄ヶ谷治安維持法だ!!」

「おいおい 俊ちゃん 過激だなあ。 ちょっと呑みすぎだよ!」

Pass

[2220] くだをまけ!
まるしお (/) - 2014年02月18日 (火) 06時10分

 ↑
 朝一番に読んで笑わせて貰いました。
 いいねえ、こういうの。

Pass

[2239] 王将戦
さっちん (/) - 2014年02月18日 (火) 20時34分

「将棋教室in片田舎」その31

「俊ちゃん 連盟の話は置いといて ニコ生見ようぜ。今、王将戦がいいとこなのよ」

「王将戦? そんなん羽生の勝ちに決まってるやん。羽生から見れば渡辺なんて赤子も同然だろ」

「おい 俊ちゃん! 言って良いことと悪いことがあるぜ。永世竜王さまに対しなんて口の利きようだい!」

「悪い、悪い 善さん 将棋の技量じゃなくて それくらい歳の差があるって事よ。ウィッ で、また矢倉かい?」

「それがよー 聞いて驚くな〜 渡辺王将のゴキ中だぜ」

「なぬ ウィッ ふう〜 ウィッ な、なかびしゃだと〜ウィッ 渡辺のやつ羽生様を舐めてんのか〜 ついこの間、佐藤に痛い目に会ったばかりじゃないか! いくらよー 角換わりの後手は嫌い、矢倉後手急戦は飽きたといっても にわか仕込みの振り飛車が通じる相手じゃないだろ! どう思う師範。ウィッ」

「そうだねえ 普通に考えるなら第2局の相掛かりは王将が勝った訳だから、今回も避ける必要はないのだが・・穿った見方をすれば、自信満々に相掛かりを選択した羽生に臆したのか、裏をかいたのかのどちらかだねえ」

「だけどよー渡辺はあんましせこいことは考えないだろ。ゴキ中でも十分戦えると踏んだんだろうぜ」

「その辺がまだまだ青いんだよー ウィッ だから赤子なんじゃ。ゴキ中なんぞ超速のいい餌食だろ。いつ消えてもおかしくない戦法だろ?」

「いやいや まだはっきりと結論が出たわけではないですが、確かに指す棋士は減ってきてますねえ」

「ほら〜 で、どっちが優勢なの?」

「はっきりしないねえ。解説の永瀬は先手持ちとかいってたなあ」

「ほほう 今日の解説は永瀬なの。今日の将棋にぴったしやん。で、どうだったしゃべりは?」

「やっぱしねぇ 羽生に往復びんたを食らわしただけのことはあるわ。定跡に詳しいし、過去の実戦譜も良く知っている。自身を持って解説していたねえ。ただちょっと早口が欠点かな。しかし、この若者は買いだよ、将来性があるねぇ」



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[2265] ヤケ酒じゃ
さっちん (/) - 2014年02月19日 (水) 21時32分

「将棋教室in片田舎」その32

「くそ〜面白くねーなあ。渡辺王将 負けちまったよー。ママ 水割り頂戴! こうなったら今夜は呑むぞ〜」

「あらあら 善さん 負けたといってもこれで2−2でしょ。これからじゃない」

「そうだけどよー相手は羽生だぜ。3−0でも安心できないんだぜ。それによー王将はここんとこ調子悪いのよ。朝日杯決勝で負け、順位戦で負け、王位戦で負け、そして今日だよ」

「羽生さんも▲7九角といった評判の悪い手を指すくらいだからけして調子が良いとは思えないのですが、崩れませんねえ」

「ほ〜ら僕の言った通り羽生の圧勝だったじゃん。そもそも 作戦の失敗だろ。指しなれた居飛車で、やっと互角だよ。なんで わざわざ不慣れな振り飛車を指すのよ!」

「俊ちゃんには分かんねーよ。渡辺王将は先のず〜っと先を見据えているんだよ」

「ん? どう言う事?」

「決ってるじゃん、オールラウンドプレイヤーを極めて全冠制覇じゃ」

「あはははは 捕らぬ狸のなんとかか。そんなことより渡辺九段を心配をした方がいいんじゃね」

「むっ、人が気にしていることを・・・」

「でもねえ、渡辺王将も大変だよね。頭の上には羽生、森内でしょ。足元には永瀬や中村、豊島、佐々木といった若手がのびてきているから」

「そうだよ善さん、うかうかしてると天下を取るどころか過去の人になっちゃうかもね〜〜」

「くそ〜 ママ 水割り〜〜いやストレートじゃあ」

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[2527] 将棋教室 in 片田舎 乱入篇
まるしお (/) - 2014年03月10日 (月) 17時36分

 ●片田舎特別放談●

 今回のお題は「奨励会」
 ━━━━━━━━━━━━

 丸潮新次郎「この片田舎の将棋教室を借りて放談をしようということになった。今回のテーマは奨励会だ」
 お江戸太郎「そういやあ、三月九日に三段リーグ最終戦があったんだろ。どうなった?」
 丸潮「宮本広志という二十八歳の老兵が四段になったので話題になっておるようだ」
 関西坊主「老兵は失礼やろ!」
 お江戸「奨励会は二十六歳の誕生日までじゃなかったっけ」
 丸潮「特例があって、勝ち越せば二十九歳まで続けられる」
 坊主「ほな、ぎりぎりやね」
 お江戸「で、その宮本は強かったの?」
 丸潮「正プロ棋士との通算対戦成績は十五勝六敗」
 坊主「ひゃー、それ、めっちゃ強いやんか。勝率で言うたら何割や?」
 丸潮「七割以上だな」
 坊主「その成績だけでプロにしてもいいやんか。なんでプロにせんのや!」
 お江戸「正棋士にいくら勝っても、三段リーグで勝たないことには駄目ってわけだ」
 坊主「ほんでも瀬川さんの入学試験に比べたら圧倒的な成績やで。瀬川さんは三勝二敗で合格やった」
 丸潮「加古川青流戦準優勝・ベスト4、新人王戦ベスト4。これだけの成績を残しておる」
 坊主「加古川とか新人王とか、バリバリの若手棋士の大会やろ、えらい成績や。それでも三段を抜けんとあかんのか!」
 お江戸「そう言えば、去年都成竜馬三段が新人王戦に優勝したぞ」
 坊主「そうかあ、優勝したらプロにしてやったらどうや」
 丸潮「優勝は三段リーグ次点1という扱いに急遽規定を変更したようだ」
 坊主「なんやそれ、ケチケチしてるやんか」
 お江戸「二回優勝してやっとフリークラスか…」
 丸潮「いや、二回優勝しても次点2とはならないようだ」
 坊主「なんでやねん」
 お江戸「厳しいなあ」
 坊主「その都成はんは今回どうやったん?」
 丸潮「12勝6敗の五位」
 お江戸「宮本は何勝?」
 丸潮「13勝5敗」
 お江戸「お、一つ違いか。後半盛り返したな」
 丸潮「今回のリーグで退会者も出たようだ」
 坊主「誰や?」
 丸潮「勝ち越せなかった二十六歳以上の三段が三人おる。知花賢・竹内貴浩・望月陵」
 お江戸「『将棋の子』の世界だなあ、深く考えると泣けて来ちゃうね」
 坊主「その人らはこれからどうするんや?」
 丸潮「不明。ところでもう一人の新四段は星野良生、二十五歳」
 お江戸「これもギリギリだ」
 丸潮「ゴキゲン中飛車対策の超速3七銀戦法を発案して升田幸三賞を獲っておる」
 坊主・お江戸「ええええ!」
 丸潮「奨励会員、恐るべしということだ」
 坊主「なんや知らんけんど、奨励会は矛盾一杯やね。わい、今度の二人、応援するわ。宮本はん、星野はん、頑張りいや」

 奨励会三段リーグ最終成績

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[2529] ふふふ おもろいで
さっちん (/) - 2014年03月10日 (月) 23時37分

あひゃ〜 忘れてました

 ここんとこ 詰め将棋にかかりっきりで・・

また ぼちぼち書きますかねえ

 でもって 関西坊主はんとお江戸太郎さんと新次郎どのの将棋談義 

これいけまっせ

こんな将棋教室 なんぼつこうてもらっても けっこうだす

 ぜひ たびたび つこうておくれやす

 

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[2590] お久〜^
さっちん (/) - 2014年03月13日 (木) 23時21分

「将棋教室in片田舎」その32

「善さん〜俊さん〜起きてね 王将戦始まっているわよ」

「あ〜^ママ おはよう まだ頭がガンガンするわ! 夕べはちょっと呑みすぎちゃったなあ」

「今 熱い珈琲入れるからね、ちょっと待ってて。あっ 俊さん起こしてあげてね」

「おい! 俊ちゃん 起きなよ!もう 昼だよ」

「えっ? 今何て言った?」

「お昼・・」

「げっ 昼? じゃあ僕はここにお泊りしたわけ? え、えっ〜どうしよう!無断外泊だ! 嫁さん怒ってるなあ どうしよう!」

「俊ちゃん 何をオタオタしてるの? 一泊や二泊 無断外泊したってどうってことないじゃん」

「善さんはうちの奴を知らないからだよ。 怖いよ〜角が生えてるよ 今頃 包丁研いでいるかも。ねぇねぇどうしよう」

「あははは 大丈夫だよ。おいらが説明してやるから」

「悪いねぇ善さん やっぱ持つべきは友達だよね。で、なんて説明してくれるの? うちの奴は絶対浮気だと思っているから」

「奥さん〜俊ちゃんさあ 全然もてないからから大丈夫だよ 絶対浮気なんかできっこないから。夕べもね 呑んだ後にお店の女の子をその子のマンションまで送ってもらったのよ。俊ちゃんなら安全パイだからって・・こんな感じでどう俊ちゃん」

「もういい!善さんとは絶交だ!!」

「あははは 冗談だよ! 一緒に居たって言えばいいんでしょ。任せなさい。それより 王将戦だよ。どうなってる?」

「およよよよ 矢倉だよ。しかも 第3戦と先後が逆! 今 二人とも足を止めて打ち合ってるよ。過激だなあ 若いなあ」

「へぇータイトル戦じゃあ 珍しいんじゃね?こんな一直線の切り合いは」

「善さんと僕の将棋みたいだね。駒取り合戦だよ」

「もう優劣はついてるね。今日は終局は早いぞ!解説はどっち持ち?当然渡辺王将だろ?」

「先手羽生の勝ちのようだね。森内名人がフルセットの御宣託だよ」

「ひえー王将の負けなの?やばいじゃん、渡辺棋王になっちゃうよん」

「だから 言ったでしょ。調子に乗ってゴキ中なんかで羽生様に立ち向かうからだよ!あの1敗が命取りなのよ」

「あれ〜俊ちゃん そんなこと言っていいの? アリバイは誰が証明してくれるんだっけ?」

「うそうそ 今の取り消し! でも 棋王位は大丈夫そうだから、渡辺九段にならなくて済みそう。良かったね善さん」


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[2646] ドワンゴ騒動
さっちん (/) - 2014年03月18日 (火) 17時54分

「将棋教室in片田舎」その33
 
「善さん 良かったね〜 渡辺棋王 防衛できたじゃないの。これで とりあえず九段にならずに済んだね!」

「俊ちゃん 相変わらず いい性格してるね、ドワンゴといい勝負じゃね?」

「ん? ドワンゴが何かやったの?」

「PV見たけど 良くわかんねーだよ 何処までがネタで どれが本音か もう訳ワカメ! 師範 説明してよ」

「僕も関係者じゃないから良く分かりませんが・・発端はやねうらおうの製作者が対戦ソフトの変更をドワンゴに申し入れ、棋力の変更がないことを前提に認めたことですね。ところが かなり強くなっていたものだから プロ棋士の佐藤六段が<うそつきだー><汚いぞー>などとクレームをつけっちゃった。それを 舞台裏で処理すればいいものをPVで流したから大騒ぎになったのでしょう。まあ あのPVはやねうらおうをヒールに仕立てて対戦を煽り、電王戦第2局を盛り上げる予定だったのでしょうが 裏目に出てしまったって所かな」

「そうかもね〜ドワンゴはどんな手段を使っても イベントを盛り上げてプレミアム会員を増やしたいと思っているはずだろうからね あんなPV作るのも分かるわ!」」

「ソフト開発者は自分のソフトがどの程度プロ棋士に通用するか知りたいでしょうから 今回の電王戦に参加した動機は理解できる。真剣勝負はのぞむところだからね」

「問題は連盟やプロ棋士の考えじゃないでしょうか」

「連盟は何の目的で電王戦を企画したのだ? 前回のリベンジか? 普及目的か? お小遣い稼ぎか? 良く分からんなあ」

「小遣い稼ぎなら悪くないよね。普段の対局の何十倍かだろう 対局料は! 美味しいよね」

「もうね ソフトが強いことは将棋ファンに認知されてるから 負けたって恥でもなんでもない。もちろん 根っからの勝負師だから勝ちにこだわるでしょうが・・それよりも数百万が魅力で手を上げた棋士もいるんじゃないか」

「で、400年の伝統文化を守る連盟にはどんなメリットがあるんじゃ? なんか 伝統文化を貶めているとしか思えんぞ!将棋は人間同士による頭脳の格闘技だからこそ魅力があるんだろ!ロボットを前にして苦悩の表情を見せても滑稽なだけじゃ」

「そうそう こんなんイベントだろ!小遣い稼ぎと割り切って 砂糖のように甘い言葉で・・・なんてオチャラケてりゃいいんじゃね? 紳哉が急にマジになるかねぇ」

「佐藤紳哉六段がプロ棋士として真剣に対局すると言うのなら あの泣き言はいかんですにゃ。バージョンアップされたとしても私は構いません。全力で戦って勝ちます!とでも宣言すれば格好よかったになあ」

「まあ 今回は あちこちに味噌をつけましたね! 醜態を晒したといったほうがいいかな」


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[2708] 電王戦
さっちん (/) - 2014年03月25日 (火) 08時49分

「将棋教室in片田舎」その34

「あちゃ〜見てられないや  機械の野郎に人間様が連敗だよ。 事前研究できっからプロ棋士の圧勝だぜなんて声が聞こえていたけんど どないなっとるねん 師範 説明してよ!」

「僕もそう思っていましたよ。5−0か4−1でプロ棋士側の圧勝だろうと。しかし ここまでは予想外の結果ですねえ」

「ねえねえ 俊ちゃんはどう思う? おいら達よりソフトに詳しいでしょ」

「昨年の電王戦を踏まえて どうしたらリベンジ出来るかを連盟は考えたんでしょう。それがソフトの事前提供と対局時間。
これなら勝てる!と踏んで、おそらく自信満々でゴーサインを出した。実際 棋士の間でもソフトの研究ができれば棋士有利との前評判だったらしい。渡辺二冠もそう思っていたってんだから間違いない。それが ふたを開けてみるとあららら〜と2連敗」

「なるほどねえ 今頃 谷川あたりが真っ青になってるかも知れんぞ。それよりも 次の豊島に大変なプレッシャーだな」

「まあねえ ソフトの進歩を連盟が全く読めなかったことと事前研究が出来れば簡単に対処できるだろうと高を括っていたんだろうね」

「実際 習甦と対戦した菅井五段によると旧バージョンではほとんど負けなかったが 今回対戦した新バージョンでは互角であったらしい」

「そうらしいね 何でも菅井の95勝97敗とか。1年で いかにソフトが進歩したかが分かるよね」

「おいおい 192戦も対戦したのかよ! そりゃ すごいな 物凄い意気込みだったんだ。それに比べて 佐藤はなにやってんの!聞くところでは40戦そこそこらしいじゃん。それにだ なんかグチグチと言っていたよね」

「まあ ソフトの力は少なく見積もってもプロレベルであることははっきりしましたね。しかし 観戦して面白かった!感動した!なんて声が聞こえてこないんですが。善さんは見たの?」

「見ない見ない! 見るわけないじゃん! 見るなら やっぱ人間同士のハラハラドキドキの将棋だよ。ヘボ将棋でもお好み対局室のリレー将棋のほうが面白いぜ。はははは」

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[2720] マイナビ五番勝負
さっちん (/) - 2014年03月26日 (水) 08時33分

「将棋教室in片田舎」その35


「善さん ほらほら もうすぐ始まるよ 桃子vs香奈 二人とも善さんのファンでしょ」

「あれ〜 里見は休場じゃなかったけ?」

「連盟のお知らせによると 何でもタイトル保持者の責任を全うしたいとの強い要望があったとの事で五番勝負には出場するらしい」

「ふ〜ん 本人の強い要望がねえ だとするとだ 体調が悪いから休場させて欲しい しかし 賞金の高いマイナビは出ますって事か? 相手は桃子だしうまく行けば3番で勝負が付けられると・・ずいぶんとエゴじゃね! たしかに 責任を全うしたいって気持ちは尊いぜ がっ そんなことを言い出すと じゃあ他の棋戦には対局責任はないのか?ってことになるわなあ。奨励会三段リーグだってファンは楽しみにしてたんだぜ。それらを全て休んで マイナビだけは出させてくださいって ずいぶんじゃね?」

「対局に影響するほど体調が悪いのだったら そんな状態で五番勝負を戦って責任が全う出来たと言えるのかなあ。万全の体調で戦ってよい将棋を指すことが責任だろ。それにだ 桃子に対しても失礼だろ。仮に桃子がタイトル奪取しても 桃子の実力と見なされないだろ。明くんもそう思うだろ?」

