> 私は、奨学金等で援助してもらいつつ全日制高校に通う２年生です。
> 高２を修了したら学校をやめ、それかすぐにでもやめて、
> 次の第一回試験を受けようか迷っています。
> 理由は、こんな試験があるのに高校を３年間通う必要もないですし、授業料も無駄です。
> それにやりたいことがたくさんあって、
> 世界を知りたいので自分の力で日本一周や海外留学か海外一人旅など。
> 一年後には哲学科の大学に進みたいです。
若いときは、誰でもこう思うものです。ふざけているとは思いません。ただそれは「社会」を知らない、経験していないのですからやむを得ません。
>自分の力で日本一周や海外留学か海外一人旅など。一年後には哲学科の大学に進みたいです。
「今」の段階でやりたいことというものは、自分の力だけで実現できるでしょう。働いてお金をためて、そのお金で海外に留学したり一人旅に出たりなど。
しかし、普通に考えれば人生は７０〜８０年あります。大学を卒業した後、５０年くらいは生きていく訳です。
その５０年をどうやって生きていくのかについて、考えたことはありますか。
つまり、「日本一周や海外留学か海外一人旅など。一年後には哲学科の大学に進みたいです」という、その後です。定職にも就かず、一生のすべてを放浪の旅で過ごすのなら、それでも構いませんが、就職して、結婚して、子供を育てて、という社会生活を営むのでしたら、自分１人の力では決して生きていくことはできません。様々な人々との関わり合いを持っていく必要があります。
小・中・高と学校で学びながら生活していくということは、様々な人間関係を築き、経験していくためでもあります。
そのような経験を経ずして（途中で放棄して）社会へ出ようということは、マイナスになることはあっても、決してプラスにはならないでしょう。
今、２年生ということですから、あと１年半ほどのことなので、高校を卒業してから、「自分探しの旅」に出ても、その期間がもったいない、というほどのことでもないと思いますよ。