T-10乗り
センタースプリングの交換ですか〜
効果は主に3つでしょうか。
1つ目は、変速タイミングが変わること。
ドライブフェイス側はW/Rが遠心力で移動することにより、フェイス幅が変わります。
高回転になればフェイス幅が狭くなってVベルトを押し上げます。
これに抵抗する力がセンタースプリングで、W/Rの遠心力と引っ張り合いながら変速するわけです。
強いセンタースプリングに交換すると、そのままのW/Rの遠心力では変速しにくくなりますので、変速タイミングは遅くなってエンジンの回転数は上昇します。
簡単に言えばW/Rを軽くしたのと同じです。
2つ目は、強いセンタースプリングに交換するとVベルトを挟む力が強くなります。
スプリングが強いんですから当たり前ですよね。
エンジンをパワーアップしたり、W/Rを軽くして高回転で加速重視にしていると、加速時にVベルトが滑ってしまう場合があります。
こういう時はセンタースプリングを強くしないといけません。
ただ、Vベルトを強く挟むということは、回転抵抗になるのでパワーロスにもなります。
あまり強すぎるのも無駄ということですね。
3つ目は、強いセンタースプリングに交換するとトルクカムによるシフトダウン効果が出やすくなる、ということです。
中華GY6のノーマルトルクカムではぜんぜん効果は変わりません。
しかし社外トルクカムや、スペーシーのトルクカムに変えている場合には、アクセルを開けた際のシフトダウン効果が強くなります。
カスタムメニューの駆動系、「ムーバブルドリブンフェイス変更&センタースプリング変更」の所に詳しく書いていますので、良かったら参考にしてみてください。
[27]2015年11月01日 (日) 22時37分