「僕は 人一倍真摯に将棋と向かい合っている里見さんがあのような要望をするとは思えないのですが あれは本当に里見さんの要望なのかですか?」 

「彼女の要望とは考えにくいですねえ。 休場届を提出する時にそんな身勝手な条件は付けられない。差し迫った五番勝負の対応に苦慮した連盟が持ち出した いわゆる得意のその場しのぎと考えられなくもない」

「どっちにしても 里見に対しては例外扱いが多すぎやしねーか? 奨励会入会の特例だろ 入品時の祝い金だろ。そんなことでいいのか? ねえ師範!」

「あははは 僕に言われても困りますが まあ 里見さんは将棋をアピールするのに必要な人ですからねえ。そんなことはとりあえず置いといて、熱のこもった すばらしい五番勝負を見せて欲しいですね」

「あ〜あ 桃子が不憫じゃのお 体調が悪くて休場している里見に勝っても負けても すっきりしないわにゃ!」

「でも 検分での里見さんは元気そうでしたよ。いい将棋が見られるんじゃないでしょうか。期待しましょう」

 


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[2740] 瀬戸際?の二冠
さっちん (/) - 2014年03月26日 (水) 23時33分

「将棋教室in片田舎」その36

「善さん、俊さん こんばんは」

「おう 明くん 教室に顔出すの久しぶりじゃね?」

「そろそろ 年度末だからリーグ戦を消化しないと・・と思ってね」

「いい心がけじゃん 早速一番指そうぜ。え〜と 二枚落ちだったけ?」

「そんな訳ないっしょ。平手のちょい前ですよ。すぐに善さんを追い抜いて僕が上手で指しますからね〜」

「なんでい ヤリ抜きかい。ちょっと前は二枚だったのに 若い奴はすぐ伸びるねえ。おじさんは衰える一方通行で困るよ。困ると言やあ 永世竜王にも困ったもんだね」

「渡辺2冠がどうかしました?」

「どうかじゃないよ! 竜王を取られちゃったのなら取り返しに行かなきゃ。それがどうよ 連敗しちゃって早くも挑戦の目は無しよ。永世竜王が来期は2組だぜ」

「驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し・・・ですねえ」

「なんじゃそら ぼちぼち 春の匂いはするけどよー」

「力を誇っている人も永遠という事はなく、それは春の短い夜の儚い夢のようなものである・・平家物語だよん。つまりね 渡辺永世竜王の強さも ほら ふう〜と一息でなよなよ〜とする善さんの髪の毛のようなものだってこと」

「でもよ〜羽生なんか永久にタイトルを持っていそうだぜ。羽生が無冠になるなんてことは想像できんわ」

「今はそう思わせるだけの強さがありますねえ。王将戦も羽生乗りが多いんじゃない?」

「そんな 殺生なこと・・・ 竜王は取られるわ 名人挑戦は出来ないわ この上 王将まで失ったら 踏んだりけったりじゃんか」

「それがね〜善さん その可能性大なのよ なんと 渡辺王将はまたまたゴキ中なのよ」

「ん? そりゃあ吉報じゃん。 後がないこの大勝負にゴキ中とは 肝っ玉が据わってるねえ。天下の羽生三冠を完全に見下ろしているじゃん。この勝負 貰った様なものだぜ。へへへ」

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[2754] 渡辺快勝
さっちん (/) - 2014年03月28日 (金) 19時11分

「将棋教室in片田舎」その37

「善さん〜^ 渡辺王将 強かったねぇ 終盤は羽生さんに読み勝っていたんじゃない?」

「えっ? 何て言ったの? もう一度言って!」

「いや〜渡辺王将は本当に強かったねぇ 王将位 防衛出来てよかったねえ」

「えっ? ごめん 良く聞こえなかった 何だって?」

「あのね! 渡辺王将は強かったって言ったの! しかも ゴキ中で勝っちゃたのよ」

「えっ? ワンスモアプリーズ」

「もう! いい加減にしてよね!」

「えへー 何度 聞いてもいい響きだね〜 渡辺王将は強かった!この一言」

「七番勝負の流れもいいし 振りゴマで先手番を握れたし 王将がゴキ中を採用したことも 羽生優位に働くはずだったのにねえ。実際、封じ手あたりは 羽生持ちが多かったのに・・」

「へへへへ どうよ 俊ちゃん 渡辺王将を見直した?やっぱり 才能豊かな王将は何を指しても強いわ!師範もそう思うでしょ?」 

「才能があることは認めますが タイトル戦でいきなり2局も指した事には驚きました。しかも 最終局でしょ。自分の得意戦法ならいざ知らず不慣れな振り飛車ですからねえ。コメントを見ると 後手番になったらゴキ中を指す予定であったらしい。って事はですよ、後手番の作戦としては ゴキ中が最も優秀と渡辺は思っていることになりますかね。後手番の矢倉は指せない、角換わりは守勢一方、横歩取りでの勝率は思わしくないとなれば、今度は角交換振り飛車を指すかもしれませんね。それに、第一人者の渡辺が方向転換したとなれば 後に続く棋士がぞろぞろ出てくる可能性もあります。となれば 振り飛車ブームの到来ですか!?」

「ともかく 次号の将棋世界が楽しみだ〜^ 渡辺王将ゴキ中で羽生粉砕!  渡辺王将二冠死守!  渡辺王将オールラウンダーに変身! どんな見出しになるかにゃ〜」

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[2832] 花見
さっちん (/) - 2014年04月02日 (水) 19時30分

「将棋教室in片田舎」その37

「♪ ひさかたの〜〜 光のどけき春の日に〜〜 しづ心なく 花の散るらむ〜〜^♪」

「おいおい俊ちゃん なに気取ってんだよー  花は咲いたら散る運命なの! ゴチャゴチャ言ってないで呑もうぜ」

「ったく 善さんは呑むことしか頭にないの? この見事に咲き誇った桜を見て感じないの? 散り行く花のせつなさ・・」

「ゴク、ゴク、ぷは〜 うめー え? 感じますよ〜 五臓六腑に染み渡るビールのうまさは! もう最高!!花見 大好き」

「はあ〜だめだこりゃ 明くんどうなのよ ひらひら〜と舞い落ちる花びらを見れば・・ん? 明くん さっきから食ってばっかりじゃん」

「へへへー 僕は花より団子 忍ちゃんが作ってくれたこの料理 もうメチャウマですよ〜」

「はあ〜 風情とは縁がないだろうとは思っていましたが・・ まあいいや じゃあ将棋大賞の話でもしましょうか ねえ師範」

「そうですねえ だいたい読み筋通りでしたよ 敢闘賞が予想できませんでしたが 郷田九段でまあ納得かな」

「NHK杯の優勝がポイントを稼いだんじゃね? 逆に渡辺は竜王失冠が痛かったと」

「名局賞も予想通りだにゃ 今でも記憶に残っているもの」

「ほんと スリルのある力のこもった将棋でしたねえ 善さん 呑んでばかりいないで何かない?」

「そうねえ 何かない?と言われれば 言っちゃうけど まあ おいらが選考委員だったら 森七段に特別賞を送るにゃ」

「特別賞?? いったい何?」

「まあ 名付けるとしたら名伯楽賞かな 昨年度はね森一門が大活躍したんだよ え〜とね ほら 阪大生の糸谷六段 NHK杯でベスト4の大石六段 澤田五段と3人も昇級したんだぜ それ以外にも片上理事や室田女流など総勢10人を超える弟子を育てた功績は名伯楽の名に値するんじゃね?」



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[2846] A級順位戦
さっちん (/) - 2014年04月04日 (金) 21時08分

「将棋教室in片田舎」その38


「そろそろ名人戦が始まるけど 予想の前に順位戦の総括をしてよ 師範」

「そうですねえ A級はまあ順当でしたか 羽生さんが強すぎましたね」

「今のA級メンバーじゃ羽生には通用しねーよ。 羽生の全盛期にピシャとやられて苦手意識が植え付けられ蛇に睨まれたかえるじゃん。太刀打ちできるのは渡辺くらいだが その渡辺が3期連続負けているようでは・・」

「しかしねえ 勝率が異常ですよ ここ3期のデータを見ると 8−1 9−0 8−1で25勝2敗、勝率0.925  年間の勝率は7割前後だからA級リーグは突出している 何故なの?」

「それがね 各年度を調べてみると羽生が負けている相手は渡辺と森内が多いんだ タイトル戦でね それで勝率が下がっているけれど 他の対戦相手にはやはり圧倒的に勝っているね」

「う〜ん こりゃ〜当分続くにゃ羽生天下 やはり羽生との対戦に萎縮しない若手を待つしかないな」

「期待できそうな奴は 豊島、永瀬ぐらいか?」

「いやいや 20前後には突然変異しそうなのがいっぱいいますから 誰か出てくるでしょう」

「あははは 君達読みが甘いね! 羽生は今いくつだと思ってるの? 若手がA級に上ってくる前に羽生も谷川のようになっちゃうぜ 羽生の天下を崩すのは押し寄せる年波だよ」

「おっ さすが善さん経験者は語るってやつだね まあ そうかもしれないね あの谷川さんですらA級陥落だもんね」

「でもよー谷川はここまでA級に良く居たと思うぜ 最近の成績は目も当てられないほど悲惨じゃん とても永世名人とはねえ まあ あの高速の寄せが懐かしいやね B級でも苦戦するだろうなあ」

「結局 今期のA級リーグをつまらなくしたA級戦犯は魔太郎ってことか!?」

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[2852] A級昇級
さっちん (/) - 2014年04月05日 (土) 12時50分

「将棋教室in片田舎」その39


「いや〜美味しいですねえ このから揚げ」

「出し巻き卵も最高ですよ いや〜ほんとに忍ちゃんは料理が上手だねえ 善さんもそう思うでしょ?」

「そうそう 旨い! おいらはこの枝豆が一番だな そのソーセージも旨かったなあ」

「ちょっと 善さん もうデリカシーがないなあ 枝豆じゃあ 褒めたことになんないよ」

「おバカだねえ 茹で加減も高等テクニークがいるのよ ねえ忍ちゃん! しかし こんな料理を食わせてもらえる明ちゃんは幸せ者だねえ」

「えへへへ」

「おいっ 明ちゃん ニヤついてないでちょっとおいで でさあ 君達もう儀式は済ませたの?」

「もう善さんはすぐにあっちの話をするんだから・・」

「善さん 明くん こそこそ何の話をしてるの?」

「あっ いや〜ね 花見を終えたら囲むか?って 善さんが」

「おっ マジョ〜〜ンね いいね〜^久しぶりに囲みますか」

「麻雀といえば 棋士も好きな奴が多いよね 大概の奴がするんじゃないか そういえば森内名人の鉄板流は麻雀仲間が付けたらしいぜ きっと 麻雀も手堅いんだろう」

「先ちゃんは子供の頃から小遣いを稼いでいたなんて話もあるよね」

「今の若い奴はどうなんだろうね 渡辺竜王は麻雀するって聞いたことないね 今度の新A級の二人はするのかなあ」

「広瀬さんは何となくだけど真面目って感じがしますね 今期は大学も卒業したしA級に残留出来るでしょう」

「阿久津ちゃんは おいらが見るところ 間違いなく遊び人だな 麻雀はするは酒は飲む その上女に手が早い」

「おいおい いくら阿久津八段が二枚目でも手が早いとは限らないでしょ 善さんの僻みじゃない?」

「いやいや あいつはきっとあちこちで泣かしているな 今期はあいつが泣く羽目になる!」

「ふむ 阿久津八段がA級でどこまで通用するか・・期待しましょう」

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[2854] 羽生、最強
まるしお (/) - 2014年04月05日 (土) 22時06分

 羽生さんの話題だったので、こんな記録を。
 少し前にどこかのサイトに載っていたもの。
 こういうのを見ると、全く驚きます。


対羽生戦連敗記録
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三浦弘行 ●●●●●●●●●●●●●●● 15
高橋道雄 ●●●●●●●●●●●●●● 14 継続中
屋敷伸之 ●●●●●●●●●●●●●● 14 継続中
先崎 学 ●●●●●●●●●●●● 12 継続中
谷川浩司 ●●●●●●●●●●●● 12 継続中
佐藤康光 ●●●●●●●●●●●● 12
島  朗 ●●●●●●●●●●●● 12
藤井 猛 ●●●●●●●●●●● 11
中田宏樹 ●●●●●●●●●● 10 継続中
中村 修 ●●●●●●●●●● 10 継続中
深浦康市 ●●●●●●●●●● 10
佐藤康光 ●●●●●●●●●● 10
山崎隆之 ●●●●●●●●● 09 継続中 ← New
阿久津主 ●●●●●●●●● 09 継続中
井上慶太 ●●●●●●●●● 09 継続中
青野照市 ●●●●●●●●● 09 継続中
中田 功 ●●●●●●●●● 09 継続中
藤井 猛 ●●●●●●●●● 09
森内俊之 ●●●●●●●● 08
久保利明 ●●●●●●●● 08  
木村一基 ●●●●●●●● 08 
南 芳一 ●●●●●●●● 08
森下 卓 ●●●●●●●● 08
佐藤康光 ●●●●●●●● 08
丸山忠久 ●●●●●●●● 08

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[2865] 羽生は異星人?
さっちん (/) - 2014年04月06日 (日) 20時11分

「将棋教室in片田舎」その40


「いやはや なんとまあ おっどろいたねえ 羽生の勝ちっぷり↑」

「こんなのを見せ付けられりゃあ A級勝率9割越えも納得できるぜ 谷川は勿論、三浦、久保、屋敷、佐藤・・一流棋士がずら〜りだよ 餌食になってねえ棋士を探す方が大変だ〜」

「なるほど 同世代の佐藤、森内、丸山、郷田、藤井なんかは最大の被害者ですか しかし 考えようによっては恵まれていたと言えなくもないですねえ」

「ん? どうゆうこと?」

「強くなるには才能も必要ですが なんと言っても努力の継続力、負けん気だと思うんですよ 羽生世代の棋士たちは羽生という大きな壁に立ち向かっては跳ね返され、ぶつかっては押し倒されて成長してきたんですね」

「なるほど〜 そういえば 羽生7冠の一角を最初に破ったのは対羽生戦15連敗の三浦でしたね 今は磐石の名人として君臨している森内も対羽生戦8連敗してますもんね」

「村山聖当時八段が『対羽生戦は20勝分の価値がある。極論すれば、他は全て負けでも構わない』なんて事をいってるし 『第一人者に勝つには何かを変えていかなければいけないと考え、10年以上前からいろいろ試しているうちに人とは違った感覚になったのかなと感じています』と佐藤九段が自己分析している」

「う〜ん 今研究将棋が全盛なのは 案外羽生対策から生まれたんじゃね? 谷川の頃はよードンパチが始まって終盤力が勝負の鍵だった で 抜群の終盤力を誇っていた谷川が一時棋界を制覇したんだ だが その谷川が手も足も出ない羽生が現れた そこでだ そんな羽生に対抗するために序中盤の研究が盛んになったって訳だ」

「ほうほう 善さんの思いつき説ですにゃ でも あながち的を外れていないかもね 矢倉や角換わりの定跡が急激に進歩したのはここ十数年のことだものね」

「まあ 考えてみりゃ 羽生が偉大ってことよ それに比べて おい!明ちゃん さっきから食ってばっかじゃん お前さんは胃大なんじゃね?」

「あははは 善さんの親父ギャグ おおさぶ〜 花冷えしちゃうじゃん」


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[2871] 74歳 元気です
さっちん (/) - 2014年04月07日 (月) 18時37分

「将棋教室in片田舎」その41


「ありゃ〜 なんだか ちょっと 寒くなってきましたね 昨日は半そでで十分でしたが・・」

「まったくでい なんで毎年花見の時になると暖かくなったり寒くなったりころころ変わるんじゃ?」

「この時期はお隣の大陸から移動性高気圧と低気圧が交互に日本にやってくるからですよね 理恵ちゃん」

「そうですね 他にも気圧の谷が通過する時もお天気はぐずつきますね 寒気が流れ込むと一気に寒くなります 今が丁度そんな感じですね」

「へえ〜 理恵ちゃん お天気に詳しいじゃん しかし 本当に寒くなってきましたね」

「暖かいのはあの二人の周りだけですよ いいですねえ 燃え盛る恋の炎に身を焦がし・・僕もあんな時代に戻りたいですよ 今じゃねえ はあ〜」

「おい 明ちゃん ちょっとおいで〜 寒くなってきたからさあ 忍ちゃんとデュエットでもしてさ 熱い所を見せ付けてくれない?」

「僕がですか〜? 善さんこそ絵里子ママと一緒に歌ってくださいよ 熟年のアツアツぶりを見たいなあ」

「年上をからかうんじゃないの! さ 早く! 皆様 お待たせしました〜ただいま茹でたて 揚げたて ほっかほっかのカップルが歌います! どうぞ 暖まってください 曲はてんとう虫のサンバ!」

てんとう虫のサンバ

「♪あなたと私が 夢の国 森の小さな 教会で結婚式を あげました♪

 照れてるあなたに 虫達が 接吻(くちづけ)せよと はやしたて そっとあなたは くれました ♪・・・」

「そっとあなたは くれました〜そっとあなたは くれました〜 おい!明 何やってんだよ!歌詞の通りにせんかい!」

「善さん 僕恥ずかしいですよ!」

「なんなら おいらが代わってやるぞ」

「分かりましたよ!」 ( ̄ё ̄)チュッ〜〜♪

「よっ 似合いだぜ〜〜熱いにゃ〜」

「いいねえ 若い奴らは おいらは枯れる一方通行じゃ とほほほ」

「何言ってんの善さん まだまだ若いじゃん!人生80年の時代だよ これから これからだよ 加藤九段なんか
74歳であの元気 さすがに板チョコ数枚とかうなぎパクパクは卒業したみたいだけどね まだバリバリの現役 昨年は六勝もしてるんだよ 六勝も 田丸九段なんか一回りも若いのに勝ち星なしだよ いやあ 凄いわ!」


