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[59]すずめばちについて 投稿者:管理人 [RES]
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すずめばちに刺されないための注意 最近、全国区でスズメバチに刺され毒による死亡が報道されております。 野田学区ではまだスズメバチによる事故はありませんが、夏休み明けには野田小の鉄棒付近でスズメバチの巣が発見され、児童センター脇の通学路のアパートの植え込みにも巣が発見されました。いずれも発見後即駆除されていますが、すずめばちはまだ飛び回っております。そこで、家族でスズメバチの危険性や対処の仕方についてもう一度お話しされ、被害に絶対あわないよう確認願います。
スズメバチ類は巣の防衛行動をもつため、巣から10m以内に近づくと警戒行動をとり接近者の周囲を飛び回ります。接近者はその時点で早急にその場を離れること。 次の段階としてスズメバチは左右の大顎を噛み合わせて打ち鳴らし、「カチカチ」という警戒音を出し威嚇してきます。それでもその場に留まったり、巣の近くを通る等の刺激を与えると集団で攻撃されます。 オオスズメバチやキイロスズメバチは巣への接近者を突然攻撃してくる場合があるので、近寄るのは大変危険です。特にオオスズメバチは多くのスズメバチ類が基本的に自らの巣のみを防衛するのに対し、夏季には、くぬぎなどの樹液の浸出部を、樹液を成虫の餌とするため同じ巣のメンバーで占拠した場合、自らの巣と同様に浸出部を防衛行動の対象とします。また秋季には、集団攻撃によってみつばちや他種のスズメバチの巣を襲撃し、反撃するその成虫を根絶や死にした後、それらの巣から幼虫や蛹を自分たちの幼虫の餌として搬出するという行動をとりますが、行動中はそれらの巣もまた自らの巣と同様に防衛行動の対象とするので、危険です。 さらにオオスズメバチが他種のスズメバチの巣を襲う秋季も、多くのスズメバチ類がオオスズメバチへの警戒態勢を強めて巣の防衛行動を強く活性化させていることから、注意を要します。 香水や黒い服もスズメバチを興奮させるおそれがあるので、夏・秋に山や森に行く場合は香水や黒い服を控えるべきです。というのも、香水には、しばしばスズメバチ類の警報フェロモンと同じ物質が含まれているからです。特に多くの果物にも含まれている2-ペンタノールは、オオスズメバチの場合最も活性が強いとされています。また、黒い服は、スズメバチ類がしばしば幼虫や蛹の捕食者として攻撃標的とするからです。ヒトを含む大型哺乳類の弱点が黒色部分(眼や耳孔など)であることから、黒色あるいは暗色部分を識別することによって攻撃行動を活発化させる行動特性を刺激すると考えらています。 また、防護服などは概ね白いが、だからといって白い服なら絶対安全というわけではありません。例えば夜になると、逆に白い服は攻撃されやすいとされる。これは、色のコントラストが強いものに反応している為と考えられています。 また、バーベキュー等アウトドアでの飲食する場合に散見されるのは、飲み残しや飲んでいる最中に一時手を離して放置された清涼飲料水やアルコール飲料の缶内にスズメバチが潜り込み、再度飲もうとする時などにこれに口などを刺される事故です。スズメバチは成虫の活動に必要な糖分を求めてビールやいわゆる缶チューハイと呼ばれる一連のアルコール飲料や、各種清涼飲料水に誘引されるので、飲まないときはクーラーボックスにしまう、缶入り飲料を避けるなどスズメバチを寄せ付けないよう注意を払うことが大切です。また、後で同じ場所を利用する方のためにも飲料の空き缶やゴミは必ず持ち帰るなど優しさがほしいものです。 また、はしご系神経系構造なので、腹部のみの死体でも触ると反応して刺してくるため、触らないようにしてください。
投稿日:2009年10月06日 (火) 09時58分
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