|
投稿日:2021年02月06日 (土) 06時52分
 |
今朝はわが短歌集「絵のない画集」より (平成8年1月〜9年3月)
《キャンプ&スキー》 ・この真冬にテントを張りてスキーとは、妻は諦め野菜を刻む ・この冬は白樺林と定めたり雪踏み均しテントを張りぬ ・雪積る白樺林は別天地風音のほか聞こゆるものなし ・白樺の林の中は暖かき日差しを受けて雪凹みをるなり ・真夜近く仕事終わりし友ら来る雪を踏み踏み酒携えて ・汝がテントで飲む酒旨しと異国人ら湯気立ち上る鍋を囲みて ・風冴えて暖房の火も幽かなり蓑虫宜しく寝袋に入る ・リフト券売場の女性吾を見てシルバー券ね、さりげなく言う ・昼前にリフト10回こなさむと歳を忘れてガンガン滑る ・吹雪く中テントたたむもそこそこに山を下れば春日和なり
《失敗もあり》 ・わがテント疾風(かぜ)に煽られ舞い上がり路上に落ちて往来塞ぐ ・テント追ふ吾の姿を車窓よりもの珍しげに人眺めたり
以上ご粗末でした。
|
|