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[2881] 高橋九段
さっちん (/) - 2014年04月08日 (火) 23時56分

「将棋教室in片田舎」その42


「なんだよ 満開だったのに もう葉桜だよ ほんと花の命は短いにゃあ」

「咲くのも一斉なら散るのも一緒ですね なんでかなあ? 理恵ちゃんは知ってる?」

「お花見の桜はソメイヨシノが多いんですが この桜は種子では増えないのですよ すべて 接木なんです つまり ぜ〜んぶクローン桜だから 咲くのも散るのもまったく同じ時期になるのです」

「へーそうなの 理恵ちゃん 物知り〜^」

「じゃあ これ知ってる? 花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき」

「林芙美子ですね 美しく若い時代は短い・・いやだあ〜^私のことかしら」

「短いと言えば高橋九段も短かったですね あっという間でした もう少し長く居座ると思ったのですが・・」

「ん? 何があっという間なの?」

「順位戦のことですよ 昨年度にA級からB1にお引越しされたんですが 僅か1年でまたお引越し」

「そりゃあ 辛いな! 相当落ち込んでいるんじゃね?」

「それがねえ 意外と前向き 結構切り替えは早いみたいですよ でも 降級が決った時はさすがに辛かったみたいで心境をブログに綴っている」

 みっち・ザ・わーるど

「そりゃあショックだわ! 実入りがぜんぜん違うからよー 仮にだ,A級の対局料が1000万とすると25%ダウンだからB級1組は750万、B級2組は560万だよ。僅か2年で実に440万の減収だぜ!」

「ひえーそんなに違うの! そりゃあ目の色を変えて頑張るはずだ A級の最終日久保九段の悲壮なまでの粘りも納得出来るわ!」 

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[2936] 有望なアマチュア
さっちん (/) - 2014年04月21日 (月) 18時20分

「将棋教室in片田舎」その43


「師範 久しぶり〜^」

「いらっしゃい善さん どうしてたの? 俊ちゃんや明くんが気にしていたよ!」

「いや〜申し訳ない ちと訳ありの野暮用でさあ・・」

「明くんはさあ ”認知症が原因で徘徊し行方不明になる人が年間一万人もいるんだって 善さん大丈夫かなあ”ってマジに心配してたよ!」

「なんだと! 明のやろうおいらをボケ老人扱いかい しかし そうじゃないかな?と思う時も無いことはないなあ あ〜あ若さが取り戻せたらなあ・・」

「あははは 善さん 気持ちは分かるけど 枯れ木に花は咲かないからねえ」

「でもよ あっという間に上手くなったり強くなったりする若い奴等を見てると羨ましくなっちゃうぜ ほら 昨日も居たじゃん」

「みなみちゃんですね 女子プロゴルフは毎年ニューヒロインが誕生してる感じがしますね 昨年は森田理香子でしたっけ? なんか 宮里や横峰が過去の人って気がします」

「ゴルフ界と比べてもしょうがないけど 将棋にも現れないかねえ 15歳の高校1年生 チャレンジマッチから無敗で勝ち進みなんと里見香奈に挑戦・・夢物語かにゃ」

「はははは 分かりませんよ! アマ竜王戦の香川代表が8歳の少年ですよ 将棋を始めて僅か3年ですからね 驚きです」

読売新聞

「ほほう その藤本渚くんがネット対局やソフト対局で腕を磨けばアマ棋士が羽生を破ることもありうるかにゃ?」

「まあ この少年のこれからは注目ですね 渡辺永世竜王以上の逸材かも知れません」

「女流はどうなの?」

「女性はまだ底辺が狭いですからねえ それに女子ゴルフのように魅力のある世界とも思えないでしょ」

「でも プロ棋士が我が娘を女流棋士にさせるってことはそれなりに魅力があるって事じゃない?」

「なるほど 飯野七段の娘さんは8年も頑張ったそうだねえ そういえば 塚田九段家の恵梨花さんが女流3級の資格を得たそうだよ」

「他にも予備軍はいっぱい居るみたいだから まだまだ増えるでしょうねえ」

「ふ〜ん でもよ 女子ゴルフ界と違ってスポンサーは数社だろ そろそろストップが掛かるんじゃない?」 

「ん? どうゆうことですか?」

「ま 連盟お得意の規定の見直しかな 3級規定を無くすか厳しくするか 引退規定をどうするかじゃね」

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[2951] 名人戦
さっちん (/) - 2014年04月22日 (火) 23時29分

「将棋教室in片田舎」その44


「花見は終わったし 名人戦も始まったことだし さあ〜始めようぜ 森内名人防衛祈念麻雀大会」

「おいおい 俊ちゃん違うだろ! 羽生名人復位に向けてまずは1勝 好調なスタートを祝す麻雀大会じゃ」

「なんでもいいや 場所決めするぜ〜^ おいら細川たかし」 

「善さん 何それ」

「あれ これって使わない?? 北酒場の北だよ〜」

「ふ〜ん そう北か じゃあ 僕は東京五輪音頭ね」

「おっ俊ちゃんは東かい」

「違いますよ 東京五輪音頭だよ! 三波春雄ございます」

「紛らわしいにゃ 南かよ」

「師範は?」

「私は う〜む かばんですね」

「なんだい 考えた割には定番のギャグじゃね 西でしょ」

「さあ 問題の明ちゃんは?」

「僕はね う〜ん 迷うなあ 少年隊かたけし軍団・・・・どっちにしようかなあ」

「どっちでもいいや もう東しか残ってないよ! げっ ってことは またまたおいらが明の髪茶かよ まいったなあ」

「あははは 善さん誤変換だよ それじゃあ 突っ張り兄ちゃんじゃん」

「突っ張るといえば 今日の羽生さんはどうよ いったん出た銀は意地でも引かんぞ!って気迫があったんじゃね?」

「だよねえ 銀はさみを誘っての▲3五角が狙いだったか?」

「分かっていても それに踏み込む森内も男だねえ ぜんぜん震えてないや」

「さ〜て 封じ手の局面はプロ棋士のプロ棋士たる技量を示す持って来いの局面じゃね?」

「ここからの数手が山だねえ どっちが読み勝つのか 明日は1手の比重がめちゃくちゃ高い手の応酬になりそうですにゃ」



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[2975] 渡辺 不調?
さっちん (/) - 2014年04月24日 (木) 23時55分

「将棋教室in片田舎」その45


「さ 始めましょうか ”羽生名人の復位間違い無しの2連勝スタートを祝す麻雀大会”」

「どうでもいいけど長いなあ まあ どっちが勝とうがおいらにゃ関係ないけど」

「あれ? 善さん 言ってなかった? A級に羽生さえいなかったら渡辺2冠が挑戦者の本命なんだがと だったら羽生を応援しなきゃ」

「あれはねえ ちょっと前の話だよ 今の渡辺2冠はだめだよ はあ〜 出るはため息ばかりなりっとね」

「おやおや ずいぶん心変わりしたねえ いったい何があったの?」

「何がじゃないよ! 竜王戦は2組に落ちちゃうし 棋聖戦は早々と脱落 ちょっとは期待してた王位リーグも木村八段にやられて挑戦の目は泡のごとく消えちゃったよ! まったく 何やってんだか どうもねえ 気のせいか勢いが無いよね 木村戦についてもだよ 後手番でゴキゲン中飛車でしたが全体的にチャンスが少ない将棋での負け。リーグ成績は2勝2敗になり、挑戦の目はなくなりました・・なんて淡々と書いてるんだぜ もうちょっとくやしいーとか何とか書けよ でさあチャンスがあった訳だろ それを掴めって言いたいわ!」

「確かに どうしたんでしょうね ここ数年の勝率が7割前後なのに 今年度は5割ですからねえ」

「まだ 30歳になったばかりだろ 老け込むには早すぎるだろう 羽生や森内を見習えと言いたいぜ。何が原因だと思う?師範」

「そんなの分かる訳ないでしょう。でも 突然ゴキ中を連採したりして 何か心境の変化が見られますねえ」

「う〜ん 心境の変化か つまり心変わりだな なるほどあり得るなあ」

「ん? どうしたの善さん なにか思い当たる節でも?」

「渡辺永世竜王は十年目ぐらいだよね デキ婚から。そろそろ いわゆる倦怠期だよ。で、魔が差してやっちまったんだよ。それが ばれて すったもんだの最中。これが不調の原因だったんだ」

「よくもまあ そんな妄想が出来るね 善さん。渡辺王将はそんなことするタイプじゃないでしょ」

「そんなことするタイプもなにも 彼も男だよ かわゆい女流から 先生 二人きりで教えてくださいね なんて言われたら・・」

「あははは 相変わらずだねえ 善さん。 渡辺二冠は心配ありませんよ 今年度は絶好調ではありませんが棋王も王将も防衛したじゃない」

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[2982] 今期 A級は混戦か?
さっちん (/) - 2014年04月25日 (金) 20時38分

「将棋教室in片田舎」その46


「そっかー 師範!分かりましたよ 渡辺2冠が不慣れなゴキ中を指しまくってる訳が・・」

「そりゃ凄い では 善さんのご高説でも伺いましょうか」

「驚いちゃいけねーよ おいらが綿密に推理した結果だからよー 羽生、森内、渡辺は先手番の勝率は互角だろ でだ、後手番の勝ち負けがタイトルに直結するわけだ」

「なるほどね それで 後手番のゴキ中を練習してるって訳か」

「ひゃひゃひゃ 読みが甘いね〜師範も そうじゃないって 今のご時世 新手で勝とうものならたちまち情報は千里を走っちゃうよね そうなりゃ 手持ちのソフトであっという間に対抗策が出来上がっちゃうぜ おそらく 渡辺は名人戦一本に狙いを定めているんだよ だから 矢倉、角換わり、横歩取りを後手番で必死に研究してるだろう おそらく 相棒はポナちゃんだな 仮に有力な手を発見しても名人戦の舞台までは封印するだろう どう?おいらの推理」

「まあ 考えられなくはないですが A級リーグを勝ち抜かないといけませんから 後手番でゴキ中ばかりという訳にもいかないでしょう」

「問題はそこなんだよね おまけに今期は後手番が5局だからなあ 広瀬、行方、三浦、郷田と多分森内 この5人にゴキ中ばかりじゃちょっと辛いか ま そこは渡辺が何とかするじゃろ」

「リーグ戦表をながめて 羽生じゃなく森内が入ったとして予想してみると今期は本命なしの大混戦じゃない?誰が来ても不思議ではないでしょ 広瀬なんかチャンスかも」

「いずれにしても 渡辺にとっては初戦の森内戦が(おそらく)鍵だな この一番の作戦は見ものだぞ」



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[2996] 市ちゃん
さっちん (/) - 2014年04月27日 (日) 22時08分



「将棋教室in片田舎」その47


「俊ちゃん おいら今日懐かしい人を見ちゃったよ」

「へー いったい誰なの?」

「ずいぶんと久しぶりなんだけど 昔とぜんぜん変わっていなかったなあ 
ちょっとやせた感じだったけど お肌に艶はあり若々しく見えたなあ」

「いったい誰よ 昔の同級生か? 先生か? それとも 初恋の相手か?」


「まあ 当たらずと言えども遠からずじゃ 背筋をしゃんと伸ばして 佇まいは凛としてたにゃ
 先生 この局面はどちらが良いでしょうか?なんて行方と話していたよ」

「なんだよ 清水市代か ってことはNHK杯見たの で どっちが勝った?」


「清水市代かって事はないだろ おいらの師匠だよ 40の坂を越えても今なお第一線で頑張ってんだよ 
まあ タイトルと結婚には縁がなくなりつつあるけど・・」

「40の坂を越えたといっても羽生と変わんないでしょ 羽生はいまだ第一人者だぜ 
あれかなあ 女流の方が早くあれするのかな?」


「羽生や森内が特殊なんだよ やっぱね 40を超えると記憶力は衰えるし体力は落ちる一方だぜ 
おいらなんか 夕べのディナーを良く覚えてないんだよ フレンチだったかイタリアンか 
あるいはすきばやし次郎だったかなあ」


「そりゃあ善さん 覚えているわけないじゃん そんな高級料理食ってないもの 話は変わるけど 
今度地下一階にお引越しされた谷川九段と屋敷九段 谷川は仕方がないにしても屋敷はショックでしょうね」

「屋敷は電王戦の被害者だな ポナンザと横歩を相当研究したんだろう 
それでA級の最終局で行方に研究成果を試したのさ それが齟齬があって 時間を余しての敗戦だったんだ
今期はそのうっぷんをB1で晴らすぜ きっと1期で戻ってくるんじゃない?」


「あれ?珍しく善さんと意見が合いましたね 僕も今期のB1は豊島七段と屋敷九段が昇級すると思いますね」

「師範の予想は誰よ まさか谷川って事はないよね」

Pass

[3002] お茶目な清水さん
まるしお (/) - 2014年04月28日 (月) 20時56分

 NHK杯の新司会者・清水市代姉さん、初回はさすがに堅さが見えたものの、だんだん余裕が出てきた感じ。
 27日の放送では、解説者紹介でいきなり、

 「行方八段は最近自分探しの旅に出かけていらっしゃると伺いましたが、何か出会いはありましたか?」

 本来の茶目っ気が徐々に出てきたみたいですね。

Pass

[3007]
さっちん (/) - 2014年04月28日 (月) 22時58分

市ちゃんはてっきりNHK杯の聞き手を過去にやってると思ってましたが 今回が初めてなんですね

 もうずいぶん前になりますが 囲碁・将棋ウィークリーだったかBSで土曜日にやっていた番組の司会ぶりが多少記憶に残っています

アドリブがドンドン出るようになれば 市ちゃんの魅力が一段と引き立つでしょうね

 まあ これからですにゃ

Pass

[3010] 貴族 天彦
さっちん (/) - 2014年04月29日 (火) 12時45分

「将棋教室in片田舎」その48


「あはははは ここ数年の成績を見れば 谷川さんを昇級候補に押すわけにはいきませんね
私も豊島さんが昇級第一候補ですが もうお一人が悩みますね」

「じゃあ 降級しそうな奴はだれ? まさかとは思うけど 昨年の高橋九段のように
谷川九段が連続降級って事はないでしょうね・・・あれ?誰も否定も肯定もしないの?」

「B1のメンバー見たら 谷川が安泰だとはとても言えないぜ みんな降級のチャンス
 じゃなくって 降級の恐れがあるといえるんじゃね それより 新顔の二人はどうなんじゃ」

「佐藤天彦七段と村山慈明七段ですね 二人とも新人王になっていますし 
勝率第一位賞や新人賞なんかも取っているね これから有望な若手でしょう」

「天彦さんは 聞いた話ですけが 三段リーグで次点を2回取ったけれど
フリークラス入りを蹴ったことがあったらしいですね」

「へーそんなことがあったの まあ その後で三段リーグを抜けられたから良かったけど 
そうじゃなかったら 泣くに泣けないぜ」

「相当自信があったのでしょうね しかし そうはいっても僅か2名しか権利が得られないのですから
度胸がありますねえ」

「度胸があるというよりお馬鹿さんじゃないの そんなに自信があるのなら 
フリークラスで勝ちまくればすぐにC2に入れるやん その方がリスクもないし確実だろ 
もしかしたら 変なプライドっちゅやつか はは〜ん 貴族とか仲間内で呼ばれているのも
そのせいか? 実際 次点2回の制度を利用した奴は結構居るんだろ?」

「そうですね 渡辺2冠のお兄さんが第一号じゃなかったですかね」

Pass

[3017] 3人のまな娘
さっちん (/) - 2014年04月30日 (水) 10時07分

「将棋教室in片田舎」その49


「伊奈六段だろ めぐみ夫人の兄貴だな 昨年までC2に居たけど 今期は見当たらないぜ
おそらく フリークラスに戻ったんだろう 厳しい世界じゃね」

「他には 吉田四段 伊藤慎吾五段 渡辺大夢四段ですね」

「なんだ ぜんぜん活躍してない奴ばかりじゃん やっぱ三段リーグは1,2番手で抜けないとだめなんかにゃ」

「渡辺大夢(だいむ)なんていい名前なのになあ」

「あははは 善さん 大夢(ひろむ)と読むそうですよ」

「人名は読みにくいの多くて困るぜ 渡部愛も最初は読めなかったなあ 
そういやあ 女流名人リーグはどうだった? 清水市代と対局したんだろ」

「清水さんの勝ちでしたよ 渡部さんも力をつけてきましたがまだまだですかね〜」

「まだ デビューして1年でしょ これからですよ! 渡部愛、香川愛生、伊奈川愛菓 
3人のマナ娘の中で 誰が一番活躍するか 成長が楽しみですね」


Pass

[3033] 村山慈明七段
さっちん (/) - 2014年05月01日 (木) 22時11分

「将棋教室in片田舎」その50


「話は戻るけどよ もう一人の新顔 村山慈明(ジメイ)はどんな奴なの?」

「あははは 善さん それも読み間違い! 慈明(やすあき)ね
以前 NHK杯の解説で見たことあるけれど 手の善悪や形勢判断をはっきりと断じていました
自己主張がしっかりと出来る若者ですね 私は 好感を持ちました」

