またまた遅れてですが、レポします。
ソニン・キム、浅野エレン、桑原ジジが初見でした。
ソニンちゃんは役に入りこんで、公演後自分に戻るのに時間がかかると聞いていましたが、これほどとは!と思うほど凄かったです。殺されそうなタムを守る場面とか、キムの状況を考えると、これくらいの必死さもありかもと思いました。2幕は場面が3年前と行ったり来たりしますが、上手く演じ分けてると感じました。熱のこもったソニン・キムだからこその井上クリスとの融合は…、一夜を共にした後、「死んだ方がいい」と飛び出していこうとするキムをクリスが引き止める場面で、クリスが後ろからキムを抱きしめる形になったので、井上君ファンにはキュンとして、たまらないなぁと思いました。エンジニアとしては2幕、「奴はどうした〜、引っ掛けたのに〜、な〜ぜ逃がした〜」と飛び込んできたところで、キムがタムが眠るベッドのカーテンを閉めちゃったので、後で「見ててやるよ、この金づる」の前にエンジニアがカーテンを開けるという展開になりました。ソニン・キムはいつもそうなのでしょうか?にぎやかなエンジニアが来たところで、静かに寝かせておこうという母心、ありかもしれませんね。情熱的なソニン・キムと泉見トゥイの組合せを早く観たいと思いました。
浅野さんは、念願かなったエレン役ということで、すごく大事に演じられているという印象でした。2004年のミミではわからなかったですが、とても歌がお上手ですね。
筧さんはまたノリノリで、劇中も欽ちゃん飛びを2回しましたし、「俺が仕掛けたクイ〜ン」ではアメドリ金髪ガールズみたいに横たわった状態で片脚を開き上げながら、桂三枝風『いらっしゃ〜い』と言ったり、バンコクでは岡ジョンにズルズルと引きづられて、岡さんもちょっと苦笑しそうな感じでした。
オーナーとのやり取りはオーナーが可笑しくて「混血野郎!」と言った後♪混ざった血の絆〜とナゾのメロディを口ずさみながら消えていき、筧さんが苦笑でした。
アメドリは一つ一つの動きに力がいつもより入ってるのを感じました。
今年はこのセリフにも♪が!?と感じるように歌中心にこられてますが、最近は2004年に多かったお楽しみポイントも増やしてきているのを感じます。日々あれやこれやとひねってきていて、ますます今後が楽しみです。
カテコは最後にまたまた井上君に中央に引き出された筧さん。照れくさそうに中央でお辞儀をすると、井上君はじめ他のキャストから「ヒューヒュー」と冷かしの声が起こり、恥ずかしそうに消えていきました。1幕のクリスにキムを引き合わせたところで、冷やかすエンジニアとは立場が逆転した感じでした。
プログラムが今年の劇中写真入りとなりましたが、筧エンジニアの素敵な写真が載ってますよ〜