イ・ビョンホンがグループのグラム・のダヒとモデルイ・ジヨンの50億脅迫の波紋に包まれて降った矢はイ・ビョンホンを脅迫した女性たちではなく、イ・ビョンホンに向かった。大衆は女性たちがどんな判決を受けることになるかよりもイ・ビョンホンが言ったという、性的冗談と不適切な関係にさらに焦点を合わせた。告訴をした人は、イ・ビョンホンであり、された人は相手側女性で善し悪しを問い詰めようとするなら相手方の誤りで起きた事案だったが大衆が今回の事態を見守る観点は全く違った。
モデルイ・ジヨンと恋人関係だったという事実をイ・ビョンホン側は絶えず否定したが、イ・ビョンホンが結婚後もこのようなスキャンダルを作り出したという事実とイ・ジヨンと私的な間柄だったという情況証拠は大衆の視線を冷ややかにさせた。大衆には今回の事案が'脅迫'事件ではなく、芸能人の'私生活'と'不倫'に関連した事件だった。
これまでいろいろなトラブルに巻き込まれたイ・ビョンホンだったが、これまで一寸の汚点もしなかったイ・ビョンホンは今回の事件で多くの非難や叱咤を甘受しなければならず、自筆で謝罪文を掲載するなど、異例的な行動をしたが、結局、そのイメージを回復するには失敗した。
以降、イ・ビョンホンの全ての活動にブレーキがかかった。ドミノのようにすべての事件が関連して起きてイ・ビョンホンという名前だけが上がってきても大衆の非難の程度は激しかった。
一応イ・ビョンホンを脅迫したダヒは14回の反省文を提出したが、反省文を提出するたびに記事化となる。反省文という名前だが反省文の内容よりはイ・ビョンホン事件をもう一度想起させる起爆剤になっているのだ。
裁判から出た証拠も話題にのぼる。 イ・ビョンホンがイ・ジヨンとやりとりしたというカカオトーク内容とイ・ビョンホンとの対話の内容などは速やかに記事化され、これはイ・ビョンホンがイ・ジヨンと不適切な関係という疑いを確信に変えた媒介体となった。
さらにエネス カヤの不倫説にも大衆はイ・ビョンホンの名前を取り出す。 ‘不倫の代名詞’という認識が打ち込まれたことはイ・ビョンホンの俳優人生において最も大きい傷だ。 これまで多くの俳優らと艶聞をばらまいてさらに一般人女性に告訴される事件まであったがイ・ビョンホンがこのような傷を受けたことはなかった。
この傷はイ・ビョンホンの俳優生活において最も大きい汚点だ。ハリウッドに進出し、韓国俳優の自尊心を立てたという評価を聞いたイ・ビョンホンはもうこれ以上関心の対象にならない。イ・ビョンホンが出演したという<ターミネーター5>は、もう誇らしい名前ではない。予告編が公開されたが、期待されるという反応は探し難い。むしろイ・ビョンホンの私生活に対する非難だけが存在する。
イ・ビョンホンと主演女優のチョン・ドヨンが主演した映画<ヒョムニョ;刀の記憶>は、公開前から議論となっており、イ・ビョンホンが広報に積極的に参加できなくなり、難航することになった。さらに大きな問題はこの映画が大衆的な反応を得るのに失敗した際、すべての責任がイ・ビョンホンに戻る公算が大きいということだ。イビョンホンに向けられた負担感は想像以上の結果に戻った。
それだけではない.配偶者であるイ・ミンジョンの進退と反応まで話題になった。イビョンホンの不倫説によってイ・ミンジョンが公式の席に出席するかどうかという問題から活動を再掲する今後の活動にも影響を及ぼすことになったのだ。まるでバタフライ効果のように告訴事件に始まった事件が、今は取り返しのつかない状況に至った。
イ・ビョンホンがこのような私生活の醜聞を克服する方法はそれにもかかわらず、成功することだ。 <ママ>に復帰したソン・ユナが大衆の冷たい視線を乗り越えて演技力と興行力を見せて俳優としての価値を証明したようにイ・ビョンホンも、やはり自身の価値をもう一度証明する必要がある。
韓国芸能界でスターに高い道徳性が要求されるのも事実だが芸能人にとって私生活の影は俳優の価値として克服できるかもしれないことが事実だ。 私生活は絶えず思い出されない。 時間が経てば退色することができる。 しかしイ・ビョンホンが得た傷を克服することが現在としては容易に見えはしないのも事実だ。
何より重要なのはイ・ビョンホンが同じ失敗を繰り返さないことだ。 奈落に落ちたイメージを回復するのは全てイ・ビョンホンの役割に戻った。 大衆の信頼を破った有名人が耐えられなければならない荷物は思ったより大きい。 イ・ビョンホンは今回の事件で50億よりさらに貴重な大衆の信頼を失ってしまったとしても過言ではない。
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「ターミネーター5」にも注がれた非難、イ·ビョンホンが失った 50億よりも大きいこと