「ほほう 明ちゃんとはえらい違いじゃね」

「え? 僕がどうかしました?」

「どうかじゃねーよ いつまで忍ちゃんを待たせておくの 一緒になるなら早く決めちまえ!」

「善さん! まだ 付き合い始めてから数ヶ月ですよ もうちょと いろいろと・・」

「うだうだ言ってる時間はないの あのね!お前さんのおたまじゃくしはどんどん老化してるのよ
一説によると35歳ごろから始まるらしいのよ だからよー早くしねーと子供が出来ないぜ 
でさあ 子供出来たら読みやすい名前にしなよ 慈明以外にも読めない奴が結構将棋界には居るんだわ!」

「あははは 善さん! 阿久津主税 石川陽生 大野八一雄 稲葉陽 安用寺孝功 大石直嗣 なんかでしょう」

「そうそう 安用寺孝功(こうこう)、大石直嗣(ちょくし)は無理にでも読めるが 正解はなによ」


「孝功(たかのり)直嗣(ただし)ですね 他のは主税(ちから)陽生(あきお)八一雄(やいちお)陽(あきら)ですかね」

「主税(ちから)は知ってるぜ 赤穂浪士の大石主税だろ それに むか〜し日本史で習ったよ 
まあ 泡姫(ありえる)黄熊(ぷう)光宙(ぴかちゅう)なんてのがあるくらいだから 世の中変わったよね」


Pass

[3043] B2は誰?
さっちん (/) - 2014年05月02日 (金) 18時04分

「将棋教室in片田舎」その51


「う〜ん う〜ん 困ったな 分んないや」

「おいおい 明ちゃん 早く切りなよ 将棋じゃないんだから そんなに考えるこたーねーだろ」

「ごめんね善さん 何切っていいか南海ホークスなのよ」

「下らんギャグ言ってないで離れてる牌を切ればいいじゃん  終わったら最善手を教えてやっから
とりあえず一枚切れ!」

「じゃあ すまんですね」

「またダジャレかい それにしても明ちゃんは長考派だねえ だいたいね一回りする間にね 
どういった打ち回をしたら良いか考えておくのよ もっとテンポ良くビシッ パシッと打たなきゃ 
糸谷の将棋のようにね」

「そういやー糸谷のやつまだ阪大に行ってるのか? そろそろ卒業だろう 
卒業して将棋一本に打ち込んだら 相当伸びると思ってんだよ 連続昇級するかもね」

「B2で糸谷以外に有力なのは 稲葉あたりか それと昨年好調だった先崎も一応候補に上げとこう 
降級組みの鈴木や高橋も さすがにこのクラスでは侮れんぞえ」

「それに B2は総当りじゃないから組合せの運もちょっとは影響するよね 
それに比べておいらの麻雀はまったくの運任せ でも上がれちゃうのね ほ〜らツモっちゃった^^
ツモ,三色、ドラ1ハイ満貫ね これだから 麻雀はやめられねーや」

「で 明くん 先ほど迷っていた時の手牌はどんなんなの?」


「これです」




Pass

[3064] 激戦区C2
さっちん (/) - 2014年05月06日 (火) 23時11分

「将棋教室in片田舎」その52




「なるほど これはちょいと迷うねえ で 明ちゃんは四萬切りか ふ〜む まずまずじゃな
おいらはピストル切りだな 師範ならどう打つ?」

「七索ですかね まあ 河の状態とか 引きの良し悪しで違ってきますが・・
嵌スーピンが引ければ最高ですね 三色も狙えます」


「そうそう 調子がいいと三索をすぐに引いてきて メンタンピン 三色 ドラ1でハネマンだもんね
麻雀はツモが良い時と悪い時が必ずありますから 見極めが大事ですねえ」

「将棋にもそんなあやがあるんじゃね? いわゆる指運ってやつ」

「ですねえ 今期のC1はまさに最後は指運が左右する熱戦がわんさか見られそうですよ
 中村太地 菅井竜也 船江恒平 佐々木勇気 大石 直嗣 といった生きの良い若手が揃っています」

「ほほう ここの昇級者を当てるのは超難題じゃね おいらは 佐々木と中村にしておくわ」

「おそらく 1敗までが圏内だろうなあ となると順位の低い佐々木や大石はちょっと苦しいかも」

「それによー佐々木と大石は直接対決で潰しあいをするのも悪材料 
一方 中村や船江は若手同士の対戦が組まれていないのでチャンスかも」

「なるほど じゃあ 僕は 組合せに恵まれた船江さんを昇級の第一候補に推しま〜す」


Pass

[3075] 銀行レースのC2
さっちん (/) - 2014年05月07日 (水) 19時26分

「将棋教室in片田舎」その53


「なんか珍しく今日の麻雀は点棒が動かねーな 誰か大きいの上がったっけ?」

「善さんの満貫だけですよ このまま行くと善さんがトップですよ!
僕はちょっと心配になってきましたよ」

「なにが心配なの? おいらじゃトップは取れないって言うの?」

「いやいや そうじゃなくて 良く言うじゃない 
珍しいことが起こると何かよくないことの前触れじゃないかと・・」

「俊ちゃん! 言ってくれるじゃないの ふふふ その一言がおいらの闘争心に火をつけちゃったぜ
ほ〜ら 来た来た〜^ リーチ 下がり居ろう! リーチじゃ」

「善さんのリーチが怖くてマジョーンなんてやってられないよ! ほら 西!」

「ロ〜〜〜〜〜ン へへへ 思い知ったか リーチ一発デンデン 裏ドラは〜〜〜けっ乗らずかい」

「げっ 西単騎なの しかも地獄待ち 善さんやるじゃん」

「ま これでおいらのトップはほぼ決定じゃね まあ 実力通りってことかにゃ
なんかよー 今期のC2みたいじゃね 」

「へー そうなの?  誰に決定してるの?」

「まあね 千田と永瀬で決まりだろ」

「私もそう思いますね あとは阿部光瑠四段がどこまで迫るかですが
直接対決が無いので苦しいでしょうね」


Pass

[3186] どうなる名人戦
さっちん (/) - 2014年05月18日 (日) 20時24分

「将棋教室in片田舎」その54


「さあ オーラスじゃ 親の師範が連荘しなけりゃ おいらがトップ?」

「あははは善さん! 勝負事は下駄を履くまで分かりませんよ!
誰かにでかいやつを放り込んだりしちゃって泣きを見たって知りませんから」

「そうそう 名人戦だって 気の早い奴は羽生復位が決ったような事言ってるが
まだまだ分かんないよ なんてたって羽生には前科があるからなあ」

「ですよね あれはいつでしたかねぇ 竜王戦でしたよね 渡辺竜王に挑戦した羽生が三連勝で王手 
しかも永世竜王にもリーチ そこから4連敗しちゃいましたからね」

「深浦王位(当時)と木村八段の王位戦でもありましたね 二度あることは三度あるとか言いますもんね 本当に下駄を履くまではねぇ」

「ちょっと ちょっと いやなことを言わないでよ 久しぶりのトップ目なんだからよ〜
さっ 早くケリをつけようぜ  食いタンで逃げちゃおっと 何でも食べるぞ!」

「じゃあ 僕は一応上家なんで 警戒してカバンでも切りましょう」

「ポ・・・」

「ん? 明くん今腰使わなかった?」

「えっ 腰ですか?」

「そう 明くんはまだ始めたばかりだから知らないとは思うけど そういうジェスチャーを腰を使うと言って一応マナー違反
善さんの三味線も本当はダメ でも仲間内だからそこまでうるさくないけどね」

「でもよう 明の奴オタ風なんかポンしてどうするつもりなんじゃ おっ さては一発狙ってるな!」

Pass

[3242] 羽生強し
さっちん (/) - 2014年05月25日 (日) 20時03分

「将棋教室in片田舎」その55

「明ちゃ〜ん 分かったね!マージャンで腰は使っちゃいけねーよ あん時だけにしなよ」

「・・・・・・」

「ん?紅葉に鹿かよ なんかでかい手でも狙ってる? 良く見たら万子が一枚も切ってねーぞ
さては 染太郎か?」

「・・・・・・」

「ところでよー 忍ちゃんとはいつ式挙げるんだい?」

「・・・・・・」

「おいおい マジになんか狙ってるよ! やばいんじゃねーか ハネ満ツモられると逆転?
俊ちゃん〜神様 仏様 俊之様〜 お願い 安いの上がって!おいら マンズと字以外は何でも切るからよー」

「あははは 善さん必死ですねぇ 僕も焼き鳥なんでツモに力が・・あら〜カンチャンすぽっ
明ちゃん 悪いねえ ツモっちゃったよ ははは」

「ええっーひどいなあ 僕の手見てくださいよ ハネ満確定ですよ あ〜あ」

「へへへ 久しぶりのトップ なんかすんなり決っちゃったよね 名人戦みたいじゃ」

「今日の善さんじゃないけど あんなに強い羽生さんは久しぶりに見たねえ 次は棋聖戦でまた森内か
これも3−0が濃厚?」

「森内もチャンスが無かった訳ではないだろうから それをモノにするかどうかだよね 
で、明ちゃんが先ほど西を鳴こうとした時の手牌はどんななの?」

「これです」




「おおっ 役満も狙えそうな手だな しかし残念だったねえ まあ勝負とはそんなもんだから」

Pass

[3264] 挑戦者は木村八段
さっちん (/) - 2014年05月28日 (水) 20時50分

「将棋教室in片田舎」その56

「木村八段やりましたね〜 久しぶりのタイトル戦でっせ 因縁のある王位戦ですから
期するものがあるでしょうね」

「えっ?なになに因縁って」

「あれは5年前でしたか 第50期王位戦、木村挑戦者は当時の深浦王位を3−0と追い込んだんですよ
誰もが新王位の誕生 つまり初のタイトルを手するものと思ったんです が、なんとズルズルと4連敗
初タイトルは朝露のごとく消えてしまったのです」

「なるほど 苦節5年か そりゃあ本人は燃えてるだろう 
帰ってきた千駄ヶ谷の受け師がどんな戦いをするか楽しみだねえ
ところでよさ一目羽生世代より年上に見えるんだが 今いくつ?」

「あははは 善さん それは失礼だわ もうすぐ41歳だから 羽生が3歳ほど年上だな
まあ 渡辺二冠も30歳には見えないように やはりあるべきものが無いとねえ・・」

「で、どうなの 大願成就となりそう?」

「それがねえ・・・」

Pass

[3277] プロ入り年齢
さっちん (/) - 2014年05月29日 (木) 22時37分

「将棋教室in片田舎」その57


「どうしたの 俊ちゃん 木村八段じゃ羽生に勝てないっていうの?」


「いや データがね」

「データ? 受け将棋はダメってこと?」

「いやいや プロデビューした年齢ですよ 160人ほど居る現役プロ棋士のプロ入り平均年齢はだいたい21歳なんです」

「それが どうかしたの」

「実はね 21歳以上でプロ入りした棋士は誰もタイトルを取っていないんですよ
タイトル経験者はほとんど10代でプロ入りしてますね 木村八段は23歳でプロ入りですからね〜」

「へー そんなデータがあるの しかし そんなものはあくまで過去のことだろ
ほら 一時 将棋界では0−3からの逆転は無い!って言われてたじゃん 渡辺竜王(当時)が覆すまではね」 

「それにね まだ不利なデータがあるんです プロ棋士の初タイトルはほとんど20代なんですよ」

「ほとんどじゃなく 全員じゃね? なるほど 巷では羽生圧勝の空気が流れているが データもそうなのか
で、なんか無いのかよ 挑戦者が有利なデータはよー」

「実はですね・・・」

Pass

[3281] データマン俊ちゃん
まるしお (/) - 2014年05月30日 (金) 05時24分

 いやー、面白いデータがあるもんですねえ。

 木村さんがもしタイトルを取ったら歴史が塗り替えられるということか……。

 データマン俊ちゃんの今後の発言に注目しよう。

Pass

[3286] 一流棋士の条件
さっちん (/) - 2014年05月30日 (金) 20時24分

「実はですね 悲しいこと木村八段に有利なデータは何も出て来ないのですよ
調べれば調べるほど年齢の壁が・・」

「まだなんかあんの?」

「プロ入りの年齢が若い棋士を挙げてみると 
谷川(14.3) 羽生(15.2) 渡辺(15.11) 森内(16.7) 屋敷(16.8)佐藤(17.5)
久保(17.7)三浦(18.0)郷田(19.0)・・・ほ〜ら 壁が見えるでしょ」

「えっ?見えないけど!」

「つまりだ プロ棋士を線引きするとね(したくはないが)超一流棋士は16歳以下でプロ入り、
一流棋士は20歳未満でプロ入りしてるわけよ 20歳過ぎのプロ入りは並みの棋士ってことだな 
だからね 言いたくはないが 今回の王位戦は超一流vs並の棋士ってことなのよ」

「俊ちゃん そんな言い方は無いわ!木村八段は渡辺2冠や佐藤九段を破ってんだよ
それに プロ入り年齢で強さが決るほど将棋は単純じゃないだろ!
おいらは木村八段を応援しますよ」

「あははは そうですね 線引き発言は撤回します 
それじゃあ 善さんの為に 木村八段に希望が持てる事例を紹介しますか・・・」

Pass

[3288] 深浦王位
まるしお (/) - 2014年05月31日 (土) 05時32分

>プロ棋士の初タイトルはほとんど20代なんですよ
>ほとんどじゃなく 全員じゃね?

 「花村門下として初のタイトルなので嬉しい」と感想を述べた深浦王位は三十代ではなかったかな?
 羽生から奪い取ったのだから大したものでした。

 四十代の木村さんが今回どう戦うか、見物です。

Pass

[3297] 木村八段 奮闘を期待
さっちん (/) - 2014年06月01日 (日) 18時50分

「将棋教室in片田舎」その59


「えっ? なになに 希望が持てることって」

「木村八段と同様に20歳過ぎにプロ入りし 30代で初タイトルを獲得した棋士がいます」

「ほーだれ?」

「終盤の魔術師 剃髪の名人挑戦 里見香奈の師匠の森九段です
21歳でプロ入りし36歳で棋聖のタイトルを獲得してます」

「なんだい 大昔の話じゃねーか 30代での初タイトルなら深浦九段も35歳で羽生から王位を取ってるぜ
でもよー二人だけか? で、40代は誰も居ないのか? だとすると 木村八段がタイトル奪取したらギネスものじゃないか 
しかし 今期の羽生は死角が無いからなあ 木村八段が勝てる要素が・・・ 
おっ! あるじゃん 良く考えてみたら 羽生は王将戦から名人戦、棋聖戦、王位戦とタイトル戦は連戦だろ 
それに7月は暑いからよ タイトル戦疲れがドドーと出る頃じゃね? 木村八段にもチャンスは十分あるぜ
受けて、受けて、受けまくり 長期戦に持ち込むのだ ふふふ 疲労困憊した羽生が目に浮かぶぜ」


「そうですね 名人戦のようにストレートじゃ味も素っ気も無いですから 
羽生さんを追い込んで 5年前のように盛り上げて欲しいですね」

「ところで 話は変わるけど 倉敷藤花戦で渡部愛が清水に勝ったって本当?」


Pass

[3306] 倉敷藤花戦
さっちん (/) - 2014年06月02日 (月) 23時34分


「将棋教室in片田舎」その60


「渡部愛さんは着実に力を付けていますね 現在までの勝率は0.857ですよ
もうダークホースじゃないです ワンアンドオンリーでしょ 昨年の香川さんのように一気に上り詰めるかも知れません」

「そうだろ おいらが初めから言ってたじゃん デビューした時点で女流二段の力はあるって!
対局に慣れて 将棋会館に慣れて本来の力が出せるようになったんじゃ」

「しかしねぇ 昔を蒸し返すようですが 石橋さんと愛ちゃんが女流棋戦で対戦する姿を見たかったですねえ」

「全くだよ まあね 渡部愛は強くなることで幸緒の思いに応えることが出来るんだから
もっともっと強くなってほしいにゃ ところでだ 倉敷藤花戦の今後をシミュレーションしただよ」

「へー善さんが? 好みの女流が勝ち上がるんじゃないの?」

「んにゃ 実力と調子と対戦データを加味して全く客観的に予想しただ
まず 右の山の準決勝は本田女流と中村(真)女流だな 力は拮抗しているが
最近の調子から中村女流が決勝進出  

で 問題は左の山 希望的観測を排除して冷静に考えてみても
準決勝は香川女流と渡部女流だな で、力は伯仲してるがなぜか渡部の勝ち

かくして 決勝は新鋭渡部愛女流と中村(真)女流に決る 
ふふふ 中継が今から楽しみだわい!」

Pass

[3320] 市ちゃん敗退
さっちん (/) - 2014年06月04日 (水) 20時55分

「将棋教室in片田舎」その61

「明くん 残念だったねえ 市代姐さん負けちゃったね」

「本当ですよ! 清水さんがタイトル挑戦出来るのは最後かもしれないと思って
今日は朝から応援してたんですよ ”清水、リードか”なんて中継コメントがあったでしょ
だから わくわくして見てたんですよ そしたらいつの間にか”甲斐、優勢か”ですよ
もうね コメントも当てにならないです 敗着は何だと思います?善さん」

「おいおい おいらにそんな質問をされても分かる訳無いじゃん でもよー
おいらのようなドンパチ大好き人間から見たら 姐さんはちょっとおとなし過ぎたにゃ
ほら 甲斐さんが飛車取りに金が出た局面があっただろ(図)
ここは 飛車が逃げたらいかんわ!成桂で銀を取り後手玉に迫る一手じゃん」

「でも 中継コメントでは その攻めは細いとか言ってたよ」

「細かろうと なんだろうと気合で迫るのよ どうせタナボタの挑戦権なんだからよー」

「えっ?タナボタ? 決定戦で中井さんに勝って挑戦権を手に入れたんでしょ?」

「リーグ戦でトップを走っていた里見が休場したから 決定戦に出られたのさ
だからよー思い切って結果を気にせず指さなきゃ 図の局面からの指し手を見てみなよ
飛車、角が逃げ回ってばかりだよ で 結局大差の終局だぜ
残念だけど めちゃめちゃ強かった市代姐さんはもう過去の人かにゃ」


Pass

[3329] 達人戦
さっちん (/) - 2014年06月06日 (金) 18時12分

「将棋教室in片田舎」その62                                      

「師範 始まりましたぜ順位戦 豊島はまず危なげなく1勝 ふふふ おいらの予想通り来期はA級かな
屋敷も昇級候補に入れといたんだが 最近すっかり丸くなったバーテンダーにやられちゃったよ」

「丸山九段も黒星スタートですねぇ 実力者といえどもすんなりとは勝たせてくれないですね
そんな中で 木村八段が好スタートですよ 千日手指し直しだから深夜まで頑張ったんじゃないですかね
これで 気分良く王位戦に臨めますよ 弾みをつけて羽生に連勝しないかにゃ」

「やっぱ順位戦は見ごたえがあるぜよ どの将棋一つとっても順当勝ちと呼べるものが無いもんな!
それに比べてよー達人戦はなんじゃ!トーナメント表を見ただけで決勝の予想が誰でも出来ちゃうじゃん
あの人選と組合せは無いわ!主催者は盛り上げようなんて気が無いとしか思えんぜ
いったい どないなコンセプトで開催しとるんじゃ〜」

「あははは 善さんもそのように思いますか あれじゃね わくわく感もスリルも味わえませんよね
一応 ”将棋界唯一のシニア戦です。現役ベテラン棋士から選抜された6名が一番勝負のトーナメント方式で
「達人」を目指して競います”なんて謳っていますけど」

「シニア戦だろ 羽生や森内なんて現役のバリバリじゃん シニア戦に顔を出すのが恥ずかしいくらいだぜ
松山や石川がシニアツアーに出るようなもんだろ マー君がOB戦で投げるのを見たいか?
もうちょっと 興味がもてるようなトーナメントを作らなきゃ 内藤九段や加藤九段を出すのなら
55歳以上から選ぶべきじゃな 森九段や淡路九段、小林九段など魅力ある棋士がいっぱいいるだろう」

Pass

[3340] 達人戦試案
まるしお (/) - 2014年06月07日 (土) 17時38分

 まったく、羽生・森内が達人戦の選手とは驚く。現在最高峰の現役棋士ではないですか。主催者は何を考えておるのか…。

 私が選ぶなら次の六人にしますね。

 ・内藤国雄(74)
 ・加藤一二三(74)
 ・桐山清澄(66)
 ・森 雞二(68)
 ・勝浦 修(68)引退棋士特別招待
 ・中原 誠(66)引退棋士特別招待

 (※ 勝浦の代わりに有吉でも良い)

 これなら盛り上がると思う。
 なお、希望により椅子対局も可とする。

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[3347] 面白そう
さっちん (/) - 2014年06月07日 (土) 23時28分

公式戦じゃないから 引退棋士もありですねぇ

で、中原誠vs森雞二 これは見たいわ

 升田vs大山も見たいにゃ あっこれは無理か

 こんな企画 やれそうだが なぜやらん?

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[3354] 朝日アマ名人戦
さっちん (/) - 2014年06月09日 (月) 09時38分

「将棋教室in片田舎」その63


「陸上日本選手権 期待の桐生選手が初Vだよ でもよー 新記録は出なかったわ 師範」

「そうですね どの世界でも新記録はおいそれと出るものではありませんね
昨日の朝日アマ名人戦でも新規録が期待されたんですが・・」

「なんだよ 清水上負けちゃったのかい でもよー5連覇だろ 立派なもんだぜ
で 新名人の今泉健司がこれまためちゃめちゃ強いじゃん というか棋歴が凄い
元奨三段で次点2回 編入試験合格 升田幸三賞受賞(二手目3二飛車)竜王戦6組ベスト8
こりゃあ 間違いなくフリクラ以上だわ」

「次のプロ棋戦で勝てば フリークラス編入試験を受ける権利が得られますね」

「へーそうなの でもよー受験料50万だろ! しかも対戦相手が新四段だからな
受験するかどうか悩むんじゃね?」

「でしょうね バリバリの四段相手に五戦で三勝以上が合格ですから 
でもね プロへの思い入れも強いでしょう そうなったらチャレンジすると思いますね」

「ところでよーアマチュアの段位ってちょっと変じゃね?全国大会優勝で六段、準優勝で五段
これは分かるわ まあ おいらにゃ全然関係ねーけどよ 変なのは七段、八段じゃ
アマ竜王戦で1回優勝すれば七段 3回優勝すれば八段なのよ ところが朝日名人戦は3回優勝で七段な訳よ
これって アマ棋戦に差別をつけてるって事か? 朝日新聞はこれでいいと思ってるのか?」

「たしかに 歴史ある全日本アマチュア名人戦で優勝しても六段止まりですからねぇ
やはり 連盟も読売のマネー力に屈服してるんでしょうか?」

Pass

[3372] 次の一手問題
さっちん (/) - 2014年06月10日 (火) 23時52分

「将棋教室in片田舎」その64


「こんばんわ〜^師範 おいらさ 久しぶりに懸賞問題に応募しようとしたんだけど
全く さっぱり分かんないのよ ちょっとだけさ ヒント頂戴」

「へーまた急にどうしたの で どんな問題?」

「ほら この次の一手問題(図) ね 難しいでしょ
今 △4九金と詰めろを掛けた事は分かるんだけど・・」



「ふふふ まあ 善さんにはちょっとねえ ほら メイファンが来てるから聞いてみたら
彼女なら一目だよ」

「やーメイファン久しぶりだねぇ 元気してた?」

「コンバンワ ゼンサン オヒサシブリデス ワタシト サシマスカ?」

「いやいや この問題を解いて欲しいの で あとでヒント頂戴」

「イイデスヨ コレハネ ・・・・・ナノデスヨ ゼンサン」

さて 先手の次の一手はなんでしょう??

Pass

[3374]
柳雪 (/) - 2014年06月11日 (水) 09時04分

>今 △4九金と詰めろを掛けた事は分かるんだけど・・・

ん?ホントケ?後手は、それがホントならボケとるな〜。

一目▲3一飛車成るで良いようなんじゃがな〜

Pass

[3376] 次の一手
まるしお (/) - 2014年06月11日 (水) 18時25分

 最初に浮かんだのは▲4四角。
 次に浮かんだのは▲4九金。
 最後に浮かんだのは、焦点に捨ててから金取り。

Pass

[3380] ▲3一飛車は不正解?
さっちん (/) - 2014年06月11日 (水) 20時44分

「将棋教室in片田舎」その65

「メイファンが正解を言う前に おいらの読み筋を聞いてよ
一応初段を目指してんだから 真剣に考えただよ
先手玉は△3九馬の詰めろなんだから 馬の利きをずらせばいいじゃん
で、次の一手は▲3一飛車成りだろ?△同馬の一手だから そこで▲4九金(掲載図)
どうよ! 詰めろ龍取りで先手の勝ちじゃ」



「パチパチパチ ゼンサンスバラシイ デモ
ココデ ゴテニイイテガ アリマス」

「なぬ!いい手があるとな 師範!メイファンが図で後手にいい手があるとか言っているけど
 後手は頭金だよ それを防げば 龍をいただきじゃん」

「そうですよね だから先手に金を使わせればいいのですよ」

web盤

Pass

[3382]
柳雪 (/) - 2014年06月11日 (水) 22時03分

ゲ!間違っちゃった〜〜。ゴサンでコウサンw。

Pass

[3400] 正解でござる
さっちん (/) - 2014年06月13日 (金) 20時49分

「将棋教室in片田舎」その66


「なるほど〜じゃあ△5八飛車か ん? でも銀合いされると困るじゃん」

「銀合いは△3九銀で詰みますねぇ」

「そっか〜 分かったぜ! 先手玉の詰めろを解くには馬か龍の利きをずらせばいいのだが
飛車を渡してはダメなんじゃね となると 正解はこれじゃん ▲4四角!(図)」



「ゼンサン オメ セイカイデス」

「ありがとよ メイファン じゃあ早速懸賞に応募するだよ 盛り上げ駒が当たったらプレゼントするぜ」

「ところで 善さん これはいつの問題?」

「将棋世界4月号だけど どうかした?」

「あははは 今 6月!! 病院で検査した方が良いんじゃない?」

「けっ 師範もデリカシーがないねー まるしお殿を見習ったらどうよ
なにげなく さりげなく 奥ゆかしく正解を出しているんだぜ」
  

Pass

[3404] 50点
まるしお (/) - 2014年06月14日 (土) 17時17分

 まあ私の読みも50点というところですね。

 ▲5三角は見えたけれど、▽同龍を読んでいないというお粗末。
 また、▲3一飛成▽同馬▲4九金のときの▽5八飛も見えていない。

 もっと上達して、「さりげなく奥ゆかしく正解を出す」までになりたいです。

 

Pass

[3426] 中村二段vs渡部初段 
さっちん (/) - 2014年06月17日 (火) 08時50分

「将棋教室in片田舎」その67

「Hllo good morning Mr,Zenn This is Akira」

「はあ〜? おいら 毛唐に知り合いはいねーぞ」

「善さん 僕ですよ 明! 毛頭じゃありませんよ 
それに そんな品の無い言葉はいけませんよ!善さん 
ところで 今 ブラジルに来ています サッカーです Wカップですよ!」

「けっ お前さんも物好きだねぇ 何が楽しくて地球の裏側まで行っちゃうの?
おいらのような奥ゆかしい人間には あのパホーマンスは性に合わねーだ 
なんでゴールするたびに腰振りダンスすんの? サポーターは顔に国旗を付けるのか?
どいつもこいつもマスコミに踊らされてるんじゃねーか?」

「そんなことはありませんよ サッカーも生で見ると面白いですよ!
ましてやワールドカップですよ もう最高ー!! 帰ったらゆっくりサッカーの魅力を話して差し上げますよ
それより 今日は僕が一番注目している 最も気になる対局があるんですよ!もう 気になって,気になって
眠れないんです!」

「あははは 愛ちゃんの対局だろ? 大丈夫だって W杯日本代表のように弱くはないから
明くんの希望通り勝って本戦入りするって まあ おいらが見届けてやるよ」

Pass

[3429] マリカ攻め
さっちん (/) - 2014年06月18日 (水) 09時10分

「将棋教室in片田舎」その68


「オーイ 明くん 愛ちゃん残念だったよー日本vsコートジボワール戦とおんなし結果になっちゃったぜ」

「えー逆転負けなの?」

「いやいや 油断負け・・と言いたいんだけど 完敗だったよ いやー真梨花ねーさん強いわ!
まるでカナリヤ軍団だぜ 攻める、攻める、攻める!愛ちゃんは受け一方なのよ
チャンスらしいチャンスはほとんど無かったけど ひょっとしたらと思わせる局面これだよ(図)
ここで 何か無いかにゃ? こうゆう時に激指かボナンザがあったらなあと思うだよ」

「それは残念だったなあ もしかしたら愛ちゃんは藤花戦でも真梨花二段と当たるかもしれませんから
その時は リベンジして欲しいですねぇ」

Pass

[3433] 二人のワタナベ、共に負け
まるしお (/) - 2014年06月18日 (水) 17時19分

 「中村真梨花−渡部愛」
 そうそう、この局面。ここらあたりはリアルタイムで見ていました。
 愛さん、ここで▲7一銀と捨てて勝負。
 けれども私の読みは、捨てずに単に▲2六角。
 この場合はどうだったんでしょうか。

 まあ、伊藤果七段が、「敗れたとはいえ渡部さんは強かったですね。うまく粘って妖しく迫る。負けてなお強し、という内容でした」と言ってくれたのが救いか…。

 同日、「渡辺明−森内俊之」のA級順位戦。
 こちらも「ワタナベ」の負け。
 応援する二人の「ワタナベ」が共に負けて意気消沈。

Pass

[3440] 波乱じゃ(おらの中では)
さっちん (/) - 2014年06月19日 (木) 09時06分

そうですねぇ 先に▲2六角もあるし

▲9三龍△同香▲7一銀の変化もどうなるのか

 先手玉の詰みとの兼ね合いもあり難しい

で、渡辺永世竜王はどうしたの?
またまた不慣れな振り飛車の採用ですか 

 う〜ん 心境が知りたい

Pass

[3589] 中継多すぎ?
さっちん (/) - 2014年07月07日 (月) 17時18分

「将棋教室in片田舎」その69

「こんにちわ〜」

「いらっしゃい 明くん 今日は早いね〜^」

「仕事が早く終わリましたから 久しぶりに善さんと指そうと思って
まだ 善さん来ていないみたいですね じゃあ 今日の中継でも見ようかな」

「今日は竜王戦に朝日杯、女流王座戦と盛りだくさんですよ」

「中継があるのはありがたいですが 多すぎるのも困っちゃうんです」

「え? どうして?」

「僕のように初心者だとじっくりと解説を読んで 次の指し手を予想しながら
一手一手棋譜を追って行きたいんです そうするとかなり時間がかかるんです
とても 2局も3局もゆっくり観賞できないんですよ で ついつい雑に見るだけになってしまう  
モバイル中継なんて ぱっと見て形勢判断のできる強い人やプロ棋士向けのサービスじゃないの
リーグ戦中継がなんて10局ぐらいでしょ とても とても 僕には無理です」

「なるほど 連盟はモバイル中継に力を入れていますが 初心者にはハードルが高いですか
確かに 指し手の解説が詳しくないと見ていても分からないからねぇ」

「でしょ 指し手の解説が無いと先週の朝日杯みたいに結果を見るだけになってしまいますよ
で、今日の甲斐さんはどうだったのかな? ありゃ〜負けちゃってるよ しかも良いとこ全く無いですね
それでですね 序盤で安西プロが△2四銀と指したでしょ こんな怪しい手ってありなの?
この辺を初心者は知りたいんです〜」

Pass

[3610] パーティー
さっちん (/) - 2014年07月09日 (水) 08時07分

「将棋教室in片田舎」その70

「おっ 明くん早いねぇ さてはおいらの教えを請いに来た?」

「あははは 善さん そんな訳ないっしょ リーグ戦の白星を頂きに来たんですぅ」

「生言ってるよ その減らず口を二度と利けないようにしてやるぜ へへへへ
ところで 先週の日曜日は東京に行ったそうじゃん
まさか女流棋士発足40周年記念パーティーに行ったんじゃないだろうねぇ」

「とんでもない 1万5千円ですよ!いくら僕が女流棋士ファンでもねぇ ペア将棋なんて見てもしょうがないし
大したものが食べられるわけでもないし 知り合いがいるわけでもないしね」

「でもよー ツーショット写真が取れるんだろ?」

「女流棋士と写真を撮って嬉しいほどミーハーじゃありません それにこの企画は宜しくないでしょ
特定の女流棋士に人気が集中するのは見え見えでしょ 全く依頼のなかった女流は立場ないでしょ
女の嫉妬はこわ〜いって言うぜ」

「へ〜 明くんはツーショット写真は嫌いなの! おいらは撮りてーな 一杯いるぜ 市代ねーさんだろ
 由紀ちゃんだろ それと愛生ちゃんと・・」

「善さん お年を考えてね! じいちゃんとお孫さんの写真になっちゃうでしょ 
でも600人ほど集まったそうだね」

「多いのか少ないのかどっちだ? 先の名人戦で前夜祭にもかかわらず400人ほど集まったことがあっただろ
それを考えりゃ どうなのよ それに想像だけど 所属の女流棋士にチケットを割り当てたんじゃないか?
馴染みの女流棋士に頼まれりゃ 断りきれねーよな おいらもほいほい行っちゃうかもね〜」


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[3614] 王位戦でござる
さっちん (/) - 2014年07月09日 (水) 18時52分

「将棋教室in片田舎」その71


「いらっしゃい 明くん 今日も早いね」

「王位戦が気になって ここに直行です 今どうなってますか?」

「羽生王位が苦しいですね と言うより必敗に近いですよ もう どうしようもないけど
羽生さん長考してますね あっ 今投げました」

「投了図を見る限り 木村挑戦者が大差で勝ったみたいだけど 勝因は?」

「終局後の一口感想ではゴチャゴチャやってたら・・なんて挑戦者は話していたけれど
私が思うに △5八歩のタラシが良い手だったような気がしますね
想像だけど この歩を悪手にしてやろうと 羽生さんは無理を承知で動いたんですね
飛車まで切って でも攻めきれず二枚飛車で反撃されちゃったわけです」

「でも 珍しいですよね 羽生さんが形も作れないなんて 今期絶好調なんでしょう?」

「逆の見方をすれば 木村八段も言っていたように 良い準備ができたって事ですね
これで面白くなりましたよ 羽生さんは森内将棋を見切ったかもしれませんが
木村将棋はこれからですからねぇ」

「こんばんわ!師範 あら 明くん来てたの? で 羽生は10連勝できた?」

「それがねえ 木村八段の完勝でした」

「そうかい 一基ちゃん勝っちゃったか そりゃあ今夜の酒は美味いだろうなあ
北陸には良い地酒が揃ってるんだよ」

「あれれ 善さん木村八段と知り合い?」

「そうなんよ シェーン会の仲間なのよ」

「何それ?」

「あれ 知らない? シェーン 髪 バック!」


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[3635] 太地どうした!
さっちん (/) - 2014年07月11日 (金) 20時03分

「将棋教室in片田舎」その72

「ありゃ〜俊ちゃんにやられちゃったよ これでリーグ戦2連敗 トホホ」

「善さん そんなに落ち込まなくても このクラスは本命が居ないんだから
2連敗も2連勝も似たようなもんだって」

「そうはイカキンよ!明の奴が連勝してるんだぜ 今期あいつが昇級したら
おいらと肩を並べちゃうんだぜ まったく この教室に顔を出した頃は二枚落ちだったのによー」

「僕たちのように弱い弱いアマチュアでもリーグ戦となると力が入りますよねー
やはりプロ棋士がリーグ戦に力を入れる気持ちも分かりますねぇ 
連敗なんてしたらお先真っ暗でしょうね!」

「そうだろうな で、そろそろ2回戦が終わった頃だろ 結果はどう?
およよ なんだいこれは おいらが昇級候補に上げた奴が大苦戦じゃないかい
B1の屋敷が●● 藤井が●● 慈明が●● どうなってんの?」

「それより善さん C1が大変ですよ 何と中村太地が●●ですよ」

「どうしたんだ?去年の羽生との対戦で燃え尽きちゃったか?!」


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[3644] 悲喜こもごも?
さっちん (/) - 2014年07月13日 (日) 07時05分

「将棋教室in片田舎」その73

「連敗した奴がいりゃ連勝して気分の良い奴も当然居るわなー誰じゃ?
B1は豊島に木村に山崎に天彦か 順当じゃん 
まあ名人候補の豊島はいつまでもここに居てはいけん さっさと来期はA級じゃ」

「C1は菅井さんに澤田さん それに高崎さんたちが連勝しています 
僕が期待してる佐々木さんは早くも1敗ですぅ」

「おいらの予想じゃあ 菅井と澤田だな ほんでよー片上も連勝してるじゃん
まあ 春の椿事じゃな」

「C2は桐山さん、千田さん横山さん辺りが連勝スタートです 
ベテランの桐山さんが頑張っていますね」

「なんだい 永瀬の奴もう負けたのか? 光瑠もか? だらしのねー奴じゃな
今期のC2は小粒ばっかだからよー 昇級の大チャンスなのによー
永瀬も羽生に勝った時にゃ すわっ確変か!なんて思ったのだが・・」

Pass

[3660] 次世代を担うのは
さっちん (/) - 2014年07月14日 (月) 23時30分

「将棋教室in片田舎」その74

「ところで 俊ちゃん説によると 超一流棋士の条件は17歳未満でのプロ入りだけど 
今の若い奴でこれを満たすのは誰だい?」

「佐々木勇気(16.1)阿部 光瑠(16.5)豊島将之(16.11)の三人だけですね 今の所 
僕は20世名人は佐々木勇気の可能性が高いと思っていますよ」

「俊ちゃん〜 前にも言ったけどプロ入りの年齢で永世名人が決るわけ無いじゃん
ねえ師範 師範もそう思うだろ?」

「まあ データ上はそうですが  こればっかりはず〜〜と先の話ですから なんともいえません
しかし 若くしてのプロ入りはそれなりの才能がある証拠ですから 一目は置くべきでしょうね」

「ほらね 才能がある証拠なんだよ しかし 17歳未満というのは あくまでデータに基づく必要条件ですからね 
必ず超一流棋士に成れる訳ではありません
でも 佐々木に関しては小さい頃から大物の片鱗を見せていますね 小3で全国大会制覇、小4で小学生名人戦優勝
プロ入り後ではすでに棋戦優勝してます(加古川青流戦)僕の予想では 今年はまず新人王戦を制覇し 
数年後にはタイトル戦に顔を出すと思いますね」

「タイトル戦なら豊島はすでに経験してるぞ おいらは 渡辺名人のつぎは豊島名人だと思うだよ
で、もう一人の光瑠四段はどうなの?」

「今の所 可もなく不可もなし でもまあ 期待していた割には・・」

「青森出身なんだろ 東京のネオンが眩しいのだろう 歌舞伎町あたりに出没してるんじゃねーか
大成するには早く嫁を貰った方がいいと思うぜ」

Pass

[3707] 珍しや持将棋
さっちん (/) - 2014年08月06日 (水) 23時24分

「将棋教室in片田舎」その75

「師範 久しぶり〜^」

「いらっしゃい 俊ちゃん ずいぶんとご無沙汰でしたね」

「珍しく忙しくてね〜残業はきついし外出すれば暑いし もうヘトヘトです
駒なんか2週間も持っていないし 牌なんぞ触ったことすらありません 参りましたよ 
で、久しぶりに来て見たけれどやけに閑散としてますねぇ メイファンや善さんは?」

「メイファンは夏休みで台湾に里帰り 善さんや明くんもこのところ顔をみせてないですね」

「詰め将棋の達人、まるしおさんも最近見ないけどどうしたんだろうね 師範 連絡先知っているんだったら
将棋教室の皆が心配しているって伝えてよ」

「そうですよね まるしおさんが居ないと詰め将棋の勉強ができないですもんね
分かりました 連絡しておきますね」

「ところで 今日久しぶりに中継を見たけれど 木村八段善戦しているんじゃないですか?」

「そうですよね ストレートで羽生の防衛だーなんて声もあったんですが・・
今日の将棋も優勢でしたもんね ウッカリ?馬を取られても何とか持将棋に持ち込んだのですから
まあ 木村八段も調子は悪くないでしょう」

Pass

[3709] 待望の・・
さっちん (/) - 2014年08月07日 (木) 23時03分

「将棋教室in片田舎」その76

「せっかく教室に来たのに 善さんに会えないのは寂しいなあ ここが終わったらどう?
ビールでも ママの店に行けば善さんが居るかも」

「いいですね メンツが揃ったら久しぶりに囲みますか?」

「絵里子ママ こんばんわ〜」

「あら〜師範に俊さん おひさしぶりですね 善さんね 俺の祖先はペンギンだ 
このくそ暑いのに外になんか出られねーとか言って日がな将棋盤とにらめっこしてますよ
俊の野郎に一泡吹かせてやるぞーと張り切ってましたよ ふふふ」

「あははは 善さんがいくら研究したってまだまだ僕の敵ではありません
僕から見れば赤子みたいなものですよ」

「誰が赤子だって? 俊ちゃん言ってくれるじゃないの!」

「あらら善さん聞いてたの? でも 羨ましいなあ 僕なんかこのところ仕事に忙しくて
指すことはもとより観戦すらしてないんだから で、王座戦の挑戦者は誰に決ったの?」

「豊島だよ 丸山九段にも勝機はあったんだが女神は若い方に微笑んじゃったね」

「ほーら 僕が予言したように豊島が出てきたでしょ やはり16歳でデビュー奴は
一流棋士の素質十分なのよ」

「俊ちゃん〜^気が早いよ!まだ挑戦者になっただけ 羽生を倒してから言って欲しいね
で どうなのよ 豊島の将棋は羽生に太刀打ちできるのか? 師範 どう思う?」


Pass

[3711] まるしおさ〜〜^ん
さっちん (/) - 2014年08月08日 (金) 19時11分

「将棋教室in片田舎」その77

「電王戦だけの印象からだけど 豊島は横歩取りが得意なのか?矢倉や角換わりはどうなのよ
今期絶好調の羽生に通用するのか?」

「正直な所 やってみないと分かりませんね でも まだ24歳でしょ
羽生さんと番勝負を重ねるたびに一枚も二枚も強くなる可能性はありますね」

「ほ〜ら 僕の言った通りでしょ 16歳以下でデビューすれば20代でタイトルを取り
一流棋士の仲間入りは規定路線なのよ なんてたって過去のデータがそうなってるんだから」

「あははは 出たよデータマン俊ちゃんの思い込み あのね タイトル戦は9月からなの!
しかし そろそろ 世代交代が起こってもおかしくはないな まあ 一番手が豊島だな」

「ところで 善さん今夜暇? 久しぶりに明くんを誘って囲みませんか?」

「おうよ おいらはいつだってOK牧場なんだが 明のやろうは今日忍ちゃんとデートなのよ」

「そうですか じゃあ まるしおさんを誘う? マージャンできたらの話だけど」

「そのまるしおさんだけど メールの返事がまだありませんね きっと お忙しいのでしょう」

「しからば 今宵は呑んで呑んで おいらの美声を聞かそうじゃないの」

Pass

[3717] まるしおさん お帰り
さっちん (/) - 2014年08月09日 (土) 23時23分

「将棋教室in片田舎」その77


「カラオケもいいですが その前に ここ二週間ほどの将棋界の出来事を知りたいですね
なんか 変ったことありました?」

「羽生ファンの俊やんが知らないの? 羽生がよー森内をメッタ切りよ 名人戦は4タコだろ
棋聖戦は3−0のストレート もう羽生にとって森内は完璧にお得意様だな・・」

『善さん、善さん いったいいつの話をしてるの? 大丈夫? 暑さにやられたんじゃない?
僕が知りたいのは最近の話だよ お医者に行った方がいいんじゃないの?」

「けっ 話は最後まで聞きなって 森内竜王の天敵ともいえる羽生がだな竜王戦挑戦者決定3番勝負に出てきたんだよ!
その相手がまたまた関西の若手、糸谷だよ」

「それは楽しみですねぇ 羽生ファンとしては是非とも永世竜王の称号を手にして欲しいんです
挑戦者になればほぼ決定したようなものですから 糸谷六段との3番勝負が羽生さんにすれば大勝負ですか」

「しかし 羽生はいったいどうなってるの 今期の勝率は9割越えだぜ 40半ばにしてますます盛んじゃん
これだけ勝ってるとまたまた7冠独占するんじゃないかと思えてきちゃうぜよ 穴なんて無いんじゃない?」

「そうですね 本当に凄いです 心配なのは体力面ぐらいですが ただ・・」

「えっ? ただ 何?」

「羽生さんは知ってのように ほとんどの棋士に圧倒的な勝率なんですが まだ対戦が少ない相手には
時に取りこぼすことがありますよね 昨年の棋王戦覚えています?永瀬六段に往復びんたを食らったでしょ
同じように 豊島七段や糸谷六段に足元をすくわれる事も大いにありえます」

「善さん 俊ちゃん 今 まるしおさんから返事がありましたよ お元気そうです」

「そりゃよかった〜 おいらねぇ ずーと気になってここんとこ寝不足なのよ
これで 今夜からぐっすり寝られるわ!」

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[3730] 糸谷 先勝
さっちん (/) - 2014年08月16日 (土) 08時46分

「将棋教室in片田舎」その78

「やった!やった!ついに将棋界も世代交代 糸谷の時代じゃ〜〜」

「ちょっと ちょっと善さん 気が早すぎですよ まだ挑戦者に決ったわけでもないし
タイトルを取ってから言ってね」

「いやいや おいらには見えるだ 羽生名人を倒し 森内竜王から棋界の最高位竜王を奪い取る!!
一気に頂点じゃないの それも最高の形で」

「あははは また始まったよ善さんの妄想 羽生名人に先勝できたからこの三番勝負が面白くなった程度でしょ
考えても見なさいよ 白鳳が星一つリードすればまたは白鳳で決りかでしょ 
マキロイがトップに立てばこりゃあ逃げ切りだなでしょ 興味が薄れちゃうでしょう
その点 遼くんがトップに立ってもいつ逆転されるかとハラハラドキドキでしょ」

「分かってるって ちょっとオーバーに言ってみたのよ でもにゃあ 世代交代の気配はあるわな
王座戦は豊島だろ 佐々木勇気が渡辺を倒したそうじゃない 若い奴等が表舞台に顔を出してきたぜよ」

「そうですね でも 羽生ファンの僕は永世竜王に是が非でもなって欲しいんです
7冠全てに永世の称号が付くんですよ これこそ<不滅の>大記録でしょ」

「まあな おいらも見たいけどね でだ 普段の羽生はそんなに勝敗に執着しないだろ 
おそらく いい将棋を指したい いい棋譜を残したいと考えているはずだ 
でも 今度の九月二日はしゃにむに勝ちに来るんじゃねーか 
たぶん これが永世竜王の最後のチャンスだからよ 徳俵で何を指すのか 注目だぜ」

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[3750] 封じ手の怪
さっちん (/) - 2014年08月27日 (水) 19時45分

「将棋教室in片田舎」その79


「まずいですよ 善さん 羽生先生が封じ手をしました」

「それのどこがいけないの? 俊ちゃん」

「今期のタイトル戦は封じたほうが全て負けているんですよ 名人戦は森内名人が4回封じて4連敗
王位戦もここまで負けたのはすべて封じた側 その上ですよ 今期の王位戦は全て後手番の勝ち
ということはですよ 羽生先生の負けじゃあないですか」

「あははは 俊ちゃん そんなジンクス信じるの?そんなもん当てにはならねーよ それともなにかい
俊ちゃんには守っているジンクスでもあるのかい?」

「あるのよ善さん ここだけの話だけど 明くんや師範とマージャンする時があるでしょ
それでね その前にかみさんと一戦交えると負けた事がないのよ」

「それはだな かみさんにサービスすることで後顧の憂いがなくなったからだよ ったく女房に弱いんだから」

「あっ なるほどね さすが 亀の甲より年の功 しかし いやなジンクスなんだけど
羽生さんは気にしていないみたいだね まあ 星の上では余裕があるし 先輩棋士とのタイトル戦だから
落ち着いて指せるのでしょう」

「あははは 俊ちゃんが間違うとは あのね 木村八段はシェーン髪バック会の仲間だからよく知ってるけど
木村八段は羽生より若いんだぜ」

「あっ 羽生先生 いや木村先生大変失礼しました あまりに禿げしいた戦いなもので つい・・」 



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[3755] 御法度
まるしお (/) - 2014年08月28日 (木) 17時13分

【禿げしい】(形容詞)

 「激しい」から派生した語で、意味は同じ。
 主に将棋などのボードゲーム分野で使われ、「頭が禿げるほど激しい思考合戦を演じる」といったニュアンス。
 ただし、若くして頭の薄い選手に対して使うことは御法度である。

            ――「乱調将棋大事典」より――

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[3764] 将棋教室 in 片田舎 乱入篇(2)
まるしお (/) - 2014年08月29日 (金) 17時07分

 ●片田舎特別放談●

 今回のお題は「藤沢里菜、十五歳」
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 丸潮新次郎「久々に皆に集まって貰った。さて放談を始めよう。今回のテーマは囲碁界の新星女流棋士・藤沢里菜だ」
 関西坊主「囲碁でっか! なんでやねん?」
 お江戸太郎「いやいや、これはお隣の話だけれど、相当な話題になっているみたいだよ」
 丸潮「女流本因坊戦の挑戦者に名乗りを上げたということだ」
 お江戸「そればかりではありません。こないだ本屋の囲碁雑誌をめくったら、冒頭グラビアで彼女の特集ですよ。なんでもどこかの病院が主催する棋戦で優勝したとか」
 坊主「なんだんねん、その病院て」
 丸潮「会津中央病院杯という棋戦ができて、その第一回の優勝者が藤沢里菜だった」
 坊主「けったいな棋戦名やね。どうせ、将棋界で言うたら、どこかの呉服屋はんがやってはる、あんな感じのちっぽけな非公式戦ですやろ?」
 お江戸「ところがどっこい、優勝賞金七百万円だってんだから、驚くじゃないか」
 坊主「ぎゃぎゃぎゃぎゃー、な、な、ななひゃくまん!」
 丸潮「女流囲碁界では他の三棋戦はいずれも五百万円台。一挙に女流最高棋戦が誕生したというわけだ」
 坊主「それにいきなり優勝したんでっか?」
 お江戸「ベスト8に残り、その本戦一回戦であの謝依旻二冠を負かしちっゃたんだよ。十五歳の少女が」
 丸潮「その会津中央病院杯というのは、決勝が二日制一番勝負。女流で二日制を採用したのは初めて。これも話題になった」
 お江戸「その新棋戦を制して、今度は伝統ある女流本因坊戦でも挑戦者になっちゃったんだから、話題になるよねえ」
 丸潮「会津中央病院杯ではタイトル初戴冠最年少記録。女流本因坊戦ではタイトル初挑戦最年少記録ということだ」
 お江戸「女流囲碁界の最年少記録をずいぶん塗り替えてるよね」
 丸潮「これまでの最年少記録はほとんど謝依旻がつくったものだった。それを藤沢里菜が書き換えている。プロになったのも謝より早い」
 坊主「で、その藤沢里菜はん。あの伝説の囲碁棋士と何か関係ありまんのか?」
 お江戸「おっ、あんた囲碁音痴だと思ったら、あの藤沢秀行は知ってるんだ!」
 坊主「わいもあんな破天荒な生き方してみたい思うてね」
 丸潮「すぐさま鬼嫁に叩き出されるであろう」
 坊主「余計なお世話や!」
 お江戸「藤沢里菜は秀行さんのお孫さんらしいよ」
 丸潮「父が藤沢一就八段。秀行・一就・里菜と、三代にわたる囲碁棋士ということになる」
 お江戸「なんだかテレビの〈情熱大陸〉で特集番組でもやりそうな予感がするなあ。その点、我が将棋界の女流は停滞気味じゃないかい? なんかドカンと大きい話題が欲しいねえ」
 坊主「里見はんの休場が大きいんと違うか」
 お江戸「それそれ、次の三段リーグが十月から始まるけど、里見さんは復帰するのかなあ。女流王座の防衛戦もあるし……」
 丸潮「実は今日発表があったようだ」
 お江戸「え、どうなったの? 無事復帰かな」
 丸潮「四ヶ月の休場延長ということだ」
 坊主「いやー、これは心配やなあ。里見はん、大丈夫やろか」
 丸潮「女流王座戦は決勝トーナメントを勝ち上がった西山朋佳と加藤桃子の五番勝負になるそうだ」
 お江戸「本人がいちばん悔しいだろうね。女流棋戦はともかく、初の女性棋士への夢だけはなんとか実現させてやりたいなあ」
 坊主「ところで、藤沢里菜はんと同じ十五歳の女流いうたら将棋の方では誰でっか?」
 丸潮「竹俣紅・和田あき・山根ことみが現在十六歳である。十五歳はおらん」
 坊主「うーん、もうひとつこれからという感じやね」
 お江戸「俺は和田あきや山根ことみに期待してる」
 坊主「ところで、会津の病院の棋戦の賞金七百万、これ、里菜はんはどないするつもりやろね」
 お江戸「それそれ、雑誌に出てた出てた」
 坊主「どないするて?」
 お江戸「まずは貯金だってよ」
 坊主「なんや、藤沢秀行の孫も、祖父さんと違うてえろう堅実やね」
 丸潮「十五や十六の少女に秀行の真似をされたら困る」。
 お江戸「まあ、藤沢秀行の碁に対する姿勢は受け継いで欲しいね」
 丸潮「ということで本日の放談はここまで」
 坊主「里見はん、じっくり養生してな。待ってるさかい」

 会津中央病院杯について「囲碁界のサラブレッド・藤沢里菜の優勝なるか」

 「囲碁、藤沢二段が最年少挑戦者に」(どうしんウェブ)

 「里見女流二冠、休場延長のお知らせ」(日本将棋連盟)

Pass

[3765]
升田がNo.1 (/) - 2014年08月29日 (金) 21時07分

さっちんはんの書き込みを見て、

45年ほど前、アメリカはカリフォルニア州サクラメント市にて
私めはうだうだしておりました。とある家に下宿のような形でステイ。別の部屋には一人の日本人女性がステイ中。余り会話は交わした記憶は無く(私=貧乏、彼女=金持ちだったからか?)殆ど互いに別行動でした。ただ一つだけ鮮明に覚えていることがあります。
それは、なにかの折に彼女の父親のことに話が及び、囲碁の棋士だと言うのです。当時、囲碁も将棋も全く興味の無かった私は「ふーん」と聞き流しただけでしたが、その何年か後に彼女の父親が藤沢秀行という凄い囲碁棋士であること知りました。

さっちんさんの記述から、一就氏のお姉さまなのでしょうかね?

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[3766] 半世紀前
さっちん (/) - 2014年08月29日 (金) 21時44分

>さっちんはんの書き込みを見て

ふふふふ まるしおさんの筆跡でございますよ

で その日本女性とメアドの交換は?

 あっ 無理か

しかし 良く覚えていますねぇ

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[3767] 回復祈願
さっちん (/) - 2014年08月29日 (金) 22時17分

「将棋教室in片田舎」その80


「善さん 善さん た、た、たいへんですぅ 一大事です!」

「おう おう どうしたんだい 忍ちゃんに逃げられたか?」

「そんなんじゃないですよ 里見さんが 里見さんが休場の延期です」

「そりゃー心配だな 病名がわからねーから余計に気を揉むよな
おいらもな 10月からの三段リーグを楽しみにしてたんだが・・
まあ おいらの楽しみなんかどーでもいいけど 大事無けりゃいいがなぁ」

「ね 心配ですよね プロ棋士という夢に向かって ひたすら努力してきたんですよ
後一歩じゃないですか この世には神も仏も居ないのですか!」

「まったくな 理不尽だよな 里見ぐらいの年頃だとボーイフレンドと映画を見たり 
旅行したりと遊びたい盛りじゃないか ファッションやメイクに時間や金を惜しまないだろう
それがどうだい  GパンにTシャツ ノーメイクで将棋会館通い たいしたもんだとおいらは感心してたんだぜ
おいらはな こういった娘には本当に成功して欲しいと思うだよ」

「善さん 僕は里見さんの回復を祈願して酒とHを絶ちます 善さんも付き合ってください」

「おいおい 明ちゃん その気持ちは立派だけどよ さっき神仏は居ないのか?なんて言ってたじゃん
それに 忍ちゃんを困らせてもいいのか まあ その気持ちだけで十分だよ」


Pass

[3768] まさかの・・
さっちん (/) - 2014年08月30日 (土) 10時01分

「将棋教室in片田舎」その81

「善さん 善さん 大変ですぅ 一大事です!」

「またかい 今度はいったい何?」

「渡辺永世竜王がですよ あの渡辺2冠がリーグ戦三連敗ですよ 名人挑戦どころか降級候補に仲間入りです」

「知ってるよ 今期は大本命の羽生が居なくなって 渡辺にチャンス来たかと思ったんだけどよー
ふたを開けてみればこの様だよ 竜王戦は2組降級 NHK杯は早々と佐々木にやられちまった
30になったばかりだろ 指し盛りだろ 額の輝きだけが大山に近づいてどうするんだよ 
輝かしい戦績を残さないとダメだろ このぶんだとよ 王将位も棋王も危ないぜ」

「僕はですね 下手っぴーだからプロの将棋内容は良く分かりません でもね
渡辺2冠の将棋はスリリングな終盤が多いでしょ だから好きなんですよ
立ち直って欲しいですね 今期は無理のようだから 来期 羽生名人との名人戦が見たいなぁ」

「まあ 渡辺は否定するだろうが ちょっとしたスランプだよ このクラスになると心技体の
心の比重がでかいんだ・・と思うだ 勝ちたいと思うと早めに仕掛けたり 
負けが続くと慎重になりすぎたりするんじゃね? ま きっかけを掴めば心配ないって」

Pass

[3769]
升田がNo.1 (/) - 2014年08月30日 (土) 10時11分

おはよーごぜえ升田。

あちゃちゃちゃ、さっちんどんじゃあなかった!
まるしおさん失礼致しました。完全にボケがはいっとりやす。

Pass

[3776] 電王戦タッグマッチー1−
さっちん (/) - 2014年08月31日 (日) 18時52分

「将棋教室in片田舎」その82


「あちゃ〜 おい明くん どうして飛車が逃げんの?攻め合えば勝ちじゃん
ほら〜 ここでもいい手があるよ!」

「ちょっと善さん! 黙っててよ 横から茶々入れないでよ 気が散るでしょ!
それにね 善さんの教えられた手で勝ってもいい気分しないでしょ」

「悪い悪い!あんまりにも指し手がヘボいもんでよ つい・・
たしかに 助言された手で勝ってもなあ 嬉しくもなんともないわな
ところがよー同じことを将棋の総本山がやろうとしてるんだぜ」

「えっ? 何のことですか」

「なんでもよー電王戦タッグマッチとかいうのを企画したらしいぜ 
まあ いまのゲーム世代が飛びつきそうな企画だが おいらはどうもね」

「へー どうやって対局するんですか?」

「おいらも詳しくはないが ソフトが次の一手を予想するだろ 
で、プロ棋士はそれを参考にして指し手を決めるんじゃね?」

「それって ソフト指しじゃあないですか 僕が師範に助言してもらって
善さんと対局するようなものでしょ 勝った所で僕の力じゃないですよね」

「うむ まさにそれをやろうとしてるんじゃな ソフトを参考にしてとは言うが
力関係はソフト>プロ棋士だからよーほとんどがソフトの読みだろう っていうことはだ
プロ棋士が駒係(大盤で駒を操作する)に成り下がったってことだろ」

「ですよねー 前のタッグマッチは佐藤慎一四段が優勝したんでしたっけ
どうやら 棋士の読みはあまり挟まない方がいいみたいですね」

「おいおい そりゃー慎一プロに失礼だろ しかし それが図星だったりしてな
おいらでも ポナンザとタッグを組めば優勝できたりしてな」

Pass

[3779] 電王戦タッグマッチー2−
さっちん (/) - 2014年09月01日 (月) 07時57分

「将棋教室in片田舎」その83


「しかし 電王戦タッグマッチなんて企画をよく連盟がOKしましたね
将棋の本質を最も理解してるのはプロ棋士でしょ」

「だろ? 将棋なんてもんはよー人間同士の戦いだから面白いんだぜ 
脳が汗をかくほど 究極まで考え抜いた一手を指すだろ だから 人様の将棋なのに感動するんじゃねーか」

「ですよね 顔を真っ赤にして読む姿 頭を抱えて苦吟する様子 羽生さんの震える指を見るとヤッターと思うし
佐藤さんの空咳を聞くとこちらも息苦しくなります でも それがいいんですよねー」

「特に谷川なんざ 幾多の名勝負をやってきてるだろ 真剣勝負の神聖さ 
何事にも変えがたい貴重な修羅場を経験してるだろ それがソフト指しOKとはねぇ」

「そうですねぇ 僕も驚きました 永世名人ですからねぇ」

「プロ棋士に限らず プロと名の付くものはよ 皆厳しい練習に耐えてきてるんだよ なんで?
金のためか? それもあるだろうが己自身の力で勝つことの喜びを知っているからだよ 
明もよー しょぼい大会でも優勝したら超嬉しいだろ それと同じだよ
そんなことは百も承知のプロ棋士がソフトの力を借りるとはどうゆう了見だい
見てる方だってよー ソフトにおんぶに抱っこじゃ 感動のかの字も生まれねーぜ 
まあ おいらは見やしねーからどうでもいいがな おそらくニコ生は派手な演出をするんだろう」

「この企画で将棋ファンが増え メジャーな競技として 世界に<SHOUGI>が広まれば
おバカな企画ですが大目に見てあげましょう でもね この企画は逆効果のような気がしますね 僕は」

Pass

[3780] 電王戦タッグマッチー3−
さっちん (/) - 2014年09月01日 (月) 08時14分

「将棋教室in片田舎」その84


「おいおい 明ちゃん 逆効果ってどうゆうこと?」

「僕は下手っぴーですけど ほら 将棋って勝てば嬉しいし負ければ悔しいでしょう でもね
勝ち負け意外に胸のすくような妙手を捻り出した時も気分良いですよね PCゲームでそんなのありますか?
電王戦タッグマッチって将棋の魅力を削り取っちゃうような気がするんです 
なんか将棋がその辺のゲームソフトと同格になっちゃうような 上手く言えないですけど・・」

「分かる 分かるぜ おいらのような認知症の一歩手前のような脳みそでもテメーの頭で考えることが面白いんだよな
詰め将棋なんな 何日も何日も考えて解けちゃうと\(^o^)/したくなっちゃうぜ ソフトの力を借りたらこうは行かん」

「ですよね これから将棋を覚えようとする人たちがですよ あのソフトはこうだ このソフトはどうなの
なんてソフト頼みにならなければいいですけど」

「すでに プロ棋士にもその兆候があるぜよ ニコ生解説でだ ポナンザの予想手は***だ 激指しは?なんて
解説してるの見たことあるぜ」

「それだけならいいですがねぇ・・」

Pass

[3781] 電王戦タッグマッチ−4−
さっちん (/) - 2014年09月01日 (月) 08時40分

「将棋教室in片田舎」その85


「なんだよ まだなんかあんの?」

「まあ プロ棋士がソフトを研究に使っているのは周知の事実なんですが タッグマッチを通して
プロ棋士なんてみんなソフトに頼っているなんてことが誤解されたまま広く認知されちゃうとまずいんじゃないですか」

「なにが都合が悪いことでもあるのけ?」

「例えばですよ 今 渡辺二冠が盛んにゴキ中を指していますが いつか劇的な新手を指したとします 
それもすばらしい妙手の そこで これまでのように指した本人が評価されるでしょうか? 
関心は渡辺さんの使っているソフトのほうに行くんじゃないかと危惧するわけです」

「なるほど おいおい渡辺はどんなソフト使っているんだ?ポナンザか?GPSか?やねうらか?なんて喧々諤々か
ってことは升田幸三賞は指した本人じゃなくて ソフトが受賞するわけだな
嫌だねぇ それじゃよープロ棋士の矜持は何に求めるんだい?」

「ねぇ どうするのでしょう 今回のことは連盟もよくよく考慮してのことでしょうから
当然いろいろな影響を考えた上での決断でしょう」

「本当に先々まで見据えての決断か? 札束積まれてクラクラとしたんじゃね 
竜王戦、名人戦に次ぐ賞金を用意させていただきます この一言だよ これに谷川や
片上がニッコリしたかどうかは知らんが ははーと平身低頭」

「またまた始まったね 善さんの見てきたような妄想が・・」

「いやいや そんなところだべ どう見たって あの会長と理事のお偉いさんが交渉上手とは見えねー
ドワンゴ主導での決定だろう 400年に及ぶ伝統文化として生き残るのか 単なるゲームの一つになっちゃうのか
おいらにゃ 分かんねーだ」

「そ、それですよ 僕が一番心配しているのは・・」
 

Pass

[3783]
さっちん (/) - 2014年09月01日 (月) 23時10分

「将棋教室in片田舎」その86

「善さん いよいよですよ」

「ん? どうかしたの 俊ちゃん」

「羽生先生の大一番ですよ! これまで幾度となくしびれる将棋を指されてきましたが
明日の糸谷戦は永世竜王位の懸かった大勝負ですからね しかも羽生先生は剣が峰
明日はこれまでになく指先が震えますよ 楽しみですねぇ」

「ちょいとお待ちなせぇ 俊ちゃんよ 明日の糸谷との戦いは挑戦権を決めるだけだろ?
タイトル保持者は鉄板流の森内だぜ 永世竜王位なんか懸かっていないぜ」

「名人戦は羽生先生の4−0でした 棋聖戦も3−0のストレート この流れからすれば
竜王戦もおそらく4−0でしょう さらにですよ今期の羽生先生ははここまで15勝3敗
一方 森内竜王は7勝10敗 逆立ちしようが 片目を瞑ろうが どこからどう見たって
挑戦さえすれば羽生永世竜王の誕生は間違いないでしょ」

「まあ おいらも羽生永世7冠を見たいんだが 羽生にも相当なプレッシャーがあるんじゃねーか
第一局の終盤のミスは羽生らしくないだろ 今回は前回以上に緊張するだろうぜ 負けたら終わりだからな
本人も永世7冠は当然意識しているだろうし いつものように手が伸びないんじゃねーか?」

Pass

[3789] 電王戦タッグマッチー5−
さっちん (/) - 2014年09月03日 (水) 08時16分

「将棋教室in片田舎」その87

「ん?何が心配なの}

「将棋連盟を支えているのは新聞社ですよね 莫大な契約金を連盟に払っています 
見返りは棋譜を掲載する権利だけでしょ どう考えても契約金は高すぎでしょう 
じゃあ 何故?って思いませんか」

「確かになぁ 竜王戦を載せているから新聞が売れるってもんでもないわな 今や ネットですぐに棋譜は見られるし
ニコ生じゃ美人女流棋士の顔は拝めるし 明快な解説付きで観賞できるもんな」

「でしょう 新聞社のメリットってあまりないでしょ 高い契約金を払う背景には文化的使命を果たしているという
自負心があるからだと思うんです その競争心(他社との)が高い契約金を維持している原動力でしょう 
しかしですよ 将棋の文化的価値が無くなったら 使命感なんて持たないでしょう 当然減額されます」

「だよな 単に将棋というゲームが上手いっていうだけの団体に金は落とせんな 
日本に深く根付いた伝統ある文化としての価値を認めているから 文化部も使命を果たしたていると思えるもんな
じゃあなにか 電王戦タッグマッチは伝統文化を貶める危険があるのか?」

「だってそうでしょ ソフトとの相談将棋ですよ どこに伝統がありますか!お遊びとしか思えません
こんな事を続ける連盟は伝統文化を守るなんて大口は叩けませんよ」

「だけどよー新聞社はどこも経営が思わしくないって言うじゃん いつまでも新聞社だけに頼っていられないだろ
どっかの企業と懇ろになるのは仕方がねーんじゃないか?」

Pass

[3797] 電王戦タッグマッチー6−
さっちん (/) - 2014年09月03日 (水) 21時36分

「将棋教室in片田舎」その88

「勿論 ドワンゴが新棋戦をやるってことには賛成ですよ その中身が問題なんです 何度も言うようですが
どう見てもソフト指しでしょ 難解な局面になればなるほどソフト予想を参考にするでしょ 
ポナンザ様 お願いです 次の一手を教えて頂戴って世間に晒すようなものでしょう」

「でもよー面白そうだから 見たいって奴もいるらしいぜ」

「善さんはオリンピックのレスリング見た? プロレスとどっちが面白い?」

「そりゃーよーこぶしを握ってハラハラドキドキしてたのはオリンピックの方だろ
プロレスは単なるショーだろ真剣勝負じゃないもんな」

「でしょ プロ野球と甲子園の高校野球ではどっちが面白い」

「プロ野球も面白いが 感動できるのは高校野球だな 負けたら終わりだし 一丸となって戦う姿は美しいぜ」

「でしょ 負けたら終わりっていう瀬戸際で 目一杯 真剣に戦う姿がいいんじゃないですか 
電王戦タッグマッチなんてプロレスの見世物と同じでしょう? ね 片上先生」

「なんだなんだ 片上って連盟の理事やってる奴か? どうかしたのけ?」

「今回の電王戦タッグマッチに一枚噛んでいる一人でしょ ブログにね こんな事を書いていました
『タッグマッチのほうも、今後どんな展開になっていくのか、ワクワクします。
自分も指してみたい気持ちはありましたので、一棋士としても楽しみです。』とね
ソフト指しをやってみたいと言い切っていらっしゃいます」

「片上って 昔なんとかオピニオンってブログを書いてだろ?あの頃はよー
なかなかはっきり物を言う若手が現れたじゃないかと思っていたんだが
すっかり 長いものに巻かれちまったな」

Pass

[3818] 竜王戦挑戦者決定戦
さっちん (/) - 2014年09月07日 (日) 21時39分

「将棋教室in片田舎」その89
「さあー泣いても笑ってもこの一局だぜ 永世7冠を懸けての挑戦権か
初タイトルを懸けての挑戦権か どっちに決るんだい?」

「僕は羽生名人を応援します おそらくですねぇ 羽生名人のように永世7冠に挑戦できるような棋士は
二度と現れないと思うんです 永世7冠王誕生の瞬間を目撃できるわけですよ 何が何でも挑戦して頂かなくては」

「おいらも羽生だな 羽生の永世竜王を見たいだけでなく 森内のど根性も見て見たいんじゃ
名人戦4−0 棋聖戦3−0 のリベンジに燃えているはずだぜ」

「それに それだけじゃなくって羽生名人はまだ王将戦や棋王戦も挑戦の可能性があるんですよね
二度目のタイトル総なめだってあり得ます」

「ところでよー 将棋には関係ねーけど 糸谷って修士なんけ?それとも博士?
まあどっちゃでもいいけど これからはDr糸谷と呼んでやろうかにゃ」

Pass

[3832] 電王戦タッグマッチー7−
さっちん (/) - 2014年09月09日 (火) 00時02分

「将棋教室in片田舎」その89

「考えてみりゃよー 米ちゃんも大変な置き土産をしてくれたもんだぜ」

「たしかに電王戦を始めたのは前の会長ですが 今回のタッグマッチ決定は現執行部でしょう 
片上理事が今日は会議 明日も会議みたいなことをブログに書いていましたから」

「電王戦で評価できるのは 第2回だけだな 後はダメだろ ハンデを付けるなんざプロの名折れだし
今度のタッグマッチはそれ以上に醜いぜ 」

「そうですよね 第1回のボンクラーズ戦では米長会長の初手6二玉がずいぶん批判されました 
第3回でのソフトの貸し出しもファンの評判はよくなかった 
結局ですねファンはプロ棋士に正々堂々と戦って欲しいと思っている訳ですよ 真剣勝負が見たいんです
そんなことは子供でもちょっと考えれば分かりますよねぇ」

「プロ棋士の間からも批判の声が出ているってことはだ 棋士会には諮っていなからだろ
こんな重要案件を数人の理事が即断して言いのかよー 谷川もよーこんなことやってるから無能なんて言われるんじゃね?」

「善さんが前に言ってたように やはりお金に目が眩んだのでしょうかね
会長!名人戦に次ぐ棋戦ですよ バーンと発表しましょう とかなんとか片上理事に言われて
おお いいですねぇ 私もね在任中に新棋戦が出来たらいいなあと思っていたんです 
タッグマッチの内容なんてそっちのけ ソフト指しの悪影響なんて考えもせずにGOサイン
見た訳ではないですが 大方こんな所でしょうね」

「だとしたら 思考停止じゃん やっぱり谷川は会長の器ではないのかな」

Pass

[3844] 電王戦タッグマッチー8−
さっちん (/) - 2014年09月10日 (水) 19時25分

「将棋教室in片田舎」その90

「しかしですねぇ ドワンゴから金を引っ張り出すにしても もうちょっと良いアイデアは無かったのですかね」

「ドワンゴなんてよ 会員を増やしたいだけだろ!? プロ棋士の尊厳? プライド? 矜持? 
こんなもんがあるかどうかわかんねーけど ドワンゴ側は全く忖度なんかしてねーだろ 
だったらよーテメーたちの手でちったー守らねーとダメだろ
担当理事自らが私もソフトを指しをしたいなんてとんでもないヤローだぜ」

「まあまあまあ 善さん そんなに熱くならなくても 理事に推されたからには 少しでも組織の懐を豊かにしようと
同時に何かの実績を残そうとお考えになったのでしょう 」

「まあな 昨年やった電王戦タッグマッチはイベントだからよーソフト指しでも大目に見てやるが
今度のは非公式にせよプロ棋戦だろ どう転んでもあの観戦記者の言う通りだわ」

「いつ頃からですかねぇ 連盟が こんな拝金主義というか守銭奴みたいなっちゃったのは」

「そりゃよー 元凶は決ってるじゃん 米ちゃんだろ」


Pass

[3853] 電王戦タッグマッチー9−
さっちん (/) - 2014年09月11日 (木) 22時58分

「将棋教室in片田舎」その91


「連盟に拝金主義を持ち込んだのは 間違いなく前の会長だべ 恩義ある毎日を裏切るような形での契約金問題だろ 
さらにだ LPSAの独立問題もとどのつまりは金じゃね?
米ちゃん自身もよ 株に手を出して失敗したりソフトの盗用疑惑と金にまつわる話はけっこうあるぜ」

「棋士としては立派だったんですがねぇ 僕は昔大ファンでしたよ 
TV解説なんかでもユーモアたっぷりに さわやかな笑顔を交えてね 格好よかったなぁ」

「そうそう そこいらへんは天賦の才とも言えるな 人を引き付ける何かは持ってたよな
それはよーおいらが思うに おいらの想像するにだ いいかい想像だからな
米ちゃんは確か末っ子だよね 兄は皆東大に行ったらしいじゃん 本人は将棋指しだぜ 
当時はよ まだ社会的にそれほどに認知されていなかっただろ 劣等感は相当あったんじゃね? 
でだ プロ棋士になって注目されるようになった時にあの発言だ 『兄たちは頭が悪いから東大に入った・・』
 植えつけられた劣等感を跳ね返すべく自己顕示に走ったんじゃないかと想像するわけだ 
園遊会での発言もそうだろう 天皇にご苦労さんとかいって欲しかったじゃね? 会長立候補や
引退前に永世棋聖を名乗ることも 議員との付き合いを吹聴したのも自己顕示のなせる業だろう 
最たるものがボンクラーズとの電王戦だな 用意周到に準備し 舞台を整え耳目を集めるだけ集めて
高らかに勝利するはずだったんだ 対局料をがっぽり手にしてな 
まあ 思惑通りには成らなかったけど 弁舌に長けるようになったのもテメーを良く見せようとするために必要だったんだろうぜ」

「ひええええー 善さん心理学でも勉強したの?」

「うむ 阪大の哲学科だよ! な〜んて訳ないじゃん 阪大は糸谷七段じゃ でだね どうもまだ在籍しているみたいじゃん
以前 卒業したようなことを言ったけど あれは取り消すわ」

「でも 米長さんは発言だけでなく 行動力も凄かったですよね」


Pass

[3859] 電王戦タッグマッチー10−
さっちん (/) - 2014年09月12日 (金) 20時01分

「将棋教室in片田舎」その92

「そうだな マメだったな でなけりゃ千人切りなんて無理だろ でもよー残念だったよな 将棋界のためにだ 
私心を持たねーでよ あれだけの行動力を発揮してたら名会長として尊敬されたのによー」

「しかし 本当にねぇ 功罪合わせていろいろありました アマチュアにもプロへの道を開いたでしょ 
女流ファンの僕としては嬉しい女流王座戦が出来たでしょ(会長の功績?)最大の功績はニコ生でしょう 
リアルタイムで観戦でき しかも解説付き プロの将棋がぐぐっと身近になりました」

「だからよーおいらがあれやこれや想像しても始まらねーだろ 誰か米長邦雄物語でも出版しねーかな もち 表も裏も
余す所無く載せてだぜ おいらは先崎学あたりが適任だと思うんだが・・」

「先ちゃんはいろいろ知ってはいると思いますが 暴露本みたいになっちゃいますから書かないでしょうね
大崎さんが書くかもしれません 週刊誌の三文記事ではないですから しっかりとした取材が必要なので
関係者の協力が得られればですけど」

「まあな おいらのように馬鹿な推測をする奴は多いだろうから 本当は何があったのか 書いて欲しいわな
ところで 今王位戦やってるだろ ニコ生中継やってないじゃん なんで?」

「どうしてなんでしょうね よく分かりません」

「こういったこともファンは疑問に持つわけよ でも情報がないだろ だからおいらようにお馬鹿な推測をしちゃうわけだ
たとえばよー 王位戦のニコ生中継がないのは 主催社と合意が出来てないからだろう 
ドワンゴが将棋を食い物にするような企画をどんどんやってみろよ 文化的使命を担っている
新聞各社の文化部は面白くねーよな・・なんて勘ぐっちゃうのよ」

「たしかにね 連盟に莫大な契約金を支払って棋戦を開いているのは新聞社ですもんね 
文化的使命を果たそうとも思わず 濡れ手に粟の商売をされちゃぁ 中継なんて結構となりかねません
そういえば マイナビ女子オープンや女流王座戦なんかも中継してないですね 僕としてはやって欲しいんですが・・」

「でだ 連盟の行く末を心配するおいらはいろいろと思い巡らすわけよ」

Pass

[3867] 電王戦タッグマッチー11−
さっちん (/) - 2014年09月14日 (日) 22時37分

「将棋教室in片田舎」その93

「へー善さんが連盟の将来を心配してるの? 例えばどんなことが心配なんです?」

「新聞社との契約更改だよ そろそろあるんじゃね? 減額される可能性が無きにしも非ずだろ そうなりゃ一大事だぜ
前会長に元凶があるとはいえ その路線を踏襲している現執行部の責任も大きいぜよ」

「ですよね 役員会などの様子は分かるわけがありませんが 今の会長さんはどうなんでしょう
積極的に連盟運営をされているんでしょうかね」

「前の会長はよーえげつないことも多かったが 主導力は半端なかったし 弁が立ったからなあ
好き嫌いは別にして 見ていても華があったわな で 今の会長さんはどうなのよ 
就位式なんか見ててもぱっとしねーな 何となく暗いだろ 
それによ とてもあちこちに指図するようには見えねーな 言っちゃー悪いけどお飾り会長じゃね?」

「ちょっとちょっと 善さん またお得意の推測ですか 憶測でそんなこと言っちゃーだめでしょ 
米長さんは目立ちたがり屋さんだったからあることないこと自慢げに書いていましたけれど 
谷川さんは控え目な方でしょ 目立たないけれどそつなくやっていると思いますよ」

「だといいんだけどよー 案外 年配の理事にやり込められてるんじゃねーかと思ってよ ほんでよー
理事選がもうすぐじゃね? 谷川は立候補するかなあ おいら 康光辺りに譲った方がいいと思うんだが」

「僕も佐藤九段は最適だと思いますが まだバリバリのA級ですからね・・
ところで 僕たち何について話しているんでしたっけ?ずいぶん脱線しちゃいましたね」

「そうだな タッグマッチの話が理事選になっちまったな まだまだ言いたいことは山ほどあるけどよー
きりがねーから おいらの馬鹿話はこれくらいで止めとくわ」


Pass

[3877] 連覇か復位か
さっちん (/) - 2014年09月15日 (月) 11時07分

「将棋教室in片田舎」その93

 
「善さん 善さん 聞きました? 清水さんがタイトル戦にでますよ 香川王将とのタイトルマッチですよ」

「俊ちゃん おいらが知らねーわけねーだろ ほらほら 市ちゃんからメールだよ 女流王将戦の挑戦権を獲得しました
善さん 応援してくださいね・・・」

「ええー本当?」

「お馬鹿だねぇ そんなこたーあるわけねーだろ あったらいいなあーとおいらの妄想だよ 
でもよー今回はチャンスじゃね? 香川のやつ調子に乗ってよー あちこちのイベントに出まくって 
肝心の将棋の方はさっぱりじゃねーか」

「いやいや 調子に乗ってるんじゃあなくて タイトルホルダーですから声が掛かるんですよ それにキュートでしょ
でも 確かに調子は悪いですね 負け越していますよ」

「ここはだねぇ 市代姐さんにガツンとやられてだな タイトル失ったほうが愛生のためだぜ 
一辺痛い目に会わねーと目が覚めないからよーまあ 市ちゃんには愛生ファンから睨まれて損な役回りだけどよ
きついお灸をすえてやって欲しいぜ」

「でも 清水さんはたいしたものですね 僕よりお歳を召されていますよ アラフィフのタイトルホルダーって
誰かいましたっけ?もちろん女流でですよ」


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[3880] 京大生
さっちん (/) - 2014年09月16日 (火) 23時40分

「将棋教室in片田舎」その94

「参ったなぁ ショックです!」

「どうしたの 明くん やけに落ち込んでいるじゃないの」

「善さん聞いてくださいよ 山口絵美菜女流3級が誕生したそうじゃないですか 
自他共に認める大の女流棋士ファンの僕がですよ この僕がね 恥ずかしいことに全くノーマークでした
研修会はチェックしてたんですがねぇ 先頭の馬に注目してたら大外から一気に捲くられた感じですよ
しかし 分からないものですね あの甲斐さんを破った石本さくらちゃんより先に女流デビューする娘が現れるとは」

「と言うかよー 今の女流棋士制度はこれでいいのか? 早い奴はよー1年そこそこ研修会で揉まれるだけじゃん
やろー いや男はよー奨励会で10年前後は修行するだろ 連盟は女流をどう見てるんだ?
集客の具としか見てないんじゃないの 内情は知らないけんど 対局料だけで食える奴って何人いる?そんなに居ないだろ
それによーイベントだって声が掛かる奴は決っているじゃん」

「女流の場合 棋力よりもビジュアルが優先されますもんね まあ 僕はその方がいいですけど」

「おいおい そういう野郎が多いとよー女流がだめになるんじゃないか? 香川を見てみろよ
美人ですねぇ 可愛いですねぇなんて書かれるもんだからすっかりその気になってカメラ目線の写真ばっかだぜ
そのことを悪いといってる訳じゃあないぜ もうちょっと将棋を頑張れと言っているんだからな 今期を見てみろよ
負け越しだぜ まったく昨年の勢いはどこへ行った」

「確かに 香川女流王将は突出して目立っていますよね それと今年から関東に移籍した えーと誰だっけ
えーっと ヤバイ思い出せない NHK杯の読み上げをやっている・・あれ?」


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[3887] 関東移籍
さっちん (/) - 2014年09月17日 (水) 18時29分

「将棋教室in片田舎」その95

「あははは 明くん 本当に女流ファンなの? 室谷だろ 今一番の売り出し中 関東に移籍して半年
 すっかり連盟の顔じゃん 室谷を忘れるなんて若くして認知症か!?」

「いやー最近ね判断力も鈍いんですよ 善さん聞いてくださいよ 昨日久しぶりに打ったんですよ 
で 上がればトップの最終局ですよ 1223456777北北北でメンホンの一向聴 上家が二萬や三萬を切るも
じっと我慢 結局流局になっちゃいましたよ」

「おい 明ちゃん お前さんは鈍いんじゃなくて 麻雀知らねーんじゃないか? 二萬や三萬なら当たりじゃねーか」

「えっえー 聴牌してたの? こんなことやってるからカモられちゃうんだなあ しかし 関東の女流もいいカモに
されてますよね NHK杯の棋譜読み上げ ニコ生聞き手 イベント出演 解説会聞き手 完璧に食い荒らされてますよ」

「おいおい 明は女流ファンだろ そんな過激なこと言っていいのかい 室谷に睨まれちゃうぞ
でもまあ 考えてみれば 渡世の世界じゃ立派なシマ荒らしだわな」

「でもね すっかり溶け込んでいる様子ですから揉める事はないでしょう」

「表向きはな 裏じゃ分かんねーぜ とばっちりを受けた奴はよーおそらく根に持つんじゃね?」

「でも そういうのも含めてプロの実力でしょうから 仕方が無いですね」

「だからよー これからの時代 女流は将棋の実力意外にも聞き手の能力も必要だわな
その点 市ちゃんやようたんは言うこと無しだぜ」

「聞き手としての力だけなら藤田初段もいけてますよ 聞きやすい声だし 話題も豊富
解説しやすいように うまく話をまとめたり振ったりすることが出来る 市ちゃんの次は綾ちゃんだと思います」

「おうおう そーだな その娘は上手い 2番手が室谷か 3番手に香川を押したいんだがイマイチだなー
もうちょっと自然体ですらすら話せないとダメだな まあ 慣れる事だな しかし うかうかしてると
数年後には紅が出てくるだろ なかなか生存競争は大変だなこりゃ」


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システムメッセージ (/) - 2025年01月31日 (金) 03時33分

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